2017-10-05 12:00 | カテゴリ:国体
※地元愛媛県が天皇杯・皇后杯共に初栄冠!
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【チームリーダー梶本和歌子を中心に両杯を勝ち取った愛媛県選手団の皆さん】※この記事全ての写真は愛媛県連より

愛媛県新居浜マリーナで開催されていた第72回国民体育大会(愛顔つなぐえひめ国体)は、2日目まで、心配された通りの非常に苦しいコンディションとなったが、大会3日目に一転、14時過ぎに待望の風に恵まれ、全60レース中45レースを消化し、閉幕した。

注目の天皇杯・皇后杯は地元愛媛県が、成年女子3種目オール優勝を始め、他3種目を加えた6種目でポイントを重ね、両杯共に初優勝の栄冠に輝いた。

※各種目の入賞チームは以下の通りである。




①【成年男子470級】 (※41艇)

※8年連続入賞は二度目の栄冠!
市野
【大激戦を制した市野/長谷川ペア(和歌山)】

①市野 直毅/長谷川 孝  (和歌山)  7点(2-(5)-2-2-1)
②磯崎 哲也/金子 壮太  (福岡)   9点((5)-2-1-3-3)
③岡田 奎樹/宮口 悠大  (佐賀)  10点(1-1-(7)-4-4)
④高山 大智/疋田 大晟  (大分)  13点((7)-6-4-1-2)
⑤今村 亮 /大嶋 龍介  (愛媛)  23点(4-4-(16)-6-9)
⑥高橋 洸志/杉浦 博之  (愛知)  31点(8-(DNF)-6-5-12)
⑦河合 龍太郎/中澤 太郎 (神奈川) 34点(3-(BFD)-13-12-6)
⑧神木 聖 /俣江 広敬  (兵庫)  36点(6-(RET)-5-4-11)

※予想通り、東京五輪を狙う上位グループによる激戦となる。序盤学生3勝を狙う岡田/宮口(佐賀)が連続トップフィニッシュで好スタートを切ったが、第3レース以降一昨年優勝の磯崎/金子(福岡)や、7年連続入賞の市野/長谷川も追い上げる。

磯崎が優勢かと思われたが、日没前に第5レースが実施され、市野/長谷川がトップフィニッシュで逆転、2010年千葉国体以来2度目の優勝ならびに、8年連続入賞の記録も更新した。

市野は関西学院大出身であり、近年同校の活躍は彼の存在があったのは間違いないところである。クルーの長谷川は福岡大出身であり、全日本学生個人戦スナイプ級で優勝している実力者である。現在と東京五輪出場を目指し、独自にスポンサーを募って活動中である。



②【成年男子レーザー級】 (※47艇)

※注目の若手が初栄冠!
瀬川
【得意の強風域で圧倒!初優勝した瀬川和正(鳥取)】

①瀬川 和正   (鳥取)     5点((15)-1-1-2-1)
②南里 研二   (三重)    10点(2-(5)-2-3-3)
③安田 真之助  (京都)    18点(3-4-(7)-6-5)
④永井 久規   (愛知)    21点(4-(8)-3-7-7)
⑤西尾 勇輝   (和歌山)   23点(5-6-8-(10)-4)
⑥北村 勇一朗  (静岡)    28点((30)-11-6-5-6)
⑦樋口 碧    (神奈川)   30点(22-(34)-5-1-2)
⑧斉藤 大輔   (秋田)    30点(13-(24)-4-4-9)

※初日に1レースのみ成立せず、連覇を狙う南里研二(三重)が好スタートを切ったかに思われたが、2日目はノーレースとなってしまう。ようやく3日目に強風域で4レース実施した中で第1レースで躓いた瀬川和正(鳥取)が圧巻のレースをみせる。1-1-2-1と文句なしの初優勝に輝いた。

優勝した瀬川は龍谷大入学後にヨットを始め、ここまでの選手になった異色の存在である。東京五輪へ向けて活動中であり、実績ある南里を破ったことで、代表争いも熾烈になると思われる。今後も要注目である。



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】 (※36艇)

※若手のホープが初優勝!
倉持
【悲願の初優勝!倉持大也(福井)】

①倉持 大也   (福井)     3.3点(1-RDG-1-(2))
②板庇 雄馬   (滋賀)     5点((3)-1-3-1)
③工藤 輝    (愛媛)     8点(2-(DSQ)-2-4)
④広津 秀治   (鹿児島)   13点(4-(UFD)-6-3)
⑤福村 拓也   (愛知)    14点(7-2-(11)-5)
⑥尾川 潤    (和歌山)   17点((21)-6-4-7)
⑦山﨑 大輔   (神奈川)   21点((12)-8-5-8)
⑧由里 亮太   (京都)    22点(5-5-(12)-12)

※国体史上10勝目を狙う予定であった富澤 慎(新潟)は、今大会後に開催されるワールドカップ出場の為に欠場と残念であったが、これで全ての選手に初優勝のチャンスが巡ってきたことになった。レースは倉持大也(福井)と板庇雄馬(滋賀)の若手によるライバル争いとなり、倉持が悲願の初優勝を飾った。

彼は東京国体では地元強化選手として3位入賞した後、福井県へ移籍。来年の地元国体で連覇を飾れるのか?に注目である。



④【成年女子セーリングスピリッツ級】 (※29艇)

※双子姉妹が初栄冠!
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【終始安定したスコアで優勝した仲山姉妹(愛媛)】

①仲山 好 /仲山 景   (愛媛)  10点(3-1-3-(8)-3)
②長堀 友香/武井 裕子  (東京)  13点(4-(12)-2-1-6)
③山口 祥世/松下 結   (長崎)  15点(2-3-(14)-9-1)
④山本 佑莉/木村 沙耶佳 (鳥取)  17点(1-6-8-(UFD)-2)
⑤中山 由佳/宮﨑 歩美  (佐賀)  18点((UFD)-5-1-7-5)
⑥藤井 あゆ美/大熊 典子 (福井)  25点(10-9-(12)-2-4)
⑦高橋 友里/田村 愛子  (広島)  25点((7)-7-6-5-7)
⑧若林 友世/深沢 瑛里  (神奈川) 26点(6-4-(11)-6-10)

※昨年の岩手大会は学連で活躍した上位選手がことごとく撃沈したが、今年は意地を見せるも、レースが幾度となく中止になってしまうなど、別の意味で選手に試練を与える。その中で仲山 好/仲山 景(愛媛)が安定したレースを見せる。長堀/武井(東京)、山口/松下(長崎)、山本/木村(鳥取)の女子インカレで活躍したチームを破り、初優勝を飾った。

優勝した二人は双子姉妹であり、山口・光高校時代には2012七尾インターハイFJ級ソロで準優勝し、揃って鹿屋体育大でも活躍。
今大会は精神力も要求された中での初優勝は喜びもひとしおだろう。



⑤【成年女子レーザーラジアル級】 (※36艇)

※貫禄の優勝!
梶本
【経験値はまるで違う優勝した梶本和歌子(愛媛)】

①梶本 和歌子  (愛媛)     7点(4-1-(6)-1-1)
②杉浦 智香   (千葉)    11点((8-)2-3-2-4)
③河原 由佳   (三重)    20点((10)-3-2-7-8)
④小屋 英美里  (山梨)    21点(2-10-5-4-(13))
⑤濱田 華帆   (広島)    24点(1-5-12-(15)-6)
⑥池田 紅葉   (神奈川)   28点((UFD)-14-1-8-5)
⑦松永 貴美   (岐阜)    31点(3-(16)-9-16-3)
⑧矢田 友美   (石川)    33点(9-4-10-(11)-10)

※オープニングレースから大量UFDと有力選手は苦しいスタートとなった中で、優勝候補筆頭の梶本和歌子(愛媛)のみが冷静なレースを展開。三度のトップフィニッシュで快勝した。

彼女は2012ロンドン五輪女子470級代表であり、ジュニア時代から活躍。福岡第一高時代にはインターハイ・国体でFJ級二冠。
成年になってからは意外にも初優勝となった。東京五輪ではナクラ17で代表を狙っている。



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】 (※24艇)

※2度目の三連覇&6勝目の最多勝記録樹立!
小嶺2
【きっちり最多勝記録樹立!小嶺恵美(愛媛)】

①小嶺 恵美   (愛媛)     4点(2-1-1)
②須長 由季   (東京)     8点(1-4-3)
③原 百花    (兵庫)    11点(5-2-4)
④渡邊 純菜   (山口)    15点(6-3-6)
⑤松永 麻祐   (京都)    16点(4-5-7)
⑥小島 真理子  (和歌山)   22点(8-9-5)
⑦堀川 智江   (神奈川)   23点(7-7-9)
⑧山辺 美希   (福岡)    28点(12-8-8)

※3レース成立と唯一カットが入らなかった同クラスであるが、小嶺恵美(愛媛)が見事2度目の三連覇を飾った。以前は岐阜国体の強化選手として三連覇、そして愛媛に移籍しまさに優勝請負人である。現在東京五輪へ向けて活動中であり、先日の江の島RS-Xワールドでも活躍と今後にも期待がかかる。
 


⑦【少年男子420級】 (※39艇)

※2017年度高校三冠達成!
蜂須賀
【強力なライバル達に競り勝つ!蜂須賀/狩野ペア(茨城)】

①蜂須賀 晋之介/狩野 弁慶 (茨城)   5点(1-(UFD)-1-3)
②尾道 佳諭/三浦 匠    (山口)   5点((13)-2-2-1)
③西村 宗至朗/平井 徳輝  (大阪)  11点(2-1-8-(9))
④谷  望 /松島 広輔   (千葉)  12点((DNF)-7-3-2)
⑤谷口 龍帆/伊藤 百矢   (三重)  12点(5-3-4-(8))
⑥杉浦 涼斗/山田 大夢   (愛知)  15点((DNF)-5-6-4)
⑦小柳 倫太郎/倉地 紘平  (福岡)  20点(7-(8)-7-6)
⑧河崎 聖 /永田 魁    (石川)  24点((10)-9-5-10)

※インターハイでも激戦だったこのクラスは、予想通り三強の争いとなった。優勝候補筆頭・三冠を狙う蜂須賀/狩野(茨城)は、第②レースでリコールとなってしまい、苦しい戦いとなる。最大のライバル西村/平井(大阪)や、インターハイでは最大の屈辱を味わった尾道/三浦(山口)が蜂須賀に迫る。4レース成立し、蜂須賀・尾道が同点となり、トップ2回を獲った蜂須賀/狩野に軍配が上がる。

同ペアは、今年JOCジュニアオリンピックカップ・インターハイに続き、三冠達成(全日本は不出場)の大記録を達成した。この後もユースワールドや420ワールドにも出場予定であり、是非とも頑張ってもらいたいものである。

しかし今年の3年生の争いは特に熾烈ではなかったのか?まさに記憶に残る世代だったのではないだろうか。




⑧【少年男子レーザーラジアル級】 (※40艇)

※パーフェクトで三連覇達成!
鈴木
【もはや敵なし!三連覇を達成した鈴木義弘(山口)】

①鈴木 義弘   (山口)     3点((1)-1-1-1)
②西尾 拓大   (和歌山)   11点(2-7-(15)-2)
③桐井 航汰   (東京)    14点(6-(8)-3-5)    
④上山 竜誠   (三重)    15点(4-4-7-(20))
⑤守屋 晴喜   (岐阜)    20点(3-(18)-11-6)
⑥金城 朋輝   (沖縄)    22点(5-12-5-(26))
⑦猪狩 祐樹   (山形)    23点((UFD)-14-2-7)
⑧廣瀬 翔大   (神奈川)   25点(9-13-(20)-3)

※一昨年の和歌山大会で史上初となる中学生優勝となった鈴木義弘(山口)は、さらにパワーアップし、他を寄せ付けないパーフェクトで同クラス3連覇を飾った。少年三連覇は、南里研二以来2人目の快挙となった。鈴木は今年のレーザーラジアルユースワールドで日本人初の6位入賞を果たしており、もはやレベルが違う。来年はインターハイでも採用されることから、タイトルを総なめにすることは間違いないところであろう。福井国体では少年種目前人未到の4連覇を目指す。



⑨【少年女子420級】 (※31艇)

※2年生がインターハイチャンピオンを破る!
中山
【九州勢女子復活!中山/鶴田ペア(佐賀)】

①中山 由菜/鶴田 希生   (佐賀)   9点(4-(6)-3-1-1)  
②長岡 叶子/森 七海    (香川)  10点((6)-5-1-2-2)
③加藤 凡尋/北林 風花   (岐阜)  21点(5-(10)-6-7-3)
④杉浦 春香/稲吉 風生   (愛知)  22点(1-4-(DNF)-5-12)
⑤門川 亜朱茄/鈴木 杏依子 (宮崎)  24点(3-1-(DNF)-15-5)
⑥日野 ひより/福田 ゆい  (鳥取)  29点(2-3-(DNF)-8-16)
⑦川口 莉子/今村 瑠菜   (長崎)  39点(11-21-(DNF)-3-4)
⑧鴻上 ひかる/政岡 愛優  (愛媛)  40点(10-12-5-(19)-13)

※序盤から難しいレースとなり、どのチームが優勝するのかわからないほど混戦であった同クラスは、第③レースの大量DNFで大きく流れが変わる。優勝争いとなったのはインターハイチャンピオン長岡/森(香川)と同5位の中山/鶴田(佐賀)の一騎打ちとなった。最終日の2レースで中山ペアが連続トップフィニッシュで決着、2年生スキッパーが優勝する結果となった。

優勝した中山は、監督でもありスナイプ級ワールドに出場した経験がある中山英弘氏の四女であり、姉3人も高校時代活躍した凄い家族なのである。昨年から見ていて走りには何ら問題ないのだが、リコール・失格が多く、その辺りが課題であった。そしてこの優勝は九州女子復活したのでは?と思われるほど、価値ある勝利ではなかったのか?このペアはユースワールド・420ワールドにも出場する。是非期待したい。



⑩【少年女子レーザーラジアル級】 (※31艇)

※昨年の雪辱を果たす!
赤松
【最強のライバル菅沼に競り勝った赤松里彩(和歌山)】

①赤松 里彩   (和歌山)    8点(1-3-(7)-2-2)
②菅沼 汐音   (千葉)     9点((4)-4-3-1-1)
③須田 英実子  (滋賀)    14点(2-5-(21)-3-4)
④勝部 しずく  (北海道)   23点(9-2-1-(24)-11)
⑤新田 そら   (三重)    23点(5-(11)-9-4-5)
⑥三浦 凪砂   (静岡)    24点(6-6-(15)-9-3)
⑦蓮 千鶴    (茨城)    25点((10)-1-8-7-9)
⑧抜井 理紗   (兵庫)    26点(3-8-(20)-8-7)

予想通り、二度目の優勝を狙う菅沼汐音(千葉)と、レーザーラジアルユースワールド代表・赤松里彩との一騎打ちになった同クラスは、菅沼が追い上げたものの赤松が振り切り、昨年同点で涙を呑んだ雪辱を果たした。

赤松は一昨年地元国体から活躍、スーパースター軍団に混じり、全種目入賞を目指す。しかし彼女だけが入賞できないピンチとなるも最終レースで入賞できた素晴らしい経験がここまで成長させたと思われる。見事な初優勝であった。



※【今大会を振り返る】

地元愛媛県が両杯共に初制覇となったが、国体では昔から「開催県は勝って当たり前」という風潮がある中で、わがセーリング競技では様々な要素があり、なかなか難しい。直近10年をみても地元が優勝したのは2011年の山口県と2015年の和歌山県の僅か2度しかなかった。この2県は伝統ある県なので獲ってもなんら不思議ではなかったが、今年優勝した愛媛県は失礼ながらどちらかというとセーリング空白地帯であり、私自身は皇后杯は獲れても天皇杯までは難しいのではないかと思っていた。

成年男女は優秀な選手を集めれば済むことであるが、マイナー競技に地元企業が理解させることはなかなか難しく、普通ならうまくいかないのが現状だ。しかしながらその問題点を解消し、成年は優秀な選手を集めることに成功。少年種目においても新居浜東高にヨット部を創設し、一丸となって強化をしたものと思われる。

残念ながら少年種目は苦戦してしまったが、成年女子3種目全てで優勝する快挙を成し遂げ、インターハイ出場できなっかった少年女子420で入賞できたことが、栄冠に繋がったといえるのではないだろうか?

さらには今回愛媛県連は特設HPを開設し、公式掲示板に掲示される文書全てをスピーディーに発信していたのが印象的であり、フェイスブックでも1上回航とフィニッシュ速報を発信していたなど、努力されていたのが印象に残った。

「この大会を必ず成功させる」そのような一丸となった姿勢があったからこそ、めったに吹かない強風を神様が与えてくれたのだろうと、私は思ったのであった。初の天皇杯・皇后杯獲得おめでとう!

国体が終わっても高校生を強化し、是非ともインターハイなどの常連になるよう今後も期待したい。


※今年の国体も無事終了し、来年の73回大会は福井県・若狭和田マリーナで開催される。是非とも来年も成功することを祈っている。


以上

※えひめ国体セーリング特設HP



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2017-09-24 20:00 | カテゴリ:国体
今年もいよいよセーリング最大のイベントの季節がやってきた。第72回国民体育大会(愛顔つなぐえひめ国体)が愛媛県新居浜市にある新居浜マリーナで開催される。(10/1~4開催・全種目6レース制)

新居浜マリーナ
【セーリング会場の新居浜マリーナ】 ※マリーナHPより

昨年は山口県が男女総合・女子総合共に優勝したが、今年はどうなるのだろうか?例年通り全10種目ならびに男女総合(天皇杯)・女子総合(皇后杯)まで簡単に展望したいと思う。

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【愛媛国体キャラクター「みきゃん」愛媛県の形が犬に似ていることから名産のみかんを掛け合わせたキャラクター】



①【成年男子470級】 (※41艇出場予定)

※前代未聞の学生3勝なるか?
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【高校時代の岡田/宮口ペア(佐賀)】※Daily Sailing 中嶋氏より

国体セーリング競技最大の花形であるこの種目は、東京五輪へ向け熾烈な戦いが各大会で展開されているが、エントリーを見ると今年も豪華メンバーとなっており、どのチームが優勝するのか?には特に注目だろう。

昨年は岡田奎樹/宮口悠大(佐賀)が、学生にして2度目の優勝と快挙を成し遂げたが、今年に入り8月の全日本470では史上最年少となる初優勝を飾るなど、やはりこの選手は一味違う。学生最後の国体で3勝目と偉大が記録が生まれるのか?

続くのは一昨年優勝の磯崎哲也/金子壮太(福岡)や、優勝経験もあり7年連続入賞の市野直毅/長谷川孝(和歌山)、470ジュニアワールド2年連続銅メダリストの高山大智/疋田大晟(大分)以上4チームの力は抜けている。さらには軽風域に強い昨年準優勝・神木 聖/俣江広敬(兵庫)、今村 亮/大嶋龍介(愛媛)や、出道耕輔/中川大河(福井)の今年・来年の地元強化チームが絡めるのか?にも注目。まさに激戦である。

◎岡田 奎樹/宮口 悠大   (佐賀)
○磯崎 哲也/金子 壮太   (福岡)
▲市野 直毅/長谷川 孝   (和歌山)
△高山 大智/疋田 大晟   (大分)
△神木 聖 /俣江 広敬   (兵庫)
△今村 亮 /大嶋 龍介   (愛媛)
△出道 耕輔/中川 大河   (福井)
△高橋 洸志/杉浦 博之   (愛知)
注松尾 虎太郎/冨永 理貴  (山口)



②【成年男子レーザー級】 (※47艇出場予定)

※若手による争いか?
瀬川
【世界でも活躍する瀬川(鳥取)、初優勝なるのか?】※BHMより

全種目の中で唯一のフルエントリーとなったこのクラスは、五輪種目も我が国は2大会出場できなかった苦戦の種目であるが、東京五輪へ向け注目の若手が出てきており、昨年の上位はガラリと変化したのもその表れなのか?

昨年優勝であり、成年3勝の南里研二(三重)を筆頭に、頭角を現してきた瀬川和正(鳥取)・樋口 碧(神奈川)そして一昨年のチャンピオン北村勇一朗(静岡)以上若手4強の争いか?しかしシングル4勝の永井久規を始めとする、経験豊富なNT経験者陣も黙ってはいないだろう。

◎瀬川 和正   (鳥取)
○南里 研二   (三重)
▲樋口 碧    (神奈川)
△北村 勇一朗  (静岡)
△永井 久規   (愛知)
△安田 真之助  (京都)
△大塚 邦弘   (東京)
△斉藤 大輔   (秋田)
△前田 博志   (広島)
注藤村 裕二   (山口)



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】 (※37艇出場予定)

※前人未到の5連覇&10勝に王手!
富澤
【3大会五輪代表の富澤 慎(新潟)】 ※BHMより

昨年このクラスではウインドサーフィンの第一人者であり、国体セーリング競技初の4連覇&9回の最多勝記録を樹立した富澤 慎(新潟)が、前人未到の大記録に挑戦する。先日の江の島RS-Xワールドでもゴールドフリート進出と活躍したように、力は圧倒的に抜けており、達成は間違いない。

もはや連覇を止める選手はいないのか?そうなると倉持大也(福井)を始めとする若手に期待せざるを得ないだろう。

◎富澤 慎    (新潟)
○尾川 潤    (和歌山)
▲倉持 大也   (福井)
△山﨑 大輔   (神奈川)
△板庇 雄馬   (滋賀)
△福村 拓也   (愛知)
△工藤 輝    (愛媛)
△黒石 勇次   (大分)
△広津 秀治   (鹿児島)



④【成年女子セーリングスピリッツ級】 (※29艇出場予定)

※混戦なのか?
廣田
【昨年優勝の廣田/高橋ペア(山口)】 ※岩手国体より

一昨年に少年男女は艇種変更となり、成年女子のみ残ったこのクラスは、昨年宮川惠子の4連覇を阻止した廣田英恵/内冨佳恵(山口)が連覇を目指し、今年も中心になるだろうが、この種目は国体でしか乗らないチームも多く、予想が非常に難しい。

乗り慣れてるチームはどこなのか?を挙げていけば、地元期待・仲山 好/仲山 景(愛媛)の双子姉妹や、昨年準優勝の伊藤有希/渡邉絵美(岐阜)辺りなのか?印は実績あるクルーや、少年女子時代に実績あるチームを中心につけさせて頂いた。

◎廣田 英恵/内冨 佳恵   (山口)
○仲山 好 /仲山 景    (愛媛)
▲藤井 あゆ美/大熊 典子  (福井)
△伊藤 有希/渡邉 絵美   (岐阜)
△中山 由佳/宮﨑 歩美   (佐賀)
△山口 祥世/松下 結    (長崎)
△宇田川 真乃/土屋 百茄  (茨城)
△山本 佑莉/木村 沙耶佳  (鳥取)
注若林 友世/深沢 瑛里   (神奈川)



⑤【成年女子レーザーラジアル級】 (※37艇出場予定)

※元五輪代表が中心か?
梶本
【レーザーラジアルでも第一人者の梶本和歌子(愛媛)】 ※BHMより

昨年このクラス2連覇を達成した多田桃子は今年は不出場と残念だが、エントリーをみてみると、地元期待のロンドン五輪女子470級代表の梶本和歌子(愛媛)が登場。この後このクラスで少々活動したのもあり、レベルは一枚上と見るべきだろう。

梶本に若手が挑戦!少年女子優勝経験のある池田紅葉(神奈川)や鄭 愛梨(兵庫)辺りが対抗できるのか?がポイントだろう。

◎梶本 和歌子  (愛媛)
○池田 紅葉   (神奈川)
▲鄭 愛梨    (兵庫)
△鴨川 雪代   (山口)
△松苗 幸希   (北海道)
△小屋 英美里  (山梨)
△丸田 杏    (大阪)
△松永 貴美   (岐阜)
△濱田 華帆   (広島)
注前川 優実   (東京)



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】 (※24艇出場予定)

※2度目の3連覇&単独最多勝か?
小嶺
【この種目で単独最多勝なるか?小嶺恵美(愛媛)】 ※BHMより

昨年2度目の連覇&このクラス最多勝タイ記録に並んだ小嶺恵美(愛媛)が、単独最多勝記録に挑戦。先日の江の島RS-Xワールドでも唯一のゴールドフリート進出と健闘した小嶺に対し、国体未勝利のリオ五輪代表・伊勢田 愛(福井)、ロンドン五輪代表の須長由季(東京)が阻止できるのか?この三者による争いは間違いない。

またインカレで上位経験ある河村真生(千葉)や、松永麻祐(京都)なども初参戦し、どこまで通用するのか?も楽しみである。

◎小嶺 恵美   (愛媛)
○伊勢田 愛   (福井)
▲須長 由季   (東京)
△山辺 美希   (福岡)
△錬石 恵子   (埼玉)
△原 百花    (兵庫)
△松永 麻祐   (京都)
△渡邊 純菜   (山口)
注河村 真生   (千葉)



⑦【少年男子420級】 (※39艇出場予定)

※三冠達成か?
蜂須賀
【今の勢いなら三冠達成か?蜂須賀/狩野ペア(茨城)】 ※WSCより

インターハイでも激戦だったこのクラスは、国体ではどうなるのか?もちろん優勝候補筆頭はJOC・インターハイ二冠の蜂須賀晋之介/狩野弁慶(茨城)となる。また昨年インターハイ・全日本二冠の西村宗至朗/平井徳輝(兵庫)や、クルー三連覇がかかる尾道佳諭/三浦 匠(山口)が蜂須賀を阻止できるのか?またFJ級でも話題になった松本 諒/森江勇哉(香川)は見所があり、要注意である。

◎蜂須賀 晋之介/狩野 弁慶 (茨城・霞ヶ浦)
○西村 宗至朗/平井 徳輝  (大阪・清風)
▲尾道 佳諭/三浦 匠    (山口・光)
△谷口 龍帆/伊藤 百矢   (三重・津工業)
△小柳 倫太郎/倉地 紘平  (福岡・中村学園三陽)
△河崎 聖 /永田 魁    (石川・羽咋工業)
△杉浦 涼斗/山田 大夢   (愛知・碧南)
注松本 諒 /森江 勇哉   (香川・高松工芸)

※420級国内4大大会・・・インターハイ・国体・JOCジュニアオリンピックカップ・全日本となっている。



⑧【少年男子レーザーラジアル級】 (※40艇出場予定)

※三連覇濃厚!
鈴木
【将来の五輪候補!鈴木義弘(山口)】 ※JSAFより

来年のインターハイから正式種目になるこのクラスは、今後420級と同様により注目されるようになることだろう。レースは中学3年次から目下2連覇中、ラジアルユースワールド日本人初の6位入賞を成し遂げた鈴木義弘(山口)のレベルは数段抜けており、三連覇濃厚である。

対抗勢力は昨年3位・インターハイ420級準優勝の下石 熙(福岡)や、4.7ワールド出場の桐井航汰(東京)辺りか?しかし鈴木を破るのは難しいだろう。

◎鈴木 義弘   (山口・光)
○下石 熙    (福岡・西南学院)
▲桐井 航汰   (東京・明星学園)
△水田 隆文   (兵庫・清風)
△西尾 拓大   (和歌山・桐蔭)
△石原 大地   (鹿児島・鹿児島南)
△松原 穂岳   (愛知・日進西)
△深江 哲平   (宮崎・日南振徳)
注前田 海陽   (広島・広島)



⑨【少年女子420級】 (※31艇出場予定)

※二冠濃厚!
長岡
【得意風域で圧倒か?長岡/森ペア(香川)】 ※WSCより

一昨年より採用されたこのクラスでは男女共に連覇達成となり、今年は新女王が誕生することになる。インターハイではオールトップでチャンピオンとなった長岡叶子/森 七海(香川)が、国体でも圧倒し二冠達成の可能性は高いだろう。対抗はやはりインターハイ準優勝の加藤凡尋/北林風花(岐阜)であり、長岡を逆転できるのか?この2チームが抜けており、後は混戦模様である。またインターハイとは違い、中学生ペアの出場もあり、広島・神奈川が高校生に挑戦する。

◎長岡 叶子/森 七海    (香川・高松商業)
○加藤 凡尋/北林 風花   (岐阜・海津明誠)
▲中山 由菜/鶴田 希生   (佐賀・唐津西)
△田中 真琴/加藤 美久   (岩手・宮古)
△日野 ひより/福田 ゆい  (鳥取・境)
△川口 莉子/今村 瑠菜   (長崎・長崎工業)
△門川 亜朱茄/鈴木 杏依子 (宮崎・日南振徳)
△杉浦 春香/稲吉 風生   (愛知・碧南)
△丹生 彩雲/山田 志保美  (和歌山・星林)
注小菅 楓 /橋本 歩波   (広島・安佐中/市立広島中等教育学校)



⑩【少年女子レーザーラジアル級】 (※31艇出場予定)

※二強の争いか?
赤松
【有終の美を飾れるのか?赤松里彩(和歌山)】 ※JSAFより

少年男子でもそうだが、シングルハンドは高体連では採用されていなかった為、上位はユースセイラーが中心である。
優勝争いは一昨年優勝の菅沼汐音(千葉)と、2年連続入賞・ラジアルユースワールド出場の赤松里彩が中心となるだろう。今年の活躍度合いからみれば、赤松が優勢か?この二強に対し、インターハイFJ級優勝の蓮 千鶴(茨城)が逆転できるのかにも注目である。

◎赤松 里彩   (和歌山・桐蔭)
○菅沼 汐音   (千葉・渋谷教育学園幕張)
▲蓮 千鶴    (茨城・霞ヶ浦)
△松尾 華    (広島・鈴峯女子)
△三浦 凪砂   (静岡・湖西)
△新田 そら   (三重・高田学苑高田)
△須田 英実子  (滋賀・膳所)
△谷 美月    (神奈川・横浜女学館)
注抜井 理紗   (兵庫・大阪教育大附池田)



※【天皇杯・皇后杯の行方は?】
大会会長杯
【男女総合1位に贈られる大会会長トロフィー】

国体の最大の注目点はやはり天皇杯・皇后杯の行方ではないのか?セーリング競技のポイントは3倍の得点となるダブルハンド種目(成年男子470級・成年女子セーリングスピリッツ級・少年男子420級・少年女子420級)でいかに稼ぐか?であろう。
一昨年優勝の和歌山は、ダブルハンド4種目のみでも87点と昨年の山口を上回ってしまうのである。従ってそこを注目してみると、さすがに4種目揃っているチームは見当たらない。

天皇杯は3種目で得点が見込めそうな山口(SS・少男420・470は展開次第・シングル種目も多数)・佐賀(470・SS・少女420)が優勢なのか?この2県に続くのは、愛知(ダブルハンド3種目)・福岡(2種目で上位可能)あたりか?

皇后杯となると、岐阜(SS・少女420・成女LR)が優勢、続くのは佐賀(SS・少女420)・山口(SS・成女LR)・地元愛媛(成女3種目)までか?

※各種目1位8点・2位7点・・・・8位1点を獲得できるが、ダブルハンドは3倍となり、1位24点・・・8位3点と大きく違うのが特徴である。毎年ポイントになるのが少年種目であり、昨年茨城が少年男女420級のみで45点を稼ぎ5位となったように、それだけ重要なのである。


※心配なのはレースコンディションである。穏やかな瀬戸内海であるからして軽風域の戦いとなることは間違いなさそうである。レース数によっては大荒れの展開もあるのかもしれない。是非ともこの大会が成功することを祈っている。


以上

2016-10-05 22:00 | カテゴリ:国体
※山口県が男女総合・女子総合共に5年ぶりの優勝!
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【地元国体以来5年ぶりに天皇杯・皇后杯を獲得した山口県選手団の皆さん】

4日間に渡り、リアスハーバー宮古で開催された希望郷いわて国体セーリング競技は、最終日のレースは実施できなかったものの、全60レース中56レースを消化しての決着となった。

注目の男女総合・女子総合は、山口県が3種目の優勝で大きくポイントを獲得し、5年ぶりの制覇となった。


※各種目の入賞チームは以下の通りである。



①【成年男子470級】(※38艇)

※学生にして2度目の花形種目制覇!
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【ジュニアワールド金メダリストの実力を発揮!岡田/宮口ペア(佐賀)】

①岡田 奎樹/宮口 悠大  (佐賀)  13点(2-3-1-6-1-(10))
②神木 聖 /俣江 広敬  (兵庫)  15点((6)-1-3-1-4-6)      
③市野 直毅/長谷川 孝  (和歌山) 18点(3-(22)-2-10-2-1) 
④磯崎 哲也/野田 友哉  (福岡)  24点(4-4-(8)-8-6-2)
⑤河合 龍太郎/小川 晋平 (神奈川) 32点(9-2-6-(DSQ)-10-5)
⑥高橋 洸志/杉浦 博之  (愛知)  37点((17)-8-10-4-12-3)
⑦出道 耕輔/中川 大河  (福井)  40点(1-5-(DSQ)-5-16-13)
⑧高山 大智/疋田 大晟  (大分)  44点((25)-6-17-2-7-12)

※国体の花形クラスの470級では、国内のトップクラスが集結し、東京五輪へ向け重要なレースとなった中で、難解な風の中でも優勝候補は順当なレースをみせる。最終レースを残し、岡田/宮口(佐賀)と神木/俣江(兵庫)の一騎打ちとなり、岡田/宮口が一昨年に続き、2回目の優勝を飾る。

今大会は宮口とペアを組んだが、高校時代には4年前の岐阜国体SS級で優勝を飾った実績があり、3年ぶりのペア復活であった。

大学生の470級優勝経験者はそれなりに存在するが、二回目ともなるとおそらく史上初だろう。しかもまだ3年生である。(※優勝経験者はほとんど4年生)まさしく次回東京五輪へ向け、トップバッターに躍り出た瞬間だろう。

今後、全日本などの大会でもどうなるのか?非常に楽しみな逸材である。



②【成年男子レーザー級】(※45艇)

※第一人者が3度目の制覇!
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【少年から国体通算6勝目!第一人者の南里研二(三重)】

①南里 研二  (三重)   15点(3-1-8-(11)-1-2)
②瀬川 和正  (鳥取)   19点(2-(32)-2-10-2-3)
③樋口 碧   (神奈川)  29点(9-(34)-1-6-12-1)
④大塚 邦弘  (東京)   32点(1-6-9-(15)-10-6)   
⑤安田 真之介 (京都)   41点(11-10-12-1-7-(UFD))
⑥佐藤 嘉記  (岩手)   42点((31)-12-4-2-20-4)
⑦齋藤 大輔  (秋田)   45点(16-(17)-7-3-8-11)
⑧前田 博志  (広島)   48点(4-2-10-(28)-14-18)

難しいコンディションの影響もあり、優勝候補の多くが二桁順位を叩く中で、優勝候補筆頭の南里研二は、まずまずの順位で順調に推移。最後のレースでも1-2にまとめ、見事2年ぶりの優勝を飾る。成年になってからは3勝目、少年時代の3連覇を合わせると通算6度目の国体優勝となる。

今年のリオ五輪は、出場枠が取れず涙を呑んだが、このクラスでは第一人者であり、現段階ではオリンピックに最も近い選手であることは、誰もが認めるところであろう。是非とも頑張ってほしい。

準優勝には瀬川和正、3位には樋口 碧と期待の若手が上位に入賞したのも印象に残る大会となった。



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】(※39艇)

※国体セーリング史上初の4連覇&9度目の優勝!

①富澤 慎   (新潟)   19点(4-(7)-1-3-4-7)      
②山﨑 大輔  (神奈川)  21点(5-2-(13)-2-2-10)
③尾川 潤   (和歌山)  23点(6-(12)-9-6-1-1)
④廣津 秀治  (鹿児島)  29点((17)-15-3-1-5-5)
⑤板庇 雄馬  (滋賀)   32点((11)-5-11-4-3-9)
⑥福村 拓也  (愛知)   34点(1-10-10-6-7-(23))
⑦倉持 大也  (東京)   36点(8-(21)-5-5-14-4)
⑧黒石 勇次  (大分)   37点(3-13-2-(UFD)-17-2)

※3大会五輪代表の富澤 慎が新たな記録を更新するのか?に注目が集まった同クラスであったが、オリンピック終了後の影響もあったのか、若干出遅れる。しかし他の選手のほとんどが二桁順位を叩く中、富澤はオールシングルで安定し、見事セーリング競技史上初の4連覇を達成した。しかも国体9勝目は、単独トップ(※他に国体8勝は佐藤麻衣子が記録してる)に踊り出る不滅の記録が誕生した瞬間であろう。



④【成年女子セーリングスピリッツ級】(※27艇)

※4連覇を阻止!
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【和歌山の4連覇を阻止した廣田/高橋ペア(山口)】

①廣田 英恵/高橋 美晴  (山口)  12点(8-1-2-1-(10))
②伊藤 有希/渡邉 絵美  (岐阜)  16点(2-6-(20)-5-3)
③重 由美子/宮﨑 歩美  (佐賀)  19点((11)-5-1-6-7)
④矢口 梨絵/馬渡 凪沙  (神奈川) 24点(4-7-5-(17)-8)
⑤竹広 真奈/大賀 楓   (岡山)  27点(1-2-8-(UFD)-16)
⑥高屋敷 七恵/伊藤 詩子 (岩手)  27点(3-10-(24)-12-2)
⑦山本 佑莉/安田 真世  (福岡)  29点(14-3-(25)-11-1)
⑧平岡 沙希/西尾 知美  (鳥取)  29点(5-14-6-(26)-4)

※こちらも4連覇がかかっていた注目のオリンピアンが存在した同クラス。大本命の宮川惠子/高野芹奈(和歌山)は、序盤から大きくつまづき、優勝戦線からは早々に脱落と、大波乱の展開となる。そんな展開の中で、2度のトップで安定したレースを展開した廣田/高橋ペアが優勝に輝く。

廣田は地元から立命館大に進み、女子インカレなどでも活躍、そして高校教諭となり地元に戻ってきた、5年前の少女SSでは惜しくも同点準優勝と5年越しのリベンジを果たしたことになる。一方、クルーの高橋(旧姓・矢野)はSSのスペシャリストであり、今回で3勝目となった。

先日の愛媛リハーサル大会でも宮川を破って優勝を飾っており、実力は確かであったといえるでろう。

また昨年JSAFから14年連続国体出場の特別表彰を受けた地元岩手の高屋敷七恵/伊藤詩子ペアも見事6位入賞と健闘。震災を乗り越え、地元国体での入賞は格別であったのではないだろうか?



⑤【成年女子レーザーラジアル級】(※31艇)

※2連覇達成!
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【少女から通算4勝目!連覇達成の多田桃子(和歌山)】

①多田 桃子  (和歌山)   9点(3-1-(6)-4-1)
②鄭 愛梨   (兵庫)   17点(2-3-(19)-6-6)    
③鴨川 雪代  (山口)   22点(8-2-(13)-3-9)
④松苗 幸希  (北海道)  25点(7-8-(24)-2-8)
⑤原田 小夜子 (長崎)   25点(4-5-(22)-13-3)
⑥丸田 杏   (大阪)   26点((31)-9-3-10-4)
⑦松永 貴美  (岐阜)   26点(5-6-8-7-(17))
⑧蛭田 香名子 (愛知)   34点(11-10-12-1-(13))

※難しいコンディションながらも、実力ある選手が上位に位置するも、それをさらに上回ったのが、昨年優勝の多田桃子であった。最終レースを残し、優勝を確定させたのは昨年と同じ。まさに圧勝であろう。

元々オリンピックを狙える逸材であるはずだったのだが、成年は昨年が初優勝。今回の連覇である意味壁を破ったというところだろう。2大会連続五輪代表・土居愛美に続く存在となったのは間違いあるまい。



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】(※21艇)

※パーフェクトで2連覇&同種目5勝目の最多タイ記録達成!
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【2人の五輪代表を相手にパーフェクトで連覇達成の小嶺恵美(愛媛)】

①小嶺 恵美  (愛媛)    5点((1)-1-1-1-1-1)
②小菅 寧子  (新潟)   13点(2-2-(4)-2-4-3)
③須長 由季  (東京)   14点(3-4-3-(5)-2-2)
④山辺 美希  (福岡)   28点(4-3-5-8-8-(10))
⑤三石 真衣  (千葉)   31点(6-9-6-(10)-5-5)
⑥原 百花   (兵庫)   33点(5-8-10-3-(14)-7)
⑦錬石 恵子  (埼玉)   34点(7-5-(14)-13-3-6)
⑧小島 真理子 (和歌山)  34点(9-(10)-8-6-7-4)

※文句なしの圧勝劇であった。昨年優勝の小嶺恵美がパーフェクトスコアで見事2連覇を果たした。彼女はこれで通算国体5勝目となり、今回準優勝・小菅寧子(新潟)の最多優勝記録に並んだ。

以前にも3連覇を果たしており、オリンピックを狙えるはずなのだが、今度の東京五輪は狙っていくのであろうと推察される。
是非とも頑張って欲しいと思う。

以前東京国体の時にも述べたが、このクラスだけは圧倒的にエントリーが少ないのは問題だと思う。毎年入賞される選手は、大学から始めた選手が多いと聞いている。WSのインカレも盛り上がっているのだから、特に大学生は各都道府県連に売り込み、是非とも国体へチャレンジして欲しいと私は思う。



⑦【少年男子420級】(※40艇)

※貫禄の2連覇達成!
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【国体ではきっちり2連覇!松尾/三浦ペア(山口)】

①松尾 虎太郎/三浦 匠   (山口)   6点((7)-1-2-1-1-1)
②蜂須賀 晋之介/岩田 慧吾 (茨城)  19点((10)-6-5-2-2-4)
③佐香 将太/長澤 慶    (岩手)  25点(4-9-(11)-4-6-2)
④倉橋 直暉/上田 健登   (福岡)  30点(3-3-8-(13)-5-11)
⑤皆川 晃輝/藤井 洸輔   (兵庫)  42点((22)-2-6-19-8-7)
⑥谷口 龍帆/西田 侑世   (三重)  45点(1-12-13-17-(28)-12)
⑦岩下 メナード/緒方 晃太郎(大分)  46点(8-5-12-6-(20)-15)
⑧河崎 聖 /永田 魁    (石川)  48点(12-13-1-12-(16)-10)

※連覇を狙ったインターハイでは、まさかの敗北。今回は気合をいれ、頭を丸刈りにし連覇へ臨んだ松尾/三浦ペア。そのインターハイで優勝した西村宗至朗/平井徳輝(大阪)は、序盤から調子が出ず、早々に優勝戦線から脱落。あとは松尾/三浦の独壇場となり、最終レースを残し国体連覇を達成させ、ユース界№1の実力をみせつけた。

もう彼らについては語る必要はあるまい。あとはユースワールドで好成績を狙うのみだ。是非とも期待している。

このクラスでも地元岩手県で最も期待がかかっていた、佐香将太/長澤 慶ペアもインターハイに続き3位入賞を果たしたのは見事であった。プレッシャーがかかる中での好成績は素晴らしいという他はない。まさに敢闘賞ものだろう。



⑧【少年男子レーザーラジアル級】(※41艇)

※圧勝!2連覇達成
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【文句なしの連覇達成!鈴木義弘(山口)】

①鈴木 義弘  (山口)    7点(1-1-2-1-(3)-2)
②高山 颯太  (神奈川)  13点(4-(7)-4-2-1-1)
③下石 煕   (福岡)   26点(5-2-11-3-(38)-5)
④吉安 慶佑  (岐阜)   37点(2-6-5-(14)-11-13)
⑤水田 隆文  (兵庫)   38点((19)-15-1-11-5-6)
⑥桐井 航汰  (東京)   40点(6-5-(13)-10-7-12)
⑦岩城 海都  (鹿児島)  42点(7-(DSQ)-27-4-1-3)
⑧豊島 以知朗 (広島)   46点(11-(UFD)-22-5-4-4)

※昨年中学生優勝の快挙を成し遂げた鈴木義弘が、高校生になっても連覇を達成できるのか?に注目が集まる。しかし有力候補が続々と脱落し、まさに一人旅。最終レースを残し優勝確定と今年も圧倒し、見事2連覇を果たした。

連覇を達成した彼は、まだ1年生。そうなると夢の少年4連覇を期待してしまうのは、私だけであるまい。それだけ価値のある大記録を狙えるチャンスなのだ。是非とも頑張ってほしいし、私は期待したい。



⑨【少年女子420級】(※32艇)

※インターハイ・国体2年連続制覇の大記録達成!
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【インターハイ・国体2年連続優勝は史上初!宇田川/大橋ペア(茨城)】

①宇田川 真乃/大橋 未奈 (茨城)   6点(2-(4)-1-1-2) 
②池淵 砂紀/福田 ゆい  (鳥取)  10点(1-3-3-3-(DNF))
③石井 茜 /盛田 冬華  (千葉)  13点(3-1-5-(8)-4)  
④小林 真由/堀口 詩織  (岡山)  21点(6-2-(16)-4-9)
⑤佐々木 香波/前川 優香 (岩手)  21点((10)-7-2-6-6)
⑥續木 茄可/寺脇 夢紬美 (奈良)  22点(5-(14)-9-7-1)
⑦佐藤 亜海/尾仲 梨央  (兵庫)  29点(8-(13)-13-5-3)
⑧長岡 叶子/森 七海   (香川)  30点(4-8-(11)-10-8)

※大記録達成か?このような時は必ず阻止に燃える選手は出てくるのは普通である。女王・宇田川真乃/大橋未奈に襲い掛かったのは、池淵砂紀/福田ゆいペアと、インターハイ準優勝の石井 茜/盛田冬華だった。
特に池淵/福田は、積極的なレースをみせ、宇田川と同レベルのレースを展開する。宇田川も苦手な微風域のレースを無難に乗り越え、なんとか耐える。しかし、第⑤レースで池淵/福田がトップ回航後、無念の沈。これにより最終レースを待たずに宇田川/大橋の連覇が確定した瞬間であった。

石井/盛田も強風域のレースでは宇田川に太刀打ちできず、3位入賞となった。それでもインターハイに続き連続3位以内は、本当に立派な成績だ。

宇田川はこれで2年連続インターハイ・国体優勝の大記録を成し遂げた。これはなかなか達成できない記録なのである。新たなスター誕生といえるだろうし、これからはオリンピックを目標に活動する。是非とも期待している。



⑩【少年女子レーザーラジアル級】(※41艇)

※悲願の初制覇!
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【見事有終の美を飾った池田樹理(東京)】

①池田 樹理  (東京)    9点(3-(7)-4-1-1)
②赤松 里彩  (和歌山)   9点(1-4-(23)-2-2)
③荒木 陽菜  (佐賀)   11点(2-1-(8)-4-4)
④上園田 明真海(大分)   21点(5-12-1-3-(16))
⑤渡邊 純菜  (山口)   25点((19)-9-3-8-5)
⑥松尾 華   (広島)   28点((15)-3-2-10-13)
⑦三浦 凪砂  (静岡)   28点(8-8-(26)-6-6)
⑧小林 愛   (京都)   29点(4-6-(24)-11-8)

※昨年優勝の菅沼汐音(千葉)は、序盤から大きく出遅れ、事実上連覇の可能性が大きく遠のく。一方、実力上位の昨年準優勝・池田樹理(東京)と、荒木陽菜(佐賀)に加え、昨年も地元国体で入賞した赤松里彩(和歌山)の三つ巴の展開となる。

第⑤レースで池田と赤松が同点で並び、2点差で荒木が続くも、最終レースは実施されず、タイを解消した結果、池田が上回り、悲願の初優勝を果たした。

池田は元々実力のある選手であり、一昨年長崎国体では姉の紅葉が優勝し、彼女は3位と姉妹で活躍。昨年は菅沼に敗れ準優勝。今年はその菅沼や荒木を破っての初優勝は喜びも格別だろう。毎年順位を上げ、成長していることを見せられた勝利だったのではないだろうか?



※天皇杯を獲得した山口県の勝因とは?

3連覇を狙う和歌山県が、ダブルハンド種目で苦戦していたのもあり、混戦となった天皇杯・皇后杯争い。山口県が見事5年ぶりのトロフィーを手にした。得点内訳をみてみると?

成年女子SS優勝→24点・少年男子420級優勝→24点・少年男子LR級優勝→8点・成年女子LR級3位→6点・少年女子LR級→4点

以上だ。やはり少年男子の完全制覇が大きなポイントだったと思われる。もちろん成年女子2種目の頑張りも大きかったのももちろんあるが、やはり少年種目の強化は重要なのではないのだろうか?

来年も少年種目は強いと思われるし、成年男子種目は今回は入賞できなかったが、本来は強い。またLRで5年ぶりに復活した鴨川雪代(旧姓・才木)もベテランながら(※年齢は怒られるから言いません)3位入賞とは、凄いことではないだろうか?

しばらくはこの強さが続くことだろう。

※岩手国体を振り返って

5年前の震災後、一番注目された国体となったが、風にはやや苦労させられた部分もあったかと思うが、56レースを消化し、優勝候補が順当に決定したところをみれば、大成功といえるのではないだろうか?

今回少しだけ宮古におじゃまさせて頂いたが、ハーバー前の高い防潮堤を見て考えさせられる部分があった。特にセーリング中に大きな地震があったら、どうすればいいのか?は強く感じた。

おそらく関東以西の皆さんは、何の対策も立てていないのではないのか?とふと思ってしまった。是非ともそこの所を頭の片隅におきながらセーリングを楽しんで欲しいと思うのである。


※来年の72回大会は、愛媛県で開催。セーリング競技は、新居浜市にある新居浜マリーナで開催される。来年も素晴らしい大会になることを願っている。


以上



2016-09-27 00:00 | カテゴリ:国体
今年もいよいよセーリング競技の最大イベントである国民体育大会の季節がやってきた。このビッグイベントも71回目を迎え、今年は岩手県宮古市にあるリアスハーバー宮古を舞台に開催されようとしている。(10/2~5開催)
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【ここまで戻るには大変な努力が必要だったことだろう。】※全日本実業団連盟より

この国体が開催されるにあたり、やはり2011年に発生した「東日本大震災」のことは触れなくてはならない。改めてお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げる次第であります。

リアスハーバー宮古においても、甚大な被害となり、その年予定されていたインターハイを開催できなかったことは、関係者の皆さまにとって、さぞ無念であっただろうと推察できる。しかしながら全国からの支援などにより復活。それでも苦しい状況の中で、インターハイでも岩手勢が4年連続で2回の優勝を含むメダル獲得と我々を感動させ、そして昨年はクラブハウスが再建し、この国体を迎えられることはまさに感無量であろう。

今年も成年・少年合わせて全10種目・各6レースで熱戦が展開される(※4レース成立以上1カット)。多種目であるので、簡単に展望させて頂くことにする。



①【成年男子470級】(※38艇出場予定)

※東京五輪へ向けての主導権争い!?
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【ヤマハでオリンピックキャンペーンを開始した昨年の学生チャンピオン神木 聖(兵庫)クルーの疋田は、高山と大分から出場】

リオオリンピックが終了し、東京五輪へ向け熾烈な争いとなるのが、国体セーリング競技花形クラスである成年男子470級だ。今年の代表・土居一斗は出場しないが、強豪揃いであり、全く予想もつかない。

ここ2年は若い世代が活躍し、昨年優勝の磯崎哲也/野田友哉(福岡)の連覇なるのか?、また一昨年優勝のジュニアワールド金メダリスト・岡田奎樹/宮口悠大(佐賀)が2度目の学生チャンピオンを狙う。今年は昨年の学生チャンピオン・神木 聖/俣江広敬(兵庫)や、ジュニアワールド銅メダリスト・高山大智/疋田大晟(大分)のヤマハ2チームの勢いもあり、こちらを本命とした。

※なんとまぁ、豪華メンバーの対戦なのだろう!非常に私は興奮している。

◎神木 聖 /俣江 広敬  (兵庫)
○岡田 奎樹/宮口 悠大  (佐賀)
▲磯崎 哲也/野田 友哉  (福岡)
△市野 直毅/長谷川 孝  (和歌山)
△高山 大智/疋田 大晟  (大分)
△飯束 潮吹/田中 智也  (東京)
△出道 耕輔/中川 大河  (福井)
△河合 龍太郎/小川 晋平 (神奈川)
△元津 大地/外薗 潤平  (鹿児島)  
△小泉 颯作/光森 慎之介 (山口)



②【成年男子レーザー級】(※45艇出場予定)

※3度目の優勝なるか?
南里
【3度目の優勝となるのか?第一人者の南里研二(三重)】 ※長崎国体より

オリンピック種目であるレーザー級においては、日本は2大会連続で出場できなかったなど、苦戦の種目も、東京五輪では地元開催の為、無条件で出場できる。従って今年の国体は主導権を争う重要な大会となる。

昨年は大学生ながら初優勝した北村勇一朗(静岡)は、予選で敗退してしまい、残念な結果となってしまった。従って一昨年の続きなのか?

レースは国体2勝の南里研二(三重)を筆頭に、シングルハンド最多勝の永井久規(愛知)、NTの安田真之助(京都)この三強中心に展開されるは間違いないが、瀬川和正(鳥取)、樋口 碧(神奈川)までは優勝の可能性があるだろう。

ただ実績あるベテラン勢も虎視眈々と狙っている。国体スナイプ3勝・マスターズワールド優勝の杉山武靖(静岡)、国体スナイプ級2連覇やアトランタ五輪代表の兵藤和行(滋賀)、そして国体スナイプ級優勝や息の長い活躍をみせている前田博志(広島)、この3選手の動向にも注目だ。

◎南里 研二  (三重)
○安田 真之介 (京都)
▲永井 久規  (愛知)
△瀬川 和正  (鳥取)
△樋口 碧   (神奈川)
△谷口 斉謙  (和歌山)
△兵藤 和行  (滋賀)
△杉山 武靖  (静岡)
△前田 博志  (広島)



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】(※39艇出場予定)

※9回目の優勝濃厚!
富澤
【今年は同級初の4連覇の記録もかかる富澤 慎(新潟)】 ※長崎国体より

3大会五輪出場の富澤 慎(新潟)がこのクラス史上初の4連覇&国体9度目のセーリング史上最多優勝更新となるのか?に注目ではあるが、実力差も大きく、達成するのは濃厚だろう。

今年こそは、富澤を脅かす選手が出るのかどうか?特に若い選手の奮起に期待したい。

◎富澤 慎   (新潟)
○尾川 潤   (和歌山)
▲福村 拓也  (愛知)
△鳥取 雅嗣  (山口)
△板庇 雄馬  (滋賀)
△倉持 大也  (東京)
△村田 高亮  (福岡) 
△黒石 勇次  (大分)
△山﨑 大輔  (神奈川)



④【成年女子セーリングスピリッツ級】(※27艇出場予定)

※同級初の4連覇達成となるのか?
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【リオ五輪代表の宮川/高野ペア(和歌山)】 ※共同より

昨年このクラスで史上初の3連覇を果たした宮川惠子(和歌山)ではあるが、その後49erFXに挑戦し、見事五輪出場を果たした。コンビを組んだ高野芹奈と同級4連覇を目指すと同時に、ウインドの富澤同様、達成すればセーリング競技初の4連覇ということになる。

宮川に対抗できるのは、4年連続入賞の後藤沙季/赤嶺華歩(大分)や、470級のNTであった山口祥世/松下 結(長崎)、このクラスとは相性が良い3年連続入賞の平岡沙希/西尾知美(鳥取)以上3チームか?

◎宮川 惠子/高野 芹奈  (和歌山)
○山口 祥世/松下 結   (長崎)
▲後藤 沙季/赤嶺 華歩  (大分)
△平岡 沙希/西尾 知美  (鳥取)
△山本 佑莉/安田 真世  (福岡)
△廣田 英恵/高橋 美晴  (山口)
△矢口 梨絵/馬渡 凪沙  (神奈川)
△長堀 友香/武井 裕子  (東京)
△重 由美子/宮﨑 歩美  (佐賀)
△髙橋 友里/田村 愛子  (広島)



⑤【成年女子レーザーラジアル級】(※31艇出場予定)

※誰が制覇するのか?
多田
【昨年悲願の成年女子で初優勝!連覇を目指す多田 桃子(和歌山)】※岐阜国体より

昨年成年初優勝した多田桃子(和歌山)の連覇なるのか?にまず注目ではあるが、昨年は五輪キャンペーンで不出場だったものの、一昨年優勝の原田小夜子(長崎)や2年連続準優勝の蛭田香名子(愛知)までが、優勝争いの中心なのか?

◎多田 桃子   (和歌山)
○原田 小夜子  (長崎)
▲蛭田 香名子  (愛知)
△松苗 幸希   (北海道)
△多田 緑    (佐賀)
△鴨川 雪代   (山口)
△鄭 愛梨    (兵庫)
△濱田 華帆   (広島)
△杉浦 智香   (千葉)



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】(※21艇出場予定)

※3強による熾烈な争い!
小嶺1
【最多タイ優勝を目指す・小嶺恵美(愛媛)】 ※岐阜国体より

昨年4度目の優勝を飾った小嶺恵美(愛媛)が、2連覇&WS最多勝タイ記録(5勝目)を達成できるのか?に注目だが、元五輪代表の小菅寧子(新潟)や、須長由季(東京)も黙ってはいないだろう。まさに三強による熾烈な対決!

◎小嶺 恵美   (愛媛)
○須長 由季   (東京)
▲小菅 寧子   (新潟)
△小島 真理子  (和歌山)
△堀川 智江   (神奈川)
△三石 真衣   (千葉)
△錬石 恵子   (埼玉)
△原 百花    (兵庫)



⑦【少年男子420級】(※40艇出場予定)

※2連覇なるか?
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【山口勢としても少年ダブルハンド4連覇がかかる!松尾/三浦ペア(山口)】

昨年より採用されたこのクラスで初代チャンピオンに輝いたのは、松尾虎太郎/三浦 匠(山口・光)であった。今年はインターハイでは失敗した連覇達成をこの国体ではきっちり決めてくれるのではないだろうか?実力は圧倒的上位である。

逆転候補はもちろんインターハイ優勝の西村宗至朗/平井徳輝(大阪・清風)となる。昨年の松尾のように下級生が二冠達成となるのか?この二強を破るとしたら、インターハイ3位・地元国体で期待がかかる佐香将太/長澤 慶(岩手・宮古)となるだろう。

◎松尾 虎太郎/三浦 匠   (山口・光)
○西村 宗至朗/平井 徳輝  (大阪・清風)
▲佐香 将太/長澤 慶    (岩手・宮古)
△蜂須賀 晋之介/岩田 慧吾 (茨城・霞ヶ浦)
△倉橋 直暉/上田 健登   (福岡・中村学園三陽)
△田中 聡馬/野田 空    (岐阜・海津明誠)
△村山 航大/鄭 泰鎔    (滋賀・膳所)
△河崎 聖 /永田 魁    (石川・羽咋工業)
△藤木 海舟/津田 哲志   (和歌山・向陽)



⑧【少年男子レーザーラジアル級】(※41艇出場予定)

※連覇を狙うも・・・?
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【今年はラジアルユースワールドにも出場の鈴木義弘(山口)】※飛内氏より

昨年の和歌山国体で最も話題になったのは、このクラスで中学生が優勝したことだった。その初代チャンピオンとなった鈴木義弘(山口・光)が連覇達成となるのか?に注目が集まるのだが、昨年3位の豊島以知朗(広島・大島商船高専)や同4位の高山颯太(神奈川・金井)も力をつけており、そう簡単には勝たせてくれないだろう。そして同5位の岩城海都(鹿児島・開陽)までが逆転候補なのか?

◎鈴木 義弘   (山口・光)
○豊島 以知朗  (広島・大島商船高専)
▲高山 颯太   (神奈川・金井)
△岩城 海都   (鹿児島・開陽)
△西尾 拓大   (和歌山・桐蔭)
△下石 煕    (福岡・西南学院)
△谷  望    (千葉・稲毛)
△吉安 慶佑   (岐阜・海津明誠)



⑨【少年女子420級】(※32艇出場予定)

※大記録達成なるか?
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【インターハイはきっちり連覇達成の宇田川/大橋ペア(茨城)】

先日のインターハイでも述べた通り、インターハイ連覇を達成した宇田川真乃/大橋未奈(茨城・霞ヶ浦)が、国体でも連覇に挑戦する。インターハイ・国体2年連続優勝は今まで例がなく、偉業達成となるのか?

宇田川を阻止できるとしたら、インターハイ準優勝の石井 茜/盛田冬華(千葉・磯辺)や、地元期待の佐々木香波/前川優香(岩手・宮古商業)までとなるだろう。

◎宇田川 真乃/大橋 未奈 (茨城・霞ヶ浦)
○石井 茜 /盛田 冬華  (千葉・磯辺)
▲佐々木 香波/前川 優香 (岩手・宮古商業)
△長岡 叶子/森 七海   (香川・高松商業)
△續木 茄可/寺脇 夢紬美 (奈良・法隆寺国際)
△池淵 砂紀/福田 ゆい  (鳥取・境)
△小林 真由/堀口 詩織  (岡山・邑久)
△佐藤 亜海/尾仲 梨央  (兵庫・芦屋)



⑩【少年女子レーザーラジアル級】(※41艇出場予定)

※連覇なるか?
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【今年は4.7ユースワールドでも大活躍!菅沼汐音(千葉)】

昨年、高校一年生ながら初代チャンピオンになった菅沼汐音(千葉・渋谷教育学園幕張)の連覇が濃厚も、2回の国体で3-2位の池田樹理(東京・東海大高輪台)や、昨年3位であり、ユースラジアルランキングトップの荒木陽菜(佐賀・唐津東)が逆転できるのか?に注目である。

◎菅沼 汐音  (千葉・渋谷教育学園幕張)
○池田 樹理  (東京・東海大高輪台)
▲荒木 陽菜  (佐賀・唐津東)
△小屋 英美里 (山梨・駿台甲府)
△新田 そら  (三重・高田学苑高田)
△赤松 里彩  (和歌山・桐蔭)
△谷 美月   (神奈川・横浜女学院)
△渡邊 純菜  (山口・光)
△上園田 明真海(大分・別府翔青)




※天皇杯・皇后杯の行方は?
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【男女総合成績優勝チームに贈られる「大会会長トロフィー」】 ※東京国体より

※以上簡単ではあるが展望させて頂いた。尚・国体では天皇杯・皇后杯の行方が注目されるが、2連覇中の和歌山県が3連覇へ向け優勢なものの、昨年とは違い、少年男女420級での得点獲得が苦しいのもあり、それがどう影響するのか?

逆転候補としては、女子種目で高得点が見込める千葉県や、少年男女420級次第では一気に上昇の可能性がある神奈川県、また少年男子種目が期待できる山口県、最後にダブルハンド種目が充実の福岡県までとなるだろう。

皇后杯においては、和歌山県VS千葉県の争いが濃厚。若干和歌山が優勢なものの、私の計算ではほぼ互角と予想される。但し、千葉のSS次第では和歌山を上回る可能性があるだけに、レースをしてみないとわからない。

果たしてどうなるのか?

※選手皆さんの健闘ならびに、このビッグイベントを成功されることを心から祈っている。


以上

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【今年の国体キャラクターは、生産量日本一の漆器をモチーフにしている「わんこきょうだい」ではあるが、5つのキャラクターがあり、メインキャラクターわんこそばを筆頭に、他4つのキャラクターは4つの地域にわけ、それぞれの名産をモチーフにしている。ヨットに乗っているのは「うにっち」であり、開催地である宮古(三陸海岸)の名産はうに丼であることから】


※第71回いわて国体セーリング競技エントリー表


2015-09-13 18:30 | カテゴリ:国体
※地元「和歌山県」が圧倒的な強さで天皇杯・皇后杯連覇達成!
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【全種目入賞!連覇を果たした和歌山県選手団の皆さん】

和歌山セーリングセンターで実施されていた『第70回和歌山国体セーリング競技』は、トライアルレースが台風により中止されたものの、まずまずの風に恵まれ、10種目・予定の計60レースを消化し、閉幕した。

国体での最重要ポイントである「天皇杯・皇后杯」の行方は、地元『和歌山県』が、全種目で入賞となり、圧倒的大差で昨年に続き連覇を達成した。

※各種目の入賞者(8位まで)と優勝チームの寸評を簡単に述べてみることにする。

①【成年男子470級】(39艇)

※次世代の五輪候補に名乗りを挙げる
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【激戦の470級を制した「磯崎哲也/中川大河」ペア(福岡)】 ※Manzo magazineより

①磯崎 哲也/中川 大河  (福岡)   12点(5-1-2-3-(8)-1)  
②出道 耕輔/田口 西   (長崎)   15点(2-4-4-(6)-1-4)
③岡田 奎樹/吉田 雄悟  (佐賀)   21点(7-(14)-1-2-9-2)
④市野 直毅/大矢 勇輝  (和歌山)  22点(6-3-(10)-1-5-7)
⑤元津 大地/外薗 潤平  (鹿児島)  24点(1-6-5-(8)-4-8)
⑥河合 龍太郎/小川 晋平 (神奈川)  26点(3-2-(14)-13-2-6)  
⑦村田 俊彦/土井 航平  (広島)   54点(12-10-18-(BFD)-11-3)
⑧加藤 弘章/吉永 琢磨  (滋賀)   54点(4-12-(UFD)-7-18-13)

オリンピックラスであり、国体の花形種目「成年男子470級」を制したのは、昨年学生ながら準優勝の磯崎/中川コンビであった。
2日目に有力チームがUFD・BFDなどで脱落していく中、磯崎/中川とこちらも好調だった出道/田口(長崎)の最終決戦となり、磯崎のトップフィニッシュで文句なしの優勝となった。

このペアは日本経済大OB・現役コンビであり、スキッパーの磯崎はクルーも一流のマルチプレイヤー。それに加えクルーの中川は和歌山県出身(星林高OB)ともあってか、今シリーズ有利に働いたか?

この凄いメンバーの中で優勝できたのは本人達にとってかなりの自信になったことだろうし、東京五輪代表候補に名乗りを挙げたと言えるのではないだろうか?今後の活躍にも期待である。



②【成年男子レーザー級】(44艇)

※若い世代が初代チャンピオンに輝く!

①北村 勇一朗   (静岡)       14点(3-1-3-5-(6)-2)
②永井 久規    (愛知)       15点(1-2-5-3-(8)-4)
③南里 研二    (三重)       19点((8)-5-2-8-3-1)
④瀬川 和正    (鳥取)       22点(7-11-1-1-2-(RET))
⑤樋口 碧     (神奈川)      24点((13)-4-7-7-1-5)
⑥前田 博志    (広島)       27点(6-8-4-4-5-(15))
⑦谷口 斉謙    (和歌山)      30点(2-3-6-11-(12)-8)
⑧大塚 邦弘    (東京)       31点(5-6-(18)-6-4-10)

今年からレーザー級に統一された同クラスでは、国体4勝の実力者・永井久規(愛知)がシリーズリーダーだったものの、最終レースで逆転し優勝したのは、若手のホープ・北村勇一朗(静岡)がレーザー級初代チャンピオンに輝いた。一方、3連覇を狙う南里研二(三重)は、序盤から出遅れ、3位に敗れた。

北村は、ユース時代からシングルハンド一筋のセイラーであったものの、少年時代は強敵に跳ね返されていたが、昨年の全日本インカレ個人戦シングルクラスで優勝、そしてレーザーユースワールドでも健闘し、メキメキと力をつけて今回の優勝だ。しかもオリンピック代表を狙う南里やスペシャリスト永井を破ったのは、価値ある勝利だろう。まさに次世代の五輪候補が誕生した瞬間であろう。



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】(40艇)

※国体セーリング優勝記録更新!

①富澤 慎     (新潟)        7点(2-1-(9)-1-2-1)    
②尾川 潤     (和歌山)      12点(1-2-(6)-3-4-2)  
③鳥取 雅嗣    (山口)       20点(8-3-1-2-6-(12))    
④福村 拓也    (愛知)       23点(6-(9)-5-6-1-5)    
⑤黒石 勇次    (大分)       29点(9-(19)-4-5-3-8)    
⑥山本 遼     (大阪)       32点(4-(11)-3-9-5-11)
⑦倉持 大也    (東京)       34点(3-4-14-4-(UFD)-9)
⑧山崎 大輔    (神奈川)      36点((21)-5-2-7-8-14)

既に国体7回の優勝を飾っているリオ五輪代表の富澤 慎(新潟)が2度目の3連覇&8度目の優勝と、自身の記録を更新した。
しかし今回はプレ五輪時の怪我により本調子ではなかったはずである。普通なら五輪へ向けて回避してもおかしくない所を出場したのは、本人にとって重要な大会の位置づけなのだろう。本当に立派だと思うし、是非五輪本番でも好成績を獲れるよう頑張って欲しいと思うのである。



④【成年女子セーリングスピリッツ級】(29艇)

※同級初の3連覇達成!
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【地元で3連覇達成の「宮川 惠子/栗栖 佐和」ペア(和歌山)】

①宮川 惠子/栗栖 佐和  (和歌山)   9点(2-(4)-1-1-1-4) 
②後藤 沙季/岩下 沙織  (大分)   21点(6-8-2-3-(12)-2)
③河合 由香/松原 なぎさ (大阪)   24点(1-2-(16)-8-7-6)
④平岡 沙希/西尾 知美  (鳥取)   24点(7-3-4-(11)-5-5)  
⑤矢口 梨絵/馬渡 凪沙  (神奈川)  25点(5-1-3-5-11-(20))  
⑥山本 佑莉/安田 真世  (福岡)   25点(4-9-(10)-7-2-3)
⑦重 由美子/宮崎 歩美  (佐賀)   34点(3-(13)-9-4-8-10)
⑧高橋 友里/田村 愛子  (広島)   37点(8-6-7-12-4-(15))  

このクラスでは史上初の3連覇を狙う宮川惠子/栗栖佐和(和歌山)は、最終レースを残し優勝と文句なしの勝利であった。
このペアは日大OGコンビであり、宮川は全日本女子インカレでも優勝したことのある実力者。栗栖は地元和歌山県出身(星林高OG)であり、3連覇を達成したのもさることながら、地元で勝利できたことがより嬉しいのではないのか?

今回で一区切りをつけるかと思われるが、是非可能なら来年以降も記録更新にチャレンジして欲しい。本当に見事な優勝であった。



⑤【成年女子レーザーラジアル級】(24艇)

※DNC優勝で初代チャンピオンに輝く!

①多田 桃子    (和歌山)       6点(1-1-1-2-(3)-1)    
②蛭田 香名子   (愛知)       11点((DSQ)-4-3-1-1-2)     
③佐藤 麻衣子   (福岡)       23点(5-5-2-4-7-(16))     
④石川 智香    (千葉)       26点(6-2-8-3-(9)-7)
⑤多田 緑     (佐賀)       28点(2-(9)-6-5-6-9)
⑥村山 仁美    (東京)       28点(3-8-7-7-(10)-3)
⑦池田 紅葉    (神奈川)      29点(14-3-4-6-2-(DSQ))
⑧松永 貴美    (岐阜)       30点(8-7-5-(9)-4-6)

まさに圧勝であった。高いレベルでスコアを安定させ、最終レースを残し優勝を決めたのは地元期待の多田桃子(和歌山)であった。少女SR時代には連覇(2009~2010)を飾っていたものの、意外にも成年になってからは今回が初優勝だったのだ。それだけ周囲の期待値が高いことをお判り頂けるのではないだろうか?
この初優勝を機に世界へ羽ばたいて欲しいと私は願っている。



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】(22艇)

※4回目の優勝は史上2位の記録!

①小嶺 恵美    (愛媛)        6点(2-1-1-1-1-(3))
②須長 由季    (東京)       11点(1-(8)-2-3-4-1)     
③小菅 寧子    (新潟)       11点((3)-2-3-2-2-2)      
④小島 真理子   (和歌山)      22点((9)-5-6-4-3-4)    
⑤錬石 恵子    (埼玉)       25点(4-3-7-6-5-(10))
⑥堀川 智江    (神奈川)      27点(6-6-5-5-(8)-5)    
⑦太田 真由    (滋賀)       30点(5-(10)-4-7-6-8)
⑧原 百花     (兵庫)       35点(8-4-(14)-9-7-7) 

※3強の争いと思われたこのクラスでは、2010~12年千葉―山口ー岐阜と3連覇を果たした小嶺恵美が4回目の優勝を果たした。
現在彼女は2017年に開催予定の愛媛国体へ向けて愛媛県へ移籍し、規定によりこの2年間は出場できなかったが、早速の優勝。しかも五輪候補の須長やこのクラス5回の優勝記録を持つ小菅を破っての勝利、しかもDNC優勝である。また、2度目の3連覇へ向け来年も活躍するのはほぼ間違いないだろう。



⑦【少年男子420級】

※史上稀に見る名勝負!
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【インターハイに続き二冠達成の「松尾虎太郎(右)/三浦 匠」(山口)】

①松尾 虎太郎/三浦 匠  (山口)   10点(2-1-5-1-(8)-1)   
②高山 大智/中野 翔太  (和歌山)  10点(1-(6)-1-2-1-5) 
③榊原 健人/坂本 大成  (佐賀)   18点(3-2-(10)-5-6-2)
④西村 宗至朗/平井 徳輝 (大阪)   22点(4-4-8-3-(11)-3)
⑤藤野 流星/柴田 桂佑  (福岡)   23点(5-(8)-3-6-5-4)
⑥高宮 豪太/樫本 達真  (神奈川)  24点(6-3-2-7-(10)-6)
⑦加藤 卓 /向口 瑠袈  (岩手)   40点(9-13-(15)-4-7-7)
⑧新田 大貴/原田 聖也  (鳥取)   40点(7-10-(20)-8-4-11)

※インターハイに続き、二冠達成となったのは、2年/1年コンビの松尾/三浦(山口)だった。今回は420ワールド優勝の高山大智/中野翔太(和歌山)が意地をみせ、優位な展開であったが、最終レースの勝負所で松尾/三浦はトップフィニッシュし、高山のフィニッシュを待つことになった。高山は4位以内で優勝だったのだが序盤から遅れ、必死の追い上げをみせる。しかし5番手フィニッシュとなる。この時点で同点だったのだが、タイを解消(カットレースを除く)するとこれまた一緒。従って最終レースで上回った松尾/三浦に軍配が上がる。これはまさに名勝負だろう。

しかし2年生でのインターハイ・国体二冠は、21世紀初頭に活躍した高橋洸志(静岡)や、最大のライバルであった石川裕也(茨城)でも達成できなかった凄い記録である。しかも初代チャンピオンであり、まさにレジェンドとなった。

また敗れたものの、今回の高山/中野は、地元の意地を見せたといえるであろう。今年の彼らは日本の420界いや日本セーリング界にとって新しい歴史を切り開いた選手として拍手を送りたいと思う。是非、オリンピック選手を目指し頑張ってほしい。



⑧【少年男子レーザーラジアル級】

※国体セーリング史上初の中学生優勝!

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【とんでもない記録を達成した「花田義弘」(山口)】

①花田 義弘    (山口)       10点((3)-1-3-2-3-2)
②矢野 伸一郎   (和歌山)      15点(5-(8)-1-7-1-1)
③豊島 以知朗   (広島)       15点(1-(15)-6-3-2-3)
④高山 颯太    (神奈川)      21点(2-2-4-4-(11)-9)
⑤岩城 海都    (鹿児島)      22点((10)-4-2-6-5-5)
⑥杉浦 涼斗    (愛知)       32点(4-6-5-2-(17)-15)
⑦椎木 秀映    (鳥取)       34点(6-3-13-(23)-8-4)
⑧蜂須賀 晋之介  (茨城)       37点(7-9-7-(16)-6-8) 

※2連覇を狙う地元期待の矢野伸一郎(和歌山)は、序盤から早くも優勝戦線から脱落、その中で優勝したのは、な・なんと中学生セイラーの「花田義弘」(山口)であった。トップ1回を含む全て3位以内と最終レースを残し優勝を決めるなど高校生を蹴散らしたのだ。まさに文句なしの偉業達成である。

中学生の優勝となると、山口国体SS級で小泉維吹がクルーとしては制覇してはいるものの、ヘルムスマンとなると史上初の快挙である。写真をみてもお判りの通り、身長は180cmを超える立派な体格であり、将来が期待される選手になることは間違いないだろう。    



⑨【少年女子420級】

※女子でもインターハイに続き、二冠達成!
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【こちらもインターハイ・国体二冠達成の「宇田川真乃/齊藤由莉」(茨城)】

①宇田川 真乃/齊藤 由莉 (茨城)   10点(3-2-(8)-1-2-2)  
②田中 美紗樹/高野 芹奈 (和歌山)  11点(1-1-(OCS)-2-1-6)
③増本 澄子/姫野 紗采  (佐賀)   20点(5-6-2-4-3-(9))
④松本 桃果/多田 彩乃  (香川)   23点(4-5-1-6-(DSQ)-7)
⑤赤嶺 華歩/丸山 南美  (大分)   31点(2-7-(OCS)-12-7-3)
⑥花井 静亜/水谷 遥香  (岐阜)   32点(6-4-5-(13)-5-12)
⑦石井 茜 /盛田 冬華  (千葉)   36点((14)-12-10-5-4-5)
⑧池淵 砂紀/田村 愛海  (鳥取)   39点(9-13-4-3-10-(20))

※男子の松尾/三浦の二冠に続き、女子でも「宇田川真乃/齊藤由莉」(茨城)が最終レースで逆転し、二冠達成となった。
男子同様、今シリーズは田中美紗樹/高野芹奈(和歌山)が完全に上回ってたかと思われたが、最終レースの攻防で明暗がわかれたのだ。特に最終上下でコース取りが運命の分かれ目であった。

このチームはインターハイでも語り尽してしまったので、改めて紹介はしないが、勝負ポイントでは必ず強いレースを見せるのが特徴であり、日を追うごとにレベルアップしているような印象も受けるのだ。
ただ、男子の松尾とは違い、今大会でクルーの齊藤は引退だ。宇田川にとってはここからが正念場である。来年は果たしてどうなるのか?は今から楽しみだ。



⑩【少年女子レーザーラジアル級】

※昨年の雪辱を晴らす!
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【少年女子同級で初代チャンピオンに輝いた「菅沼汐音」(千葉)高校1年生での制覇!】

①菅沼 汐音    (千葉)        9点(1-3-2-(4)-1-2)    
②池田 樹理    (東京)       12点((4)-1-3-3-2-3)    
③荒木 陽菜    (佐賀)       22点(3-2-1-11-(12)-5)    
④佐藤 春菜    (神奈川)      30点((10)-6-10-1-9-4)
⑤新田 そら    (三重)       31点(7-6-(19)-2-10-7)
⑥植田 望裕    (北海道)      33点(6-4-6-(14)-7-10)    
⑦小屋 英美里   (山梨)       34点(2-9-5-13-5-(14))
⑧赤松 里彩    (和歌山)      35点(11-8-8-7-(DSQ)-1)

※昨年も中学生ながらシリーズをリードし「初の中学生制覇なのか?」と話題になった菅沼だが、惜しくも準優勝と涙を呑んだが、今年は強いレースで優勝を果たした。昨年の雪辱を晴らしたと言えるが、まだ高校1年生なのだからその精神力には脱帽である。
男子の花田に続き、凄い選手が出てきたものだ。

彼女は、千葉県内でも学力トップである渋谷教育学園幕張高校に通う才媛であるのも驚きであったが、その頭脳を生かし、セーリングに発揮しているといえるだろう。現在主に4.7で活動しているが、どんどんラジアルに挑戦し、五輪を目指して欲しいと思っているのは私だけでないだろう。是非頑張って頂きたいと思う。



※今大会総括
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JSAFとしても重要視していた転換点ともなった今大会だったが、全60レース全て消化できたことは素晴らしい大会になったのは間違いないだろう。これにはインターハイ・国体連続開催となった和歌山県関係者皆さんの頑張りが大きかったといえるのではないだろうか?これは表彰に値する総合運営だったと思われる事案である。

また、情報ツールはインターハイと同様に満足できるものであった。会場にいなくとも手に取るように把握できるのは本当に素晴らしいと思う。来年以降も引き継いで欲しいと思うのである。

※来年は岩手県での開催となり、セーリング競技は宮古市にある「リアスハーバー宮古」での開催となる。復興した同ハーバーでのビッグレースであることから話題になることだろう。是非成功することを私は願っている。


以上

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