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2018-07-23 00:00 | カテゴリ:インカレ
学生ヨット全日本戦線第一弾となる全日本学生ヨット個人選手権大会(東京・若洲海浜公園ヨット訓練所、8/30~9/2開催)出場を懸けた予選が各水域で開催され、出場チームが決定した。
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【東京ゲートブリッジ近くがレース海面、北はスカイツリー・東はディズニーリゾートとまさに都会的シチュエーション】※穂積氏より

※出場チームは以下の通りである。



※【全日本個人戦470級】
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※【全日本個人戦スナイプ級】
スナイプ


※全日本進出を決めたチームの皆さん、誠におめでとうございます。今年は個人戦初の東京開催となり、どのようなレースになるのかは私も非常に興味深い。是非とも頑張って頂きたい。



※個人戦の水域枠数改正が急務!

※昨年も個人戦出場に関して、水域枠数が平等でないことを申し上げたが、今年も一部水域において非常に厳しい戦いとなってしまった。このことについて改めて問題提起してみたいと思う。



①【団体戦と個人戦枠数の相関関係】
相関関係

長きに渡り、団体戦の出場枠数はほとんど変化なく、数年前に当ブログでも指摘させて頂いたことは、皆さんもご存知のはずである。では個人戦はどうだったのか?残念ながらこちらも変化がなかった。上記の表を見ていただければ判るとおり、個人戦の枠数は全水域一律団体戦枠数に対し、2倍の設定だったのである。団体戦の枠数は加盟校ベースで計算されていた訳だから、個人戦においても予選参加艇数ベースでは計算されていないことになる。

昨年(2017年)より団体戦の基本枠数が変わり、個人戦においても大幅な改正が行われたが、こちらの枠数も団体戦基本枠数の3倍設定となっていることがお判り頂けるだろう。(※中部・中国を除く)

団体戦ベースで計算されているなら、各校出場上限艇数が設定されているのならまだ理解できるが、現状どの水域予選でも個人戦に関しては無制限であり、このことが水域間の格差を生み出してしまっているのである。


②【各水域の予選参加状況と適正枠数】
個人戦

※計算方法(例) 

(4年間の出場艇数の合計)÷(総カウント数)×(総枠数53)= 水域割当数



上記表の左側は今年の全日本出場倍率である。全国平均は約5倍であるが、近畿北陸・関西だけが突出して高い。両水域ともに全日本で優勝チームを輩出できることから、厳しい戦いであることは間違いないところであり、これはさすがに問題である。

右側は過去4年間の予選出場実績を基に適正枠数がどれくらいなのか?を計算してみた。この計算方法は高体連(インターハイ)を参考にしている。高体連は3年毎に改正されており、学連でも厳密に管理すべきなのでは?と思うのである。(4年毎が妥当なのでは?)

一応昨年改正されたばかりなので、とりあえず近北と関西は2枠ずつ、関東は1枠増やし総出場艇数を55から60にするのは如何だろうか?これなら大きな格差はなくなるのではないだろうか?と私は思う。

昨年も申し上げた通り、個人戦には実力がありながらどうしても団体戦に出場できない選手を引き上げる目的もあるはず、ならば枠数は平等にすべきだし、もう一度再考すべきなのではないのか?

※そもそもの原因は全日本学連の組織がはっきりしないことにある。枠数関連に関してもいつ改正するのか?も規定されておらず、特にこのことを規約に盛り込むべきなのではないだろうか?数十年も団体戦の枠数改正が行われなかったのがその証拠である。

全水域に理事長が存在する訳なのだから、この中から全日本理事長を選出する代表理事制や、各校理事の中から全日本理事長を選出する方法など、リーダーシップをとれる全日本理事長を中心に議論すべきなのである。是非ともきちんとした組織になることが、今後の学生ヨット界の発展に繋がると私は信じてやまない。



以上

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2018-07-02 10:00 | カテゴリ:インカレ
6/23から470級で始まった関東学生ヨット個人選手権は、先週末はスナイプ級が開催。6月末ながら早くも梅雨が明け、夏本番到来。しかも強風域と絶好のコンディションとなり、全7レースを消化しての決着となった。
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【約100艇のスタートシーンは圧巻】

ほぼ強風シリーズであったことから、実力が顕著に表われる中での戦いとなり、早稲田大の岩月大空/三宅功輔が主将としての意地をみせ、激戦を制した。

※主な成績は以下の通りである。(6位まで入賞・20位まで全日本進出)



※【スナイプ級最終結果】(97艇)

※早稲田ワンツー!
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【全日本初進出が初優勝!岩月/三宅ペア(早稲田大)】

①岩月 大空/三宅 功輔 (早稲田大)  23点(1-4-7-7-(20)-3-1)
②入江 裕太/原 潤太郎 (早稲田大)  28点(7-1-5-1-3-(13)-11)
③池田 紅葉/玉山 郁人 (日本大)   33点(6-16-2-2-(26)-4-3)
④高山 颯太/齋藤 健斗 (中央大)   33点(2-2-3-(11)-7-9-10)
⑤花本 菜美/岩井 裕樹 (明海大)   35点((22)-5-13-4-1-8-4)
⑥松世 拓也/小野山 裕也(慶應義塾大) 37点(4-3-10-12-(25)-6-2)
⑦玉山 裕登/小川 昭人 (慶應義塾大) 45点(3-6-9-6-2-19-(21))
⑧矢野 伸一郎/吉永 温 (日本大)   48点(10-8-6-5-9-10-(16))
⑨岡 豪太 /曽我 駿亮 (慶應義塾大) 50点(11-(RET)-1-3-18-2-15)
⑩村上 義龍/村瀬 奏斗 (日本大)   51点(8-7-11-9-8-(14)-8)
⑪松尾 虎太郎/安田 海人(早稲田大)  52点(12-12-(20)-15-6-1-6)
⑫加藤 卓 /門脇 広大 (慶應義塾大) 56点(5-9-8-14-13-(16)-7)
⑬岸 祐花 /清田 司  (中央大)   59点(15-10-4-13-(BFD)-12-5)
⑭山内 健史/櫻井 亮  (中央大)   70点(9-11-17-8-(BFD)-5-20)
⑮植木 武成/花田 将義 (日本大)   85点(13-20-14-10-16-(21)-12)
⑯尾道 佳諭/神宮 奉祐 (早稲田大)  94点(14-(34)-19-25-12-7-17)
⑰大平 京ノ助/川村 友了(明海大)   96点((28)-19-15-24-4-11-23)
⑱朝倉 史愁/二木 貴大 (明治大)  105点(17-18-(29)-27-11-23-9)
⑲浅川 雄基/多賀谷 光 (東京大)  110点(16-(32)-22-16-10-20-26)
⑳菅沼 汐音/斎藤 洋童 (慶應義塾大)113点(18-17-21-20-(33)-24-13)



※【レース推移&総括】
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【優勝を逃すも好レースだった入江/原ペア(早稲田大)】

初日(6/30)は、先週とは全く違う南風・強風域と絶好のコンディション。この中で4レースと体力も要求される中で首位に立ったのは、入江/原(早稲田)であった。2位は強風下で自信を見せる高山/齋藤(中央)、3位は岩月/三宅(早稲田)この3艇が好レースを見せ、早くも3艇が抜け出した初日であった。

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【最強女王が女子スキッパー最高位!池田/玉山ペア(日本大)】

最終日(7/1)は、濃霧の影響で出艇が遅れたが、前日同様の強風下の風域で3レース実施。といえども昨日よりは少し風速が落ち、コース戦略も重要だった中で、カットが入る第5レースにおいて暫定首位・入江/原、2位高山/齋藤はキープしたものの、3位岩月/三宅は二桁順位で脱落かに思われたが、第6レースで今度は入江がカットレースとなり、時間的にこのまま3艇が第7レース最終決戦に突入するのであった。

誰が先行するのか?①マーク2位回航だった岩月が優勢、入江・高山ともに苦しい展開。岩月は慶應・松世を抜き、見事トップフィニッシュ、入江、高山両者ともにカットレースとなり、逆転で関東チャンピオンに輝いた。2位は入江/原が入り、早稲田ワンツー達成。3位には最強女王池田/玉山(日本大)となった。

※優勝した岩月は高校からヨットを始め、2年次の唐津インターハイ最終レーストップを取るなど頭角を現す。3年次もインターハイ6位ながらも各種レースで好レースを見せる逸材であった。同校入学後は若干伸び悩んだが、技術的にも精神的にも成長。この個人戦もなんと全日本は4年生にして初進出、優勝できたことは大きな喜びではなかったのではないだろうか?

クルーの三宅は、2年次に平川竜也とのペアで初優勝、今回は2度目の制覇である。まさに岩月を優勝させたのは彼の力が大きかったのも間違いないだろう。2年次は全日本には出場しなかったが、その分まで今年こそは全日本制覇を見据えているに違いない。

ワンツーを達成した早稲田は、今回調子が出なかった松尾/安田、そして期待のルーキー・尾道/神宮と計4艇通過となり、改めて同校の強さを見せつけられたのではないだろうか?

※慶應、意地の5艇通過!
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【春インカレは不本意だったが慶應を牽引した松世/小野山ペア(慶應義塾大)】

早稲田の4艇通過を上回ったのは、慶應であった。松世/小野山の6位を筆頭に、玉山/小川が7位、トップも取った岡/曽我が9位、加藤/門脇が12位、そして期待の女子ルーキー菅沼/斎藤までもが20位、計5艇通過したのは見事であったが、早稲田に対しては力負けする場面も見られたのも事実か?それでも5艇通過できたことは自信に繋がったといえるのではないだろうか?


春インカレ優勝した日大は池田/玉山の3位を筆頭に4艇通過、前回は完勝であったが、強風域では池田以外完全に早稲田・慶應に対し、力負けである。課題は残ったが、今年の日大はチームの雰囲気も良く、今後の練習でさらに伸びてくるに違いないだろう。

そして3艇通過は中央である。優勝争いした高山/齋藤の安定感はさらなるチーム上昇を予感させるレース内容だったのではなかったのか?

明海は花本/岩井の5位を筆頭にルーキースキッパー大平/川村が健闘し2艇通過、明治は朝倉/二木1艇が通過、東大も強風下で浅川/多賀谷1艇通過と強豪校の中でも戦えることを認識できたシリーズでなかったのか?


※【今回のまとめ】
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【今回の目玉はルーキー女子スキッパーで全日本進出となった菅沼/斎藤ペア(慶應義塾大)】

①各校通過艇数

慶應   5
早稲田  4
日大   4
中央   3
明海   2
明治   1
東大   1

②女子スキッパー通過

池田紅葉(日大)、花本菜美(明海)、岸 祐花(中央)、菅沼汐音(慶應)

③ルーキースキッパー通過

尾道佳諭(早稲田)、大平京ノ助(明海)、菅沼汐音(慶應)

となった。


※学生ヨット今シーズン前半戦は終了した。後半戦は8月下旬から始まる全日本学生ヨット個人選手権となる。一生懸命練習して欲しいのだが、今年も五輪関連により関東勢は練習もままならない状況となりそうなのである。しっかり計画を立て、それぞれの目標を達成できるよう精進して頂きたい。


以上




※【スナイプ級最終成績】
関東個人戦スナイプ



2018-06-29 12:00 | カテゴリ:インカレ
関東個人選手権は先週470級が開催され、今週末はいよいよスナイプ級だ。今年の同級のエントリーは470級に負けない97艇と大盛況だ。これはそれだけ各校部員数が増えていることを意味しているのであり、大変喜ばしいことである。

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【昨年のスタートシーン、いかに混戦を抜け出せるのか?が重要】※この記事の写真は羽田氏より

※スナイプ級ではどのチームがチャンピオンになるのか?早速展望に入ることにする。



※【スナイプ級展望と解説】(97艇エントリー)

※主力級が激突!
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【春インカレ個人成績トップの村上/村瀬ペア(日本大)】

春インカレの団体戦では日本大が、オープニングレースよりパーフェクト発進を始め、一度もトップを明け渡すことなく優勝と実に強いレースを見せ、今シーズン幸先良い滑り出しとなった。同校は8艇のエントリーである。

その立役者となった主将・村上義龍/村瀬奏斗(4年・宇土/3年・碧南)はもちろん優勝候補、個人成績3位の池田紅葉/玉山郁人(4年・横浜創学館/2年・中村学園三陽)、個人成績6位、その後の関東フリート関連でもまずまずの矢野伸一郎/吉永 温(3年・和歌山工業/2年・磯辺)この3艇の上位進出は間違いないところだ。ここに植木武成/花田将義(4年・磯辺/2年・光)も加わり、4艇全日本進出は濃厚である。

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【2年生優勝となるのか?松尾/安田ペア(早稲田大)】

続くは春インカレでは日大に完敗してしまった早稲田大、6艇エントリーだが、春インカレ以降は少し様子が違う。470のクルーで出場した松尾虎太郎/安田海人(2年・光/3年・西大和学園)はスナイプに戻り、各種レースで暴れまくっている。第3回江の島スナイプ2位、湘南フェスティバル優勝、関東スナイプ5位と強い強~い社会人相手に健闘。昨年のルーキーイヤーでもいきなり関東スナイプで優勝した実力の持ち主、まさに優勝候補筆頭である。

続くは春インカレ個人成績2位、その後のレースでも活躍の入江裕太/原潤太郎(3年・逗子開成/3年・早大本庄)も松尾同様、引き続き好調、全チームを見ても成績は実に安定しており、ここも優勝候補の一角である。

もちろん主将であり春インカレ個人成績4位の岩月大空/三宅功輔(4年・碧南工業/4年・早大学院)も併せ、3艇は日大同様盤石であろう。

ここに春インカレはレギュラーで出場した谷川隆治/海老原崇(2年・稲毛/3年・川越東)や、ルーキーの尾道佳諭/神宮泰祐(1年・光/4年・早大学院)を加え、チーム編成もバランスが取れている印象であり、470同様5艇通過となるのか?

続くは春インカレでは日大・早稲田には及ばなかったが、3位の中央大も両校に引けを取らないレースをしており、今シリーズも楽しみだ。女子三強の一角・岸 祐花/清田 司(4年・相模原/4年・鎌倉学園)を筆頭に、春インカレ個人成績5位・高山颯太/齋藤健斗(2年・金井/4年・気仙沼)や山内健史/櫻井 亮(3年・磯辺/3年・城北埼玉)も安定しており、3艇通過は間違いないところか?

ここ数年は関東の中心であった慶應義塾大は、7艇エントリー。春インカレ4位と同校にしてみれば不本意な結果であったが、その後のレースでは浮上の兆しが見え始めている。春インカレでも連続トップフィニッシュした岡 豪太/曽我駿亮(4年・公文国際/3年・塾高)を始め、加藤 卓/門脇広大(2年・宮古商業/2年・駒場東邦)、玉山裕登/小川昭人(3年・名古屋/4年・塾高)この3艇の通過が現実的か?

※ここまで日大4・早稲田5・中央3・慶應3・計4校15チームを挙げてきたが、これが順当なら残り枠数は5であり、ここからは上記4校以外の有力チームを挙げていくことにする。

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一番外せないのが女子インカレ戦線2連勝・明海大の花本菜美/岩井祐樹(4年・聖光/4年・磯辺)は絶好調だ。特に先週の女子インカレ予選で日大・池田/林のゴールデンコンビを破ったのは評価に値するだろう。第3回江の島スナイプでも4位となるなど、男子相手でも勝負になるだろう。

明海を含め、シード校からは法政、明治、東京大この4校は最低でも1艇は中心チームがおり、通過できるのではないだろうか?法政・東大は2艇通過の可能性もあり、積み上げられるのか?470級ではノーシード校からは、東京海洋大・東京大それぞれ1艇が進出したが、スナイプでは立教・関東学院・東京海洋・成蹊この4校から可能性はもちろんあるが、上位校チームのミスが絡まないとかなり苦しいか?

※【結論】

※以上であるが、優勝チームは日大、早稲田から出るのはほぼ間違いないだろう。その筆頭はやはり松尾/安田(早稲田)、入江/原(早稲田)、村上/村瀬(日大)辺りまでか?

ここに女子三強・花本(明海)、池田紅(日大)、岸(中央)が絡んでいけるのか?が見所である。

※【各校通過艇数予想】

早稲田大   5
日本大    4
中央大    3
慶應義塾大  3
法政大    2
明海大    1
明治大    1
東京大    1

※こんなところだろうか?明日ははどうやら良い風に恵まれそうだ、是非とも頑張ってほしい。


以上


※【スナイプ級エントリー表】
スナイプ級


2018-06-25 11:00 | カテゴリ:インカレ
学生ヨット前半戦最後のビッグイベント関東学生ヨット個人選手権大会は、先週末は470級が開催。初日は苦しいコンディションで1レースも成立しなかったが、2日目はなんとか4レース成立し決着。
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【97艇のビッグフリートは圧巻!】

優勝は堅いレースを終始展開した日本大の赤木恒平/佐藤海志が見事優勝、同校4年ぶりの関東個人戦制覇であった。以下入賞チーム(6位)までと、全日本進出チーム(20位)は以下の通りである。



※【470級最終結果】 (97艇)
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【見事開花!優勝した赤木/佐藤ペア(日本大)】

①赤木 恒平/佐藤 海志  (日本大)   29点(11-10-6-2)
②田中 美紗樹/嶋田 篤哉 (早稲田大)  30.7点(8-7-RDG-7)
③鍋岡 薫 /戸井 瀬亜  (明海大)   31点(18-1-3-9)
④小倉 晴太/小柴 涼磨  (明治大)   42点(1-15-2-14)
⑤高宮 豪太/久保田 空  (慶應義塾大) 52点(4-22-13-13)
⑥菅野 翔 /岩田 慧吾  (中央大)   55点(2-20-21-12)
⑦宮野 菜々/服部 勇輝  (日本大)   58点(10-9-9-30)
⑧柳内 航平/武内 元彦  (慶應義塾大) 62.7点(3-28-RDG-16)
⑨元津 志緒/古橋 捷太  (早稲田大)  63点(29-3-24-7)
⑩榊原 健人/中村 海一  (中央大)   70点(6-5-37-22)
⑪蜂須賀 晋之介/吉村 大 (早稲田大)  79点(32-33-4-10)
⑫小泉 凱皇/上園田 明真海(早稲田大)  80点(33-4-12-31)
⑬西村 宗至朗/秦 和也  (早稲田大)  81点(14-13-31-23)
⑭千葉 康貴/青木 美優  (明海大)   81点(16-16-14-35)
⑮廣井 創 /山下 航輝  (東京海洋大) 84点(9-12-27-36)
⑯伊藤 七瑠/黒石 大陽  (法政大)   88点(21-19-36-11)
⑰西坂 惇之/天木 悠太  (東京大)   96点(30-14-46-6)
⑱村瀬 志綱/兼子 烈   (慶應義塾大) 97点(19-29-30-19)
⑲楠瀬 和旺/玉井 瑛士  (明海大)  105点(BFD-2-1-4)
⑳中山 由紀美/中村 大陽 (日本大)  113点(BFD-6-8-1)



※【レース推移&総括】
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【レース内容は楠瀬、中山が際立っていた。右端は優勝した赤木/佐藤】

ビッグフリートであることから状況判断が特に要求される関東個人戦。毎年のように言ってはいるのだが、リコールしたら全てが終わりなのにも関わらず、今年もオープニングレースから攻めるチームが多かった。

初日は正午前にレースができるコンディションとなり、レースは始まったものの、ゼネリコを繰り返すうちに風が弱まり、全く成立せずノーレース。3回目のシーケンスで黒色旗失格となったのが11艇。その中には二連覇を狙う楠瀬和旺/玉井瑛士(明海大)や、女子スキッパー優勝候補の中山由紀美/中村大陽(日本大)も含まれ、優勝どころかまさにマイナススタートといきなり波乱の幕開けとなる。

2日目は何レース成立できるかもポイントだったが、カットが入る第⑤レースまでは厳しい状況。攻めるのか?守るのか?それぞれ難しい判断を迫られる。北風が思ったより残り、午前2レース、午後は完全に晴れ、南の4m前後とまずまずのコンディションとなり2レース計4レース成立となる。

第②レースは風が徐々に弱くなっていく苦しいコンディション。ここでも40艇以上のDNFと波乱のレース。2レース終わった時点で6-5の11点で榊原/中村(中央大)が首位に立つ。

この2レース大量英語だったことから第③レースで勝負をかけるチームが目立ち、25艇がBFDレース排除。この中にはこちらも優勝を狙う田中/嶋田(早稲田大)も含まれ、優勝争いは全くわからなくなる。

第③レースを終了した時点で女子インカレ優勝の鍋岡/戸井(明海大)が首位、以下第①レースでトップフィニッシュとなった小倉/小柴が2位、日大2艇赤木/佐藤が3位、女子スキッパー宮野/服部が4位と優勝争いは実質この4艇に絞られた。

最終となった第④レース、マイナススタートとなった中山(日本大)と楠瀬(明海大)のトップ争い。その中に割って入ってきたのが3位の赤木/佐藤(日本大)であった。2位フィニッシュで優勝確定。正直言って派手なレースではない、堅いレースプランが勝利に繋がったといえるであろう。

赤木は強豪・中村学園三陽出身ではあるが、高校から始め成長した選手。4年前の江の島インターハイでは彼がいなかったら優勝はできなかったほどデュエット優勝に大きく貢献。しかし大学入学後はなかなか芽が出なかったが、本人の努力によりようやく大成したといえるのではないだろうか?
佐藤も大島海洋時代は特筆した成績は残していない。入学後はレベルの高さに戸惑いもあっただろうが、ここまで成長したのは立派だ。

2位には第③レースのBFDで出てなかったと認定された田中/嶋田(早稲田大)が入り、3位には惜しくも及ばなかった鍋岡/戸井(明海大)となった。

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【読まれてしまったのはある意味不運、準優勝の田中/嶋田ペア(早稲田大)】

各校別にみると、早稲田の5艇通過が最大。田中、元津の女子スキッパーは当然だが、ルーキー蜂須賀・西村・小泉3艇全部が通過も見事であった。やはり今年の1年生はレベルが高いことを証明した結果となった。

続くは明海・日大・慶應それぞれが3艇通過となる。明海は鍋岡/戸井を筆頭に、第4の男・千葉/青木、そして楠瀬/玉井も圧倒的な走りで通過を果たす。

日大は優勝した赤木/佐藤を始め、クルーから転向した宮野/服部が7位と健闘、BFDスタートとなった中山/中村も明海楠瀬同様、レベルの高いレースを見せ、ギリギリの通過と意地を見せた。

そしてある意味今シリーズキーマンであった慶應勢も3艇進出。本来の力を見せ始めた高宮/久保田が5位、BFD救済が認められた柳内/武内が8位、主将の村瀬/兼子が18位と今後にも期待できる内容であった。

中央は2艇通過、菅野/岩田が6位、榊原/中村は10位と途中までは優勝戦線に絡めたことから、心配された春インカレの状態よりは良くなったといえるであろう。

法政は下級生女子スキッパーの伊藤/黒石が見事通過、明治も好レースを見せ上昇中の小倉/小柴が通過、東大からも堅いレースだった西坂/天木が通過、そして上位校が占める中で東京海洋大の廣井/山下が大健闘、同校8年ぶりの全日本進出となった。


※470級では多少の波乱はあったものの、全日本進出は順当だったのに加え、女子スキッパーの強さ、早稲田ルーキー勢の活躍が目立っていたのではないのか?進出したチームそれぞれ期待の持てる選手ばかり、是非とも全日本では優勝できるよう精進して欲しい。


※今週末はスナイプ級が開催される。


以上


2018-06-21 16:00 | カテゴリ:インカレ
高校生のインターハイ予選が一段落したので、大学生に目を移すとしよう。学生ヨット界もいよいよ前半戦の大一番がやってきた。2018年度関東学生ヨット個人選手権大会が開催されようとしている。(江の島ヨットハーバー、470級・6/23~24、スナイプ級・6/30~7/1開催・全8レース制)

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【今年の関東№1はどのチームになるのか?】 ※この記事の写真は羽田氏より

タイトル通り個人による戦いであり、チームメイトもライバルとなるこの大会、今年は各クラス上位20チームが8月末から開催される全日本学生ヨット個人選手権大会(8/30~9/2・若洲ヨット訓練所)出場の権利を得ることになる。(※今年は関東開催となったので18枠+2枠となる)

※今年の関東チャンピオンはどのチームになるのか?を簡単に展望させて頂くとする。(裏開催で全日本女子インカレ予選会も実施されるが、こちらは省略させて頂く)



※【470級展望と解説】 (99艇エントリー)

※連覇なるか?
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【連覇を狙う楠瀬/玉井ペア(明海大)】

この大会は各校エントリーが無制限であることから、団体戦に出場できない選手も参加できるのが特徴であり、今大会470級のエントリー数はなんと99チーム。ディビジョン分けなどは一切せず、ビッグフリートでの戦いとなる。

昨年は明海大の楠瀬和旺/玉井瑛士(4年・唐津西/4年・磯辺)が同校個人戦初制覇となり、全日本でも3位入賞と活躍。今年に入っても春インカレで個人成績トップと全チームの中で№1の実力だ。今年は連覇を懸けて臨むことになる。このチームを破るとしたらどのチームなのか?有力チームを挙げてみたい。

※女子スキッパー強し!
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【470級2人目の女子による制覇なるか?田中/嶋田ペア(早稲田大)】

春インカレでもそうだったように今年は特に女子スキッパーの活躍が目立つ。春インカレでは上位成績6チームの内4艇がそうであり、「男子は何をやってるのか?」と言いたくもなるのだが、それだけ女子のレベルが特に高い。470級の関東フリートレースがここまで3回開催されたが、この傾向は変わりなく、2013年大会で山口祥世(早稲田大)以来の優勝チームが出るような気がしてならない。

その筆頭はやはり早稲田大の田中美紗樹/嶋田篤哉(3年・関西大第一/3年・鎌倉学園)となるだるう。前出のフリートレースでは常に上位であり、優勝しても不思議ではない実力である。また同校からは元津志緒/古橋捷太(4年・長崎工業/4年・早大学院)も成績が安定しており、田中に負けじと頑張ることだろう。

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【最上級生としては負けられない中山/中村ペア】(日本大)

続いては春の女子インカレでは3位と敗れたが、団体戦では個人成績2位だった日本大の中山由紀美/中村大陽(4年・唐津西/2年・磯辺)も引き続き好調。同じ日大からはスキッパーになり気合いが入っている宮野菜々/服部勇輝(4年・磯辺/3年・土浦日大)も楽しみだ。

そして女子といえばまずは明海大である。春女子インカレで優勝した鍋岡 薫/戸井瀬亜(4年・羽咋工業/4年・相良)や、春決勝個人成績6位の花井静亜/鈴木真人(3年・海津明誠/3年・磯辺)と団体戦のように楠瀬に続けるのか?

さらには今年の法政大は全てスキッパーが女子であり、昨年春女子インでも優勝した赤嶺華歩/盛田冬華(3年・別府青山/2年・磯辺)や、足立茉莉花/田口大雅(4年・別府青山/3年・川越東)あたりまでが上位候補か?

※団体戦では女子の活躍が目立っているので男子が霞んでしまっているが、やはり昨年全日本団体戦で優勝した慶應義塾勢は外せない。主将の村瀬志綱/兼子 烈(4年・塾高/1年・塾高)を始め、柳内航平/武内元彦(3年・塾高/4年・塾高)、吉村彰人/小森瑛祐(3年・塾高/1年・逗子開成)、高宮豪太/久保田空(2年・塾高/3年・塾高)この4チームは経験ある1年生クルーを起用し、この大会で浮上したい所だ。

※そして今年の新入生は有望な選手が目立つ代である。

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【1年生制覇なるか?西村/秦ペア(早稲田大)】

早稲田大からは2年次にインターハイ優勝・春インカレでも個人成績6位の西村宗至朗/秦 和也(1年・清風/3年・早大学院)や、昨年の高校三冠王・蜂須賀晋之介/吉村 大(1年・霞ヶ浦/3年・浦和)。慶應からは一昨年FJ級で準優勝した小木曽涼/出本稜太(1年・塾高/2年・慶應志木)、日本大からは昨年のインターハイ420級3位・本多佑基/濱野舜斗(1年・中村学園三陽/3年・大湊)辺りまでが予選突破なるか?

※有力選手や期待のチームを挙げてみたが、優勝争いは楠瀬が中心、田中が逆転候補の筆頭と申し上げておこう。優勝争いはもちろんなのだが、各校何艇通過できるのか?にも注目である。

※【各校通過予想】

早稲田大  4(6もありうる)
慶應義塾大 4
日本大   4
明海大   3
法政大   2
明治大   1
中央大   1
千葉大   1
東京大   1

※こんなとこだろうか?しかしこれだけのビッグフリートだとなにが起きるかわからない。是非とも予選突破できるよう皆さん頑張って欲しい。

以上




※【470級エントリー表】
無題