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2019-05-27 10:30 | カテゴリ:インカレ
学生三大全日本へのステップである関東学生ヨット個人選手権大会は、5月だというのにまるで真夏とも思える気候の中、オールラウンドのコンディションで予定の8レースを消化し、決着した。
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【95艇のスタートシーン】

大激戦となった中で、トップ2回を含む安定したレースを展開した新谷惟斗/服部勇輝(日本大)が、見事優勝に輝き、決着した。

※入賞(6位)チーム及び、蒲郡全日本個人戦進出チーム(18位)は、以下の通りである。




※【470級全日本進出チーム】(※95艇)

※逆転優勝!
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【95チームの頂点に!優勝した新谷/服部ペア(日本大)】

①新谷 惟斗/服部 勇輝  (日本大)   28点(4-5-1-(22)-9-3-5-1)
②高宮 豪太/久保田 空  (慶應義塾大) 29点(7-(10)-7-4-1-2-4-4)
③小倉 晴太/横井 駿   (明治大)   33点(6-3-(13)-1PTP-8-7-3-2)
④田中 美紗樹/新井 健伸 (早稲田大)  42点(3-2-5-2-25-4-1-(BFD))
⑤本多 佑基/中村 大陽  (日本大)   44点(1-19-4-3PTP-2-6-6-(BFD))
⑥小木曽 涼/樫本 達真  (慶應義塾大) 59点(15-7-(16)-14-5-5-7-6)
⑦小柳 倫太郎/山田 開斗 (日本大)   66点((19)-14-19-10-4-1-15-3)
⑧花井 静亜/鈴木 真人  (明海大)   72点(5-11-21-15-3-8-9-(BFD))
⑨柳内 航平/兼子 烈   (慶應義塾大) 73点(12-3-9-16-19-9-2-(BFD))
⑩倉橋 直暉/吉村 大   (早稲田大)  85点((39)-9-6-5-17-30-11-7)
⑪西村 宗至朗/松本 健汰 (早稲田大)  86点(8-1-15-(36)-10-19-12-21)
⑫榊原 健人/岩田 慧吾  (中央大)   88点(9-24-18-12-7-10-8-(BFD))
⑬玉山 義規/出本 稜太  (慶應義塾大)102点(11-33-2-11-15-13-17-(39))
⑭小泉 凱皇/嶋田 篤哉  (早稲田大) 109点(14-23-(25)-21-18-18-10-5)
⑮持田 春樹/濱野 舜斗  (日本大)  113点((37)-8-27-8-20-12-30-8)
⑯佐香 将太/上園田 明真海(早稲田大) 125点(10-17-3-39-24-21-(44)-11)
⑰千葉 康貴/守屋 晴喜  (明海大)  128点(17-(31)-31-24-14-16-14-12)
⑱小西 健治/中村 海一  (中央大)  131点(2-13-24-(BFD)-11-26-18-37)

※全日本進出チームの皆さんおめでとう!続いて総括。




※【レース推移】

5/25 天気・晴れ 最高気温30℃ 風向風速210-195° 2-3m/sec
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【上位陣は実に安定したスコアでまとめていた】

朝からうだるような暑さ、シーブリーズになり風も上がるかと期待されたが、思ったほど上がらない。それでもこの日は3レース実施。

これだけの大フリートともなれば、いかにスタートで早く抜け出すかも重要であるが、初日3レースでトップに立ったのは、好調の新谷/服部(日本大)と、女子スキッパー優勝の快挙を狙う田中/新井(早稲田大)が同点首位スタート。

※3位以下は既に二桁順位を取っており、上記2チームが好スタートを切ったと言える。また第③レースでBFD大量排除されたものの、実力上位チームはそれを回避し、冷静な判断をしているのが印象的だった。


5/26 天気・晴れ 最高気温31℃ 風向風速220-210° 3-6m/sec
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【総合5位入賞の本多/中村ペア(日本大)。積極的に攻めていた】

この日も昨日同様に風が期待できないと思いきや、徐々に風速が増し最大5レース実施。

第④レースでは、初日3位スタート明治大のエース・小倉/横井がトップフィニッシュ。そしてカットが入る第⑤レースでは同5位スタートの高宮/久保田(慶應義塾大)がトップフィニッシュとなる。

しかし初日首位の新谷/服部(日本大)、田中/新井(早稲田大)は、それぞれ二桁順位を叩いてしまい、トータルでは初日4位スタートの本多/中村(日本大)が首位に立つ。以下、田中-小倉ー新谷ー高宮この5チームの優勝争いとなり、後半戦に突入する。

O機が上がるほどの風速となった第⑥レースでは、ルーキー小柳/山田(日本大)が会心のトップフィニッシュ。続く第⑦レースでは、田中/新井(早稲田大)がトップフィニッシュとなり、快挙達成に王手をかける。

※【第⑦レースまでの暫定順位】

①田中/新井  (早稲田大) 17点(25)
②本多/中村  (日本大)  25点(19)
③新谷/服部  (日本大)  28点(22)
④高宮/久保田 (慶應義塾大)29点(10)
⑤小倉/横井  (明治大)  31点(13)
※カッコ内数字はここまでのカット点数

最終となった第⑧レースでは風速もこの日MAXの6~7m/secとなり、決着をつける絶好のコンディション。上位陣は田中、新谷、高宮、小倉が前でレースを進める熾烈な展開。本多は出遅れ、この時点で脱落(BFD)。

新谷-小倉の順でフィニッシュ。高宮4番手、田中は5番手フィニッシュで田中/新井の優勝か?と思いきや、痛恨のBFD。新谷/服部が逆転優勝となり、高宮/久保田が準優勝、小倉/横井が3位、田中/新井が4位、本多/中村が5位、そして6位には2日目追い上げた小木曽/樫本(慶應義塾大)が入り、決着した。




※【全体総括】

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【的確なレース判断!優勝した新谷/服部ペア(日本大)】

オールラウンドのコンディションとなった今シリーズであったが、激戦を制したのは新谷/服部であった。勝因は初日の首位スタートはもちろんのこと、無理せずレースを進めていたことも栄冠につながったのではないだろうか?
スキッパーの新谷は、江の島ジュニア出身。ユース時代は特筆した成績ではなかったが、センスがあるセイラーの印象を持っていた。1・2年生はレギュラーとはなれなかったが、今季急成長し、私も期待していた。

またクルーの服部は土浦日大高出身、私自身の後輩でもあるのでよく知っているが、高校時代は練習不足もあり、上位へは食い込めなかったが、大学入学後は玉山千登などに鍛えられ大きく成長、昨年も宮野菜々のクルーとしてチームを牽引、そして全日本ではスーパースター高山大智のクルーとして個人成績トップと同校トップクルーの存在でもある。

春インカレは早稲田・慶應に敗れはしたものの、この優勝で個人的スキルが高いことも自信に繋がったといえるのではないだろうか?

同校からは、優勝戦線に残った本多/中村、インターハイ準優勝ルーキー小柳/山田が7位、そして持田/濱野が15位と健闘、以上4チームの通過は懸案だった3番艇の有力候補も出現し、チームとしても今後のレースでの期待できる内容だったのではないだろうか?


※4艇通過!
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【惜しくも準優勝!しかし強かった高宮/久保田ペア(慶應義塾大)】

1点差の準優勝となった高宮/久保田(慶應義塾大)は、敗れはしたものの、最低順位が10位と実に安定していたレースを展開。こちらも強いレースだったと言えるのではないだろうか?団体戦ではこの安定性が重要だ。慶應のエースとしてさらに大きな存在になったことは間違いない。

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【6位入賞の小木曽/樫本ペア(慶應義塾大)】

なお慶應からは小木曽/樫本が6位入賞、柳内/兼子が9位、そして期待のルーキー玉山/出本が13位と見事4艇の通過を果たした。


※トップクラスに浮上!
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【3年生から二年連続主将!3位の小倉/横井ペア(明治大)】

3位の小倉/横井(明治大)も全日本で優勝を狙えるレースを展開したのは見事であった。しかも通過はならなかったが、川口/鈴木などにも指示したりしている姿も見受けられ、団体戦を見据えていたことは、秋は上位進出を予感させるそんな行動に見えた。


※やはり強い!
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【全日本では優勝候補筆頭となることであろう田中/新井ペア(早稲田大)】

そして快挙とならなかったが、田中/新井(早稲田大)の強さはやはり際立っていたのではないだろうか?微妙だったBFDも救済は求めず潔く撤退、この教訓が必ず全日本では生かされ、快挙達成のステップになったことは間違いあるまい。

早稲田は田中ペアのみ入賞であったが、ルーキー倉橋/吉村が10位、西村/松本が11位、小泉/嶋田が14位、そして佐香/上園田が16位と計5艇の通過となったことも選手層の厚さを示したのではないだろうか?


三強以外では明海大が花井/鈴木の8位を筆頭に2艇通過。中央大からは榊原/岩田の12位を筆頭に2艇通過となり、以上6校18チームが全日本進出となった。

今回の470級は上位校が席巻したシリーズとなったのではないだろうか?また昨年のインターハイ上位スキッパー小柳倫太郎(日本大)、玉山義規(慶應義塾大)、倉橋直暉(早稲田大)ルーキーTOP3が通過したのも印象に残るシリーズであった。





※【最後に・・・】

今回に限らずいつも思うことなのだが、運営に参加して頂けるOBの少ないことが大変問題である。もちろん学連側にも問題があるのは当然であるのだが、特に現在のコースは、トラぺゾイドやゲート設定もあり、非常に難しい設定となっているのは皆さんご存じの通りである。
ここで私からのお願いでもあるのだが、特に上位校出身のレースを知っている若手OB・OGの皆さん、運営に参加してくれないだろうか?もちろん毎回参加する必要はない。可愛い後輩たちの為にも是非とも協力して頂きたい、そんなことを思う今回のシリーズであった。


※再来週6/8-9はスナイプ級が開催される。(全日本女子予選は470級)


以上




※【第28回全日本学生女子ヨット選手権関東予選】
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【実に強かった!加藤/秋岡ペア(明海大)】

加藤凡尋/秋岡なおみ(明海大)が軽風域で抜群のスピードを見せ、5連続トップと圧巻のレースを見せトップ通過。上位12位まで全日本進出確定。

※全国で35艇に満たない場合は、13位以降も出場できる可能性があることを付け加えておく。成績表は以下の通り。

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