2012-11-30 22:30 | カテゴリ:コラム
先日「全日本470」が終了し、今年の主要レースはほぼ終了した。

思えばこのブログを立ち上げるきっかけとなったのは、3月の「関東高校選抜」だった。逗子開成高の「須河内・芦澤」組、霞ヶ浦高の「井嶋・木村」組の走りを観て、久々に関東水域の高校生が全国で通用するのではないか?と感じたからであった。

実際、須河内君のインターハイ準優勝や、慶應の樋口君が全日本FJで優勝するなど、関東勢は大いに盛り上がった年になったし、どのレースも熱い戦いで見ごたえ十分であった。

「フェイスブック」でレース展開込みの記事を書いていると、全国の多くの皆様が評価して下さって誠に嬉しい限りであった。しかし私自身は、そんな大それたことはやってないと思ってはいたのだが、やはり現在のヨット界は、多方面に渡り、世間の流れについていってないのでは?と感じるようになった。

※それは特にレース情報の不足が挙げられることにある。

私が現役時代と決定的に違うのは「インターネット」が普及していることなのである。世間一般において、特に商売に携わる者としても重要なアイテムだといえることだろう。しかしほとんどの大会において着順速報すらも流さない。明らかに昔となんら変わってないという現実だった。だが、インタ―ハイでのネット中継は大成功だったし、全日本スナイプでのマーク回航速報などは、「やればできる」ってことの証明になったと思う。

再来年・2014小戸全日本インカレでは、「ネット中継」をやりたいと意気込んでるそうである。注目される大会は、なりふり構わずなんでもやるべきである。色々な関係者の皆さんに喜んで頂けるなら非常に嬉しいではないか?(関東インカレ・来年の西宮全日本インカレでも是非検討願いたい)

ところで、当初ブログは高校生だけにしておくつもりだったのだが、私も学連出身ということでインカレの記事までも書きたくなってしまった。やはり学生のレースを観てると熱くなれるし、「勝つことの難しさ」を改めて教えられたような気がしました。

特に印象に残ったのは、全日本インカレにおける「日経大470」の2度の「1・2・3」である。もう既に学生離れしている「土居 一斗」君の走りは格が違う。是非このような選手が学連から続々と出現することを切に願いたい。

来年も続々と高校3年生の各大学への入学が決まってるとの情報が私にも入ってきている。戦力的に分析するとインカレ戦線がさらに熱くなるに違いない感じである。今から非常に楽しみである。


最後にこのブログを応援して下さった皆様、また特にインカレ予想などで対談した「外道無量院」氏に感謝申し上げたい。

来年もできることなら高校生・大学生を応援していきたい所存でございますので、当ブログも引き続きよろしくお願い致します。


以上


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2012-11-25 22:30 | カテゴリ:470
◎『松永 鉄也・吉田 雄悟』組が圧勝!

※高松で開催されていた「全日本470」は最終日を迎え、決勝シリーズの残り2レースを無事消化し(全7レース成立)、閉幕となった。

昨日、優勝に王手をかけた「松永・吉田」組が、決勝第⑥レースでもライバル「原田・今井」組を振り切り、見事トップフィニッシュ。最終レースを待たずして(DNC)優勝を決めた。
予選から全く隙のない戦いぶりだったと云えるだろう。まさに圧勝であった。

松永君は全日本初制覇、吉田君は3度目の優勝となった。誠におめでとうございます!

準優勝は「原田・今井」組、3位は「近藤・深沢」組のスキッパー五輪組であり、他選手と格の違いを魅せつけた。(※近藤組は全日本女子470制覇)

期待された学生NO1の「土居・外薗」組は健闘したものの、同点4位となり、残念ながら、最年少優勝とはならなかった。

入賞者は以下の通りです。(8位まで入賞)

※【総合成績】

①松永 鉄也・吉田 雄悟(スリーボンド・アビームコンサルティング)
16点(予選6+決勝2・3・1・1・2・1・DNC)
②原田 龍之介・今井 充(アビーム・コンサルティング)
23点(予選6+決勝8・⑲・2・3・1・2・1)
③近藤 愛・深沢 瑛里(アビーム・コンサルティング・湘南J.Y.C)
43点(予選14+決勝4・2・⑨・2・5・18・7)※女子トップ
④土居 一斗・外薗 潤平(日本経済大学)
43点(予選14+決勝1・4・5・⑳・3・4・12)
⑤飯束 潮吹・八山 慎司(エスピー・ネットワーク)
69点(予選11+決勝12・15・12・6・11・㉑)
⑥澤村 和慶・今村 公彦(九州旅客鉄道株式会社)
71点(予選27+決勝6・㊳・15・6・6・6)
⑦加藤 弘章・立石 和也(柳ヶ崎セーリングクラブ)
73点(予選25+決勝7・10・4・15・㉕・5)
⑧石川 裕也・阿部 純(トヨタ自動車東日本・横浜市消防局)
82点(予選31+決勝㉙・1・8・5・4・23・9)

※以上の結果となった。


【総括】

私は観てないので総括は書く資格はないが、感じたことを述べさせてもらおう。

得点を見ればお判りの通り、五輪代表以外は、土居君を除き大きな差となってしまった。それだけうまいこともあるのだが、「やはり経験の差が違うのだろう」

※そこでいくつか提案をしてみたい

①もっとセミナーの開催を・・・

五輪キャンペーンを実施した彼ら(彼女)にどんな練習・トレーニング方法をしてきたのか?公表する義務があるのかもしれない。TVドキュメントでGPSを使ったコース研究などが放映されていたが、全て理論的にわからないと選手たちも成長しないだろう。JSAFなどが主催でセミナーなどを開催したらどうだろう?
今回は、予選シリーズの風待ちで五輪代表による講義があったように、もっと話を聞きたい選手は多いのではなかろうか?(本当なら一緒に乗った方が数倍勉強になるのだが、これはちょっと難しいか・・・)

②レースの形態

今回も予選シリーズを行い、決勝でフリート分けした割には、「メダルレース」の実施がなかった。(全日本470では)五輪のシステムと同様にするのではなかったのか?そうでないなら今回のレースシステムは意味がない。今まで通り、全艇でレースをさせたほうが良かったのではないか?
レベル分けしたいという気持ちはわかるが、今回の様に予選が3レースしか実施されない気の毒なケースもあるのである。ここは日本なのだから、選手発掘・育成の為にも今まで通りの運営でも良いのではないだろうか?

③学連艇の問題

これはここで言うべき案件ではないのかもしれないが、学連艇はかなり程度が低く造られてるのは皆さんがご存知の通りである。そんな艇に乗って、強豪セーラーにどうやったって太刀打ちできる訳がない。例えて言うならば、「スーパーカーと乗用車」の状態ではないのか?ヨットは道具を使うスポーツであり、こういう差をなくすことも重要だといえると思う。是非470協会は努力をして頂き、学連に問題提起をしてほしい。五輪代表のほどんどが学連出身だというのを忘れないで頂きたいと思います。


※今回のレース委員会はホッとしたことだろうと思います。誠にお疲れ様でした~。


以上

2012-11-24 17:30 | カテゴリ:470
◎『松永 鉄也・吉田 雄悟』組が初優勝に王手!

※高松で開催されている「全日本470」は決勝シリーズの初日を迎え、神に通じたか、ようやく多少の風に恵まれたようだ。ゴールド・シルバー共に「5レース」が成立。
その中で予選シリーズ同点2位だった、「松永・吉田」組が絶好調。安定した順位で優勝に王手をかけた。

【5レースまでの暫定順位】※丸数字はカット順位

①松永 鉄也・吉田 雄悟(スリーボンド・アビームコンサルティング)
12点(予選6+決勝2・③・1・1・2)
②原田 龍之介・今井 充(アビーム・コンサルティング)
20点(予選6+決勝8・⑲・2・3・1)
③土居 一斗・外薗 潤平(日本経済大学)
27点(予選14+決勝1・4・5・⑳・3)
④近藤 愛・深沢 瑛里(アビーム・コンサルティング・湘南J.Y.C)
27点(予選14+決勝4・2・⑨・2・5)※女子トップ
⑤石川 裕也・阿部 純(トヨタ自動車東日本・横浜市消防局)
49点(予選31+決勝㉙・1・8・5・4)
⑥飯束 潮吹・八山 慎司(エスピー・ネットワーク)
52点(予選11+決勝12・⑮・12・6・11)

※点数的に、実質優勝争いは松永・原田の両艇となったが、原田艇は松永艇のミス待ちの展開しかなく、松永艇は初優勝に王手をかけたといって良い位有利である。

学生NO1の土居艇・五輪女子代表近藤艇両者は同点で3・4位となっているが、優勝まではかなり苦しくなった。


※残りは2レース。実施されるかどうかも微妙だが、良いレースに期待しましょう。


以上



2012-11-23 21:00 | カテゴリ:470
◎『原田 龍之介・今井 充』組が首位で予選シリーズをターン
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【昔は四国の玄関口として重要な役割を果たしてきた「高松港」。瀬戸内海らしく非常に穏やかであるのだが・・・。】

「全日本470」の2日目も決して風に恵まれたとは言えないコンディションとなったが、2レース成立し(計3レース)、予選シリーズを終えることとなった。

予選上位には順当に有力選手がズラリと並ぶ。新旧五輪代表はもちろん、期待の「土居・外薗」組(日本経済大)も暫定6位と好位置につけている。ゴールドフリートはますます熱くなったようだ。

【予選シリーズ結果】(3レース成立)

①原田 龍之介・今井 充(アビーム・コンサルティング)       
6点(4・1・1)
②松永 鉄也・吉田 雄悟(スリーボンド・アビームコンサルティング)
6点(1・3・2)
③飯束 潮吹・八山 慎司(エスピー・ネットワーク)
11点(3・1・7)
④近藤 愛・深沢 瑛里(アビーム・コンサルティング・湘南J.Y.C)
14点(5・8・1)
⑤関 一人・轟 賢二郎(トヨタ自動車東日本)
14点(8・2・4)
⑥土居 一斗・外薗 潤平(日本経済大学)
14点(6・5・3)

※上位39艇がゴールド決勝となる。

果たして決勝シリーズは何レース成立できるだろうか?その辺りに勝負の『鍵』があるように見える。失敗も許されないが、早く首位に立った方が圧倒的に有利である。1レース・1レースの順位が見逃せない戦いとなるだろう。

「名勝負」となりそうなので、是非、風に恵まれることを、再度神に祈りたいと思います。


以上


全日本470暫定成績表

2012-11-23 04:00 | カテゴリ:470
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【風待ち中に急遽オリンピック選手による講義・艤装指導などとなる。この写真は原田艇。写真提供は万理子さん】

◎高松で開催されている「全日本470」はレース初日を迎えたが、懸念されたように「無風」の状況となったが、かろうじて「1レース」は成立した。2日目の状況次第となるが、多くのレースは期待できないだろう。
そこであらためて今回の「レースシステム」をおさらいしておくことにする。

①まず77艇を4つのブロックに分け、2ブロックずつの予選レースとなる。(最大7レース・組み合わせは毎レース変わる)

②5レース以上成立すると1カットとなる。(決勝も同様)

③予選レースの成立は2レース以上となっている。(明日成立すれば決勝となる)

④予選の結果に応じて、上位39艇がゴールドフリート、下位38艇がシルバーフリートとなり、決勝が行なわれる。

予選の成績はリセットされるわけではないので、非常に重要である。

⑥このレガッタの成立は「3レース」となっている。もしも決勝が行われない時は予選の成績で決着する。


こんなところだろうか・・・・。今回はメダルレースは実施されないことも付け加えておく。

※明日は最低でも2レースは実施したい所である。良き風を神に祈ろう!

レース結果は松永組を筆頭に同志社、現役・OB勢が好スタートではあるが、まだ1レース、何とも言えないところである。

今回の主催者も柔軟に対応し、オリンピアンによる指導とは素晴らしい演出ではないか?この分ならレース演出の方も期待できるだろう。是非頑張って頂きたいです。


以上