2013-08-28 18:00 | カテゴリ:外道無量院(インカレ)
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【昨年の470級スタートシーン、日本経済大の強さが際立っていた】

今年の日本列島の夏は酷暑に見舞われ、いつ終わるのかがわからない今日この頃であるが、いよいよ学生ヨットの本格的なシーズンに突入する。全日本学生3大タイトルの一つである「全日本インカレ個人戦」が9/5(木)~9/8(日)の日程で、愛知・海陽ヨットハーバーで開催される。11月の西宮全日本インカレに向けての前哨戦ともいえるこの大会、今年も熱戦が期待される。

皆さん、お待たせ致しました。学生ヨットの展望には欠かせない「外道無量院」氏にご登場いただき、恒例の展望をお願いした。今回も対談形式で展望をしようと考えていたのであったが、私自身がインターハイの熱き戦いに魅了され、興奮し燃え尽きてしまった・・・(笑)従って私は今回遠慮させて頂く。

というわけで外道無量院さんの展望と解説です。(※写真下のコメントについてはなまちゃんです)

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諸君、

長いご無沙汰であった。

最近は、高校生のデータ集めから展望、総括、そしてインターハイや国体の実況中継まで幅広く活躍する生ちゃんにすっかりとお株を奪われている状態だ。立派な後継ぎが出来て嬉しい限りなので、そろそろ私は引退を決め込んでいたのだが・・・。それでも各方面からの要望も多いので、気を取り直して蒲郡で行われる2013年度の全日本個選の展望を記すことにした。

◎【470級】

昨年・一昨年と連覇中の土居一斗(福岡第一~日本経済大4年)は、ナショナルチーム選出となり、今シーズン当初から海外遠征続きで予選にも参加していないので、同一スキッパー3連覇は開催前段階でなくなった。また、1年生時より名門・日大のエースを張り続ける中村睦宏(中村三陽・3年)も、ジュニア世界選手権出場で日程が被り、同様に欠場が決定しているのが残念ではある。

さて、それでは有力どころを紹介して、展望してみよう。
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【昨年3位入賞の岩下・磯崎組(日本経済大)今年は分かれての勝負!】

土居を欠くとはいえ、今年も強力な布陣が揃う日本経済大勢。土居に代わってエース格になるのは磯崎哲也(福岡第一・3年)か岩下哲也(長崎鶴洋・4年)の「W・TETSUYA」だろう。山本孝俊(邑久・4年)も伸びており、九州個選では主将の岩下に先着。
しかし、そうした日経大勢を蹴散らして九州王者となったのは、田中航輝(清風・2年)だ。高校時代はインターハイ制覇寸前までいきながら最終日の逆転で涙を呑んだ。その後に一浪しながら「旧帝大」の難関・九州大に入学。ジュニア~高校時代の実績からすぐにレギュラーの座を掴んだのは当然として、チームを全日本インカレ出場に導いたのは立派。しかし、インカレ終了後に脱臼癖克服のための大手術をしたため、冬シーズンは全く練習出来なかった。そうしたハンディキャップを克服しての快挙だけに全日本の舞台での活躍を期待したい。

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【ルーキーイヤーの昨年は5位入賞、村田 俊彦艇(同志社大)】

昨年の全日本インカレ総合優勝(470クラスは3位)の同志社大勢は、今年に限り日経大に勝るとも劣らないほどに部内でのレギュラー争いが過酷だ。
昨年のレギュラースキッパー全員が残る状況に加え、徳重樹(中村三陽・3年)が順調に成長を続けて、1年時からレギュラーを張り続ける奈良大樹(別府青山・4年)、豊田華世(別府青山・4年)といえども、いつ降ろされるか油断できない激しさだ。その中でもエースの座を確固たるものにしつつあるのは村田俊彦(福岡第一・2年)。昨年の全日本インカレ総合優勝は、エース・西村秀樹を擁するスナイプチームが引っ張った印象が強かったが、今年は全く逆で、今年はともに僅差で敗れた関西学院や早稲田との定期戦で、470チームとしてはどちらもアウェイで相手に勝る成績を収めた。クルーに北川英幸(土佐塾・4年)、二井俊二(豊中・3年)、山下剛(清風・2年)などの長身選手を揃えるのも強みになるか?
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【470女子スキッパーとしては2人目の全日本個人戦制覇となるのか?「山口 祥世」艇(早稲田大)】

関東勢では、女子スキッパーながら早稲田のエース格となる山口祥世(長崎工・4年)/石原裕太(早大学院・4年)組と小泉颯作(光・2年)/槌谷祥吾(早実・3年)組は全日本の舞台でも戦えそうだ。

樫本真徳(塾高・3年)/成川健一(逗子開成・2年)、樋口舵(塾高・2年)/森健吾(渋谷教育学園渋谷・4年)組、中嶋颯(塾高・1年)/冨田弘之(塾高・3年)という若手スキッパー&ベテランクルーという組み合わせ中心の慶應勢もどこまで戦えるか?

日大勢も今年は玉山千登(中村三陽・1年)、若林友世(藤嶺学園鵠沼・2年)という若手スキッパー中心の布陣だ。

一昨年の全日本インカレ・470クラス優勝の関西学院勢は、西尾駿作(関学高等部・4年)/俣江広敬(関学高等部・4年)という高校時代以来の息の合ったコンビネーションを発揮して全日本タイトルに挑む。
ここも部内競争が激しい中、成長した神木聖(県芦屋・2年)や松浦朋美(長崎工・2年)が、ベテランクルーの疋田大晟(別府青山・3年)や中川千晶(長崎工・4年)を乗せて「全国」の舞台でどこまで戦えるか?


※まとめ

九州勢対同志社勢の争いに、関東、関西水域の上位どころが何処まで戦えるかに注目だ。

◎・・・・・村田/二井組(同志社大)
○・・・・・田中/宗村組(九州大)
▲・・・・・磯崎/津留組(日経大)
△・・・・・岩下/石井組(日経大)
△・・・・・山本/高瀬組(日経大)
△・・・・・山口祥/石原組(早稲田大)
△・・・・・西尾/俣江組(関西学院大)
△・・・・・樫本/成川組(慶應義塾大)
△・・・・・小泉/槌谷組(早稲田大)
△・・・・・神木/疋田組(関西学院大)
△・・・・・豊田/北川組(同志社大)
△・・・・・玉山/本吉組(日本大)


◎【スナイプ級】

ここはあくまで「個人戦」ではあるが、学生ヨットの集大成である全日本インカレの総合優勝を考えると、このスナイプでのクラス優勝が大きな決め手となるのは歴史が教えている。470と同じく、有力チームを紹介して展望してみる。

470での日経大の5艇/6枠中に匹敵する「水域寡占」状態が、近北水域の同志社と関西水域の関西学院だ。どちらも6艇の出場枠中に5艇を入れてきた。しかも、関西学院は水域予選の1~5位にずらりと名を連ねた。

エース艇は、1年時から出場する小栗康弘(中村三陽・4年)。今シーズンは水域内の学生相手には無敵の強さを誇るだけでなく、関西選手権では社会人を相手に互角の走りを見せた。クルーの浅原宗一郎(東大寺学園・3年)が頭脳派なので、上手くスキッパーの弱点を補っているようだ。舟木葵(中村三陽・3年)、昨年の全日本女子イン・チャンプの樫原梨乃(啓明学院・4年)、三好紀子(県芦屋・3年)、西原成駿(1年・関学高等部)らは2番艇以下も熾烈なレギュラー争いで一時も気が抜けない部内競争で鍛えられている。

同志社勢では山田剛(中村三陽・2年)、垣野雅人(清風・3年)が全日本タイトル射程圏内か?部内事情で言えば、今年はどちらかというと、ここまで470チームの足を引っ張っている状況だが、全日本インカレ総合連覇に向けて、ここらで巻き返しをしておきたいところだ。
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【昨年3位の「横田 貴大」艇(明治大)今年はまさに優勝候補筆頭!】

関西の小栗に匹敵する立場を関東で築きつつあるのが、横田貴大(藤沢西・4年)だ。ほぼ関東の学生相手では無敵状態ではあるが、層の厚い社会人にはも度々挑戦しては跳ね返される場面が繰り返されている。この夏、葉山に完成した鉄筋コンクリート3階建ての実に立派な新・合宿所に明治大としては久々となる全日本タイトルをもたらし、優勝旗を飾る絶好のチャンスだろう。

以上が総合的に見て絞った場合の優勝候補ではあるが、その他の有力ところも挙げておこう。

サバイバルな状況となると頭角を現す鹿屋体大からは鈴木章央(碧南・4年)、久保風太(鎌倉学園・4年)という一昨年のチャンピオンコンビが各自スキッパーとなって出場してくる。またまた偶然にもサバイバルな状況にでもなれば、優勝争いに割って入ってくる事も充分に考えられる。

その他、集大成である全日本インカレは団体戦であるので、チームとしては力が足りないにので、文字通り「個人」としてこの一戦に全力投球してくる艇も侮れないところだ。

その筆頭格としては九州水域を制した村上広司(修猷館・3年)/出口裕也(近大附東広島・4年)組(九州大)が不気味な存在。鹿屋体や福岡大勢の経験者を相手に互角以上に走れたのは大いに自信を持った事だろう。全日本の舞台でどこまで戦えるか楽しみだ。

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【東日本スナイプで社会人を破り優勝した「持田 由美子」(日本大)が絶好調!】

さらには、冬以来、度々蒲郡に遠征して社会人相手に合宿を重ねてきた井嶋清芳(3年・霞ヶ浦)や持田由美子(3年・磯辺)の日大勢と島本拓哉(2年・磯辺)、平川竜也(1年・逗子開成)の早稲田勢も優勝争いに絡んでくるか?彼らにとっては、最低でも全日本インカレを睨んで上位進出は必須の使命だろう。

それでは、まとめに入る。

ズバリ、小栗艇(関学)VS横田艇(明治)の「一騎打ち」と見た。
その他の有力校エース艇が割って入るスキはあるか?

◎・・・・横田/黒澤組(明治大)
○・・・・小栗/浅原組(関西学院大)
▲・・・・山田/石川組(同志社大)
△・・・・舟木/難波組(関西学院大)
△・・・・垣野/柳林組(同志社大)
△・・・・鈴木/薄田組(鹿屋体大)
△・・・・井嶋/大井組(日本大)
△・・・・持田/稲垣組(日本大)
△・・・・島本/花田組(早稲田大)
△・・・・橿原/佐野組(関西学院大)
△・・・・平川/三ツ木組(早稲田大)
△・・・・久保/宮本組(鹿屋体大)
特注・・・村上/出口組(九州大)


以上、参加各選手の健闘と幸運を祈る。


合掌


外道無量院



※愛知県ヨット連盟
http://www.ayf.jp/race/4654.html

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2013-08-24 21:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
※今大会を振り返る
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今年の高校ヨット日本一を決める熱き大会は、全レース安定した風に恵まれ、チャンピオンシップに相応しい大会となったことは喜ばしい限りではあったが、いくつかの問題があった。

①レース運営について

レース運営については、第2レースでのスタート直後の中止(リコール艇ありでスタートさせたものの読みきれず)によるエラーがあったものの、こまめなマーク変更もしっかり行い、良いレース運営だったのではないのか?

しかし、最終レースのブラック掲揚におけるゼネリコ後の対応に若干問題があったか?18艇の排除の為、本部船に掲示したはずだが、3艇が再スタートし「DNE」となってしまった。他の15艇は認知していたのだから理由にならないが、若干、再度の予告信号まで短すぎたのではないか?と感じるのである。ただしこの時リミット時刻の11時が迫っていたことが運営側を焦らせたようだ、その証拠に女子のレースは予告を早め、最初から準備信号にブラックを掲揚したのだから・・・。
ただしこの件に関しては運営側を責めることはできない。昨年も申し上げたが、リミット時刻が早すぎるのだ。これは高体連側の問題が関わってくるのである。


②高体連の様々な規制の問題

初日、午前中風が弱く、午後からのレースとなったが、第①レース終了後に何故かハーバーバック。これにより良い風にもかかわらず、女子の第②レースが行われなかったのは何故なのか?理由としては熱中症を防止する為だとか・・・この他にも決められた時間に昼食をとらなくてはならない・・・とか、様々な規制があったのは事実である。
しかし翌日の2日目に女子は③レース実施したわけだから、よっぽどこちらの方が危険である。特にインターハイヨットは夏に実施される為、予定レースが消化できない場合が多い。したがって臨機応変に対応しなければならないのではないのか?(2日目以降は改善されたが・・・)

さらに運営の件でも最終予告リミット時刻の11時は早すぎる。閉会式が15時半だったのだから、様々な事情を考慮(審問や閉会式準備など)したとしても、12時がリミットでも良いだろう(昨年も11時に中止となり、その30分後に良い風が吹いてきた。さらに各チーム、閉会式までの時間を持て余していた)

今回、全レース消化できたからいいようなものの、今後の課題といえるのではないか?

③2015年からのインターハイについて

昨年の七尾インターハイ開会式で「国際420級」導入との発表があり、その運用については今回決定し、発表された。(※10年間の和歌山での定点開催は昨年決定している)

※3年間、男女共に「420」「FJ」1艇ずつで実施されるようである。

結局は我々の時代(スナイプ・FJ)に逆戻りということになった。各都道府県高体連の意見を基に決定したようだが、ただでさえ競技人口が少ないのに、各校レースに出場できる人数が減ってしまうのは如何なものか?一応、3年間ということなのでまた変更になると思われるが、私の意見としては420級と併せ、シングルハンドの導入が望ましいのではないのか?420・2艇、シングルハンド2艇なら現在の人数と同じになる。インターハイ予選でもシングルを導入している水域もあり、また幸い国体でも導入されており、各都道府県は所持しているのだから比較的簡単に移行できると思われる。
ヨット人口を多くする為にも、底辺部分である高校生の競技人口は重要である。是非徹底議論をして頂きたいと思う次第である。

④ネット中継について
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【今回メイン解説を務めた「梅田 美保」(旧姓・諸井)さん、彼女は唐津西ヨット部一期生であり、インターハイ・国体・全日本女子スナイプなどの優勝が11回ある名選手。非常に判りやすい解説だったのでは?】

昨年に引き続き、ネット中継が実現し、好評だったといえるだろう。昨年と違った所は、TVのスポーツ中継と一緒だったことである。唐津ケーブルテレビの製作により、メイン実況、解説付きとオリンピック以外では初めてだったのではないか?
皆さんもご存知の通り、私も海上解説として参加させていただいた(あまり出番はなかったが・・・笑)

やはりこのような中継があると盛り上がれるし、是非今後も続けていただきたいと切に願う。さらに、今回このような中継に私も参加させて頂いたことに対し、大会関係者に御礼を申し上げたい。

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【今回、私と一緒に実況を共にした唐津ケーブルテレビ・アナウンサーの「柳 真衣」さん(左)と「溝田 佳織」さん(右)】

⑤最後に

今回のレースも昨年同様見ごたえがあり、とても良いレースだったように思う。やはり高校生が全力で戦う姿は美しい~。
もうすでに来年へ向けての戦いは始まっているのである。下級生は精進し、この素晴らしい晴れ舞台に出場されることを切に願い、総括の締めとしたいと思う。


※来年のインターハイは「南関東総体」と題し、ヨット競技は「江の島」で開催される。さらに21年続いた現行競技システムとしては最後の大会となる。


『江の島でまた会おう!』



以上


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2013-08-23 23:30 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
※【男子デュエット総括】
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男子ソロ総括と同様にデュエットの状況を振り返っていくとしよう。

大会展望では、「地元・唐津西のデュエット連覇なるか?」に対し、別府青山、福岡第一・光がどこまで迫れるのか?とお伝えしたが、実際はどうだったのであろうか?ソロ結果と合わせて振り返ることとする。

初日、第①・②レースで首位に立ったのは「磯辺」(千葉)だった。今井艇の好調な滑り出し(1・2)と共に、丹羽艇も(4・19)にまとめた。連覇を狙う地元「唐津西」(佐賀)は岡田艇・榊原艇共に同スコアで2位と好位置につける。(※実際は福岡第一が2位だったのだが、岩城艇がこの時点では失格となっていた為(後に復活)、このように表記させて頂いた)3位には別府青山がつける。

※第②レースまでの暫定成績

①磯辺   (千葉)  26点
②唐津西  (佐賀)  42点
③別府青山 (大分)  48点

2日目、第③・④レースで、永松・矢野両艇共に好調な「別府青山」が2位とは50点差の首位に立つ。2位はエース小泉艇を擁する「光」、一方、前日首位の「磯辺」(千葉)は、丹羽艇のOCSにより3位に後退、さらに連覇を狙う「唐津西」(佐賀)は岡田艇のRET・榊原艇の2度の二桁順位により6位まで後退してしまう。

※第④レースまでの暫定成績

①別府青山 (大分)  78点
②光    (山口) 128点
③磯辺   (千葉) 130点

第⑤レースが成立すると1カットが発生する為、まだまだ分からない状況。

3日目に入っても首位の「別府青山」は堅調だが、2位には失格から復活した岩城艇・またオールシングルとまとめた鈴木艇を擁する「福岡第一」が上がってくる。前日6位に後退した地元「唐津西」は、岡田・榊原両艇が意地をみせ首位と6点差の3位まで上がり、連覇へ望みをつなぐ。前日3位の「磯辺」は丹羽艇の調子が上がらない、それでも3位と15点差の4位とメダル圏内にとどまる。

※第⑤・⑥レースまでの暫定成績

①別府青山 (大分)  78点
②福岡第一 (福岡)  81点
③唐津西  (佐賀)  84点
④磯辺   (千葉)  99点

※ご覧のとおりの大接戦、優勝・メダル争いは最終レースの結果次第ということになった

※最終日第⑦レースダイジェスト

ブラック掲揚のスタートでゼネラルリコール、18艇のレース排除となった最終レース。4位の「磯辺」は丹羽艇のBFDにより脱落。さらに首位の「別府青山」も永松艇のBFD→DNEにより脱落となり、事実上「唐津西」「福岡第一」の一騎打ちとなる。

第①マークでは「福岡第一」は岩城艇が2番手・鈴木が10番手回航、一方「唐津西」は岡田艇が6番手・榊原艇は14番手回航と福岡第一が優勢。
岩城艇は2番手を守り続けるが、岡田艇・榊原艇はマーク毎に順位を上げてくる。しかし第一の鈴木艇は2上までに順位を落としてしまう。
フィニッシュでは岩城3位、岡田4位、榊原9位、鈴木16位となり地元「唐津西」が大逆転のデュエット連覇となった。

※以上が男子のデュエット推移であったが、入賞校を個別に見ていくこととしよう。


※地元開催のプレッシャーにも負けず、連覇達成!『唐津西』(佐賀)
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昨年の七尾インターハイで2年生ながら優勝した同校、今年は当然ながら連覇の期待がかかったシリーズとなったが、最後の最後まで苦しんだ。超高校級セーラー「岡田・宮口」組は序盤苦しみ、「榊原・楠瀬」組も2日目に大きな順位を叩くなど、なかなか2艇が噛み合わない。しかし最終レースの両艇は冷静だった。第①マークではまだ負けてはいたが、徐々に順位を上げ逆転。2艇がフィニッシュ後、歓声が上がったことから、レース中もしっかり計算していたのだろう。非常にクレーバーなレースであり、見事な連覇であった。

『連覇達成おめでとう!』


※惜しくも優勝はならなかった『福岡第一』(福岡)
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最終レースで逆転され、惜しくも準優勝となった同校。本人達は非常に悔しいだろうが、昨年までのチーム状況(部員数減少)を考えればこの準優勝は立派だ。鈴木・岩城スキッパー両者共に、経験の浅いクルーと組み、時間がない中でよく頑張ったと私は思う。
2011年の2位以来2年ぶりのメダル獲得となった。

※最終日に痛恨のミスも、男子初のメダルを獲得した『別府青山』(大分)
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今回、2艇とも安定した順位で、序盤戦シリーズリーダーだった同校だったが、終盤戦、矢野艇が失速、永松艇が最終レースでDNEとメダルを獲得したものの、非常に悔いの残る結果となってしまった。
しかし、男子では初のメダル獲得は賞賛に値する。どちらかといえば女子が強いイメージだったのだが、新たな歴史の一ページに刻み込まれたといえるだろう。永松は卒業だが、矢野は2年生であり来年も期待される。部員も非常に多く、レギュラー争いも熾烈な同校の今後にも期待である。


※惜しくもメダル獲得とはならなかった『磯辺』(千葉)
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ソロでは「今井・田中」組が見事準優勝となり、デュエットでもメダル獲得が現実的だった同校だが、関東大会優勝の「丹羽・木村」組の調子が上がらず、4位入賞にとどまった。
男子については、長い間低迷が続いており、試行錯誤の日々が続いたが、ソロでメダルを獲得できたことから、今後も期待できることだろう。比較的に狙いやすいデュエットもチャンスは訪れるものと思われる。


※小泉 維吹を擁する『光』(山口)は5位入賞!
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明らかにデュエットを意識したチーム編成でインターハイに臨んだ同校だったが、小泉艇が苦戦、さらには2番艇の「加藤・有岡」組の調子も上がらず5位入賞にとどまった。
デュエットを狙いたい気持ちは十分理解できるが、時期尚早だったように私は思う。
中心の小泉はまだ2年生。来年はソロ・デュエットW優勝も狙える状況となるはずである。非常に楽しみである。


※2年連続デュエット入賞を果たした『慶應義塾』(神奈川)
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関東大会ではデュエット初優勝を果たし、インターハイでもメダル獲得を目標にしていた同校だったが、ソロでは「伊藤・久保」組が10位、「越川・永井」組が15位と若干地味ながら6位入賞を果たした。
正直、昨年のメンバーよりは力が劣っていたのは事実ではあったが、本人達の地道な努力により、2年連続の入賞が達成できたのだと私は思う。
来年以降もこの良き伝統を継続し、メダル獲得を目指してもらいたいものである。

※以上入賞チームの皆さんおめでとうございます。引き続き、女子デュエットの総括にまいります。


※【女子デュエット総括】

大会展望では男子同様、九州勢が優勢とお伝えしたが果たしてどうだったのか?早速振り返ることとしよう。

2日目までに4レースを消化したが、「宮古」「宮古商業」がリードする。3位は元津 志緒を擁する「長崎工業」4位は山下 万理を擁する「高松商業」が続く。

3日目の第⑤・⑥レースで「宮古」は「千葉・中島」組が連続トップフィニッシュを飾り、さらには「伊藤・佐々木」組も9位と堅調であり、優勝をほぼ手中にする。2位~4位は大接戦。

ほぼ、宮古の優勝が決まった中で、焦点はメダル争いの行方となる。2位に宮古商業は「上田・越田」がカットレースの順位となるも、2年生「妙川・後川」組が2位フィニッシュし準優勝。3位は2番艇が上回った「高松商業」が3位となった。

※以上が女子のデュエット推移であったが、入賞校を個別に見ていくこととしよう。


※涙の優勝・準優勝!『宮古』・『宮古商業』(岩手)
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【1・2を決めた岩手県勢!涙の表彰式に感動!写真はバルクヘッドマガジンより】

震災より復活!見事デュエット優勝を飾ったのは宮古であった。ソロ3位となった「千葉・中島」組はもちろん、昨年七尾インターハイで13位の「伊藤・佐々木」組も8位と健闘し、他を圧倒した。
震災時3年生だった同校OG佐藤 早紀さんのドキュメント番組を以前私はみて思わず涙してしまったが、あの惨状からよく復活したと思う。彼女達はその時入学した。そのような状況の中で入部したのも驚きだが、ここまでくるには大変な努力があったに違いない。
今回も新艇で挑み、まさに必勝体制だったのだろうと改めて私は感じた次第である。表彰式での涙はこのようなことを感じさせるのである。

「真の復活優勝おめでとう!」

同水域で活動している「宮古商業」も準優勝に輝いた。唯一の3年生チーム「上田・越田」組が入賞したのを始め、2年生チーム「妙川・後川」組も健闘。印象としては常にまとまってスタートしているように私は思えた。
力的には宮古勢には及ばなかったが、現時点で彼女達の力を十分発揮できた準優勝だったといえるだろう。

今回の両校の活躍は2016年に予定されている「岩手国体」に向けて弾みがついたと共に、非常に明るい話題となったことだろう。


※デュエットでもメダル獲得!『高松商業』(香川)
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ソロ準優勝に輝いた「山下・島本」組のアドバンテージはもちろん、2番艇の「中桐・堀」組の頑張りもあり、見事メダルを獲得!樋上聡史監督によると、このメダルは「中桐艇」の成長が大きいと答えてくれた。
私がびっくりしたのは、艇も非常に古く、そのような中でもメダルを獲得できたことは立派だ。


※デュエット上位常連の『長崎工業』(長崎)は4位入賞!
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2006年から昨年まで女子デュエット優勝2回・準優勝4回と抜群の実績を誇る同校だったが、元津艇のソロ優勝があったものの、デュエットでのメダル獲得とはならなった。「倉永・濱本」組の調子がなかなか上がらなかったのが誤算だったか?
しかし、元津は2年生で来年も期待される。デュエットでも優勝を狙える状況になることだろう、非常に楽しみである。


※3艇出場した『海津明誠』(岐阜)は5位入賞!
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3艇出場でデュエットも有利と思われていたが、2年生チーム山下・伊藤組は健闘したものの、東海大会2位の野津・今西組の調子が上がらず5位入賞にとどまった。しかし来年は野津艇以外の2艇は残る。来年は優勝戦線に必ずや絡んでくることだろう。


※2年生チームで入賞を果たした『別府青山』(大分)
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2年生主体ながら九州大会で準優勝し、上位進出が期待された同校だったが、6位入賞を果たした。「足立・小松」組は11位、「小泉・三重野」組は24位とまずまず健闘したといえるだろう。
この経験を生かし、来年はメダル獲得を目標に精進してもらいたいものである。


※以上、男女デュエットの総括でした。最終回は全体総括となります。


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※インターハイヨット動画サイト
http://2013soutai-sagamovie.jp/yacht/

2013-08-22 23:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
※【女子ソロ競技総括】
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【今回のレース海面はハーバーから若干離れていた「東の浜沖」で実施】

大会展望では、今年の女子は混戦模様とお伝えしたが、実際はどうだったであろう?男子同様、レース毎に振り返ることとする。

初日、午前中風に恵まれず、午後からのレースとなったが、リミット時間の関係で1レースしか実施できなかったが、そのオープニングレースでトップフィニッシュを飾ったのは、東海大会チャンプの「田中 彩水・内藤 風香」(碧南)だった。2番手は四国大会チャンプの「山下 万理・島本 明季」(高松商業)、3番手は九州大会チャンプであり、優勝候補の「元津 志緒・後 可奈」(長崎工業)と、各水域の優勝チームがズラリと揃った。

前日1レースのみの成立だった為、3レース実施となった2日目、唯一オールシングルで纏めた「元津・後」(長崎工業)が首位に立つ。2番手は、7・12・1の「山下・島本」(高松商業)、3番手は初日7位だった「上田 育美・越田 楓」(宮古商業)が13・2・2の順位で、一気に浮上。元津艇以外はすでに二桁順位を叩いており、圧倒的優勢な状況となる。
初日首位の「田中・内藤」(碧南)は第②レースで好順位だったものの、審問で失格となり一歩後退。

ところが3日目の第⑤・⑥レースで、前日4位だった「千葉 百華・中島 奈津美」(宮古)が連続トップフィニッシュとなり、一気に2位へ浮上する。一方、首位の「元津・後」(長崎工業)は第⑤レースでは4位と堅実だったものの、第⑥レースで18位と突き放すことができない。前日2位の「山下・島本」(高松商業)は8・2と纏め、3位キープ。この3艇は明らかに抜け出しており、焦点は最終レースの結果次第ということになった。

1~3位が1点差ずつで迎えた最終レース、「元津・後」(長崎工業)が順調にレースを進め3位フィニッシュ。「山下・島本」(高松商業)は序盤遅れ、追い上げたものの、5位フィニッシュ。「千葉・中島」(宮古)は、勝負にでたものの、BFD、従って元津、山下、千葉の順に決着した。

※以上が女子のレース推移だったが、男子同様、入賞チームを個別に見ていくこととしよう。


※2年生ながらソロ優勝を果たした『元津 志緒・後 可奈』組(長崎工業)
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【昨年の経験を生かし見事躍進!優勝の「元津・後」組(長崎工業)】

昨年の七尾インターハイでソロ8位、デュエット準優勝に貢献した「元津 志緒」。昨年までは3年生がクルーであったが、今年はヨット経験のない1年生「後 可奈」をクルーにし、見事栄冠を勝ち取った。レース展開も第⑥レースを除き全て5位以内とほぼ完璧。勝負が決まる最終レースでもきっちり走り、勝負強いところも見せてくれた。
当然ながら来年は連覇が期待される。是非達成できるようさらに精進して頂きたいと思う。

『見事なレースだった、優勝おめでとう!』


※惜しくも準優勝、『山下 万理・島本 明季』組(高松商業)
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【第④レースでの後続を大きく引き離してのトップフィニッシュ「山下・島本」組】

四国大会をオールトップで優勝するなど、前評判が高かった同チームだが、事前練習などでも素晴らしい走りをみせていた。第④レースのレース展開は完璧。力的には元津艇とほぼ同等だったといえるだろう。勝負を分けたのは最終レースだろう。もう少し徹底して元津艇をマークしていたならば結果は変わったかもしれない。しかし前評判通りの力を発揮し、立派な準優勝と言えるだろう、国体でも要注目である。

※震災より見事復活!『千葉 百華・中島 奈津美』組(宮古)がメダル獲得!
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【第⑥レースで連続トップフィニッシュの「千葉・中島」組】

昨年の七尾インターハイでは2年生ながら出場したものの、成績は振るわなかったが、東北大会ではオールトップで優勝した同チーム。今大会では3日目の第⑤・⑥レースが連続トップフィニッシュでメダルがほぼ確定。
おそらく最終レースのBFDは、支援をして頂いた全国の皆さんに報いたいとの思いから積極的にスタートした結果とも言えるだろう。元々、宮古・宮古商業は女子が伝統的に強い印象がある。今回のメダルで本当の復活といえるのではないか?その積極的な姿勢に私は拍手を送りたいと思う。


※惜しくも目標のメダル獲得はならず『橋本 杏奈・齋藤 由莉』組(霞ヶ浦)
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【第②レースでトップフィニッシュした「橋本・齋藤」組】

昨年、七尾インターハイソロ10位で、関東勢女子としては、久々ソロでのメダルが期待された同チームだったが、惜しくもメダル獲得とはならなかった。トップフィニッシュもあり、決して悪くはなかったが、ポイントは3レース行われた2日目であろう。その日の第④レースで二桁順位となり、そこから流れが変わってしまった。
しかしながら霞ヶ浦女子としては初のインターハイ入賞。伝統校に新たな一ページに刻み込まれたことであろう。


※3年生の意地をみせ5位入賞を果たした『上田 育美・越田 楓』組(宮古商業)
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【トライアルレース時の「上田・越田」組】

東北大会ではあまり振るわず、ライバル宮古勢にも若干水をあけられていた印象の同チームだったが、3年生の意地をみせ5位入賞を果たした。ポイントはやはり3レース実施された2日目だった。第③・④レースで連続2位フィニッシュが大きかったといえるだろう。
しかし宮古商業勢は宮古勢とは違い、震災後活動を停止し、新入部員も募集停止していたと私は聞いている。この二人はいつ入部したのかは定かでないが、かなり後に入部したと思われる。従って相当な努力を要したことであろう。見事なレースであった。


※実力者『吉田 美奈留・須藤 奏子』組は6位入賞!
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【1艇での参加ではあったが、実力を証明した入賞となった「吉田・須藤」組】

3月の九州選抜ではオールトップで優勝、九州大会でも準優勝と実力があった同チームだが、序盤戦は出遅れた印象だったが、その後もシングル後半の順位が多く、6位入賞に留まった。


※以上入賞チームの皆さんおめでとうございます。part④では「男女デュエット」の総括となります。

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※インターハイヨット動画サイト
http://2013soutai-sagamovie.jp/yacht/

2013-08-22 12:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
※【男子ソロ競技総括】
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【今回の海上本部となった「まつかぜ」】

大会展望では、超高校級セーラー「岡田 奎樹」(唐津西)、「小泉 維吹」(光)の2強がレースの中心になると思われていたが、いざレースが始まってみると、初日2レースでトップに立ったのは、先日の全日本FJで準優勝した「今井 拓也・田中 颯人」(磯辺)、同大会優勝の「渡辺 駿・永田 季哉」(中村学園三陽)が好調な滑り出しをみせる。岡田は8位・小泉は5位と若干出遅れる。

2日目の第③・④レースも各チーム順位がまとまらない中、「渡辺・永田」が1・2とまとめ、トップに立つ。「今井・田中」は第③レースでは失敗したものの、3位に踏みとどまる。前日4位発進の「永松 礼・林 宏卓」(別府青山)が6・3とまとめ2位に浮上する。一方、「岡田・宮口」(唐津西)は第③レースでは2位フィニッシュしたものの、第④レースでは審判艇に2回の笛を吹かれ痛恨のリタイアと、ソロ優勝に黄色信号が灯る。

3日目の第⑤・⑥レースでもトップの「渡辺・永田」(中村三陽)の勢いは止まらない。2・1にまとめ、最終日を残して優勝をほぼ手中にする。前日3位に後退した「今井・田中」(磯辺)は1・3と息を吹き返し再度2位に浮上するが、優勝へは苦しい状況、「永松・林」(別府青山)も3・5と堅くまとめ、後退はしたが、3位をキープ。
一方、注目の「岡田・宮口」(唐津西)は5・2で4位に浮上したものの、3位とはすでに12点差と優勝どころか、メダル獲得も絶望的になる。

最終日の第⑦レースで「渡辺・永田」(中村三陽)は2位フィニッシュとなり文句なしの優勝。「今井・田中」も10番手フィニッシュだったものの準優勝となったが、メダル争いにおいて思わぬ事件が起きる。

2回目のスタートにおいて「黒色旗適用」で、ゼネラルリコール。18艇の失格でレース排除となった訳だが、3艇がレースに出場してしまった(※レース排除となったらレースに参加することができない)
その3艇の中に暫定3位の「永松・林」(別府青山)が含まれていたのだ。従って、「DNE」(カットできない失格)となり、「岡田・宮口」組が3位に浮上した。

※以上が男子のレース推移だったが、ここからは入賞チームを個別に見ていくこととしよう。


※チームの強い結束力で、ソロ優勝を勝ち取った『中村学園三陽』(福岡)
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【全レース5位以内と他を圧倒した「渡辺・永田」組(中村学園三陽)】

インターハイ最多優勝を誇る同校は、実力がありながら、今年の出場は僅か1艇と瀬戸際に追い込まれていた。その通過した「梶野・陰山」は3番艇の存在、1艇の登録は最大4名であるので、「渡辺・永田」も登録し、どうするのかが注目されたが、結局は全日本FJで優勝した「渡辺・永田」を起用、この狙いは見事的中し圧勝となった。
しかし出場した「渡辺・永田」組は相当なプレッシャーだっただろうと想像できる。予選落ちした自分達が「出場してもいいのか?」との葛藤もあったはず、ソロ競技は個人戦の意味合いが強いが、今回のソロ優勝はチーム一丸となっての勝利だと言えるだろう。
北方貴紀監督も相当悩んだに違いないが、選手達を納得させ、出場した選手がキッチリ活躍する。その指導力は本当に素晴らしい。この勝利が来年以降の活躍も継続されるだろうと私は確信した。

『優勝おめでとう!』


※23年ぶりにメダルを獲得した『磯辺』(千葉)
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【この準優勝は実に立派!「今井 拓也・田中 颯人」組(磯辺)】

先日の全日本FJで準優勝し、その勢いを持続しインターハイでも準優勝した「今井・田中」組、トップフィニッシュも2回あり、堂々たるメダル獲得と言えるだろう。関東出身の私も大変うれしい限りである。
今井は昨年の岐阜国体で2年生ながら7位入賞し今年は期待していたのだが、春先のレースを見ている限り若干伸び悩んではいた。しかし5月の東日本FJ、7月の全日本FJで準優勝し、インターハイでも期待を予感させられるレース内容であった。
現在、ジュニアから始めている選手が活躍するのが顕著に現れているが、高校から始めてもこのような立派な成績を出せるのは彼らが証明したといえるのではないのか?
意外ではあったのだが、磯辺男子のメダル獲得はFJ一本化(1993~)となってからは一度もなかった。1990(平成2年)の七ヶ浜大会以来実に23年ぶりとなった。


※超高校級セーラー「岡田 奎樹・宮口 悠大」(唐津西)組は3位入賞!
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【地元開催で優勝とはならなかったが、メダル獲得!「岡田・宮口」組(唐津西)】

地元開催において優勝候補筆頭の同チームだったが、序盤戦においては、普段レースをやらない海面に苦しみ、出遅れた。その焦りから第④レースにおいて2度の笛を吹かれリタイア、それでもメダルを獲得し、地元開催の責任は果たしたと言えるだろう。本人達は不本意な成績だと思っているだろうが、ここまで追い上げたのはさすがというしかない。岡田はジュニア時代から注目されていた次世代のホープともいえる逸材、今後も是非頑張ってもらいたいものである。


※ハプニングがありながらも入賞した『岩城 拓海・高橋 敦史』組(福岡第一)
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【メダルまでは届かなかったものの健闘した「岩城・高橋」組(福岡第一)】

全日本FJで6位入賞し、実力あるところをみせた同チーム、第①レースで2番手フィニッシュと好調な滑り出しだったが、第②レースにおいて、身に覚えのないケースで被抗議艇となってしまい、一度は失格になってしまったのだが、再審で復活、4位入賞を果たした。この再審も日を跨いでおり、精神的に辛い状況ではあったが、順位も無難にまとめた。昨年までは同僚の鈴木颯太のクルーであり、今年は新チームで臨んだが、1年生クルーの高橋とあまり時間が無かった中でよく頑張ったと思う。


※優勝候補の一角『小泉 維吹・光森 慎之介』組(光)は5位入賞に留まる
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【小泉はまだ2年生、来年もタイトルのチャンスはある!】

昨年の七尾インターハイで1年生ながら3位入賞、この大会前もジュニアユースワールド(420級)で4位、その直後の420ワールドでもゴールドフリ-ト進出と破竹の勢いをみせていた「小泉 維吹」だったが、トップフィニッシュはあったものの、順位のバラツキが多く、5位入賞に留まった。
私が思うに、長い遠征の疲れがまた残っていたか?さらに展望でも懸念する材料を挙げたが、クルーとのコンビネーションに若干問題があったのかもしれない。クルーが有岡 翼だったならどうだっただろう?もう少し違う結果になったのではないか?と思うと、残念でならない。
是非国体でリベンジを果たしてもらいたいものである。


※2年連続入賞を果たした『鈴木 颯太・二神 敏夫』組(福岡第一)
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【安定した走りには定評がある「鈴木・二神」組(福岡第一)】

1年時から全国戦線で活躍してきた「鈴木 颯太」だったが、前半大きく出遅れたものの、後半追い上げ6位入賞を果たした。先日の全日本FJでは惨敗したものの、よく立て直したと思う。2年生ではあったが、ヨット経験のない二神をクルーにし、6位ながらも入賞できたのは立派だ。
ソロでのメダル獲得はならなったが、今後も期待できる逸材となることは間違いない。是非頑張って欲しいものである。


※以上入賞チームの皆さんおめでとうございます。part③では「女子ソロ」の総括となります。



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※インターハイヨット動画サイト
http://2013soutai-sagamovie.jp/yacht/