2017-07-24 10:30 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
※本多/倉地(中村学園三陽)が全日本タイトルに輝く!
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インターハイ戦線を占う第35回全日本FJ級ヨット選手権大会は葉山沖で開催。全⑨レース強風域と安定した絶好のコンディションで実施.。

展望で述べた通り、中村学園三陽勢が激走。その中でリーダー格の本多/倉地が5回のトップフィニッシュを始め、最終レースを残し優勝を決めるなどまさに完勝。そして石川/上田が準優勝、小柳/石松が3位、倉橋/深水が6位と出場チーム全てが入賞の快挙となり、レベルの違いをみせつける結果となった。

※入賞チームは以下の通りである。



※【第35回全日本FJ最終結果】 (36艇)
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【全レース3位以内と圧倒!優勝した本多/倉地ペア(中村学園三陽)】

①本多 佑基/倉地 紘平  (中村学園三陽) 12点(1-1-1-(3)-1-3-2-2-1)
②石川 航 /上田 健登  (中村学園三陽) 17点(2-3-(7)-4-3-1-1-1-2)
③小柳 倫太郎/石松 慶彦 (中村学園三陽) 36点(3-2-5-(9)-8-5-7-3-3)
④松本 飛龍/岡田 和也  (霞ヶ浦)    38点((11)-6-2-6-11-2-3-4-4)
⑤蓮 千鶴 /鈴木 せいら (霞ヶ浦)    46点(7-9-6-1-2-8-6-7-(11))
※蓮/鈴木は女子ペア最高位
⑥倉橋 直暉/深水 拓斗  (中村学園三陽) 48点(6-5-3-2-(13)-4-9-10-8)



※まるでチームレース!
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【ライバル同士であってもレースプランを話合う三陽勢】

全レースが風向も真南で超安定、風速も申し分なく、まさに紛れのない実力がはっきりわかるコンディションになった今大会。オープニングレースより三陽勢が爆発する。本多-石川-小柳の順で決まり、続く第②レースでも本多-小柳-石川とまたしても1-2-3とまるでチームレースのようでもあるが、インターハイへ向けての部内予選でもあり、見応えのある真剣勝負であった。

本多/倉地が3レース連続トップフィニッシュで首位発進となる。石川/上田、小柳/石松、そして関東優勝の八鍬/大久保(逗子開成)が同点で初日を終える。

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【最終3マーク、先行している蓮/鈴木(霞ヶ浦)】

2日目は④レース実施。第④レースでは、女子二強が見せ場を作る。1マークで近畿女子優勝の秋岡/松家(芦屋)がトップ回航するも、ゲートマークまでに関東優勝の蓮/鈴木(霞ヶ浦)がトップに立ち、三陽3艇のプレッシャーを交わし、トップフィニッシュと見事なレースをみせる。

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【第⑦レースで連続トップフィニッシュの石川/上田】

続く第⑤レースでは、暫定首位の本多/倉地が4度目のトップフィニッシュで完全に抜け出したと思いきや、第⑥・⑦レースでは石川/上田が負けじと連続トップフィニッシュで本多の独走に待ったをかける。優勝争いはこの二艇に絞られる。しかし本多/倉地は、いまだ最低順位が3位と圧倒的有利で最終日を迎えた。

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【総合準優勝の石川/上田ペア(中村学園三陽)】

第⑧レースで石川が3連続トップフィニッシュも、本多/倉地は2位フィニッシュで最終レースを待たずに優勝確定。2位は石川/上田、3位は2日目に順位を落とした小柳/石松が意地を見せ3位へ浮上。後半戦に追い上げた松本/岡田(霞ヶ浦)が4位入賞、トップフィニッシュもあった女子ペア蓮/鈴木(霞ヶ浦)が5位入賞と健闘。そして倉橋/深水が6位入賞でレースは終了した。



※文句なしの走り・レースプラン

三陽勢の圧勝で幕を閉じたが、ペアの組み合わせをシャッフルしたかの様相だったが、それでもこの強さ。絶妙なヒールバランス、クルーのスピンワーク、完璧なスタート、練習で良く鍛えられているのは一目瞭然であり、素晴らしいという他はない。

またインターハイへ向け、全国のライバルに対してもプレッシャーをかけることができたことも、三陽勢にとって意義のあるシリーズだったのではないだろうか?

※女子ペアも健闘!
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【この風域で5位入賞は立派!蓮/鈴木(霞ヶ浦)】

女子ペアにとっては厳しいコンディションながらも5位入賞の蓮/鈴木(霞ヶ浦)は大健闘。三陽勢に抜かれずトップフィニッシュは評価に値するだろう。そしてもう一方の注目チーム・秋岡/松家(芦屋)は総合11位であったが、四度のシングル、蓮に対しても2レース先着とこちらも健闘したのではないだろうか?この2チームのインターハイ本番での上位は堅いだろう。



※【全日本FJの今後】

今年のインターハイを最後に種目から外れる当クラスではあるが、全日本FJの行方は気になる。各方面からは続けて欲しいとの要望がある模様だが、インターハイ・国体にない種目には予算をかけられないのは当然であり、単独開催は困難になるだろう。

昨年は420との共催となったが、続けるとしたならばこの方法しかないと思われる。420級が各校ある程度揃ってきたと言ってもまだまだ足りないし、特に部員の多い高校はFJで練習せざるを得ない。より多くの生徒にレースを経験して欲しいという意味合いからも、考えて欲しいと思うのである。

エントリーが集まらなくなった時点で終了すればいいのだから・・・。


※今大会が終わるといよいよ和歌山インターハイだ。選手の皆さんは残り時間を大切にし、本番を迎えてほしい。


以上


FJ第35回全日本
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2017-07-13 14:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
※インターハイFJ級最終年度の全日本選手権
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【昨年の34回若洲大会より(昨年は420級と共催)】※東京都ヨット連盟より

インターハイ予選も終わり、高校生諸君にとってはインターハイ本番へ向け、より一層の練習に励んでいることだろう。

その前哨戦として第35回全日本FJ級ヨット選手権大会(7/21~23・神奈川県葉山港)が開催されようとしている。もう皆さんがご存知の通りこのクラスは、今年のインターハイを最後に種目から外れることが決定しており、特に意味のある大会となることだろう。ただここ数年はエントリー数も少なくなり、今大会においては「エントリー30艇未満は開催しない」との条件付きだったが、36艇エントリーとなり開催される運びとなった。

エントリーメンバーを見てみると、関東・近畿・九州の有力チームが出場することから、インターハイ前哨戦としても注目の一戦となることだろう。

簡単に展望することにする。



※【全日本FJ級ヨット選手権展望】(36艇エントリー)

※3水域のトップが激突!
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【スタートから圧倒する小柳/石松ペア(中村学園三陽)】※大分県高体連様より

エントリーをみてみると、まず注目すべきチームは中村学園三陽(福岡)を挙げなくてはならないだろう。当ブログでもご紹介している通り、僅か創部22年と歴史は浅いながらも、インターハイでは男子最多の16勝と現在の高校ヨット界ではなくてはならない存在である。今年も実力上位の選手が多く、レギュラー争いが熾烈である。

4艇エントリーだが、九州大会は420級で出場したメンバーも当大会に出場することから、レギュラーを決定する重要な大会の位置づけなのか?九州大会420優勝の本多佑基/倉地紘平を始め、同3位倉橋直暉/深水拓斗、またFJ級準優勝の小柳倫太郎/石松慶彦、九州大会は出場できなかったが実力ある石川 航/上田健登と強豪揃いである。昨年のインターハイも圧勝であり、この4チームから優勝となるのは極めて高いだろう。

三陽勢に続くのは九州大会FJ級優勝の深江哲平/ 中村海一(日南振徳)となるだろう。九州選抜・JOCは準優勝と実力は上位である。

強力な九州勢に対し、関東・近畿勢は対抗できるのか?インターハイへ向け興味深い戦いである。関東大会優勝の八鍬佑樹/大久保拓海(逗子開成)や同2位であり、昨年の全日本準優勝・松本飛龍/岡田和也(霞ヶ浦)、同3位の森 涼太/遠藤知洋(逗子開成)までか?
これに加え、近畿大会2位、びわこウィーク・鳥取選抜優勝の小西健治/佐々木拓真(芦屋)までが争覇級となるだろう。


※女子ペアも見応えあり!
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【昨年の全日本FJは3位入賞の蓮/鈴木ペア(霞ヶ浦)】※東京都ヨット連盟より

ここまでは男子ペアを見てきたが、女子はどうだろう?

関東・近畿両大会のFJ級では、男子を上回る成績で優勝した2チームが今大会で激突する。霞ヶ浦の蓮 千鶴/鈴木せいらと芦屋の秋岡なおみ/松家瑞歩にまずは注目である。特に秋岡ペアは男子有力の藤原(清風)を上回っており、その実力は確かであろう。蓮も昨年の全日本でも3位と実力上位。さらには九州大会は失敗したものの、トップフィニッシュもあった川口莉子/吉田鈴奈(長崎工業)や、OGとなったが、昨年女子420戦線で大活躍した石井 茜が後輩の石飛梨香(磯辺)と出場するなどどのようなレースをみせてくれるのか?

インターハイ前でもある為、選手諸君は体調に留意し、全力で戦って頂きたい。


以上


2017-06-20 03:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
6月に入り、高校生にとって最も重要な大会といえば、やはりインターハイ予選ではないだろうか?特に3年生は負けてしまうと引退、複数艇でエントリーのチームは本戦でのレギュラー争いと独特の雰囲気の中でプレッシャーもかかることから、まさに重要な分岐点なのである。全国9水域で予選が実施され、全出場校が決定した。

※【第58回全国高等学校ヨット選手権大会 出場校一覧】第58回インターハイ出場校一覧

※以上のようになったが、まずはインターハイ進出を決めた各校諸君並びに関係者の皆様には「おめでとう」と申し上げたい。特にFJ級においては最後の大会であり、喜びも格別だろう。

※420級が導入されて3年目となった今年までは、新レギュレーション移行期間であり、インターハイ本番の各種目各校一艇であるのに対し、レースに関しては各水域に一任されておりそれぞれ違う。その辺りも説明しながら、今年は全水域一気に結果とレース状況をお伝えしていくことにしよう。



①【北海道水域】 ※6/3~4 江差港マリーナ

※小樽水産が男女420級制覇!

※【出場校】
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毎年最初にインターハイ出場校が決まる北海道予選では、予定の6レースを全て消化。昨年は小樽水産が全3種目を独占したが、今年は男女420で小樽水産が、男子FJでは小樽海上技術がそれぞれインターハイ進出を決めた。



②【東北水域】  ※6/16~18 青森・大平マリーナ

※宮古・宮古商業が全種目通過!
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【東北大会レースの様子】

※【出場校】
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【※女子FJ級は上位が複数となった為、大湊まで進出】

今年の東北大会は本州最北端・むつ市大平マリーナで開催。エントリーは全種目各校2艇まで、インターハイ同様、男女別のスタート、6レース制。風が期待できない大方の予想を良い意味で裏切り、順風域以上のコンディションの中、5レースを消化し決着。

現在東北のリーダーはやはり岩手県勢であろう。この大会、2年連続で全種目制覇中の宮古商業が記録を伸ばすのか?それとも同県のライバル校・宮古が阻止するのか?この辺りが注目点であった。

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【殊勲の男子420優勝・岡田/吉田ペア(仙台第二)】

枠が一つ減った男子420級では、第②レースでマークを間違えるチームが続出するハプニングがあったものの、実力あるチームが順当に上位を占める。しかし優勝したのはなんと仙台第二の岡田 侃/吉田高天であった。仙台第二は宮城県№1の進学校であり、堂々たる成績で岩手勢を上回ったのはまさに殊勲賞ものであろう。以下、宮古・宮古商業・青森工業がインターハイ進出となる。

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【まさに圧勝!男子FJ級優勝の佐々木/千田ペア(宮古商業)】

男子FJ級では宮古商業の佐々木祐哉/千田直人が文句なしの圧勝。青森工業・塩釜・宮古までがインターハイ進出となる。

女子420級では枠が一つ増え、4校となった今年は、昨年のインターハイ10位、宮古の田中真琴/加藤美久がパーフェクト優勝。準優勝には昨年のインターハイも出場している塩釜の高橋紀香/佐藤梨々香が順当にワンツー。宮古商業が3位、そして最後の枠は本荘と大湊が接戦となるも大湊に軍配が上がる。

女子FJ級では、昨年のインターハイ7位・今年の稲毛ウィークでも男子相手に優勝した宮古商業の工藤紗弥/三浦ありさが優勝と思いきや、同13位であり、ライバル宮古の長澤侑里/若狭郁実が互角に対抗。特に強風域となった第3~5レースで逆転し、優勝となる。準優勝は宮古商業、3,4位には宮古商業・宮古と重複した為、最後の席を地元・大湊と、震災以来休部状態であったが昨年愛好会として復活、18年ぶりの進出を狙った石巻との争いになったが、大接戦の末同点。タイを解消しても決着がつかず、最終レースで上回った大湊がインターハイ進出となった。

全体をみれば、宮古商業・宮古が全種目通過、青森工業、塩釜、大湊がそれぞれ二種目通過となる。この中で上位進出の期待がかかるのはやはり宮古・宮古商業の女子か?昨年のインターハイを経験しているのは大きいだろう。要注目である。



③【関東水域】  ※6/10~11 千葉・稲毛ヨットハーバー

※霞ヶ浦が三種目制覇!
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【関東でも420級が2艇エントリーとなり、見応えのあるレースとなった】

※【出場校】
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【※男子420は2校が複数艇が上位となった為、関東学院まで、男子FJは3校が上位となった為、稲毛まで進出】

2年連続でインターハイ優勝チームを輩出した関東大会は、千葉・稲毛ヨットハーバーで開催。昨年とは違い、420級でも各校2艇までのエントリーに変更。クラス別男女同時スタート、6レース制・絶好のコンディションで全レース消化し、決着した。

昨年は霞ヶ浦が全種目で優勝の大記録を達成したが、今年もその勢いが続いているのか?に注目であった。

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【今年はインターハイ優勝を狙う男子420級優勝の蜂須賀/狩野ペア(霞ヶ浦)】

男子420級ではJOCで優勝し、全国的にも№1に上り詰めた霞ヶ浦の蜂須賀晋之介/狩野弁慶と、昨年インターハイFJ級準優勝、関東選抜では蜂須賀を破った慶應義塾の小木曽 涼/兼子 烈とのハイレベルな戦いとなる。

蜂須賀が圧倒し、見事関東大会2連覇を達成。以下、慶應・稲毛・磯辺・逗子開成と続き、1枠増えた最後の席に注目が集まったが、関東学院が3年ぶりの進出となる。3年前は地元推薦枠の出場であったが、自力では1990年以来27年ぶりである。同校は2大会五輪出場の同校OB佐々木共之氏が指導し、レベルアップに繋がったのは間違いないだろう。

さらには2艇エントリーとなったことで、霞ヶ浦の1年生スキッパー・大石駿水/吉井稀世輝が3位に入ったのは特筆ものであり、新人賞もののレース内容であったといえる。蜂須賀の後継者として来年は中心になるだろう。

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【逗子開成2艇と霞ヶ浦3艇の争い】

男子FJ級では、霞ヶ浦VS逗子開成が濃厚だったが、選抜優勝の松本飛龍/岡田和也(霞ヶ浦)は、第3レースでトップでフィニッシュと思いきや痛恨のリコール。逗子開成2艇・八鍬佑樹/大久保拓海と森 涼太/遠藤知洋のワンツー体制と圧倒的有利に。
2日目は難解な海面となったものの、霞ヶ浦を振り切り、八鍬/大久保が優勝。稲毛ウィークの雪辱を果した。

2位は霞ヶ浦、以下逗子開成・磯辺・慶應・慶應・霞ヶ浦と3校が複数艇となり、最後の席は稲毛が最初で最後のFJ級進出を決めた。

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【霞ヶ浦女子420連覇を繋いだ青山/福田ペア(霞ヶ浦)】

女子420級では今年から1枠減となり、どのように影響するのか?に注目だったが、関東選抜、稲毛ウィーク女子最上位の櫻井 香/後藤 楓(土浦日大)が優勢かと思いきや、緊張からミスも多く、霞ヶ浦の新鋭・茨城ジュニア出身の青山瑞希/福田桃奈が上回り、3年連続420級優勝となる。
2位の土浦日大は3年連続インターハイ出場となったが、女子としては2007年唐津大会以来、10年ぶりの進出となった。

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【男女合わせても優勝!蓮/鈴木ペア(霞ヶ浦)】

女子FJ級では、各種大会上位の蓮 千鶴/鈴木せいら(霞ヶ浦)がパーフェクトで優勝。しかも男子との勝負でも最上位と実力を発揮。クルーの鈴木は昨年インターハイで惜敗しており、今年はなんとしても取りにいきたい所である。2位は磯辺が入り、それぞれインターハイ進出を決めた。

全体総括としては、霞ヶ浦が全種目制覇とはならなかったものの、三種目優勝と充実している。大会中でもハーバーと宿の行き帰りはランニングをするなど、努力している所が素晴らしいといえるであろう。

その他では磯辺が三種目、逗子開成・慶應義塾・稲毛が二種目と関東の上位校が順当に駒を進めた。

インターハイ進出チームの中で期待できるのは、男子420の蜂須賀、小木曽、そして女子FJの蓮となるのではないか?是非とも頑張って欲しい。



④【北信越水域】 ※6/17~18 石川・滝港マリーナ

※羽咋工業が全種目完全優勝!
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【北信越大会出艇前の様子】

※【出場校】
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【男子FJ級では羽咋工業が2艇となった為、新湊まで進出】

北信越大会は、石川・滝港マリーナで開催。エントリー無制限、ダブルハンド全種目同時スタート、7レース制で実施。軽風域で6レース成立し決着した。

昨年インターハイ種目15連勝でストップしてしまった羽咋工業だったが、今年はJOCで420ワールド出場権を獲得した河崎 聖/永田 魁を始め、男子FJ級の中山喬皓/平野拓也、女子420級の高津ちあき/小作夏未、女子FJ級の平木美帆/坂口陽音全艇が優勝し、2年ぶりの全種目制覇となった。

羽咋の強さが際立っていたが、残る席は男子2種目・女子1種目、これをめぐって熾烈な争いが繰り広げることになる。

男子FJ級は新湊が進出となったが、男女420においてインターハイ常連の新湊と、来年福井国体開催で気合いが入る三国との熾烈な争いになる。

男子は序盤三国がリードしたものの、終盤で新湊が逆転。女子は全くの同点、東北と同様、最終レースで上回った三国が2006年和歌山大会以来11年ぶりの進出となった。

インターハイへ向け期待したいのは、やはり男子420級の河崎/永田となるだろう。実績は十分、同高初のインターハイ男子入賞以上を狙う。

北信越ではシングルハンドも導入されているが、福井国体開催地・若狭和田マリーナ近くの若狭高校が多くのエントリーがあったことや、羽咋工業前顧問・岩城宏志教諭率いる七尾東雲高校も初出場で準優勝と、来年以降の戦いが楽しみになったといえるのではないのだろうか?



⑤【東海水域】  ※6/17~18 三重・津ヨットハーバー

※大激戦!
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【東海大会出艇前の様子】

※【出場校】
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2年連続・津ヨットハーバーで開催された東海大会は、昨年同様、全種目各校一艇エントリー、クラス別男女同時スタート、6レース制で実施。初日はまずまずの風域だったが、最終日は風に恵まれずキャンセル。4レースでの決着となった。

今年の東海は女子で両クラス枠数が減ったことや、男子でも熾烈な争いが予想された。
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【全日本420でも3位の谷口/伊藤ペア(津工業)】

男子420級では昨年初出場となった津工業の谷口龍帆/伊藤百矢と碧南の杉浦涼斗/山田大夢との実力者同士の争いとなったが、碧南が序盤出遅れた影響もあり、津工業が東海大会初優勝を飾る。2位は碧南、以下熱海・碧南工業がそれぞれインターハイ進出となった。

最も厳しい戦いだったのが男子FJ級であった。3枠に対し有力チームは5校と熾烈を極めた。実際順位の出入りも激しく、昨年インターハイ6位入賞・碧南工業の都築峻也/杉浦航大が優勝候補筆頭と思いきや、これを上回り優勝したのは半田の湯ノ口貴大/三浦裕玖だった。準優勝は碧南工業、最後の席は海津明誠と碧南の争いになり、海津に軍配が上がった。

女子420ではこちらも実績上位である碧南の杉浦春香/稲吉風生が順当に優勝を飾り、海津明誠・半田がインターハイ進出。

女子FJでは海津明誠の加治木まなつ/堀田瑠央がオールトップで優勝、碧南が2位とそれぞれインターハイ進出となった。

総括としては、津工業の初優勝が目立ったものの、碧南・海津明誠が三種目、半田・碧南工業が二種目、熱海が一種目となった。この中で注目なのが、男子420・津工業の谷口、碧南の杉浦涼、女子420の杉浦春、男子FJで今年も上位を狙う碧南工業、半田。女子FJでパーフェクトの海津明誠と入賞が狙えるチームが多数存在し、期待できるのではないか?



⑥【近畿水域】  ※6/9~11 和歌山セーリングセンター

※男子種目は清風、女子種目は芦屋が完全制覇!

※【出場校】
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【※女子FJ級は芦屋が複数艇が上位となった為、膳所まで進出。星林は開催県推薦予定】

近畿大会は、今年も和歌山セーリングセンターで開催。各校エントリー無制限、種目別男女同時スタート、7レース制で争われ、昨年のインターハイのコンディションに近い風向・風域で全7レースを消化しての決着となった。

昨年の男子420級チャンピオン・西村宗至朗(清風)が出場するとあって、まさに注目の同大会。果たしてどうだったのか?
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【インターハイ連覇を目指す優勝の西村/蔵田ペア(清風)】

男子420級では清風の西村宗至朗/蔵田翔也が当然の如く圧勝。しかも最終レースはスキッパー・クルーを交代するほどの余裕ぶり。準優勝には和歌山工業、以下一昨年4位入賞の向陽が続き、最後の席はここでも膳所と芦屋が同点。タイを解消し、膳所が上回った。19096046_1528660110542360_216041532_o.jpg
【男子FJ級優勝の藤原/平井ペア クルーの平井は昨年の優勝クルー】

男子FJ級では、420でも各種大会で上位の藤原達人/平井徳輝(清風)に対し、びわこウィーク、鳥取選抜優勝の小西健治/佐々木拓真(芦屋)がどこまで迫れるのか?に注目だったが、最終レースで藤原が逆転し優勝となった。以下、芦屋・和歌山工業がインターハイ進出を決めた。

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【鳥取選抜に続き優勝の河上/岡村ペア(芦屋)】

そして今回最も目立ったのが女子の活躍であった。まず1枠増えた女子420級では鳥取選抜優勝の河上愛弓/岡村保乃加(芦屋)が男女合わせても3位の好成績で優勝。準優勝は丹生彩雲/山田志保美(星林)、3位は田中穂波/須田英実子(膳所)となるも、男女合わせてもそれぞれ5位・6位とレベルが高く、文句なしのインターハイ進出となった。

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【女子FJ級優勝の秋岡/松家ペア(芦屋)】

さらには女子FJである。こちらも芦屋同士の熾烈な優勝争いとなる。秋岡なおみ/松家瑞歩と森重新那/井上笑里は、なんと男子優勝の藤原/平井を上回るレベルの高さでシリーズをリードする。女子のみの順位では秋岡/松家が優勝となったが、男女合わせると森重/井上が上回る不思議な現象となってしまうほどの活躍ぶりであった。3位も芦屋の中村/原が入り、3艇芦屋が独占となった為、膳所までがインターハイ進出となった。

男子は清風、女子は芦屋の完全制覇となったが、膳所が三種目と躍進したのが光った。昨年全滅となった和歌山勢は意地をみせたといえるのではないだろうか?

インターハイでは当然ながら男子は清風の完全優勝、女子は両クラス共に芦屋の初メダルに期待したい所である。果たしてどうなるのか?



⑦【中国水域】  ※6/16~18 岡山・牛窓ヨットハーバー

※光が男子種目完全制覇!

※【出場校】
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中国大会は岡山・牛窓ヨットハーバーで開催。各種目各校一艇ずつのエントリー、種目別男女同時スタートだが、成績は男女別につけないのが特徴、7レース制で実施。軽風域ながらも全レースを消化しての決着となった。

男子では両クラス共にが完全制覇となる。先日のJOC420級でも上位の尾道佳諭/三浦 匠と、29erクラスでユースワールド出場予定の小泉凱皇/河村 諒がそれぞれ420とFJに別れ、完全制覇を達成。両者は昨年のインターハイで力を出し切れず悔しい思いをしたが、今年は両者上位進出は間違いないだろう。どうなるのか?

男子420は邑久・聖光・米子工業高専が、男子FJでは邑久・聖光がそれぞれインターハイ進出を決めた。

鳥取
【女子420級優勝の日野/福田ペア(境) クルーの福田は昨年の国体準優勝である】※鳥取県セーリング連盟より

女子420級では二枠の争いを3校による大接戦となる。最終レースを残し、それぞれが1点差ずつとまさに痺れる展開。その中で日野ひより/福田ゆい(境)が2位フィニッシュで優勝。残り一枠は光と邑久の争いとなり、邑久に軍配が上がる。

1枠増えた女子FJでは鳥取選抜でも好レースをみせた小林愛実/黒瀬南海(倉敷鷲羽)がトータルでも2位であり、文句なしの優勝。倉敷鷲羽は高校ヨット界では聞きなれない校名だが、以前の児島高であり、統合して現校名となる。インターハイ進出は2004年地元牛窓大会以来実に13年ぶり。残り一枠は大島商船高専が入り、こちらも女子としては初のインターハイ進出となった。



⑧【四国水域】  ※6/17~18 香川・高松市立ヨット競技場

※高松商業が三種目制覇!
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【出艇前の様子】※SAIL TAK様より

※【出場校】
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四国大会は例年通り、高松で開催。エントリーは各種目各校一艇ずつ、男女別スタート、6レース制。軽風域ながらも全レース消化しての決着となった。

ここ2年間、香川勢はインターハイでも上位戦線で活躍しており、昨年は女子FJ級で高松高が優勝したのは記憶に新しい。当然ながら香川勢は注目だが、今年は愛媛国体が開催されることから、新居浜東がインターハイ初出場となるのか?にも期待していたのだが・・・。

工芸・松本
【インターハイ優勝を目指す・松本/森江ペア(高松工芸)】※SAIL TAK様より

男子種目では高松商業と高松工芸がそれぞれ二種目を独占。男子420級では嶋野成優/藤村龍也(高松商業)が優勝。男子FJ級では昨年420級で5位入賞、JOCでも優勝の松本 諒/森江勇哉(高松工芸)がオールトップで快勝となる。

長岡
【実績は最上位の長岡/森ペア(高松商業)】※SAIL TAK様より

女子種目では高松商業が圧倒。女子420級では昨年インターハイ5位の長岡叶子/森 七海(高松商業)がオールトップで快勝。女子FJ級では村川麻耶/米崎莉花と島原夏音/杉山友里華の2チームで挑み、パーフェクトリレーで圧勝、420の準優勝は高松第一が3年ぶりの出場。FJ準優勝は昨年インターハイ優勝の高松がそれぞれ決めた。

高松商業が三種目で制覇、そして男子FJ級でも1年生スキッパーが活躍するなど、今年も強い。インターハイ本番では男子FJの松本/森江(高松工芸)と女子420級の長岡/森、そして女子FJの2チームが期待でき、女子完全優勝の可能性も十分にある。ここ2年間のインターハイ本番の風域などをみていると、香川勢にとっては一番合っているのではないのか?と私は勝手に思っている。

今年も香川勢からは目が離せないだろう。まさに要注目である。



⑨【九州水域】  ※6/16~18 沖縄・与那原マリーナ

※大荒れの沖縄開催
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【九州大会420級スタートシーン】※大分県高体連様より

※【出場校】
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【※男子420級では中村三陽が二艇上位となった為、西南学院まで進出】

今年の九州大会は沖縄・与那原マリーナで開催。420級は各校2艇まで、FJ級は1艇のエントリー、クラス別男女同時スタート、7レース制で実施。しかしながら梅雨前線が活発で大荒れ、近くの豊見城で開催予定だったAKB総選挙もビーチでは開催できなくなることも話題となった。僅か4レース成立も絶好の強風域で決着した。

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【今年は優勝を狙う・本多/上田ペア(中村学園三陽)】※大分県高体連様より

男子420級では昨年インターハイ5位の本多佑基/上田健登(中村学園三陽)が貫禄の優勝。2位には九州選抜優勝の宮本健吾/中村麗央(日南振徳)、3位には昨年国体4位の倉橋直睴/河津優理(中村学園三陽)と実力あるチームが上位を占め、4位には地元知念が6年ぶりの進出、5位には昨年震災にあった宇土が2年ぶりの進出。以下別府翔青、鹿児島商業となり、最後の席には中村三陽が二艇上位となった為、西南学院までがインターハイ進出となった。

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【男子FJ級優勝の深江/中村ペア(日南振徳)】※大分県高体連様より

男子FJ級では小柳倫太郎/倉地絋平(中村学園三陽)が実力上位も、第3レースで二度の笛でRETとなり準優勝となってしまう。代わって優勝したのは九州選抜・唐津JOC準優勝の深江哲平/中村海一(日南振徳)であった。3位には宮崎海洋・以下知念・別府翔青・鹿児島商業までがインターハイ進出となった。

女子420級では昨年インターハイを経験したチーム同士の争いとなり、中山由菜/鶴田希生(唐津西)が三度のトップで快勝。準優勝は上園田明真海/ラミレス・アラナ・イオナ(別府翔青)、3位は長崎工業が420級初進出、そして日南振徳までがインターハイ進出となった。

一方、女子FJ級では3校による優勝争いとなり同点となってしまう。1位の数で決着し、長尾芽依/大山 彩(宮崎海洋)が同校連覇を達成。2位は別府翔青、3位修猷館は女子4年ぶりの進出、最後の席には第①レースで沈をし、苦しいスタートとなった長崎工業が食い込んだ。

男子は中村三陽・日南振徳で優勝を分け合う形にはなったが、中村三陽の実力が際立っていることは間違いないだろう。両クラス制覇で一気にインターハイ単独最多勝利数を目指す。

女子ではここ2年優勝校が出ていない状況となってしまったが、女子420の唐津西、そして長崎工業も二種目通過と上位戦線の可能性がが出てきただけに楽しみになったといえるであろう。



※以上長々とお伝えしてきたが、どう感じただろうか?今回は僅かな差で敗れたチームも多く、全く以って心苦しいのだが、改めて勝負の厳しさを教えられたのではないだろうか?

インターハイ出場を決めた選手諸君は残り2ヶ月弱、それぞれの目標達成の為、一層練習に励んで頂き、本番では良いレースをみせて欲しい。


以上


2017-05-11 00:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
GW期間中のレースも終わり、約1ヵ月後には高校生にとっては最も重要な「インターハイ予選」の季節となる。各水域予選の日程は以下の通りである。
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【昨年57回大会熱戦の様子】

※尚、今年は各水域のインターハイ出場枠が変更されているので、それも併せて添付させて頂く。

※【各水域インターハイ予選 日程一覧】
29インターハイ予選

※【各水域別インターハイ出場枠一覧】
枠数改正

※平成26~28年度の水域大会出場数などを基に改正されている。今年でFJ級は廃止されるが、来年の枠数も既に決定されている(今年は省略)
是非とも悔いの無いよう頑張って頂きたい。


以上

2017-05-08 22:30 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
春休みに続き、例年通りGW期間中にも多数のレースが開催。高校生にとっては約1ヶ月後に各水域で開催される「インターハイ予選」の前哨戦として、またワールド代表を懸ける注目の大会もあり、大いに盛り上がったことだろう。4大会連続で結果をお伝えしていこう。



①【稲毛ウィーク】(5/4~5/6・稲毛ヨットハーバー)
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【オールラウンドの風域となった稲毛ウィーク】

※【420級最終結果】 (15艇)

※三つ巴の争い
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【優勝した小田島/森ペア(逗子開成)】

①小田島 佑門/森  樹  (逗子開成) 14点(2-4-1-2-1-2-(6)-2)
②谷  望 /松島 広輔  (稲毛)   20点(1-1-2-4-5-6-1-(UFD))
③櫻井 香 /後藤 楓   (土浦日大) 22点(4-8-3-1-3-1-2-(UFD))
④木村 境吾/伊藤 澪史  (宮古商業) 24点(3-3-5-(6)-2-4-4-3)
⑤沖本 航太朗/大野 達也 (逗子開成) 25点(5-2-4-3-(7)-3-7-1)
⑥塩谷 善太/木下 健太郎 (富山県連) 44点(6-7-6-7-(8)-5-8-5)

※2014年までは「東日本FJ」として開催されていたこの大会は、リニューアルして3年目となるも、420級においては関東選抜上位が全てJOC出場とあって、参加艇数は少なくなってしまったが、関東選抜5位の小田島/森(逗子開成)、同6位で女子優勝の櫻井/後藤(土浦日大)、関東選抜は不参加だったが、昨年インターハイ出場の谷/松島(稲毛)3つ巴の優勝争いとなる。

小田島は終始安定したスコアでまとめ、2艇を振り切り優勝となった。

※【FJ級最終結果】  (20艇)

※今年も女子ペア優勝の快挙!
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【インターハイでの上位進出に期待!優勝の工藤/三浦ペア(宮古商業)】※FBより

①工藤 紗弥/三浦 ありさ (宮古商業) 12点((4)-4-1-2-1-3-1)
②森 涼太 /遠藤 知洋  (逗子開成) 23点((14)-6-2-1-9-1-4)
③大坂 勇二/小柴 涼摩  (磯辺)   24点(2-3-3-5-(6)-6-5)
④伴 夏寿実/伊藤 美雪  (磯辺)   25点(3-5-5-3-3-(12)-6)
⑤佐々木 祐哉/千田 直人 (宮古商業) 27点(6-2-4-7-5-(8)-3)
⑥八鍬 佑樹/大久保 拓海 (逗子開成) 29点(1-1-(UFD)-UFD-2-2-2)

※霞ヶ浦・慶應勢が不参加の中で、上位と見られていた八鍬/大久保(逗子開成)は、初日1-1の好スタートを切るも、2日目に痛恨の連続UFDで脱落。

代わって首位に立ったのは、昨年インターハイ7位の女子ペア・工藤/三浦(宮古商業)であった。トップ3回を含む、2位とはダブルスコアの差をつけ快勝。昨年の仲/鈴木(霞ヶ浦)に続いて2例目の快挙となった。



②第33回全国高校選抜鳥取大会(5/4~6・境港公共マリーナ)
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【境港ならではの強風域でのレースとなった】※鳥取県セーリング連盟より

※【420級最終結果】 (11艇※オープン含)

※強風域で女子ペアが優勝!
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【近畿勢の上位は間違いない・河上/岡村ペア(芦屋)】

①河上 愛弓/岡村 保乃加 (芦屋)   24点(2-(7)-4-4-3-3-5-3)
②日野 ひより/福田 ゆい (鳥取セ連) 38点(7-6-8-(9)-5-4-2-6)
③林 豪也 /内田 大陸  (聖光)   40点(4-4-7-8-9-(OCS)-7-1)

※かつてはこの大会には近畿・中国・四国勢が集結した盛大な大会であったが、420級がインターハイで採用されてからは激減してしまった。

レースの方はオープン参加であったが、昨年の全日本女子インカレ優勝の山本佑莉が圧倒し、高校生セイラーは勉強になったのでは?高校生最上位は女子ペア・河上/岡村(芦屋)がびわこウィーク入賞に続き、優勝を果たした。強風域のレースだっただけに素晴らしかったのではないのか?

※【FJ級最終結果】  (13艇)

※びわこに続き連勝!
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【連勝は見事!小西/東郷ペア】

①小西 健治/東郷 郁也  (芦屋)   17点(1-3-3-1-(5)-6-1-3)
②高原 成功/竹澤 千里  (邑久)   20点(2-2-4-4-2-4-(6)-2)
③森重 新那/井上 笑里  (芦屋)   20点(3-4-2-3-(6)-2-2-4)  

※FJ級では中国大会の前哨戦+芦屋勢が参加となったが、びわこウィーク優勝の小西/東郷(芦屋)が、昨年インターハイ出場の高原/竹澤(邑久)を振り切り優勝となった。



③中部420・FJ級選手権(5/5~7・海陽ヨットハーバー)
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【良い風の中実施された中部420・FJ選手権】※愛知県ヨット連盟より

※【420級最終結果】 (18艇)

※碧南勢強し!

①杉浦 涼斗/山田 大夢  (碧南)    6点((3)-2-1-1-1-1)
②杉浦 春香/稲吉 風生  (碧南)    9点(1-1-2-(3)-2-3)
③磯貝 優介/水野 椋太  (碧南工業) 15点(2-4-3-2-(DNF)-4)
④相羽 航平/森田 康堤  (半田)   18点(5-(6)-4-4-3-2)
⑤舘 優真 /森 隆仁   (津工業)  33点(7-8-5-7-(DNF)-6)
⑥牛田 遼 /辻 凱斗   (相良)   39点(9-11-9-5-(DNF)-5)

※【FJ級最終結果】  (19艇)

※同点決着!

①鈴木 三史朗/石川 魁人 (碧南)    7点(1-1-2-(3)-3)
②都築 峻也/杉浦 航大  (碧南工業)  7点(2-2-(5)-1-2)
③湯ノ口 貴大/三浦 裕玖 (半田)   11点(4-3-3-(5)-1)
④川村 龍希/山本 虎太郎 (津工業)  16点(3-4-1-8-(DNF))
⑤黒川 琴音/清水 絢佳  (碧南)   19点(5-6-4-(7)-4)
⑥杉本 凌我/鏡 龍愛   (熱海)   21点(6-5-6-4-(7))

※東海インターハイの前哨戦といえる「中部420・FJ選手権」は、無風ノーレースとなった2日目を除き、良い風の中で実施。
420級では、前半ワールドの権利を獲得してる女子ペア・杉浦/稲吉(碧南)がリードし、ここも女子ペアが優勝してしまうのか?と期待したが、最終日の強風域で男の意地を見せた杉浦/山田が逆転優勝を果たす。

FJ級でも碧南セーリング勢の争いとなり、昨年インターハイ6位入賞の都築/杉浦(碧南工業)を同点ながら上回ったのが、鈴木/石川であった。

今年の東海大会は大激戦の予感がする。そんなことを感じさせるシリーズだったのではないのか?



④JOCジュニアオリンピックカップ(5/5~7・佐賀県ヨットハーバー)
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【ヤフーニュースでも取り上げられた今年のJOC】 ※Manzou Magazineより

そして最後は「唐津JOC」である。今年は各クラスのワールド選考だけでなく、最上位チームはユースのオリンピックである「ワールドセーリングユース世界選手権」(12/9~16・中国Sanya)の出場権も設定されたことから、国内外から過去最高の163艇が集結。熱戦が繰り広げられた。

※【420級最終結果】 (73艇)

※最上位の争いを制す!
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【今年は俺達の出番だ!激戦を制した蜂須賀/狩野ペア(霞ヶ浦)】

①蜂須賀 晋之介/狩野 弁慶(霞ヶ浦)   19点((20)-3-10-1-1-2-2)
※WSユースワールド・420ワールド出場権獲得!
②Otto Henly/Rome Feattherstone(AUS)35点(9-9-5-4-7-(17)-1)
③小泉 凱皇/河村 諒   (光)     37点((24)-6-3-2-3-3-3-20)
④尾道 佳諭/三浦 匠   (光)     42点(2-7-8-19-5-1-(30))
⑤Koh Yi Nian/Wong Riji  (SIN)    44点((35)-2-11-8-4-14-5)
⑥河崎 聖 /永田 魁   (羽咋工業)  55点(5-5-(30)-3-17-8-17)
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⑪Laura Harding/Elenaor Grimshaw(AUS)93点 ※女子ペア最高位
24中山 由菜/高田 彩良  (玄海S.C) 145点 ※日本女子ペア最高位・WSユースワールド代表内定

※420ワールドを狙うチーム、またはユースワールドを狙うチーム、それぞれ思惑が交錯する中で、これまで420ワールドの権利を獲得しているのは・・・

【オープン】
・蜂須賀 晋之介/岩村 直弥(東日本)
・西村 宗至朗/蔵田 翔也 (全日本)
・本多 佑基/上田 健登  (西日本)
【女子】
・杉浦 春香/稲吉 風生  (東日本)※今回不参加
・原田 小夜子/今村 瑠菜 (全日本)※今回不参加
・長岡 叶子/森 七海   (西日本)

となっており、今大会では各クラス上位2チームずつ、これに加えU-17オープン・女子1艇ずつが代表権獲得となるのだが、初日から風速が上がらず、非常に難しいコンディションとなり、いきなり出入りの激しいレースとなる。

初日はユースワールド出場に燃える尾道/三浦(光)が首位。2日目は既に29erクラスでユースワールド出場が決まっている小泉/河村(光)が首位に立ち、調子が上がってきた蜂須賀/狩野(霞ヶ浦)が1点差の2位、そして尾道/三浦は首位と7点差の3位で最終日を迎える。

(※2位に上がってきた蜂須賀は既に権利を獲得はしているものの、狩野がクルーではなかった為、この大会に勝負をかけている。また光2艇は既に420ワールドは出場しないことを明言していた)

第⑥レースでは、尾道-蜂須賀-小泉で決まり、小泉・蜂須賀は同点。そして最終となった第⑦レース、蜂須賀は2位フィニッシュ、小泉・尾道両艇共に大きく後退、したがって蜂須賀/狩野が優勝となる。蜂須賀は昨年インターハイ4位、国体準優勝の実力者ではあったものの、ビッグタイトルまでにはなかなか手が届かなかったが、特にOPワールドにも一緒に出場したことがある昨年のインターハイ・全日本二冠の西村宗至朗(今回7位)にはなかなか勝てなかったが、ついに上回ってのタイトル獲得となった。

高校生にとっては、これからが本番であるインターハイ・国体戦線はさらに熱くなるのは間違いないだろう。

女子においては全体的にやや低調だったが、地元玄海セーリングの中山由菜/高田彩良が最上位となり、ユースワールドの権利を獲得した。

※【FJ級最終結果】(19艇)
松本
【このメンバーの中では実力最上位!松本/森江ペア(高松工芸)】

※圧勝!

①松本 諒 /森江 勇哉  (高松工芸)   7点(2-1-1-1-1-1-(8))
②深江 哲平/中村 海一  (日南振徳)  14点((10)-3-2-2-2-4-1)
③蝉川 郁哉/太田 大樹  (高松工芸)  32点(1-4-12-9-(DSQ)-2-4)
④松尾 翔介/阪井 遼   (和歌山工業) 35点(8-6-4-6-4-7-(14))
⑤中山 喬皓/平野 拓也  (石川セ連)  36点(5-9-(UFD)-7-3-6-6)
⑥村川 麻彩/米崎 莉花  (香川セ連)  42点(3-(UFD)-3-4-UFD-3-9)

※5回のトップフィニッシュと他を圧倒、優勝したのは高松工芸の松本/森江であった。松本は昨年のインターハイでは420級で出場し、強豪揃いの中6位入賞と実力者である。今年はFJで勝負なのか?九州選抜優勝の深江/中村(日南振徳)をダブルスコアの大差をつけたともなれば、全国戦線の上位に名乗りを挙げたと言っても過言ではないだろう。

女子では2度のUFDで6位とはなったものの、レース内容は明らかに上位の村川/米崎(香川県ヨット連盟)が女子最上位となり、今後にも注目であろう。


※【レーザーラジアル級最終結果】(42艇)

①鈴木 義弘   (光)       16点(1-3-(BFD)-1-2-1-8)
②小屋 英美里  (YMFS葉山)    40点(6-4-(16)-8-8-7-7)
③西尾 拓大   (桐蔭)      46点(10-7-5-4-6-14-(16))
④赤松 里彩   (桐蔭)      46点(5-11-(BFD)-5-5-8-12)
⑤広瀬 翔大   (YMFS葉山)    49点(14-5-8-6-7-9-(23))
⑥菅沼 汐音   (渋谷教育学園幕張)50点(7-12-6-11-4-10-(15))

※2位は国体成年女子連覇の多田桃子だったが、オープンなので除外

ユース上位陣だけでなく、海外勢や成年国体連覇の経験がある多田桃子・冨部柚三子を加え、大激戦というより乱戦気味だったレーザーラジアル級。その中で国体少年男子連覇中の鈴木義弘(光)だけが上位で安定し、圧勝!WSユースワールドの代表に内定した。

女子では一昨年和歌山国体で優勝の菅沼汐音や、昨年岩手国体で準優勝の赤松里彩、そして2年連続国体入賞の小屋英美里の争いとなったが、小屋が僅かながら振りきり、鈴木と同様に代表権を獲得した。

※4.7クラスは省略させて頂きます。




※大会の整理、格付けを行うべきでは?

※各地で熱戦が展開されたが、JOC以外3大会の行く末が気になる。来年からインターハイではFJ級が廃止されることから、さらにエントリーは少なくなっていくことだろう。しかし全てが世界を目指している訳ではないから、インターハイ予選の前哨戦としては重要な大会であることは間違いないだろう。

そこで提案、JOC関係者には怒られてしまいそうだが、ワールドユース選考の最高峰の大会と位置づけをし、参加資格の制限を行ったほうが良いのではないだろうか?(但し九州勢は出場大会がなくなってしまうので、そのままで良いかと思われる)
そうすれば、他3大会のエントリーはそれなりになるのでは?

420ワールド・WSユースワールドの開催時期が毎年違うので、大会設定が非常に難しいのはわかっているが、一度整理したほうが良いのではないのか?(はっきり言って全日本・東日本・西日本だけで良い)

(例)
全日本・東日本・西日本の順位・ポイントなどを基に選考、それぞれ最大男女30~40艇がJOC進出。JOC優勝にはWSユースワールドの権利。また男女それぞれ1~7位が420ワールド進出で良いのでは?

そう思うのである。


さて、1ヵ月後には高校生にとって一番重要な大会となる「インターハイ予選」の時期に突入する。是非とも頑張ってほしいし、悔いのないよう、万全の構えで臨んで頂きたい。


以上