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2018-10-04 11:00 | カテゴリ:国体
※山口県が2年ぶりの天皇杯獲得!
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【男女総合優勝となった山口県選手の皆さん】 ※この記事の写真は花田氏より

日本セーリング界のビッグイベントの一つである第73回福井しあわせ国体セーリング競技は、台風24号の影響により大幅な日程変更となったが、実質2日間で全種目成立し、幕を閉じた。

注目の男女総合はダブルハンド3種目で高得点を叩き出した山口県が2年ぶりの制覇。女子総合は成年女子2種目で優勝した地元福井県が制覇となった。


※各種目の入賞チームは以下の通りである。





①【成年男子470級】 (35艇)

※圧巻の3勝目
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【ますますパワーアップ!3度目の優勝・岡田/吉田ペア(佐賀)】

①岡田 奎樹/吉田 雄悟  (佐賀)    5点(1-2-(3)-1-1)
②磯崎 哲也/野田 友哉  (福岡)   11点(3-1-5-2-(BFD))
③出道 耕輔/中川 大河  (福井)   13点(2-6-2-3-(9))
④小泉 颯作/松尾 虎太郎 (山口)   14点((13)-4-1-5-4)
⑤市野 直毅/長谷川 孝  (和歌山)  19点((12)-5-6-6-2)
⑥元津 大地/今村 公彦  (鹿児島)  21点(5-3-(12)-10-3)
⑦河合 龍太郎/中澤 太郎 (神奈川)  23点(4-(12)-10-4-5)
⑧奈良 充規/中野 弘之  (徳島)   30点(7-7-(19)-8-8)


※予想通り、現在470界の上位二強である岡田/吉田(佐賀)と磯崎/野田(福岡)の争いとなり、3度のトップフィニッシュを取った岡田/吉田の圧勝となった。岡田は成年になってから5回目の出場にして早くも3勝と記録王に相応しい素晴らしい成績だ。

現在、注目の東京五輪代表争いは、事実上岡田と磯崎の争いは濃厚であり、どうなるのかは私も楽しみである。

そして地元出道/中川(福井)が3位に入り、このメンバーの中では本人達も納得いく成績だったのではないだろうか?十分地元開催の責任を果たしたと言えるだろう。





②【成年男子レーザー級】 (47艇)

※パーフェクトで二連覇達成!
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【パーフェクトでの連覇は見事!優勝した瀬川和正(鳥取)】

①瀬川 和正  (鳥取)    3点((1)-1-1-1)
②南里 研二  (三重)    9点((DSQ)-2-5-2)
③樋口 碧   (神奈川)  10点(4-(5)-3-3)
④安田 真之助 (京都)   13点(6-(12)-2-5)
⑤児玉 洋輝  (岐阜)   14点(3-(9)-4-7)
⑥永井 久規  (愛知)   19点(2-8-9-(11))
⑦杉山 航一朗 (静岡)   19点(7-3-(11)-9)
⑧西尾 勇輝  (和歌山)  20点(5-11-(12)-4)


※今年のアジア大会代表であり、昨年も圧勝した瀬川(鳥取)がパーフェクトで見事二連覇を果たした。昨年彼を異色の存在の選手と紹介したが、関係者の話によると日頃のトレーニングが半端でないらしい。詳しい内容はここでは述べないが、かなり追い込んでいることは間違いなく、今後も進化することだろう。是非とも地元ワールドでは上位を目指して頑張って欲しい。




③【成年男子国体ウインドサーフィン級】 (37艇)

※前人未到の10勝達成!

①富澤 慎   (新潟)    3点((1)-1-1-1)
②倉持 大也  (福井)    9点(3-(7)-3-3)
③三浦 圭   (山口)   10点((5)-4-2-4)
④勝木 太陽  (京都)   11点((8)-3-6-2)
⑤板庇 雄馬  (滋賀)   12点(2-(11)-5-5)
⑥福村 拓也  (愛知)   18点(4-(12)-8-6)
⑦広津 秀治  (鹿児島)  19点(9-6-4-(12))
⑧山﨑 大輔  (神奈川)  22点(12-2-(20)-8)


※国内ウインド界第一人者である富澤 慎(新潟)が、前人未到の10勝目を見事パーフェクトで華を添えた。しかも同一種目での達成は驚異的であり、この記録が破られることはないだろう。目指すはもちろん五輪であるが、是非ともメダルを獲得できるよう頑張って頂きたい。

昨年のチャンピオン倉持大也(福井)は富澤には及ばなかったが、地元開催の責任を果たした準優勝、そして初出場の三浦 圭(山口)が3位と大健闘。三浦は山口ユースアカデミーで発掘された有望選手。ユースワールド代表にもなっており、今後の成長が楽しみである。




④【成年女子セーリングスピリッツ級】 (26艇)

※ベテランが殊勲の勝利!
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【二人とも記録的な優勝となった、鴨川(右)/廣田ペア(山口)】

①鴨川 雪代/廣田 英恵  (山口)   7点(3-(6)-3-1)
②山本 佑莉/木村 沙耶佳 (鳥取)   8点(1-1-6-(13))
③中山 由佳/宮﨑 歩美  (佐賀)   9点((5)-4-2-3)
④岩本 沙織/上村 陽子  (福岡)  12点((10)-5-1-6)
⑤藤井 あゆ美/大熊 典子 (福井)  14点((11)-3-5-6)
⑥伊藤 有希/日比野 絵美 (岐阜)  18点(4-2-12-(15))
⑦河合 由香/山下 かおり (大阪)  20点(7-(11)-11-2)
⑧髙橋 友里/田村 愛子  (広島)  22点(2-(18)-10-9)


※昨年4位の山本/木村(鳥取)が好スタートを切ったものの、第④レースでベテランスキッパーの鴨川/廣田(山口)が逆転し優勝となった。鴨川は歳は怒られるので言えないが、高校時代から活躍してきた息の長い選手であり、シングルでは2度の優勝を果たしている。今回の優勝はおそらく女子では最年長記録となるのではないのか?そしてクルーの廣田は、3年前の岩手国体ではスキッパーとしても優勝しており、こちらもスキッパー・クルー両方の優勝はある意味記録であろう。それくらい素晴らしい優勝であった。そして3位には中山/宮崎(佐賀)が入った。

展望でも述べたとおり、年々この種目のエントリー数が少なくなっているが、後ほど問題提起させて頂くことにする。




⑤【成年女子レーザーラジアル級】 (30艇)

※国体3勝目!
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【国体3勝目!冨部柚三子(福井)】

①冨部 柚三子  (福井)    4点(2-1-(3)-1)
②岸 祐花    (神奈川)   9点(1-2-(11)-6)
③松苗 幸希   (北海道)  10点(6-(8)-1-3)
④丸田 杏    (大阪)   16点(7-5-4-(10))
⑤池田 樹理   (東京)   17点((20)-10-5-2)
⑥多田 緑    (三重)   17点(3-6-8-(16))
⑦小屋 英美里  (山梨)   19点(4-3-12-(13))
⑧菅沼 汐音   (千葉)   21点(8-4-(9)-9)


※地元期待の冨部柚三子(福井)が安定した強さで5年ぶりのシングル3勝目を飾った。東京から福井に移籍してからは初の出場だったが、世界で戦っていることもあり大きく成長したと言えるのではないだろうか?

その冨部に喰らいついたのは学生スナイプ級で活躍する岸 祐花(神奈川)であった。国体は少女以来であったが、これは健闘だろう。




⑥【成年女子ウインドサーフィン級】 (26艇)

※悲願の初優勝!
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【この初優勝は弾みがついたことだろう、優勝した伊勢田愛(福井)】

①伊勢田 愛   (福井)    4点(1-2-1-(3))
②小嶺 恵美   (愛媛)    5点((2)-1-2-2)
③須長 由季   (東京)    8点(3-4-(UFD)-1)
④原 百花    (兵庫)   10点(4-3-3-(5))
⑤山辺 美希   (福岡)   14点(5-5-(UFD)-4)
⑥堀川 智江   (神奈川)  19点(7-(8)-4-8)
⑦渡邊 純菜   (山口)   21点(9-(13)-6-6)
⑧錬石 恵子   (埼玉)   22点(8-6-8-(9))


※三強による熾烈な優勝争いになったが、第③レースでトップフィニッシュした須長がリコールとなったことで伊勢田が一歩リードする。結果的に最終となった第④レースで小嶺がトップを取れなかった時点で伊勢田の初優勝が決定した。
やはり五輪経験者による力勝負は見応えがある。次の東京五輪代表は誰になるのか?は実に楽しみである。




⑦【少年男子420級】 (35艇)

※インターハイに続き二冠!
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【堅いレースで二冠達成!国見/金光ペア(神奈川)】

①国見 有 /金光 浩志 (神奈川) 11点(1-(13)-2-2-6)
②谷  望 /松島 広輔 (千葉)  12点((14)-6-1-4-1)
③玉山 義規/高菅 峻  (山口)  18点(4-1-12-1-(UFD))
④大石 駿水/青木 武斗 (茨城)  20点((UFD)-5-5-6-4)
⑤森本 迅 /笠木 崚矢 (大分)  23点((24)-2-11-7-3)
⑥南野 仁 /小澤 諒真 (滋賀)  24点(6-7-6-5-(BFD))
⑦長谷川 真大/藤村 龍也(香川)  28点((13)-3-4-11-10)
⑧黑木 唯斗/中村 航  (宮崎)  30点(5-(15)-8-12-5)


※予想通り関東三強+山口勢の争いとなるも、大石/青木(茨城)はいきなりリコールで脱落。最終レースを残し、玉山/高菅(山口)が2回のトップと優勢だと思われたが、最終第⑤レースで痛恨のBFDとなり、国見/金光(神奈川)が谷/松島を1点差で下し、インターハイに続く二冠を達成した。

420級がインターハイ・国体で導入されてから4度目のシーズンだったが、二冠達成したのはこれで3度目となった。しかも2年生コンビであり、来年は2年連続二冠の偉業に挑戦する。




⑧【少年男子レーザーラジアル級】 (43艇)

※少年種目史上初の4連覇達成!
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【今後はオリンピックを目指す!鈴木義弘(山口)】

①鈴木 義弘  (山口)    3点(1-(2)-1-1)
②桐井 航汰  (東京)    6点(3-1-2-(DSQ))
③前田 海陽  (広島)   11点(4-(10)-5-2)
④西尾 拓大  (和歌山)  17点(2-11-4-(15))
⑤冨永 祐大  (香川)   20点(11-(28)-6-3)
⑥松原 穗岳  (愛知)   20点(8-(15)-8-4)
⑦福田 廉   (三重)   23点(9-9-(11)-5)
⑧水田 隆文  (兵庫)   23点(6-(14)-7-10)


※少年種目4連覇の大記録がかかる鈴木義弘(山口)が見事達成!とてつもない記録が誕生した。彼についてはもうインターハイなどで幾度となく紹介したので割愛させて頂くが、二度と出ない記録なのは間違いあるまい。何故ならまず中学生制覇が一番難関であるからだ。今後はスタンダートにも乗り、五輪を狙うことだろう。是非とも頑張ってほしい。




⑨【少年女子420級】 (31艇)

※ライバルを破る!
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【圧勝!優勝した夛田 (右)/林ペア(香川) 】

①夛田 晴香/林 千華   (香川)  6点(3-1-2)
②青山 瑞希/福田 桃奈  (茨城) 15点(8-3-4)
③今村 紗栄/米田 真尋  (長崎) 18点(5-12-1)
④小菅 楓 /橋本 歩波  (広島) 18点(7-4-7)
⑤平木 美帆/坂口 陽音  (石川) 26点(13-7-6)
⑥山本 茜 /和田 桃佳  (愛知) 32点(4-13-15)
⑦笹木 彩那/本堂 優香  (福井) 32点(15-8-9)
⑧盛合 汀紗/高橋 知華  (岩手) 36点(9-ARB-11)


※唯一カットが入らなかった種目であったが、インターハイ準優勝の夛田/林(香川)が圧勝!インターハイ優勝の青山/福田(茨城)にお返しとばかりに今回は香川勢に女神は微笑んだ。また入賞チームをみてみると、6位山本/和田(愛知・インターハイ3位)を除いて、インターハイとは違う顔ぶれであり、3位今村/米田(長崎)は躍進したのを始め、1年生の小菅/橋本(広島)が4位入賞や石川・福井の北信越勢が健闘したといえるのではないだろうか?




⑩【少年女子レーザーラジアル級】 (35艇)

※二冠達成!
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【二冠を達成した三浦凪砂(静岡)、左は中学生で準優勝の三浦帆香(千葉)もちろん姉妹ではない】

①三浦 凪砂  (静岡)   5点(1-3-(7)-1)
②三浦 帆香  (千葉)   9点(3-1-5-(19))
③中山 由菜  (佐賀)  13点(10-(12)-1-2)
④松尾 華   (広島)  13点(6-5-2-(10))
⑤須田 英実子 (滋賀)  14点(2-4-(14)-8)
⑥須永 笑顔  (神奈川) 15点(5-(7)-4-6)
⑦抜井 理紗  (兵庫)  17点(7-(8)-3-7)
⑧石田 穂之香 (香川)  18点(8-2-8-(15))


※インターハイ優勝の三浦凪砂(静岡)に対し、互角に渡り合ったのは一緒にラジアルユースワールドに出場した中学生の三浦帆香(千葉)だった。少年女子初の中学生優勝か?と期待が高まるも、苦手な軽風域となった第④レースで苦戦、一方凪砂がトップを取った事により勝負は決し、見事インターハイに続く連覇を達成した。3位には昨年の420級優勝・中山由菜(佐賀)が入った。




※計画的な育成
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【男女総合で表彰を受ける小泉颯作(山口)】

男女総合優勝を勝ち取った山口県選手団及び関係者の皆さんにはおめでとう!と申し上げたい。同県は2年ぶり10度目の制覇となった。勝因はやはりダブルハンド3種目の高得点はもちろんのことだが、男女ウインドサーフィンの入賞もポイントだったと思われる。しかし全ての下地は少年時代にある。その転機は地元2011年の山口国体であった。

470級スキッパーの小泉颯作はその時にSS級優勝、ここから光勢はインターハイでも上位へ復活するのであった。その地元出身の選手に加え、クルーの松尾虎太郎は広島から門を叩き、インターハイ・国体初代チャンピオンならびに二冠達成。また少年男子420級3位となった玉山義規のように他県から光に入りたいと門を叩く選手も多くなる。そして厳しい練習で鍛えられていくのである。

少年4連覇を果たした鈴木義弘は、やはり練習量が多かったからこそ達成できたこともお判り頂けるのではないだろうか?

さらにウインドサーフィンは、ジュニアアカデミーで発掘した三浦 圭や渡邊 純菜両者共に入賞したのも特徴だろう。そしてベテランの鴨川や教員として戻ってきた廣田と、非常にバランス良いチーム構成が優勝をもたらしたといえるのではないのだろうか?

今後もこの流れは続くだろうし、来年も優勝候補に名乗りを挙げることだろう。


※優勝おめでとう!




※追い上げて皇后杯獲得!
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【女子総合初制覇!福井県選手団の皆さん】

今回の開催県である福井は男女総合は届かなかったものの2位、そして皇后杯は見事山口を上回り、同県初の栄冠となった。展望でも述べたとおり、成年女子3種目は強力なのは当然としても、少年女子420級の笹木彩那/本堂優香ペアの7位入賞は大きく貢献したのではないだろうか?

昨年の愛媛もそうだったが、成年を集めることは出来ても、少年種目が頑張らなければ栄冠までは辿りつかないことを教えてくれてるのではないだろうか?


※初の獲得おめでとう!





※二度とこんな事故は起きてはならない!

レース自体は成立したことは良かったことであるが、運営艇と報道艇が衝突し、運営艇が沈没してしまうとの報道があった。詳しくは私も知らないが、沈没してしまう位の衝突とは普通のレース運営ではありえない事のように思える。幸い死者が出なかったものの、もしそうなっていたら二度と開催できない自体になっていたことも間違いなく、対策を立てなければならないのではないだろうか?

特に五輪へ向け、わが競技もワールドカップのイルカ事件のようにちょっとしたことでも注目されてしまう。選手が頑張っていても運営サイドがこんなことではダメだろう。選手同様、緊張感を持ってやって頂きたいと切に願う。





※セーリングスピリッツ級はこのままでいいのか?

2015年より現行の種目に改正されたが、何故かSS級だけが成年女子種目に残った。様々な諸事情があるのは理解しているつもりだが、何故470級を採用しないのだろうか?現在の五輪艇種でもあり、パリ五輪でもMIX種目で残る可能性があるのに?である。

出場数が少なくなっている原因は学生が練習できないことなのである。またSSの大会もほとんど存在しないのも問題だ。これが470級に変更されれば、間違いなく学生は出場し、艇数は増えることだろう。そして男子のように盛り上がることは間違いないのではないだろうか?

確かに49erなどのスキフ種目の入門艇としての目的は理解できるが、もし残したいなら学連で採用するくらいの意気込みでやらねばならないだろう。(※現状では難しい話である)

インターハイ・国体でも420やラジアルと艇種が統一され、非常に良い方向へ向かっているのだから、是非とも考えて頂きたいものである。


※来年の国体は私も一番ゆかりがある茨城県で開催となるが、今までインターハイなどで開催された土浦市でなく、阿見町に特設会場を設けて開催予定である。もちろん霞ヶ浦ではあるのだが、レース海面も少し沖合いとなり、どのようなレースになるのかは非常に楽しみである。


以上

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2018-09-26 00:00 | カテゴリ:国体
東京五輪本番へ向け、江の島ワールドカップなどが開催され、非常に盛り上がっている我がセーリング界だが、本来国内最大のビッグイベントは国民体育大会となる。第73回大会は福井県で開催となり、セーリング競技は高浜町にある若狭和田マリーナを舞台に熱戦が繰り広げられる。(9/29開会式・トライアルレース、9/30~10/3本競技、全10種目・6レース制)

第82回全日本インカレ 099
【マリーナから西に青葉山を望む、風光明媚な若狭湾】

※若狭湾で今年の天皇杯・皇后杯を獲得する都道府県はどのチームになるのか?種目別から男女総合(天皇杯)・女子総合(皇后杯)まで展望・解説させて頂く。

2018はぴりゅう
【福井国体キャラクターの「はぴりゅう」くん】

※観光資源である恐竜としあわせ(Happiness)をかけたネーミング 




①【成年男子470級】 (※35艇出場予定)

※三強の戦い
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【2014年長崎国体で初優勝!しかも最年少優勝となった岡田/吉田ペア(佐賀)】

※【上位予想】

◎岡田 奎樹/吉田 雄悟  (佐賀)
○磯崎 哲也/野田 友哉  (福岡)
▲市野 直毅/長谷川 孝  (和歌山)
△高山 大智/疋田 大晟  (大分)
△出道 耕輔/中川 大河  (福井)
△河合 龍太郎/中澤 太郎 (神奈川)
△小泉 颯作/松尾 虎太郎 (山口)
△元津 大地/今村 公彦  (鹿児島)
注蜂須賀 晋之介/木村 直矢(茨城)


※オリンピック種目であり、国体でも花形種目であるこのクラス。既に全日本や、ワールドカップなどのビッグイベントが終了していることもあり、例年通りナショナルチームをはじめとする豪華メンバーが集結。過去3年は磯崎哲也-岡田奎樹-市野直毅と五輪代表を目指すチームがそれぞれ優勝している。

今年も三強による優勝争いなのは間違いないが、アジア大会金メダルの磯崎/野田(福岡)なのか?それとも全日本2連覇であり、先日の江の島ワールドカップで日本人初の金メダル獲得した2014年長崎国体優勝と同コンビである岡田/吉田(佐賀)なのか?コンビネーションや勢いから岡田/吉田の優勝に期待してみた。そして2連覇を目指す市野/長谷川(和歌山)や、若手の実力者・高山/疋田(大分)までが逆転候補であろう。




②【成年男子レーザー級】 (※47艇出場予定)

※二強の争い
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【昨年は初優勝!このまま五輪まで突っ走れるのか?瀬川和正(鳥取)】※青野氏より

※【上位予想】

◎瀬川 和正   (鳥取)
○南里 研二   (三重)
▲樋口 碧    (神奈川)
△永井 久規   (愛知)
△安田 真之助  (京都)
△西尾 勇輝   (和歌山)
△齋藤 大輔   (秋田)
△前田 博志   (広島)
注岩城 海都   (鹿児島)


※唯一のフルエントリーとなった一人乗り五輪種目。過去2大会は出場できなかった種目であるが、東京五輪では出場できることから代表争いが激化している。

優勝争いは力が抜けている国体3勝の南里と、昨年優勝・アジア大会代表の瀬川による争いは間違いない。この二強に対し、若手の樋口や国体シングル最多勝の永井を始めとするベテラン勢にも注目である。




③【成年男子ウインドサーフィン級】 (※37艇出場予定)

※新記録なるか?
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【達成すれば不滅の記録となるだろう!富澤 慎(新潟)】

※【上位予想】

◎富澤 慎    (新潟)
○倉持 大也   (福井)
▲尾川 潤    (和歌山)
△板庇 雄馬   (滋賀)
△福村 拓也   (愛知)
△広津 秀治   (鹿児島)
△山﨑 大輔   (神奈川)
注三浦 圭    (山口)


※昨年は国体後にワールドカップを控えていた為、欠場となったウインドサーフィン第一人者の富澤 慎(新潟)が国体セーリング競技最多勝更新(10勝目)を狙う。というより圧倒的な力であり、間違いなく達成することだろう。対抗は地元期待・昨年初優勝した倉持大也(福井)や、安定性抜群の尾川 潤(和歌山)など上位選手が富澤を上回れるのか?




④【成年女子セーリングスピリッツ級】 (※26艇出場予定)

※激戦!
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【シングル優勝経験者とSS最多勝のコンビ、地元期待の藤井/大熊ペア(福井)】 ※青野氏より

※【上位予想】

◎藤井 あゆ美/大熊 典子  (福井)
○山本 佑莉/木村 沙耶佳  (鳥取)
▲河合 由香/山下 かおり  (大阪)
△長堀 友香/武井 裕子   (東京)
△矢口 梨絵/馬渡 凪沙   (神奈川)
△中山 由佳/宮﨑 歩美   (佐賀)
△伊藤 有希/日比野 絵美  (岐阜)
△髙橋 友里/田村 愛子   (広島)
△宇田川 真乃/鈴木 せいら (茨城)
注鴨川 雪代/廣田 英恵   (山口)


※4年前までは少年男女でも採用されていたが、420級に変更となったことで成年女子のみ残ったダブルハンド種目である。しかし大会数が激減し、エントリー数も徐々に少なくなっているのが気になる。ただ皇后杯制覇するためには重要な種目なのである。(艇特性が)特殊であることから、毎年予想は難しく、波乱も起きやすい。実力はあっても、練習不足のチームはまず苦戦することだろう。従って上位候補は実績に加え、練習してると思われるチームをピックアップしてみた。

クルーが当該種目最多勝・地元期待の藤井/大熊(福井)を筆頭に、昨年4位の山本/木村(鳥取)を対抗、怖いのは3年ぶり出場の当該種目3勝のオリンピアン・河合/山下(大阪)の動きであり、彼女達の動きがこのレースのポイントであろう。そして昨年準優勝の長堀/武井(東京)や中山/宮崎(佐賀)のような若手にも期待である。





⑤【成年女子レーザーラジアル級】 (※31艇出場予定)

※実力上位!
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【SR時代2012-13年連覇!冨部柚三子(福井)】 ※福井新聞より

※【上位予想】

◎冨部 柚三子   (福井)
○多田 緑     (三重)
▲小屋 英美里   (山梨・上智大)
△松苗 幸希    (北海道)
△矢田 友美    (石川)
△菅沼 汐音    (千葉・慶應義塾大)
△荒木 陽菜    (佐賀・中央大)
△池田 樹理    (東京・明治大)
注岸 祐花     (神奈川・中央大)


※ナショナルチーム関連の選手は地元・冨部柚三子(福井)のみであり、力は抜けている。三度目の制覇なるか?また国体上位常連の選手も多いが、注目は少女時代に活躍した大学生である。小屋、菅沼、池田、荒木、岸と豪華メンバー、冨部を上回ることができるのか?




⑥【成年女子ウィンドサーフィン級】 (※26艇出場予定)

※初優勝なるか?
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【リオ五輪代表として負けられない?初優勝を狙う伊勢田愛(福井)】 ※青野氏より

※【上位予想】

◎伊勢田 愛    (福井)
○小嶺 恵美    (愛媛)
▲須長 由季    (東京)
△渡邊 純菜    (山口)
△原 百花     (兵庫)
△山辺 美希    (福岡)
△松永 麻佑    (京都)
△堀川 智江    (神奈川)
注河村 真生    (千葉)


※昨年2度目の三連覇を果たした当該種目最多勝の小嶺恵美(愛媛)や、常に上位の須長由季(東京)、そして地元伊勢田愛(福井)以上ワールドカップにも出場した三強の優勝争いは間違いない。意外にも国体未勝利であるリオ五輪代表・伊勢田の初優勝に期待する。小嶺が勝てば4連覇及び7勝目、そして須長は3度目の優勝となる。どうなるのか?




⑦【少年男子420級】 (※35艇出場予定)

※激戦?
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【国体では優勝を目指す!玉山義規(山口)インターハイとは違うクルーで勝負】※WSCより

※【上位予想】

◎玉山 義規/高菅 峻   (山口・光)
○国見 有 /金光 浩志  (神奈川・逗子開成)
▲大石 駿水/青木 武斗  (茨城・霞ヶ浦)
△谷  望 /松島 広輔  (千葉・稲毛)
△長谷川 真大/藤村 龍也 (香川・高松商業)
△大谷 航心/山根 茉弘  (岩手・宮古)
△澤井 寛人/梶川 璃久  (愛知・碧南工業)
△佐々木マールトン星和/江夏 憲享(兵庫・清風)
注安永 昂生/川畑 慈英太 (福岡・上智福岡中/福岡第一)


※インターハイの続きではあるが、出場メンバーが少し違う。まず関東三強の一角であり、唐津JOC最上位の大石/青木(茨城)が加わることと、コンバインド優勝の中村学園三陽勢が出場できなかったことである。その福岡からは三陽勢を破った中学生・安永昂生が出場する。

総合力はインターハイ優勝の国見/金光(神奈川)を筆頭とする関東三強に、インターハイ3位の玉山/高菅(山口)、同6位の長谷川/藤村(香川)が上位である。ポイントは大石/青木(茨城)がどのようなレースを見せるのか?で大きく変わるだろう。




⑧【少年男子レーザーラジアル級】 (※43艇出場予定)

※少年種目史上初の4連覇達成なるか?
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【インターハイ初代チャンピオンの称号も手にし、最後の大記録に挑む!鈴木義弘(山口)】 ※WSCより

※【上位予想】

◎鈴木 義弘   (山口・光)
○西尾 拓大   (和歌山・桐蔭)
▲水田 隆文   (大阪・清風)
△桐井 航汰   (東京・明星学園)
△廣瀬 翔大   (神奈川・逗子開成)
△松原 穗岳   (愛知・日進西)
△前田 海陽   (広島・広島)
△御厩 夏颯   (福岡・中村学園三陽)
△福田 廉    (三重・津工業)
注黒田 浩渡(大阪・茨木市立西中)、元尾 帆斗(長崎・時津町立時津中)の中学生


※今年よりインターハイでも採用された種目であり、インターハイの続きではあるのだが、出場しなかった有力選手が加わることによってレースはどこまで変化するのか?

しかし国体少年種目史上初となる4連覇に挑戦するユースワールド代表・鈴木義弘(山口)のレベルが一枚も二枚も上なのは、インターハイをご覧になった方はお判り頂けたはずである。普通のレースなら負けるはずがない。負けるとしたら成立レース数が少ない時のみだろう。

以下インターハイ上位組やラジアル・4.7ユースワールドに出場したメンバーが鈴木に対抗できるのか?さらに4.7ユースワールドに出場した中学生・黒田や元尾にも注目である。




⑨【少年女子420級】 (※30艇出場予定)

※二冠なのか?
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【インターハイでは圧勝!二冠達成なるか?青山/福田ペア(茨城)】 ※WSCより

※【上位予想】

◎青山 瑞希/福田 桃奈   (茨城・霞ヶ浦)
○夛田 晴香/林 千華    (香川・高松商業)
▲山本 茜 /和田 桃佳   (愛知・半田)
△今村 紗栄/米田 真尋   (長崎・長崎工業)
△桑野 遥 /中堀 こなみ  (大分・別府翔青)
△鴻上 ひかる/政岡 愛優  (愛媛・新居浜東)
△石井 小百合/足立 果乃  (鳥取・境)
△小林 愛実/黒瀬 南海   (岡山・倉敷鷲羽)
△小菅 楓 /橋本 歩波   (広島・広島国奉寺/市立広島中等教育)
注小林 奏 /白數 奈津見  (京都・宮津)


※インターハイでは思いのほかレベルに差があったこのクラス。従って優勝した青山/福田(茨城)の二冠達成は濃厚なのか?大本命の茨城に対し、準優勝の夛田/林 (香川)や、3位山本/和田(愛知)は逆転できるのか?ただインターハイでは力を出し切れなかった有力チームも多く見受けられ、それらのチームが活躍すると大混戦になることは間違いない。




⑩【少年女子レーザーラジアル級】 (※35艇出場予定)

※激戦なのか?
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【さすがはユースワールド代表!インターハイ初代チャンピオンの三浦凪砂(静岡)】※WSCより

※【上位予想】

◎三浦 凪砂   (静岡・湖西)
○須田 英実子  (滋賀・膳所)
▲抜井 理紗   (兵庫・大阪教育大附池田)
△石田 穂之香  (香川・高松商業)
△勝部 しずく  (北海道・シュタイナーいずみの学校)
△中山 由菜   (佐賀・唐津西)
△松尾 華    (広島・広島修道大附鈴峯女子)
△大槻 多恵美  (愛媛・済美平成)
注三浦 帆香   (千葉・木更津市立浪岡中)


※インターハイで上位のほとんどがジュニア経験者であり、その後もシングルで活動してきた選手が圧倒。ヨット部のある既存校は石田穂之香(香川)を除き、全く歯が立たなかった。ある程度の風域まで上がったなら、インターハイ初代チャンピオンの三浦凪砂(静岡)の二冠は間違いないだろう。対抗は4.7ユースワールド代表・インターハイ3位の須田英実子(滋賀)である。しかし軽風域に落ち着いた場合は、アジア大会代表の抜井理紗(兵庫)をはじめ、軽風域に強い中四国勢が台頭してくるのは間違いなく、激戦になるだろう。高校生に対して、注目は中学生ながら4.7ワールドでなく、ラジアルユースワールドに出場した三浦帆香(千葉)がどこまで絡めるのか?である。




※【天皇杯・皇后杯の行方は?】

※神奈川県が優勢か?
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【男女総合優勝トロフィーはどの都道府県に?】 ※青野氏より


※国体は都道府県対抗であるからして、最も注目なのは天皇杯・皇后杯の行方だろう。各競技の入賞(1~8位)にポイントが与えられるが、セーリング競技での重要ポイントは、3倍の得点となるダブルハンド4種目にある。(※シングル種目優勝は8点であるのに対しダブルハンド種目はなんと24点と大きな差がある)

まずダブルハンド種目で高得点が見込めそうな都道府県を北から挙げてみると、来年の開催県である茨城、成年が強い神奈川、昨年の愛媛と似た陣容の地元福井、少年種目に期待できる愛知、3種目に期待できる山口、そして国体最多勝の佐賀である。

ここに1人乗り種目を絡めていくと、少年女子以外全ての種目で得点が見込め、特に今年は少年男子が強い神奈川が本命なのか?

対抗は山口が一番怖い存在である。少年男子の高得点は特に堅く、成年男女や少年女子種目でも入賞の可能性があり、きっちり取れれば2年ぶりの優勝もみえてくるだろう。

要注意なのは少年男女420が強い茨城だが、成年男女ダブルハンドでも高ポイントを獲得できると神奈川を上回ることができるのだが、シングル種目が苦しいのがマイナスポイントである。

地元福井は昨年の愛媛と実に良く似た布陣であるのだが、少年男女が非常に苦しい。ただ成年女子3種目は優勝候補筆頭であることから、皇后杯の本命になるだろう。

愛知も茨城同様、少年男女420できっちり取れるとチャンス。佐賀は少年女子420の不出場は痛いが、成年男女ダブルハンドの高得点は堅いことから、混戦ならば上位進出してくることだろう。


※気になるのはコンディションである。昨年のプレ国体はまずまずだったが、全日本インカレのように吹けばレースはできないだろう。しかも台風24号の進路も気になる。どうなるのかはさっぱり予想できないが、出場選手は国内最大のセーリングイベントに参加しているという誇りを持って頑張って頂きたい。


以上




2017-10-05 12:00 | カテゴリ:国体
※地元愛媛県が天皇杯・皇后杯共に初栄冠!
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【チームリーダー梶本和歌子を中心に両杯を勝ち取った愛媛県選手団の皆さん】※この記事全ての写真は愛媛県連より

愛媛県新居浜マリーナで開催されていた第72回国民体育大会(愛顔つなぐえひめ国体)は、2日目まで、心配された通りの非常に苦しいコンディションとなったが、大会3日目に一転、14時過ぎに待望の風に恵まれ、全60レース中45レースを消化し、閉幕した。

注目の天皇杯・皇后杯は地元愛媛県が、成年女子3種目オール優勝を始め、他3種目を加えた6種目でポイントを重ね、両杯共に初優勝の栄冠に輝いた。

※各種目の入賞チームは以下の通りである。




①【成年男子470級】 (※41艇)

※8年連続入賞は二度目の栄冠!
市野
【大激戦を制した市野/長谷川ペア(和歌山)】

①市野 直毅/長谷川 孝  (和歌山)  7点(2-(5)-2-2-1)
②磯崎 哲也/金子 壮太  (福岡)   9点((5)-2-1-3-3)
③岡田 奎樹/宮口 悠大  (佐賀)  10点(1-1-(7)-4-4)
④高山 大智/疋田 大晟  (大分)  13点((7)-6-4-1-2)
⑤今村 亮 /大嶋 龍介  (愛媛)  23点(4-4-(16)-6-9)
⑥高橋 洸志/杉浦 博之  (愛知)  31点(8-(DNF)-6-5-12)
⑦河合 龍太郎/中澤 太郎 (神奈川) 34点(3-(BFD)-13-12-6)
⑧神木 聖 /俣江 広敬  (兵庫)  36点(6-(RET)-5-4-11)

※予想通り、東京五輪を狙う上位グループによる激戦となる。序盤学生3勝を狙う岡田/宮口(佐賀)が連続トップフィニッシュで好スタートを切ったが、第3レース以降一昨年優勝の磯崎/金子(福岡)や、7年連続入賞の市野/長谷川も追い上げる。

磯崎が優勢かと思われたが、日没前に第5レースが実施され、市野/長谷川がトップフィニッシュで逆転、2010年千葉国体以来2度目の優勝ならびに、8年連続入賞の記録も更新した。

市野は関西学院大出身であり、近年同校の活躍は彼の存在があったのは間違いないところである。クルーの長谷川は福岡大出身であり、全日本学生個人戦スナイプ級で優勝している実力者である。現在と東京五輪出場を目指し、独自にスポンサーを募って活動中である。



②【成年男子レーザー級】 (※47艇)

※注目の若手が初栄冠!
瀬川
【得意の強風域で圧倒!初優勝した瀬川和正(鳥取)】

①瀬川 和正   (鳥取)     5点((15)-1-1-2-1)
②南里 研二   (三重)    10点(2-(5)-2-3-3)
③安田 真之助  (京都)    18点(3-4-(7)-6-5)
④永井 久規   (愛知)    21点(4-(8)-3-7-7)
⑤西尾 勇輝   (和歌山)   23点(5-6-8-(10)-4)
⑥北村 勇一朗  (静岡)    28点((30)-11-6-5-6)
⑦樋口 碧    (神奈川)   30点(22-(34)-5-1-2)
⑧斉藤 大輔   (秋田)    30点(13-(24)-4-4-9)

※初日に1レースのみ成立せず、連覇を狙う南里研二(三重)が好スタートを切ったかに思われたが、2日目はノーレースとなってしまう。ようやく3日目に強風域で4レース実施した中で第1レースで躓いた瀬川和正(鳥取)が圧巻のレースをみせる。1-1-2-1と文句なしの初優勝に輝いた。

優勝した瀬川は龍谷大入学後にヨットを始め、ここまでの選手になった異色の存在である。東京五輪へ向けて活動中であり、実績ある南里を破ったことで、代表争いも熾烈になると思われる。今後も要注目である。



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】 (※36艇)

※若手のホープが初優勝!
倉持
【悲願の初優勝!倉持大也(福井)】

①倉持 大也   (福井)     3.3点(1-RDG-1-(2))
②板庇 雄馬   (滋賀)     5点((3)-1-3-1)
③工藤 輝    (愛媛)     8点(2-(DSQ)-2-4)
④広津 秀治   (鹿児島)   13点(4-(UFD)-6-3)
⑤福村 拓也   (愛知)    14点(7-2-(11)-5)
⑥尾川 潤    (和歌山)   17点((21)-6-4-7)
⑦山﨑 大輔   (神奈川)   21点((12)-8-5-8)
⑧由里 亮太   (京都)    22点(5-5-(12)-12)

※国体史上10勝目を狙う予定であった富澤 慎(新潟)は、今大会後に開催されるワールドカップ出場の為に欠場と残念であったが、これで全ての選手に初優勝のチャンスが巡ってきたことになった。レースは倉持大也(福井)と板庇雄馬(滋賀)の若手によるライバル争いとなり、倉持が悲願の初優勝を飾った。

彼は東京国体では地元強化選手として3位入賞した後、福井県へ移籍。来年の地元国体で連覇を飾れるのか?に注目である。



④【成年女子セーリングスピリッツ級】 (※29艇)

※双子姉妹が初栄冠!
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【終始安定したスコアで優勝した仲山姉妹(愛媛)】

①仲山 好 /仲山 景   (愛媛)  10点(3-1-3-(8)-3)
②長堀 友香/武井 裕子  (東京)  13点(4-(12)-2-1-6)
③山口 祥世/松下 結   (長崎)  15点(2-3-(14)-9-1)
④山本 佑莉/木村 沙耶佳 (鳥取)  17点(1-6-8-(UFD)-2)
⑤中山 由佳/宮﨑 歩美  (佐賀)  18点((UFD)-5-1-7-5)
⑥藤井 あゆ美/大熊 典子 (福井)  25点(10-9-(12)-2-4)
⑦高橋 友里/田村 愛子  (広島)  25点((7)-7-6-5-7)
⑧若林 友世/深沢 瑛里  (神奈川) 26点(6-4-(11)-6-10)

※昨年の岩手大会は学連で活躍した上位選手がことごとく撃沈したが、今年は意地を見せるも、レースが幾度となく中止になってしまうなど、別の意味で選手に試練を与える。その中で仲山 好/仲山 景(愛媛)が安定したレースを見せる。長堀/武井(東京)、山口/松下(長崎)、山本/木村(鳥取)の女子インカレで活躍したチームを破り、初優勝を飾った。

優勝した二人は双子姉妹であり、山口・光高校時代には2012七尾インターハイFJ級ソロで準優勝し、揃って鹿屋体育大でも活躍。
今大会は精神力も要求された中での初優勝は喜びもひとしおだろう。



⑤【成年女子レーザーラジアル級】 (※36艇)

※貫禄の優勝!
梶本
【経験値はまるで違う優勝した梶本和歌子(愛媛)】

①梶本 和歌子  (愛媛)     7点(4-1-(6)-1-1)
②杉浦 智香   (千葉)    11点((8-)2-3-2-4)
③河原 由佳   (三重)    20点((10)-3-2-7-8)
④小屋 英美里  (山梨)    21点(2-10-5-4-(13))
⑤濱田 華帆   (広島)    24点(1-5-12-(15)-6)
⑥池田 紅葉   (神奈川)   28点((UFD)-14-1-8-5)
⑦松永 貴美   (岐阜)    31点(3-(16)-9-16-3)
⑧矢田 友美   (石川)    33点(9-4-10-(11)-10)

※オープニングレースから大量UFDと有力選手は苦しいスタートとなった中で、優勝候補筆頭の梶本和歌子(愛媛)のみが冷静なレースを展開。三度のトップフィニッシュで快勝した。

彼女は2012ロンドン五輪女子470級代表であり、ジュニア時代から活躍。福岡第一高時代にはインターハイ・国体でFJ級二冠。
成年になってからは意外にも初優勝となった。東京五輪ではナクラ17で代表を狙っている。



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】 (※24艇)

※2度目の三連覇&6勝目の最多勝記録樹立!
小嶺2
【きっちり最多勝記録樹立!小嶺恵美(愛媛)】

①小嶺 恵美   (愛媛)     4点(2-1-1)
②須長 由季   (東京)     8点(1-4-3)
③原 百花    (兵庫)    11点(5-2-4)
④渡邊 純菜   (山口)    15点(6-3-6)
⑤松永 麻祐   (京都)    16点(4-5-7)
⑥小島 真理子  (和歌山)   22点(8-9-5)
⑦堀川 智江   (神奈川)   23点(7-7-9)
⑧山辺 美希   (福岡)    28点(12-8-8)

※3レース成立と唯一カットが入らなかった同クラスであるが、小嶺恵美(愛媛)が見事2度目の三連覇を飾った。以前は岐阜国体の強化選手として三連覇、そして愛媛に移籍しまさに優勝請負人である。現在東京五輪へ向けて活動中であり、先日の江の島RS-Xワールドでも活躍と今後にも期待がかかる。
 


⑦【少年男子420級】 (※39艇)

※2017年度高校三冠達成!
蜂須賀
【強力なライバル達に競り勝つ!蜂須賀/狩野ペア(茨城)】

①蜂須賀 晋之介/狩野 弁慶 (茨城)   5点(1-(UFD)-1-3)
②尾道 佳諭/三浦 匠    (山口)   5点((13)-2-2-1)
③西村 宗至朗/平井 徳輝  (大阪)  11点(2-1-8-(9))
④谷  望 /松島 広輔   (千葉)  12点((DNF)-7-3-2)
⑤谷口 龍帆/伊藤 百矢   (三重)  12点(5-3-4-(8))
⑥杉浦 涼斗/山田 大夢   (愛知)  15点((DNF)-5-6-4)
⑦小柳 倫太郎/倉地 紘平  (福岡)  20点(7-(8)-7-6)
⑧河崎 聖 /永田 魁    (石川)  24点((10)-9-5-10)

※インターハイでも激戦だったこのクラスは、予想通り三強の争いとなった。優勝候補筆頭・三冠を狙う蜂須賀/狩野(茨城)は、第②レースでリコールとなってしまい、苦しい戦いとなる。最大のライバル西村/平井(大阪)や、インターハイでは最大の屈辱を味わった尾道/三浦(山口)が蜂須賀に迫る。4レース成立し、蜂須賀・尾道が同点となり、トップ2回を獲った蜂須賀/狩野に軍配が上がる。

同ペアは、今年JOCジュニアオリンピックカップ・インターハイに続き、三冠達成(全日本は不出場)の大記録を達成した。この後もユースワールドや420ワールドにも出場予定であり、是非とも頑張ってもらいたいものである。

しかし今年の3年生の争いは特に熾烈ではなかったのか?まさに記憶に残る世代だったのではないだろうか。




⑧【少年男子レーザーラジアル級】 (※40艇)

※パーフェクトで三連覇達成!
鈴木
【もはや敵なし!三連覇を達成した鈴木義弘(山口)】

①鈴木 義弘   (山口)     3点((1)-1-1-1)
②西尾 拓大   (和歌山)   11点(2-7-(15)-2)
③桐井 航汰   (東京)    14点(6-(8)-3-5)    
④上山 竜誠   (三重)    15点(4-4-7-(20))
⑤守屋 晴喜   (岐阜)    20点(3-(18)-11-6)
⑥金城 朋輝   (沖縄)    22点(5-12-5-(26))
⑦猪狩 祐樹   (山形)    23点((UFD)-14-2-7)
⑧廣瀬 翔大   (神奈川)   25点(9-13-(20)-3)

※一昨年の和歌山大会で史上初となる中学生優勝となった鈴木義弘(山口)は、さらにパワーアップし、他を寄せ付けないパーフェクトで同クラス3連覇を飾った。少年三連覇は、南里研二以来2人目の快挙となった。鈴木は今年のレーザーラジアルユースワールドで日本人初の6位入賞を果たしており、もはやレベルが違う。来年はインターハイでも採用されることから、タイトルを総なめにすることは間違いないところであろう。福井国体では少年種目前人未到の4連覇を目指す。



⑨【少年女子420級】 (※31艇)

※2年生がインターハイチャンピオンを破る!
中山
【九州勢女子復活!中山/鶴田ペア(佐賀)】

①中山 由菜/鶴田 希生   (佐賀)   9点(4-(6)-3-1-1)  
②長岡 叶子/森 七海    (香川)  10点((6)-5-1-2-2)
③加藤 凡尋/北林 風花   (岐阜)  21点(5-(10)-6-7-3)
④杉浦 春香/稲吉 風生   (愛知)  22点(1-4-(DNF)-5-12)
⑤門川 亜朱茄/鈴木 杏依子 (宮崎)  24点(3-1-(DNF)-15-5)
⑥日野 ひより/福田 ゆい  (鳥取)  29点(2-3-(DNF)-8-16)
⑦川口 莉子/今村 瑠菜   (長崎)  39点(11-21-(DNF)-3-4)
⑧鴻上 ひかる/政岡 愛優  (愛媛)  40点(10-12-5-(19)-13)

※序盤から難しいレースとなり、どのチームが優勝するのかわからないほど混戦であった同クラスは、第③レースの大量DNFで大きく流れが変わる。優勝争いとなったのはインターハイチャンピオン長岡/森(香川)と同5位の中山/鶴田(佐賀)の一騎打ちとなった。最終日の2レースで中山ペアが連続トップフィニッシュで決着、2年生スキッパーが優勝する結果となった。

優勝した中山は、監督でもありスナイプ級ワールドに出場した経験がある中山英弘氏の四女であり、姉3人も高校時代活躍した凄い家族なのである。昨年から見ていて走りには何ら問題ないのだが、リコール・失格が多く、その辺りが課題であった。そしてこの優勝は九州女子復活したのでは?と思われるほど、価値ある勝利ではなかったのか?このペアはユースワールド・420ワールドにも出場する。是非期待したい。



⑩【少年女子レーザーラジアル級】 (※31艇)

※昨年の雪辱を果たす!
赤松
【最強のライバル菅沼に競り勝った赤松里彩(和歌山)】

①赤松 里彩   (和歌山)    8点(1-3-(7)-2-2)
②菅沼 汐音   (千葉)     9点((4)-4-3-1-1)
③須田 英実子  (滋賀)    14点(2-5-(21)-3-4)
④勝部 しずく  (北海道)   23点(9-2-1-(24)-11)
⑤新田 そら   (三重)    23点(5-(11)-9-4-5)
⑥三浦 凪砂   (静岡)    24点(6-6-(15)-9-3)
⑦蓮 千鶴    (茨城)    25点((10)-1-8-7-9)
⑧抜井 理紗   (兵庫)    26点(3-8-(20)-8-7)

予想通り、二度目の優勝を狙う菅沼汐音(千葉)と、レーザーラジアルユースワールド代表・赤松里彩との一騎打ちになった同クラスは、菅沼が追い上げたものの赤松が振り切り、昨年同点で涙を呑んだ雪辱を果たした。

赤松は一昨年地元国体から活躍、スーパースター軍団に混じり、全種目入賞を目指す。しかし彼女だけが入賞できないピンチとなるも最終レースで入賞できた素晴らしい経験がここまで成長させたと思われる。見事な初優勝であった。



※【今大会を振り返る】

地元愛媛県が両杯共に初制覇となったが、国体では昔から「開催県は勝って当たり前」という風潮がある中で、わがセーリング競技では様々な要素があり、なかなか難しい。直近10年をみても地元が優勝したのは2011年の山口県と2015年の和歌山県の僅か2度しかなかった。この2県は伝統ある県なので獲ってもなんら不思議ではなかったが、今年優勝した愛媛県は失礼ながらどちらかというとセーリング空白地帯であり、私自身は皇后杯は獲れても天皇杯までは難しいのではないかと思っていた。

成年男女は優秀な選手を集めれば済むことであるが、マイナー競技に地元企業が理解させることはなかなか難しく、普通ならうまくいかないのが現状だ。しかしながらその問題点を解消し、成年は優秀な選手を集めることに成功。少年種目においても新居浜東高にヨット部を創設し、一丸となって強化をしたものと思われる。

残念ながら少年種目は苦戦してしまったが、成年女子3種目全てで優勝する快挙を成し遂げ、インターハイ出場できなっかった少年女子420で入賞できたことが、栄冠に繋がったといえるのではないだろうか?

さらには今回愛媛県連は特設HPを開設し、公式掲示板に掲示される文書全てをスピーディーに発信していたのが印象的であり、フェイスブックでも1上回航とフィニッシュ速報を発信していたなど、努力されていたのが印象に残った。

「この大会を必ず成功させる」そのような一丸となった姿勢があったからこそ、めったに吹かない強風を神様が与えてくれたのだろうと、私は思ったのであった。初の天皇杯・皇后杯獲得おめでとう!

国体が終わっても高校生を強化し、是非ともインターハイなどの常連になるよう今後も期待したい。


※今年の国体も無事終了し、来年の73回大会は福井県・若狭和田マリーナで開催される。是非とも来年も成功することを祈っている。


以上

※えひめ国体セーリング特設HP



2017-09-24 20:00 | カテゴリ:国体
今年もいよいよセーリング最大のイベントの季節がやってきた。第72回国民体育大会(愛顔つなぐえひめ国体)が愛媛県新居浜市にある新居浜マリーナで開催される。(10/1~4開催・全種目6レース制)

新居浜マリーナ
【セーリング会場の新居浜マリーナ】 ※マリーナHPより

昨年は山口県が男女総合・女子総合共に優勝したが、今年はどうなるのだろうか?例年通り全10種目ならびに男女総合(天皇杯)・女子総合(皇后杯)まで簡単に展望したいと思う。

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【愛媛国体キャラクター「みきゃん」愛媛県の形が犬に似ていることから名産のみかんを掛け合わせたキャラクター】



①【成年男子470級】 (※41艇出場予定)

※前代未聞の学生3勝なるか?
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【高校時代の岡田/宮口ペア(佐賀)】※Daily Sailing 中嶋氏より

国体セーリング競技最大の花形であるこの種目は、東京五輪へ向け熾烈な戦いが各大会で展開されているが、エントリーを見ると今年も豪華メンバーとなっており、どのチームが優勝するのか?には特に注目だろう。

昨年は岡田奎樹/宮口悠大(佐賀)が、学生にして2度目の優勝と快挙を成し遂げたが、今年に入り8月の全日本470では史上最年少となる初優勝を飾るなど、やはりこの選手は一味違う。学生最後の国体で3勝目と偉大が記録が生まれるのか?

続くのは一昨年優勝の磯崎哲也/金子壮太(福岡)や、優勝経験もあり7年連続入賞の市野直毅/長谷川孝(和歌山)、470ジュニアワールド2年連続銅メダリストの高山大智/疋田大晟(大分)以上4チームの力は抜けている。さらには軽風域に強い昨年準優勝・神木 聖/俣江広敬(兵庫)、今村 亮/大嶋龍介(愛媛)や、出道耕輔/中川大河(福井)の今年・来年の地元強化チームが絡めるのか?にも注目。まさに激戦である。

◎岡田 奎樹/宮口 悠大   (佐賀)
○磯崎 哲也/金子 壮太   (福岡)
▲市野 直毅/長谷川 孝   (和歌山)
△高山 大智/疋田 大晟   (大分)
△神木 聖 /俣江 広敬   (兵庫)
△今村 亮 /大嶋 龍介   (愛媛)
△出道 耕輔/中川 大河   (福井)
△高橋 洸志/杉浦 博之   (愛知)
注松尾 虎太郎/冨永 理貴  (山口)



②【成年男子レーザー級】 (※47艇出場予定)

※若手による争いか?
瀬川
【世界でも活躍する瀬川(鳥取)、初優勝なるのか?】※BHMより

全種目の中で唯一のフルエントリーとなったこのクラスは、五輪種目も我が国は2大会出場できなかった苦戦の種目であるが、東京五輪へ向け注目の若手が出てきており、昨年の上位はガラリと変化したのもその表れなのか?

昨年優勝であり、成年3勝の南里研二(三重)を筆頭に、頭角を現してきた瀬川和正(鳥取)・樋口 碧(神奈川)そして一昨年のチャンピオン北村勇一朗(静岡)以上若手4強の争いか?しかしシングル4勝の永井久規を始めとする、経験豊富なNT経験者陣も黙ってはいないだろう。

◎瀬川 和正   (鳥取)
○南里 研二   (三重)
▲樋口 碧    (神奈川)
△北村 勇一朗  (静岡)
△永井 久規   (愛知)
△安田 真之助  (京都)
△大塚 邦弘   (東京)
△斉藤 大輔   (秋田)
△前田 博志   (広島)
注藤村 裕二   (山口)



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】 (※37艇出場予定)

※前人未到の5連覇&10勝に王手!
富澤
【3大会五輪代表の富澤 慎(新潟)】 ※BHMより

昨年このクラスではウインドサーフィンの第一人者であり、国体セーリング競技初の4連覇&9回の最多勝記録を樹立した富澤 慎(新潟)が、前人未到の大記録に挑戦する。先日の江の島RS-Xワールドでもゴールドフリート進出と活躍したように、力は圧倒的に抜けており、達成は間違いない。

もはや連覇を止める選手はいないのか?そうなると倉持大也(福井)を始めとする若手に期待せざるを得ないだろう。

◎富澤 慎    (新潟)
○尾川 潤    (和歌山)
▲倉持 大也   (福井)
△山﨑 大輔   (神奈川)
△板庇 雄馬   (滋賀)
△福村 拓也   (愛知)
△工藤 輝    (愛媛)
△黒石 勇次   (大分)
△広津 秀治   (鹿児島)



④【成年女子セーリングスピリッツ級】 (※29艇出場予定)

※混戦なのか?
廣田
【昨年優勝の廣田/高橋ペア(山口)】 ※岩手国体より

一昨年に少年男女は艇種変更となり、成年女子のみ残ったこのクラスは、昨年宮川惠子の4連覇を阻止した廣田英恵/内冨佳恵(山口)が連覇を目指し、今年も中心になるだろうが、この種目は国体でしか乗らないチームも多く、予想が非常に難しい。

乗り慣れてるチームはどこなのか?を挙げていけば、地元期待・仲山 好/仲山 景(愛媛)の双子姉妹や、昨年準優勝の伊藤有希/渡邉絵美(岐阜)辺りなのか?印は実績あるクルーや、少年女子時代に実績あるチームを中心につけさせて頂いた。

◎廣田 英恵/内冨 佳恵   (山口)
○仲山 好 /仲山 景    (愛媛)
▲藤井 あゆ美/大熊 典子  (福井)
△伊藤 有希/渡邉 絵美   (岐阜)
△中山 由佳/宮﨑 歩美   (佐賀)
△山口 祥世/松下 結    (長崎)
△宇田川 真乃/土屋 百茄  (茨城)
△山本 佑莉/木村 沙耶佳  (鳥取)
注若林 友世/深沢 瑛里   (神奈川)



⑤【成年女子レーザーラジアル級】 (※37艇出場予定)

※元五輪代表が中心か?
梶本
【レーザーラジアルでも第一人者の梶本和歌子(愛媛)】 ※BHMより

昨年このクラス2連覇を達成した多田桃子は今年は不出場と残念だが、エントリーをみてみると、地元期待のロンドン五輪女子470級代表の梶本和歌子(愛媛)が登場。この後このクラスで少々活動したのもあり、レベルは一枚上と見るべきだろう。

梶本に若手が挑戦!少年女子優勝経験のある池田紅葉(神奈川)や鄭 愛梨(兵庫)辺りが対抗できるのか?がポイントだろう。

◎梶本 和歌子  (愛媛)
○池田 紅葉   (神奈川)
▲鄭 愛梨    (兵庫)
△鴨川 雪代   (山口)
△松苗 幸希   (北海道)
△小屋 英美里  (山梨)
△丸田 杏    (大阪)
△松永 貴美   (岐阜)
△濱田 華帆   (広島)
注前川 優実   (東京)



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】 (※24艇出場予定)

※2度目の3連覇&単独最多勝か?
小嶺
【この種目で単独最多勝なるか?小嶺恵美(愛媛)】 ※BHMより

昨年2度目の連覇&このクラス最多勝タイ記録に並んだ小嶺恵美(愛媛)が、単独最多勝記録に挑戦。先日の江の島RS-Xワールドでも唯一のゴールドフリート進出と健闘した小嶺に対し、国体未勝利のリオ五輪代表・伊勢田 愛(福井)、ロンドン五輪代表の須長由季(東京)が阻止できるのか?この三者による争いは間違いない。

またインカレで上位経験ある河村真生(千葉)や、松永麻祐(京都)なども初参戦し、どこまで通用するのか?も楽しみである。

◎小嶺 恵美   (愛媛)
○伊勢田 愛   (福井)
▲須長 由季   (東京)
△山辺 美希   (福岡)
△錬石 恵子   (埼玉)
△原 百花    (兵庫)
△松永 麻祐   (京都)
△渡邊 純菜   (山口)
注河村 真生   (千葉)



⑦【少年男子420級】 (※39艇出場予定)

※三冠達成か?
蜂須賀
【今の勢いなら三冠達成か?蜂須賀/狩野ペア(茨城)】 ※WSCより

インターハイでも激戦だったこのクラスは、国体ではどうなるのか?もちろん優勝候補筆頭はJOC・インターハイ二冠の蜂須賀晋之介/狩野弁慶(茨城)となる。また昨年インターハイ・全日本二冠の西村宗至朗/平井徳輝(兵庫)や、クルー三連覇がかかる尾道佳諭/三浦 匠(山口)が蜂須賀を阻止できるのか?またFJ級でも話題になった松本 諒/森江勇哉(香川)は見所があり、要注意である。

◎蜂須賀 晋之介/狩野 弁慶 (茨城・霞ヶ浦)
○西村 宗至朗/平井 徳輝  (大阪・清風)
▲尾道 佳諭/三浦 匠    (山口・光)
△谷口 龍帆/伊藤 百矢   (三重・津工業)
△小柳 倫太郎/倉地 紘平  (福岡・中村学園三陽)
△河崎 聖 /永田 魁    (石川・羽咋工業)
△杉浦 涼斗/山田 大夢   (愛知・碧南)
注松本 諒 /森江 勇哉   (香川・高松工芸)

※420級国内4大大会・・・インターハイ・国体・JOCジュニアオリンピックカップ・全日本となっている。



⑧【少年男子レーザーラジアル級】 (※40艇出場予定)

※三連覇濃厚!
鈴木
【将来の五輪候補!鈴木義弘(山口)】 ※JSAFより

来年のインターハイから正式種目になるこのクラスは、今後420級と同様により注目されるようになることだろう。レースは中学3年次から目下2連覇中、ラジアルユースワールド日本人初の6位入賞を成し遂げた鈴木義弘(山口)のレベルは数段抜けており、三連覇濃厚である。

対抗勢力は昨年3位・インターハイ420級準優勝の下石 熙(福岡)や、4.7ワールド出場の桐井航汰(東京)辺りか?しかし鈴木を破るのは難しいだろう。

◎鈴木 義弘   (山口・光)
○下石 熙    (福岡・西南学院)
▲桐井 航汰   (東京・明星学園)
△水田 隆文   (兵庫・清風)
△西尾 拓大   (和歌山・桐蔭)
△石原 大地   (鹿児島・鹿児島南)
△松原 穂岳   (愛知・日進西)
△深江 哲平   (宮崎・日南振徳)
注前田 海陽   (広島・広島)



⑨【少年女子420級】 (※31艇出場予定)

※二冠濃厚!
長岡
【得意風域で圧倒か?長岡/森ペア(香川)】 ※WSCより

一昨年より採用されたこのクラスでは男女共に連覇達成となり、今年は新女王が誕生することになる。インターハイではオールトップでチャンピオンとなった長岡叶子/森 七海(香川)が、国体でも圧倒し二冠達成の可能性は高いだろう。対抗はやはりインターハイ準優勝の加藤凡尋/北林風花(岐阜)であり、長岡を逆転できるのか?この2チームが抜けており、後は混戦模様である。またインターハイとは違い、中学生ペアの出場もあり、広島・神奈川が高校生に挑戦する。

◎長岡 叶子/森 七海    (香川・高松商業)
○加藤 凡尋/北林 風花   (岐阜・海津明誠)
▲中山 由菜/鶴田 希生   (佐賀・唐津西)
△田中 真琴/加藤 美久   (岩手・宮古)
△日野 ひより/福田 ゆい  (鳥取・境)
△川口 莉子/今村 瑠菜   (長崎・長崎工業)
△門川 亜朱茄/鈴木 杏依子 (宮崎・日南振徳)
△杉浦 春香/稲吉 風生   (愛知・碧南)
△丹生 彩雲/山田 志保美  (和歌山・星林)
注小菅 楓 /橋本 歩波   (広島・安佐中/市立広島中等教育学校)



⑩【少年女子レーザーラジアル級】 (※31艇出場予定)

※二強の争いか?
赤松
【有終の美を飾れるのか?赤松里彩(和歌山)】 ※JSAFより

少年男子でもそうだが、シングルハンドは高体連では採用されていなかった為、上位はユースセイラーが中心である。
優勝争いは一昨年優勝の菅沼汐音(千葉)と、2年連続入賞・ラジアルユースワールド出場の赤松里彩が中心となるだろう。今年の活躍度合いからみれば、赤松が優勢か?この二強に対し、インターハイFJ級優勝の蓮 千鶴(茨城)が逆転できるのかにも注目である。

◎赤松 里彩   (和歌山・桐蔭)
○菅沼 汐音   (千葉・渋谷教育学園幕張)
▲蓮 千鶴    (茨城・霞ヶ浦)
△松尾 華    (広島・鈴峯女子)
△三浦 凪砂   (静岡・湖西)
△新田 そら   (三重・高田学苑高田)
△須田 英実子  (滋賀・膳所)
△谷 美月    (神奈川・横浜女学館)
注抜井 理紗   (兵庫・大阪教育大附池田)



※【天皇杯・皇后杯の行方は?】
大会会長杯
【男女総合1位に贈られる大会会長トロフィー】

国体の最大の注目点はやはり天皇杯・皇后杯の行方ではないのか?セーリング競技のポイントは3倍の得点となるダブルハンド種目(成年男子470級・成年女子セーリングスピリッツ級・少年男子420級・少年女子420級)でいかに稼ぐか?であろう。
一昨年優勝の和歌山は、ダブルハンド4種目のみでも87点と昨年の山口を上回ってしまうのである。従ってそこを注目してみると、さすがに4種目揃っているチームは見当たらない。

天皇杯は3種目で得点が見込めそうな山口(SS・少男420・470は展開次第・シングル種目も多数)・佐賀(470・SS・少女420)が優勢なのか?この2県に続くのは、愛知(ダブルハンド3種目)・福岡(2種目で上位可能)あたりか?

皇后杯となると、岐阜(SS・少女420・成女LR)が優勢、続くのは佐賀(SS・少女420)・山口(SS・成女LR)・地元愛媛(成女3種目)までか?

※各種目1位8点・2位7点・・・・8位1点を獲得できるが、ダブルハンドは3倍となり、1位24点・・・8位3点と大きく違うのが特徴である。毎年ポイントになるのが少年種目であり、昨年茨城が少年男女420級のみで45点を稼ぎ5位となったように、それだけ重要なのである。


※心配なのはレースコンディションである。穏やかな瀬戸内海であるからして軽風域の戦いとなることは間違いなさそうである。レース数によっては大荒れの展開もあるのかもしれない。是非ともこの大会が成功することを祈っている。


以上

2016-10-05 22:00 | カテゴリ:国体
※山口県が男女総合・女子総合共に5年ぶりの優勝!
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【地元国体以来5年ぶりに天皇杯・皇后杯を獲得した山口県選手団の皆さん】

4日間に渡り、リアスハーバー宮古で開催された希望郷いわて国体セーリング競技は、最終日のレースは実施できなかったものの、全60レース中56レースを消化しての決着となった。

注目の男女総合・女子総合は、山口県が3種目の優勝で大きくポイントを獲得し、5年ぶりの制覇となった。


※各種目の入賞チームは以下の通りである。



①【成年男子470級】(※38艇)

※学生にして2度目の花形種目制覇!
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【ジュニアワールド金メダリストの実力を発揮!岡田/宮口ペア(佐賀)】

①岡田 奎樹/宮口 悠大  (佐賀)  13点(2-3-1-6-1-(10))
②神木 聖 /俣江 広敬  (兵庫)  15点((6)-1-3-1-4-6)      
③市野 直毅/長谷川 孝  (和歌山) 18点(3-(22)-2-10-2-1) 
④磯崎 哲也/野田 友哉  (福岡)  24点(4-4-(8)-8-6-2)
⑤河合 龍太郎/小川 晋平 (神奈川) 32点(9-2-6-(DSQ)-10-5)
⑥高橋 洸志/杉浦 博之  (愛知)  37点((17)-8-10-4-12-3)
⑦出道 耕輔/中川 大河  (福井)  40点(1-5-(DSQ)-5-16-13)
⑧高山 大智/疋田 大晟  (大分)  44点((25)-6-17-2-7-12)

※国体の花形クラスの470級では、国内のトップクラスが集結し、東京五輪へ向け重要なレースとなった中で、難解な風の中でも優勝候補は順当なレースをみせる。最終レースを残し、岡田/宮口(佐賀)と神木/俣江(兵庫)の一騎打ちとなり、岡田/宮口が一昨年に続き、2回目の優勝を飾る。

今大会は宮口とペアを組んだが、高校時代には4年前の岐阜国体SS級で優勝を飾った実績があり、3年ぶりのペア復活であった。

大学生の470級優勝経験者はそれなりに存在するが、二回目ともなるとおそらく史上初だろう。しかもまだ3年生である。(※優勝経験者はほとんど4年生)まさしく次回東京五輪へ向け、トップバッターに躍り出た瞬間だろう。

今後、全日本などの大会でもどうなるのか?非常に楽しみな逸材である。



②【成年男子レーザー級】(※45艇)

※第一人者が3度目の制覇!
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【少年から国体通算6勝目!第一人者の南里研二(三重)】

①南里 研二  (三重)   15点(3-1-8-(11)-1-2)
②瀬川 和正  (鳥取)   19点(2-(32)-2-10-2-3)
③樋口 碧   (神奈川)  29点(9-(34)-1-6-12-1)
④大塚 邦弘  (東京)   32点(1-6-9-(15)-10-6)   
⑤安田 真之介 (京都)   41点(11-10-12-1-7-(UFD))
⑥佐藤 嘉記  (岩手)   42点((31)-12-4-2-20-4)
⑦齋藤 大輔  (秋田)   45点(16-(17)-7-3-8-11)
⑧前田 博志  (広島)   48点(4-2-10-(28)-14-18)

難しいコンディションの影響もあり、優勝候補の多くが二桁順位を叩く中で、優勝候補筆頭の南里研二は、まずまずの順位で順調に推移。最後のレースでも1-2にまとめ、見事2年ぶりの優勝を飾る。成年になってからは3勝目、少年時代の3連覇を合わせると通算6度目の国体優勝となる。

今年のリオ五輪は、出場枠が取れず涙を呑んだが、このクラスでは第一人者であり、現段階ではオリンピックに最も近い選手であることは、誰もが認めるところであろう。是非とも頑張ってほしい。

準優勝には瀬川和正、3位には樋口 碧と期待の若手が上位に入賞したのも印象に残る大会となった。



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】(※39艇)

※国体セーリング史上初の4連覇&9度目の優勝!

①富澤 慎   (新潟)   19点(4-(7)-1-3-4-7)      
②山﨑 大輔  (神奈川)  21点(5-2-(13)-2-2-10)
③尾川 潤   (和歌山)  23点(6-(12)-9-6-1-1)
④廣津 秀治  (鹿児島)  29点((17)-15-3-1-5-5)
⑤板庇 雄馬  (滋賀)   32点((11)-5-11-4-3-9)
⑥福村 拓也  (愛知)   34点(1-10-10-6-7-(23))
⑦倉持 大也  (東京)   36点(8-(21)-5-5-14-4)
⑧黒石 勇次  (大分)   37点(3-13-2-(UFD)-17-2)

※3大会五輪代表の富澤 慎が新たな記録を更新するのか?に注目が集まった同クラスであったが、オリンピック終了後の影響もあったのか、若干出遅れる。しかし他の選手のほとんどが二桁順位を叩く中、富澤はオールシングルで安定し、見事セーリング競技史上初の4連覇を達成した。しかも国体9勝目は、単独トップ(※他に国体8勝は佐藤麻衣子が記録してる)に踊り出る不滅の記録が誕生した瞬間であろう。



④【成年女子セーリングスピリッツ級】(※27艇)

※4連覇を阻止!
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【和歌山の4連覇を阻止した廣田/高橋ペア(山口)】

①廣田 英恵/高橋 美晴  (山口)  12点(8-1-2-1-(10))
②伊藤 有希/渡邉 絵美  (岐阜)  16点(2-6-(20)-5-3)
③重 由美子/宮﨑 歩美  (佐賀)  19点((11)-5-1-6-7)
④矢口 梨絵/馬渡 凪沙  (神奈川) 24点(4-7-5-(17)-8)
⑤竹広 真奈/大賀 楓   (岡山)  27点(1-2-8-(UFD)-16)
⑥高屋敷 七恵/伊藤 詩子 (岩手)  27点(3-10-(24)-12-2)
⑦山本 佑莉/安田 真世  (福岡)  29点(14-3-(25)-11-1)
⑧平岡 沙希/西尾 知美  (鳥取)  29点(5-14-6-(26)-4)

※こちらも4連覇がかかっていた注目のオリンピアンが存在した同クラス。大本命の宮川惠子/高野芹奈(和歌山)は、序盤から大きくつまづき、優勝戦線からは早々に脱落と、大波乱の展開となる。そんな展開の中で、2度のトップで安定したレースを展開した廣田/高橋ペアが優勝に輝く。

廣田は地元から立命館大に進み、女子インカレなどでも活躍、そして高校教諭となり地元に戻ってきた、5年前の少女SSでは惜しくも同点準優勝と5年越しのリベンジを果たしたことになる。一方、クルーの高橋(旧姓・矢野)はSSのスペシャリストであり、今回で3勝目となった。

先日の愛媛リハーサル大会でも宮川を破って優勝を飾っており、実力は確かであったといえるでろう。

また昨年JSAFから14年連続国体出場の特別表彰を受けた地元岩手の高屋敷七恵/伊藤詩子ペアも見事6位入賞と健闘。震災を乗り越え、地元国体での入賞は格別であったのではないだろうか?



⑤【成年女子レーザーラジアル級】(※31艇)

※2連覇達成!
LR成年
【少女から通算4勝目!連覇達成の多田桃子(和歌山)】

①多田 桃子  (和歌山)   9点(3-1-(6)-4-1)
②鄭 愛梨   (兵庫)   17点(2-3-(19)-6-6)    
③鴨川 雪代  (山口)   22点(8-2-(13)-3-9)
④松苗 幸希  (北海道)  25点(7-8-(24)-2-8)
⑤原田 小夜子 (長崎)   25点(4-5-(22)-13-3)
⑥丸田 杏   (大阪)   26点((31)-9-3-10-4)
⑦松永 貴美  (岐阜)   26点(5-6-8-7-(17))
⑧蛭田 香名子 (愛知)   34点(11-10-12-1-(13))

※難しいコンディションながらも、実力ある選手が上位に位置するも、それをさらに上回ったのが、昨年優勝の多田桃子であった。最終レースを残し、優勝を確定させたのは昨年と同じ。まさに圧勝であろう。

元々オリンピックを狙える逸材であるはずだったのだが、成年は昨年が初優勝。今回の連覇である意味壁を破ったというところだろう。2大会連続五輪代表・土居愛美に続く存在となったのは間違いあるまい。



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】(※21艇)

※パーフェクトで2連覇&同種目5勝目の最多タイ記録達成!
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【2人の五輪代表を相手にパーフェクトで連覇達成の小嶺恵美(愛媛)】

①小嶺 恵美  (愛媛)    5点((1)-1-1-1-1-1)
②小菅 寧子  (新潟)   13点(2-2-(4)-2-4-3)
③須長 由季  (東京)   14点(3-4-3-(5)-2-2)
④山辺 美希  (福岡)   28点(4-3-5-8-8-(10))
⑤三石 真衣  (千葉)   31点(6-9-6-(10)-5-5)
⑥原 百花   (兵庫)   33点(5-8-10-3-(14)-7)
⑦錬石 恵子  (埼玉)   34点(7-5-(14)-13-3-6)
⑧小島 真理子 (和歌山)  34点(9-(10)-8-6-7-4)

※文句なしの圧勝劇であった。昨年優勝の小嶺恵美がパーフェクトスコアで見事2連覇を果たした。彼女はこれで通算国体5勝目となり、今回準優勝・小菅寧子(新潟)の最多優勝記録に並んだ。

以前にも3連覇を果たしており、オリンピックを狙えるはずなのだが、今度の東京五輪は狙っていくのであろうと推察される。
是非とも頑張って欲しいと思う。

以前東京国体の時にも述べたが、このクラスだけは圧倒的にエントリーが少ないのは問題だと思う。毎年入賞される選手は、大学から始めた選手が多いと聞いている。WSのインカレも盛り上がっているのだから、特に大学生は各都道府県連に売り込み、是非とも国体へチャレンジして欲しいと私は思う。



⑦【少年男子420級】(※40艇)

※貫禄の2連覇達成!
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【国体ではきっちり2連覇!松尾/三浦ペア(山口)】

①松尾 虎太郎/三浦 匠   (山口)   6点((7)-1-2-1-1-1)
②蜂須賀 晋之介/岩田 慧吾 (茨城)  19点((10)-6-5-2-2-4)
③佐香 将太/長澤 慶    (岩手)  25点(4-9-(11)-4-6-2)
④倉橋 直暉/上田 健登   (福岡)  30点(3-3-8-(13)-5-11)
⑤皆川 晃輝/藤井 洸輔   (兵庫)  42点((22)-2-6-19-8-7)
⑥谷口 龍帆/西田 侑世   (三重)  45点(1-12-13-17-(28)-12)
⑦岩下 メナード/緒方 晃太郎(大分)  46点(8-5-12-6-(20)-15)
⑧河崎 聖 /永田 魁    (石川)  48点(12-13-1-12-(16)-10)

※連覇を狙ったインターハイでは、まさかの敗北。今回は気合をいれ、頭を丸刈りにし連覇へ臨んだ松尾/三浦ペア。そのインターハイで優勝した西村宗至朗/平井徳輝(大阪)は、序盤から調子が出ず、早々に優勝戦線から脱落。あとは松尾/三浦の独壇場となり、最終レースを残し国体連覇を達成させ、ユース界№1の実力をみせつけた。

もう彼らについては語る必要はあるまい。あとはユースワールドで好成績を狙うのみだ。是非とも期待している。

このクラスでも地元岩手県で最も期待がかかっていた、佐香将太/長澤 慶ペアもインターハイに続き3位入賞を果たしたのは見事であった。プレッシャーがかかる中での好成績は素晴らしいという他はない。まさに敢闘賞ものだろう。



⑧【少年男子レーザーラジアル級】(※41艇)

※圧勝!2連覇達成
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【文句なしの連覇達成!鈴木義弘(山口)】

①鈴木 義弘  (山口)    7点(1-1-2-1-(3)-2)
②高山 颯太  (神奈川)  13点(4-(7)-4-2-1-1)
③下石 煕   (福岡)   26点(5-2-11-3-(38)-5)
④吉安 慶佑  (岐阜)   37点(2-6-5-(14)-11-13)
⑤水田 隆文  (兵庫)   38点((19)-15-1-11-5-6)
⑥桐井 航汰  (東京)   40点(6-5-(13)-10-7-12)
⑦岩城 海都  (鹿児島)  42点(7-(DSQ)-27-4-1-3)
⑧豊島 以知朗 (広島)   46点(11-(UFD)-22-5-4-4)

※昨年中学生優勝の快挙を成し遂げた鈴木義弘が、高校生になっても連覇を達成できるのか?に注目が集まる。しかし有力候補が続々と脱落し、まさに一人旅。最終レースを残し優勝確定と今年も圧倒し、見事2連覇を果たした。

連覇を達成した彼は、まだ1年生。そうなると夢の少年4連覇を期待してしまうのは、私だけであるまい。それだけ価値のある大記録を狙えるチャンスなのだ。是非とも頑張ってほしいし、私は期待したい。



⑨【少年女子420級】(※32艇)

※インターハイ・国体2年連続制覇の大記録達成!
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【インターハイ・国体2年連続優勝は史上初!宇田川/大橋ペア(茨城)】

①宇田川 真乃/大橋 未奈 (茨城)   6点(2-(4)-1-1-2) 
②池淵 砂紀/福田 ゆい  (鳥取)  10点(1-3-3-3-(DNF))
③石井 茜 /盛田 冬華  (千葉)  13点(3-1-5-(8)-4)  
④小林 真由/堀口 詩織  (岡山)  21点(6-2-(16)-4-9)
⑤佐々木 香波/前川 優香 (岩手)  21点((10)-7-2-6-6)
⑥續木 茄可/寺脇 夢紬美 (奈良)  22点(5-(14)-9-7-1)
⑦佐藤 亜海/尾仲 梨央  (兵庫)  29点(8-(13)-13-5-3)
⑧長岡 叶子/森 七海   (香川)  30点(4-8-(11)-10-8)

※大記録達成か?このような時は必ず阻止に燃える選手は出てくるのは普通である。女王・宇田川真乃/大橋未奈に襲い掛かったのは、池淵砂紀/福田ゆいペアと、インターハイ準優勝の石井 茜/盛田冬華だった。
特に池淵/福田は、積極的なレースをみせ、宇田川と同レベルのレースを展開する。宇田川も苦手な微風域のレースを無難に乗り越え、なんとか耐える。しかし、第⑤レースで池淵/福田がトップ回航後、無念の沈。これにより最終レースを待たずに宇田川/大橋の連覇が確定した瞬間であった。

石井/盛田も強風域のレースでは宇田川に太刀打ちできず、3位入賞となった。それでもインターハイに続き連続3位以内は、本当に立派な成績だ。

宇田川はこれで2年連続インターハイ・国体優勝の大記録を成し遂げた。これはなかなか達成できない記録なのである。新たなスター誕生といえるだろうし、これからはオリンピックを目標に活動する。是非とも期待している。



⑩【少年女子レーザーラジアル級】(※41艇)

※悲願の初制覇!
LR少女
【見事有終の美を飾った池田樹理(東京)】

①池田 樹理  (東京)    9点(3-(7)-4-1-1)
②赤松 里彩  (和歌山)   9点(1-4-(23)-2-2)
③荒木 陽菜  (佐賀)   11点(2-1-(8)-4-4)
④上園田 明真海(大分)   21点(5-12-1-3-(16))
⑤渡邊 純菜  (山口)   25点((19)-9-3-8-5)
⑥松尾 華   (広島)   28点((15)-3-2-10-13)
⑦三浦 凪砂  (静岡)   28点(8-8-(26)-6-6)
⑧小林 愛   (京都)   29点(4-6-(24)-11-8)

※昨年優勝の菅沼汐音(千葉)は、序盤から大きく出遅れ、事実上連覇の可能性が大きく遠のく。一方、実力上位の昨年準優勝・池田樹理(東京)と、荒木陽菜(佐賀)に加え、昨年も地元国体で入賞した赤松里彩(和歌山)の三つ巴の展開となる。

第⑤レースで池田と赤松が同点で並び、2点差で荒木が続くも、最終レースは実施されず、タイを解消した結果、池田が上回り、悲願の初優勝を果たした。

池田は元々実力のある選手であり、一昨年長崎国体では姉の紅葉が優勝し、彼女は3位と姉妹で活躍。昨年は菅沼に敗れ準優勝。今年はその菅沼や荒木を破っての初優勝は喜びも格別だろう。毎年順位を上げ、成長していることを見せられた勝利だったのではないだろうか?



※天皇杯を獲得した山口県の勝因とは?

3連覇を狙う和歌山県が、ダブルハンド種目で苦戦していたのもあり、混戦となった天皇杯・皇后杯争い。山口県が見事5年ぶりのトロフィーを手にした。得点内訳をみてみると?

成年女子SS優勝→24点・少年男子420級優勝→24点・少年男子LR級優勝→8点・成年女子LR級3位→6点・少年女子LR級→4点

以上だ。やはり少年男子の完全制覇が大きなポイントだったと思われる。もちろん成年女子2種目の頑張りも大きかったのももちろんあるが、やはり少年種目の強化は重要なのではないのだろうか?

来年も少年種目は強いと思われるし、成年男子種目は今回は入賞できなかったが、本来は強い。またLRで5年ぶりに復活した鴨川雪代(旧姓・才木)もベテランながら(※年齢は怒られるから言いません)3位入賞とは、凄いことではないだろうか?

しばらくはこの強さが続くことだろう。

※岩手国体を振り返って

5年前の震災後、一番注目された国体となったが、風にはやや苦労させられた部分もあったかと思うが、56レースを消化し、優勝候補が順当に決定したところをみれば、大成功といえるのではないだろうか?

今回少しだけ宮古におじゃまさせて頂いたが、ハーバー前の高い防潮堤を見て考えさせられる部分があった。特にセーリング中に大きな地震があったら、どうすればいいのか?は強く感じた。

おそらく関東以西の皆さんは、何の対策も立てていないのではないのか?とふと思ってしまった。是非ともそこの所を頭の片隅におきながらセーリングを楽しんで欲しいと思うのである。


※来年の72回大会は、愛媛県で開催。セーリング競技は、新居浜市にある新居浜マリーナで開催される。来年も素晴らしい大会になることを願っている。


以上