-------- --:-- | カテゴリ:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2016-10-05 22:00 | カテゴリ:国体
※山口県が男女総合・女子総合共に5年ぶりの優勝!
YAMAGUCHI.jpg
【地元国体以来5年ぶりに天皇杯・皇后杯を獲得した山口県選手団の皆さん】

4日間に渡り、リアスハーバー宮古で開催された希望郷いわて国体セーリング競技は、最終日のレースは実施できなかったものの、全60レース中56レースを消化しての決着となった。

注目の男女総合・女子総合は、山口県が3種目の優勝で大きくポイントを獲得し、5年ぶりの制覇となった。


※各種目の入賞チームは以下の通りである。



①【成年男子470級】(※38艇)

※学生にして2度目の花形種目制覇!
14536933_1279101925467887_820742667_o.jpg
【ジュニアワールド金メダリストの実力を発揮!岡田/宮口ペア(佐賀)】

①岡田 奎樹/宮口 悠大  (佐賀)  13点(2-3-1-6-1-(10))
②神木 聖 /俣江 広敬  (兵庫)  15点((6)-1-3-1-4-6)      
③市野 直毅/長谷川 孝  (和歌山) 18点(3-(22)-2-10-2-1) 
④磯崎 哲也/野田 友哉  (福岡)  24点(4-4-(8)-8-6-2)
⑤河合 龍太郎/小川 晋平 (神奈川) 32点(9-2-6-(DSQ)-10-5)
⑥高橋 洸志/杉浦 博之  (愛知)  37点((17)-8-10-4-12-3)
⑦出道 耕輔/中川 大河  (福井)  40点(1-5-(DSQ)-5-16-13)
⑧高山 大智/疋田 大晟  (大分)  44点((25)-6-17-2-7-12)

※国体の花形クラスの470級では、国内のトップクラスが集結し、東京五輪へ向け重要なレースとなった中で、難解な風の中でも優勝候補は順当なレースをみせる。最終レースを残し、岡田/宮口(佐賀)と神木/俣江(兵庫)の一騎打ちとなり、岡田/宮口が一昨年に続き、2回目の優勝を飾る。

今大会は宮口とペアを組んだが、高校時代には4年前の岐阜国体SS級で優勝を飾った実績があり、3年ぶりのペア復活であった。

大学生の470級優勝経験者はそれなりに存在するが、二回目ともなるとおそらく史上初だろう。しかもまだ3年生である。(※優勝経験者はほとんど4年生)まさしく次回東京五輪へ向け、トップバッターに躍り出た瞬間だろう。

今後、全日本などの大会でもどうなるのか?非常に楽しみな逸材である。



②【成年男子レーザー級】(※45艇)

※第一人者が3度目の制覇!
14536538_1279102752134471_1390233473_o.jpg
【少年から国体通算6勝目!第一人者の南里研二(三重)】

①南里 研二  (三重)   15点(3-1-8-(11)-1-2)
②瀬川 和正  (鳥取)   19点(2-(32)-2-10-2-3)
③樋口 碧   (神奈川)  29点(9-(34)-1-6-12-1)
④大塚 邦弘  (東京)   32点(1-6-9-(15)-10-6)   
⑤安田 真之介 (京都)   41点(11-10-12-1-7-(UFD))
⑥佐藤 嘉記  (岩手)   42点((31)-12-4-2-20-4)
⑦齋藤 大輔  (秋田)   45点(16-(17)-7-3-8-11)
⑧前田 博志  (広島)   48点(4-2-10-(28)-14-18)

難しいコンディションの影響もあり、優勝候補の多くが二桁順位を叩く中で、優勝候補筆頭の南里研二は、まずまずの順位で順調に推移。最後のレースでも1-2にまとめ、見事2年ぶりの優勝を飾る。成年になってからは3勝目、少年時代の3連覇を合わせると通算6度目の国体優勝となる。

今年のリオ五輪は、出場枠が取れず涙を呑んだが、このクラスでは第一人者であり、現段階ではオリンピックに最も近い選手であることは、誰もが認めるところであろう。是非とも頑張ってほしい。

準優勝には瀬川和正、3位には樋口 碧と期待の若手が上位に入賞したのも印象に残る大会となった。



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】(※39艇)

※国体セーリング史上初の4連覇&9度目の優勝!

①富澤 慎   (新潟)   19点(4-(7)-1-3-4-7)      
②山﨑 大輔  (神奈川)  21点(5-2-(13)-2-2-10)
③尾川 潤   (和歌山)  23点(6-(12)-9-6-1-1)
④廣津 秀治  (鹿児島)  29点((17)-15-3-1-5-5)
⑤板庇 雄馬  (滋賀)   32点((11)-5-11-4-3-9)
⑥福村 拓也  (愛知)   34点(1-10-10-6-7-(23))
⑦倉持 大也  (東京)   36点(8-(21)-5-5-14-4)
⑧黒石 勇次  (大分)   37点(3-13-2-(UFD)-17-2)

※3大会五輪代表の富澤 慎が新たな記録を更新するのか?に注目が集まった同クラスであったが、オリンピック終了後の影響もあったのか、若干出遅れる。しかし他の選手のほとんどが二桁順位を叩く中、富澤はオールシングルで安定し、見事セーリング競技史上初の4連覇を達成した。しかも国体9勝目は、単独トップ(※他に国体8勝は佐藤麻衣子が記録してる)に踊り出る不滅の記録が誕生した瞬間であろう。



④【成年女子セーリングスピリッツ級】(※27艇)

※4連覇を阻止!
SS_convert_20161005170753.png
【和歌山の4連覇を阻止した廣田/高橋ペア(山口)】

①廣田 英恵/高橋 美晴  (山口)  12点(8-1-2-1-(10))
②伊藤 有希/渡邉 絵美  (岐阜)  16点(2-6-(20)-5-3)
③重 由美子/宮﨑 歩美  (佐賀)  19点((11)-5-1-6-7)
④矢口 梨絵/馬渡 凪沙  (神奈川) 24点(4-7-5-(17)-8)
⑤竹広 真奈/大賀 楓   (岡山)  27点(1-2-8-(UFD)-16)
⑥高屋敷 七恵/伊藤 詩子 (岩手)  27点(3-10-(24)-12-2)
⑦山本 佑莉/安田 真世  (福岡)  29点(14-3-(25)-11-1)
⑧平岡 沙希/西尾 知美  (鳥取)  29点(5-14-6-(26)-4)

※こちらも4連覇がかかっていた注目のオリンピアンが存在した同クラス。大本命の宮川惠子/高野芹奈(和歌山)は、序盤から大きくつまづき、優勝戦線からは早々に脱落と、大波乱の展開となる。そんな展開の中で、2度のトップで安定したレースを展開した廣田/高橋ペアが優勝に輝く。

廣田は地元から立命館大に進み、女子インカレなどでも活躍、そして高校教諭となり地元に戻ってきた、5年前の少女SSでは惜しくも同点準優勝と5年越しのリベンジを果たしたことになる。一方、クルーの高橋(旧姓・矢野)はSSのスペシャリストであり、今回で3勝目となった。

先日の愛媛リハーサル大会でも宮川を破って優勝を飾っており、実力は確かであったといえるでろう。

また昨年JSAFから14年連続国体出場の特別表彰を受けた地元岩手の高屋敷七恵/伊藤詩子ペアも見事6位入賞と健闘。震災を乗り越え、地元国体での入賞は格別であったのではないだろうか?



⑤【成年女子レーザーラジアル級】(※31艇)

※2連覇達成!
LR成年
【少女から通算4勝目!連覇達成の多田桃子(和歌山)】

①多田 桃子  (和歌山)   9点(3-1-(6)-4-1)
②鄭 愛梨   (兵庫)   17点(2-3-(19)-6-6)    
③鴨川 雪代  (山口)   22点(8-2-(13)-3-9)
④松苗 幸希  (北海道)  25点(7-8-(24)-2-8)
⑤原田 小夜子 (長崎)   25点(4-5-(22)-13-3)
⑥丸田 杏   (大阪)   26点((31)-9-3-10-4)
⑦松永 貴美  (岐阜)   26点(5-6-8-7-(17))
⑧蛭田 香名子 (愛知)   34点(11-10-12-1-(13))

※難しいコンディションながらも、実力ある選手が上位に位置するも、それをさらに上回ったのが、昨年優勝の多田桃子であった。最終レースを残し、優勝を確定させたのは昨年と同じ。まさに圧勝であろう。

元々オリンピックを狙える逸材であるはずだったのだが、成年は昨年が初優勝。今回の連覇である意味壁を破ったというところだろう。2大会連続五輪代表・土居愛美に続く存在となったのは間違いあるまい。



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】(※21艇)

※パーフェクトで2連覇&同種目5勝目の最多タイ記録達成!
14585719_1279108328800580_1631781735_o.jpg
【2人の五輪代表を相手にパーフェクトで連覇達成の小嶺恵美(愛媛)】

①小嶺 恵美  (愛媛)    5点((1)-1-1-1-1-1)
②小菅 寧子  (新潟)   13点(2-2-(4)-2-4-3)
③須長 由季  (東京)   14点(3-4-3-(5)-2-2)
④山辺 美希  (福岡)   28点(4-3-5-8-8-(10))
⑤三石 真衣  (千葉)   31点(6-9-6-(10)-5-5)
⑥原 百花   (兵庫)   33点(5-8-10-3-(14)-7)
⑦錬石 恵子  (埼玉)   34点(7-5-(14)-13-3-6)
⑧小島 真理子 (和歌山)  34点(9-(10)-8-6-7-4)

※文句なしの圧勝劇であった。昨年優勝の小嶺恵美がパーフェクトスコアで見事2連覇を果たした。彼女はこれで通算国体5勝目となり、今回準優勝・小菅寧子(新潟)の最多優勝記録に並んだ。

以前にも3連覇を果たしており、オリンピックを狙えるはずなのだが、今度の東京五輪は狙っていくのであろうと推察される。
是非とも頑張って欲しいと思う。

以前東京国体の時にも述べたが、このクラスだけは圧倒的にエントリーが少ないのは問題だと思う。毎年入賞される選手は、大学から始めた選手が多いと聞いている。WSのインカレも盛り上がっているのだから、特に大学生は各都道府県連に売り込み、是非とも国体へチャレンジして欲しいと私は思う。



⑦【少年男子420級】(※40艇)

※貫禄の2連覇達成!
14550768_1279110658800347_118775284_o.jpg
【国体ではきっちり2連覇!松尾/三浦ペア(山口)】

①松尾 虎太郎/三浦 匠   (山口)   6点((7)-1-2-1-1-1)
②蜂須賀 晋之介/岩田 慧吾 (茨城)  19点((10)-6-5-2-2-4)
③佐香 将太/長澤 慶    (岩手)  25点(4-9-(11)-4-6-2)
④倉橋 直暉/上田 健登   (福岡)  30点(3-3-8-(13)-5-11)
⑤皆川 晃輝/藤井 洸輔   (兵庫)  42点((22)-2-6-19-8-7)
⑥谷口 龍帆/西田 侑世   (三重)  45点(1-12-13-17-(28)-12)
⑦岩下 メナード/緒方 晃太郎(大分)  46点(8-5-12-6-(20)-15)
⑧河崎 聖 /永田 魁    (石川)  48点(12-13-1-12-(16)-10)

※連覇を狙ったインターハイでは、まさかの敗北。今回は気合をいれ、頭を丸刈りにし連覇へ臨んだ松尾/三浦ペア。そのインターハイで優勝した西村宗至朗/平井徳輝(大阪)は、序盤から調子が出ず、早々に優勝戦線から脱落。あとは松尾/三浦の独壇場となり、最終レースを残し国体連覇を達成させ、ユース界№1の実力をみせつけた。

もう彼らについては語る必要はあるまい。あとはユースワールドで好成績を狙うのみだ。是非とも期待している。

このクラスでも地元岩手県で最も期待がかかっていた、佐香将太/長澤 慶ペアもインターハイに続き3位入賞を果たしたのは見事であった。プレッシャーがかかる中での好成績は素晴らしいという他はない。まさに敢闘賞ものだろう。



⑧【少年男子レーザーラジアル級】(※41艇)

※圧勝!2連覇達成
14585782_1279113542133392_1405954428_o.jpg
【文句なしの連覇達成!鈴木義弘(山口)】

①鈴木 義弘  (山口)    7点(1-1-2-1-(3)-2)
②高山 颯太  (神奈川)  13点(4-(7)-4-2-1-1)
③下石 煕   (福岡)   26点(5-2-11-3-(38)-5)
④吉安 慶佑  (岐阜)   37点(2-6-5-(14)-11-13)
⑤水田 隆文  (兵庫)   38点((19)-15-1-11-5-6)
⑥桐井 航汰  (東京)   40点(6-5-(13)-10-7-12)
⑦岩城 海都  (鹿児島)  42点(7-(DSQ)-27-4-1-3)
⑧豊島 以知朗 (広島)   46点(11-(UFD)-22-5-4-4)

※昨年中学生優勝の快挙を成し遂げた鈴木義弘が、高校生になっても連覇を達成できるのか?に注目が集まる。しかし有力候補が続々と脱落し、まさに一人旅。最終レースを残し優勝確定と今年も圧倒し、見事2連覇を果たした。

連覇を達成した彼は、まだ1年生。そうなると夢の少年4連覇を期待してしまうのは、私だけであるまい。それだけ価値のある大記録を狙えるチャンスなのだ。是非とも頑張ってほしいし、私は期待したい。



⑨【少年女子420級】(※32艇)

※インターハイ・国体2年連続制覇の大記録達成!
420_convert_20161005171016.png
【インターハイ・国体2年連続優勝は史上初!宇田川/大橋ペア(茨城)】

①宇田川 真乃/大橋 未奈 (茨城)   6点(2-(4)-1-1-2) 
②池淵 砂紀/福田 ゆい  (鳥取)  10点(1-3-3-3-(DNF))
③石井 茜 /盛田 冬華  (千葉)  13点(3-1-5-(8)-4)  
④小林 真由/堀口 詩織  (岡山)  21点(6-2-(16)-4-9)
⑤佐々木 香波/前川 優香 (岩手)  21点((10)-7-2-6-6)
⑥續木 茄可/寺脇 夢紬美 (奈良)  22点(5-(14)-9-7-1)
⑦佐藤 亜海/尾仲 梨央  (兵庫)  29点(8-(13)-13-5-3)
⑧長岡 叶子/森 七海   (香川)  30点(4-8-(11)-10-8)

※大記録達成か?このような時は必ず阻止に燃える選手は出てくるのは普通である。女王・宇田川真乃/大橋未奈に襲い掛かったのは、池淵砂紀/福田ゆいペアと、インターハイ準優勝の石井 茜/盛田冬華だった。
特に池淵/福田は、積極的なレースをみせ、宇田川と同レベルのレースを展開する。宇田川も苦手な微風域のレースを無難に乗り越え、なんとか耐える。しかし、第⑤レースで池淵/福田がトップ回航後、無念の沈。これにより最終レースを待たずに宇田川/大橋の連覇が確定した瞬間であった。

石井/盛田も強風域のレースでは宇田川に太刀打ちできず、3位入賞となった。それでもインターハイに続き連続3位以内は、本当に立派な成績だ。

宇田川はこれで2年連続インターハイ・国体優勝の大記録を成し遂げた。これはなかなか達成できない記録なのである。新たなスター誕生といえるだろうし、これからはオリンピックを目標に活動する。是非とも期待している。



⑩【少年女子レーザーラジアル級】(※41艇)

※悲願の初制覇!
LR少女
【見事有終の美を飾った池田樹理(東京)】

①池田 樹理  (東京)    9点(3-(7)-4-1-1)
②赤松 里彩  (和歌山)   9点(1-4-(23)-2-2)
③荒木 陽菜  (佐賀)   11点(2-1-(8)-4-4)
④上園田 明真海(大分)   21点(5-12-1-3-(16))
⑤渡邊 純菜  (山口)   25点((19)-9-3-8-5)
⑥松尾 華   (広島)   28点((15)-3-2-10-13)
⑦三浦 凪砂  (静岡)   28点(8-8-(26)-6-6)
⑧小林 愛   (京都)   29点(4-6-(24)-11-8)

※昨年優勝の菅沼汐音(千葉)は、序盤から大きく出遅れ、事実上連覇の可能性が大きく遠のく。一方、実力上位の昨年準優勝・池田樹理(東京)と、荒木陽菜(佐賀)に加え、昨年も地元国体で入賞した赤松里彩(和歌山)の三つ巴の展開となる。

第⑤レースで池田と赤松が同点で並び、2点差で荒木が続くも、最終レースは実施されず、タイを解消した結果、池田が上回り、悲願の初優勝を果たした。

池田は元々実力のある選手であり、一昨年長崎国体では姉の紅葉が優勝し、彼女は3位と姉妹で活躍。昨年は菅沼に敗れ準優勝。今年はその菅沼や荒木を破っての初優勝は喜びも格別だろう。毎年順位を上げ、成長していることを見せられた勝利だったのではないだろうか?



※天皇杯を獲得した山口県の勝因とは?

3連覇を狙う和歌山県が、ダブルハンド種目で苦戦していたのもあり、混戦となった天皇杯・皇后杯争い。山口県が見事5年ぶりのトロフィーを手にした。得点内訳をみてみると?

成年女子SS優勝→24点・少年男子420級優勝→24点・少年男子LR級優勝→8点・成年女子LR級3位→6点・少年女子LR級→4点

以上だ。やはり少年男子の完全制覇が大きなポイントだったと思われる。もちろん成年女子2種目の頑張りも大きかったのももちろんあるが、やはり少年種目の強化は重要なのではないのだろうか?

来年も少年種目は強いと思われるし、成年男子種目は今回は入賞できなかったが、本来は強い。またLRで5年ぶりに復活した鴨川雪代(旧姓・才木)もベテランながら(※年齢は怒られるから言いません)3位入賞とは、凄いことではないだろうか?

しばらくはこの強さが続くことだろう。

※岩手国体を振り返って

5年前の震災後、一番注目された国体となったが、風にはやや苦労させられた部分もあったかと思うが、56レースを消化し、優勝候補が順当に決定したところをみれば、大成功といえるのではないだろうか?

今回少しだけ宮古におじゃまさせて頂いたが、ハーバー前の高い防潮堤を見て考えさせられる部分があった。特にセーリング中に大きな地震があったら、どうすればいいのか?は強く感じた。

おそらく関東以西の皆さんは、何の対策も立てていないのではないのか?とふと思ってしまった。是非ともそこの所を頭の片隅におきながらセーリングを楽しんで欲しいと思うのである。


※来年の72回大会は、愛媛県で開催。セーリング競技は、新居浜市にある新居浜マリーナで開催される。来年も素晴らしい大会になることを願っている。


以上



スポンサーサイト
2016-09-27 00:00 | カテゴリ:国体
今年もいよいよセーリング競技の最大イベントである国民体育大会の季節がやってきた。このビッグイベントも71回目を迎え、今年は岩手県宮古市にあるリアスハーバー宮古を舞台に開催されようとしている。(10/2~5開催)
1433652515.jpg
【ここまで戻るには大変な努力が必要だったことだろう。】※全日本実業団連盟より

この国体が開催されるにあたり、やはり2011年に発生した「東日本大震災」のことは触れなくてはならない。改めてお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げる次第であります。

リアスハーバー宮古においても、甚大な被害となり、その年予定されていたインターハイを開催できなかったことは、関係者の皆さまにとって、さぞ無念であっただろうと推察できる。しかしながら全国からの支援などにより復活。それでも苦しい状況の中で、インターハイでも岩手勢が4年連続で2回の優勝を含むメダル獲得と我々を感動させ、そして昨年はクラブハウスが再建し、この国体を迎えられることはまさに感無量であろう。

今年も成年・少年合わせて全10種目・各6レースで熱戦が展開される(※4レース成立以上1カット)。多種目であるので、簡単に展望させて頂くことにする。



①【成年男子470級】(※38艇出場予定)

※東京五輪へ向けての主導権争い!?
N1608140654_convert_20160909230805.jpg
【ヤマハでオリンピックキャンペーンを開始した昨年の学生チャンピオン神木 聖(兵庫)クルーの疋田は、高山と大分から出場】

リオオリンピックが終了し、東京五輪へ向け熾烈な争いとなるのが、国体セーリング競技花形クラスである成年男子470級だ。今年の代表・土居一斗は出場しないが、強豪揃いであり、全く予想もつかない。

ここ2年は若い世代が活躍し、昨年優勝の磯崎哲也/野田友哉(福岡)の連覇なるのか?、また一昨年優勝のジュニアワールド金メダリスト・岡田奎樹/宮口悠大(佐賀)が2度目の学生チャンピオンを狙う。今年は昨年の学生チャンピオン・神木 聖/俣江広敬(兵庫)や、ジュニアワールド銅メダリスト・高山大智/疋田大晟(大分)のヤマハ2チームの勢いもあり、こちらを本命とした。

※なんとまぁ、豪華メンバーの対戦なのだろう!非常に私は興奮している。

◎神木 聖 /俣江 広敬  (兵庫)
○岡田 奎樹/宮口 悠大  (佐賀)
▲磯崎 哲也/野田 友哉  (福岡)
△市野 直毅/長谷川 孝  (和歌山)
△高山 大智/疋田 大晟  (大分)
△飯束 潮吹/田中 智也  (東京)
△出道 耕輔/中川 大河  (福井)
△河合 龍太郎/小川 晋平 (神奈川)
△元津 大地/外薗 潤平  (鹿児島)  
△小泉 颯作/光森 慎之介 (山口)



②【成年男子レーザー級】(※45艇出場予定)

※3度目の優勝なるか?
南里
【3度目の優勝となるのか?第一人者の南里研二(三重)】 ※長崎国体より

オリンピック種目であるレーザー級においては、日本は2大会連続で出場できなかったなど、苦戦の種目も、東京五輪では地元開催の為、無条件で出場できる。従って今年の国体は主導権を争う重要な大会となる。

昨年は大学生ながら初優勝した北村勇一朗(静岡)は、予選で敗退してしまい、残念な結果となってしまった。従って一昨年の続きなのか?

レースは国体2勝の南里研二(三重)を筆頭に、シングルハンド最多勝の永井久規(愛知)、NTの安田真之助(京都)この三強中心に展開されるは間違いないが、瀬川和正(鳥取)、樋口 碧(神奈川)までは優勝の可能性があるだろう。

ただ実績あるベテラン勢も虎視眈々と狙っている。国体スナイプ3勝・マスターズワールド優勝の杉山武靖(静岡)、国体スナイプ級2連覇やアトランタ五輪代表の兵藤和行(滋賀)、そして国体スナイプ級優勝や息の長い活躍をみせている前田博志(広島)、この3選手の動向にも注目だ。

◎南里 研二  (三重)
○安田 真之介 (京都)
▲永井 久規  (愛知)
△瀬川 和正  (鳥取)
△樋口 碧   (神奈川)
△谷口 斉謙  (和歌山)
△兵藤 和行  (滋賀)
△杉山 武靖  (静岡)
△前田 博志  (広島)



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】(※39艇出場予定)

※9回目の優勝濃厚!
富澤
【今年は同級初の4連覇の記録もかかる富澤 慎(新潟)】 ※長崎国体より

3大会五輪出場の富澤 慎(新潟)がこのクラス史上初の4連覇&国体9度目のセーリング史上最多優勝更新となるのか?に注目ではあるが、実力差も大きく、達成するのは濃厚だろう。

今年こそは、富澤を脅かす選手が出るのかどうか?特に若い選手の奮起に期待したい。

◎富澤 慎   (新潟)
○尾川 潤   (和歌山)
▲福村 拓也  (愛知)
△鳥取 雅嗣  (山口)
△板庇 雄馬  (滋賀)
△倉持 大也  (東京)
△村田 高亮  (福岡) 
△黒石 勇次  (大分)
△山﨑 大輔  (神奈川)



④【成年女子セーリングスピリッツ級】(※27艇出場予定)

※同級初の4連覇達成となるのか?
dly1608160031-p1.jpg
【リオ五輪代表の宮川/高野ペア(和歌山)】 ※共同より

昨年このクラスで史上初の3連覇を果たした宮川惠子(和歌山)ではあるが、その後49erFXに挑戦し、見事五輪出場を果たした。コンビを組んだ高野芹奈と同級4連覇を目指すと同時に、ウインドの富澤同様、達成すればセーリング競技初の4連覇ということになる。

宮川に対抗できるのは、4年連続入賞の後藤沙季/赤嶺華歩(大分)や、470級のNTであった山口祥世/松下 結(長崎)、このクラスとは相性が良い3年連続入賞の平岡沙希/西尾知美(鳥取)以上3チームか?

◎宮川 惠子/高野 芹奈  (和歌山)
○山口 祥世/松下 結   (長崎)
▲後藤 沙季/赤嶺 華歩  (大分)
△平岡 沙希/西尾 知美  (鳥取)
△山本 佑莉/安田 真世  (福岡)
△廣田 英恵/高橋 美晴  (山口)
△矢口 梨絵/馬渡 凪沙  (神奈川)
△長堀 友香/武井 裕子  (東京)
△重 由美子/宮﨑 歩美  (佐賀)
△髙橋 友里/田村 愛子  (広島)



⑤【成年女子レーザーラジアル級】(※31艇出場予定)

※誰が制覇するのか?
多田
【昨年悲願の成年女子で初優勝!連覇を目指す多田 桃子(和歌山)】※岐阜国体より

昨年成年初優勝した多田桃子(和歌山)の連覇なるのか?にまず注目ではあるが、昨年は五輪キャンペーンで不出場だったものの、一昨年優勝の原田小夜子(長崎)や2年連続準優勝の蛭田香名子(愛知)までが、優勝争いの中心なのか?

◎多田 桃子   (和歌山)
○原田 小夜子  (長崎)
▲蛭田 香名子  (愛知)
△松苗 幸希   (北海道)
△多田 緑    (佐賀)
△鴨川 雪代   (山口)
△鄭 愛梨    (兵庫)
△濱田 華帆   (広島)
△杉浦 智香   (千葉)



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】(※21艇出場予定)

※3強による熾烈な争い!
小嶺1
【最多タイ優勝を目指す・小嶺恵美(愛媛)】 ※岐阜国体より

昨年4度目の優勝を飾った小嶺恵美(愛媛)が、2連覇&WS最多勝タイ記録(5勝目)を達成できるのか?に注目だが、元五輪代表の小菅寧子(新潟)や、須長由季(東京)も黙ってはいないだろう。まさに三強による熾烈な対決!

◎小嶺 恵美   (愛媛)
○須長 由季   (東京)
▲小菅 寧子   (新潟)
△小島 真理子  (和歌山)
△堀川 智江   (神奈川)
△三石 真衣   (千葉)
△錬石 恵子   (埼玉)
△原 百花    (兵庫)



⑦【少年男子420級】(※40艇出場予定)

※2連覇なるか?
2016-08-16_001_3064_convert_20160909182747.jpg
【山口勢としても少年ダブルハンド4連覇がかかる!松尾/三浦ペア(山口)】

昨年より採用されたこのクラスで初代チャンピオンに輝いたのは、松尾虎太郎/三浦 匠(山口・光)であった。今年はインターハイでは失敗した連覇達成をこの国体ではきっちり決めてくれるのではないだろうか?実力は圧倒的上位である。

逆転候補はもちろんインターハイ優勝の西村宗至朗/平井徳輝(大阪・清風)となる。昨年の松尾のように下級生が二冠達成となるのか?この二強を破るとしたら、インターハイ3位・地元国体で期待がかかる佐香将太/長澤 慶(岩手・宮古)となるだろう。

◎松尾 虎太郎/三浦 匠   (山口・光)
○西村 宗至朗/平井 徳輝  (大阪・清風)
▲佐香 将太/長澤 慶    (岩手・宮古)
△蜂須賀 晋之介/岩田 慧吾 (茨城・霞ヶ浦)
△倉橋 直暉/上田 健登   (福岡・中村学園三陽)
△田中 聡馬/野田 空    (岐阜・海津明誠)
△村山 航大/鄭 泰鎔    (滋賀・膳所)
△河崎 聖 /永田 魁    (石川・羽咋工業)
△藤木 海舟/津田 哲志   (和歌山・向陽)



⑧【少年男子レーザーラジアル級】(※41艇出場予定)

※連覇を狙うも・・・?
1607_lr-ywc-15.jpg
【今年はラジアルユースワールドにも出場の鈴木義弘(山口)】※飛内氏より

昨年の和歌山国体で最も話題になったのは、このクラスで中学生が優勝したことだった。その初代チャンピオンとなった鈴木義弘(山口・光)が連覇達成となるのか?に注目が集まるのだが、昨年3位の豊島以知朗(広島・大島商船高専)や同4位の高山颯太(神奈川・金井)も力をつけており、そう簡単には勝たせてくれないだろう。そして同5位の岩城海都(鹿児島・開陽)までが逆転候補なのか?

◎鈴木 義弘   (山口・光)
○豊島 以知朗  (広島・大島商船高専)
▲高山 颯太   (神奈川・金井)
△岩城 海都   (鹿児島・開陽)
△西尾 拓大   (和歌山・桐蔭)
△下石 煕    (福岡・西南学院)
△谷  望    (千葉・稲毛)
△吉安 慶佑   (岐阜・海津明誠)



⑨【少年女子420級】(※32艇出場予定)

※大記録達成なるか?
2016-08-16_001_2721_convert_20160909183530.jpg
【インターハイはきっちり連覇達成の宇田川/大橋ペア(茨城)】

先日のインターハイでも述べた通り、インターハイ連覇を達成した宇田川真乃/大橋未奈(茨城・霞ヶ浦)が、国体でも連覇に挑戦する。インターハイ・国体2年連続優勝は今まで例がなく、偉業達成となるのか?

宇田川を阻止できるとしたら、インターハイ準優勝の石井 茜/盛田冬華(千葉・磯辺)や、地元期待の佐々木香波/前川優香(岩手・宮古商業)までとなるだろう。

◎宇田川 真乃/大橋 未奈 (茨城・霞ヶ浦)
○石井 茜 /盛田 冬華  (千葉・磯辺)
▲佐々木 香波/前川 優香 (岩手・宮古商業)
△長岡 叶子/森 七海   (香川・高松商業)
△續木 茄可/寺脇 夢紬美 (奈良・法隆寺国際)
△池淵 砂紀/福田 ゆい  (鳥取・境)
△小林 真由/堀口 詩織  (岡山・邑久)
△佐藤 亜海/尾仲 梨央  (兵庫・芦屋)



⑩【少年女子レーザーラジアル級】(※41艇出場予定)

※連覇なるか?
14979082440_e6c500fe32_o_convert_20160909193938.jpg
【今年は4.7ユースワールドでも大活躍!菅沼汐音(千葉)】

昨年、高校一年生ながら初代チャンピオンになった菅沼汐音(千葉・渋谷教育学園幕張)の連覇が濃厚も、2回の国体で3-2位の池田樹理(東京・東海大高輪台)や、昨年3位であり、ユースラジアルランキングトップの荒木陽菜(佐賀・唐津東)が逆転できるのか?に注目である。

◎菅沼 汐音  (千葉・渋谷教育学園幕張)
○池田 樹理  (東京・東海大高輪台)
▲荒木 陽菜  (佐賀・唐津東)
△小屋 英美里 (山梨・駿台甲府)
△新田 そら  (三重・高田学苑高田)
△赤松 里彩  (和歌山・桐蔭)
△谷 美月   (神奈川・横浜女学院)
△渡邊 純菜  (山口・光)
△上園田 明真海(大分・別府翔青)




※天皇杯・皇后杯の行方は?
IMG_20131002_111756833.jpg
【男女総合成績優勝チームに贈られる「大会会長トロフィー」】 ※東京国体より

※以上簡単ではあるが展望させて頂いた。尚・国体では天皇杯・皇后杯の行方が注目されるが、2連覇中の和歌山県が3連覇へ向け優勢なものの、昨年とは違い、少年男女420級での得点獲得が苦しいのもあり、それがどう影響するのか?

逆転候補としては、女子種目で高得点が見込める千葉県や、少年男女420級次第では一気に上昇の可能性がある神奈川県、また少年男子種目が期待できる山口県、最後にダブルハンド種目が充実の福岡県までとなるだろう。

皇后杯においては、和歌山県VS千葉県の争いが濃厚。若干和歌山が優勢なものの、私の計算ではほぼ互角と予想される。但し、千葉のSS次第では和歌山を上回る可能性があるだけに、レースをしてみないとわからない。

果たしてどうなるのか?

※選手皆さんの健闘ならびに、このビッグイベントを成功されることを心から祈っている。


以上

yjimage.jpg
【今年の国体キャラクターは、生産量日本一の漆器をモチーフにしている「わんこきょうだい」ではあるが、5つのキャラクターがあり、メインキャラクターわんこそばを筆頭に、他4つのキャラクターは4つの地域にわけ、それぞれの名産をモチーフにしている。ヨットに乗っているのは「うにっち」であり、開催地である宮古(三陸海岸)の名産はうに丼であることから】


※第71回いわて国体セーリング競技エントリー表


2015-09-13 18:30 | カテゴリ:国体
※地元「和歌山県」が圧倒的な強さで天皇杯・皇后杯連覇達成!
12016620_10153113783347091_1906785091_n.jpg
【全種目入賞!連覇を果たした和歌山県選手団の皆さん】

和歌山セーリングセンターで実施されていた『第70回和歌山国体セーリング競技』は、トライアルレースが台風により中止されたものの、まずまずの風に恵まれ、10種目・予定の計60レースを消化し、閉幕した。

国体での最重要ポイントである「天皇杯・皇后杯」の行方は、地元『和歌山県』が、全種目で入賞となり、圧倒的大差で昨年に続き連覇を達成した。

※各種目の入賞者(8位まで)と優勝チームの寸評を簡単に述べてみることにする。

①【成年男子470級】(39艇)

※次世代の五輪候補に名乗りを挙げる
11209682_722976677829470_1736792731232288524_n.jpg
【激戦の470級を制した「磯崎哲也/中川大河」ペア(福岡)】 ※Manzo magazineより

①磯崎 哲也/中川 大河  (福岡)   12点(5-1-2-3-(8)-1)  
②出道 耕輔/田口 西   (長崎)   15点(2-4-4-(6)-1-4)
③岡田 奎樹/吉田 雄悟  (佐賀)   21点(7-(14)-1-2-9-2)
④市野 直毅/大矢 勇輝  (和歌山)  22点(6-3-(10)-1-5-7)
⑤元津 大地/外薗 潤平  (鹿児島)  24点(1-6-5-(8)-4-8)
⑥河合 龍太郎/小川 晋平 (神奈川)  26点(3-2-(14)-13-2-6)  
⑦村田 俊彦/土井 航平  (広島)   54点(12-10-18-(BFD)-11-3)
⑧加藤 弘章/吉永 琢磨  (滋賀)   54点(4-12-(UFD)-7-18-13)

オリンピックラスであり、国体の花形種目「成年男子470級」を制したのは、昨年学生ながら準優勝の磯崎/中川コンビであった。
2日目に有力チームがUFD・BFDなどで脱落していく中、磯崎/中川とこちらも好調だった出道/田口(長崎)の最終決戦となり、磯崎のトップフィニッシュで文句なしの優勝となった。

このペアは日本経済大OB・現役コンビであり、スキッパーの磯崎はクルーも一流のマルチプレイヤー。それに加えクルーの中川は和歌山県出身(星林高OB)ともあってか、今シリーズ有利に働いたか?

この凄いメンバーの中で優勝できたのは本人達にとってかなりの自信になったことだろうし、東京五輪代表候補に名乗りを挙げたと言えるのではないだろうか?今後の活躍にも期待である。



②【成年男子レーザー級】(44艇)

※若い世代が初代チャンピオンに輝く!

①北村 勇一朗   (静岡)       14点(3-1-3-5-(6)-2)
②永井 久規    (愛知)       15点(1-2-5-3-(8)-4)
③南里 研二    (三重)       19点((8)-5-2-8-3-1)
④瀬川 和正    (鳥取)       22点(7-11-1-1-2-(RET))
⑤樋口 碧     (神奈川)      24点((13)-4-7-7-1-5)
⑥前田 博志    (広島)       27点(6-8-4-4-5-(15))
⑦谷口 斉謙    (和歌山)      30点(2-3-6-11-(12)-8)
⑧大塚 邦弘    (東京)       31点(5-6-(18)-6-4-10)

今年からレーザー級に統一された同クラスでは、国体4勝の実力者・永井久規(愛知)がシリーズリーダーだったものの、最終レースで逆転し優勝したのは、若手のホープ・北村勇一朗(静岡)がレーザー級初代チャンピオンに輝いた。一方、3連覇を狙う南里研二(三重)は、序盤から出遅れ、3位に敗れた。

北村は、ユース時代からシングルハンド一筋のセイラーであったものの、少年時代は強敵に跳ね返されていたが、昨年の全日本インカレ個人戦シングルクラスで優勝、そしてレーザーユースワールドでも健闘し、メキメキと力をつけて今回の優勝だ。しかもオリンピック代表を狙う南里やスペシャリスト永井を破ったのは、価値ある勝利だろう。まさに次世代の五輪候補が誕生した瞬間であろう。



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】(40艇)

※国体セーリング優勝記録更新!

①富澤 慎     (新潟)        7点(2-1-(9)-1-2-1)    
②尾川 潤     (和歌山)      12点(1-2-(6)-3-4-2)  
③鳥取 雅嗣    (山口)       20点(8-3-1-2-6-(12))    
④福村 拓也    (愛知)       23点(6-(9)-5-6-1-5)    
⑤黒石 勇次    (大分)       29点(9-(19)-4-5-3-8)    
⑥山本 遼     (大阪)       32点(4-(11)-3-9-5-11)
⑦倉持 大也    (東京)       34点(3-4-14-4-(UFD)-9)
⑧山崎 大輔    (神奈川)      36点((21)-5-2-7-8-14)

既に国体7回の優勝を飾っているリオ五輪代表の富澤 慎(新潟)が2度目の3連覇&8度目の優勝と、自身の記録を更新した。
しかし今回はプレ五輪時の怪我により本調子ではなかったはずである。普通なら五輪へ向けて回避してもおかしくない所を出場したのは、本人にとって重要な大会の位置づけなのだろう。本当に立派だと思うし、是非五輪本番でも好成績を獲れるよう頑張って欲しいと思うのである。



④【成年女子セーリングスピリッツ級】(29艇)

※同級初の3連覇達成!
11992139_722958794497925_1655317183_n.jpg
【地元で3連覇達成の「宮川 惠子/栗栖 佐和」ペア(和歌山)】

①宮川 惠子/栗栖 佐和  (和歌山)   9点(2-(4)-1-1-1-4) 
②後藤 沙季/岩下 沙織  (大分)   21点(6-8-2-3-(12)-2)
③河合 由香/松原 なぎさ (大阪)   24点(1-2-(16)-8-7-6)
④平岡 沙希/西尾 知美  (鳥取)   24点(7-3-4-(11)-5-5)  
⑤矢口 梨絵/馬渡 凪沙  (神奈川)  25点(5-1-3-5-11-(20))  
⑥山本 佑莉/安田 真世  (福岡)   25点(4-9-(10)-7-2-3)
⑦重 由美子/宮崎 歩美  (佐賀)   34点(3-(13)-9-4-8-10)
⑧高橋 友里/田村 愛子  (広島)   37点(8-6-7-12-4-(15))  

このクラスでは史上初の3連覇を狙う宮川惠子/栗栖佐和(和歌山)は、最終レースを残し優勝と文句なしの勝利であった。
このペアは日大OGコンビであり、宮川は全日本女子インカレでも優勝したことのある実力者。栗栖は地元和歌山県出身(星林高OG)であり、3連覇を達成したのもさることながら、地元で勝利できたことがより嬉しいのではないのか?

今回で一区切りをつけるかと思われるが、是非可能なら来年以降も記録更新にチャレンジして欲しい。本当に見事な優勝であった。



⑤【成年女子レーザーラジアル級】(24艇)

※DNC優勝で初代チャンピオンに輝く!

①多田 桃子    (和歌山)       6点(1-1-1-2-(3)-1)    
②蛭田 香名子   (愛知)       11点((DSQ)-4-3-1-1-2)     
③佐藤 麻衣子   (福岡)       23点(5-5-2-4-7-(16))     
④石川 智香    (千葉)       26点(6-2-8-3-(9)-7)
⑤多田 緑     (佐賀)       28点(2-(9)-6-5-6-9)
⑥村山 仁美    (東京)       28点(3-8-7-7-(10)-3)
⑦池田 紅葉    (神奈川)      29点(14-3-4-6-2-(DSQ))
⑧松永 貴美    (岐阜)       30点(8-7-5-(9)-4-6)

まさに圧勝であった。高いレベルでスコアを安定させ、最終レースを残し優勝を決めたのは地元期待の多田桃子(和歌山)であった。少女SR時代には連覇(2009~2010)を飾っていたものの、意外にも成年になってからは今回が初優勝だったのだ。それだけ周囲の期待値が高いことをお判り頂けるのではないだろうか?
この初優勝を機に世界へ羽ばたいて欲しいと私は願っている。



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】(22艇)

※4回目の優勝は史上2位の記録!

①小嶺 恵美    (愛媛)        6点(2-1-1-1-1-(3))
②須長 由季    (東京)       11点(1-(8)-2-3-4-1)     
③小菅 寧子    (新潟)       11点((3)-2-3-2-2-2)      
④小島 真理子   (和歌山)      22点((9)-5-6-4-3-4)    
⑤錬石 恵子    (埼玉)       25点(4-3-7-6-5-(10))
⑥堀川 智江    (神奈川)      27点(6-6-5-5-(8)-5)    
⑦太田 真由    (滋賀)       30点(5-(10)-4-7-6-8)
⑧原 百花     (兵庫)       35点(8-4-(14)-9-7-7) 

※3強の争いと思われたこのクラスでは、2010~12年千葉―山口ー岐阜と3連覇を果たした小嶺恵美が4回目の優勝を果たした。
現在彼女は2017年に開催予定の愛媛国体へ向けて愛媛県へ移籍し、規定によりこの2年間は出場できなかったが、早速の優勝。しかも五輪候補の須長やこのクラス5回の優勝記録を持つ小菅を破っての勝利、しかもDNC優勝である。また、2度目の3連覇へ向け来年も活躍するのはほぼ間違いないだろう。



⑦【少年男子420級】

※史上稀に見る名勝負!
11998447_722958574497947_370488392_n.jpg
【インターハイに続き二冠達成の「松尾虎太郎(右)/三浦 匠」(山口)】

①松尾 虎太郎/三浦 匠  (山口)   10点(2-1-5-1-(8)-1)   
②高山 大智/中野 翔太  (和歌山)  10点(1-(6)-1-2-1-5) 
③榊原 健人/坂本 大成  (佐賀)   18点(3-2-(10)-5-6-2)
④西村 宗至朗/平井 徳輝 (大阪)   22点(4-4-8-3-(11)-3)
⑤藤野 流星/柴田 桂佑  (福岡)   23点(5-(8)-3-6-5-4)
⑥高宮 豪太/樫本 達真  (神奈川)  24点(6-3-2-7-(10)-6)
⑦加藤 卓 /向口 瑠袈  (岩手)   40点(9-13-(15)-4-7-7)
⑧新田 大貴/原田 聖也  (鳥取)   40点(7-10-(20)-8-4-11)

※インターハイに続き、二冠達成となったのは、2年/1年コンビの松尾/三浦(山口)だった。今回は420ワールド優勝の高山大智/中野翔太(和歌山)が意地をみせ、優位な展開であったが、最終レースの勝負所で松尾/三浦はトップフィニッシュし、高山のフィニッシュを待つことになった。高山は4位以内で優勝だったのだが序盤から遅れ、必死の追い上げをみせる。しかし5番手フィニッシュとなる。この時点で同点だったのだが、タイを解消(カットレースを除く)するとこれまた一緒。従って最終レースで上回った松尾/三浦に軍配が上がる。これはまさに名勝負だろう。

しかし2年生でのインターハイ・国体二冠は、21世紀初頭に活躍した高橋洸志(静岡)や、最大のライバルであった石川裕也(茨城)でも達成できなかった凄い記録である。しかも初代チャンピオンであり、まさにレジェンドとなった。

また敗れたものの、今回の高山/中野は、地元の意地を見せたといえるであろう。今年の彼らは日本の420界いや日本セーリング界にとって新しい歴史を切り開いた選手として拍手を送りたいと思う。是非、オリンピック選手を目指し頑張ってほしい。



⑧【少年男子レーザーラジアル級】

※国体セーリング史上初の中学生優勝!

11992615_722963781164093_536253088_n.jpg
【とんでもない記録を達成した「花田義弘」(山口)】

①花田 義弘    (山口)       10点((3)-1-3-2-3-2)
②矢野 伸一郎   (和歌山)      15点(5-(8)-1-7-1-1)
③豊島 以知朗   (広島)       15点(1-(15)-6-3-2-3)
④高山 颯太    (神奈川)      21点(2-2-4-4-(11)-9)
⑤岩城 海都    (鹿児島)      22点((10)-4-2-6-5-5)
⑥杉浦 涼斗    (愛知)       32点(4-6-5-2-(17)-15)
⑦椎木 秀映    (鳥取)       34点(6-3-13-(23)-8-4)
⑧蜂須賀 晋之介  (茨城)       37点(7-9-7-(16)-6-8) 

※2連覇を狙う地元期待の矢野伸一郎(和歌山)は、序盤から早くも優勝戦線から脱落、その中で優勝したのは、な・なんと中学生セイラーの「花田義弘」(山口)であった。トップ1回を含む全て3位以内と最終レースを残し優勝を決めるなど高校生を蹴散らしたのだ。まさに文句なしの偉業達成である。

中学生の優勝となると、山口国体SS級で小泉維吹がクルーとしては制覇してはいるものの、ヘルムスマンとなると史上初の快挙である。写真をみてもお判りの通り、身長は180cmを超える立派な体格であり、将来が期待される選手になることは間違いないだろう。    



⑨【少年女子420級】

※女子でもインターハイに続き、二冠達成!
11863407_723271094466695_2419002394496269599_n.jpg
【こちらもインターハイ・国体二冠達成の「宇田川真乃/齊藤由莉」(茨城)】

①宇田川 真乃/齊藤 由莉 (茨城)   10点(3-2-(8)-1-2-2)  
②田中 美紗樹/高野 芹奈 (和歌山)  11点(1-1-(OCS)-2-1-6)
③増本 澄子/姫野 紗采  (佐賀)   20点(5-6-2-4-3-(9))
④松本 桃果/多田 彩乃  (香川)   23点(4-5-1-6-(DSQ)-7)
⑤赤嶺 華歩/丸山 南美  (大分)   31点(2-7-(OCS)-12-7-3)
⑥花井 静亜/水谷 遥香  (岐阜)   32点(6-4-5-(13)-5-12)
⑦石井 茜 /盛田 冬華  (千葉)   36点((14)-12-10-5-4-5)
⑧池淵 砂紀/田村 愛海  (鳥取)   39点(9-13-4-3-10-(20))

※男子の松尾/三浦の二冠に続き、女子でも「宇田川真乃/齊藤由莉」(茨城)が最終レースで逆転し、二冠達成となった。
男子同様、今シリーズは田中美紗樹/高野芹奈(和歌山)が完全に上回ってたかと思われたが、最終レースの攻防で明暗がわかれたのだ。特に最終上下でコース取りが運命の分かれ目であった。

このチームはインターハイでも語り尽してしまったので、改めて紹介はしないが、勝負ポイントでは必ず強いレースを見せるのが特徴であり、日を追うごとにレベルアップしているような印象も受けるのだ。
ただ、男子の松尾とは違い、今大会でクルーの齊藤は引退だ。宇田川にとってはここからが正念場である。来年は果たしてどうなるのか?は今から楽しみだ。



⑩【少年女子レーザーラジアル級】

※昨年の雪辱を晴らす!
11998770_723255221134949_1885185361_n.jpg
【少年女子同級で初代チャンピオンに輝いた「菅沼汐音」(千葉)高校1年生での制覇!】

①菅沼 汐音    (千葉)        9点(1-3-2-(4)-1-2)    
②池田 樹理    (東京)       12点((4)-1-3-3-2-3)    
③荒木 陽菜    (佐賀)       22点(3-2-1-11-(12)-5)    
④佐藤 春菜    (神奈川)      30点((10)-6-10-1-9-4)
⑤新田 そら    (三重)       31点(7-6-(19)-2-10-7)
⑥植田 望裕    (北海道)      33点(6-4-6-(14)-7-10)    
⑦小屋 英美里   (山梨)       34点(2-9-5-13-5-(14))
⑧赤松 里彩    (和歌山)      35点(11-8-8-7-(DSQ)-1)

※昨年も中学生ながらシリーズをリードし「初の中学生制覇なのか?」と話題になった菅沼だが、惜しくも準優勝と涙を呑んだが、今年は強いレースで優勝を果たした。昨年の雪辱を晴らしたと言えるが、まだ高校1年生なのだからその精神力には脱帽である。
男子の花田に続き、凄い選手が出てきたものだ。

彼女は、千葉県内でも学力トップである渋谷教育学園幕張高校に通う才媛であるのも驚きであったが、その頭脳を生かし、セーリングに発揮しているといえるだろう。現在主に4.7で活動しているが、どんどんラジアルに挑戦し、五輪を目指して欲しいと思っているのは私だけでないだろう。是非頑張って頂きたいと思う。



※今大会総括
12002086_722856794508125_8271448209507575564_n.jpg

JSAFとしても重要視していた転換点ともなった今大会だったが、全60レース全て消化できたことは素晴らしい大会になったのは間違いないだろう。これにはインターハイ・国体連続開催となった和歌山県関係者皆さんの頑張りが大きかったといえるのではないだろうか?これは表彰に値する総合運営だったと思われる事案である。

また、情報ツールはインターハイと同様に満足できるものであった。会場にいなくとも手に取るように把握できるのは本当に素晴らしいと思う。来年以降も引き継いで欲しいと思うのである。

※来年は岩手県での開催となり、セーリング競技は宮古市にある「リアスハーバー宮古」での開催となる。復興した同ハーバーでのビッグレースであることから話題になることだろう。是非成功することを私は願っている。


以上

sailing_kiichan_convert_20150905211750.jpg



2015-09-06 01:30 | カテゴリ:国体
国民的スポーツ祭典とも言えば『国民体育大会』だが、このビッグイベントもついに70回記念大会を迎え、セーリング競技は和歌山市にある「和歌山セーリングセンター」を舞台に9/9~9/13の日程で開催される。(※9/9は開会式・トライアルレース)
2015-08-16 001 281
【インターハイ・国体の同一年連続開催は史上初!「和歌山セーリングセンター」が舞台の和歌山国体セーリング競技】

セーリング競技は成年・少年種別を合計して10種目あるが、今大会より、インターハイ同様・6種目において艇種変更となり、新時代の幕開けとなる。この艇種変更はJSAFが5年前の千葉国体で監督・選手などに対しアンケートを行い、その結果を基に検討され、今大会から実施される運びになった。
成年・少年合わせて全10種目・各6レースで熱戦が展開される(※今年より4レース成立以上1カット)。多種目であるので、簡単に展望させて頂くことにする。

sailing_kiichan_convert_20150905134356.jpg
【和歌山国体イメージキャラクターの「きいちゃん」 紀州犬をモチーフとし、名前は旧国名「紀伊国」が由来】



①【成年男子470級】

※今年も大激戦か?
24d3e622ba5a4fc0cf88e4113119643dc74db9b6.jpg
【毎年ハイレベルな戦いであることから、地元開催でも優勝は難しいとされる470級で制覇となるのか?市野/大矢ペア(和歌山)】※東京国体より

オリンピック種目であり、同国体の花形種目でもある「470級」であるからして、毎年強豪揃いなのが特徴ではあるが、既にリオ五輪代表は決定し、今大会は次回の東京五輪へ向けての主導権争いといったところか?

昨年このクラスでスキッパー最年少優勝の大記録を達成した「岡田奎樹/吉田雄悟」(佐賀)の連覇となるのか?に注目が集まりそうだが、地元期待の実力者「市野直毅/大矢勇輝」(和歌山)が千葉国体以来の優勝となるのか?
また一昨年東京国体で優勝の「飯束潮吹/八山慎司」(東京)など挙げればキリが無いほど社会人・学生共に有力チームが目白押しである。今年も大激戦となるだろう。

◎市野 直毅/大矢 勇輝  (和歌山)
○岡田 奎樹/吉田 雄悟  (佐賀)
▲磯崎 哲也/中川 大河  (福岡)
△飯束 潮吹/八山 慎司  (東京)
△河合 龍太郎/小川 晋平 (神奈川)
△高橋 洸志/杉浦 博之  (愛知)  
△近藤 康史/木村 俊介  (茨城)
△小泉 颯作/山近 宏   (山口)
△中村 睦宏/清原 遼   (千葉)



②【成年男子レーザー級】

※初代チャンピオン及び、3連覇となるのか?
d6ec5fb730a313df946166944b3034456d96e365.jpg
【少年時代には3連覇を達成している南里 研二(三重)は成年でも3連覇を狙う】 ※東京国体より

今年からシングルハンドクラスにおいてはついにオリンピック種目である「レーザー級」に統一される(成年女子・少年男女はレーザーラジアル)
昨年、圧倒的な力で連覇を果たした「南里 研二」が初代チャンピオン&3連覇を懸け、満を持して登場。対抗できるのは3年前岐阜国体チャンピオンの永井久規や地元期待の谷口斉謙までだろう。
またユース界でトップレベルだった樋口 碧や北村勇一郎などの若い世代も登場し、どこまで通用するのかにも注目だ。

◎南里 研二  (三重)
○永井 久規  (愛知)
▲谷口 斉謙  (和歌山)
△樋口 碧   (神奈川)
△北村 勇一朗 (静岡)
△榮樂 洋光  (鹿児島)
△前田 博志  (広島)
△齋藤 大輔  (秋田) 



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】

※五輪代表が最多優勝記録更新濃厚!
0c07036d9707eb146db659ebf89828a538b9ebbb.jpg
【既に7回の優勝は国体セーリング競技史上最高記録!リオ五輪代表の富澤 慎(新潟)】※東京国体より

既にリオ五輪出場が内定している「富澤 慎」が2度目の3連覇&国体8度目の優勝となるのか?に注目ではあるが、私が言うまでもなく、達成するのは間違いないだろう。
果たして富澤を脅かす選手が出るのかどうか?にも注目してみよう。

◎富澤 慎   (新潟)
○板庇 雄馬  (滋賀)
▲尾川 潤   (和歌山)
△倉持 大也  (東京)
△黒石 勇次  (大分)
△福村 拓也  (愛知)
△廣津 秀治  (鹿児島)
△山﨑 大輔  (神奈川)
△市川 和典  (静岡)



④【成年女子セーリングスピリッツ級】

※同級初の3連覇達成となるのか?
宮川2
【成女SS級で3連覇を達成すれば史上初!宮川 惠子/栗栖 佐和(和歌山)】 ※東京国体より

SS級だけは成年女子で残ったこのクラスでは、目下2連覇中の「宮川 惠子/栗栖 佐和」(和歌山)が最大の目標としていた地元国体で3連覇の偉業に挑戦する。
一昨年東京国体準優勝・大学の後輩でもある「持田由美子/高橋 舞」(千葉)が先輩を負かすことができるのか?またアテネ五輪代表であり、このクラスのスペシャリストであった「河合由香/松原なぎさ」(大阪)も再登場し、3連覇を阻止できるのか?が見所である。

◎宮川 惠子/栗栖 佐和  (和歌山)
○持田 由美子/高橋 舞  (千葉)
▲河合 由香/松原 なぎさ (大阪)
△平岡 沙希/西尾 知美  (鳥取)
△内冨 明渚/内冨 佳恵  (山口)
△後藤 沙季/岩下 沙織  (大分)
△松下 結 /児島 瑠依  (長崎)
△高橋 友海/北村 好江  (静岡)
△矢田 友美/田中 佑果梨 (石川)
△山本 佑莉/安田 真世  (福岡)



⑤【成年女子レーザーラジアル級】

※姉妹1・2もあるのか?
12_01_02_03.jpg
【地元国体で力を発揮できるのか?実績抜群の多田 桃子(和歌山)】 ※BHMより

少女SR級では圧倒的な力で2連覇した経験を持つ地元期待の「多田桃子」(和歌山)が優勝となるのか?にまず注目だろう。また妹であり、こちらも少女SR級2連覇の実績である「多田 緑」(佐賀)と共に夢の姉妹1・2なんてこともあるのか?

昨年3連覇はならなかったが、岐阜・東京連覇の「冨部柚三子」(東京)や、昨年準優勝の「蛭田香名子」(愛知)、2度の五輪代表「佐藤麻衣子」(福岡)辺りまでが優勝候補となるだろう。
昨年少年女子で優勝した「池田紅葉」(神奈川)が成年でどこまで通用するのかにも注目である。

◎多田 桃子   (和歌山)
○多田 緑    (佐賀)
▲冨部 柚三子  (東京)
△蛭田 香名子  (愛知)
△佐藤 麻衣子  (福岡)
△池田 紅葉   (神奈川)
△徳重 エリカ  (鹿児島)
△岡 美江    (兵庫)



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】

※3強の対決か?
5c43db22cc98c7aeef2b56908c3f3d30e653e331.jpg
【現在、ウインド女子第一人者の須長 由季(東京)連覇達成となるのか?】 ※東京国体より

昨年・一昨年もそうだったが、五輪代表経験者のレベルは全く違っており、昨年優勝の「須長由季」(東京)と一昨年・東京国体では地元須長の優勝を許さなかった「小菅 寧子」(新潟)の対決や、千葉・山口・岐阜と3連覇を達成した「小嶺恵美」(愛媛)の3強が優勝争いの中心だが、2大会連続の五輪を狙う須長は、さすがに負けられないだろう。これに対し地元・小島真理子(和歌山)、若手期待の伊勢田愛(滋賀)がどこまで迫れるのか?がポイント。

◎須長 由季   (東京)
○小菅 寧子   (新潟)
▲小嶺 恵美   (愛媛)
△小島 真理子  (和歌山)
△伊勢田 愛   (滋賀)
△堀川 智江   (神奈川)
△須賀 愛実   (鹿児島)
△山辺 美希   (福岡)



⑦【少年男子420級】

※超高校級セイラー同士の戦い!
057_2015090512503493f.jpeg
【地元開催ではさすがに連敗は許されない?ワールドチャンピオン高山/中野ペア(和歌山)】 ※Manzo magazineより

ついに少年部門でも、インターハイと国体で採用艇種が統一され、これで高校生の混乱もなくなるだろう。従って今国体からはある意味インターハイの続きとなる。
レースは420ワールド優勝の「高山大智/中野翔太」(和歌山)とインターハイ優勝の「松尾虎太郎/三浦 匠」(山口)の力が圧倒的に抜けており、どちらが優勝するのかに注目である。この2チームをまとめて破るとすれば、インターハイ準優勝「藤野 流星/柴田 桂佑」(福岡)となるだろう。

◎高山 大智/中野 翔太   (和歌山・星林)
○松尾 虎太郎/三浦 匠   (山口・光)
▲藤野 流星/柴田 桂佑   (福岡・中村学園三陽)
△高宮 豪太/樫本 達真   (神奈川・慶應義塾)
△吉永 風人/三角 光    (滋賀・大津商業/東山)
△加藤 卓 /向口 瑠袈   (岩手・宮古商業)
△榊原 健人/坂本 大成   (佐賀・唐津西)
△北原 勝祥/小道 大輔   (石川・羽咋工業)
△谷川 隆治/柏谷 大樹   (千葉・稲毛)



⑧【少年男子レーザーラジアル級】

※連覇達成となるのか?
矢野
【インターハイでは420級で出場、ユース界のマルチセイラー矢野 伸一郎(和歌山)】 ※長崎国体より

少年のシングルハンドにおいても、レーザーラジアル級が導入され、インターハイでも平成30年度からこの種目を採用することが既に決定している。今までは高体連に属していないユース組が強かったが、今後は多少変化があるのかもしれない。

レースは昨年優勝の「矢野伸一郎」(和歌山)が中心。連覇&初代チャンピオンとなるのか?また昨年、中学生で準優勝を飾った蜂須賀晋之介(茨城)などが逆転候補となるだろうが、混戦模様である。誰が優勝してもおかしくない。

◎矢野 伸一郎  (和歌山・和歌山工業)
○下石 煕    (福岡・西南学院)
▲蜂須賀 晋之介 (茨城・霞ヶ浦)
△高山 颯太   (神奈川・金井)
△杉浦 涼斗   (愛知・碧南)
△岩城 海都   (鹿児島・開陽)
△宮崎 祐次郎  (佐賀・唐津西)
△吉木 伊吹   (長崎・長崎鶴洋)
△花田 義弘   (山口・上関町立上関中)
△山内 健史   (千葉・磯辺)



⑨【少年女子420級】

※二強対決の続きも・・・?
054_20150905125155b91.jpeg
【国体での初代420級チャンピオンは私達だ!と気合いがはいる田中/高野ペア(和歌山)】 ※Manzo magazineより

男子同様、女子でも唐津ワールドで女子銅メダルを獲得した地元期待の「田中美紗樹/高野芹奈」(和歌山)が中心も、インターハイで田中を破り優勝した「宇田川真乃/齊藤由莉」(茨城)この2強の力が抜けているのは事実だろう。

ただインターハイでも他チームが奮闘したように、またしても軽風域の戦いなら大混戦になるのは間違いないだろう。

◎田中 美紗樹/高野 芹奈 (和歌山・関西大第一)
○宇田川 真乃/齊藤 由莉 (茨城・霞ヶ浦)
▲中村 遥香/森戸 環   (山口・光)
△花井 静亜/水谷 遥香  (岐阜・海津明誠)
△赤嶺 華歩/丸山 南美  (大分・別府青山)
△松本 桃果/多田 彩乃  (香川・高松商業)
△伊神 麻衣/桑野 絵里佳 (神奈川・三浦学苑/横浜英和女学院)
△石井 茜 /盛田 冬華  (千葉・磯辺)



⑩【少年女子レーザーラジアル級】

※ワールド組が優勢か?
11780495_467229073449560_736630914_n.jpg
【先日のオランダ4.7ワールド日本代表でもある池田 樹理(東京)】

昨年、初の中学生制覇となるのか?と大いに沸かせた準優勝の「菅沼汐音」(千葉)、3位の「池田樹理」(東京)との優勝争いになるのは濃厚だが、実績からすると池田の方が若干優勢か?

しかし下記に挙げた選手はいずれも実力伯仲であり、誰が優勝してもおかしくはない。

◎池田 樹理  (東京・東海大高輪台)
○菅沼 汐音  (千葉・渋谷教育学園幕張)
▲赤松 里彩  (和歌山・桐蔭)
△佐藤 春菜  (神奈川・七里ヶ浜)
△荒木 陽菜  (佐賀・唐津東)
△長岡 叶子  (香川・高松商業)
△仲 美南   (茨城・霞ヶ浦)
△新田 そら  (三重・高田学苑高田)
△景山 優生  (鳥取・米子工業高専)
△松尾 華   (広島・広島市立古田中)



※天皇杯・皇后杯の行方は?

※以上簡単ではあるが展望させて頂いた。尚・国体では天皇杯・皇后杯の行方が注目されるが、やはり昨年初の栄冠に輝いた「和歌山県」の連覇が濃厚だろう。特に3倍の得点となるダブルハンド全種目において優勝候補筆頭チームが存在するなど、他は太刀打ちできる要素は0に等しいのではないだろうか?


リニューアルされた国体における選手皆さんの健闘をお祈りしております。


以上


※和歌山国体セーリング競技選手一覧表

sailing_kiichan_convert_20150905211750.jpg


2014-10-18 00:30 | カテゴリ:国体
※和歌山県が初の天皇杯・皇后杯共に獲得!

10733570_10152431129362091_2115865827_n.jpg
【初の天皇杯・皇后杯を獲得!来年の国体開催地・和歌山県選手団の皆さん】

第69回長崎がんばらんば国体セーリング競技は、台風の影響もあり日程が短縮されたが、各種目⑤レースずつ実施され、無事閉幕した。
注目の天皇杯・皇后杯は少年女子以外の全種目でポイントを獲得した『和歌山県』が同県初の栄冠に輝いた。

各種目の入賞者(8位まで)と優勝チームの寸評を簡単に述べてみよう。
2014がんば君


①【成年男子470級】

※最年少470級チャンピオン誕生!『岡田奎樹/吉田雄悟』ペア(佐賀)
岡田_吉田
【岡田を最年少優勝に導いたクルーの吉田こそ評価されるべきであろう】

①岡田 奎樹/吉田 雄悟  (佐賀)   8点((7)・2・1・3・2)
②磯崎 哲也/津留 健   (福岡)  17点(1・12・(16)・1・3)
③市野 直毅/大矢 勇輝  (和歌山) 18点(9・5・3・(13)・1)
④松永 鉄也/柳川 祥一  (神奈川) 18点(2・4・7・(9)・5)
⑤原田 龍之介/田口 西  (長崎)  20点((16)・3・5・2・10)
⑥加藤 弘章/吉永 琢磨  (滋賀)  20点(6・(16)・4・4・6)
⑦飯束 潮吹/八山 慎司  (東京)  27点(10・1・9・(26)・7)
⑧坂口 英章/今村 公彦  (鹿児島) 33点((12)・6・11・12・4)

現在リオ五輪代表最有力候補、松永鉄也(神奈川)をはじめ、強豪が勢ぞろいした、国体の花形種目である「成年男子470級」。
優勝したのは佐賀県の「岡田/吉田」ペアであった。岡田はOP時代には、ワールド日本人最高位保持者(3位)であり、ジュニア・ユース世代ではスターの存在。今春、早稲田大へ進み、インカレでも期待通りの活躍をみせている。
おそらくこの470クラスでは史上最年少優勝の快挙であろう。
普段は前述した松永のクルーを務めているスペシャリストの吉田がペアだったとはいえ、素晴らしいとしか言いようがない。
私も関東インカレなどで活躍している姿を見ているが、高校時代に比べ、さらにレベルアップしているのが随所に現れている。
やはり只者でないのは証明された。インカレを含め、今後のさらなる活躍に期待したいものである。

尚、国体で学生チャンピオンになったスキッパーは、私が知ってるだけでも「平島 昇」(1986年山梨国体・福岡大)、「山田 寛」(1993年東四国国体・慶應義塾大)、「土居一斗」(2012岐阜国体・日本経済大)に続く、4人目の学生チャンピオンとなった。
また2位には磯崎/津留の日本経済大コンビが入り、学生1、2と驚くべき結果となった。



②成年男子国体シングルハンダー級

※リオ五輪を目指す『南里 研二』(佐賀)が見事連覇達成!
南里
【トップ3回と圧倒!リオ五輪をめざす南里研二(佐賀)】

①南里 研二  (佐賀)     6点(1・1・1・3・(10))
②安田 真之介 (京都)    13点(2・4・4・(5)・3)
③永井 久規  (愛知)    14点(7・3・2・2・(11))
④谷口 斉謙  (和歌山)   20点(6・6・(11)・6・2)
⑤出道 耕輔  (長崎)    21点(5・5・(25)・4・7)
⑥杉山 武靖  (静岡)    22点(8・8・(14)・1・5)
⑦榮樂 洋光  (鹿児島)   35点(9・15・5・(19)・6)
⑧真田 敦史  (千葉)    38点(14・7・9・8・(OCS))

昨年東京国体で悲願の初優勝を果たした「南里研二」が今年は3回のトップフィニッシュと圧倒し、見事連覇達成となった。
南里は少年時代に国体3連覇達成していたのだが、成年になってからはあと一歩の所で優勝を逃していた。
現在はアルバイトをしながら五輪を目指しているつらい環境でありながら奮闘している頑張り屋さんである。

体格も世界に引けをとらない位シングルハンド向きである。まずは五輪出場枠を獲得してもらいたいものである。

尚、このクラスは今年で最後となり、和歌山からはついにオリンピック種目である「レーザー級」が導入される。



③成年男子国体ウインドサーフィン級

※ロンドン五輪代表『富澤 慎』が7回目の優勝!
富澤
【今大会も圧倒!ウインド第一人者の富澤 慎(新潟)】

①富澤 慎   (新潟)     6点((2)・1・2・2・1)
②村田 高亮  (福岡)    17点(1・5・(11)・8・3)
③尾川 潤   (和歌山)   21点(9・(12)・7・3・2)  
④福村 拓也  (愛知)    22点(5・(25)・4・7・6)
⑤黒石 勇次  (大分)    23点((16)・6・1・6・10)
⑥広津 秀治  (鹿児島)   23点(3・(21)・5・11・4)
⑦松尾 康宏  (大阪)    30点(6・3・3・18・(OCS))
⑧小森 貴宏  (兵庫)    32点(7・(14)・6・10・9)

今年も他を全く寄せ付けなかった・・・・ウインド第一人者の「富澤 慎」が昨年に続き、2度目の連覇達成!通算7回目の優勝となった。国体セーリング競技において7回目の優勝は史上最多ではないのか?
もちろん彼にとってはここは勝って当たり前であり、目標はリオ五輪だ。是非健闘されることを祈っている。



④成年女子セーリングスピリッツ級

※SSのスペシャリスト『宮川 惠子/栗栖 佐和』(和歌山)が連覇達成!
宮川_栗栖
【見事連覇達成!SSでは現在№1!宮川/栗栖ペア(和歌山)】

①宮川 惠子/栗栖 佐和  (和歌山)  8点(3・1・3・.(7)・1)
②平岡 沙希/西尾 知美  (鳥取)  10点(5・2・1・(21)・2)
③後藤 沙季/後藤 沙織  (大分)  14点((10)・3・4・5・9)
④松下 結 /小島 瑠依  (長崎)  23点(4・8・(19)・2・9)
⑤大座 史帆里/安田 真世 (福岡)  25点(1・6・14・4・(17))
⑥矢田 友美/田中 佑果梨 (石川)  27点(6・11・9・1・(15)
⑦松永 貴美/渡邉 絵美  (岐阜)  31点((14)・5・11・12・3)
⑧髙橋 友里/島津 愛子  (広島)  32点(9・7・12・(15)・4)

来年、和歌山国体での中心選手である「宮川/栗栖」ペアが、ライバル達の奮闘に危ない場面もみられたが、連覇達成となった。最終レースでは優勝がかかる場面でありながら、しっかりトップを獲るところはさすがではないだろうか?
昨年もそうだったが、ダウンウインドの走り方において、他と一線を画しているのが、今回動画を観ててもそう感じた。
日大OGコンビであり、チームワークも抜群!来年は地元国体で3連覇を目指すことになるのだが、このままだと達成は濃厚ではないか?来年も期待しよう。

※尚、SS級は来年から成年女子のみとなる。



⑤成年女子シーホッパー級スモールリグ

※開催県唯一の優勝!『原田小夜子』(長崎)
原田
【開催県の責任を果たしたナショナルチームでもある原田小夜子(長崎)】

①原田 小夜子 (長崎)      8点((7)・4・2・1・1)
②蛭田 香名子 (愛知)     10点(2・3・1・(13)・4)
③谷内 志緒里 (石川)     16点(3・2・4・7・(17))
④多田 桃子  (和歌山)    17点(1・6・5・(8)・5)
⑤松苗 幸希  (北海道)    18点(7・(8)・6・5・1)
⑥佐藤 麻衣子 (福岡)     21点(11・5・3・(14)・2)
⑦冨部 柚三子 (東京)     22点(5・8・6・(9)・3)
⑧岡 美江   (兵庫)     36点(8・12・11・5・(13))

冨部柚三子(東京)の3連覇に注目が集まった同クラスだったが、今年はナショナルチームを始め、実績ある選手が多数出場。その激戦を制したのは地元長崎の『原田小夜子』だった。最終レースでも落ち着きある走りで見事トップフィニッシュとなり、文句なしの優勝となった。

現在、原田もリオ五輪を目指し奮闘している。その立場から今大会では、優勝を義務付けられていたことだろう。そのプレッシャーは相当なものだったに違いない。トップフィニッシュ後の満面の笑みはこのようなことを感じさせるのであった。

※成年女子・少年男子・女子シーホッパーSRは来年から五輪種目に準じた「レーザーラジアル」級に変更される。



⑥成年女子国体ウインドサーフィン級

※ロンドン五輪代表の『須長由季』(東京)が意地をみせる
須永
【さすがは五輪代表!熾烈なバトルを制した須長由季(東京)】

①須長 由季  (東京)      5点(1・(6)・2・1・1)
②小菅 寧子  (新潟)      6点(2・1・1・(2)・2)
③伊勢田 愛  (滋賀)     12点((6)・3・3・3・3)
④小島 真理子 (和歌山)    16点(4・4・4・4・(5))
⑤山辺 美希  (福岡)     17点(3・(5)・5・5・4)
⑥松浦 絵里  (鹿児島)    22点(8・2・(9)・6・6)
⑦堀川 智江  (神奈川)    27点((11)・7・6・7・7)
⑧川端 貴美可 (熊本)     33点(5・8・(11)・9・11) 

昨年優勝の北京五輪代表小菅寧子と前回ロンドン五輪代表須長由季・五輪代表同士のマッチレースになった同クラス。最終決戦で決まる一番で須長が先着し、優勝を飾った。昨年は地元東京では優勝できず、今年はリベンジを果たしたことになる。
しかし小菅選手もさすがだ。カットがなければ優勝だったことからまだまだ力はあるのではないか?

昨年も申し上げたが、エントリーが半分に満たないのがこのクラスの問題だ。選手募集している県もあることだし、特に学生は積極的に出場すべきではないのか?五輪選手と一緒にレースできるだけでも価値があると私は思うのである。



⑦少年男子セーリングスピリッツ級

※『小泉 維吹/光森 慎之介』ペア(山口)が連覇達成!
小泉_光森
【このペアではインターハイに続き優勝!小泉/光森ペア(山口)】

①小泉 維吹/光森 慎之介  (山口)   6点((3)・2・1・1・2)
②高山 大智/中野 翔太   (和歌山) 11点(2・(7)・2・4・1・2)
③植木 武成/玉井 瑛士   (千葉)  19点(2・(14)・8・8・1)
④楠瀬 和旺/中山 航    (佐賀)  19点(7・4・4・4・(14))
⑤矢野 航志/大野 将寿   (大分)  21点(4・(18)・9・2・6)
⑥森 栄貴 /吉村 直将   (岐阜)  28点((30)・8・10・7・3)
⑦入江 裕太/長塚 正一郎  (神奈川) 28点(8・10・(27)・6・4)
⑧己斐 健太郎/松森 玲   (兵庫)  38点(14・12・5・(BFD)・7)

ユースセーラー№1の「小泉/光森」が連覇を達成した。今年はややインターハイ準優勝高山/中野ペアに迫られたものの、きっちり優勝した。
彼に関してはもう私が語るまでもないだろう。将来、五輪代表になれる逸材なのは誰が見ても明らかである。

小泉も3年であり、今後の進路をどうするのか?が非常に楽しみである。是非頑張って頂きたいと思うのである。
尚、少年SS級が採用されてから今年で8大会目の最後となったが、小泉は唯一の連覇であった。

また準優勝の高山/中野はインターハイに引き続き準優勝であったが、まだ2年生。来年はユース界を牽引していく存在になったのは間違いないだろう。



⑧少年男子シーホッパー級スモールリグ

※『矢野伸一郎』(和歌山)が圧倒!
矢野
【ユースセーラーの強みを生かし多数の艇種にチャレンジしている矢野伸一郎(和歌山)】

①矢野 伸一郎 (和歌山)     7点(4・1・1・1・(8))
②蜂須賀 晋之介(愛知)     17点(8・4・(17)・2・3)
③藤本 拳   (神奈川)    18点(1・2・2・(27)・13)
④松尾 虎太郎 (山口)     19点(11・(22)・11・5・6)
⑤山内 健史  (千葉)     25点(10・7・(19)・4・4)
⑥前野 達郎  (兵庫)     33点(11・(22)・11・5・6)
⑦宮﨑 祐次郎 (佐賀)     36点(13・12・3・8・(14))
⑧柳内 航平  (埼玉)     39点((OCS)・9・7・7・16)

今年は、絶対的な本命が不在だった同クラス。その中で圧勝したのは「矢野伸一郎」選手であった。彼はOP時代は主たる成績は残していないが、現在ユースセーラーとして29erや420にも乗っており、急成長した逸材である。
まだ2年生であり、来年の地元国体でも期待がかかるのは間違いないだろう。

また準優勝は、なんと中学生の「蜂須賀晋之介」(愛知)が大健闘。一昨年OPワールドの代表であり、こちらも楽しみな選手が出てきたといえるであろう。



⑨少年女子セーリングスピリッツ級

※『中山由紀美/姫野紗采』(佐賀)が連覇達成!
中山_姫野
【この連覇は価値ある勝利!中山/姫野ペア(佐賀)】

①中山 由紀美/姫野 紗采  (佐賀)   7点(2・(9)・1・2・2)
②藤井 渚 /内冨 佳恵   (山口)  10点((6)・1・3・5・1)
③伊藤 有希/伊藤 愛梨   (岐阜)  18点(3・3・8・(20)・4)
④北林 妙恵子/宮野 菜々  (千葉)  21点((10)・2・9・4・6)
⑤宇田川 真乃/齊藤 由莉  (茨城)  23点(4・10・4・(11)・5)
⑥林 佳奈 /大島 由衣   (東京)  28点(8・4・(10)・6・10)
⑦内藤 風香/川邉 朱里   (愛知)  36点(1・20・5・10・(21))
⑧伊神 麻衣/桑野 絵里佳  (神奈川) 36点((16)・8・12・13・3)

今年で最後となるこのクラスで優勝したのは、昨年優勝の「中山/姫野」(佐賀)であった。江の島インターハイでは優勝候補ながら惨敗。今大会は強力なライバルが多数いながらも優勝したのだから、自信になり、リベンジを果たしたと言えるであろう。
昨年も紹介したが、中山は4姉妹の三女である。長女の唯はインターハイソロ3位、デュエット優勝。次女の由佳はインターハイソロ連覇を達成、そして由紀美は国体で連覇と、すごい家系だ。スナイプワールドに出場したこともある父の中山英弘氏もきっと喜んでいることであろう。

尚、少年男子で優勝した小泉維吹同様、中山は唯一の連覇達成者となり、同種目最後に相応しい劇的な幕切れとなった。

また準優勝にはインターハイソロ3位の「藤井/内冨」ペア(山口)が入り、インターハイ・国体両大会で3位以内を達成したのは今年は彼女達だけであり、この1年最も成長したチームとしてまさしく敢闘賞ものだろう。

※尚、少年男女SS級は来年から420級へと変更される。



⑩少年女子シーホッパー級スモールリグ

※昨年3位の『池田紅葉』(神奈川)が高校生の意地をみせる!
池田
【意地をみせ逆転優勝した池田紅葉(神奈川)】

①池田 紅葉   (神奈川)   12点((6)・5・5・1・1)
②菅沼 汐音   (千葉)    12点(1・4・2・(6)・5)
③池田 樹理   (東京)    16点(3・9・(OCS)・2・2)
④赤嶺 華歩   (大分)    18点(2・6・3・(33)・7)
⑤荒木 陽菜   (佐賀)    20点(10・3・(12)・4・3)
⑥景山 優生   (鳥取)    21点(9・1・7・(15)・4)
⑦仲 美南    (茨城)    34点(13・(15)・4・3・14)
⑧花本 菜美   (山口)    35点(5・(11)・10・10・10)

序盤シリーズをリードしたのは、なんと中学生の菅沼汐音(千葉)だった。昨年3位の池田紅葉もしっかり2位につける。
菅沼が圧倒的有利だったものの、池田は最終レースの重要な局面で見事トップフィニッシュを飾る。
一方菅沼は、上がってきたものの、5番手フィニッシュ。池田とは同点になり、タイを解消した結果、池田紅葉が優勝となった。池田は高校生の意地をみせたのだからこの優勝は立派だ。一方、菅沼は中学生優勝の快挙は逃したが、高校生になっても期待できる逸材なのではないだろうか?進路はどうするのか?は私は知らないが、今後も楽しみななったのは間違いない。

池田はレーザー4.7などでワールドにも出場している実力派であり、妹の樹理も今回3位。姉妹同時入賞も快挙なのではないだろうか?




※今回の国体に関して一言
10717440_751651968216754_1414492163_n.jpg
私は今年国体では全く関わらなかったので、一ユーザーとしてネットで観戦させて頂いた。率直な感想を申し上げると、情報発信があまりにも少なすぎるのは明らかであった。

一応、昨年東京国体で作成したものを流用したと思われる特設サイトがあったが、まったく(着順など)更新されないのが、とても残念でならなかった(5着までの速報は未だに第④レースのまま)。

動画中継は昨年に引き続き良かったものの、(10種目もあるのだから)全てをそこから把握できるものではない。しかもこの中継も事前告知されてなく(※国体公式サイトで普通掲載するものでは?)、レースが始まってからようやくフェイスブックに上がる始末。怠慢というしか言葉が見当たらないだろう。

やはり(暫定)着順を現場で観戦していない関係者は知りたいのだ。公式掲示版に掲載している着順表をHP上に公開するだけでも随分違うのではないだろうか?

今回私は、さすがに我慢できなくなり、私設で暫定着順表を作成し、公開したのを大多数の皆さんはご存知であるかと思うが、フェイスブック経由だけでも50000アクセスと驚くべき数値を記録したのである。

さすがはセーリング競技最大イベントだけのことはある。学連、インターハイでも情報発信は積極的に実施するようにはなってきたのに

※「セーリング最大イベントの国体でなぜ出来ない?」

と思われてしまうだろう。今年の江の島インターハイのように素晴らしい例がある訳だから、JSAF広報・国体委員会関係者は真剣に考えるべきではないのか?
私も当ブログを続けているうちにわかったことがあるのだが、以前ヨット競技をしていた多数の方々が

※「またヨットに興味を持つようになった」

と言って頂けた。

それだけ重要だということと、東京五輪へ向けて、各メディアに対しセーリング競技をアピールするためにも早急にやらなくてはならない案件なのではないだろうか?

別にお金をかけなくても私のように情報は発信できるのだから・・・。


※とはいうものの、今年も連覇が5種目で達成され、快挙となる記録も生まれた話題性のある大会となったのは間違いないだろう。
来年の国体70周年記念大会は、和歌山県で開催。セーリング競技は和歌山セーリングセンターで(昔の夏季国体のように)9月上旬に開催される。さらには大幅な艇種変更もあることから要注目の大会となることだろう。
2015きいちゃん
【来年和歌山国体キャラクター「きいちゃん」。紀州犬がモデル】



以上

10723458_751652014883416_472443430_n.jpg


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。