2012-06-17 00:00 | カテゴリ:地方大会
関東大会の興奮がまだ冷めやまぬ今日(平成24年6月16日)、霞ヶ​浦で開催された。

まずは少年の部FJ級が開催、注目はご存じの通り、関東大会でオ​ールトップと派手な勝ち方をした、井嶋・木村(霞ヶ浦)を土浦日​大2艇(大井・直井)(冨田・仲澤)がどこまで迫れるか?
に注目が集まった。

【レースダイジェスト】

≪第1レース≫ 風向100° 風速1・5m 

スタートは下有利、井嶋組、冨田組が好スタート、大井組は大きく​出遅れる。
①マークは、井嶋組、冨田組、末廣・下山(土浦第一)の順に回航​。その後最終上下レグで冨田組が逆転、そのままフィニッシュ。2​番手は井嶋組・3番手はフリーで絶妙なコース取りを見せた大井組​が追い上げた。

≪第2レース≫ 風向100° 風速2m

スタートは若干下有利、井嶋組・大井組・冨田組がまずまずのスタ​ート、第①マークでは、大井組がトップ回航、井嶋組・冨田組がそ​れに続く。大井組は2上マークまでトップを守っていたが、スピン​トラブルで井嶋組に抜かれてしまう。大井組はトラブルを解消する​が時すでに遅し。井嶋組がトップフィニッシュ。2番手は大井組、​3番手は冨田組の順でフィニッシュ。

≪第3レース≫ 風向180° 風速2m

風向は南に変わり、レースはスタート、第①マークを大井組・井嶋​組・冨田組で廻り、第③マークで風が左に大きく振れる。ほぼポー​トロング1本コースのレグで大井組・井嶋組はなぜか、スターボー​で延ばしてしまう。したがってオーバーセール。その隙に冨田組は​大井組に追いつく。井嶋組は3位に後退。ここまでの結果、3艇が​同点となり、大混戦となる。

≪第4レース≫ 風向150° 風速3m

(3チームが同点となり)ここでトップフィニッシュしたら優勝となる最終レース、3艇はほ​ぼ同時に第①マークを回航、しかし冨田組がスピンを破損するトラ​ブル、ここで脱落、優勝争いは井嶋組、大井組のマッチレースとなる​。最後の最後までカバーリングが続いたが、井嶋組が辛うじて逃げ​切り、優勝となりました。土浦日大の2艇はトラブルに泣く結果と​なった。

【総評】

今週は軽風のコンディションとなったが、関東大会の疲れもあるの​か、各チーム課題を残すレースだった。

※井嶋・木村組
スタートは好調だったが、フリーのスピードが今一つの感があった​。セッティングを変えたのか?また、第3レースのオーバーセール​もちょっと驚き。冷静なコース判断も今後の課題か?

※大井・直井組
関東大会でも今回もつまらないトラブルで順位を落とす結果となっ​た。クルーとのコンビネーションを強化することとと冷静な動作の​改善を求められる。

※冨田・仲澤組
固いレース運びではあったが、勝負所で思い切った戦略をとっても​良いのではないか?また、この風でスピン破損とは情けない。艤装​などをもっと見直してもらいたい。

※橋本組・沼崎組

橋本組・沼崎組は今回コース戦略に問題が多すぎた。クローズで伸​ばし過ぎることが多く、レイラインまで行ってしまうことが何度も​あった。頭のコース図と実際の位置にズレがありすぎるのではない​か?

※今回インターハイ出場を決めたチームのみ総評してみたが、何故​か悪いところばかりが目立つ感があった。インターハイまであと5​0日だが、もう一度冷静に様々な角度からヨットレースを見直して​もらいたい。それを自覚、改善できれば本番で好成績を残せるだろ​うと思う。
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2012-06-11 00:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
平成24年6月9・10日で行われた関東大会、この時期にしては​珍しい「強風シリーズ」の中、全6レースを消化し、閉幕した。ま​さにインターハイ予選にふさわしい大会となった。

まずは成績から。

男子FJソロ (全29艇) ※カッコ内はカット点数

優勝  霞ヶ浦 (井嶋・木村)    5点(30)
2位  逗子開成(須河内・芦澤)   13点(4)  
3位  逗子開成(平田・蜂谷)    19点(6)
4位  逗子開成(行則・片山)    32点(14)
5位  土浦日大(冨田・仲澤)    32点(13)
6位  磯辺  (武井・近藤)    33点(11)
7位  慶応義塾(佐藤・鳥羽)    35点(14)
8位  土浦日大(大井・直井)    36点(14)
9位  慶応義塾(樋口・藤田)    36点(10)
10位  霞ヶ浦 (沼崎・柴沼)   37点(13)

以上がインターハイ出場権獲得

女子FJ級ソロ(全9艇)

優勝 磯辺    (根本・木村)    9点(4)
        (今村・櫻井) 
2位  磯辺   (紺野・石川)    10点(3)
3位  磯辺   (高橋・池田)    12点(4)
4位  霞ヶ浦  (橋本・大宮)    14点(4)

以上がインターハイ出場権獲得となった。続いて総括。

◎男子FJ級

※【井嶋・木村組(霞ヶ浦)が見事オールトップで完勝!】

今回予想通り、井嶋組が連勝中だった須河内・芦澤(逗子開成)を​ついに破った。
スタート・ボートスピード・コースなど文句のつけようがない完璧​な内容。
(リコールはしましたけどね・・・) 久々に全国で通用するスタ​ーが現れたと言っていいだろう。しかもまだ2年生であり、ヨット​を始めてまだ1年たらずなのである。だからなおさら価値のある優​勝だったと云えるでしょう。
彼らの今後の課題としては、序盤に遅れた場合の対処となるだろう​。またリコールなどつまらないミスをなくすことも心がけなければ​ならないだろう。

※【須河内・芦澤組(逗子開成)3連勝ならず】

今回負けはしたが、カットなしなら須河内組が優勝だったことから​やはり強い。スタートでも真ん中でジャストスタートと、実に固い​レース運びなのである。オールラウンドで速いというのも証明され​た。インターハイでも「井嶋VS須河内」の戦いは続くだろう。

※【平田組・行則組(逗子開成)も大健闘】

平田組も最大失点が「6」と須河内組に引けをとらないレース内容​。行則組も井嶋組以外では、唯一のトップフォーン経験者、それだ​け春より成長してるし、インターハイでも内田伸一監督の悲願でも​ある「デュエット優勝」も狙えるのではないか?

※【土浦日大は2艇通過】

関東選抜や東日本FJをみる限り、とてもじゃないが通過困難と思​われていたが、某OBが檄をいれ、本人達も欠点を解消し、見事イ​ンターハイの切符を2枚も手にした。冨田・大井両者とも課題のス​タートが良く、序盤の展開は合格点だろう。井嶋君達を目標にでき​るのも強みだったといえるだろう。

※【慶応義塾は3艇通過ならず】

前回までの大会で穴がないと思われていた慶応義塾、強風シリーズ​となった今回、明らかに練習不足と思えるような内容だった。それ​でも2艇通過した。やはり土日練習しかできないのが弱みか。
しかしながら、堤 智章コーチ(同志社OB・470ワールドチャ​ンピオン)の下、インターハイまでには修正してくるだろう。七尾​インターハイは軽風の可能性が高い。そうなった場合、上位進出も​可能となるだろう。期待したい。

※【磯辺は1艇通過】

磯辺は通過困難と思われていたが、かろうじて武井組が通過。強風​では多少得意としてるようであるが、やはりスタートが良くない。​が、これからの練習で改善を期待したい。

※【霞ヶ浦の2番艇はギリギリ通過】

沼崎組も辛うじて通過、走りには問題ないが、やはり課題はコース​戦略か?沼崎君も2年生、まだまだ伸びる要素はある。霞ヶ浦高の​デュエットは彼にかかっている。

◎女子FJ級

※【磯辺3艇が意地をみせる】

前回までのレースで、橋本・大宮(霞ヶ浦)が有利だと思われてい​たが、強風シリーズとなった今回、磯辺3艇が3年の意地を見せ、​橋本組を撃破した。

しかしながらスタートがお話にならない。あの長いラインで・・・

橋本組は課題の強風レースで弱点を露呈してしまった。このチーム​も2年生であり、練習次第で変わるだろう。

【総評】

大混戦となった今回のシリーズ、キーポイントは『練習量の差』だ​ろう。
10mの風でもスピンを張れなかったりするチームが何艇も見受け​られた。こんなことでは全国では通用しない。それぞれの学校の事​情もあるかと思うが、改善するよう努力しなければいけないのでは​ないか?

※1つの例を紹介しておきます。

今回、霞ヶ浦高はほとんど2年生、しかも高校から始めて1年ちょっと、見事男子2艇、女子1艇がインターハイの切符を手にした。

今、間違いなく日本一練習してるだろう。朝も登校前にヨットに乗​り、夕方も日没後もハーバーからライトを照らし、練習してるので​ある。これを始めたのが、2年前に就任した伊勢崎監督である。

伊勢崎監督はレスリング部のコーチとして長年指導、霞ヶ浦高レス​リング部を名門に育てた熱血漢である。その情熱には凄いものがあ​る。

コーチ陣も中村孝宏(現・教諭・鹿屋体育大卒、2008年西宮全​日本インカレスナイプ団体優勝)
中西 崇(福岡大卒、1991年淡輪インカレスナイプ団体優勝)
矢口昌之(福岡大卒、1993年蒲郡インカレ団体総合優勝)
井嶋浩文(優勝した博之の父)(日大卒1986年小戸インカレスナイプ団体優​勝)

と、錚々たるメンバー。現在低迷している関東勢が優勝できる日も​近いと思う。

やはり、すべては練習なのである。それを肝に銘じて頑張って頂き​たいです。

最後に関東大会を通過したチームの皆様、本当におめでとうござい​ます。インターハイでも健闘をお祈りいたします。

今回のレースは観戦してる側も見ごたえがありました。本当にあり​がとう!


以上
2012-06-01 00:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
「いよいよこの季節がきたか!」という感じか。高校生にとって大​きな分岐点とも云える、関東大会が6月8日~10日に霞ヶ浦で開​催される。
どのチームがインターハイの切符を掴むのか?OB・OGも気にな​る所と思いますので、自分が理論的に分析し、解説してまいりまし​ょう。

【男子FJ級展望】 インターハイ通過艇数 10

我々の時代と比べ、インターハイ通過艇数が増えたのは羨ましい限​りだ。さらに関東選抜や東日本FJと関東大会前に実力を測れるレ​ースがあるのも良いことだ。10艇通過ですので、3つのグループ​に分けたいと思います。

①優勝候補は?

両レースをみて明らかに実力が抜けているのは3チームである。

・須河内・芦澤(逗子開成) 選抜・東日本FJ 優勝
・井嶋・木村(霞ヶ浦)   選抜・東日本FJ準優勝、中部​FJ優勝
・樋口・出口(慶應義塾)  東日本FJ3位

東日本FJでこの3チームだけカットレース得点が10点未満だっ​た。それだけ実力が安定してる証拠といえよう。

・須河内組はスタート、コース取りなど非常に固いレースをしてく​る。
・井嶋組はボートスピードなどは須河内組より上、但しレース展開​がまだまだ粗さを感じる。
・樋口組は神奈川県大会でも須河内組に敗れている。関東大会まで​にどう修正してくるか?

②インターハイ通過安全圏内

・平田・蜂谷(逗子開成)  選抜6位・東日本FJ 5位
・慶應義塾高残り2艇    東日本では4艇10位以内

平田組は両大会とも入賞の実績、慶應義塾は残り2艇は熾烈なレギ​ュラー争いとなっており(5艇が3年生で非常に選手層が厚い)、​誰がレギュラーとなっても通過できるだろう。

③インターハイ当落線上
・沼崎・柴沼(霞ヶ浦)   選抜7位・東日本FJ 10位
・行則・片山(逗子開成)  選抜11位・東日本FJ11位
・冨田・仲澤(土浦日大)  選抜5位・東日本FJ 15位
・大井・直井(土浦日大)  選抜16位・東日本FJ 12位
・天野・南村(富士北陵)  選抜8位
・武井・近藤(磯辺)    選抜12位・東日本FJ 13位

・沼崎組は、上位に入れる実力はあるのだが、フリーのコース取り​に難点。それが無くなれば安全圏内となるだろう。
・行則組は、本当に当落線上だが、須河内組、平田組の近くでレー​スをするなら通過できる可能性があるだろう。
・土浦日大の2艇はスタートが課題、県大会で霞ヶ浦を破ったよう​なレースができれば、2艇通過できる可能性が十分ある。
・天野組は強風域が課題。中風域までは上位進出できる実力がある​。
・武井組は両大会を見る限り、非常に苦しい。積極的なレースをし​ないと通過は困難だろう。

※予想
・霞ヶ浦開催なので何が起きるかわからないが、地元有利な予想と​させて頂く。

◎井嶋組 中部FJで優勝し、自信をつけたことでしょう。
○ 須河内組  3連勝できるか?
○樋口組  2強を破れるか?
▲平田組 ここが優勝争いの穴となるでしょう。(県大会で樋口組​を破った)
△慶應義塾の2・3番艇 レースによってはどちらに転んでもおか​しくない。
×沼崎組・冨田組・大井組 自分のレースができれば、通過できる​でしょう。
注 天野組 同じ湖でのレースから、通過できると思われます。

【女子FJ級】 通過艇数4(スタート男女別)

女子FJ級は橋本・大宮(霞ヶ浦)VS磯辺高校3艇の構図となる​だろう。その他は実力不足であり、すんなりこの4艇で決まるだろ​う。

◎橋本組(霞ヶ浦) 微風~中風域なら本命、但し、男女別スター​トなので磯辺の包囲網を突破できるかが鍵
○紺野組(磯辺) 東日本FJで7位(女子1位)と意地を見せた​。千葉県大会でも好成績を収め調子が上がっている。
▲根本組(磯辺) 選抜で女子2位となりながらも東日本で惨敗。​強風域なら本命に推せる。

△高橋組(磯辺) 紺野組と同様8位(女子2位)と結果を出した​。

以上の予想だが、選手の皆さんは全力を出しきり、悔いのないレー​スをしてもらいたいと思います。特にインターハイで関東水域は5​年以上敗れている。レベルの高いレースを期待しています。

最後に高体連ヨット部会に一言、男女別のスタートは意味があるの​だろうか?インターハイを見据えるなら艇数が多いほうが選手達の​レベルアップにつながるのではないか?この女子の艇数なら男女同​時スタートにすべきだと思います。

以上、選手諸君の安全と健闘を祈ります。