2014-09-29 14:30 | カテゴリ:インカレ
全日本インカレ出場を懸け、各水域の予選会が佳境に入っている状況だが、関東学連では『第81回関東学生ヨット選手権大会』の予選シリーズが9/27~28に実施され、決勝進出校が出揃った。
決勝シリーズは、10/3~5に470級16校・スナイプ級14校で争われ、各クラス上位7校が、全日本への切符を得ることになる。(最大⑩レース)

全日本個人戦では両クラス共に優勝チームを出し、全日本女子インカレスナイプ級でも優勝と、関東勢にとっては非常に盛り上がっているといえるだろう。
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【関東2強の争いは間違いないだろう。主導権を懸けた勝負!】※写真は羽田氏より

※簡単ではあるが、早速展望をしてみることにする。



※【470級展望と解説】

各校、力を見る上で最も参考になるのが、6月に開催された「関東個人戦」だろう。それぞれ上位3艇を合計したものを並べてみると?(全レースカウント)
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【今年の470級学生日本一「小泉 颯作/江畑 陽太」ペア(早稲田大)】

①日本大    192点
②早稲田大   271点
③慶應義塾大  273点
④中央大    487点
⑤明海大    553点
⑥明治大    600点
⑦法政大    690点
⑧千葉大    716点

となったのだが、日大・早稲田・慶應の得点が抜けているのが、お判り頂けるであろう。優勝争いはこの3校となるのは間違いないのだが、さすがにこのままの通りにはいかないのは当然である。
さらにこの3校の全日本個人戦の戦績を見てみると?

①早稲田大   262点
②日本大    412点
③慶應義塾大  495点

と早稲田が圧倒。3艇のバランスをみても今大会は間違いなく優勝候補筆頭だろう。

一方、日大は春インカレから懸念されている「3番艇を誰にするのか」がまだ決着していないのが現状だろう。春インカレでは3番艇の頑張りもあり、早稲田を上回ったが、力だけでみたら早稲田に勝てるのかどうか?まさに正念場だろう。

さらに慶應をみれば、レギュラー自体がはっきりしない状況なのが、マイナス要素か?しかし先日の全日本女子インカレで「長堀/武井」が準優勝したように、練習の成果は出始めてるといっても良いのではないのか?

明海は春イン時のように優勝争いができるかどうか?中央もどこまで成長したかどうか?明治は、力的にみても優勝争いに加わるのは難しい。しかし全日本進出は安全圏だろう。

ボーダーは法政大と千葉大の争いが濃厚。千葉大は3名もの高校以前からの経験者がおり、今年は大チャンスである。
果たしてどうなるのか?

※【470級結論】

◎早稲田大
○日本大
▲慶應義塾大
△明海大
△中央大
△明治大
注千葉大

※上記で述べた通り、早稲田が優位なのは間違いないだろう。ただ春インカレ時のように英語で敗戦してまったように、負けるとすればリコールなどのミスでしか考えられないとみた。
日大は3番艇、慶應は誰が出場してくるのか?がポイント。
この3校に絡める可能性があるのは、中央・明海くらいだろう。
ボーダー争いは、千葉大が力を出し切れれば全日本進出は濃厚だろう。



※【スナイプ級展望】
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【今年のスナイプ学生日本一「伊村 仁志/大野 雅貴」ペア(日本大)】

※470級と同様、関東個人戦の各校上位3チームを合計は以下の通りである。

①早稲田大   150点
②日本大    202点
③慶應義塾大  329点
④明海大    339点
⑤中央大    498点
⑥明治大    551点
⑦法政大    559点

となったのだが、明らかに早稲田・日大は抜けており、他は対抗するのは極めて難しいと言わざるを得ない。先日の全日本個人戦では、3艇入賞した日大勢に比べ、エース島本を除く2艇参加だった早稲田は惨敗といってもよい状況。
従って日大勢が有利なのは当然といっても良いだろう。
さすがに、中央・慶應・明海は優勝争いに絡むのは戦力的にみても難しく、ボーダー争いは明治・法政・横浜国立の中から2校進出の公算が高い。

※【スナイプ級結論】

◎日本大
○早稲田大
△中央大
△慶應義塾大
△明海大
△明治大
△法政大
注横浜国立大

※日大と早稲田の優勝争いは濃厚、単穴はない。3艇安定している日大が上と見て本命。早稲田はエース島本中心のレースが徹底できれば逆転の可能性もあるだろう。
中央、慶應、明海が上位にどこまで絡めるのか?
また、ボーダー争いは上記に挙げた3校であり、熾烈な戦いとなることであろう。



※【総合結論】

※早稲田と日大どちらが勝つのか?

◎早稲田大
○日本大
▲慶應義塾大
△中央大
△明海大
△明治大

※当然ながら日大と早稲田の総合争いは致し方ないだろう。両校にとっては、全日本へ向けても重要な一戦となることだろう。勝負はほぼ互角である。印の差は、470の3番艇の比較でこのようにさせて頂いた。


選手皆さんの健闘をお祈り致します。


以上
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2014-09-24 20:30 | カテゴリ:インカレ
※【スナイプ級レース総括】

戦前の展望では、スナイプ女王「持田由美子/上田育美」(日本大)が連覇達成なるのか?唯一の焦点であったが、実際はどうだったのだろう?470級と同様、振り返ってみることにしよう。
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【スナイプ級のスタートシーン、持田がトップスタートと思いきや・・・】※レースシーンは羽田氏撮影


※【レース推移】

9/21(日)/天候・晴れ/最高気温27℃

初日は470級同様、④レース実施。3・2・1・8の12点でトップに立ったのは、「平野/仲山景」(鹿屋体育大)であった。
連覇を狙う「持田/上田」(日本大)はプレッシャーからなのか、リコール解消のシーンがみられたり、彼女らしくないレースが続いたものの、首位に2点差の2位発進。3位には2回のトップフィニッシュと好調の「高橋/溝口」(早稲田大)が続いた。

※初日第④レースまでの暫定

①平野/仲山景(鹿屋体育大)  12点
②持田/上田(日本大)     14点
③高橋/溝口(早稲田大)    16点
④花島/浅田(関西大)     17点
⑤三好/山口(関西学院大)   24点
⑥阿部/玉田(慶應義塾大)   25点

※思いのほか持田が苦戦、まさにどうなるのかがわからない状況の初日であった。

9/22(月)/天候・晴れ/最高気温26℃

2日目は午後より③レース実施された。この日、6・1・1と爆発したのは、初日4位の「花島/浅田」(関西大)が暫定首位に立つ。女王「持田/上田」(日本大)は、苦しい展開ながらも花島と同点。一方初日首位の「平野/仲山景」(鹿屋体育大)は、第⑤レースではトップフィニッシュとなり、抜けた状態になったかと思われたが、続く第⑥・⑦レースではシングル後半の順位となり、3位へ後退。それでも首位の2艇とは4点差。事実上この3チームの優勝争いとなり、最終日を迎えることになるのであった。

9/23(火)/天候・晴れ/最高気温27℃

※【最終第⑧レースダイジェスト】

10:22スタート 風向60→80° 風速3.5m/sec 上下距離1000m

三つ巴の決戦となった最終レース。ようやく「持田/上田」(日本大)がトップで回航する。「花島/浅田」(関西大)は8番手と苦しい状況。「平野/仲山景」(鹿屋体育大)は4番手回航とまずまずではあるが、優勝するためには持田のミスを待つだけの状況であり、苦しいのには変わりない。
①―②マークでは風が落ち、混戦状態。③マークでは持田が2番手、平野が3番手、花島は5番手まで上がり、激熱な展開となる。ここで、持田は平野を徹底的に抑えつつ、フリーになりかけた花島に対してもケアーするポジションを取り、うまいレース展開をみせる。
その結果、持田は2番手フィニッシュ、平野は4番手、花島は8番手フィニッシュとなり、持田が2連覇を達成した。花島と平野は同点となり、タイを解消した結果、花島が準優勝、平野が3位となり、レースは終了した。

※以上がレース推移であったが、続いて入賞チームを紹介することに致しましょう。



※史上5人目の連覇達成!『持田 由美子/上田 育美』ペア(日本大)
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絶対本命として今大会に臨んだ同ペアだったが、連覇へ向けてのプレッシャーは相当なものがあっただろう。実際そのように見えたし、第①レースでリコールしてしまったのがその典型だろう。
しかしながら、今回優勝できたポイントは以下の3つである。

・第①レースでリコールしたものの、解消し4位フィニッシュ
・第⑦レースで第①マーク10番手から2位フィニッシュしたこと
・最終第⑧レースで優勝に徹するための戦術をとったこと

ではないだろうか?表面上では苦戦気味にみえたが、上記の点がまさに女王に相応しいレース内容だったといえるだろう。
スナイプ級では増川美帆(関西学院大)に続いての連覇達成、真の女王になったことは間違いないだろう。まさに記憶に残る選手となった。

「連覇達成おめでとう!」



※惜しくも準優勝!『花島 瑞紀/浅田 静香』ペア(関西大)
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今回、持田を脅かした大きな存在となり、大健闘だった「花島/浅田」ペア。それだけ実力は出し切ったといえるだろうし、ポイントは最終レースのみだったのではないのか?花島は七尾インターハイでデュエット優勝した実力派。浅田は膳所高出身であり、両者ともまだ2年生なのである。それだけ自信になっただろうし、レース経験を積めば来年は優勝候補となるのは間違いないだろう。見事なレースであった。



※女王に十分迫った『平野 真未/仲山 景』ペア(鹿屋体育大)
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花島同様、女王を苦しめたのはこのチームであろう。第⑤レースまではトップフィニッシュ2回と圧倒したものの、第⑥・⑦レースで急に流れが変わってしまったのが残念だった。
しかしこの2人は、本来なら470級なのだが、同校の部員不足により今年は慣れないスナイプに乗ってこの成績なのだから、立派であろう。団体戦でも頑張って欲しいものである。



※名門校の意地をみせた『廣田 英恵/馬場 なつみ』(立命館大)が4位入賞!
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第1回大会から女子インカレにも積極的に参加し、実績を残してきた立命館だったが、8月末の全日本近北予選では両クラス共に信じられないような敗退。そのような中で、今大会はなんとしても結果を残したいと彼女達は思ったことであろう。
昨年、廣田は、470のクルーで出場。今年は団体戦では470のスキッパー、今回はスナイプのスキッパーと、目まぐるしい状況の中で入賞したのは立派だと思う。



※総合優勝に大きく貢献『三好 紀子/山口 茜』ペア(関西学院大)が5位入賞!
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昨年は11位。今回、上位3艇には及ばなかったものの、オールシングルでまとめた「三好/山口」ペア。この安定性は、同校の総合優勝に大きく貢献、おそらく470級の松浦同様、総合優勝を獲る為の堅い作戦だったことが推察される。
二人とも4年生で、個人戦にも出場。おそらく団体戦でも活躍してくれることであろう。



※トップフィニッシュ3回と健闘した『高橋 友海/溝口 芽』ペア(早稲田大)が6位入賞!
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昨年から、早稲田女子インカレのスナイプを任され、着実にレベルアップしてきた「高橋/溝口」が6位入賞となった。トップ3回と以前より明らかにレベルアップしたのは間違いないが、2日目全てのレースで崩れてしまったのは少々もったいなかったといえるだろう。南風で苦戦してしまったのは、少々ボートスピードに難があったか?
それでも来年へ向けて、自信になっただろうし、来年はさらに上位進出できるのは間違いないだろう。期待したい。


※以上が入賞チームの顔ぶれだったが、470級とは違い、3人を除いては4年生、連覇達成した持田も卒業となる為、来年はどこのチームが主導権を握っていくのか?が非常に楽しみである。



※【総合総括】
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【まさに女子インカレではリーダー校となった「関西学院大」の選手達】

各クラス上位一艇ずつの合計で争われる「総合」は、『関西学院大』が2年ぶり4度目の栄冠に輝いたが、4回の優勝はこの5年間に成し遂げた勝率8割の驚異的な記録なのである。
実力もさることながら、もう既に有名になっていることではあるが、やはり「マネージャー」の存在も大きいだろう。同校では選手を「プレイヤー」、サポート側を「マネージャー」と呼び、役割分担がきっちりしていることが、チームにまとまりが生まれ、優勝へと繋がっているのではないのか?
このようなしっかりした体制ならば、女子インカレだけでなく、団体戦でも悲願の総合優勝を勝ち取る時が必ずやくることだろう。
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【右は2年生マネージャーの澤田 佳那さん。実は彼女もインターハイに出場している珍しい存在。ヨットを知っているマネージャーは選手達も安心できるのではないだろうか?】



※最後に

展望でも申し上げたが、近年はフルエントリーにならないことが多くなっている。原因としては、私が申し上げた部分の他にも、男子学生から理解を得られない状況もあるようである。
経済的な面は、チャーター艇などの対策で解消するとして、全日本大会であるのだから、各校、もっと気持ちよく女子選手を送り出せる体制にしようではないか。

尚、来年からの女子インカレは、基本的に「葉山固定開催」となるようである。来年はフルエントリーとなるよう、女子学生の皆さんも要望や知恵を出し合って、永遠にこの大会が続くことを祈るばかりである。

選手の皆さん、大変お疲れ様でした!


以上


2014-09-24 15:30 | カテゴリ:インカレ
※【470級総括】

外道さんとの展望対談でも「混戦」になるだろうと思われた470級。果たしてどうだったのか?早速振り返ってみることにしよう。
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【今年もドラマチックな展開となった470級のレースシーン】※写真は羽田氏より


※【レース推移】

9/21(日) 天気・晴れ 最高気温27℃

午前中に開会式が行われ、軽風域ながら④レース実施された初日、優勝候補筆頭の「山本/畑山」(日本経済大)が、2・1・4・4の11点と圧倒、クラス優勝へ向けて好調な滑り出し。12点差の2位には、「又村あすか/又村彩」(明海大)、さらに1点差で、「松浦/関」(関西学院大)やルーキースキッパー「又村優/澤田」(明海大)と有力チームが続く。
一方、優勝候補の一角であった「山口/永松」(早稲田大)は、第①レースでトップを快走していたものの、痛恨のOCS。優勝争いからは早くも脱落するなど、山本が圧倒的有利な状況となる初日であった。

※初日第④レースまでの暫定

①山本/畑山(日本経済大)  11点
②又村あ/又村彩(明海大)  23点
③松浦/関(関西学院大)   24点
④又村優/澤田(明海大)   24点
⑤新谷/中山(日本大)    32点
⑥長堀/武井(慶應義塾大)  32点

9/22(月) 天候・晴れ 最高気温26℃

午前中に一度出艇したものの、風が弱く一度ハーバーバック。正午過ぎに南風が入り、③レース実施された。
暫定首位の「山本/畑山」(日本経済大)はこの日も4・5・11と2桁順位はあったものの、首位をキープ。優勝へ向けて圧倒的優位に立った。
初日3位の「松浦/関」(関西学院大)もまずまずの堅いレース運びで、2位へ浮上。さらに初日6位の「長堀/武井」(慶應義塾大)は2・2・4と好調、松浦艇と同点の2位まで浮上する。しかし最終レースを残し、首位の山本艇とは9点差。優勝となると非常に苦しい状況だったのだが・・・。

9/23(火) 天候・晴れ 最高気温27℃

※【最終第⑧レースダイジェスト】

10:17スタート 風向60° 風速3.5m/sec 上下距離1000m

予定時刻に予告信号が上がったものの、風速が弱まり、待ちの状態が続く。しかし、再度北よりから3~4mの風が入りレースは始まった。
2回目でスタート。絶好のスタートを切ったのが、逆転優勝を狙う暫定2位の「長堀/武井」(慶應義塾大)、「松浦/関」(関西学院大)だった。特に長堀艇のコース取りは完璧、第①マークをトップで回航、2番手は松浦艇、3番手は平野/金咲(同志社大)が続く。
一方、暫定首位の「山本/畑山」(日本経済大)はスタートで大きく出遅れ、第①マークでは15番手と大ピンチ。このような展開となり、レースは一気にヒートアップする。
①―②マークで長堀艇は、松浦艇・平野艇に抜かれ、松浦艇が抜け出す。大過なくそのままトップフィニッシュ。長堀艇が3位フィニッシュ。この時点で優勝争いは、「山本/畑山」の動向が唯一の焦点となる。
しかし上がってくることができず、14位フィニッシュとなってしまう。

従って、松浦/関が逆転優勝、長堀・山本の順に決着した。

※以上がレース推移であったが、続いて入賞チームを紹介することに致しましょう。



※新女王誕生!『松浦 朋美/関 友里恵』ペア(関西学院大)
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どのチームが優勝してもおかしくなかった470級で優勝したのは昨年7位の「松浦/関」ペアだった。今シリーズは最初のレースで失敗はしたものの、その後のレースは実力通りの活躍。最終レースでも相手のミスを逃さず、きっちりトップフィニッシュを取るところはさすがである。
ライバルの脱落により優勝が転がってきたようにもみえるが、「総合を獲るためにはどうしたら良いのか?」を考え、堅いレース運びに徹した結果なのかもしれない。
松浦は名門・長崎工業出身、高校時はインターハイソロ準優勝、デュエット優勝の実績、ここ5年間では、高校時の先輩である松下結(関西学院)・山口祥世(早稲田)に続いての制覇なのだ。しかもまだ3年生であり、来年は連覇に期待がかかる。団体戦のレギュラーでもある彼女には今後も目が離せない。

「優勝おめでとう!」



※惜しくも準優勝!『長堀 友香/武井 裕子』ペア(慶應義塾大)
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初日はまずまずのレース展開だったものの、2日目は大爆発したこのペア。こうなると手がつけられない強さをみせる彼女だったが、最終レースでは判断ミスで抜かれてしまったのは、少々残念だったか。
フィニッシュ後、悔し涙をみせていたのが印象的だったが、是非この悔しさを忘れずリベンジを果たしてもらいたいと思う。
このペアはそれだけの実力があるのは間違いないのだから・・・。



※優勝候補筆頭の『山本 佑莉/畑山 絵里』ペア(日本経済大)
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今大会、シリーズリーダーであったのは、このチームであったことは間違いないだろう。しかし最終レースで、信じられないようなスタートの失敗。しかも2上でも風向の変化により、抜くチャンスを逸してしまったのもツキがなかったか?
しかし、今までの日経大は軽風域になると苦戦する選手が多かったが、このペアはきっちり実力は出し切ったと思う。
畑山は最後だったが、山本はまだ2年生。来年は脅威になる存在なのはほぼ間違いないだろう。



※ルーキースキッパー最高位!『又村 優/澤田 しおり』ペア(明海大)
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今回、大健闘だったのはこのチームであろう。第⑤レースだけは失敗したものの、その他はトップフィニッシュを含むオールシングルだったのは立派だ。又村がレベルアップしたのもあるが、クルーの澤田もレベルアップし、噛み合ってきた結果であろう。二人とも高校時代は並みの選手、決して目立つ存在ではなかったが、今後もさらに伸びると思わせるレースであった。さらに頑張って欲しいと思う。



※実力者『平野 若菜/金咲 和歌子』ペア(同志社大)が5位入賞!
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初日のオープニングレースでトップフィニッシュしたものの、その後3連続の二桁順位と入賞は絶望的だと思われたが、2日目以降は再度立て直し、5位入賞となった。平野も松浦朋美同様、長崎工業出身、インターハイデュエット準優勝の実績、金咲は団体戦でもリーダー艇のクルーとして活躍している存在なのである。
平野はまだ2年生。来年は優勝戦線に絡んでくれることは間違いないことだろう。



※関東女王の『林 優季/木村 沙耶佳』ペア(明海大)は6位入賞!
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全体を通して順位的には堅いレースではあった「林/木村」ペア。しかし一度の4位以外は上位へ絡めることが出来ず、コースに迷いがあったのか?
しかし、日を追うごとにレベルアップしているのではないのか?関東で優勝できたのはその証拠だろう。自信を持ってさらに上を目指してもらいたいし、高校時代の実績もある彼女達なら可能だろう。来年は大いに期待したい。



※以上が入賞チームの顔ぶれだったが、スキッパーだけをみれば4年生は一人もいない。来年も熾烈な争いになるのは間違いないだろうし、非常に楽しみであるといえよう。


スナイプ・総合へ続く。

2014-09-23 23:00 | カテゴリ:インカレ
全日本戦線第二弾、華やかな女子学生の祭典である、日建・レンタコムカップ『第23回全日本学生女子ヨット選手権大会』は、葉山港を舞台に開催され、軽風域ながら予定の全⑧レースを消化し、閉幕した。
470クラス優勝は「松浦朋美/関友里恵」ペア(関西学院大)が逆転優勝、スナイプクラス優勝は「持田由美子/上田育美」(日本大)が、大会史上5人目の連覇達成(スナイプ級では2人目)。
総合優勝は、スナイプ級でも安定していた『関西学院大』が2年ぶり4回目の栄冠に輝いた。
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【初日は陸風、風速の強弱もある微妙に難しいコンディション、スコアの安定性も求められた】



※【470級最終成績】 29艇エントリー
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【混戦の470級を制した関西学院大の「松浦朋美(右)/関友里恵」ペア】

①松浦 朋美/関 友里恵  (関西学院大)41点(17・2・3・2・7・8・3・1)
※関西学院大は3年ぶり2回目の470級クラス優勝!
②長堀 友香/武井 裕子  (慶應義塾大)43点(6・12・6・8・2・2・4・3)
③山本 佑莉/畑山 絵里  (日本経済大)45点(2・1・4・4・4・5・11・14)
④又村 優 /澤田 しおり (明海大)  56点(5・7・7・5・20・7・1・4)
⑤平野 若菜/金咲 和歌子 (同志社大) 60点(1・11・11・17・5・3・10・2)
⑥林 優季 /木村 沙耶佳 (明海大)  61点(12・8・8・6・6・4・8・11)



※【スナイプ級最終成績】26艇エントリー
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【スナイプ級大会史上2人目の連覇を達成!日本大の「持田由美子/上田育美」ペア】

①持田 由美子/上田 育美 (日本大)  27点(4・5・3・2・7・2・2・2)
※日本大学は2年連続6回目のスナイプ級クラス優勝!
②花島 瑞紀/浅田 静香  (関西大)  33点(2・9・2・4・6・1・1・8)
③平野 真未/仲山 景   (鹿屋体育大)33点(3・2・1・6・1・7・9・4)
④廣田 英恵/馬場 なつみ (立命館大) 48点(5・7・7・9・10・4・4・3)
⑤三好 紀子/山口 茜   (関西学院大)50点(9・4・6・5・5・6・5・10)
⑥高橋 友海/溝口 芽   (早稲田大) 52点(1・6・8・1・11・14・10・1)



※【総合最終成績】
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【4回目の総合優勝を飾った関西学院大のメンバー。今年は両クラス4艇で参加。尚、初めて両クラス出場しはじめてから今年は5回目ながら3連覇を含む、総合4勝と圧倒的な勝率なのである】

①関西学院大学    91点(41+50)
※関西学院大は2年ぶり4回目の総合優勝!
②慶應義塾大学   106点(43+63)
③日本大学     113点(86+27)
④早稲田大学    119点(67+52)
⑤明海大学     132点(56+76)
⑥法政大学     148点(70+78)



※【最優秀選手賞】

※尚、当大会は15回大会から、「最優秀選手賞」が創設されているが、最近の受賞はスポンサー側の意向もあり、敢闘賞的な意味合いとなっている。
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今年は、東北大の山本琴未選手(スキッパー)が選ばれた。
受賞理由としては、震災時に入部し、何も無くなってしまった所から、ヨットを続け、しかもチャーター艇でシングルフィニッシュ2回と大健闘したのである。
ここからは余談なのだが、現在、東北大も部員を多く、活動も活発である。今年の全日本インカレでも両クラス出場が決定しており、高校以前から競技を続けている選手もおり、今後の注目校である。


つづく



※【470級最終成績表】
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※【スナイプ級最終成績表】
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※【総合最終成績表】

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2014-09-16 10:00 | カテゴリ:インカレ
関東学連では秋シーズンが開幕し、そのオープニングレースとなる『関東学生女子ヨット秋季選手権』が9/13・14の両日に葉山沖で実施され、軽風域で⑥レース成立し、決着した。
470級では明海大の「林 優季/木村 沙耶佳」ペアが、スナイプ級では日本大の「持田 由美子/上田 育美」ペアがそれぞれクラス優勝を飾り、総合は日本大学が、2011年春以来7大会ぶりの栄冠に輝いた。
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【軽風域となった今シリーズ、コース取りも非常に難しかったようだ】 ※写真は羽田 誠氏より

※【470級最終成績】 16艇エントリー
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【470級は、林/木村ペア(明海大)が初優勝!今年の470ジュニアワールド代表である】

①林 優季/木村 沙耶佳  (明海大)  10点(3・2・1・1・2・1)
②又村 あすか/又村 彩  (明海大)  12点(2・3・2・2・1・2)
③新谷 つむぎ/中山 由佳 (日本大)  18点(1・1・5・3・4・4)
④加瀬澤 千帆里/馬渡 凪沙(法政大)  26点(4・4・3・5・3・7)
⑤又村 優/澤田 しおり  (明海大)  28点(5・5・6・4・5・3)
⑥山口 麗奈/見学 真裕子 (学習院大) 44点(6・8・7・6・12・5)

※【スナイプ級最終成績】 14艇エントリー
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【スナイプ級優勝の持田/上田ペア(日本大)持田は関東女子5連勝であり、2011年春の470優勝も入れると6回目、まさに伝説女王となった。全日本女子でも5人目の連覇を狙う】

①持田 由美子/上田 育美 (日本大)  12点(1・2・2・3・1・3)
②高橋 友海/溝口 芽   (早稲田大) 18点(2・3・5・2・4・2)
③國見 彩乃/岩井 友香  (法政大)  24点(4・4・3・1・7・5)
④根本 彩加/石川 紗葉子 (法政大)  26点(5・1・1・6・5・8)
⑤橋本 杏奈/千葉 真由子 (明海大)  27点(3・7・4・4・8・1)
⑥伊藤 未波/関本 さをり (中央大)  39点(6・8・7・5・3・10)

※【総合成績】

①日本大学    30点(18+12)
②明海大学    38点(10+27)
③法政大学    50点(26+24)

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【470級第⑥レースでは明海大が圧巻の1・2・3!全日本でも観られるのか?】



※今週末から行われる『全日本女子インカレ』の前哨戦となった今大会だが、全日本女子が今週末に開催されるのもあり、(昨年同様)出場を見送るケースが出ているのは、問題なのではないのか?それは選手側から見たら全日本女子に懸ける思いは当然であり、そちらを優先するのは当たり前なのである。
やはり日程配分が問題なのではないのか?現状と対策を挙げてみるとしよう。

※【関東における大会現状】

4月下旬 春女子イン(新体制となってから初の大会の位置づけ)
6月下旬 全日本女子イン予選(関東個人戦と併催である)
9月上旬 秋女子イン(全日本女子の予選ではない)
9月下旬 全日本女子インカレ

極端な話をしたならば、全日本女子を目指すなら、春・秋女子インは出場しなくて良いことになってしまう。やはりストーリー性のない大会配置が問題だとは思わないか?これを改善するには?

※『関東女子インカレの一本化』しかないのではないだろうか?

・現状の春・秋に実施される女子インカレの一本化(春・秋インカレの一部として考えるのではなく、完全独立させる)
・できることなら夏休み(8月上旬あたり)に実施し、全日本女子の予選とする(3日間・8~10レース、葉山or江の島開催)
・この時期なら全日本女子エントリーなどの事務作業に間に合うことになる。
・春季に女子レースが無くなるのは問題というならば、以前実施されていた「Lazy Susan Cup」みたいなオープンレースを設ければ良いのではないのか?(もしくは春インカレはそのまま残す)
・全日本予選ならば、ほとんどの女子選手が集結することになり、より価値あるレースとなるはずである。

※以上を述べさせて頂いたが、伝統を守るのも重要だとは思うが、意味のないレースを無くすことは、選手の為にもなり、学連側も無駄な経費を省くことにもなるはずである。


さぁ~日曜21日からは、「全日本女子インカレ」の開幕だ。今年の女王はどこのチームになるのか?今から非常に楽しみであり、良いレースになることを期待している。


以上