2015-07-26 16:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
FJワールド

唐津420ワールドの興奮が冷めやらぬ中、続いて『FJ級世界選手権大会』が神奈川県・葉山港を舞台に開催されようとしている。(レースは28日から8/1まで)
インターハイ種目にも採用され、もうすっかりお馴染みの「国際FJ」クラス。日本でのワールド開催は4回目であり、過去の3大会ではいずれも日本勢が優勝している。

1987年・境港大会 島津孝行/長谷川貢一(千葉県立勝浦高等学校)
1993年・千葉大会 高木克也/浅利桂一 (日本大学・明治大学)
2001年・山形大会 新郷健太/小村 聡 (玄海セーリングクラブ)

しかし現在、ユース世代のワールドスタンダードの艇種が420級とあって、海外からのエントリーはわずが4カ国6艇と、時代の流れを感じさせる寂しい状況ではある。これを迎え撃つ日本勢は46艇エントリー。インターハイ直前とあって関東勢以外は回避したチームも多かったようだ。早速日本勢の中から有力選手を簡単ではあるが、紹介していくことにしてみよう。

※尚、このワールドは「第33回全日本FJ級ヨット選手権」のタイトルも兼ねている。

エントリーをみると、まず筆頭に挙げなければならないのが、長崎工業勢となるだろう。とはいうものの、そのほとんどがOG・現役コンビでエントリーされている。
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【早稲田大でも個人戦全日本進出と活躍中の元津志緒】

・元津志緒/今村瑠菜(早稲田大/長崎工業)
・松下 結/吉田鈴菜(関西学院大OG/長崎工業)

もうすっかりお馴染みの元津は、一昨年の唐津インターハイ覇者であり、今春進学した早稲田大でも期待通りの活躍をみせている。また松下もインターハイデュエット優勝・関学大でも女子インカレチャンピオンの実績である。さらに別チームでは立教大に進学した濱本 郁もエントリーされている。というのも長崎工業は、残念ながら今年はインターハイ出場権を逃しており、後輩達のレベルアップのためにOG達は出場するものと思われる。
特に元津はまだFJに近い存在であることから、今大会、日本勢のリーダー的存在だと言っても良いだろう。
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【420ワールドにも出場した柳内航平/樫本達真ペア(慶應義塾)】

高校生チームをみてみると、やはり関東勢が多い。その中で関東大会優勝の柳内航平/樫本達真(慶應義塾)や、東日本FJ優勝の中 縁嗣/多田光伯(逗子開成)、インターハイでは420級で出場予定の入江裕太/尾花 賢(逗子開成)が上位入賞候補か?

また近畿大会優勝の平野裕樹/藤井洸輔(KGセーリング)以上4艇が有力だろう。特に関東勢はインターハイ通過チームが全て出場であり、果たして全国戦線で通用するのか?にも注目である。

女子では関東大会優勝の仲 美南/高仲みなみ(霞ヶ浦)や近畿大会優勝の安藤 碧/尾井恵子(KGセーリング)2艇が上位入賞候補だろう。例年女子チームが入賞できれば、インターハイでも上位入賞の可能性大であることから、どうなるだろうか?



※420ワールドでも日本勢が大活躍したことから、FJワールドでもチャンピオンを出せるよう是非頑張って頂きたいと思う。



以上

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2015-07-26 11:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
※日本勢420ワールド史上初の快挙達成!

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【日本勢初の金メダル獲得の高山/中野ペア(左)と女子銅メダル獲得の田中/高野ペア】 ※写真はFf4500様より

7/17から7/25までワールドらしい長期日程で開催された『唐津420級世界選手権大会』は、さまざまな風域で全12レースを消化し閉幕となった。
この中で、OPENクラスでは「高山大智/中野翔太」(和歌山県立星林高校)が、見事逆転金メダル。女子クラスでは「田中美紗樹/高野芹奈」(和歌山県セーリング連盟(関西大第一))が、こちらも銅メダル獲得。さらにジュニア部門では、両者ともに金メダルと、日本勢の420級ワールド史上初の快挙となった。

各種目の入賞(8位まで)チームは以下の通りである。

※【420 World Championship OPEN】

①高山 大智/中野 翔太 (和歌山県立星林高校)  80点
②Wiley Rogers/Jack Parkin (アメリカ) 85点
③Calum Gregor/Hugo Christensson  (香港) 93点
④Vasillios Gourgiotis/Epameinondas Orestis Batsis (ギリシャ) 93点
⑤加藤 弘章/吉永 琢磨 (柳ヶ崎セーリングクラブ)  97点
⑥Will Logue/Bram Brakman  (アメリカ)101点
⑦Pedro Correa/Philipp Essle  (ブラジル) 106点
⑧Felipe Diniz/Ivan Aranguren (アルゼンチン) 107点

※【420 World Championship LADIES】

①Marta Garrido/María Jesus Dávila  (スペイン)  44点
②Charlotte Yven/Marine Riou  (フランス)  67点
③田中 美紗樹/高野 芹奈  (和歌山県セーリング連盟)  68.2点
④Nia Jerwood/Lisa Smith  (オーストラリア)  83点
⑤Sarah Norbury/Mari Davies  (イギリス) 83点
⑥Marina Lefort/Lara Granier  (フランス)  86.6点
⑦宇田川 真乃/齊藤 由莉 (霞ヶ浦高校)  88点
⑧Theres Dahnke/Birte Winkel  (ドイツ) – 96 pts

※【420 World Championship U17】

①Edoardo Ferraro/Francesco Orlando  (イタリア)  30点
②Aggelos Arvanitis/Theofanis Kanakaris (ギリシャ)  51点
③Carlos Balaguer/Ignacio Balaguer (スペイン)  63点
④Enrique Lujan/Pablo Lujan  (スペイン)  71点
⑤Andre Fiuza/Stephan Kunath (ブラジル) 78点
⑥Matthew Logue/ameron Giblin  (アメリカ) 99点
⑦Albert Torres/Antoni Massanet  (スペイン) 103点
⑧Albert Torres/Antoni Massanet (スペイン) 106点




日本セーリング・ユース界にとって実質420元年の記念すべきシーズンを日本で開催されたワールド唐津大会。この大会の日本勢過去最高位は岡田奎樹/宮口悠大(玄海セーリングクラブ)の10位と世界の厚い壁に阻まれてきた。正直、どこまで通用するのかもわからなかったが、高山/中野、田中/高野両ペアは伝説と言うべき、偉大な記録を作ったと言えるだろう。

高山、田中はOP時代にはワールドへ出場している実力派であるが、高校生となってからは和歌山を拠点に練習を積み、昨年の江の島インターハイでは両者とも準優勝。そして今回、世界を相手にオールラウンドの風域できっちり12レース実施された中での金メダル・銅メダルは価値ある立派な成績だ。また両者のクルー中野・高野は高校から始めたセイラーなのだ。

特に田中/高野については、高野家が和歌山に移り住むほどの徹底ぶりで、田中も高野宅で生活をし、和歌山から学校のある大阪へ通っているのである。「強くなるためにはどうしたら良いのか?」を追求した結論がこうなったのであろう。実際、練習環境・優秀なコーチ陣が在籍する和歌山は彼女達を大きく成長させたといっても過言ではないだろう。

また序盤首位で折り返すなど、大いに沸かせてくれた「加藤弘章/吉永琢磨」は5位入賞。女子でも予選では田中を上回っていた「宇田川真乃/齊藤由莉」も7位入賞と大健闘といえるのではないか?見せ場も十分にあったなど素晴らしいという他はない。

特に女子では(トップ選手層の)人材不足が囁かれている中で、田中・宇田川と世界で通用する選手が出てきたことは喜ばしいことだろう。

昨年もユースワールドで銅メダルを獲得した小泉維吹に続き、今回の420ワールドでも好成績を残せた日本勢は、世界でも十分通用することがわかり、選手のみならず指導者陣も自信になったのではないだろうか?今大会は日本セーリング界にとっても大きな収穫があったことだろう。また選手の皆さんもさらに精進し、是非オリンピックで活躍できる存在になって欲しいと心から願っている。


以上

2015-07-15 21:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
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日本では初開催となる『2015・420級世界選手権大会』が、佐賀県ヨットハーバーを舞台に開催されようとしている。レースは20日の予選シリーズから始まり、25日の決勝シリーズの最終日まで計6日間の日程となっている。
またエントリー総数は、OPEN・LADIES・U-17を合計し、なんと「21カ国166チーム」が集結!まさにワールドチャンピオンを決定する大会なのではないか?

今回、日本チームは多数の出場権が与えられており、各種大会で出場権利を獲得した全チームを紹介することに致しましょう。
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【唐津城からレース海面を望む】



※【420級OPEN】(14チーム)

・新谷 惟斗/金子 裕貴   (江の島ヨットクラブジュニア)
・矢野 伸一郎/山本 晟成  (和歌山ユースセーリング)
・小村 凛平/石橋 健太   (中村学園三陽高校)
・加藤 弘章/吉永 琢磨   (柳ヶ崎セーリング)
・吉永 風人/三角 光    (柳ヶ崎セーリング)
・吉村 彰人/久保田 空   (慶應義塾高校)
・高山 大智/中野 翔太   (星林高校)
・柳内 航平/倉内 凱吾   (慶應義塾高校)
・高宮 豪太/樫本 達真   (慶應義塾高校)
・松原 裕貴/本田 峻    (長崎鶴洋高校)
・松尾 虎太郎/冨永 理貴  (光高校)
・榊原 健人/坂本 大成   (玄海セーリング)
・高橋 敦史/井上 雅之   (福岡第一高校)

※オープンクラスでは、昨年の全日本420チャンピオン「加藤弘章/吉永琢磨」(柳ヶ崎セーリング)を筆頭に、高校生では、昨年のドイツワールドを経験した「高山大智/中野翔太」(星林)、同じく昨年のユースワールドをクルーで出場し、見事銅メダルに輝いた「松尾虎太郎/冨永理貴」(光)、また普段高山と練習している、昨年の長崎国体シーホッパーSR級優勝の「矢野伸一郎/山本晟成」(和歌山ユースセーリング)に期待だろう。
またインターハイ420級の前哨戦としても注目される一戦となる。

※【420級LADIES】 (14チーム)

・松下 結 /水本 拓希   (長崎県セーリング連盟/長崎工業高校)
・伊神 麻衣/桑野 絵里佳  (葉山町セーリング協会)
・中山 由佳/牟田 琴美   (日本大学/日本経済大学)
・宇田川 真乃/齊藤 由莉  (霞ヶ浦高校)
・田中 美紗樹/高野 芹奈  (和歌山県セーリング連盟)
・小林 愛 /梅本 美咲   (宮津高校/龍谷大学)
・南野 華菜/工藤 彩乃   (芦屋高校)
・藤井 渚 /内冨 佳恵   (山口県セーリング連盟)
・中谷 梓乃/岡本 澪    (石川県セーリング連盟)
・松本 桃果/多田 彩乃   (高松商業高校)
・中山 由紀美/宮野 菜々  (日本大学)
・増本 澄子/姫野 紗采   (玄海セーリング)
・赤嶺 華歩/丸山 南美   (別府青山高校)
・中村 遥香/森戸 環    (光高校)

※女子部門では、高校・大学と好成績を残した「松下 結 /水本拓希」(長崎県セーリング連盟/長崎工業)を中心に、高校生では現在№1は間違いない「田中美紗樹/高野芹奈」(和歌山県セーリング連盟)や「宇田川真乃/齊藤由莉」(霞ヶ浦)、「赤嶺華歩/丸山南美」(別府青山)、「伊神麻衣/桑野絵里佳」(葉山町セーリング協会)のインターハイ・国体上位クラスに期待がかかる。

また大学生も参戦しており、唐津育ちでインターハイ連覇実績の「中山由佳/牟田琴美」(日本大/日本経済大)や国体連覇の「中山由紀美/宮野菜々」(日本大)、昨年インターハイ・国体上位の「藤井 渚/内冨佳恵」(山口県セーリング連盟)と、まさに豪華メンバーである。

※【420級U-17】 (11チーム※は女子ペア)

・藤原 達人/長沢 潤一   (清風高校)
・伊藤 聖夏/金子眞紀子   (葉山町セーリング)※
・石川 航 /本多 佑基   (中村学園三陽高校)
・小泉 凱皇/三浦 匠    (光高校)
・蜂須賀 晋之介/岩田 慧吾 (霞ヶ浦高校)
・鈴木 せいら/大橋 未奈  (霞ヶ浦高校)※
・西村 宗至朗/平井 徳輝  (清風高校)
・大嶋 亜弥/鈴木 身祐希  (日南振徳高校)※
・上園田明真海/清水 幸恵  (別府翔青高校)※
・尾道 佳諭/三浦 圭    (光高校)
・伊藤 いのり/渡邊 美奈  (新居浜東高校)※

※U-17ではOP上がりの有力選手が目立つが、ダブルハンドに乗り始めて間もないチームが多いことから、正直、上位進出は難しいと思われる。


以上簡単ではありましたが、日本チームを紹介させて頂いた。ただ世界相手となると、正直厳しい戦いが予想されるのも事実である。出場される皆さんは、上位を目指すのはもちろん、各国のセイラーから多くのことを学び、更なるレベルアップできるよう大会に臨んで頂きたい。

『頑張れ・チームJAPAN!』


以上


※420級世界選手権唐津大会 特設サイト


2015-07-11 03:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
インターハイ本番まで約一ヶ月余りとなったが、高校生セイラーの皆さんは練習に励んでいることだろう。
少し遅くなってしまったが、各水域のインターハイ予選はどうだったのか?が、インターハイ出場各チーム関係者の皆さんは気になるところだろう。今年は新たに420級導入初年度であることから、レギュレーションも各水域で違ったようだ。その点も踏まえて、関東水域を除く8水域を一気に解説することに致しましょう。
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【今年から10年間インターハイヨット競技の会場となった「和歌山セーリングセンター」】



①【北海道水域】 ※5/28~31 江差港マリーナ

(男子420級)           (女子420級)
小樽海上技術(北海道) ①     小樽水産  (北海道) ①
(男子FJ級)
小樽水産  (北海道) ①

毎年最初にインターハイ出場が決定する北海道水域であるが、420級は各校1艇ずつ、FJ級は各校2艇ずつで⑥レース実施された中で、男子は小樽海上技術と小樽水産がそれぞれ分け合う形で、女子では昨年も出場した小樽水産がインターハイ出場を決めた。尚、女子FJ級は枠なしであったので、エントリーがなかったことを付け加えておく。



②【東北水域】  ※6/19~21 リアスハーバー宮古

※宮古商業(岩手)が全種目完全制覇!
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【東北大会・420級のレースシーン。来年の国体は宮古で開催!】

(男子420級)※5校         (女子420級)※3校
青森工業  (青森) ②       宮古商業  (岩手) ①・③
大湊    (青森) ③       塩釜    (宮城) ②・④
宮古    (岩手) ⑥       本荘    (秋田) ⑤
宮古商業  (岩手) ①・④    
仙台第一  (宮城) ⑤
※男子は宮古商業が5位以内に2艇となった為、宮古まで進出。女子は宮古商業が3位以内に2艇となった為、本荘まで進出。

(男子FJ級)※4校          (女子FJ級)※3校
青森工業  (青森) ②       大湊    (青森) ④
大湊    (青森) ⑤       宮古商業  (岩手) ①・②
宮古    (岩手) ④       塩釜    (宮城) ③
宮古商業  (岩手) ①・③ 
※男子では宮古商業が4位以内に2艇となった為、大湊まで進出。女子でも宮古商業が3位以内に2艇となった為、大湊まで進出。   
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【今年は宮古商業の出番なのか?女子FJ級優勝の小成/鈴木ペア(宮古商業)】

震災以来ようやく昨年にリニューアルオープンし復活した「リアスハーバー宮古」で開催された東北大会。420級・FJ級共に各校2艇ずつのエントリーで実施され、「宮古商業」が全種目完全制覇の快挙を達成!これはそう簡単に達成することの出来ない素晴らしい記録だ。
特に男子420級では2年生コンビでありながら⑥レースオールトップで優勝した「加藤 卓/向口瑠袈」ペアや、女子FJ級ではこちらもオールトップで快勝した3年生コンビ「小成海舞/鈴木風香」ペア辺りが要注目チームであろう。

男子では青森工業・大湊・宮古、女子では塩釜がそれぞれ両クラス通過、また女子420級では本荘が3年ぶりのインターハイ進出、そして男子420級では伝統校でもある仙台第一は接戦の末、1999年宮古インターハイ以来実に16年ぶりのインターハイ進出となった。
しかし残念だったのが、昨年・一昨年とインターハイ戦線を沸かせた宮古女子が両クラスで敗退するなど、ある意味波乱だったと言えるだろう。



④【北信越水域】 ※6/20~21 滝港マリーナ

※羽咋工業(石川)が15年連続インターハイ種目全制覇!
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【420・FJ同時スタートで実施された北信越大会のシーン】※風の旅人様より

(男子420級) ※2校        (女子420級) ※2校
新湊    (富山) ②      新湊    (富山) ②
羽咋工業  (石川) ①      羽咋工業  (石川) ①

(男子FJ級)  ※1校        (女子FJ級)  ※1校
羽咋工業  (石川) ①      羽咋工業  (石川) ①

1991年(平成3)の石川国体の会場となった「滝港マリーナ」で開催された北信越大会。エントリーは無制限・⑥レースの決着となった中で、北信越のリーダー校・羽咋工業がインターハイ種目15年連続完全制覇と記録を伸ばした。

男子420級では昨年のインターハイを経験した「北原勝祥/小道大輔」ペアがカットレースを除きオールトップ。女子420級では唐津ワールド出場予定の「中谷梓乃/岡本 澪」ペアがこちらもオールトップ。男子FJ級では「松村知哉/高 弘行」ペアもオールトップ。女子FJ級では昨年のインターハイをクルーで経験した「吉田梨沙/佐藤 舞」がペアを組み、こちらもオールトップと全種目オールトップと貫禄を示した。
昨年も女子では気迫溢れるレースをみせてくれたことから、今年も上位進出を目指して頑張って頂きたいものである。

男女420級の2番手は両種目共に新湊となり、インターハイ進出となった。

羽咋工業の強さが目立った北信越だが、2018年国体が開催される福井県勢も強化を開始しており、来年以降は熾烈な争いとなることだろう。



⑤【東海水域】 ※6/20~21 三ケ日青年の家(浜名湖)

※半田(愛知)が全種目通過!
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【東海大会・出艇風景のシーン】

(男子420級) ※4校        (女子420級) ※4校
海津明誠  (岐阜) ②      海津明誠  (岐阜) ①      
碧南    (愛知) ③      相良    (静岡) ②
碧南工業  (愛知) ①      碧南    (愛知) ③
半田    (愛知) ④      半田    (愛知) ④ 

(男子FJ級)  ※3校        (女子FJ級)  ※3校
海津明誠  (岐阜) ③      相良    (静岡) ③           
碧南工業  (愛知) ②      碧南    (愛知) ①      
半田    (愛知) ①      半田    (愛知) ②
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【男子FJ級で優勝した「石川遥都/椿 淳至」ペア(半田)】

1991年(平成3年)のインターハイ会場となった「三ケ日青年の家(浜名湖)」で開催された東海大会。全4種目・各校1艇のみエントリーだったのだが、420級はFJ級を使用して実施されるなど、かなりの特殊な形態でのレースとなった。各校、選手のエントリー配置でも随分変化があったようだ。
その中で半田が420級のエントリーが少ないと見て、FJ級に有力選手を配置した見事な采配で全種目通過を果たす。碧南・海津明誠は3種目、碧南工業は男子2種目、相良は女子2種目の通過となった。
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【女子FJ級で優勝した「川邉朱里/柿元麻衣」ペア(碧南)】



⑥【近畿水域】 ※6/12~14 和歌山セーリングセンター

※ハイレベルな争い!
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(男子420級) ※4校        (女子420級) ※2校
関西学院  (兵庫) ④      関西大第一 (大阪) ①
星林    (和歌山)①      芦屋    (兵庫) ②
向陽    (和歌山)②
和歌山工業 (和歌山)③
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【男子420級優勝の高山/中野ペア(星林)間違いなく優勝候補筆頭!】

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【女子420級優勝の田中/高野ペア(関西大第一)。先日某キー局で2人のドキュメントが放送された】

(男子FJ級)  ※3校          (女子FJ級)  ※2校
清風    (大阪) ④      啓明学院  (兵庫) ①     
関西学院  (兵庫) ①・②    芦屋    (兵庫) ②
芦屋    (兵庫) ③
星林    (和歌山)⑤※
※関西学院が2艇3位以内となった為、清風まで進出。尚、星林は地元開催枠で出場予定。
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【男子FJ級優勝の「平野祐樹/皆川晃輝」ペア(関西学院)】

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【女子FJ級優勝の「安藤 碧/尾井恵子」ペア(啓明学院)】

今年の和歌山インターハイ開催水域でもある近畿大会は「和歌山セーリングセンター」で本番さながら実施され、各校エントリーは無制限で実施され決着した。男子420級では昨年のインターハイソロ準優勝の「高山大智/中野翔太」ペア(星林)が貫禄の優勝。2位には「藤木一誓/藤木海舟」(向陽)の兄弟ペア、3位には昨年の長崎国体シーホッパーSR級チャンピオンであり、ユース界のマルチセーラーの呼び声が高い「矢野伸一郎/山本晟也」(和歌山工業)が入るなど、ほぼ3艇でのマッチレースとなったことから、あまりの強さに他校の関係者は唖然としてしまう状況だったようだ。
ちなみに向陽・和歌山工業は高体連登録し、新たに参加してきたことを付け加えておく。4位には辛うじて「上野 航/藤井洸輔」(関西学院)が滑り込んだ。

女子420級では、昨年のインターハイソロ準優勝、現在女子ユース界トップでもある「田中美紗樹/高野芹奈」ペア(関西大第一)がもちろん優勝。2位には「南野華菜/工藤彩乃」(芦屋)が入り、それぞれインターハイ進出を決めた。

男子FJ級では関西学院が1・2と圧倒、女子FJ級では昨年涙を呑んだ「安藤 碧/尾井恵子」(啓明学院)が優勝し、KGセーリング勢の活躍が目立った。

今年の近畿勢は特に男女420級で優勝候補筆頭のチームが存在し強力である。果たしてどうなるのだろうか?



⑦【中国水域】 ※6/19~21 境港公共マリーナ

※山口・鳥取勢が圧倒!
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(男子420級) ※4校        (女子420級) ※2校
米子工業高専(鳥取) ②      境     (鳥取) ②
境港総合技術(鳥取) ③      光     (山口) ①   
光     (山口) ①   
大島商船高専(山口) ④

(男子FJ級)  ※3校        (女子FJ級)  ※1校
光     (山口) ②      邑久    (岡山) ①
聖光    (山口) ①
大島商船高専(山口) ③

「鳥取・境港公共マリーナ」で開催された中国大会。各種目・各校一艇のみのエントリーで実施された中で、男子420級では、昨年のユースワールドをクルーで銅メダルを獲得した「松尾虎太郎/山野 航」(光)が優勝。松尾は5月のJOCでは星林の高山を破っており、間違いなく優勝候補に挙がることだろう。
女子420級では「中村遥香/森戸 環」ペア(光)が優勝し、見事男女アベック優勝を果たした。

男子FJ級では昨年のインターハイ最終レースで魅せてくれた「西田智輝/重本章吾」ペア(聖光)が、女子FJ級では「入江美帆/堀口詩織」ペア(邑久)がそれぞれ優勝を飾った。

その他では、勢いある山口県勢からは大島商船高専が男子両クラス通過、またインターハイ予選自体も5年ぶりとなった鳥取県勢は3校それぞれが3種目でインターハイ進出となり、大きく躍進した。少子化に悩む同県勢は、420級の導入が決定してから県連が中心となり強化してきた成果がようやく表れたといえるだろう。



⑧【四国水域】 ※6/20~21 高松市立ヨット競技場
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【高松おなじみの微風レースシーン】

※高松商業が3種目制覇!高松工芸は全種目通過!

(男子420級) ※2校        (女子420級) ※2校
高松商業  (香川) ①       高松商業  (香川) ①
高松工芸  (香川) ②       高松工芸  (香川) ② 
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【今年の注目株!女子FJ級優勝の「佐藤まやの/滝下美月」ペア(高松商業)】

(男子FJ級)  ※2校        (女子FJ級)  ※2校
高松    (香川) ①       高松商業  (香川) ①
高松工芸  (香川) ②       高松工芸  (香川) ②

毎年「高松市立ヨット競技場」で開催される四国大会は、全種目・各校1艇のエントリーで実施され、高松商業が3種目で優勝。高松工芸が全種目通過の結果となった。
この中で注目されるのは、5月JOCで後半4レースをオールトップと活躍した女子FJ級の「佐藤まやの/滝下美月」ペア(高松商業)だろう。この大会でもオールトップであり、間違いなく本番でも優勝候補となることだろう。また420級女子でも唐津ワールド出場予定の「松本桃果/多田彩乃」ペア(高松商業)もオールトップで優勝しており、期待しても良いのではないだろうか?




⑨【九州水域】 ※6/12~14 佐賀県ヨットハーバー

※男子は中村三陽・女子は別府青山が完全優勝!

(男子420級) ※7校        (女子420級) ※4校
中村学園三陽(福岡) ①       西南学院  (福岡) ④
福岡第一  (福岡) ③       唐津西   (佐賀) ②     
唐津西   (佐賀) ②       別府青山  (大分) ①
長崎総科大附(長崎) ④       首里    (沖縄) ③
長崎鶴洋  (長崎) ⑥
別府青山  (大分) ⑤
日南振徳  (宮崎) ⑦

(男子FJ級)  ※7校         (女子FJ級) ※4校
中村学園三陽(福岡) ①・③     西南学院  (福岡) ⑤
修猷館   (福岡) ⑦       別府青山  (大分) ①・②           
唐津西   (佐賀) ②       宮崎海洋  (宮崎) ③
宇土    (熊本) ⑨       日南振徳  (宮崎) ④
別府青山  (大分) ⑤・⑥
宮崎海洋  (宮崎) ⑧
鹿児島商業 (鹿児島)④

唐津市にある「佐賀県ヨットハーバー」で開催された九州大会は、関東と同様、420級は各校一艇・FJ級は各校二艇エントリーで実施。男子では昨年のデュエット優勝・九州のリーダー校である中村三陽が両クラス制覇を果たす。男子420級では、昨年のインターハイでソロメダルが目前でありながら最終レースを失敗し、悔しい思いをした「藤野流星/柴田桂祐」ペアが420級に挑戦し見事優勝。男子FJ級では「末次秀光/木下雅崇」ペアが優勝、JOCで優勝した「玉山郁人/原 北斗」ペアが3位と今年も優勝戦線に絡んでくるのは間違いないだろう。

女子では昨年のデュエット優勝・別府青山が両クラス完全制覇を果たす。女子420級では、昨年ソロ7位・デュエット優勝に大きく貢献した「赤嶺華歩/丸山南美」ペアが順当に優勝を飾る。唐津420ワールドにも出場予定であり、インターハイ本番でも期待がかかる。
女子FJ級では「秋吉安恵/帶刀彩衣」ペアが圧勝、「上村真利亜/清原摩耶」ペアが2位と昨年の勢いは続いているようだ。
その他では、唐津西が3種目、西南学院が女子2種目、宮崎海洋は男女FJで2種目、日南振徳は男子420・女子FJで2種目の通過となった。また新たな話題としては女子420級3位に国体シーホッパーSR級の出場経験もある「大城さくら/ 奥永咲恵」ペア(首里)がダブルハンドにも挑戦し、見事同校初のインターハイ進出を決めたのが新しい話題か?

今年の九州勢はFJ級においては優勝候補に名乗りを挙げるチームが多数存在するが、420級でどこまで全国戦線で通用するのか?がポイントだろう。



※簡単ではありましたが、インターハイ各水域予選の結果を解説させて頂いた。この後420ワールドや、FJワールドで果たしてどうなっていくのかが見所であろう。インターハイまで残り一ヶ月、一生懸命練習し、本番に臨んで頂きたい。


以上