2016-06-30 21:00 | カテゴリ:インカレ
関東個人戦は先日のスナイプ級に続き、今週末(7/2~3)には470級が開催される。エントリーはスナイプ級の艇数よりさらに多く、97艇が全日本14の席を懸けて争われる。
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【今年の関東個人戦は熾烈を極めるだろう】 ※春インカレより

本題へ入る前に、先週のスナイプ個人戦最終日において、嬉しいビッグニュースが飛びこんできた。もう皆さまもご存知の通り・・・

岡田奎樹/木村直矢(早稲田大/日本大)が470ジュニアワールド優勝の快挙!

をやってのけたのだ。この優勝は日本人初の快挙であり、本当に見事である。素晴らしいと言う他ない。岡田君、木村君、本当におめでとう!
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【日本人初の470ジュニアワールド優勝の岡田奎樹/木村直矢ペア(早稲田大/日本大)】※470オリンピックセーリングより

尚、昨年の420級ワールドでこちらも日本人初の優勝を果たした高山大智/高柳 彬ペア(ヤマハ発動機・日本大/日本経済大)も3位銅メダルと大活躍である。

岡田は当ブログでも紹介している通り、ジュニア・ユース時代には、OPワールド日本人最高位や、2014年長崎国体成年男子470級で最年少制覇などの記録を持ついわばスーパースターだ。そして今回もジュニアワールド初制覇の称号も手に入れ、まさに記録男である。

木村は、兄・俊介、姉・恵理の影響を受け、高校からヨットを始めるも、わずか1年後の関東大会で強豪ジュニア出身セイラー相手にオールトップで優勝と一躍脚光を浴びる。日大進学後も、エースクルーとして大きく成長し、いまや同校にとってかかせない存在である。

このメダリストの内、今回3名が出場することになり、レースは大いに盛り上がることだろう。

そして展望へ入ることにする。



※【関東個人戦470級展望と解説】(97艇エントリー)

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【そろそろ学生タイトルが欲しいところ・・・岡田奎樹/岩井俊樹(早稲田大)】※全日本インカレより

上記に述べた通り、今回最も注目されるのは当然ながら早稲田大の岡田奎樹/岩井俊樹(3年・唐津西/3年・早大学院)となる。
岡田は1年次より出場するも4位・2位とスーパースターといえどもタイトル獲得までには至っていない。今大会はもちろん優勝候補筆頭である。

その早稲田大からは岡田を含め4艇エントリー。他3艇は春インカレで話題になった女子スキッパーだ。昨年の全日本女子3位の市川夏未/深田龍介(4年・早大本庄/3年・早大学院)、ルーキーイヤーで全日本進出を果たした元津志緒/中島捷人(2年・長崎工業/4年・逗子開成)、そしてジュニアワールドにも出場し、昨年の420ワールド女子メダリストルーキー田中美紗樹/永松瀬羅(1年・関西大第一/4年・別府青山)が不本意だった春インカレの雪辱を晴らせるのか?

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【日大のエース!玉山千登/小松日向ペア(日本大)】※春インカレより

春インカレでは見事優勝を飾った日本大からは、計8艇がエントリー。引き続き好調のリーダー艇・玉山千登/小松日向(4年・中村学園三陽/2年・別府青山)、今井拓哉/市川一帆(3年・磯辺/4年・平塚学園)、そしてメダリストクルー艇の奥村将文/木村直矢(3年・高松工芸/3年・霞ヶ浦)のレギュラー陣に加え、ジュニアワールド銅メダリストスーパールーキー・高山大智/濱野舜斗(1年・星林/1年・大湊)も学連レース初登場。

全8艇共に通過できる力は持っている。果たして何艇通過できるのか?

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【関東連覇となるのか?中嶋 颯/江頭英翔ペア(慶應義塾大)】

春インカレ準優勝だった慶應義塾大は、日大を上回る9艇がエントリー。連覇が懸かる昨年の関東チャンピオン・中嶋 颯/江頭英翔(4年・塾高/3年・逗子開成)を始め、春インカレ個人成績2位の多々羅友貴/鳥羽雄太(4年・塾高/4年・塾高)、そして実力上位の樋口 舵/樫本達真(4年・塾高/1年・塾高)の3艇が主力ではあるが、スナイプ級が5艇通過したように、470級ではどうなるのか?

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【ジュニアワールドの経験を生かせるのか?林 優季/木村沙耶佳ペア(明海大)】

春インカレではいわゆる関東三強を崩し、3位となった明海大からは、春インカレ女子優勝であり、ジュニアワールドにも出場した林 優季/木村沙耶佳(4年・羽咋工業/4年・磯辺)、又村 優/太田貴弘(3年・大湊/4年・大島海洋国際)そして、ルーキー・花井静亜/玉井瑛士(1年・海津明誠/2年・磯辺)と女子スキッパーの布陣でどうなるのか?

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【ルーキーイヤーには全日本6位入賞の実力者・榊原隆太郎/山崎史也ペア(中央大)】

早稲田を上回り、春インカレ4位となった中央大からは、5艇エントリー。エース・榊原隆太郎/山崎史也(3年・唐津西/3年・海城)、菅野 翔/飯塚悠樹(2年・中村学園三陽/3年・国際)、ルーキーの榊原健人/宮口悠大(1年・唐津西/3年・唐津西)、そして復活した平原みちる/齋藤七大(4年・別府青山/1年・逗子開成)とそれぞれ実力があり、どうなるのか?

スナイプでは全滅となってしまった法政大は、昨年この大会女子スキッパー最高位の足立茉莉花/田中颯人(2年・別府青山/3年・磯辺)が主力。

春インカレはシード権を逃してしまった明治大からは、鈴木颯太/沖 龍葵(3年・福岡第一/3年・桐蔭学園)が上位候補。

そして春インカレではシード権を獲得した東京大は、個人ベースでは若干厳しいながらも、1艇でも絡めるのか?に注目である。

※ここまで有力選手を紹介しただけでも20チームオーバーと、優勝争いもさることながら、全日本進出は熾烈を極めそうである。


見所満載の当大会での選手皆さんの健闘を祈る!


以上


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2016-06-28 19:00 | カテゴリ:インカレ
※平川竜也/三宅功輔(早稲田大)が混戦を制す!

今年の学生全日本戦線へ向けての重要な一戦である関東学生ヨット個人選手権大会は、江の島ヨットハーバーで6/25~26にまずはスナイプ級が開催された。
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【81艇で争われたスナイプ級スタートシーン】

初日は強風レースとなりそうだったものの、爆風であえなく中止、2日目はまずまずのコンディションで、⑤レースを消化し、決着した。

前日の大きなうねりが残ったことや、潮も強く、微妙に難しいコンディションの中、各艇レースの出入りが激しく、混戦模様となる。

その中で早稲田大の平川竜也/三宅功輔と明海大の杉浦良介/古坂信悟が同点1位となったが、平川艇がトップフィニッシュがあったことが決め手となり、平川/三宅がスナイプ級制覇となった。

※全日本進出チームは以下の通りである(8位まで入賞、14位まで全日本進出)
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【優勝した平川竜也/三宅功輔ペア(早稲田大)】

※【関東学生ヨット個人選手権スナイプ級最終結果】 ※エントリー81艇

①平川 竜也/三宅 功輔  (早稲田大)  20点(9-5-5-1-(13))
②杉浦 良介/古坂 信悟  (明海大)   20点(3-2-12-(BFD)-3)
③中山 由佳/青木 祐哉  (日本大)   25点((18)-6-4-7-RDG)
④直井 滉耀/増田 喜一  (明治大)   27点(7-1-10-(16)-9)
⑤池田 紅葉/安藤 立   (日本大)   29点(2-7-18-(BFD)-2)
⑥佐藤 帆海/関口 舜一  (慶應義塾大) 29点((15)-10-3-10-6)
⑦岸 祐花 /千葉 将貴  (中央大)   31点(1-11-(19)-12-7)
⑧永松 礼 /川上 健太  (早稲田大)  36点((21)-3-13-15-5)
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⑨増田 健吾/小川 昭人  (慶應義塾大) 37点((BFD)-13-9-14-1)
⑩大井 航平/村上 義龍  (日本大)   43点(28-(34)-1-2-12)
⑪細沼 豪太/太中 賢   (慶應義塾大) 43点(24-(33)-8-3-8)
⑫小澤 駿 /樋口 瑛一  (慶應義塾大) 43点((23)-17-11-5-10)
⑬越川 智博/畠 広樹   (慶應義塾大) 48点(17-18-(20)-9-4)
⑭柴沼 拓也/天野 大志  (明海大)   49点((25)-15-6-13-15)

※以上が全日本進出!

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【女子スキッパー最高位の中山由佳/青木祐哉と、5位通過の池田紅葉/安藤 立(日本大)】



※【レース推移】

※6/26(日)  天候・晴れ  最高気温30℃

梅雨時期とは思えない真夏の陽気になった大会2日目は、爆風も治まり3m/sec前後のコンディションで始まる。しかし冒頭でも述べた通り、大きなうねりは残り、潮も強く、判断にも迷う難しいコンディションとなる。
その上風向も180度前後で安定していると思いきや、風速も中途半端なのも影響してか、140度設定でレースは始まる。

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【女子スキッパーがいきなりトップフィニッシュ!総合7位の岸/千葉ペア(中央大)は、2年連続の通過!】

その第①レースは、女子インカレでも上位の岸/千葉(中央大)・池田/安藤(日本大)の女子スキッパーワンツーと驚きのスタート、杉浦/古坂(明海大)が3位となる。

一方、優勝候補は相次いでバタバタと嵌ってしまう。さらに風速が落ち、コース短縮となったのもあってか、永松/川上(早稲田大)は21位、佐藤/関口(慶應義塾大)は15位、増田/小川(慶應義塾大)はBFDと、この時点で優勝は厳しい状況となるなど、波乱のスタートとなってしまうであった。

続く第②レースも同じようなコンディションで始まり、永松/川上が先行したものの、第①レース7位の直井/増田(明治大)が逆転し、トップフィニッシュ。好調の杉浦/古坂が2位、そして永松/川上は3位フィニッシュとなる。

この時点で杉浦が暫定首位、2位が直井となる。
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【惜しくも準優勝の杉浦/古坂ペア(明海大)】

第③レースでは風向も真南で安定し、若干風速も上がってくる。このレースでは、2レース大嵌りしていた大井/村上(日本大)が、復活のトップフィニッシュ。暫定首位の杉浦は12位となったものの17点て首位をキープ。直井も10位となったものの、18点の2位は変わらず。そして3位にはここまで目立ってなかった平川/三宅(早稲田大)が9-5-5の19点で3位となる。

第④レースも風速はそれほど上がってこなかったが、各艇、勝負所とみて積極的なスタートをみせたが、6艇がBFDで失格となる。その中には暫定首位の杉浦/古坂も入っており、ますます混戦模様となる。

この重要な局面でトップフィニッシュを飾ったのは、暫定3位の平川/三宅が冷静なレースでついに首位となる。上位陣は総崩れで、実質、平川VS杉浦の優勝争いとなり、カットレースが入る最終第⑤レースへ突入するのである。

最終第⑤レースは、平川がまたしてもカットレースとなりそうなレース展開に対し、杉浦は上位で推移する。杉浦が優勝する為には2位以内が条件も、惜しくも3位フィニッシュ。従って同点となり、軍配は平川/三宅に挙がった瞬間であった。
準優勝には杉浦/古坂、3位には第②レース以降安定して上位だった中山由佳/青木祐哉(日本大)が入り、女子スキッパー最高位となった。

優勝した平川は、現在早稲田の主将としてチームを牽引している存在。研究熱心であり、その努力がここで花開いたといえる。

優勝おめでとう!

通過校を学校別に見てみれば、春インカレ優勝の慶應義塾大が、佐藤/関口の6位が最高位だったものの、合計5艇通過と最高。
日大は3艇、早稲田・明海が2艇、明治・中央が1艇と実力あるチームが入り、ほぼ順当な結果ではあった。


※今週末には470級が開催される。こちらも話題の選手が続々登場し、こちらも激戦となることだろう。今から楽しみである。


以上




2016-06-24 18:00 | カテゴリ:インカレ
いよいよ大学ヨット界も、全日本戦線へ向けての戦いが始まる。まずは全日本学生ヨット個人選手権大会(9/1~4・新西宮ヨットハーバー)の出場権を懸けて、関東学生ヨット個人選手権大会が、明日より、江の島ヨットハーバーで開催される。

ます今週はスナイプ級が開催、全81艇エントリーの中から例年通り14艇が全日本進出となる。簡単ではあるが、解説してみるとしよう。
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【春インカレ決勝のスナイプ級レースシーン】 ※写真は羽田氏より



※【関東個人戦スナイプ級展望と解説】
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【実力№1!優勝候補筆頭の永松/川上ペア(早稲田大)】

今年の関東覇者はどのチームに輝くのか?これを展望をしていく上で、やはり参考になるのは「春インカレ」となる。その個人成績をみてみれば、失格こそあったものの、次元の違う走りをみせていたのは早稲田大の永松 礼/川上健太(3年・別府青山/3年・早大学院)である。このチームが優勝候補筆頭であることは間違いない。

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【今年は全日本タイトルを狙う、佐藤帆海艇(慶應義塾大)】

対抗勢力というより、もう一つの優勝候補上位といえば、ライバル慶應義塾大のエース艇・佐藤帆海/関口舜一(4年・塾高/3年・慶應藤沢)となるだろう。ここでは全力で優勝を狙ってくるに違いない。

対抗勢力としては昨年ブレイクし、全日本でも3位入賞となった・増田健吾/小川昭人(4年・塾高/2年・塾高)も虎視眈々と優勝を狙う。尚、慶應は計9艇エントリーしており、何艇通過できるのか?

さらには早稲田大の主将艇・平川竜也/三宅功輔(4年・逗子開成/2年・早大学院)の春インカレは、本人としては若干不本意な成績だったか?それでも安定感は抜群であり、果たしてどうなるのか?

春インカレ準優勝の日大は7艇のエントリーだが、順風域までなら逆転も可能か?春インカレ個人成績トップの主将艇・大井航平/村上義龍(4年・土浦日大/2年・宇土)や女子インカレワンツーの池田紅葉/安藤 立(2年・横浜創学館/4年・別府青山)、中山由佳/青木祐哉(4年・唐津西/3年・土浦日大)がそれぞれ上位進出できるのか?

慶應・日大・早稲田三強の他にも上位候補を挙げておこう。

春インカレ4位の明海大からは、個人成績トップタイの杉浦良介/古坂信悟(4年・碧南工業/4年・磯辺)や柴沼拓也/天野大志(4年・霞ヶ浦/4年・富士北稜)はどこまで上位に迫れるのか?

春インカレ5位の中央大も安定感抜群のリーダー艇・福士倖也/伊藤未波(4年・青森工業/3年・宮古)や実力上位の岸 祐花/千葉将貴(2年・相模原中等教育/4年・中大杉並)が上位候補。

春インカレ6位の法政大からは、女子インカレ上位の根本彩加/岩井友香(4年・磯辺/4年・鎌倉)が上位候補。

そして春インカレ7位の明治大からは、個人成績4位の直井滉耀/増田喜一(4年・土浦日大/4年・藤枝明誠)が上位候補。

※コンディション的には今回は強風となりそうだ。そうなれば実力的には永松と佐藤が抜けており、大きな波乱がなければ、この2艇による優勝争いとなるだろう。是非とも好レースに期待したい。

以上



2016-06-24 10:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
④【北信越水域】 ※6/18~19 富山・新湊マリーナ

※男子は羽咋工業、女子は新湊がそれぞれ完全制覇!
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【北信越のダブルハンド種目は全て同時スタート】 ※写真は風の旅人様より

※【出場校】
北信越1

北信越といえば、やはり21世紀に入ってから15年連続インターハイ種目全制覇の羽咋工業のことは取り上げておかねばならないだろう。今年も全制覇で記録を伸ばすと思われたが、部員不足により女子FJ級にエントリーできず、この時点で大記録がストップとなってしまう残念な結末ではあった。

レースは各校エントリー無制限で6レース実施され、男子種目は羽咋工業が完全優勝。そして今回注目だったのは女子420であろう。中部420で好成績だった新湊の馬渡紗希/小林真央と、羽咋の2年生ペア・高津ちあき/小作夏未との対決が気になっていたが、馬渡ペアが勝利、女子FJ級でも勝利し、女子完全制覇の幕切れとなる。尚、新湊にとっては16年ぶりのインターハイ種目制覇となった。

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【羽咋の全種目16連覇を阻んだ、女子420級優勝の馬渡/小林ペア(新湊)】※風の旅人様より



⑤【東海水域】 ※6/18~19 三重・津ヨットハーバー

※海津明誠(岐阜)が全種目通過!
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【東海大会出艇時のシーン】

※【出場校】
東海1

今年の東海大会は、津ヨットハーバーで実施され、昨年の特殊なレギュレーション(※420級もFJを使用して実施)は撤廃、全種目各校一艇ずつのエントリーで順風域の⑤レースを消化し、決着した。

昨年インターハイ女子420級で準優勝した海津明誠は、男女420級の優勝を始め、唯一の全種目通過と今年も充実。ユースワールド予選(※堀畑南帆/市井菜月ペアが代表権獲得)や稲毛ウィークにも積極的に遠征しており、今年も上位進出を狙う。

男子420級からみてみると、中部420上位チームが順当に2~4位を占める結果となった。中部420で圧勝した碧南の持田春樹/杉浦涼斗は準優勝。そして3位には、なんと津工業の谷口龍帆/西田有世が入り、同校初のインターハイ進出となり、最後の席には、熱海の近藤 滋/内田隆太となり、同校男子としては2008年若洲大会以来、8年ぶりのインターハイ進出となった。

男子FJ級では、碧南工業の都築峻也/鳥居健太郎が、中部FJで圧勝した蒲郡東の柴本 陸/村田優斗を上回り、優勝を飾る。

女子420級は参加が4チームだった為、海津明誠・碧南・半田・蒲郡東が全てインターハイ進出。この中で上記にも述べたが、堀畑南帆/市井菜月(海津明誠)が順当に優勝を飾る。

女子FJ級は中部FJ女子最上位の出口彩夏/野竹みちる(半田)が優勝、そして海津明誠・碧南がインターハイ進出を決めた。

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【女子FJ級優勝の出口彩夏/野竹みちる(半田)】



⑥【近畿水域】 ※6/10~12 和歌山セーリングセンター

※清風(大阪)が、男子種目完全制覇!
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【インターハイでも上位を目指す!西村/平井ペア(清風)】

※【出場校】
近畿2
※男子420級は、清風が2艇となった為、法隆寺国際まで、女子FJ級は、芦屋が2艇となった為、膳所までそれぞれインターハイ進出!

今年もインターハイ本番同様、和歌山セーリングセンターで実施された近畿大会は、エントリー無制限・まずまずの風域で予定の⑦レースを消化し、決着した。

男子種目は両クラス共に清風が完全制覇を飾る。特に420級優勝の西村宗至朗/平井徳輝は、当ブログでもお知らせしている通り、今季絶好調。ただこの西村も昨年は1年生ながらOPワールド経験者として大いに期待されたが、多くの強者に阻まれ、悔しかったに違いないだろう。近畿のエースとして成長した彼らは、地元地区開催のインターハイでは大いに期待がかかる。

尚、準優勝にも藤原達人/長澤潤一となり、レベルの高さを裏付ける結果となった。

3位には各種大会で上位にランクしていた膳所の村山航大/鄭 奉鎔が、4位には皆川晃輝/藤井洸輔(関学高等部)が順当にインターハイ進出となった。尚、清風が枠内に2艇となった為、5位の法隆寺国際までインターハイ進出となる。尚、同校は旧斑鳩高校であり、2005年に合併して現校名となる。私の資料によれば、インターハイ出場は、2001年宇土大会以来15年ぶりであり、現校名としては初のインターハイ進出となった。

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【男子FJ級優勝の徳永/三宅ペア(清風)】

男子FJ級でも420級2艇の2年生ペアに負けじと、清風の3年生ペア・徳永 輝/三宅公八郎が圧勝。2位には各種大会で上位に連ねていた芦屋の石田亮輔/瀧川勇駿が入り、最後の席は宮津の山本高徳/白數和嗣が同校2年ぶりのインターハイ進出となった。

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【男子420級とともに同校15年ぶりのインターハイ進出を優勝で飾る!女子420級優勝の続木/寺脇ペア(法隆寺国際)】

女子420級では、熾烈な優勝争いとなる。420ワールド出場予定の佐藤亜海/西村予里(芦屋)が前半③レース全てトップだったものの、後半④レースは法隆寺国際の続木茄可/寺脇夢紬美が怒涛の追い上げで、逆転優勝を果たした。

ちなみに続木は兵庫ジュニア出身でOPアジア大会に出場したこともある実力派。また彼女の両親は、斑鳩高校ヨット部草創期のメンバーであり、外部コーチとのことである。久しぶりのインターハイは、とても嬉しいに違いないだろう。

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【芦屋勢は部員も多く、今年の上位独占は見事!優勝の伊藤/松家ペア】

最後に女子FJ級は、3艇出場した芦屋勢が上位独占。その中で5回のトップフィニッシュを果たした伊藤杏紗/松家瑞歩が快勝。そして芦屋が上位独占となった為、4位の膳所までがインターハイ進出となった。


そして驚いたのは、昨年大活躍だった地元和歌山勢が全種目において通過できない波乱もあった。一応地元開催なので、推薦枠で出場となるのだが、ヨット競技のみ10年間和歌山開催となった特殊事情の背景から、推薦条件もはっきりしない。

・開催県は今まで通り、全部出場できる?
・各種目一艇ずつ出場?
・毎回全部出場となると、(他水域からみて)不公平感も出てくるので、全滅の時のみ全種目で一艇のみ?

いずれにせよ、出場となったからには奮起を期待したいと私は思う。


※西日本編に続く。

2016-06-22 17:30 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
今年も第57回和歌山インターハイへの出場権を懸け、5月末の北海道予選から始まり、全9水域で熱戦が展開された。6/19(日)に全水域で終了し、全出場校が出揃ったのは、フェイスブック速報や前回の記事でもお知らせした通りである。
さて、選手及び関係者の皆様にとっては、他水域の動向が気になるところであろう。やはり選手自身の目標を達成するためには敵を知ることが最も重要であるからだ。

また水域予選のレギュレーションは、各水域の裁量に任されており、インターハイ本番(各種目各校一艇のみ)とは若干違う。そのことで様々なことも見えてくるものだ。その点を踏まえ、まずは東日本3水域から紹介することに致しましょう。



①【北海道水域】 ※5/27~29 江差港マリーナ

※小樽水産が全種目制覇!

※【出場校】
北海道1

毎年最初にインターハイ出場校が決まる北海道予選では、予定の⑥レースを全て消化し決着。例年、3校が3つの枠を分け合う事が続いたのだが、今年は小樽水産が見事3種目を独占する結果となった。



②【東北水域】  ※6/17~19 宮城・七ヶ浜町花渕小浜港

※宮古商業(岩手)が2年連続全種目制覇の快挙!
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【男子420級・宮古商業VS宮古の熾烈なライバル争い】

※【出場校】
東北1
※女子FJにおいては、宮古商業が3位以内に2艇となった為、宮古までインターハイ進出。

震災の影響もあり、久しぶりの宮城開催となった東北大会。全種目各校最大2艇までのエントリーで実施。レース形態は、他水域で多く採用されているクラス別男女同時スタートではなく、インターハイ本番と同じ男女別のレースであった。

しかし2日目はまずまずの風域だったものの、初日・最終日は苦しいコンディションとなり、男子は3レース、女子は4レースでの決着となった。

レースは昨年に引き続き、宮古商業が2年連続全種目制覇の快挙を成し遂げた。また、ライバル校宮古も全種目通過し、さすがは今年の国体開催県である。特に今年の岩手勢は遠征を数多く組み、気合の入り方がまるで違うのが良くわかる。
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【昨年インターハイ5位の加藤/向口ペア(宮古商業)】

この中で特に期待がかかるのは、男子420級で昨年2年生ながら5位入賞した加藤 卓/向口瑠袈(宮古商業)となるだろう。しかしこのチームを脅かしているのは、メキメキと力をつけている宮古の佐香将太/長澤 慶である。今回は加藤ペアが優勝したものの、力的にはほぼ同じとみて間違いないだろう。

男子FJで優勝した宮古商業の前川翔太/飛澤大樹は稲毛ウィークで英語が2回あったものの、トップフィニッシュもあり、上位を狙える力を持っている。同校2年連続のメダルに期待したい。

青森勢は、大湊が3種目通過、青森工業は安定の男子2種目通過、宮城勢は仙台第二が2年ぶりの出場、塩釜は女子1種目の結果となった。



③【関東水域】  ※6/10~12 茨城・霞ヶ浦ラクスマリーナ

※霞ヶ浦(茨城)が全種目完全制覇の快挙!
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【関東大会FJ級スタートシーン】

※【出場校】
関東1
※男子FJ級において5位以内に逗子開成・磯辺が2艇となった為、慶應義塾・土浦日大までがインターハイ進出。

※昨年、2名の女子チャンピオンが出場するとあってか、注目が集まった関東大会は、茨城・霞ヶ浦で開催。エントリーは昨年同様、420級は各校1艇、FJ級は2艇ずつ、順風域で⑤レースを消化し、決着した。

レース展望は霞ヶ浦の全種目制覇となるのか?に注目が集まる。
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【420級男子優勝・蜂須賀/岩田、女子優勝・宇田川/大橋のトップ争い】

昨年のインターハイ女子420級優勝・宇田川真乃/大橋未奈、FJ級優勝・仲 美南/鈴木せいらは、男子をも凌駕する走りで文句なしの2冠。そして男子420級の蜂須賀晋之介/岩田慧吾は、宇田川との接戦も多く、こちらも文句なしの優勝。残る一つは男子FJだった。若干力が劣ると思われた藤平拓海/岡田和也が3回のトップフィニッシュと大躍進。見事全種目優勝の快挙を成し遂げた。

ちなみに関東大会における全種目制覇は、ソロ・デュエット時代でもなく、さらに昔のスナイプ・FJ時代まで遡らなければならない。1980年に磯辺(千葉)が達成以来、36年ぶり2例目の快挙である。

また霞ヶ浦女子は今年のインターハイにおいて大記録(※女子種目2年連続完全優勝)に挑戦する。
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【もはや敵は自分自身だけか?女子FJ級優勝の仲 美南/鈴木せいら(霞ヶ浦)】

この記録はインターハイヨット史上、未だ(女子では)達成されていない(※男子でもソロ・デュエット時代に中村学園三陽が達成した1例のみ)。しかも達成できる可能性が大であることから、注目せざるを得ないだろう。
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【420ワールド代表の石井/盛田(磯辺)もインターハイ上位を狙える実力である】

他では磯辺が今年も全種目通過。特にこちらも宇田川と遜色ない走りを見せる女子420級の石井 茜/盛田冬華を筆頭に、FJでも上位進出は可能だろう。

その他男子では神奈川勢が若干苦戦したが、逗子開成・慶應義塾はそれぞれ2種目通過。昨年インターハイ初出場を果たした稲毛からは、千葉ジュニア出身の1年生スキッパー・谷 望/嶋田 渉が4位通過。

男子FJ級の末席は土浦日大が辛うじて手にし、女子420級は大島海洋国際と日本橋の熾烈な争いで大島に軍配が上がる。

とにかく霞ヶ浦の活躍が目立った関東大会であった。


※中日本編へ続く