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2016-12-26 13:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
2016年ラストを飾る第29回全日本420&第34回全日本FJは、天候にも恵まれ、両クラス共に予定の8レースを消化し、閉幕した。
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【両クラス合わせて100艇が集まり、インターハイさながらの全日本大会となった】

ユースセイラー達が屈指の難海面をどう攻略できるのか?がポイントであり、上位陣が集結した全日本420では荒れ模様であったが、インターハイ優勝の西村宗至朗/蔵田翔也(大阪・清風)が抜け出し、見事インターハイ・全日本の二冠達成。

女子部門では、ナショナルチームでも活躍中の原田小夜子/今村瑠菜(長崎県セーリング連盟)が、高校生達の挑戦を退け、見事タイトルに輝いた。

U-17部門では、高校ヨット部としては新鋭校ながらレース毎に成長している谷口龍帆/伊藤百矢(三重・津工業)が、総合3位と文句なしのU-17部門優勝となった。

全日本FJでは、カットを除きオールトップと明らかに格の違いを見せ付けた島本拓哉/實方美優(千葉県セーリング連盟)が、見事優勝となった。

※入賞チームは以下の通りである。



※【第29回全日本420級ヨット選手権最終成績】(参加75艇)

※インターハイ・全日本二冠達成!
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【レース運びの上手さが光った西村/蔵田ペア(清風)】

①西村 宗至朗/蔵田 翔也 (清風)    20点(2-(31)-1-1-3-4-2-7)
②蜂須賀 晋之介/岩村 直弥(霞ヶ浦)   34点(4-(23)-3-20-1-2-1-3)
③谷口 龍帆/伊藤 百矢  (津工業)   39点(2-2-(13)-5-10-1-10-9)
(※U-17優勝)
④原田 小夜子/今村 瑠菜 (長崎県セ連盟)40点(14-1-7-4-1-(28)-8-5)
(※女子優勝)
⑤石川 航 /石松 慶彦  (中村学園三陽)41点(10-8-1-3-7-4-(21)-8) 
⑥佐藤 海志/中野 亮   (大島海洋国際)42点(12-(35)-4-3-2-6-3-12)

※規定数を上回った為、2フリートで実施。最終日はゴールド・シルバーフリートに振り分け、順位を決定。


各校新体制になっての本格的なビッグレースであったことから、全日本でありながら新人戦の様相となった今シリーズ。展望でも述べた通り、今年の全国戦線において下級生の活躍が目立ったことから、どのチームが優勝するのか?には特に注目していた。学校別に挙げてみれば、清風・霞ヶ浦・光・中村学園三陽の中から優勝チームが出ることは間違いなかった。

しかし初日のレースは軽風域。さらに前日、降雨の影響もあり、荒川・江戸川の河口部に位置するこの海面は、若きセイラー達に試練を与える。案の定、レースは大荒れ。有力チームは早くも爆弾(カットレース)を抱えることになり、このことがレースを左右する重要なポイントとなった。

気温がぐっと下がり、強風域のレースとなった2日目は④レース実施。実力の差が明らかに出はじめる。その中でインターハイチャンピオンの西村/蔵田(清風)が、完全に抜け出し他は苦しくなる。最終日も堅くまとめ、見事インターハイとの二冠を達成した。

準優勝には後半追い上げた昨年のU-17優勝・蜂須賀/岩村(霞ヶ浦)、3位には谷口/伊藤(津工業)が入った。

ベスト10には、レース経験あるチームが上位を連ねたが、その中で谷口/伊藤ペアの健闘ならびに佐藤海志/中野 亮(大島海洋国際)が、このメンバーで6位入賞したのは殊勲に値するだろう。

来年へ向けては、西村を中心に熾烈な戦いが待っていることだろう。この冬季期間中に各チームがどこまでレベルアップできるのか?が非常に楽しみである。
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【U-17優勝の谷口/伊藤ペア(津工業)、着実にレベルアップしている注目のチーム】

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【母校の指導を兼ね出場した女子優勝の原田/今村ペア(長崎県セーリング連盟)】



※【第34回全日本FJ級ヨット選手権最終結果】(参加31艇)

※貫禄のパーフェクト勝利!
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【高校生に付け入る隙を与えなかった島本/實方ペア(千葉県セーリング連盟)】

①島本 拓哉/實方 美優  (千葉県セ連盟)7点((2)-1-1-1-1-1-1-1)
②松本 飛龍/狩野 弁慶  (霞ヶ浦)  28点((14)-5-2-7-3-6-2-3)
③蓮 千鶴 /鈴木 せいら (霞ヶ浦)  34点(5-6-9-2-7-(13)-3-2)
(※女子最高位)
④野口 柳太/岡田 和也  (霞ヶ浦)  40点(6-7-(DSQ)-6-2-8-5-6)
⑤川口 莉子/吉田 鈴菜  (長崎工業) 45点(3-3-10-10-11-(19)-4-4)
⑥横川 響平/秋田 理央  (慶應義塾) 49点(10-(18)-6-3-4-4-11-11)

※前述の通り、島本/實方が圧勝したが、島本は大学生になってから大きく成長した注目すべきセイラーである。早稲田大全日本インカレ連覇の立役者となり、現在は社会人として、母校の指導にも顔を出す。

クルーの實方は、今年のインターハイで3位とメダル獲得。そしてスキッパーが島本とはいえ、高校ヨットの最後に有終の美を飾れたのは立派であろう。
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【女子最高位の蓮/鈴木ペア(霞ヶ浦)】

そして2~4位を独占したのは霞ヶ浦勢であった。島本に太刀打ちできなかったのはまだまだの印象は拭えないが、来年へ向け好スタートを切ったと共に、さらなるレベルアップに期待する。


※今回、420・FJがタッグを組んだことで、盛り上がった大会となったことは、とても良かったのではないだろうか?新体制になっていきなりの全日本大会は(選手にとっては)少し時期が早いのかもしれないが、年末の風物詩として定着することを祈るばかりである。

来年もユースセイラー皆さんの活躍を祈る!


以上

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2016-12-20 17:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
※クリスマス東京決戦!

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【レース海面近くに存在する東京の新しい顔「東京ゲートブリッジ」】

2016年も残すところ10日余りとなったが、この年末にはユースセイラーにとってのビッグイベントが開催されようとしている。

全日本420&全日本FJが開催される(12/23~25・若洲ヨット訓練所・8レース制)

今年は2つの全日本が共催となり、まさしくインターハイいや、それ以上に注目されるレースとなることは間違いないだろう。早速簡単ではあるが、解説していこう。



※【全日本420級シリーズ展望】

全日本420には、3クラスの表彰対象があるが(OPEN・LADIES・U-17)、ここではOPENを中心に解説することにする。

10月に岩手国体が終わり、各校新体制で臨む重要な大会であり、世界選手権の選考も兼ねることから全国から74艇のエントリー。しかもエントリーリストをみると上位クラスの多くが名を連ねており、来年へ向けても興味深い一戦となる。

今年のインターハイ・国体戦線では、下級生スキッパーの活躍が目立ち、その筆頭に挙げなくてはならないのがインターハイ優勝の清風(大阪)勢となる。西村宗至朗/蔵田翔也ペアは、先日の唐津西日本420で4位とまずまずの成績。そしてもう一艇の藤原達人は西村のクルーであった平井徳輝と組み、10位とこちらもまずまずの成績ではあったが、本人達は満足してはいないだろう。この全日本では清風旋風を巻き起こすことができるのだろうか?

その西日本420で準優勝と西村を上回ったのが、尾道佳諭(山口・光)だ。今大会は満を持してユースワールド帰りの三浦 匠とペアを組み、必勝体制だ。まさに優勝候補筆頭であろう。
U-17部門では西日本6位の小泉凱皇/河村 諒が優勝を狙う。後述する倉橋との優勝争いとなるだろう。

同大会で3位入賞となったのが本多佑基/上田健登(福岡・中村学園三陽)だ。インターハイは5位入賞と本人達にしてみれば悔しい結果ではあったものの、実力は上位クラスなのは証明済みである。
三陽勢は計5艇出場するが、U-17部門では1年生ながら国体4位となった倉橋直暉/河津優理が登場。まず上位候補であることは間違いないだろう。

ここまで西日本勢ばかり目を向けてきたが、東日本勢はどうなのか?といえば、インターハイ4位・国体準優勝・そしてオリンピックウィーク併催となった東日本420でマレーシア勢に敗れはしたものの、日本チーム最上位の蜂須賀晋之介/岩村直弥(茨城・霞ヶ浦)が初優勝を狙う。

同大会で蜂須賀に続いたのは小木曽 涼/兼子 烈(神奈川・慶應義塾)である。このペアはインターハイではFJ級で準優勝と活躍、420でも上位を目指す。

実質的に引退している3年生にも有力選手が存在する。インターハイ・国体3位と特に地元国体では、大きな期待に応えた佐香将太/長澤 慶(岩手・宮古)が3年生の意地を見せ、有終の美を飾る。

そして全日本は、誰でも出場できることから、社会人・大学生のチームも存在している。先日の全日本スナイプで悲願のタイトルを奪取した大井祐一/高宮豪太(辻堂加工)も出場予定であり、大いに盛り上げてくれるであろう。

女子選手権の対象は17艇であり、実績最上位はインターハイ5位・国体8位両大会入賞の長岡叶子/森 七海(香川・高松商業)となる。先日の西日本にも出場しており7位と健闘。順当にいけば女子優勝は濃厚だろう。

また東日本で4位の杉浦春香/稲吉風生(愛知・碧南)や、積極的なレースを見せ大きな可能性を感じさせる中山由菜/高田彩良(佐賀・唐津西)が絡めるのか?がポイントである。


※他にも注目の選手が多数存在し、熱きレースになることは間違いないだろう。


※全日本420級エントリーリスト




※【全日本FJ級選手権展望】

来年のインターハイを最後に種目から外れるこのクラスは32艇のエントリーと、寂しさを感じるが、これは致し方ないだろう。主に関東勢が中心のエントリーだが、メンバーを見る限り(一部を除き)フレッシュな顔ぶれとなっている。

実力上位なのは霞ヶ浦勢となるだろう。松本飛龍/狩野弁慶やインターハイ準優勝クルーペアの蓮 千鶴/鈴木せいら辺りがレースの中心となるのか?

しかしながら高校生に立ちはだかるチームが存在する。早稲田大時代にスナイプで活躍した島本拓哉(千葉県セーリング連盟)が登場。クルーはインターハイ3位の實方美優と強力である。母校の指導も兼ね出場するものと思われるが、果たしてどうなるのか?

※全日本FJエントリーリスト

※3年前に国体が開催され、屈指の難海面であることを改めて認識させられたが、果たしてどうなるのか?寒さに負けず頑張って欲しい。


以上


※着順速報・スマホでヨットレースも予定!
※全日本420・FJ公式HP


2016-08-20 18:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
④【女子FJ級総括】
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【メダル獲得3校のフィニッシュシーン】

昨年56回大会では、このクラスでも2年生スキッパーによる優勝となり、420の宇田川と共に女子完全優勝を飾った仲 美南/鈴木せいら(霞ヶ浦)
今年も好調であり、連覇はほぼ達成か?と思われたが・・・。

※さっそく振り返ってみることにしよう。



※【レース推移】

8/13(土)  天候・晴れ  最高気温34℃

初日2レースで、いきなりトップに立ったのは2-2の4点でまとめた森井/大丸(高松商業)だった。続くのは同県のライバル・森/石田(高松)が1-4の5点で2位につけ、香川勢ワンツー発進となる。

一方、チャンピオン仲/鈴木(霞ヶ浦)は、第①レースでははっきりしないレースで5位フィニッシュも、第②レースはトップフィニッシュで6点3位とまずまずの滑り出しとなる。

※【初日第②レースまでの暫定】

①森井/大丸   (高松商業)    4点(2-2)
②森/石田    (高松)      5点(1-4)
③仲/鈴木    (霞ヶ浦)     6点(5-1)
④伊藤/實方   (磯辺)      7点(4-3)
⑤平野/清水   (別府青山)    8点(3-5)
⑥井戸/長尾   (宮崎海洋)   13点(7-6)
⑥工藤/三浦   (宮古商業)   13点(6-7)

※早くも香川勢VS関東勢の雰囲気が漂う。

8/14(日)   天候・晴れ  最高気温33℃

この日は3レース実施された中で、レース毎に風速も上がり、明らかに実力差が出始める。

前日3位スタートのチャンピオン仲は、2-1-1と圧巻のレースを見せ、4点差の首位に立つ。2位スタートの森は、この日も好調であり1-3-7にまとめ2位キープ。

ところが前日首位の森井/大丸は、全て上位に入れず、4位後退と優勝戦線からは脱落。代わってここまで安定した成績の伊藤/實方(磯辺)が3位へ浮上する。

※関東勢と香川勢のレベルが抜けており、他は太刀打ちできない。優勝争いは仲/鈴木(霞ヶ浦)と森/石田(高松)に絞られた。

8/15(月)   天候・晴れ  最高気温36℃

仲/鈴木が4点リードで迎えた第⑥レース。1マークでは7番手回航と遅れたものの、最終マークまでには先行していた高松・森ペアを抜いて3番手まで浮上する。このままいけば、優勝となるはずだったのだが・・・

フィニッシュ直前でスピンのトリムをパンピングとみなされ、痛恨のペナルティー。結局5番手フィニッシュとなり、首位キープも3番手フィニッシュした森ペアとは2点差で最終決戦となる。

3位磯辺は、高田/富山が登場し、2位フィニッシュとメダル獲得に大きく近づいた。

8/16(火)   天候・晴れ  最高気温33℃

霞ヶ浦の連覇か?それとも高松が54年ぶり女子制覇なのか?

最終第⑦レースでは、仲は上寄りで絶好のスタートを切るも、スピードがいま一つ。一方高松・森ペアは、スタートはまずまずだったものの、中盤以降右海面で勝負をかける。しかし仲は完全に森ペアをフリーにしてしまうなど、中途半端なタックも目立つ状況。

と、その時、右海面のレイラインで森ペアがとてつもない伸びをみせ始める。従って①マークではダントツのトップ回航。仲は5番手回航となり、この時点では森ペアが逆転し、そのまま一人旅。

仲は3番手まで上がれば優勝が条件となるも、最終上下では3番手まで上がり、これで決まりかと思われたが、4・5番手の高松商業・宮崎海洋が迫ってくる。最終③マーク回航後、高松商業はラフィングマッチを仕掛け、宮崎海洋はプロパーコースを走る。

これに仲は中途半端な対応をしてしまい、両者に抜かれ5番手フィニッシュ。従って森/石田ペアの逆転優勝となった。

仲/鈴木は連覇ならず準優勝。そして3位は最終レースでも2位フィニッシュとなった磯辺がそれぞれメダルを獲得した。

4位~6位には高松商業・別府青山・宮崎海洋が入り、レースは終了した。

※男子420級同様、チャンピオンが敗れる波乱となった。続いて入賞チームの寸評と顔ぶれをご覧頂くとしよう。



※連覇を阻止!女子54年ぶりの栄冠!森ゆり奈/石田真子ペア(高松)
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【香川勢としても36年ぶりの優勝!森/石田ペア(高松)】

春の光ウィークでは男子相手に後述する森井/大丸ペア(高松商業)に続く準優勝、四国大会では5回のトップで優勝した森/石田ペア。
今年は全国的にみても男子と対等に走れているのは、チャンピオン仲を除けば、この2チームのみであり、順風域までなら逆転の可能性があると私はみていた。

案の定、初日は香川勢1・2スタート。その後も思い切ったレースでチャンピオンに喰らいついた。勝負のポイントはもちろん最終レースの中盤以降の右海面に展開したことだった。とはいえ、ボートスピードも抜群であった。まさに殊勲の勝利だと言えるだろう。

高松高は、香川県№1の進学校であるからして、なかなかインターハイ出場もままならない状況が続いたものの、女子としてはインターハイ草創期である1962年高松大会A級優勝以来54年ぶりであり、香川勢としても実に久しぶりで、1980年江の島大会(高松商業・女子スナイプ級)以来36年ぶりとなった。

※優勝おめでとう!



※連覇はならず!仲 美南/鈴木せいらペア(霞ヶ浦)
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【それでも2年連続のメダルは立派!仲/鈴木ペア(霞ヶ浦)】

「連覇への重圧だったのか・・・」

思わぬ逆転で連覇達成とはならなかった仲/鈴木ペア。ライバルも奮闘してたとはいえ、それでもトップに立った第⑥レースのペナルティーで流れが変わってしまった。プロテストに質問状を出した模様だが、それでもリードしていたのだから、気持ちを切り替えて欲しかった。

敗因は、最終レースで森ペアをマークせず、最終的にフリーにしてしまったことではないのか?

かなり厳しい論評になってしまったが、それでも準優勝と連覇はならなかったものの、堂々たる成績である。
入学当初に比べれば大きく成長したし、素晴らしい選手となったことは間違いないだろう。



※2チームでメダル獲得!伊藤七瑠/實方美優・高田麻衣/富山 雅(磯辺)
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【メダル獲得への流れを作った伊藤/實方ペア(磯辺)】

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【2-2と伊藤ペアと遜色ない位健闘!高田/富山ペア(磯辺)】

チャンピオン仲に対し、今回こそ勝ちたいと思っていたのは、やはり磯辺ではなかったのか?1~5レースでは伊藤/實方が流れを作り、6~7レースでは高田/富山も2-2と奮闘し、2チームでのメダル獲得となった。ただ目標であったトップフィニッシュできなかったことは唯一の心残りなのか?

それでも420級の石井/盛田と共に女子2種目でのメダル獲得は見事である。本人達は強敵である霞ヶ浦を目標にし、努力してきた成果なのだと私は思う。

2チームでのメダル獲得は見事であった。




※惜しくも4位入賞!森井 愛/大丸琴美ペア(高松商業)
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【見せ場は大いにあった森井/大丸ペア(高松商業)】

初日は首位発進となったものの、中盤で失速、終盤でも流れをとり戻せず4位に留まった森井/大丸ペア。

今回、優勝した森ペアよりも霞ヶ浦に勝たせたくないと思っていたのは、彼女達ではないだろうか。それは昨年の同校ペア・佐藤/滝下ペアが優勝目前ながら霞ヶ浦に逆転されてしまったからだ。残念ながら優勝争いには絡めなかったが、最終レース最終レグにおけるラフィングマッチは、ある意味、森ペアの優勝に貢献したといえるし、意地を見たような気がするのである。



※青山としては最後の入賞!平野 舞/清水幸恵ペア(別府青山)
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【中盤まではオールシングル!平野/清水ペア(別府青山)】

今回あまりにも関東・香川勢が抜けていたために目立っていなかった九州勢の中で、第⑤レースまでは唯一オールシングルと安定していた平野/清水ペア。ただラスト2レースで二桁順位と上位を脅かすことができなかったが、堂々たる5位入賞だろう。

青山としてはラストの大会で男女FJ級で入賞できたことは、良い締めくくりと共に、翔青にも有力選手は存在する。新校名でも上位進出できるよう願っている。



※初入賞?井戸美幸/長尾芽依ペア(宮崎海洋)
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【九州№1の意地は見せた井戸/長尾ペア(宮崎海洋)】

九州大会で初優勝した井戸/長尾ペア。まずまずの順位で推移はしていたが、上位に絡むことができず6位入賞となった。

しかしながらこの入賞は、同校初だと思われる。

元々同校は名前の通り、海洋系の学校であるからして、海洋実習の影響により練習量が少ないハンデもあり、なかなかインターハイ出場もままならない状況が続くも、この入賞は立派な成績といえるのではないだろうか?


※以上だが、こちらも連覇を阻止する結果となったが、改めてヨットに限ったことではないが、勝負のアヤというのは不思議なものであり「勝負に絶対はない」ということを教えられたような気がした。



※【勝手に女子総合成績】

①霞ヶ浦(茨城)     27点
②磯辺(千葉)      42点
③高松商業(香川)    57点
④宮古商業(岩手)    76点
⑤邑久(岡山)      80点
⑥別府青山(大分)   109点

※両クラスでメダルを獲得した関東勢がワンツーと活躍。関東勢がここまで活躍したのは久しぶりではないのだろうか?



※【最終総括】

今年も熱戦は幕を閉じた。正直言って今年は、絶対的に強いチームが各種目に存在したことから、単調なレースになってしまうのではないかと心配していたが、皆さんが全力を出し切ったのもあり、素晴らしいレースとなったことは間違いないだろう。

また昨年に引き続き、文句ないレース運営や、ネット中継やスマホでヨットレースも充実し、観覧側も大いに楽しませてくれたのではないだろうか?

来年はついにFJ級が最後の年となる節目の大会となる。特に下級生は練習し、この大会に出場できることを祈っている。


以上




2016-08-20 00:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
③【女子420級総括】
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【第②マーク回航シーン】

昨年の56回大会では、男子420級同様、女子でも2年生スキッパーによる初代チャンピオンが誕生した。その後の和歌山国体・葉山全日本420女子優勝と三冠を飾った・宇田川真乃/大橋未奈(霞ヶ浦)が連覇を達成できるのか?に注目が集まる。

果たして阻止できるチームは現れるのか?

※早速、レースを振り返ってみることにしましょう。



※【レース推移】

8/13(土)  天候・晴れ  最高気温34℃

今年は男子からではなく、女子種目からレースが組まれたのも特徴であり、レースは始まる。

第①レースでは、いきなり驚きの光景が広がる。15年ぶり出場の續木/寺脇(法隆寺国際)がトップフィニッシュ、第②レースでは、有力の石井/盛田(磯辺)がトップフィニッシュとなり、2チームが首位発進。

一方、連覇を狙う・宇田川/大橋(霞ヶ浦)は、若干苦戦気味だったものの、それでも3-4の7点で3位と好位置につけた。

※【初日第②レースまでの暫定】

①石井/盛田   (磯辺)      6点(5-1)
①續木/寺脇   (法隆寺国際)   6点(1-5)
③宇田川/大橋  (霞ヶ浦)     7点(3-4)
④池淵/福田   (境)       9点(7-2)
⑤長岡/森    (高松商業)   10点(2-8)
⑥佐々木/前川  (宮古商業)   11点(4-7)

※各水域の優勝チームがずらりと揃う。

8/14(日)   天候・晴れ  最高気温33℃

この日も女子は2レースの予定だったが、翌日のコンディションを勘案し、前倒しで3レース実施。2日目にして勝負ポイントが訪れる状況となる。

第③レースでは、1上3番手の宇田川/大橋と、2番手の石井/盛田の争いで、宇田川-石井の順で決着。

第④レースでは、今度は石井/盛田が2回目のトップフィニッシュで首位をキープも、宇田川は1上4番手から順位を上げられず。

風速も上がってきた第⑤レースでは、2上2マークからではあったが、インターハイ初の「O旗」が掲揚されるまでのコンディションとなり、この風域が得意な宇田川が圧倒。首位の石井も4位フィニッシュと粘り、カット後でも首位をキープした。

3位續木/寺脇は安定したスコアでキープも、メダル争いは混戦模様となる。

※【2日目第⑤レースまでの暫定】

①石井/盛田   (磯辺)      8点((5)-1-2-1-4)
②宇田川/大橋  (霞ヶ浦)     9点(3-(4)-1-4-1)
③續木/寺脇   (法隆寺国際)  16点(1-5-5-5-(6))
④池淵/福田   (境)      18点(7-2-(17)-2-7)
⑤小林/中野   (邑久)     22点(6-(10)-8-3-5)
⑥佐々木/前川  (宮古商業)   22点(4-(7)-4-7-6)

※カット後でも石井が首位をキープ、1点差で宇田川となり。実質2チームによる優勝争いに絞られる。

8/15(月)   天候・晴れ  最高気温36℃

前日前倒しで3レース実施したため、この日は1レースのみ実施。

第⑥レースでは、1上2番手の宇田川は連続のトップフィニッシュとなる。一方首位の石井は大きく嵌ってしまい、ついに首位を明け渡してしまう。

暫定3位の續木も大きく嵌り、宇田川・石井のメダルは確定してしまう。3位から8位までは接戦であり、最終レースの注目は、宇田川・石井のどちらが優勝なのか?また3位メダル争いも目が離せない状況となる。

8/16(火)   天候・晴れ  最高気温33℃

3点宇田川リードで迎えた最終第⑦レース、スタートより宇田川は石井を徹底マークする。これに石井は対応できず出遅れてしまい、この時点で連覇達成はほぼ濃厚となる。

このレースは福家/黒川(高松工芸)がダントツのトップフィニッシュ。2位には宇田川/大橋が入り、420級連覇達成。3位の續木/寺脇も苦しみながらも9位フィニッシュで、4位宮古商業を振り切り、メダル獲得となる。

前日7位の長岡/森(高松商業)は、3位フィニッシュで逆転5位入賞。さらには前日8位の鈴木/大嶋(日南振徳)も4位フィニッシュで逆転6位入賞を果たした。

※終わってみれば、宇田川の圧勝となったが、3~8位はそれぞれ1点差ずつと混戦であったとも言えるだろう。

続いて入賞校の顔ぶれと寸評を述べてみるとしよう。



※女子420史上初の連覇達成!宇田川真乃/大橋未奈(霞ヶ浦)
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【女子ユース界では№1!宇田川/大橋ペア(霞ヶ浦)】

結果を見れば圧勝、まさに女王の走りでの連覇達成は見事であった。ライバル石井の先行にぴったりとつけ、重要場面の第⑤・⑥レースではしっかりと連続のトップフィニッシュでついに逆転。最終レースでもシビアにライバルをマークし、決着させたのはさすがである。

宇田川に関しては語りつくしてしまったので、今更言うことはないが、さらなるレベルアップの為、朝練では日本一のレスリング部に混じり、厳しいトレーニングを積んできた。また、2年生クルー大橋もよくついてきたといえるだろう。彼女は、同高の付属中学時代からヨットを乗り始め、真剣に取り組む姿は頼もしいものがあった。昨年よりもフリーのスピードが速いのは、彼女の努力の成果なのかもしれない。

さて、インターハイでの連覇は達成した。続く岩手国体でも連覇を懸けて出場することになる。ちなみに国体少年女子種目は1975年からであり、ダブルハンド種目に関しては、スナイプ-FJ-SSそして420級と採用されてきたが、連覇はたったの1回(中山由紀美・唐津西・2013~14年・SS級※インターハイは未勝利)しかない。つまり国体も連覇すれば、インターハイ・国体2年連続優勝は史上初の快挙となる。

その大記録を達成できるのか?彼女の精神力ならあっさり達成してしまうのではないのか?そんな気がしてならない。まさにインターハイ史上、記憶に残る選手となったのは間違いない。

※連覇達成おめでとう!



※女王と真っ向から勝負し堂々のメダル獲得!石井 茜/盛田冬華ペア(磯辺)
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【堂々の準優勝!石井/盛田ペア(磯辺)】

「簡単には勝たせないわよ!」

そんな声が聞こえてきそうだった石井/盛田ペア。高校から始めた彼女達は、1年足らずで宇田川ペアを脅かす存在となっていた。昨年の関東大会では互角の勝負。インターハイ・国体ではレース経験が浅かったのもあり敵わなかったが、それでも国体は7位入賞。その後も力をつけ、一番驚いたのは先日のワールドで、ゴールドフリートに残ったことだった。スキッパーの石井は超小柄であり、クルーの盛田はまさにクルー向きの身長とまさにデコボココンビ。今回宇田川と勝負できたのは、彼女達だけだったのかもしれない。

そして今回も最後は失速してしまったものの、見事なメダル獲得となった。

磯辺女子のメダル獲得は、2010年沖縄大会デュエット3位以来6年ぶり、ソロ種目となると1991年三ケ日大会以来25年ぶりとなった。柳田章宏・石井 暢体制になってからは、初のメダル獲得となった。



※15年ぶりの出場で女子初のメダル獲得!續木茄可/寺脇夢紬美ペア(法隆寺国際)
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【同校女子初のメダル獲得!續木/寺脇ペア(法隆寺国際)】

前述したとおり、第①レースでいきなりのトップフィニッシュと周囲を驚かせた續木/寺脇ペア。その後も安定した順位で推移し、同校初のメダルを獲得した。

当ブログの記事「予選の結果と考察」でも述べたとおり、同校は以前の斑鳩高であり、2校が合併して現校名となったのである。海なし県の奈良県にあり、練習もままならない状況であるからして、長らくインターハイ出場は遠ざかっていた。

續木は兵庫ジュニア出身であり、両親も斑鳩高OBならびにコーチを兼ねる存在も、さすがにメダル獲得までは考えてなかったのではないだろうか?

高校ヨット部が年々減っている現状の昨今、このように復活・そしてメダル獲得は嬉しい限りである。さらには(内容は知らないが)何かしらのプロジェクトをOBで実行中であるらしく、今後の同校の行方が楽しみである。



※惜しくも4位入賞!佐々木香波/前川優香ペア(宮古商業)
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【地元国体に期待!佐々木/前川ペア(宮古商業)】

今回、見所があったチームはこのペアであった。①マークでトップ回航が3レースあるなど、抜群であったのだが、ほとんどのレースにおいてダウンウインドで順位を落としてしまったのが少々もったいなかったか。

ただ、稲毛ウィークより明らかにレベルアップしたのが、このレースで証明されたのではないだろうか?ダウンウインドさえ改善されれば、地元国体ではまさしく脅威の存在となることは間違いないと思う。



※2年生ペアで5位入賞!長岡叶子/森 七海(高松商業)
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【笑顔の5位入賞!長岡/森ペア(高松商業)】

第①レースではいきなり2位フィニッシュとなり、まずまずの順位で推移。ただ中盤崩れ、一度は入賞圏外となったものの、最後に粘り5位入賞を果たした長岡/森ペア。

長岡は地元高松ジュニア出身であり、昨年まではレーザー4.7で活動。そのハンドリングを生かし、2年生で入賞となった。

もちろん2年生の中では最高位であり、練習量も多い香川勢であるからして、さらなるレベルアップが期待できる逸材であるといえるだろう。来年が楽しみである。



※逆転6位入賞!鈴木身祐希/大嶋亜弥ペア(日南振徳)
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【九州優勝の意地を見せ6位入賞!鈴木/大嶋ペア(日南振徳】

九州大会で同校初の優勝に輝いたこのペアは、前半戦は動きが良くなかったが、中盤以降、本来の力を出し切り、オールシングルでまとめ、逆転6位入賞を果たした。

同校の入賞は、1993年土浦大会男子デュエット以来23年ぶりなのか?おそらく女子では初入賞だろう。

元々強豪の九州勢の中では目立つ存在でなかった宮崎勢だが、国体優勝経験もある平島 昇監督は、さらなる高みを目指し、この入賞を第一歩と捉えているのかもしれない。今後はさらに期待できるのではないのだろうか?




※このクラスでは大記録が達成される結果となった。ただ女王の卒業により、ある意味リセット状態となったのではないだろうか。
来年は混戦になるのはまず間違いないだろう。


※女子FJ級・全体総括へ続く



2016-08-19 17:30 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
②【男子FJ級総括】
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【FJ級熱戦の様子】

男子FJ級では、昨年1年生ながら4位入賞を果たした尾道佳諭/冨永理貴(光)を筆頭にレースが展開されると思っていたが、エントリーを見てみると、明らかに優勝を狙い、有力選手を登録しているチームがあるのを発見。そのチームとは・・・。

早速、レースを振り返ってみよう。



※【レース推移】

8/13(土)  天候・晴れ  最高気温34℃

420級同様、初日②レースでトップに立ったのは、強豪・中村学園三陽だった。エース小村凛平をFJで出場させ、1-1と圧巻の滑り出し。同点2位には、小木曽/兼子(慶應義塾)・藤平/岡田(霞ヶ浦)の関東勢、4位には四国大会優勝の瀧川/鈴木(高松商業)が一桁の得点で抑え、初日は終了する。

一方、男子完全優勝を狙う光は暫定7位と、苦しいスタートとなってしまう。

※【初日第②レースまでの暫定】

①小村/山田   (中村学園三陽)  2点(1-1)
②小木曽/兼子  (慶應義塾)    7点(5(PTP-2)
③藤平/岡田   (霞ヶ浦)     7点(4-3)
④瀧川/鈴木   (高松商業)    8点(3-5)
⑤工藤/小野田  (別府青山)   12点(8-4)
⑥千葉/高木   (青森工業)   12点(5-7)

※レベルの違いが明らかであり、三陽が優勝へ向け好スタートを切る。

8/14(日)   天候・晴れ  最高気温33℃

この日も②レース実施され、暫定首位の小村/山田(中村学園三陽)は、6-1と3回目のトップフィニッシュで完全に抜け出す。前日4位の瀧川/鈴木(高松商業)は、1-7とまとめ2位浮上。前日5位の工藤/小野田は12-3にまとめ3位に浮上する。

一方、初日2位スタートの慶應は第④レースの失格により後退も、カットが発生すれば再浮上する状況。同じく2位スタートだった霞ヶ浦は20-13と完全に脱落。優勝候補筆頭の光も上位を走ることができず、完全脱落となってしまう。

※【2日目第④レースまでの暫定】

①小村/山田   (中村学園三陽)   9点(1-1-6-1)
②瀧川/鈴木   (高松商業)    16点(3-5-1-7)
③工藤/小野田  (別府青山)    27点(8-4-12-3)
④鳥居/都築   (碧南工業)    29点(16(PTP)-6-3-4)
⑤田中/野田   (海津明誠)    31点(11-9-9-2)
⑥千葉/高木   (青森工業)    33点(5-7-13-8)

※点数をみれば一目瞭然であり、三陽の一人旅の状況となる。

8/15(月)   天候・晴れ  最高気温36℃

カットが入る第⑤レースでは、失格した小木曽/兼子(慶應義塾)がトップフィニッシュし、再浮上。続く第⑥レースでも7番手フィニッシュで暫定2位となる。
首位の小村/山田(中村学園三陽)は、大ピンチの場面もあったものの、9-1で優勝へ王手をかける。前日、暫定2位の瀧川/鈴木(高松商業)は、順位は下げたものの5-4にまとめ、メダル確定となる。

※首位の三陽は優勝確定とはならなかったものの、余程のことがない限り優勝濃厚。2位慶應はカット点数が大きいため、確定とはならなかったが、こちらも余程のことがない限り、メダル獲得濃厚。3位の高松商業はメダル確定となる。

8/16(火)   天候・晴れ  最高気温33℃

1~3位がほぼ決まりな中で、注目は混戦の6位入賞争い位か?

首位の三陽は、終始安定した走りで5回目のトップフィニッシュで、優勝に華を添える。慶應と高商の2位争いは、高商がカット対象点数を叩き、慶應に軍配が上がる。前日4位の田中/野田(海津明誠)、5位の工藤/小野田(別府青山)、6位の鳥居/都築(碧南工業)は、それぞれ上位を走り、順位をキープし、レースは終了した。

※三陽が圧倒したレースとなったが、入賞チームの寸評と顔ぶれを見てみよう。



※プライド溢れる走りで王座奪還!小村凛平/山田寛太ペア(中村学園三陽)
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【文句なしの圧勝!小村/山田ペア(中村学園三陽)】

創部僅か20年余りながら、ソロ・デュエット時代は圧倒的な強さで、ソロ7勝・デュエット8勝の計15勝とまさに常勝校として君臨してきた同校であったが、新レギュレーションとなった昨年は、420級で準優勝と13年連続メダル獲得の記録更新も、やや物足りないのも否めなかった。
この13年間、2年連続で優勝を逃したことがない。今年はまさに正念場であり、どのような作戦で臨むのか?には私も注目していた。

「やはり」というべきか、エース小村をFJで出場させることに決めたのだ。北方貴紀監督に「いつ決めたのか?」と聞いてみた所、九州大会終了後だったそうだ。さすがである。確かに420級では強力なライバルもおり、厳しいと考えるのは当然である。

「優勝するためにはどうしたら良いのか?」を考えたら、このような結論になったのだろう。

レースについては、スピード・上り角度・フリーのコースなど文句のつけようがない位の圧勝であった。この勝利で通算16勝となり、男子種目では最多更新となった。(※男女最多勝は海津明誠・唐津西の17勝)

来年も420級で入賞した本多佑基を始め、1年生ながら先輩達に勝利し、国体代表になった倉橋直暉などの有力選手も控えている。男子完全優勝で一気に最多優勝記録を塗り替える可能性もあり、来年も楽しみである。

※優勝おめでとう!



※2年連続メダル獲得!小木曽 涼/兼子 烈ペア(慶應義塾)
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【関東大会以降急成長!小木曽/兼子ペア(慶應義塾)】

初日からメダル圏内に終始し、メダルを獲得した小木曽/兼子ペア。同校にとっては2年連続の準優勝ではあったが、昨年までの勢いに比べたら今年はやや低調に見え、どうなるかと思っていたが、関東大会以降修正し、レベルアップした証拠だろう。

小木曽は江の島ジュニア出身であり、OPワールド出場経験者である。ようやくダブルハンドにも乗りなれ、開眼したというところか?
また彼は2年生であり、同校悲願のインターハイ制覇も見えてきたのではないのか?是非とも来年は期待している。



※実力通りのメダル獲得!瀧川佳都/鈴木遼平(高松商業)
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【男子11年ぶりのメダル獲得!瀧川/鈴木ペア(高松商業)】

初日から上位で安定した走りで、トップフィニッシュを含むオールシングルにまとめ、最終レースを残しメダルを確定させた瀧川/鈴木ペア。唐津JOCでは上位入賞し、今シリーズも期待通りの走りだったといえるのではないのか?
このペアは、高校から始めた選手であり、420の佐香ペア同様、素晴らしいとしか言いようがない。

ここ数年、同校は女子の活躍が目立っていたが、男子のメダル獲得は2005年千葉大会デュエット準優勝以来11年ぶりとなった。



※後半追い上げ4位入賞!田中/野田ペア(海津明誠)
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【惜しくも4位!健闘した田中/野田ペア(海津明誠)】

前半、大きな数字を叩き、苦しいスタートとなった田中/野田ペアだったものの、後半は2-4-3-2と素晴らしいレースだったが、惜しくもメダルには届かなかった。
田中は稲毛ウィークまでは420に乗り、東海大会ではFJに回るもギリギリで通過。そして今回はクルーも変更していることから、2種目で入賞を狙っていたのだと推察できる。クルーの野田は420の吉安と東海大会を圧勝していることから、この入賞はクルーによるところが大きいのだろうと私は感じた。



※最後を入賞で飾る!工藤光太朗/小野田怜央ペア(別府青山)
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【青山としては最後の入賞!工藤/小野田ペア(別府青山)】

九州選抜・九州大会優勝。そして唐津JOCでも上位だった工藤/小野田ペアは、カットレースを除きオールシングルと健闘し、5位入賞を果たした。正直上位が抜けていたため、目立つ存在ではなかったが、全力を出し切ったと言えるだろう。

展望でも申し上げたとおり「別府青山」として最後の大会を入賞で終われたのは、喜ばしいことではないのか。来年からは「別府翔青」としても上位入賞を目指して頂きたいと思うのである。
(※別府翔青は、青山・羽室台・商業の3校が合併。新校名にはそれぞれの校名をもじっている。翔には羽の文字と読み方のショウ、青はもちろん青山をそれぞれ指しているのだそう)



※熾烈な入賞争いを制す!鳥居健太郎/都築峻也ペア(碧南工業)
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【同点ながら入賞!鳥居/都築ペア(碧南工業)】

東海大会で優勝したこのチームは、中盤見せ場も多く、常に入賞圏内におり、なかなか見所も多かったが、第⑥レースでピンチとなるも、最後は7位の青森工業を振り切って入賞を果たす。
正直、どちらがスキッパーなのか私はわかっていなかったが、2年生の都築君がそうだと思われる。ともなれば、来年はさらなる上位を期待できるのではないか?と思っている。



※以上、入賞校の顔ぶれであったが、とにかくも三陽の強さが目立ったFJ級ではなかったのか?

※【勝手に男子総合ランキング】(両クラス出場校が対象)

①中村学園三陽(福岡)  43点
②光(山口)       74点
③霞ヶ浦(茨城)     81点
④宮古(岩手)      90点
⑤清風(大阪)      96点
⑥宮古商業(岩手)    96点

※これは来年へ向けても参考になるデーターなのだ。今大会は下級生スキッパーが活躍したため、岩手勢を除く4校が来年も上位進出の可能性大だといえるのではないのか?来年はどうなるのか。


※女子420級へ続く



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