2015-04-24 11:00 | カテゴリ:インカレ
関東春季インカレシリーズは第一弾の女子インカレも終わり、いよいよ明日から団体戦の予選シリーズが始まろうとしている。果たして今年はどうなっていくのだろうか?
まずは予選ブロック表をご覧頂きたい。
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※予選ブロック表

【Aブロック】(4/25・5/2開催)

(両クラス)
学習院大・慶應義塾大・東京大・東京工業大・中央大日本大・防衛大・明海大早稲田大
(470・スナイプ片クラスのみ)
神奈川大・千葉大・横浜市立大

【Bブロック】(4/26・5/3開催)

(両クラス)
駒沢大・芝浦工業大・成蹊大・東京海洋大・法政大明治大・横浜国立大・立教大
(470・スナイプ片クラス)
上智大・専修大・東京経済大・電気通信大・関東学院大

赤字の大学は昨年の全日本出場校



と、抽選の結果とはいえ、驚いたのはAブロックに強豪校がずらりと揃い、予選から決勝さながらの状況であり、目が離せない。例年通り、各ブロックから470級8校・スナイプ級7校が決勝シリーズ(5/4~5/5開催)へ進出する。

※昨年の関東勢は私が言うまでもないが、「早稲田大学」が史上3校目の両クラス完全優勝の偉業を達成し、大きな話題となったが、今年の関東水域はどうなのか?
早速、全日本上位校から戦力分析を簡単ではあるが、スキッパー中心にしてみたいと思う(※ある程度予想も含まれますのでご了承下さい)

①【早稲田大学】 ※総合優勝(470級優勝・スナイプ級優勝)
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【昨年の羽田氏の№1ショット!早稲田470級パーフェクトのシーン】

昨年の強風域のレースを緻密なレースプランで完全優勝した早稲田は、今年も連覇を狙う。各クラスのレギュラースキッパーを挙げてみると?

470
小泉颯作(4年・光)・岡田奎樹(2年・唐津西)・市川夏未(3年・早大本庄)
スナイプ
島本拓哉(4年・磯辺)・平川竜也(3年・逗子開成)・永松礼(2年・別府青山)

と、470で山口優が卒業したのみで、全日本連覇へ向け、今年も関東をリードしていくことだろう。ただ問題は、470において山口優の抜けた3番艇スキッパーを誰にするのか?である。先日の女子インで優勝した市川が結果を出し有力か?またはルーキーの一昨年インターハイ優勝の元津志緒(1年・長崎工業)や中部FJなどで優勝した岩月大空(1年・碧南工業)の選択肢もあるが、予選の状況により決定していくことであろう。
3番艇が誰になろうとも、全日本個人戦優勝の小泉・国体優勝の岡田の強力な1・2番艇がそれぞれバックアップできる力はあり、磐石だろう。

スナイプにおいても先日、蒲郡で開催されたスナイプワールド予選で島本艇が準優勝の快挙、平川・永松と全くメンバーが変わらず、この大会でもどのような強いレースを見せてくれるのか?に注目してみたい。

②【慶應義塾大学】 ※総合3位(470級3位・スナイプ級3位)
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【今年の慶應は一味違う??気合十分!】

昨年の全日本前までは、早稲田・日大にはなかなか及ばなかった状況だったが、全日本では日大より上の総合3位と健闘した慶應。今年度より槐島実監督(2000年全日本スナイプ優勝)が再登板し、悲願の総合優勝を狙っていける状況であろう。レギュラー候補を挙げてみると?

470
長堀友香(4年・青山学院)・樋口舵(3年・塾高)・中嶋颯(3年・塾高)
スナイプ
佐藤帆海(3年・塾高)・細沼豪太(3年・塾高)・増田健吾(3年・塾高)・阿部七海(4年・酒田西)

両クラス共に昨年とほぼ変わらないメンバーではあるが、スナイプでは増田が急成長。先日の定期戦(5大戦・6大戦合同開催)で大活躍。昨年までのレギュラーで、女子インチャンピオン阿部七海(4年・酒田西)を温存できる豪華な体制なのである。ここも予選の状況によりレギュラーを決定していくのだろうが、今年の慶應は良きライバル早稲田を目標に、かなりの練習を積んでいると聞いている。5大戦・6大戦で早稲田を撃破。さらに女子インカレでも総合初優勝と破竹の勢いであり、結果も出ていると言えるだろう。

今年は早稲田の独壇場かと思われた関東だが、慶應がどこまで迫れるのかにも注目である。

③【日本大学】 ※総合4位(470級4位・スナイプ級7位)

昨年はメンバー的にも勝負の年であった日大だったが、総合4位に留まった。その主力メンバーはほとんど卒業し、今年は苦しいシーズンとなることだろう。今大会のレギュラー候補を挙げてみると?

470
神谷圭祐(4年・碧南)・新谷つむぎ(3年・横浜創学館)・今井拓也(2年・磯辺)
スナイプ
大野雅貴(4年・別府青山)・佐々木学(4年・大島海洋国際)・井嶋博之(2年・霞ヶ浦)・中山由佳(3年・唐津西)

だろう。470に関しては昨年までのレギュラー玉山千登(3年・中村三陽)が腰痛の悪化により(今大会は)出場できないのがなんとも痛い。神谷や新谷もレース経験はしたものの、いま一つの印象。実際、上記メンバーで出場した5大戦では最下位と信じがたい状況。正直今大会では、このメンバーでどこまでやれるのか?であろう。

一方、スナイプでもインカレレース経験が浅く、レギュラースキッパーがはっきりしない。上記の4名が予選の状況により決定するだろうが、5大戦においても早慶に遠く及ばなかったなど、こちらも苦しい。ただ470級に比べ、レギュラースキッパー候補が多く、優勝の可能性がないわけではない印象だ。
関東では常勝の日大ではあったが、さすがにこのままでは終わるまい。是非、意地をみせて欲しい。

④【明海大学】 ※総合7位(470級8位・スナイプ級5位)

昨年の明海は、ある程度力があった470級で英語を連発し入賞を逃し、苦しいと思われていたスナイプ級で健闘の5位入賞と全く以って不思議な状況となってしまった。結果総合7位と入賞をも逃す悔しい結果となってしまった。今年はどうなるだろうか?レギュラースキッパー候補を挙げてみると?

470
鈴木祐哉(3年・海津明誠)・林優季(3年・羽咋工業)・又村優(2年・大湊)・楠瀬和旺(1年・唐津西)
スナイプ
柴沼拓也(3年・霞ヶ浦)・杉浦良介(3年・碧南工業)・橋本杏奈(2年・霞ヶ浦)・花本菜美(1年・聖光)

470においては、又村あすかが卒業したのみで、昨年とほぼ同じ戦力。いやルーキーで一昨年のインターハイデュエット優勝メンバー楠瀬が加わりどうなるかだろう。昨年も関東インカレでは早稲田に迫る走りを見せていたのだから、今年も期待できるのではないだろうか?

スナイプにおいては4年生2人が抜け、470に比べ戦力が落ちるのは致し方ないだろう。ただ昨年も一昨年もそうだったが、全日本までにはきっちり仕上げ、伸びてくるのが最近の明海スナイプだろう。春は勝負にならないかもしれないが、レースで成長していくことだろう。

⑤【中央大学】 ※総合8位(470級9位・スナイプ級8位)

470
向野航平(4年・逗子開成)・榊原隆太郎(2年・唐津西)・菅野翔(1年・中村学園三陽)・平原みちる(3年・別府青山)
スナイプ
金谷俊輝(4年・逗子開成)・福士倖也(3年・青森工業)・岸祐花(1年・相模原中等教育学校)

昨年、3年ぶりに両クラス出場となった中央だが、470級でその原動力となったのは榊原だろう。さらにはインターハイソロ3位・デュエット優勝メンバー菅野翔が加わったことで戦力的にもアップしたことだろう。あとは積極的に早慶に勝負を挑めるのか?だけではないだろうか?

スナイプにおいても2艇のメンバーは変わらず、3番艇には女子イン準優勝ルーキー岸祐花が有力であろう。470同様期待が持てるメンバーなのではないか?

⑥【明治大学】 ※総合9位(470級12位・スナイプ級10位)

470
坂隼輔(4年・逗子開成)・角野貴哉(4年・逗子開成)・鈴木颯太(2年・福岡第一)
スナイプ
脇坂尊(4年・藤嶺学園鵠沼)・直井滉耀(3年・土浦日大)・近藤かんな(3年・登別明日)

470級においては昨年と同様のスキッパー陣であり、今年はどこまで上位を脅かせる存在になれるのか?

スナイプ級においては、関東では健闘しており、脇坂・直井が今年も牽引していくのだろうが、問題は3番艇。現時点では近藤を起用するしかないのか?この3番艇を引き上げる状況でなければ、相当苦しいだろう。

⑦【法政大学】 ※総合15位(470級16位・スナイプ級15位)

470
加瀬澤千帆里(4年・磯辺)・永井涼介(2年・別府青山)・佐藤武(1年・磯辺)
スナイプ
徳田修一(4年・逗子開成)・根本彩加(3年・磯辺)・北林妙恵子(1年・磯辺)

昨年はあわや両クラス共に予選落ちか?と思われたほど苦しいシーズンとなった法政だが470級では女子インで健闘した加瀬澤が中心、スナイプ級では昨年まで470だった徳田をコンバートしなければならないほど、苦しい状況なのは明白である。だが現時点では苦しいのだろうが、女子インで優勝できそうだったほど意地を見せられたのは、潜在能力がある証か?

⑧【その他のシード候補校】

昨年の関東は7校揃って両クラス全日本出場と、中堅校としては苦しい状況となってしまった。しかしながら今年の全日本開催は『江の島』であり、⑧枠に増える。その候補もあげていかなくてはなるまい。

470級では、昨年惜しくも涙を呑んだ「千葉大」辺りが有力候補か?森田暁洋(4年・鎌倉)、笹谷志緒音(4年・膳所)を中心に期待がかかる。
スナイプ級では「横浜国立大」が脇永涼(4年・湘南台)が牽引できればこちらも有力か?ただ両クラスにも共通する点だが、戦力的にはどこも似たりよったりでチャンスはある。優勝争いと同様、シード権争いも注目して頂きたい。


※【結論】


※『早慶の一騎打ち!』以上!


いつもの印はどうしたんだ?と思われた読者の皆さんは多いだろうが、春インカレではこのようにしか書きようがない。ただ、やはり注目は慶應であろう。5大・6大戦の勢いのままに早稲田を上回れるのか?その一点である。

今年も各校、全日本優勝、また出場を目指して精進して頂きたい。


以上









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2015-04-20 12:00 | カテゴリ:インカレ
※慶應義塾大学が総合初優勝!

関東春季インカレのオープニングレースでもある『関東学生女子ヨット春季選手権大会』は、初日は強風域、2日目は軽風域、計③レースで決着となった。
注目の総合(各校470・スナイプ上位一艇の合計)は『慶應義塾大学』が初の栄冠に輝き、女子インカレの新たな歴史に刻み込まれることになった。
最終成績は以下の通り
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【470級の首位争い!】

※【470級最終成績】 (参加16艇)
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【優勝した「市川 夏未/永松 瀬羅」ペア(早稲田大)、市川は今年の全日本女子委員長と多忙である】

①市川 夏未/永松 瀬羅   (早稲田大)   5点(1・1・3)
※早稲田大は2年ぶり5回目の470級優勝!
②加瀬澤 千帆里/馬渡 凪沙 (法政大)    8点(3・3・2)
③長堀 友香/武井 裕子   (慶應義塾大) 10点(7・2・1)
④林 優季 /木村 沙耶佳  (明海大)   11点(2・5・4)
⑤新谷 つむぎ/小松 日向  (日本大)   16点(5・6・5)
⑥又村 優 /澤田 しおり  (明海大)   20点(6・8・6)

※【スナイプ級最終成績】(参加17艇)
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【最終レースで逆転した「阿部 七海/窪田 明莉」ペア(慶應義塾大)】

①阿部 七海/窪田 明莉   (慶應義塾大)  9点(2・6・1) 
※慶應はスナイプ級初優勝!
②岸 祐花 /伊藤 未波   (中央大)   13点(5・2・6)
③池田 紅葉/稲垣 美穂   (日本大)   13点(3・3・7)
④根本 彩加/石川 紗葉子  (法政大)   14点(1・9・4)
⑤橋本 杏奈/仁杉 衣里   (明海大)   20点(7・4・9) 
 花本 菜美
⑥中山 由佳/上田 育美   (日本大)   21点(RET・1・2)

※【総合成績】
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【総合優勝へ貢献!470級「長堀 友香/武井 裕子」ペア(慶應義塾大)】

①慶應義塾大学    19点(10+9)  
※慶應は初優勝!
②法政大学      22点(8+14)
③日本大学      29点(16+13)

※初日は強風域のレースとなり、経験あるチームが上位を占めると思いきや、470級では優勝候補の長堀/武井(慶應)がトップ快走でありながら③マークで沈や、スナイプ級ではルーキースキッパー2艇(中央の岸・日大の池田)の活躍により、大混戦に。初日の総合は法政が僅かにリードする。

2日目は、前日とはうって変わって穏やかな海況。ブローが入ってきてもなかなか続かず、運営泣かせの状況ではあったが、なんとか②レース実施。
470では暫定首位の市川/永松(早稲田)は、軽風域でも強さを発揮し、連続のトップフィニッシュ。クラス優勝へ向けて完全に抜け出す。
しかし、スナイプではOCSとなってしまい総合優勝争いからは脱落してしまう。

②レース終わった時点で、以下の4校が僅差の大混戦となり、時間的に最終レースを迎えることになるのであった。

①法政   16点
②慶應   17点
③日大   17点
④明海   18点

最終レースも470・スナイプ共に法政VS慶應のデットヒート。470では慶應の長堀艇が初日の失敗を取り返す貫禄の走り、しかし加瀬澤艇も2番手フィニッシュと意地を見せ、この時点で総合は同点。勝利の行方はスナイプ次第となる。
そのスナイプでは第①マーク根本艇(法政)がトップ、2番手が阿部艇(慶應)とこちらも痺れる展開。しかしアウターループ2-3マークのフリーレグで阿部が逆転。見事両クラス共トップフィニッシュを飾り、初の総合優勝に輝いた。

※となったのだが、慶應の勝利に終わった今大会、③レースではあったものの、中身のあるレースではあった。
次回の女子インカレは全日本女子予選を兼ねた「秋季女子インカレ」が8月に実施される。余計なお世話かもしれないが、激励をこめて、各校の分析をしてしまうことにしよう。

①慶應義塾大学

今回初優勝を飾った慶應は、本当に「おめでとう」と言いたい。やはり今年の関東女子は慶應を中心になるのはこの大会で証明されたことだろう。しかし長堀艇のもったいない沈があったことなどは、十分反省しなければならないだろう。このまま精進していけば、全日本女子の制覇は夢ではないだろう。

②法政大学
今回、大健闘だったのは間違いなく法政だったのではないか?ただこれは470・スナイプのメンバーからみれば、決してフロックではない。今までの乗り込みが足りなかったのではないか?と思われる。秋インでも是非期待したいチームである。

③日本大学
女子ルーキーが多数入学し、どうなるかと思われた日大だったが、スナイプでルーキー池田/稲垣が3位、中山/上田が初日RETにはなったものの、2日目は1・2と意地をみせ、怖い存在であるのはわかったことだろう。
470でも新谷の調子がいまひとつだったものの、これからの練習で間違いなく上位争いできるのは間違いないだろう。ルーキーコンビ中山由紀美/宮野菜々も4位フィニッシュがあったなど、秋へ向けて楽しみな存在であるといえるだろう。

④早稲田大学
470級優勝の市川/永松は、私が思っていた以上に成長していたのが印象的だった。まったく恐れ入った。しかしながら慶應の長堀に対してはどうか?をみれば、力的にはまだ下ではあるが、今回の優勝が自信となり、秋にはより強いチームになっていることは間違いないだろう。
スナイプはコンビネーションの問題だけだろう。秋には早稲田も優勝争いに絡んでくることは間違いないだろう。

⑤明海大学
今回、ある程度戦力がありながら5位となってしまった明海ではあるが、今回はスタートにも問題があったか?まだ春の段階であるからしてなんとも言いがたいが、昨年までの状況をみれば、もっと活躍しなければならないのではないだろうか?
闘争心が感じられないのが残念であった。

⑥中央大学
今回片クラスのみではあったが、スナイプでルーキー岸祐花/伊藤未波が準優勝と大健闘。これは期待できる逸材がデビューした。ともなれば「470級はどうしたの?」と私は言いたくなる(出場しようと思えばできる)
チーム事情があるのはわかるのだが、非常にもったいない気がするのは私だけであるまい。是非両クラスで勝負してくれることを願っている。

※最後に

今年の全日本女子の予選は秋女子インと一本化され、8月に実施されることが決まっている。例年までとは違い、練習期間も長くなり、白熱したレースが期待できるのは間違いあるまい。
今回出場はできなった有力な選手が実は存在する。多数のエントリーを期待し、白熱したレースをみせて頂きたいと思う。


以上

2015-04-12 16:00 | カテゴリ:インカレ
ようやく春らしい気温になったと思いきや、この時期には記録的ともいえる降雪が観測されるなど、セイラーにとってはまだまだ厳しい気候ではありますが、平成27年度のレースシーズンが幕を開けようとしている。

昨年の大学ヨット界を振り返ってみれば、団体戦・個人戦全てのタイトルを関東勢が独占した中で、早稲田大学の団体戦完全優勝は、まさに快挙ともいえる記録であったのは記憶に新しいだろう。
この勝利には大きな意味があり、現在、戦国時代とも思える状況下での完全優勝は、価値ある勝利だと私は強く思うのである。
果たして今年はどうなっていくのだろうか?



※関東学生女子ヨット春季選手権大会展望と解説

※女子インカレは4/18~19に開催!
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※関東の学生ヨット界はこの時期、通称「春インカレ」シリーズが実施されるが、そのオープニングとレースして「女子インカレ」が開催される。昨年も申し上げた通り、現在では団体戦でも男子に混ざり活躍している女子選手が当たり前の時代であり、団体戦へ向けても無視できない重要な大会である。早速、有力校・有力選手を紹介しながら解説することにしよう。



※実力・実績共に最上位!『慶應義塾大』
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【今年こそは全日本タイトルを!「長堀/武井」ペア】

昨年の全日本女子では惜しくも総合準優勝だった慶應義塾は、470・3チーム、スナイプ・1チームがエントリー。

470
・長堀友香(4年・青山学院)/武井裕子(4年・慶應女子)※全日本女子準優勝
・角田きあら(3年・横須賀学院)/皆川綾菜(2年・湘南白百合学園)※同17位
・村瀬海里(2年・比治山女子)/大辻眞理子(4年・田園調布雙葉) ※同18位
スナイプ
・阿部七海(4年・酒田西)/窪田明莉(4年・横浜国際) ※全日本女子7位

と昨年とほぼ変わらない布陣。昨年までの実績からみれば、関東はもちろん全日本も狙える絶好のシーズンであるといえる。
470ではやはり昨年惜しくもタイトルを逃した「長堀/武井」が中心であり、優勝候補筆頭であろう。
しかしながら調子に乗った時の強さは誰もが認める所だが、成績にムラがあるのが弱点。その点が解消されていれば磐石だろう。
角田、村瀬の下級生スキッパー陣もジュニア・ユース出身であり、今年は積極的なレースをみせて上位を狙っていきたい所である。
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【阿部も最終学年、長堀同様絶好のチャンス!】

スナイプでは昨年惜しくも入賞は逃したものの、関東ではスナイプ女王持田由美子を脅かす存在だった「阿部/窪田」だろう。実力上位なのは間違いないが、つまらないミスが多いのも彼女達の弱点。その課題を克服できていれば、こちらも磐石だろう。



※全日本女子タイトルを狙えるのか?『明海大』
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【このコンビも3年目、機は熟したか?「林/木村」ペア】

昨年の全日本女子では5位と入賞はしたものの、なんとなく物足りない印象だった明海は、470・2艇、スナイプ2艇がエントリ-
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【今年の活躍にも期待!「又村/澤田」ペア】

470
・林優季(3年・羽咋工業)/木村沙耶佳(3年・磯辺) ※全日本女子6位
・又村優(2年・大湊)/澤田しおり(4年・大島海洋国際) ※同4位
スナイプ
・橋本杏奈(2年・霞ヶ浦)/花本菜美(1年・聖光)・仁杉衣里(1年・熱海) ※全日本女子8位
・鍋岡薫(1年・羽咋工業)/千葉真由子(4年・気仙沼)

となっているが、470級では昨年の全日本女子ルーキースキッパー最高位の「又村/澤田」や、ジュニアワールド代表の「林/木村」と2チームが昨年と変わらない布陣であり、まさに優勝候補である。
昨シーズンは両チーム共に自信になっただろうし、悲願の総合優勝へ向けて十分に狙えると云えよう。
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【昨年、ルーキーでスナイプを任された橋本は大健闘!】

しかし全日本を狙うためには問題なのがスナイプである。といってもルーキースキッパーの中では最高位の8位だった「橋本」はむしろ健闘したのではないのか?ただ課題のスタートがどうなのか?と、ルーキー花本or仁杉とのコンビネーションはどうなのか?が懸念される所ではあるが・・・。

両クラス共に実力ある明海は、悲願の全日本女子総合タイトルを狙うためにも、今大会は重要な一戦となることだろう。



※大量ルーキー入学で戦力充実の『日本大』
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【今年はクルーも充実!中山はスナイプへ・・・】

昨年はスナイプ級で史上2人目の連覇を果たした持田由美子が中心だった日大は、彼女が卒業した後の布陣はどうだろう?両クラスに4艇エントリーしている。

470
・新谷つむぎ(3年・横浜創学館)/小松日向(1年・別府青山) ※全日本女子12位
・中山由紀美(1年・唐津西)/宮野菜々(1年・磯辺)
スナイプ
・中山由佳(3年・唐津西)/上田育美(2年・宮古商業)
・池田紅葉(1年・横浜創学館)/稲垣美穂(4年・海津明誠)

と昨年までとは一味違う布陣。高校時代インターハイ連覇の中山由佳は、団体戦の事情もあってかスナイプへコンバート。中心チームとしての期待がかかる。
また470級では昨年団体戦のレギュラーを経験した新谷つむぎが、インターハイデュエット優勝クルーの小松日向とコンビを組み優勝を狙う。
470級の2艇目は、国体少年女子SS級連覇の中山由紀美と、東京国体同級準優勝の宮野菜々とのルーキーコンビや、スナイプ級の2艇目では、長崎国体少年女子シーホッパーSR級で優勝した池田紅葉と、一昨年の全日本女子優勝クルー稲垣美穂のコンビで実績あるルーキー勢がどこまで上位進出できるかにも注目である。

470では新谷、スナイプでは中山由佳が中心の日大は、実績では若干劣るものの、多数の優秀ルーキーを加え、総合優勝は十分可能性があるのではないだろうか?



※女子インカレ優勝常連の『早稲田大』は?
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【昨年は大きく成長!「高橋友海」】

ここ5年間で春女子インを4回もの総合優勝している早稲田。一昨年までは、現在ナショナルチームで活躍している山口祥世が圧倒的な強さで同校を牽引、そんな印象が強かったが、昨年活躍した山口優も卒業し、今年はどうなのだろうか?
470・スナイプそれぞれ一艇ずつエントリーしてきた。

470
・市川夏未(3年・早大本庄)/永松瀬羅(3年・別府青山) 
スナイプ
・高橋友海(4年・桐蔭学園)/上野玲海(2年・西南学院) ※全日本女子6位

となってる。市川はジュニア経験者ではあるが、大学入学後は活躍のチャンスに恵まれずにいたのだが、アピールできるチャンスがようやく巡ってきたか?彼女にとってはこのレースは重要な意味を持つレースになると思われる(※ここでは詳しくは触れない)
さすがに山口祥世や山口優より劣るのは仕方ないと思われるが、クルーは昨年、山口優のクルーの永松であるからして注目してみたい。

スナイプでは、昨年の全日本女子3回のトップフィニッシュを飾り6位入賞した高橋が今年は更なる上位進出を狙っていけることだろう。昨年は数段レベルアップした印象のある彼女だが、安定性と高校ヨット経験者の上野がスキッパー出身であることからその点は不安材料ではある。

※上位進出できる力はある?『法政大』
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【もっと上位にいけるはず???「加瀬澤/馬渡」ペア】

昨年の全日本女子では総合6位入賞の法政は、470・1艇、スナイプ2艇がエントリー

470
・加瀬澤千帆里(4年・磯辺)/馬渡凪沙(2年・七里ヶ浜)
スナイプ
・根本彩加(3年・磯辺)/石川紗葉子(3年・磯辺)
・北林妙恵子(1年・磯辺)/岩井友香(3年・鎌倉)

と、ルーキーの北林が入学したのみで、主力は加瀬澤・根本となるだろう。しかし昨年も全日本では入賞はしたものの、物足りなさは否めなかった。加瀬澤は1年時全日本女子でもトップフィニッシュを取った実績、また根本も1年時5位入賞と両チーム実力はあるはずなのである。両者共に成長していれば、アッと驚く結果となりそうなのが法政だろう。

※その他注目してみたいチームは?

片クラスのみのエントリーではあるが、中央大スナイプでは、OPジュニアワールド出場・主にシングルハンドで活動していたルーキー岸祐花(1年・相模原中等教育学校)が、一昨年のインターハイデュエット優勝の伊藤未波(2年・宮古)をクルーにどのようなレースをみせるのか?




※【470級結論】(15艇エントリー)

※熾烈な優勝争いになるか?

◎長堀 友香/武井 裕子   (慶應義塾大)
○林 優季 /木村 沙耶佳  (明海大)
▲新谷 つむぎ/小松 日向  (日本大)
△又村 優 /澤田 しおり  (明海大)
△加瀬澤 千帆里/馬渡 凪沙 (法政大)
△市川 夏未/永松 瀬羅   (早稲田大)
注中山由紀美/宮野 菜々   (日本大)

※実力的に上位なのは、長堀・林・新谷・又村であり、風域によって得意・不得意もあり、この中からの優勝争いとなることだろう。トータル的にみると長堀が優勢だろう。逆転候補はは明海の2艇、クルーを得た新谷までだろう。
また日大のルーキーコンビがどこまで実力を発揮できるのか?にも注目してみたい。

※【スナイプ級結論】 (17艇エントリー)

※470級以上に大接戦!

◎阿部 七海/窪田 明莉   (慶應義塾大)
○高橋 友海/上野 玲海   (早稲田大)
▲中山 由佳/上田 育美   (日本大)
△橋本 杏奈/花本 菜美   (明海大)
△根本 彩加/石川 紗葉子  (法政大)
注池田 紅葉(日本大)や岸 祐花(中央大)のルーキースキッパー勢チーム

※本来なら阿部・高橋の一騎打ちと言いたい所だが、中山、橋本、根本までの優勝争いとなることだろう。どのチームが勝っても不思議ではない。
要注目なのは、シングルハンド出身チームである。この2チームが活躍するとさらに混戦模様となることだろう。

※【総合】

※慶應が優勢か?

◎慶應義塾大
○明海大
▲日本大
△早稲田大
注法政大

※470級・スナイプ級共に実績上位の慶應が断然有利である。逆転候補は明海、日大、早稲田までだろう。明海はスナイプ次第、日大は未知数、早稲田は470次第だといえるが、このような結論に至った。

今年も特に安全に留意し、女子選手の活躍をお祈りする次第であります。


以上









2015-04-05 16:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
前記事で「関東選抜」の結果をご覧頂きましたが、この春休み期間中は、様々な大会が開催された。注目の東西420級選手権を中心に簡単ではありますが、結果をご覧頂くと致しましょう。

※【東日本420級選手権】 於・三ケ日青年の家
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【平成3年インターハイ会場にもなった「浜名湖・三ケ日青年の家」】

※慶應勢1・2・3独占!

①高宮 豪太/樫本 達真 (慶應義塾)    7点
②柳内 航平/倉内 凱吾 (慶應義塾)   18点
③吉村 彰人/久保田 空 (慶應義塾)   18点
④新谷 惟斗/金子 裕貴 (江の島ジュニア)26点
⑤羽渕 智貴/赤尾 侑哉 (海津明誠)   26点
⑥鈴木 真人/行縄 優大 (磯辺)     26点
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⑪花井 静亜/市井 菜月 (海津明誠)   66点 ※女子ペア最高位

※今年の「東日本420」は、第23回YMFSセーリングチャレンジカップin浜名湖(OP・ミニホッパー・レーザー4.7・FJ)の1種目として開催され、32艇と盛況の大会となった。
最終日のみレース実施されなかったものの、風に恵まれ計⑦レース消化し、閉幕した。
その中で3艇エントリーした慶應勢が、関東選抜男子で優勝した「高宮/樫本」を始め、実力の違いをみせつけた驚くべき結果となった。

レーザー4・7クラスに於いても、昨年長崎国体でも話題となった「菅沼 汐音」が優勝、「池田 樹理」が準優勝の女子1・2は、男子相手に特筆ものであり、和歌山国体へ向けても楽しみになったといえるだろう。

※第23回YMFSセーリングチャレンジカップin浜名湖 全種目結果



※【西日本420級選手権】 於・山口県スポーツ交流村ヨットハーバー

※実力者が順当に上位進出!

①松尾 虎太郎/冨永 理貴 (光)           4点
②榊原 健人/坂本 大成  (佐賀県セーリング連盟) 11点
③松下 結 /水本 拓希  (長崎工業)       16点
④矢野 伸一郎/山本 晟也 (和歌山県セーリング連盟)19点
⑤吉永 風人/三角 光   (柳ヶ崎セーリングクラブ)22点
⑥西田 智輝/重本 章吾  (聖光)         24点
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⑦中村 遥香/森戸 環   (光)          32点 ※女子ペア最高位

※今年の西日本420は、春休み恒例の「光ウィーク」で実施され、東日本420を上回る44艇とこちらも大盛況。
上位の顔ぶれを見れば、昨年のインターハイ・国体を経験しているチームが目立った。
③レースのみの実施となったものの、地元期待の「松尾/冨永」(光)が、佐賀の実力者「榊原/坂本」を抑え優勝を飾った。

※2015光ウィーク高校ヨット選手権 全種目結果



※【その他の大会結果リンク】

※第13回びわこウィーク(京都府セーリング連盟) 

※第26回全九州高等学校選抜ヨット選手権大会 

・高校生(ユース)セイラーにとって、次なるビックレースはゴールデンウィークに多数開催される。またその時に結果をまとめたいと思う。健闘を祈る!


以上