2017-09-02 19:30 | カテゴリ:470
東京五輪を見据え、最初の国際レースとなった2017 470 Junior World Championshipは、台風15号の影響を受け、スーパーハードなコンディションながらも予定のレースを全て消化し、決着した。

21122688_1568403473219073_2536585772608397322_o.jpg
【2年連続メダルは快挙!高山大智/木村直矢ペア】※BHMより

期待された日本選手団は2年連続の制覇とはならなかったものの、男子では高山大智(Yamaha Sailing Team Rev's(日本大))/木村直矢(Team ABeam(日本大学))ペアが、両者それぞれ昨年の銅メダル・金メダルに続く2年連続獲得は日本勢にとっては快挙となった。

またディフェンディングチャンピオン岡田奎樹/松尾虎太郎(早稲田大)は、メダル獲得とはならなかったが6位入賞と意地を見せ、地元五輪へ向け頼もしい若手が出てきたことは、嬉しい限りである。

21269699_1244692288991237_947749481_n.jpg
【銅メダルを獲得した高山(右)と木村】 ※まんぞーマガジンより

銅メダルを獲得したヘルムスマン・高山大智は、別府ジュニア時代にOPワールドに出場、和歌山・星林高入学後はダブルハンドにも挑戦し、頭角を現す。2014年江の島インターハイFJ級で準優勝、翌年の唐津420級ワールドでは日本人初の金メダル獲得となり、日本大学入学後はYAMAHAチームにも所属し、東京五輪を目指し活動中である。

またクルーの木村直矢は兄・俊介、姉・恵理の影響を受け、霞ヶ浦高入学後ヨットを始める。運動能力も抜群であり、2年次の関東大会では並みいるジュニア出身選手を蹴散らし、オールトップで優勝と脚光を浴びる。日本大学入学後もインカレで活躍の合間に自身で福岡・和歌山などに出向き、さらにレベルアップ。昨年のジュニアワールドでは岡田奎樹のクルーとして初の日本人制覇を果たす。現在はチーム・アビームにも所属し、リオ五輪代表・土居一斗のクルーとして東京五輪を目指している。

両者が本格的にペアを組んだのは昨年の蒲郡全日本インカレであった。今回と同じような爆風のコンディションの中で、全11レース中7回のトップフィニッシュと圧巻の走りをみせ、日本大クラス優勝に大きく貢献した。

急造ペアながらもここまでの成績を出せるのは、個々のレベルが高いことを裏付けているのではないだろうか?

※2年連続のメダル獲得おめでとう!


※日本チームの成績は以下の通りである。



日本選手成績

※男子はメダルレースに出場できたのは2艇、女子は宇田川/関が惜しくも届かず11位となる。様々な評価があると思われるが、昨年の全日本インカレでもそうだったが、強風時をいかに乗り込むのか?が課題なのではないだろうか。そのためにはより一層のパワーアップが必要不可欠であり、是非ともこの経験を生かし頑張って頂きたい。


以上



スポンサーサイト
2017-08-23 18:00 | カテゴリ:470
2017年・夏は、注目大会が目白押し!東京五輪を見据え、8月開催となった全日本470が終了したのも束の間、続けざまに2017 470 Junior World Championshipが江の島ヨットハーバーにおいて開催される。(8/26~9/2開催)

岡田/木村
【昨年は日本人初制覇の快挙を達成!岡田奎樹/木村直矢ペア】※BHMより

昨年のドイツ・キール大会では、岡田奎樹/木村直矢(早稲田大/日本大))が日本人初の金メダル獲得の快挙。そして高山大智/高柳 彬(Yamaha Sailing Team Rev's(日本大)/日本経済大)が銅メダル獲得と大きな話題になったが、今年は日本開催とあって、2年連続の日本勢制覇が期待される。

地元開催とあって日本勢は男子24チーム、女子9チームがエントリー。しかも出場チームは、私がインターハイ・インカレなどで見てきた選手ばかり。従って普段高校生・大学生の記事しか書かない私も無視する訳にはいかない。(応援するつもりで)まずは日本チームを紹介してみることにしましょう。



※【江の島ジュニアワールド日本チーム一覧】
日本選手団



※【男子展望】(41艇エントリー)

男子は41艇エントリー。ディフェンディングチャンピオン岡田奎樹(早稲田大)は、直前の全日本470において最年少記録ならびに、史上4人目となる大学生初優勝を飾った。しかも今年は、海外勢も多く参戦した特殊な全日本とあって、より価値ある勝利だったのではないだろうか?

もちろん連覇をかけることになるが、今回のクルーは早稲田大期待のルーキー松尾虎太郎である。松尾は高校時代にはインターハイ・国体などのタイトルを獲得した名選手だが、クルーでも2014年ユースワールド420級で銅メダルを獲得した有望な選手であり、期待できるであろう。

そして昨年銅メダルに輝いた高山大智(Yamaha Sailing Team Rev's(日本大))は、昨年岡田のクルーとして金メダルに輝いた木村直矢(Team ABeam(日本大学))と再結成。昨年の蒲郡全日本インカレでは世界レベルの走りを披露し、さすがと思わせた。

さらには学生ではトップクラスであり、クルーは昨年の銅メダリスト平野 匠/高柳 彬(日本経済大)を筆頭に、全日本個人戦で優勝した有岡 翼/大野将寿(関西学院大)、3位の楠瀬和旺/玉井瑛士(明海大)、4位の矢野航志/原田勇毅(同志社大)以上学生上位陣がどこまで通用するのか?

迎え撃つ海外勢のエントリーをみると昨年大会トップ10のほとんどが参戦。メダルレースでトップフィニッシュし、準優勝となった
David CHARLES/Alex CHARLES(スペイン)を筆頭に、惜しくもメダルに届かなかった4位のGuillaume PIROUELLE/Valentin SIPAN(フランス)、5位のGiacomo FERRARI/Giulio CALABRO'(イタリア)、6位のMaor ABU/Yoav ROOZ(イスラエル)が、逆転候補なのか?



※【女子展望】(27艇エントリー)
20933778_1560191054040315_6206275033334590129_o.jpg
【学校の垣根を越え結成!田中美紗樹/工藤彩乃ペア(早稲田大/日本大)】※BHMより

男子は24チームの大選手団であるが、女子は僅か9チームと日本女子の選手層の薄さが浮き彫りになっている感じではあるが、ようやく期待がもてる若手が出てきた2チームにまずは注目だ。2015年唐津420級世界選手権で日本女子初のメダリストとなり、昨年の全日本女子470優勝の田中美紗樹/工藤彩乃(早稲田大/日本大)と、高校時代は420級でインターハイ・国体を二連覇の大記録を作り、直前の全日本では日本女子最高位の宇田川真乃/関 友里恵(Yamaha Sailing Team Rev's)に期待である。

20935111_1561147283944692_1133648973519366250_o.jpg
【五輪出場へ向け活動中!宇田川真乃/関 友里恵ペア(Yamaha Sailing Team Rev's)】※BHMより

またこの大会過去2年連続で出場の林 優季/西代 周(明海大職員)や、全日本個人戦で女子唯一の入賞、中山由紀美/盛田冬華(日本大/法政大)にも期待しよう。

しかし海外勢は、昨年優勝のSilvia Mas DEPARES/Paula Barcelo MARTIN(スペイン)を筆頭に、準優勝Marina LEFORT/Lara GRANIER(フランス)、4位のBenedetta di SALLE/Alessandra DUBBINI(イタリア)、8位のIlaria PATERNOSTER/Bianca CARUSO(イタリア)と強豪が目白押し。

※果たして日本勢は割って上位に入ることができるのか?

とにかく出場日本選手、特に学生はなかなかこのような大会を経験できることは少なく、非常に羨ましい。是非とも最高のパフォーマンスをみせて欲しい。私は応援している。


以上


※2017 江の島ジュニアワールド公式HP


2013-11-19 18:00 | カテゴリ:470
先日の琵琶湖全日本スナイプでは、「出道 耕輔・柳林 俊」ペア(豊田自動織機・同志社大)が2回目の全日本制覇を達成し閉幕したが、今週は要注目の『全日本470』が、福岡市立ヨットハーバーで開催される。2020年東京五輪でも470級が継続となったことから、主導権争いが活発となることだろう。
そんなところに「外道無量院」氏から展望が届きましたのでご覧頂くと致しましょう。

imageCALCWFR2_convert_20131119174113.jpg
【今回の全日本470は「メダルレース」が実施され、五輪さながらの大会となる】
------------------------------------------------------------------------------------

「玉石混交」ながら、全国から76艇ものエントリーを集めて全日本470(男女)が福岡・小戸で11月20日に開幕する。

昨年、ようやくこのタイトルを獲得した松永/吉田組(スリーボンド)の連覇なるか?
女子では、吉迫引退の後、吉田愛/吉岡組に対抗出来る新勢力の登場なるか?

が「2大焦点」だろう。

松永組の強敵は、土居/今村組(アビーム)だ。北京五輪代表で昨年の覇者を倒し、久々の学生チャンプ(クルーは違うし、所属も既にアビームでそう言えるのかも疑問の環境ではあるが)誕生となるか?

残る優勝争いの可能性としては、国体の覇者・飯束/八山組(SPN)、一昨年まで2連覇した市野/高瀬組(和歌山県連/日経大)あたりまでで、関/轟組(トヨタ自動車東日本)というアテネ五輪銅メダリスト組が復活して出てくるが、これは「客寄せパンダ」だろう。

学生チャンピオンの西尾/俣江組(関西学院大)、同等の力を持つと思われる中村/清原組(日本大)などの学生勢、かつてこの場所で学生チャンピオンとなった河合/小川組(三井住友海上)、同じく遡ればかつての学生チャンプ・宮川/内野組(シェスタ)などは何処まで前述の五輪キャンペーン組に肉薄出来るか?

女子では、吉田/吉岡組に続く勢力の台頭が待たれるのだが、出て欲しかった宮川/栗栖組(国体SS級チャンプ・和歌山県連)や山口祥/谷口柚組(早稲田大)が出てこないのが何とも残念!

松下/中川組(ベネッセ/関西学院大)、豊田/原組(同志社大)、そして全日本インカレで活躍した明海大勢の又村組と林/木村組あたりに期待なのだろうが、戦前の予想では吉田/吉岡組との力の差は歴然としているように感ずるのは私のみではあるまい。

あっと驚くような新星の誕生はあるか!?

◎・・・・・松永/吉田組
〇・・・・・土居/今村組
▲・・・・・飯束/八山組
△・・・・・市野/高瀬組
△・・・・・宮川/内野組
△・・・・・吉田/吉岡組(女子ペア)
△・・・・・河合/小川組
注・・・・・学生のトップクラス
注・・・・・関/轟組

簡単だが、以上。


合掌


外道無量院

※全日本470特設サイト

2012-11-25 22:30 | カテゴリ:470
◎『松永 鉄也・吉田 雄悟』組が圧勝!

※高松で開催されていた「全日本470」は最終日を迎え、決勝シリーズの残り2レースを無事消化し(全7レース成立)、閉幕となった。

昨日、優勝に王手をかけた「松永・吉田」組が、決勝第⑥レースでもライバル「原田・今井」組を振り切り、見事トップフィニッシュ。最終レースを待たずして(DNC)優勝を決めた。
予選から全く隙のない戦いぶりだったと云えるだろう。まさに圧勝であった。

松永君は全日本初制覇、吉田君は3度目の優勝となった。誠におめでとうございます!

準優勝は「原田・今井」組、3位は「近藤・深沢」組のスキッパー五輪組であり、他選手と格の違いを魅せつけた。(※近藤組は全日本女子470制覇)

期待された学生NO1の「土居・外薗」組は健闘したものの、同点4位となり、残念ながら、最年少優勝とはならなかった。

入賞者は以下の通りです。(8位まで入賞)

※【総合成績】

①松永 鉄也・吉田 雄悟(スリーボンド・アビームコンサルティング)
16点(予選6+決勝2・3・1・1・2・1・DNC)
②原田 龍之介・今井 充(アビーム・コンサルティング)
23点(予選6+決勝8・⑲・2・3・1・2・1)
③近藤 愛・深沢 瑛里(アビーム・コンサルティング・湘南J.Y.C)
43点(予選14+決勝4・2・⑨・2・5・18・7)※女子トップ
④土居 一斗・外薗 潤平(日本経済大学)
43点(予選14+決勝1・4・5・⑳・3・4・12)
⑤飯束 潮吹・八山 慎司(エスピー・ネットワーク)
69点(予選11+決勝12・15・12・6・11・㉑)
⑥澤村 和慶・今村 公彦(九州旅客鉄道株式会社)
71点(予選27+決勝6・㊳・15・6・6・6)
⑦加藤 弘章・立石 和也(柳ヶ崎セーリングクラブ)
73点(予選25+決勝7・10・4・15・㉕・5)
⑧石川 裕也・阿部 純(トヨタ自動車東日本・横浜市消防局)
82点(予選31+決勝㉙・1・8・5・4・23・9)

※以上の結果となった。


【総括】

私は観てないので総括は書く資格はないが、感じたことを述べさせてもらおう。

得点を見ればお判りの通り、五輪代表以外は、土居君を除き大きな差となってしまった。それだけうまいこともあるのだが、「やはり経験の差が違うのだろう」

※そこでいくつか提案をしてみたい

①もっとセミナーの開催を・・・

五輪キャンペーンを実施した彼ら(彼女)にどんな練習・トレーニング方法をしてきたのか?公表する義務があるのかもしれない。TVドキュメントでGPSを使ったコース研究などが放映されていたが、全て理論的にわからないと選手たちも成長しないだろう。JSAFなどが主催でセミナーなどを開催したらどうだろう?
今回は、予選シリーズの風待ちで五輪代表による講義があったように、もっと話を聞きたい選手は多いのではなかろうか?(本当なら一緒に乗った方が数倍勉強になるのだが、これはちょっと難しいか・・・)

②レースの形態

今回も予選シリーズを行い、決勝でフリート分けした割には、「メダルレース」の実施がなかった。(全日本470では)五輪のシステムと同様にするのではなかったのか?そうでないなら今回のレースシステムは意味がない。今まで通り、全艇でレースをさせたほうが良かったのではないか?
レベル分けしたいという気持ちはわかるが、今回の様に予選が3レースしか実施されない気の毒なケースもあるのである。ここは日本なのだから、選手発掘・育成の為にも今まで通りの運営でも良いのではないだろうか?

③学連艇の問題

これはここで言うべき案件ではないのかもしれないが、学連艇はかなり程度が低く造られてるのは皆さんがご存知の通りである。そんな艇に乗って、強豪セーラーにどうやったって太刀打ちできる訳がない。例えて言うならば、「スーパーカーと乗用車」の状態ではないのか?ヨットは道具を使うスポーツであり、こういう差をなくすことも重要だといえると思う。是非470協会は努力をして頂き、学連に問題提起をしてほしい。五輪代表のほどんどが学連出身だというのを忘れないで頂きたいと思います。


※今回のレース委員会はホッとしたことだろうと思います。誠にお疲れ様でした~。


以上

2012-11-24 17:30 | カテゴリ:470
◎『松永 鉄也・吉田 雄悟』組が初優勝に王手!

※高松で開催されている「全日本470」は決勝シリーズの初日を迎え、神に通じたか、ようやく多少の風に恵まれたようだ。ゴールド・シルバー共に「5レース」が成立。
その中で予選シリーズ同点2位だった、「松永・吉田」組が絶好調。安定した順位で優勝に王手をかけた。

【5レースまでの暫定順位】※丸数字はカット順位

①松永 鉄也・吉田 雄悟(スリーボンド・アビームコンサルティング)
12点(予選6+決勝2・③・1・1・2)
②原田 龍之介・今井 充(アビーム・コンサルティング)
20点(予選6+決勝8・⑲・2・3・1)
③土居 一斗・外薗 潤平(日本経済大学)
27点(予選14+決勝1・4・5・⑳・3)
④近藤 愛・深沢 瑛里(アビーム・コンサルティング・湘南J.Y.C)
27点(予選14+決勝4・2・⑨・2・5)※女子トップ
⑤石川 裕也・阿部 純(トヨタ自動車東日本・横浜市消防局)
49点(予選31+決勝㉙・1・8・5・4)
⑥飯束 潮吹・八山 慎司(エスピー・ネットワーク)
52点(予選11+決勝12・⑮・12・6・11)

※点数的に、実質優勝争いは松永・原田の両艇となったが、原田艇は松永艇のミス待ちの展開しかなく、松永艇は初優勝に王手をかけたといって良い位有利である。

学生NO1の土居艇・五輪女子代表近藤艇両者は同点で3・4位となっているが、優勝まではかなり苦しくなった。


※残りは2レース。実施されるかどうかも微妙だが、良いレースに期待しましょう。


以上