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2019-05-08 00:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
毎年GW期間中には主に高校生対象の大会が各地で開催されており、どの大会も各インターハイ予選前哨戦の側面を持っている。早速JOC以外の大会結果を振り返ることにしよう。




※稲毛ウィーク兼2019関東・東海420級選手権(5/3-5・稲毛ヨットハーバー)
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【今年は420級においては関東・東海選手権も兼ねて実施された】

※【420級上位成績】 (39艇)

※逗子開成圧倒!

①国見 有 /齋藤 優希 (逗子開成)11点(2-2-1-1-2-1-1-(5)-1)
②磯村 麟之介/金光 浩志(逗子開成)21点(1-4-2-2-1-8-(13)-1-2)
③三村 颯斗/田尻 遊  (磯辺)  37点(3-3-6-5-(7)-5-7-3-5)
④秋元 佑介/監物 幸汰 (磯辺)  51点(8-1-(UFD)-6-3-15-6-2-10)
⑤古田 一歩/北井 克典 (逗子開成)53点((14)-10-9-4-13-3-3-8-3)
⑥石塚 春菜/市村 みずき(磯辺)  61点(9-7-11-(15)-14-4-4-6-6)
※女子最高位

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※【レーザーラジアル級上位成績】 (14艇)

①久保 椋矢   (磯辺)     23点(1-1-2-3-3-(6)-6-3-4)
②江川 龍海   (土浦工業)   26点(4-(10)-4-1-2-5-1-8-1)
③鈴木 元    (磯辺)     30点(10-3-3-(RET)-1-1-3-7-2)

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※毎年関東大会の前哨戦である稲毛ウィークは、もちろん関東勢が中心であり、関東大会前の重要大会の位置づけである。JOC参加の霞ヶ浦勢を除き、ほとんどが参加。

420級では昨年のインターハイチャンピオン国見 有/齋藤優希(逗子開成)が圧倒、2位には昨年もインターハイに出場している磯村麟之介/金光浩志(逗子開成)が入った。この逗子開成2艇が得点的に抜けているのはお判り頂けるのではないだろうか?
今年はコンバインドも優勝を視野に入れ、優勝クルー金光は磯村と乗っており、順調に推移している模様だ。

女子最高位は石塚春菜/市村みずき(磯辺)が6位と健闘。関東大会へ向けてアピールしたといえるのではないだろうか?

ラジアルは混戦模様だったが、久保椋矢(磯辺)が前半の貯金を守り切って優勝した。

※関東大会では逗子開成と霞ヶ浦の大激戦を始め、ラジアル男女の出場権争いも熾烈になることが予想される。実に興味深いインターハイ予選になることだろう。





※【2019 Kaiyo Sailing Days】(5/3-5・豊田自動織機海陽ヨットハーバー)
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【⑦レース成立となった今大会】 ※愛知県連より

※【420級上位成績】 (24艇)

①高山 巧太郎/近藤 晃永 (半田)  15点(2-2-2-2-4-3-(6))
②高田 陽介/田畑 詠一郎 (熱海)  25点((8)-5-4-6-3-6-1)
③岩月 愛望/成田 絵真  (碧南)  34点(9-9-(DNC)-4-5-4-3)
④天納 彩月/西村 真由香 (斑鳩SC)35点(6-11-(UFD)-1-2-7-8)
⑤高山 和樹/内藤 淳   (碧南工業)40点(1-(14)-5-9-7-13-5)
⑥矢野 百花/犬飼 莉瑚  (碧南)  43点(5-7-9-(13)-13-5-4)

※社会人トップクラスの村田俊彦/杉浦博之は優勝であったが除外させて頂いた。

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※【レーザーラジアル級上位成績】 (32艇)

①神谷 空弥  (碧南工業)   18点(4-2-2-(10)-7-2-1)
②杉浦 ふう華 (碧南中央中)  27点(2-(14)-10-1-1-11-2)
③木村 蓮大朗 (石川県連)   36点(7-5-4-3-12-5-(18))
④宮地 輝   (半田)     47点(11-7-7-(14)-4-13-5)
⑤山崎 晃弥  (石川県連)   49点(3-9-12-11-11-3-16)
⑥濱﨑 望結  (津工業)    54点((13)-11-13-2-6-10-12)

※1位南原と6位井村は除外してある。

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※東海インターハイ予選の前哨戦でもある当大会は、東海地区だけでなく今年は石川勢、奈良勢も参戦。さらには社会人トップクラスの村田俊彦/杉浦博之も参加し、高校生も勉強になったのではないだろうか?

420級では高山巧太郎/近藤晃永(半田)が最上位となる。半田は昨年女子コンバインドで優勝と話題になったが、今年は男子なのか?というのも高山はOP北米選手権に出場経験がある実力派、直前の国体予選でも優勝と勢いに乗っており、実に楽しみだ。

女子最上位は各種大会で上位である岩月愛望/成田絵真(碧南)の4位が最高となった。

レーザーラジアル級では神谷空弥(碧南工業)が最上位、女子では中学生の杉浦ふう華(碧南市立中央中)が2度のトップと活躍し、周囲を驚かせたことだろう。

JOCで活躍した津工業勢も参加する東海インターハイ予選は、熾烈な戦いになるのは間違いあるまい。




※【第35回全国高校選抜鳥取大会】(5/3-5・境港公共マリーナ)
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※【420級上位成績】 (10艇)

①⼩林 春太/⼤⼝ 智貴  (邑久)
②德丸 凪 /宮崎 皇   (新居浜東)
③池⽥ 未奈/⾦⾼ 伽耶  (邑久)

※レーザーラジアル級は社会人も多く参加したため割愛させて頂く。420級では昨年インターハイを経験している小林、池田の邑久勢が中心に新居浜勢が割って入った形になったレースであった。

鳥取

※以前にも申し上げたが、インターハイで420級が導入されてから極端にエントリーが激減してしまった当大会。流石に対策しなければならないだろう。まずはJOCの日程と被らない設定が必要なのではないだろうか?成績は以上の通りである。


※約1か月後には各水域でインターハイ予選が始まる。高校生にとっては最大の分岐点であることは間違いなく、悔いのないよう是非とも頑張ってほしい。


以上




※【インターハイ予選開催一覧表】
予選


※【各水域インターハイ出場枠数】
枠数

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2019-05-07 05:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
※日本代表がかかるシリーズ!
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【唐津城をバックに海面に向かう選手達】

GW期間中には各地で大会が開催され盛況だったが、今年の世界へ羽ばたく為の重要レースJOCジュニアオリンピックカップ2019(JSAFジュニア・ユースセーリングチャンピオンシップ2019)が、佐賀県唐津市にある佐賀県ヨットハーバー沖で開催され、3日間軽・順風域のコンディションながらも420級8レース、レーザーラジアル級7レースを消化、熱戦が展開された。

各クラス男女それぞれ最上位はユースのオリンピックであるワールドセーリング・ユースワールドの出場権、また420級ではワールド、レーザーラジアルにおいてもラジアル・ユースワールドの最終選考がかかることから、全国から2クラス合わせて163チームが集結した。

420級では前評判の高かった大石駿水/青木武斗(霞ヶ浦)が、決勝2レースで逆転優勝。女子最高位は、昨年の全日本420であわや三冠と大活躍、頭角を現した小林 奏/白數奈津見(宮津)がそれぞれユースワールドの切符を手にし、レーザーラジアル級では激戦を制した服部陸太(江の島ジュニア・鎌倉学園)が優勝。女子最高位は昨年インターハイ3位などユース第一人者の須田英実子(膳所)以上4チームが、日本代表に選出された。

※各クラスの上位成績は以下の通り




※【420級上位成績】 (86艇)

※快勝!
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【文句なしの快勝!大石/青木ペア(霞ヶ浦)】

①大石 駿水/青木 武斗  (霞ヶ浦)  13点(2-1-3-1-3-(6)-2-1)
※WSユースワールド代表権獲得

②石川 和歩/犬伏 亮太  (高松商業) 17点(2-1-1-2-2-3-6-(8))
③林  玄 /田原 瑠華  (葉山町SA)21点(1-2-2-3-4-3-(7)-6)
④Jack Ferguson/Ryan Littlechild(AUS) 23点(1-2-2-2-3-2-(13)-11)
⑤木村 颯太/熊本 悠人  (津工業)  29点(6-(DSQ)-3-1-1-15-1-2)
⑥小林 奏 /白數 奈津見 (宮津)   30点(5-3-1-5-5-2-(16)-9)
※女子最高位(WSユースワールド代表権獲得)

⑦青山 知央/桑野 明日佳 (葉山町SA)31点((12)-5-8-4-1-5-5-3)
⑧長谷川 真大/石橋 幸成 (高松商業) 49点(7-11-5-8-7-1-11-(22))

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【女子最上位の小林/白數ペア(宮津)】




※【レーザーラジアル級上位成績】 (79艇)

※激戦!
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【痺れる戦い!優勝した服部陸太(江の島ジュニア・鎌倉学園)】

①服部 陸太  (江の島ジュニア)   10点(1-(2)-1-1-2-1-4)
※WSユースワールド代表権獲得

②黒田 浩渡  (津工業)       10点(1-2-1-(3)-1-2-3)
③Brew Frazer (AUS)        12点(4-1-2-2-2-(UFD)-1)
④白石 誉輝  (深沢)        17点(3-3-4-3-(9)-2-2)
⑤鈴木 亮太朗 (浜名湖ジュニア)   22点(3-3-4-6-1-(12)-5)
⑥嶋倉 照晃  (霞ヶ浦)       29点(2-4-(RET)-1-3-8-11)
⑦須田 英実子 (膳所)        33点((8)-7-8-2-3-3-10)
※女子最高位(WSユースワールド代表権獲得)

⑧伴 俊弥   (津工業)       36点(11-4-3-(15)-5-4-9)

※レーザーラジアル級は決勝1レースのみだったので、決勝(第⑦レース)の得点はカットできない。


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【上位の力を見せつけた須田英実子(膳所)】






※【レース推移】

5/3-4(金-土・予選シリーズ) 天気・晴れ 最高気温23-27℃
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レース期間中は穏やかな予報であり、厳しいコンディションとなりそうだったものの、なんとかシーブリーズで3-5mと安定した。2日目までは予選シリーズであり、計6レースを消化。
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【シリーズをリードした石川/犬伏ペア(高松商業)】

420級では、昨年のユースワールド29er級代表の大石/青木(霞ヶ浦)とインターハイコンバインド準優勝メンバー石川/犬伏(高松商業)が圧倒的であり、シリーズをリード。男女ミックスコンビの林/田原(葉山町SA)続いた。石川ペアと大石ペアとの差は僅か2点で決勝を迎える。

女子ペアでは当地で開催された全日本420準優勝(女子優勝)の小林/白數(宮津)が圧倒、昨年のインターハイチャンピオン青山瑞/福田(霞ヶ浦)を大きく引き離し、リードする。

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【勝負は互角!準優勝の黒田浩渡(津工業)】

レーザーラジアル級では服部陸太(江の島Jr)と黒田浩渡(津工業)がそれぞれのフリートで圧倒的な走りを見せ、得点的には熾烈な争いとなる。僅か1点差の好勝負。

女子は実績上位の須田英実子(膳所)と新鋭・三浦帆香(霞ヶ浦)との一騎打ち、しかし須田は初日で遅れたものの、2日目で巻き返す。三浦に4点リードで決勝シリーズに突入するのであった。


5/5(日・決勝シリーズ) 天気・晴れ 最高気温29℃

3日間の中で一番風が吹かなそうな予報となった最終日、420級は陸風で一度始まったものの、風が止みノーレースとなる。しかし直後にシーブリーズとなり再度レースは始まった。

※420級第⑦-⑧レース

シーブリーズになったものの、予選とは違い風向が安定しない難しいレースとなる。第⑦レースでは予選7位の木村/熊本(津工業)が的確に風を掴み、3度目のトップフィニッシュで順位を上げた。そして大石/青木(霞ヶ浦)が続いたが、暫定首位の石川/犬伏(高松商業)はシリーズ最低順位となる6位と苦戦、首位が入れ替わる。

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【一年生で大健闘!青山知/桑野ペア(葉山町セーリング協会)】

女子首位の小林/白數(宮津)は楽勝モードと思いきや、1上で出遅れ、さらにはフリーのコースも裏目に出て16位となってしまい、前日6位の青山知/桑野(葉山町SA)に逆転を許してしまう驚きの展開。(※この時点では決勝レースをカットできなかった為)

風が多少上がり、最終となった第⑧レースでも大石/青木と木村/熊本とのマッチレースになり、大石ペアが文句なしのトップフィニッシュで優勝に華を添えた。2位は石川/犬伏、3位は林/田原のミックスペアで決着。

女子最上位争いは最終レースでも続いた。好調の青山知/桑野は前でレースを進めているのに対し、小林/白數はかなり苦しい展開となってしまう。青山ペアは3位フィニッシュ、小林ペアは9位まで順位を上げ、1点差で小林ペアに軍配が上がった。

レーザーラジアル級は420級の中止なども相まって、1レースのみの最終決戦。もちろん服部と黒田の動きに注目が集まる。接戦となったが、黒田が3位、服部が4位とトータルでは同点。タイと解消するとトップが多かった服部が勝利、ユースワールドの切符を手にした。
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【ユースワールドへは届かなかったが、ラジアルユースワールドの切符を手にした三浦帆香(霞ヶ浦)】

女子の須田と三浦の対決は須田が先着し、国内女子最上位の実力を見せ勝利した。





※【全体総括】

簡単なレース推移であったが、残念ながら強風域のレースは観れなかったものの、安定した風向で実施。実力あるチームが上位進出したことから好レースだったのではないのか?

まず420級で優勝した大石/青木(霞ヶ浦)は、実力上位ではあったが、ここまで420ワールド出場権利を持っておらず、まさに一発勝負であった。しかしほぼ3位以内と安定した順位、そして決勝シリーズでも勝負強い所もみせ、まさに快勝だったといえるであろう。
昨年はインターハイでも上位候補であったが、同日程だった420ワールドを選択、しかし惨敗。青木と組み始めてからもなかなか噛み合わなかったが、3月のびわ湖ウィークでは圧倒、そして今回もユースワールドの代表となり、自信がついたことだろう。インターハイなどでも優勝候補となったのは間違いあるまい。

女子最上位となった小林/白數(宮津)も最後は苦戦したが、前評判通り見事ユースワールドの権利を獲得した。このチームも昨年は近畿大会で優勝したものの、大石と同様420ワールドを選択、福井国体までは並の成績であった。しかし先にも述べた通り420全日本ではあわや三冠(総合・女子・U-17)の大記録を達成するまでに成長。びわ湖ウィークでも大石ペアに続く準優勝と、昨年インターハイ優勝の青山/福田(霞ヶ浦)との直接対決では一度も負けていない。今後のインターハイ・国体も取ってしまいそうな勢いである。

レーザーラジアル級では、3月浜名湖での激戦がそのまま持ち越されることになった位熾烈であった。浜名湖では、黒田・服部・白石三者が同点で黒田が勝利したが、今回は服部が勝利と雪辱を果たしたと云えるであろう。服部は2015-16年のOPワールドに2度出場している実力者。現在高校2年生であり、今年からはインターハイ戦線にも出場することを表明している。まさに新鋭が誕生したのを目の当たりにしただけでなく、全国戦線の中心になることは間違いあるまい。

女子最上位となった須田も第一人者の意地でユースワールド代表の権利を勝ち取った。昨年も上位戦線で活躍したが、インターハイ3位ではあったが、本人としては不本意であり、悔し涙を流していたのを私は覚えている。しかし新鋭・三浦帆香も力をつけており、国内戦線は熾烈になったことは間違いあるまい。

全体をみれば420級の青山/桑野、池田/宇田川をはじめ、ラジアルの黒田、三浦、嶋倉と1年生の活躍が目立ったのも今大会の特徴だろう。このような新鋭が今後どのように成長して強くなっていくのか?も非常に楽しみである。


※学校別では?
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【着実に順位を上げている木村/熊本ペア(津工業)】

今回私は昨年のインターハイより導入されたコンバインド(団体総合)のこともあり、今年はどの学校が強いのかにも注目していた。まずは昨年男子コンバインド準優勝の高松商業だろう。石川/犬伏の準優勝を始め、長谷川/石橋が8位とやはり上位。そして優勝した大石/青木を擁する霞ヶ浦である。今回は昨年中学生で全日本420を優勝した池田/宇田川も9位に入り、間違いなく上位。

そして躍進したのが創部5年目の津工業である。420では木村/熊本が5位、服部/土性が10位そしてラジアルでも黒田が準優勝、伴が8位、西口が10位と上位に名乗りを上げたことは間違いあるまい。

女子では420級2艇上位のチームはなかったが、霞ヶ浦別府翔青そして高松商業辺りが(今の所)上位なのか?


※JOCは唐津で続行を!

JOCが唐津で開催されるのは今年で15年の区切りの年であるからして、来年以降はどこで開催されるのかは未定となっている。西に位置しているため、東の選手が参加しづらい欠点はあるものの、好条件でレースができるのは間違いなく、個人的意見だが当地で続けて頂きたいと私は思っている。もし続いたならば、是非とも昨年お亡くなりになられた重由美子氏の冠をつけたシリーズになることを私は提案したい。日本初のセーリングメダリストだけでなく、ジュニア・ユースの育成に力を入れてくださっていたその功績は大きい。そうなることを切に願っている。


以上

2019-04-01 10:30 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
東京では桜の開花宣言が発表され、いよいよ2019年シーズンが到来!この春休みには全国的に5つの大会が開催、冬期間中の練習成果が試されるレースであった。早速、全レースの結果を見ていくことにしよう。

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【2019年シーズンはどんなドラマが待っているのだろうか?】※関東選抜より




①【ヤマハセーリングチャレンジカップin浜名湖】(3/19-21・三ケ日青年の家)
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【絶好のコンディションで実施されたチャレンジカップ】※大会HPより

※【420級上位成績】 (参加22艇)

①伊藤 賢 /海老澤 快 (慶應義塾) 17点(3-8-2-1-(11)-2-1)
②岩月 愛望/成田 絵真 (碧南SC) 20点(4-2-3-2-(7)-4-5) ※女子ペア 
③田畑 詠一朗/若林 柊吾(熱海)   31点(10-6-5-6-(RET)-1-3)

※【レーザーラジアル級上位成績】 (参加44艇)

①黒田 浩渡  (津フリート)    15点(4-(8)-1-1-7-1-1)
②服部 陸太  (江の島ジュニア)  15点(1-1-2-5-1-(14)-5)
③白石 誉輝  (神奈川ユース)   15点((14)-2-4-3-2-2-2)
④三浦 帆香  (千葉ジュニア)   28点(2-6-3-7-(13)-4-6)※女子優勝

※ジュニア・ユース育成の目的もあるこの大会は27回を数え、OPから420級まで7種目が開催されており、オールラウンドの風域で7レースを消化し決着。

インターハイでFJ級が廃止されたのを機に、ダブルハンド種目を一本化した420級では、昨年惜しくも優勝を逃した岩月/成田(碧南SC)の女子ペアが今年もシリーズをリードするも、最終日に伊藤/海老澤(慶應義塾)が逆転し優勝を飾った。

そして毎年ユースのトップクラスが集結するレーザーラジアル級では、昨年インターハイに出場した関東期待の白石誉輝(神奈川ユース・深沢)、昨年福井国体で中学生出場した黒田浩渡(津フリート)、そしてOP時代も好成績だった服部陸太(江の島ジュニア)と三者による熾烈な争い。しかも同点となってしまう。タイを解消した結果、黒田―服部―白石の順で決着。

女子では昨年中学生で福井国体準優勝と活躍した三浦帆香(千葉ジュニア)が4位となり、女子優勝を飾った。三浦は今春霞ヶ浦高に進学、インターハイ戦線で上位争いするのはほぼ間違いあるまい。




②【第30回九州高校選抜】(3/22-24・サンマリーナ宮崎)
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【今年の九州勢は如何に???】 ※九州選抜の写真は大分県高体連様より

※【男子420級上位成績】 (24艇)
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【男子420優勝の川原/池田ペア(中村学園三陽)】

①川原 雅隆/池田 隼太  (中村学園三陽)  7点(1-2-1-2-(3)-1)
②山口 篤郎/尾上 悠晟  (福岡第一)   10点(2-3-2-1-2-(10))
③中村 航 /深江 貫太  (日南振徳)   13点(3-1-3-4-(15)-2)

※【女子420級上位成績】 (10艇)
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【女子420級優勝の小森/泉ペア(長崎工業)】

①小森 清佳/泉 彩奈   (長崎工業)    7点(2-1-1-2-(RET)-1)
②市野瀬 真里乃/佐藤 遥 (別府翔青)   10点(1-2-(4)-4-1-2)
③大林 優 /田中 楓梨  (別府翔青)   15点(4-(6)-2-3-3-3)

※【男子シングルハンド級上位成績】 (33艇)
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【男子シングルハンド級で優勝の浦崎志至(知念)】

①浦崎 志至   (知念)    12点(2-(5)-1-5-3-1)
②川畑 慈英太  (福岡第一)  15点(3-1-(8)-4-5-2)
③當眞 嗣結   (知念)    24点(1-4-6-(13)-10-3)

※【女子シングルハンド級上位成績】 (9艇)
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【圧勝した山口奈津実の回航(福岡第一)】

①山口 奈津実  (福岡第一)   5点((2)-1-1-1-1-1)
②鈴木 萌風   (唐津西)   12点(1-2-2-4-3-(7))
③五嶋 杏莉   (松陽)    14点(3-3-3-(5)-2-3)

※この時期に高体連主催の大会と言えば、九州と関東である。平成時代から始まったこの大会は、まさに九州インターハイ予選前哨戦といっても過言でないだろう。

男子420級で上位校といえばやはり中村学園三陽であり、川原/池田が優勝。池田は昨年唯一2年生でレギュラーメンバーに選ばれ、初代コンバインド優勝を経験。チームを牽引していくことを期待される。準優勝は復活を目指す山口/尾上(福岡第一)、3位には上位校の常連である日南振徳の中村/深江が入った。

女子420では長崎工業と別府翔青の2校の争いとなり、小森/泉(長崎工業)が優勝。市野瀬/佐藤、大林/田中の別府勢が2,3位と続いた。特にインターハイコンバインド戦線ではこの2校が2艇出場できるのが濃厚であることから、要注目であることは間違いないだろう。

男子シングルハンド級は沖縄勢が活躍。浦崎(知念)が川畑(福岡第一)を振り切り優勝、3位には當眞(知念)が入った。

女子シングルハンドでは昨年のインターハイ経験者が上位を占める。山口(福岡第一)がカット以外オールトップと快勝。鈴木(唐津西)―五嶋(松陽)が続いた。三者共にインターハイでは入賞できなかったが、今年は上位進出を狙う逸材である。




③【第17回びわ湖ウィーク】(3/23-25・柳ヶ崎ヨットハーバー)
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【毎年大盛況のびわ湖ウィーク】 ※びわ湖ウィークの写真は中嶋一成氏より

※【420級上位成績】 (54艇)
大石/青木
【圧倒した大石/青木ペア(霞ヶ浦)】

①大石 駿水/青木 武斗  (霞ヶ浦)  9点(1-1-(3)-2-1-1-2-1)
②小林 奏 /白數 奈津見 (宮津)  26点(3-(DSQ)-1-3-4-9-4-2)※女子最高位
③青山 瑞希/福田 桃奈  (霞ヶ浦) 41点(8-3-7-9-5-6-(12)-3)
④木村 颯太/熊本 悠人  (津工業) 45点(2-(22)-8-1-3-5-19-7)
⑤佐々木M星和/中地 優太郎(清風)  45点(13-10-5-5-2-(15)-1-9)
⑥河崎 姫弓/後石原 優奈 (羽咋工業)46点(6-5-(11)-7-6-11-7-4)

※【レーザーラジアル級上位成績】 (49艇)
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【レーザーラジアル優勝の伴 俊弥(津工業)】

①伴 俊弥   (津工業)    22点(3-1-3-(11)-4-2-8-2)
②和田 大地  (津工業)    33点(5-3-6-3-5-4-(7)-7)
③文村 泰誠  (羽咋工業)   41点(7-(DSQ)-14-4-3-7-3-3)
④西口 将司  (津工業)    42点(2-8-11-(13)-7-6-4-4)
⑤城  毅   (琵琶湖ジュニア)44点(4-2-7-8-6-8-(20)-9)
⑥嶋倉 照晃  (真野浜SC)  57点((DNC)-DNC-2-1-1-1-1)
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⑧濱崎 望結  (津工業)    63点(6-12-4-7-16-24-5-13)※女子最高位

※主に近畿・北信越勢が集結するこの大会。特に420級ではインターハイ予選の前哨戦だけでなく、近畿・北信越選手権を兼ねていることから、重要大会に成長。さらに今年は東から強豪霞ヶ浦勢も参戦したこともあり、興味深い一戦となった。

小林
【今年の女子は彼女たちが中心になるだろう。準優勝の小林/白數ペア(宮津)】

420級では昨年ワールド代表の大石/青木(霞ヶ浦)が圧倒し文句なしの優勝を飾る。2-3位は昨年のインターハイチャンピオンと全日本女子420チャンピオン女子ペアによる熾烈な争いが展開される。序盤はインターハイチャンピオンの青山/福田(霞ヶ浦)がリードしたものの、全日本チャンプ小林/白數(宮津)が失格をカットできたことで逆転、小林-青山の順で決着。4位には全日本8位の木村/熊本(津工業)が入り、5位にはインターハイ10位であり近畿期待の佐々木/中地(清風)、6位の河崎/後石原(羽咋工業)も女子ペアであり、このメンバーで大健闘といえるのではないだろうか。初の中学生全日本420チャンピオン池田/宇田川(霞ヶ浦)は7位と敗れたものの、好逸材であることは変わりなく、要注目である。

レーザーラジアル級では、津工業勢が大活躍。伴が優勝、2位に和田、4位に西口と選手層が厚いことを見せつけた。3位には羽咋工業の文村が入った。そして初日浜名湖と日程が被り2レース出場できなかった嶋倉照晃(真野浜)が残り6レースを5レーストップフィニッシュと活躍、周囲は驚いたことだろう。彼も霞ヶ浦高に入学予定であり、前述の池田・宇田川・三浦帆香とジュニア時代に活躍したメンバーのほとんどが集結ととてつもないチームになりそうだ。




④【光ウィーク】(3/24-26・光スポーツ交流村ヨットハーバー)

※【420級上位成績】 (25艇)

①石川 和歩/犬伏 亮太  (高松商業) 16点(2-(6)-6-1-1-1-3-2)
②内貴 航路朗/山地 海心 (光)    31点((11)-4-10-3-4-6-1-3)
③山城 正人/鈴木 翔大  (高松工芸) 34点(3-1-3-9-(13)-5-5-8)
④長谷川 真大/石橋 幸成 (高松商業) 42点(4-18-2-(UFD)-6-3-2-7)
⑤梅野 真紗子/田村 優衣 (光)    52点(7-5-5-13-5-7-10-(DNF))※女子最高位
⑥佐藤 陽渚/荒川 心   (高松)   53点(9-14-1-7-8-9-(21)-5)

※【レーザーラジアル級上位成績】 (15艇)

①西尾 将輝   (鳥取県連)   10点(3-(UFD)-1-1-2-1-1-1)
②水谷 建太   (鳥取県連)   24点(4-4-3-3-(5)-2-2-2)
③西元 雫    (鳥取県連)   34点(2-1-7-2-3-3-(UFD)-DNF)※女子最高位

※主に中四国勢が集結したこの大会、420級は全日本6位の石川/犬伏(高松商業)が圧勝、同7位の内貴/山地(光)が2位と順当に決着。3位には山城/鈴木(高松工芸)が入った。長谷川/石橋(高松商業)は4位と敗れたものの、昨年インターハイコンバインドで準優勝したメンバーであり、今年は優勝しか狙ってないだろう。

シングルハンドでは今年ワールド開催の鳥取勢が上位独占。西尾が優勝、水谷ー西元が続いた。




⑤【第25回関東高校選抜&関東東海420選手権】(3/30-31・葉山港)
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【並みいる強豪を破り優勝した林/田原ペア(葉山町セーリング協会)】

※【420級上位成績】 (66艇)

①林  玄 /田原 瑠華  (葉山町)  4点(1-1-2-(4))
②国見 有 /齋藤 優希  (逗子開成) 6点((3)-2-1-3)※関東選抜男子優勝
③嶋倉 照晃/福田 祥大  (霞ヶ浦)  7点(1-5-(6)-1)
④大石 駿水/青木 武斗  (霞ヶ浦)  7点((3)-2-3-2)
⑤磯村 麟之介/金光 浩志 (逗子開成) 9点(4-1-4-(13))
⑥青山 知央/桑野 明日佳 (葉山町) 12点(2-4-(7)-6)※女子ペア最高位
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⑨青山 瑞希/福田 桃奈  (霞ヶ浦) 20点(6-6-(9)-8)※関東選抜女子優勝

※420級については関東東海選手権のリザルトとなっている。

※【男子レーザーラジアル級上位成績】 (11艇)
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【レベルが一枚上!優勝した白石誉輝(深沢)】

①白石 誉輝   (深沢)     3点((1)-1-1-1)
②久保 椋矢   (磯辺)    10点(3-3-(7)-4)
③谷川 壱星   (関東学院)  13点((DNC)-6-5-2)

※【女子レーザーラジアル級上位成績】 (5艇)
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【高体連初参戦!女子優勝の須永笑顔(横須賀学院)】

①須永 笑顔   (横須賀学院)  9点(4-2-3-(UFD))
②大関 陽依   (土浦第一)  18点(6-5-(8)-7)
③大村 杏奈   (東海大相模) 21点(2-(UFD)-3-UFD)

※ここまで4大会をみてきたが、最も動向が注目されたのはこの大会だろう。昨年の男女インターハイチャンピオンや、OP上がりの有力中学生など420級においては66艇と大盛況となる。4レース成立ではあったが、熱いレースが展開された。

昨年ワールドに出場した林/田原(葉山町セーリング)が優勝。2位には昨年のインターハイチャンピオン国見/齊藤(逗子開成)、3位にシングルハンドで連戦していた嶋倉/福田(霞ヶ浦)が入る。びわ湖ウィーク優勝の大石/青木(霞ヶ浦)は4位、磯村/金光(逗子開成)が5位、そして女子ペアの青山知/桑野(葉山町セーリング)が女子インターハイチャンピオン青山瑞/福田(霞ヶ浦)を上回り6位となった。

レーザーラジアル級は男子は白石(深沢)がオールトップと関東では抜けていることをアピールしたといえるのではないだろうか。女子では昨年国体入賞の須永(横須賀学院)が高体連大会に初出場となり、トータルでも準優勝と活躍した。

男子は白石が関東を牽引していくのは間違いないが、女子のインターハイ出場争いが熾烈になったようである。昨年優勝の大村杏奈(東海大相模)、今回優勝した須永、そして三浦帆香(霞ヶ浦)が加わるとどうなってしまうのか?(※関東女子の枠数は2)
今後も目が離せない。


※簡単ではあったが春休みの総括をさせて頂いた。まだ春の段階であり、私が評価をするには早いのであえてしないが、上記レース結果をご覧頂ければどのチームがリードしているのかは一目瞭然である。

次の大レースはゴールデンウイーク期間である。元号が変わり新時代の幕開けとなる。ユースワールド代表選考を兼ねる唐津JOCジュニアオリンピックカップを始め、千葉・蒲郡・鳥取と恒例の大会はそれぞれ実施予定である。是非とも頑張って頂きたいと思う。


以上






2018-12-27 22:55 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
※中学生スキッパーが快挙達成!
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【決勝スタートシーン!】 ※この記事の写真は全て陰山氏より

2018年最後を飾る第31回全日本420級ヨット選手権大会は、佐賀県ヨットハーバーで開催、全国から83チームに加え、韓国からのオープン参加を合わせ87チームによる熱戦が繰り広げられた。

レースは予選4レース決勝2レース計6レース実施。出場メンバーは引退した実力ある3年生や、今年のインターハイチャンピオンなど精鋭揃いの中で、総合優勝となったのはな・なんと中学生!OP上がりの池田海人/吉井稀世輝(霞ヶ浦セーリングチーム)が見事制覇。主に高校生中心の420・FJ選手権で中学生優勝はおそらく前例はあるまい。史上初の快挙だったのではないのか?

総合準優勝には今年の近畿大会優勝、アメリカ420ワールドに出場した小林 奏/白數奈津見(宮津)が、総合・女子・U-17と三冠の大記録の期待が高まるも惜しくも総合準優勝。しかし女子・U-17の二冠に輝いた。


※各クラス上位の成績は以下の通りである。(韓国チームはオープンだが総合のみ掲載させて頂く)




※【総合上位成績】(87艇)
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【池田の快挙達成には吉井の力があったことも事実である。東日本では嶋倉、茨城プレ国体では宇田川と乗り上位となっている】

①池田 海人/吉井 稀世輝 (霞ヶ浦)   15点(4-(5)-1-4-1-5) 
②小林 奏 /白數 奈津見 (宮津)    16点(2-8-3-1-(9)-2)
③尹 瑞妍 /姜 秀辰   (韓国)    17点((10)-5-2-2-5-3)
④小栁 倫太郎/木村 成寿 (中村学園三陽)19点(3-6-3-5-2-(20))
⑤中山 由菜/鶴田 希生  (玄海SC)  21点(6-6-(12)-2-3-4)
⑥金 東昱 /金 榮雨   (韓国)    28点((18)-7-4-3-7-7)
⑦宇田川 涼太郎/福田 祥大(霞ヶ浦)   30点(3-7-7-4-(34)-9)
⑧石川 和歩/犬伏 亮太  (高松商業)  32点(2-(15)-6-5-13-6)

※日本勢上位の顔ぶれをみると4・5位には小柳、中山とインターハイ上位で活躍した3年生が入り、7位には優勝した池田と同学年の宇田川も健闘、茨城プレ国体で優勝に続く活躍となった。8位にはインターハイコンバインド準優勝に貢献した石川/犬伏が入った。




※【女子上位成績】(30艇)
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【二冠の小林/白數ペア。来年の全国戦線を熱くさせてくれるだろう】

①小林 奏 /白數 奈津見 (宮津)  ※総合2位
②中山 由菜/鶴田 希生  (玄海SC)※総合5位
③青山 瑞希/福田 桃奈  (霞ヶ浦) ※総合12位

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【重氏の最後の教え子であり、広島ハンザワールドで重さんに代わり急遽出場し金メダルを獲得した中山/鶴田は5位。昨年の国体420級優勝】

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【インターハイチャンピオンの2年生コンビ・青山/福田は敗れたものの、それでも12位と上位である】



※【U-17上位成績】(27艇)

①小林 奏 /白數 奈津見 (宮津)  ※総合2位
②木村 颯太/熊本 悠人  (津工業) ※総合10位
③安永 昂生/中鉢 賢匠  (福岡県連)※総合11位

※総合10位の木村/熊本がU-17準優勝、そして11位には中学生で国体に出場した安永/中鉢が3位と高レベルの争いになった。



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【重由美子氏の銀メダルにはいくつも逸話があるのだが、多額の借金をしてオリンピックキャンペーンを展開したほど苦労したのである。若くしてお亡くなりになったのは非常に残念、ご冥福をお祈り致します。】


※今年の全日本は中学生の活躍が目立つ大会となった。特に池田、宇田川・嶋倉の霞ヶ浦勢と福岡の安永と新鋭が出現したことにより、来年の全国戦線が楽しみになった。きっと熱い戦いになること必至である。有望な選手が出て来ることを先日亡くなった重由美子氏も願っていたはず、きっと天国で喜んでいることだろう。


2018年最後の記事となったが、当ブログを読んで頂きました皆様には改めて感謝申し上げる次第であります。来年も高校生・大学生中心で観戦したいと思っておりますので引き続きよろしくお願い致します。


以上

2018-08-19 21:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
そして今年より新種目として加わった個人種目レーザーラジアル級だ。既に国体では1994年から少年種目として採用(シーホッパーSR)されていたが、実に24年遅れでインターハイ種目に採用されたのだった。待ちに待った関係者も多かったのではないだろうか?その証拠にラジアルのみの初出場が男女合わせて14校とそれを物語っているだろう。

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【新しいレースシーン・男子レーザーラジアル級のスタート】 ※WSCより

※男女レーザーラジアル級初代チャンピオンはどの選手になったのか?男子から簡単に振り返るとする。



※【男子レーザーラジアル級レース推移】

8/13(火) 天気・快晴 気温33℃ 風向240° 風速6m/sec
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【オープニングレースより1-1と圧倒!優勝した鈴木義弘(光)】※WSCより

ラジアルのスタートは420級の後で、コースはインナーループ、初日は2レース実施。絶好のコンディションでレースは始まった。

初日2レースでトップに立ったのは、優勝候補筆頭・ユースワールド代表の鈴木義弘(光)であった。ダウンウインドのスピードが桁違いであり、1-1の好スタート。2位は3-2の水田隆文(清風)、3位は4-3の桔川翔太郎(逗子開成)のワールド出場組が続く。

しかし優勝候補の一角・西尾拓大(桐蔭)は、いきなりBFDスタートと苦しい立ち上がりとなる。

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【総合2位の水田隆文(清風) 上位選手の実力は見せつけた】※WSCより


8/14(水) 天気・快晴 気温33℃ 風向265~300° 風速4~3m/sec
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【昨年の愛媛国体に続く3位とメダルを獲得した桐井航汰(明星学園)】※WSCより

2日目も2レース実施された。しかしながら風速が弱く、若干荒れ模様となる。暫定首位の鈴木は9-1と3度目のトップで首位をキープしたが、他は軒並み二桁順位を叩き、早くも抜け出してしまう。2位は水田、3位は桐井航汰(明星学園)が上がってくる。

8/15(木) 天気・くもり 気温31℃ 風向170~190° 風速4~3m/sec
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【惜しくも4位の松原穂岳(日進西)国体に期待!】※WSCより

3日目もさらに難しいレースとなる。暫定首位の鈴木は1-3に対し、2位水田は2度目の二桁順位となり、この時点で最終レースを待たずして、鈴木の初代チャンピオンが確定する。2位は水田、以下桐井-松原-桔川-そしてBFDがカットされた西尾拓大(桐蔭)が上がってきた。

最終日第7レースも上記6人が上位を占め、順位は変化せず、勝負は決した。

※鈴木の圧勝だったが、上位入賞者の顔ぶれをご覧頂くとしよう。



※ワールドレベルの走りを披露!
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【勝利のウイニングラン、ガッツポーズで応える鈴木義弘。将来の五輪候補】

スーパースターには、難しいコンディションも関係なかった・・・。初代チャンピオンには鈴木義弘(光)が輝いた。オールトップではなかったが、最終レースを残し優勝を決めたことはさすがである。レースについては私が改めて言うまでもないが、勝因はボートスピード、特にダウンウインドの走りが桁違いだったことである。実況中継の川井淳史アナウンサーも「我々のボートも追いつけない-!」との名言も生まれるほどだった。

彼のプロフィールを紹介すると、OP時代にはワールドに出場。中学3年で迎えた和歌山国体で並みいる高校生を撃破し、ラジアル初代チャンピオンならびに中学生優勝の快挙を達成。その後光高に入学後もダブルハンドには転向せず、シングルハンドで活動してきた。その後岩手-愛媛両国体でも圧勝し三連覇達成。世界でも昨年2017レーザーラジアルユースワールドでは日本人初の入賞とまさに記録づくめの選手なのである。

ここまでの選手になったのは常に前向きな姿勢と、豊富な練習量であることは言うまでもない。

もちろんインターハイは今大会が初めてであり、最初で最後の大会を初代チャンピオンの称号まで手にしたのはさすがである。このことについて彼はインターハイに出場できたことがうれしいと語ってくれた。これほどの選手でもそう思っていたのだから、シングルハンドをインターハイで導入したことは正解だったのだと私は感じた。

あと残すは福井国体で前人未到の少年種目4連覇のみだ。もし達成できれば、まず破ることができないとてつもない大記録となるだろう。実直にセーリングへ取り組む彼なら間違いなく達成することだろう。そして是非ともオリンピックを目指して頂きたいものである。

初代チャンピオンおめでとう!



※ワールド組・国体上位選手が全て入賞!

今回入賞したのは全てジュニアから始めた選手ばかりであり、力の違いを見せつけたと言えるのではないだろうか?
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【関東優勝の桔川翔太郎(逗子開成)1年生で5位入賞は立派】※WSCより

2位 水田隆文(清風)・・・・・B&G兵庫ジュニア海洋クラブ
3位 桐井航汰(明星学園)・・・江の島ヨットクラブジュニア
4位 松原穂岳(日進西)・・・・海陽海洋クラブ
5位 桔川翔太郎(逗子開成)・・江の島ヨットクラブジュニア
6位 西尾拓大(桐蔭)・・・・・和歌山ジュニアヨットクラブ

2位水田は鈴木には及ばなかったが、2年連続国体で入賞した実力を発揮。3位桐井も中盤苦戦はしたが、昨年国体3位の実力通りの結果。4位の松原は国体入賞経験はなかったが見事入賞。5位の桔川はこの中では唯一の1年生だったが、メダル争いに加わる健闘。そして6位の西尾は優勝候補であったが、BFDを挽回しての入賞となった。

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【地元優勝はならなかったが6位入賞した西尾拓大(桐蔭)】※WSCより

この中で、水田・桐井・西尾はインターハイ後にドイツで開催されるラジアルユースワールドに出場する。是非ともゴールドフリートに残れるよう頑張って欲しい。

※尚、優勝した鈴木、水田、桔川は、コンバインド得点にも貢献しており、この辺りも注目すべき点だったのではないだろうか?



 
※【女子レーザーラジアル級レース推移】

8/13(火) 天気・快晴 気温33℃ 風向290~240° 風速4~7m/sec
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【優勝候補の三浦と須田のデッドヒート】※WSCより

女子420級と同様に、初日は3レース実施。順風域以上の風域だったことから、力の差が早速出始める。初日1-1-1で首位に立ったのは、ユースワールド代表の三浦凪砂(湖西)であった。しかし申告ミスを取られトータル5点のスタート。そして2-2-2は4.7ユースワールド代表の須田英実子(膳所)が1点差の2位と早くも2人による優勝争いの様相となる。3位には1年生の大槻多恵美(済美平成)が続いた。

8/14(水) 天気・快晴 気温33℃ 風向265° 風速3m/sec

この日は1レース、第4レースでは風速も弱かったことから難しいレースとなる。この日軽風域に強い中四国勢が躍進、石田穂乃香(高松商業)-大槻多恵美-松尾 華(鈴峯女子)の順でフィニッシュ。暫定首位の三浦は苦戦したがそれでも4位フィニッシュでトップをキープ。暫定2位の須田も苦戦し6位フィニッシュと離れ始める。

8/15(木) 天気・くもり 気温31℃ 風向170~190° 風速4~3m/sec

この日も軽風域のレース。カットが入る第5レースで、石田が連続のトップフィニッシュで3位まで浮上したにに対し、首位三浦は7位フィニッシュと苦戦、2位須田も4位フィニッシュと、優勝争いは混沌としてきた。

続く第6レースでは風速が若干上がり、三浦が意地のトップフィニッシュで2位に3点差を付け、首位をキープ。そして石田-須田が続いた。石田が須田に追いつき、同点ながらも2位浮上、3位は須田となり、優勝争いはこの3人に絞られた。

しかし最終日は女子420級同様レースは実施されず、三浦凪砂の優勝で決着した。


※以上が女子のレース推移であったが、優勝者及び入賞チームを紹介するとしよう。



※優勝候補筆頭のプレッシャーを乗り越え優勝!
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【見事初代チャンピオンとなった三浦凪砂(湖西)】

以上のように初代女子チャンピオンになったのは、ユースワールド代表の三浦凪砂(湖西)だった。軽風域ではやや苦戦したものの、ある程度の風が吹けば力の差は歴然だった。しかし彼女は3年生であり、インターハイは最初で最後だったことから優勝へのプレッシャーはあったに違いない。

三浦は浜名湖ジュニアでヨットを始め、昨年は4.7ユースワールド代表、国体は中学3年生から出場し2年連続の入賞と力をつけてきた。そしてこのインターハイ後にはラジアルユースワールドにも出場する。是非とも頑張って頂きたいと思うし、福井国体でも二冠に挑戦する。

※初代チャンピオンおめでとう!

※大健闘の準優勝!
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【このメンバーで準優勝は立派!石田穂乃香(高松商業)】※WSCより

女子420級の記事でも紹介したとおり、準優勝となったのは石田穂乃香(高松商業)だった。得意風域となってから1-1-2と、もしシリーズが全て軽風域だったならば、優勝まであったのかもしれない。しかも入賞者の中で高校から始めたのは石田だけであり、殊勲の準優勝といえるのではないだろうか?

続く福井国体では、軽風域の難しいコンディションになる可能性が高いことから、一気に注目される立場になったのは間違いないだろう。

※タイトルには届かず
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【来年はチャンス!総合3位の須田英実子(膳所)】※WSCより

こちらも優勝候補だった4.7ユースワールド代表の須田英実子(膳所)だったが、3位に終わった。中盤戦における得意風域で順位を落としたのが痛かった。優勝を狙ってただけに不本意だと思うが、それでも3位メダル獲得はさすがである。しかもまだ2年生であり、オリンピアンでもある同校OB・兵藤和行氏にも指導される彼女は、福井国体、そして来年のインターハイも優勝候補になるのは間違いない。

※中四国勢躍進!
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【来年は間違いなく注目選手!4位入賞の大槻多恵美(済美平成)】※WSCより

今大会、非常に目立っていたのは中四国勢だった。1年生ながら4位入賞した大槻多恵美(済美平成)は大健闘、昨年地元愛媛国体は怪我の影響により悔しい思いをしたが、メダルまであと一歩と迫った。

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【インターハイでも入賞!松尾 華(鈴峯女子)】※WSCより

そしてここの所元気のなかった広島勢が5・6位に入る。国体上位経験者の松尾 華(鈴峯女子)が5位、昨年の国体は420で出場した1年生の小菅 楓(広島国奉寺)が6位と躍進した。松尾は男子420級初代チャンピオン・松尾虎太郎の妹であり、最初で最後のインターハイを入賞で締めくくった。

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【総合6位の小菅 楓(広島国奉寺)来年は上位進出間違いなし!】※WSCより

また1年生の小菅は、昨年までこの和歌山インターハイで抜群の運営をみせた坂本 亘監督の指導を受けており、和歌山を知り尽くしている監督の下なら、来年は怖い存在になるのは間違いないだろう。非常に楽しみである。




※以上新種目となったレーザーラジアルだったが、今大会は特にジュニア出身の選手の活躍が目立った。しかし女子高商石田のように高校から始めても上位を目指せることもわかったのではないのだろうか?今までダブルハンドしか活動していなかった既存校も練習し、レベルを上げてもらいたい。

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【今回一人参加校の特徴としてユニフォームではなく、制服で開・閉会式に出席する選手も多かった。う~ん新鮮だ】

そして今回高体連加盟していないユースセイラーでも、学校側の協力が得られずに出場を断念せざるを得ないケースも出ていると私は耳にした。これは非常に残念な話だが、やはり今後はジュニアクラブ側もより重要になってくるのではないのか?今回優勝した鈴木も「出場できてうれしかった」と言ったように、ほぼ全員がインターハイを経験できたことは良かったと思っているに違いない。是非とも来年以降も関係者の皆さんは選手の為に奔走して頂きたいと切に願っている。



※【最終総括】

新生インターハイは成功のうちに幕を閉じた。今年は中村三陽のインターハイ新記録達成や、半田女子が創部70年目の初優勝がより大会を盛り上げたのではないのか。そしてレーザーラジアルが導入され雰囲気もガラリと変化したように思えた。またコンバインド競技もチームワークを醸成する意味でもやはり良いものだ。やはりインターハイは活気に溢れいつ観ても素晴らしい。

来年も高校生は是非ともこの大会を目指し、練習し、出場できることを願い締めさせて頂くとする。


※来年も和歌山で会おう!


以上