2016-09-27 00:00 | カテゴリ:国体
今年もいよいよセーリング競技の最大イベントである国民体育大会の季節がやってきた。このビッグイベントも71回目を迎え、今年は岩手県宮古市にあるリアスハーバー宮古を舞台に開催されようとしている。(10/2~5開催)
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【ここまで戻るには大変な努力が必要だったことだろう。】※全日本実業団連盟より

この国体が開催されるにあたり、やはり2011年に発生した「東日本大震災」のことは触れなくてはならない。改めてお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げる次第であります。

リアスハーバー宮古においても、甚大な被害となり、その年予定されていたインターハイを開催できなかったことは、関係者の皆さまにとって、さぞ無念であっただろうと推察できる。しかしながら全国からの支援などにより復活。それでも苦しい状況の中で、インターハイでも岩手勢が4年連続で2回の優勝を含むメダル獲得と我々を感動させ、そして昨年はクラブハウスが再建し、この国体を迎えられることはまさに感無量であろう。

今年も成年・少年合わせて全10種目・各6レースで熱戦が展開される(※4レース成立以上1カット)。多種目であるので、簡単に展望させて頂くことにする。



①【成年男子470級】(※38艇出場予定)

※東京五輪へ向けての主導権争い!?
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【ヤマハでオリンピックキャンペーンを開始した昨年の学生チャンピオン神木 聖(兵庫)クルーの疋田は、高山と大分から出場】

リオオリンピックが終了し、東京五輪へ向け熾烈な争いとなるのが、国体セーリング競技花形クラスである成年男子470級だ。今年の代表・土居一斗は出場しないが、強豪揃いであり、全く予想もつかない。

ここ2年は若い世代が活躍し、昨年優勝の磯崎哲也/野田友哉(福岡)の連覇なるのか?、また一昨年優勝のジュニアワールド金メダリスト・岡田奎樹/宮口悠大(佐賀)が2度目の学生チャンピオンを狙う。今年は昨年の学生チャンピオン・神木 聖/俣江広敬(兵庫)や、ジュニアワールド銅メダリスト・高山大智/疋田大晟(大分)のヤマハ2チームの勢いもあり、こちらを本命とした。

※なんとまぁ、豪華メンバーの対戦なのだろう!非常に私は興奮している。

◎神木 聖 /俣江 広敬  (兵庫)
○岡田 奎樹/宮口 悠大  (佐賀)
▲磯崎 哲也/野田 友哉  (福岡)
△市野 直毅/長谷川 孝  (和歌山)
△高山 大智/疋田 大晟  (大分)
△飯束 潮吹/田中 智也  (東京)
△出道 耕輔/中川 大河  (福井)
△河合 龍太郎/小川 晋平 (神奈川)
△元津 大地/外薗 潤平  (鹿児島)  
△小泉 颯作/光森 慎之介 (山口)



②【成年男子レーザー級】(※45艇出場予定)

※3度目の優勝なるか?
南里
【3度目の優勝となるのか?第一人者の南里研二(三重)】 ※長崎国体より

オリンピック種目であるレーザー級においては、日本は2大会連続で出場できなかったなど、苦戦の種目も、東京五輪では地元開催の為、無条件で出場できる。従って今年の国体は主導権を争う重要な大会となる。

昨年は大学生ながら初優勝した北村勇一朗(静岡)は、予選で敗退してしまい、残念な結果となってしまった。従って一昨年の続きなのか?

レースは国体2勝の南里研二(三重)を筆頭に、シングルハンド最多勝の永井久規(愛知)、NTの安田真之助(京都)この三強中心に展開されるは間違いないが、瀬川和正(鳥取)、樋口 碧(神奈川)までは優勝の可能性があるだろう。

ただ実績あるベテラン勢も虎視眈々と狙っている。国体スナイプ3勝・マスターズワールド優勝の杉山武靖(静岡)、国体スナイプ級2連覇やアトランタ五輪代表の兵藤和行(滋賀)、そして国体スナイプ級優勝や息の長い活躍をみせている前田博志(広島)、この3選手の動向にも注目だ。

◎南里 研二  (三重)
○安田 真之介 (京都)
▲永井 久規  (愛知)
△瀬川 和正  (鳥取)
△樋口 碧   (神奈川)
△谷口 斉謙  (和歌山)
△兵藤 和行  (滋賀)
△杉山 武靖  (静岡)
△前田 博志  (広島)



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】(※39艇出場予定)

※9回目の優勝濃厚!
富澤
【今年は同級初の4連覇の記録もかかる富澤 慎(新潟)】 ※長崎国体より

3大会五輪出場の富澤 慎(新潟)がこのクラス史上初の4連覇&国体9度目のセーリング史上最多優勝更新となるのか?に注目ではあるが、実力差も大きく、達成するのは濃厚だろう。

今年こそは、富澤を脅かす選手が出るのかどうか?特に若い選手の奮起に期待したい。

◎富澤 慎   (新潟)
○尾川 潤   (和歌山)
▲福村 拓也  (愛知)
△鳥取 雅嗣  (山口)
△板庇 雄馬  (滋賀)
△倉持 大也  (東京)
△村田 高亮  (福岡) 
△黒石 勇次  (大分)
△山﨑 大輔  (神奈川)



④【成年女子セーリングスピリッツ級】(※27艇出場予定)

※同級初の4連覇達成となるのか?
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【リオ五輪代表の宮川/高野ペア(和歌山)】 ※共同より

昨年このクラスで史上初の3連覇を果たした宮川惠子(和歌山)ではあるが、その後49erFXに挑戦し、見事五輪出場を果たした。コンビを組んだ高野芹奈と同級4連覇を目指すと同時に、ウインドの富澤同様、達成すればセーリング競技初の4連覇ということになる。

宮川に対抗できるのは、4年連続入賞の後藤沙季/赤嶺華歩(大分)や、470級のNTであった山口祥世/松下 結(長崎)、このクラスとは相性が良い3年連続入賞の平岡沙希/西尾知美(鳥取)以上3チームか?

◎宮川 惠子/高野 芹奈  (和歌山)
○山口 祥世/松下 結   (長崎)
▲後藤 沙季/赤嶺 華歩  (大分)
△平岡 沙希/西尾 知美  (鳥取)
△山本 佑莉/安田 真世  (福岡)
△廣田 英恵/高橋 美晴  (山口)
△矢口 梨絵/馬渡 凪沙  (神奈川)
△長堀 友香/武井 裕子  (東京)
△重 由美子/宮﨑 歩美  (佐賀)
△髙橋 友里/田村 愛子  (広島)



⑤【成年女子レーザーラジアル級】(※31艇出場予定)

※誰が制覇するのか?
多田
【昨年悲願の成年女子で初優勝!連覇を目指す多田 桃子(和歌山)】※岐阜国体より

昨年成年初優勝した多田桃子(和歌山)の連覇なるのか?にまず注目ではあるが、昨年は五輪キャンペーンで不出場だったものの、一昨年優勝の原田小夜子(長崎)や2年連続準優勝の蛭田香名子(愛知)までが、優勝争いの中心なのか?

◎多田 桃子   (和歌山)
○原田 小夜子  (長崎)
▲蛭田 香名子  (愛知)
△松苗 幸希   (北海道)
△多田 緑    (佐賀)
△鴨川 雪代   (山口)
△鄭 愛梨    (兵庫)
△濱田 華帆   (広島)
△杉浦 智香   (千葉)



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】(※21艇出場予定)

※3強による熾烈な争い!
小嶺1
【最多タイ優勝を目指す・小嶺恵美(愛媛)】 ※岐阜国体より

昨年4度目の優勝を飾った小嶺恵美(愛媛)が、2連覇&WS最多勝タイ記録(5勝目)を達成できるのか?に注目だが、元五輪代表の小菅寧子(新潟)や、須長由季(東京)も黙ってはいないだろう。まさに三強による熾烈な対決!

◎小嶺 恵美   (愛媛)
○須長 由季   (東京)
▲小菅 寧子   (新潟)
△小島 真理子  (和歌山)
△堀川 智江   (神奈川)
△三石 真衣   (千葉)
△錬石 恵子   (埼玉)
△原 百花    (兵庫)



⑦【少年男子420級】(※40艇出場予定)

※2連覇なるか?
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【山口勢としても少年ダブルハンド4連覇がかかる!松尾/三浦ペア(山口)】

昨年より採用されたこのクラスで初代チャンピオンに輝いたのは、松尾虎太郎/三浦 匠(山口・光)であった。今年はインターハイでは失敗した連覇達成をこの国体ではきっちり決めてくれるのではないだろうか?実力は圧倒的上位である。

逆転候補はもちろんインターハイ優勝の西村宗至朗/平井徳輝(大阪・清風)となる。昨年の松尾のように下級生が二冠達成となるのか?この二強を破るとしたら、インターハイ3位・地元国体で期待がかかる佐香将太/長澤 慶(岩手・宮古)となるだろう。

◎松尾 虎太郎/三浦 匠   (山口・光)
○西村 宗至朗/平井 徳輝  (大阪・清風)
▲佐香 将太/長澤 慶    (岩手・宮古)
△蜂須賀 晋之介/岩田 慧吾 (茨城・霞ヶ浦)
△倉橋 直暉/上田 健登   (福岡・中村学園三陽)
△田中 聡馬/野田 空    (岐阜・海津明誠)
△村山 航大/鄭 泰鎔    (滋賀・膳所)
△河崎 聖 /永田 魁    (石川・羽咋工業)
△藤木 海舟/津田 哲志   (和歌山・向陽)



⑧【少年男子レーザーラジアル級】(※41艇出場予定)

※連覇を狙うも・・・?
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【今年はラジアルユースワールドにも出場の鈴木義弘(山口)】※飛内氏より

昨年の和歌山国体で最も話題になったのは、このクラスで中学生が優勝したことだった。その初代チャンピオンとなった鈴木義弘(山口・光)が連覇達成となるのか?に注目が集まるのだが、昨年3位の豊島以知朗(広島・大島商船高専)や同4位の高山颯太(神奈川・金井)も力をつけており、そう簡単には勝たせてくれないだろう。そして同5位の岩城海都(鹿児島・開陽)までが逆転候補なのか?

◎鈴木 義弘   (山口・光)
○豊島 以知朗  (広島・大島商船高専)
▲高山 颯太   (神奈川・金井)
△岩城 海都   (鹿児島・開陽)
△西尾 拓大   (和歌山・桐蔭)
△下石 煕    (福岡・西南学院)
△谷  望    (千葉・稲毛)
△吉安 慶佑   (岐阜・海津明誠)



⑨【少年女子420級】(※32艇出場予定)

※大記録達成なるか?
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【インターハイはきっちり連覇達成の宇田川/大橋ペア(茨城)】

先日のインターハイでも述べた通り、インターハイ連覇を達成した宇田川真乃/大橋未奈(茨城・霞ヶ浦)が、国体でも連覇に挑戦する。インターハイ・国体2年連続優勝は今まで例がなく、偉業達成となるのか?

宇田川を阻止できるとしたら、インターハイ準優勝の石井 茜/盛田冬華(千葉・磯辺)や、地元期待の佐々木香波/前川優香(岩手・宮古商業)までとなるだろう。

◎宇田川 真乃/大橋 未奈 (茨城・霞ヶ浦)
○石井 茜 /盛田 冬華  (千葉・磯辺)
▲佐々木 香波/前川 優香 (岩手・宮古商業)
△長岡 叶子/森 七海   (香川・高松商業)
△續木 茄可/寺脇 夢紬美 (奈良・法隆寺国際)
△池淵 砂紀/福田 ゆい  (鳥取・境)
△小林 真由/堀口 詩織  (岡山・邑久)
△佐藤 亜海/尾仲 梨央  (兵庫・芦屋)



⑩【少年女子レーザーラジアル級】(※41艇出場予定)

※連覇なるか?
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【今年は4.7ユースワールドでも大活躍!菅沼汐音(千葉)】

昨年、高校一年生ながら初代チャンピオンになった菅沼汐音(千葉・渋谷教育学園幕張)の連覇が濃厚も、2回の国体で3-2位の池田樹理(東京・東海大高輪台)や、昨年3位であり、ユースラジアルランキングトップの荒木陽菜(佐賀・唐津東)が逆転できるのか?に注目である。

◎菅沼 汐音  (千葉・渋谷教育学園幕張)
○池田 樹理  (東京・東海大高輪台)
▲荒木 陽菜  (佐賀・唐津東)
△小屋 英美里 (山梨・駿台甲府)
△新田 そら  (三重・高田学苑高田)
△赤松 里彩  (和歌山・桐蔭)
△谷 美月   (神奈川・横浜女学院)
△渡邊 純菜  (山口・光)
△上園田 明真海(大分・別府翔青)




※天皇杯・皇后杯の行方は?
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【男女総合成績優勝チームに贈られる「大会会長トロフィー」】 ※東京国体より

※以上簡単ではあるが展望させて頂いた。尚・国体では天皇杯・皇后杯の行方が注目されるが、2連覇中の和歌山県が3連覇へ向け優勢なものの、昨年とは違い、少年男女420級での得点獲得が苦しいのもあり、それがどう影響するのか?

逆転候補としては、女子種目で高得点が見込める千葉県や、少年男女420級次第では一気に上昇の可能性がある神奈川県、また少年男子種目が期待できる山口県、最後にダブルハンド種目が充実の福岡県までとなるだろう。

皇后杯においては、和歌山県VS千葉県の争いが濃厚。若干和歌山が優勢なものの、私の計算ではほぼ互角と予想される。但し、千葉のSS次第では和歌山を上回る可能性があるだけに、レースをしてみないとわからない。

果たしてどうなるのか?

※選手皆さんの健闘ならびに、このビッグイベントを成功されることを心から祈っている。


以上

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【今年の国体キャラクターは、生産量日本一の漆器をモチーフにしている「わんこきょうだい」ではあるが、5つのキャラクターがあり、メインキャラクターわんこそばを筆頭に、他4つのキャラクターは4つの地域にわけ、それぞれの名産をモチーフにしている。ヨットに乗っているのは「うにっち」であり、開催地である宮古(三陸海岸)の名産はうに丼であることから】


※第71回いわて国体セーリング競技エントリー表


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2016-09-26 23:40 | カテゴリ:インカレ
第81回蒲郡全日本インカレの出場校が決まる第83回関東学生ヨット選手権大会決勝シリーズは、残念ながら風に恵まれず、僅か3レースでの決着となった。

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【関東インカレは実に45年ぶりの総合優勝!慶應義塾大】※羽田氏より

注目の総合は、慶應義塾大が春に続き、連覇達成。しかもこの大会では、クラス別評価が導入された35回大会以降では、昭和46年38回大会以来、実に45年ぶりの総合優勝となった。

※入賞校(6位まで)及び全日本進出校(7位まで)は以下の通りである。



※【470級最終結果】 (15校)

①早稲田大学      52点(17-19-14)
(岡田奎樹/岩井俊樹・中島捷人、市川夏未/深田龍介・須賀偉大、田中美紗樹/永松瀬羅)
※早稲田大は3年連続11度目のクラス優勝!
②慶應義塾大学     97点(29-48-20)
③日本大学       99点(35-40-24)
④明海大学      100点(36-24-40)
⑤中央大学      122点(53-32-37)
⑥法政大学      132点(34-50-48)
⑦千葉大学      222点(77-71-84)



※【スナイプ級最終結果】(14校)

①慶應義塾大学     51点(13-22-16)
(佐藤帆海/関口舜一、増田健吾/片山拓哉、細沼豪太/畠 広樹)
※慶應義塾大は47年ぶり2度目のクラス優勝!
②早稲田大学     108点(38-37-33)
③明治大学      109点(32-47-30)
④明海大学      112点(37-20-55)
⑤中央大学      133点(28-65-40) 
⑥日本大学      148点(65-43-40)
⑦法政大学      158点(53-67-38)



※【総合成績】

①慶應義塾大学    148点
※慶應義塾大は45年ぶり3度目の総合優勝!
②早稲田大学     160点
③明海大学      212点
④日本大学      247点
⑤中央大学      255点
⑥法政大学      290点



※初日から風に恵まれず、ギリギリのコンディションで実施するも、風向の変化も大きく、各校苦しむ中で、470級ではスーパースター岡田奎樹を筆頭とする早稲田大が、市川夏未・田中美紗樹両女子スキッパーを牽引し、2位慶應に大差をつけ、春インカレの雪辱を晴らした。

スナイプ級では、全日本個人戦で大活躍の慶應義塾大が、その勢いのままに圧勝。全く他を寄せ付けないぶっちぎりの勝利であった。特に全日本優勝の細沼豪太/畠 広樹ペアの活躍はめざましく、チームに勢いをつけたのは間違いあるまい。今年の慶應スナイプは№1であることを証明したシリーズとなった。


展望でも述べたとおり、この大会が秋へ移行した平成以降、関東から全日本総合優勝を輩出する時は、必ずこの大会でも勝っているほど重要な総合優勝争いは、慶應が45年ぶりの制覇となる。わずか3レースでの決着だったが、きっちり結果を出したのは見事だったのではないだろうか?全日本総合初優勝へ向け、重要関門を突破したといえるであろう。本番でも期待したい。

総合準優勝の早稲田大は、スナイプで不本意なレースがあったものの、470ではきっちり優勝と決して慶應に劣っている訳ではない。多少の修正をかければ、全日本総合3連覇は見えてくることだろう。本番ではどうなるのか?

総合3位には、明海大が入り、三強の一角を崩すことに成功。両クラス共にレベルアップし、持っている力を出せるようになってきたのが、今までと違う所か?

春インカレ準優勝の日本大は、惨敗というべき総合4位となってしまう。特にスナイプでの不振が目立つ結果となった。ただ470級において高山大智を起用し、結果を出したことが唯一の収穫だったか?ただ全日本へ向け、チーム編成は大幅に変更せざるを得ない状況に陥ってしまったことは間違いないだろう。

5位の中央大、6位の法政大は、順当に両クラス全日本進出となる。

注目の470級7番目の席は、シードの東京大と予選勝ち上がりの千葉大との一騎打ちとなり、千葉大が上回り、36年ぶりの全日本進出となり、470級では初の全日本進出となった。

春インカレでは470級のシードを獲得できなかった明治大は、470の鈴木颯太をスナイプにコンバートし、強化した結果、3位通過と大健闘のシリーズとなったが、470級が落選しまい、3年ぶりに片クラスでの進出となった。


※【全日本へ向けて】

関東決戦は幕を閉じたが、やはり今年も早慶の強さが印象に残るシリーズとなった。全日本でも総合優勝争いをしてくれることは、ほぼ間違いないだろう。今回は慶應の470と早稲田のスナイプの差で決着したが、互角の勝負であることは変わりがない。果たしてどうなっていくのか?


最後に全日本出場を果たせなかった各校諸君へ一応お知らせしておきたい案件がある、それは来年から全日本出場枠が変更になる(定数枠+前年入賞枠制)ことだ。

具体的には別項で述べることにするが、(関東は)事実上、現状の7枠から増えることは間違いなく、チャンスが増えることは、喜ばしいことではないか?是非とも一生懸命取り組んで頂き、全日本を目標としてほしい。



以上

2016-09-23 15:00 | カテゴリ:インカレ
全日本女子インカレが終了したのも束の間、今週は全日本インカレの予選である第83回関東学生ヨット選手権大会が既に開催されているが、9/21~22にシード校以外で予選シリーズが実施され、決勝進出校が決定した。

決勝シリーズは9/24~26の3日間・最大10レースが予定されており、各クラス上位7校が第81回全日本学生ヨット選手権大会へ進出となる。

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※【決勝進出校】

※【シード校】(春インカレ決勝上位7校)

※【470級】           【スナイプ級】

①日本大学             ①慶應義塾大学
②慶應義塾大学           ②日本大学
③明海大学             ③早稲田大学
④中央大学             ④明海大学
⑤早稲田大学            ⑤中央大学
⑥法政大学             ⑥法政大学
⑦東京大学             ⑦明治大学



※【予選通過校】

※【470級】           【スナイプ級】

⑧明治大学             ⑧東京海洋大学
⑨横浜国立大学           ⑨東京大学
⑩駒澤大学             ⑩横浜国立大学
⑪立教大学             ⑪関東学院大学
⑫東京海洋大学           ⑫横浜市立大学
⑬千葉大学             ⑬学習院大学
⑭学習院大学            ⑭成蹊大学 
⑮専修大学

※以上470級15校・スナイプ級14校で争われる。尚、総合を狙える両クラス通過は11校である。

簡単ではあるが、決勝のポイントを挙げていたいと思う。


※三強の熾烈な争い

やはり総合優勝争いは、慶應・日大・早稲田の三強から出ることは誰も異論はあるまい。平成以降関東勢が全日本制覇した時は、必ずこの大会を勝っている。従ってそれだけ重要な大会となる。

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春インカレ総合優勝の慶應義塾大は、意外であったが、この大会では平成以降、優勝を飾ったことはない。ただ今年は勝負の全日本個人戦でもスナイプが3艇が入賞し、№1の実力だ。そのアドバンテージは大きいが、470チームがどのようなレースを見せるかがポイントだろう。悲願の全日本制覇へは、まずはここが登竜門だ。果たしてどうなるのか?

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春インカレでは、470級は優勝したものの、総合は準優勝となった日本大だが、その470級レギュラー陣のバランスが取れており、このシリーズでもスキッパー陣は変わらないだろう。但し、慶應や特に早稲田がベストメンバーとなった今大会での真価が問われるのは間違いあるまい。さらに全日本を見据え、スーパールーキー・高山大智(1年・星林)の起用がどこかであるのかもしれない。そうなった時の日大はさらに強力となり、要注目だろう。

ただ、総合制覇の為にはスナイプでいかに早慶に離されないかが、最大のポイントになるのではないのだろうか?

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現在、全日本総合目下2連覇中の早稲田大は、春はベストメンバーで臨めず明らかに惨敗ではあったが、この大会にしっかり照準を合わせてきていることだろう。

470級はスーパースター・岡田奎樹(3年・唐津西)を筆頭に、女子インカレ準優勝・市川夏未(4年・早大本庄)、そしてスーパールーキー・田中美紗樹(1年・関西大第一)と興味深い布陣となる。

スナイプ級では、平川竜也(4年・逗子開成)、永松 礼(3年・別府青山)のツートップは安泰だが、懸案の3番艇・岩月大空(2年・碧南工業)もレベルが上がっており、春とは違うレースをみせてくれるのではないのだろうか?


以下続くのは、明海・中央であり、特に両校はスナイプでのレベルが上がっており、三強に割って入ることができるのか?法政は普通のレースができれば両クラス共に通過は安泰か?

問題は両クラス共にラスト7番目の席である。470級では春シードを獲得し、大健闘の東大と予選上位の明治・横浜国大が候補。

スナイプ級ではシードの明治がリードも、東京海洋や東大にもチャンスがない訳ではない。果たしてどうなるのか?


選手皆さんの健闘をお祈りする。



以上






2016-09-21 01:00 | カテゴリ:インカレ
※日本大学が総合最多勝更新!

女子学生セイラーにとって最大の祭典である第25回全日本学生女子ヨット選手権大会は、秋雨前線や台風の影響などにより、470級⑤レース・スナイプ級④レースでの決着となった。

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【470級のレースシーン】

各校470級・スナイプ級上位一艇ずつで争われる注目の『総合』は、日本大学が6度目の優勝を飾り、同大会最多勝を更新する結果となった。

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【総合優勝の日大女子チーム。リオ五輪入賞の吉田 愛が3年ぶりにコーチとして手腕を発揮】

※入賞チームは以下の通りである。



※【470級最終結果】 (36艇出場)

※実力者が有終の美を飾る
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【終始安定した順位で優勝の山本/牟田ペア(日本経済大)】

①山本 佑莉/牟田 琴美  (日本経済大) 17点(2-3-5-4-3)
※日本経済大は6年ぶり4度目のクラス優勝!
②市川 夏未/永松 瀬羅  (早稲田大)  18点(7-1-1-1-8) 
③林 優季 /木村 沙耶佳 (明海大)   32点(8-8-6-6-4)
④山下 万理/関 友里恵  (関西学院大) 33点(4-6-9-5-9)
⑤中山 由紀美/工藤 彩乃 (日本大)   36点(14-4-7-9-2)
⑥仲山 好 /伊藤 愛梨  (鹿屋体育大) 44点(18-9-2-8-7)



※【スナイプ級最終結果】 (35艇出場)

※日大圧巻のワンツー!
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【2年/1年ペアで制覇!池田/林ペア(日本大)】

①池田 紅葉/林 佳奈   (日本大)   12点(4-1-6-1)
※日本大は2年ぶり7度目のクラス優勝!
②中山 由佳/上田 育美  (日本大)   14点(6-3-2-3)
③岸 祐花 /伊藤 未波  (中央大)   17点(1-5-3-8)
④花島 瑞紀/浅田 静香  (関西大)   18点(13-2-1-2)
⑤花本 菜美/仁杉 衣里  (明海大)   21点(2-6-9-4)
⑥根本 彩加/石川 紗葉子 (法政大)   26点(9-4-7-6)



※【総合成績】
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【過去最高の女子部員数となった今年、価値ある総合優勝を飾った日本大】

①日本大学       48点(36+12)
※日本大は3年ぶり6度目の総合優勝!
②明海大学       53点(32+21)
③早稲田大学      55点(18+37)
④中央大学       79点(62+17)
⑤鹿屋体育大学     83点(44+39)
⑥関西学院大学     84点(33+51)



※【最優秀選手賞】
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【10m/secの強風で圧巻のレースをみせた市川/永松ペア(早稲田大)】

毎年申し上げているが、スポンサー側の意向により、この賞は敢闘賞的位置づけとなっており、従って優勝チーム以外から出るのが慣例となっている。

今年の受賞は早稲田大の市川夏未選手に決定した。

受賞理由としては、2年連続全日本女子委員長として大会開催における様々な案件でリーダーシップを発揮しただけでなく、選手としても好成績を治めたことが決め手となった。文句なしの受賞であろう。



※【レース推移】

・9/17(土)  天候 くもり  最高気温29℃

開会式後にレース予定も、風は弱い。なんとか4ノットの風となった所で、レースはスタート。

②レース実施された中で、470級ではこの風域で抜群のスピードを見せ、平野/黒木(同志社大)が1-2の首位発進。2番手は山本/牟田(日本経済大)、3番手は市川/永松(早稲田大)となり、優勝候補がずらりと上位に並ぶ。

スナイプ級では、関東王者の池田/林(日本大)が4-1の首位発進。1点差の2位は、岸/伊藤(中央大)、さらに2点差の3位には花本/仁杉と続いた。

初日暫定総合は、スナイプ級の元津/松岡の頑張りもあり、早稲田が首位に立つ。優勝候補筆頭の日大は、470級での失格もあり、苦しいスタートとなる。


・9/18(日)  天候 くもり一時雨  最高気温27℃

台風の影響が出始めたのか?朝から10mオーバーの風が吹き荒れ、レース実施が微妙な状況も、470級①レースのみ実施。

たった①レースではあったが、優勝の行方を左右する重要なレースとなり、市川/永松(早稲田大)が圧巻のレースを見せ、暫定首位に立つ。1点差で山本/牟田が続く。一方、初日首位発進の平野/黒木(同志社大)は、苦しいレースとなり、3位後退となる。

総合はさらに離れた状況となり、早稲田が総合優勝へ一歩前進となる。


・9/19(月)  天候 くもり時々雨  最高気温24℃

あっという間に最終日となり、ここまで470級③レース・スナイプ級②レースしか実施されておらず、この日のリミット時刻も早いことから、カットが発生する⑥レースまでは苦しい状況から、いくら上位であっても大きなミスは許されない。

470級では、暫定首位の市川/永松は第④レースでも3連続のトップフィニッシュとなり、2位山本とは4点差へ広がる圧倒的優位な状況。

ところが時間的に最終となりそうだった第⑤レースで、波乱のレース展開となる。2位山本は3番手前後で①マークを回航したものの、市川は10番手以降と大ピンチ。3マークまでにはかなり上がってきたが、2上で右へシフトする風向に対応しきれず、順位を上げることができない。
山本は3番手フィニッシュ。市川が8番手フィニッシュとなり、山本/牟田が逆転勝利した瞬間であった。


スナイプ級第③レースでは、花島(関西大)-中山(日本大)-岸(中央大)の順となるも、初日暫定首位の池田(日本大)は6番手フィニッシュとなり、この時点で岸が首位に立つ。2点差で池田・中山が同点であり、実質優勝争いはこの3チームに絞られた。

最終レースとなった第④レースでは、1上で中山/上田がトップ回航、池田は4番手前後、岸は10番手前後と苦しくなる。このまま守れば中山が優勝と思いきや、池田が2上で逆転し、そのままフィニッシュ。岸は上がってこれず、池田/林に凱歌が上がった瞬間であった。2位には中山/上田となり、日大ワンツー。岸/伊藤は3位でレースを終えた。


注目の総合は、早稲田が圧倒的優位に思えたが、スナイプで大きく順位を叩いてしまう。また、日大470・中山由紀美/工藤彩乃の健闘もあり、日大が逆転優勝を飾る。明海大は一歩及ばず準優勝、早稲田は3位となり、終了した。




※【470級入賞チームの顔ぶれ】

※堅いレースが勝因!
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1・2年次から入賞と元々実力者であった山本佑莉/牟田琴美(日本経済大)だったが、3年次は不出場で影に隠れた感じであったが、ついに栄冠を勝ち取った。以前は強風で強いイメージがあったが、今回はオールラウンドの風域に対応できるようになったのは成長した証だろう。それは全て5位以内の順位が物語っているのではないだろうか?

しかし高校時代は並の選手であり、今回入賞した4年生の中でインターハイの成績が下であった彼女が、自身の努力があったのはもちろんの事、ここまで成長させる日経大の凄さを改めて感じたのは私だけであるまい。全日本インカレでも活躍してくれることだろう。

※優勝おめでとう!



※逆転負けも最優秀選手賞受賞!
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優勝候補筆頭であった市川夏未/永松瀬羅(早稲田大)は、3回のトップフィニッシュを飾り、ほぼ決まりかと思われた優勝が、最終レースで逆転されてしまう悔しい結果になってしまった。強いレースをみせていただけに、この準優勝は不思議な感じに思えてしまう。

市川はジュニア時代には大活躍した選手も、高校時代はヨットに関して空白の時間がある。大学に入ってからも下積みの日々が続き、なかなかレースに出られるチャンスがなかったが、団体戦でもレギュラーになるほどまでに成長した。

また全日本女子委員長の要職を務めながら、選手としても優秀な成績を治めた例はほとんどないはずである。そんな彼女に拍手を送りたいと思うのである。

クルー永松も実力がありながら、全日本では無冠に終わってしまったのは非常に残念だが、両者共に団体戦で悔しさを晴らしてくれることであろう。



※最高位の3位入賞!
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2年連続で入賞し「今年こそは」と、同校初の優勝と期待がかかった林 優季/木村沙耶佳(明海大)ではあったが、3位入賞と最高位となるも、頂点には届かなかった。
緊張してしまったのか、持っている実力を出し切れなかったのは残念だったか?しかし同校初の総合準優勝には貢献した。優勝まではあと一歩。是非後輩達にその夢を托してもらいたいと思うのである。

※三連覇は逃すも、4位入賞!
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松浦朋美の2連覇を継ぎ、クラス三連覇がかかっていた山下万理/関 友里恵(関西学院大)は、オールシングルだったものの、上位との壁は厚く、4位入賞に留まった。とはいうものの、スキッパー山下にとっては初入賞となった。山下はインターハイ準優勝の実力者ではあったが、大学に入学してからは苦しみ、ようやく入賞を果たしたことはようやく殻を破ったという所か?

クルー関は自身三連覇の夢は果たせなかったものの、二連覇を果たした功績は大きい。今後も新たなるステージで活躍してくれることであろう。



※総合優勝に大きく貢献した下級生ペア
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昨年は7位であり、今年は最後には2位フィニッシュで5位入賞を果たした中山由紀美/工藤彩乃(日本大)。下級生であることから本来気楽に臨める立場だった筈なのだが、初日に先輩艇が失格したこともあり、総合優勝の為には重要な役割を担うことになってしまった。
そのプレッシャーを見事に乗り越え、初の5位入賞を果たしただけでなく、総合優勝にも大きく貢献することになった。非常に価値ある入賞となった。来年も楽しみである。

※自身初の入賞!
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九州では上位に位置し、女子インカレでも期待がかかった仲山 好/伊藤愛梨(鹿屋体育大)は、強風レースで良いレースをみせたものの、オープニングレースの大きな順位が影響し、6位入賞に留まった。仲山は軽風域に強いと思っていたが、あの強風で上位を走れたことは、大きく成長したといえるのではないだろうか?団体戦へ向けても期待が持てることであろう。



※【スナイプ級入賞チームの顔ぶれ】

※一気に頂点へ立つ!
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昨年6位入賞、今年は関東2連勝でまさに優勝候補筆頭であった池田紅葉/林 佳奈(日本大)は、その実力を如何なく発揮。最終レースでも同点となった中山/上田の先輩ペアに遠慮せず勝ちにいったのは、評価に値する。

このペアはユース時代はレーザーに乗っていた実績があり、それなりにレースに対する考え方も一致しているのだろう。と私は勝手に思っている。

池田は2年生での制覇となり、まさに勝負強さを発揮してのタイトル獲得は、大記録を達成できる逸材であることは間違いないだろう。スナイプで3勝している増川美帆はいるが、同一クラス三連覇は未だ達成者はいない。今後も是非頑張って欲しいと思う。

※優勝おめでとう!



※2年連続準優勝!
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昨年は最終レースで負け、今年も頂点に届かなかった中山由佳/上田育美(日本大)だが、後輩との勝負になった最終決戦は、相撲でいうと同部屋同士による優勝決定戦に似た状況であり、やりずらかったに違いないだろう。いくら同チームであってもレースでは敵だが、執拗に池田をマークせず勝負したことは立派だったのではないだろうか?

しかも同一校ワンツーは女子インカレでは史上初であり、新たな記録が誕生した。これは中山が池田のレベルを引き上げたことも大きな要因ではないだろうか?



※2年連続の3位入賞!
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昨年はルーキーイヤーながら3位と大健闘。今年は昨年とは違い、優勝戦線に絡みながらの3位であり、敗れはしたものの、強さは発揮することができたのではないだろうか?
ライバル池田には敗れはしたものの、来年以降も熾烈なライバル対決を展開していくことであろう。



※カットレースまでいってたなら・・・
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今大会、遠征勢で一番優勝へ近かった一昨年準優勝の花島瑞紀/浅田静香(関西大)だが、オープニングレースでの失敗もあり、4位となってしまったが、残りレースは1-2-1と持っている実力を発揮したのはとても印象に残った。
最大レースまで実施されていたらと思うと、若干ツキがなかったか?この実力を団体戦でもみせ、是非とも頑張ってほしい。



※初の5位入賞!
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昨年はルーキーイヤーながら9位、今年は5位入賞と大きく成長した花本菜美/仁杉衣里(明海大)だが、優勝戦線に絡んでくるなど見せ場は大いにあったといえるのではないだろうか?
ただ上位を目指すには、同級でもある池田や岸という高い壁があるのも事実である。是非とも精進して頂きたいと思う。



※三度目の入賞!
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1・3年次には2度の入賞。最終学年となった今年は、さらなる上位進出を狙っていた根本彩加/石川紗葉子(法政大)は、6位入賞と三度目の入賞となったものの、上位に絡むことができなかったのは、とても残念だったが、彼女達はここ数年、団体戦における同校のピンチを救ってきた功労者でもある。団体戦でその力を発揮して欲しいものである。



※新時代を迎えた日大
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総合最多勝を更新した日大だが、女子インカレにおいては非常に変わった勝ち方ではなかっただろうか?それはポイント対象となったのは両クラス共に下級生によるものだったからである。しかしながら最上級生の中山由佳や新谷つむぎがいたからこそ、下級生チームがリラックスして臨めたのも大きかったのではないだろうか?

女子戦線においては来年以降も日大旋風が続くのではないかと、そう感じさせる優勝であったと私は思う。

※最多勝更新おめでとう!



※【エピローグ】

四半世紀を数える記念すべき大会は、幕を閉じた。レース数は少なかったものの、エントリー数もフルエントリーとなり、大いに盛り上がったといえることだろう。ただ今後もこの大会が続く条件としては、まずは各校女子部員の確保が先決であり、出場できる体制を構築することが重要ではないのだろうか?

また北海道・中・四国の参加が極端に少ないことから、是非とも参加してもらいたいものである。


※女子インカレが終わると、全日本団体戦予選ーそして本戦と続く重要な季節となる。各校の目標達成の為に全力を出し切ってもらいたいものである。


以上








2016-09-13 15:00 | カテゴリ:インカレ
先々週の個人戦に引き続き、学生ヨット全日本第2弾は、女子学生セイラーによる華やかな祭典「全日本学生女子ヨット選手権」だ。この大会は今年で25回目となり、四半世紀を数える記念すべき大会となった。

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【昨年24回大会・470級スタートシーン】 ※この記事全ての写真は羽田氏より

第1回当時、私は大学4年であったが、関東学連加盟校の中でも女子在籍校は僅かであったことから、正直ここまで続くとは思っていなかったが、女子部員の増加はもちろん、日建・レンタコムグループによる手厚いバックアップや、関係者の努力もあり、ここまで続いてきたのだと思う。

今年のリオ五輪代表である吉田 愛(日本大)、吉岡美帆(立命館大)、宮川惠子(日本大)3名は、この大会から世界へと羽ばたいていった訳であり、セーリング界に大きく貢献しているのは間違いなく、女子学生にとっては非常に重要な大会である。

※今年も女子インカレの聖地・葉山港において開催されようとしている(9/17~19・最大8レース制)

昨年は慶應義塾大が、女子インカレ8校目の総合初優勝、クラス別では関西学院大の松浦朋美/関 友里恵ペアが470級4人目の2連覇と、新たな輝かしい記録が達成された。

しかしながらその慶應は、今年は残念ながら470級のみの出場となり、総合・スナイプ級連覇は狙えない。関学においても松浦は卒業した為、個人3連覇はないことから、ある意味リセット状態になったかと思われる。つまりスキッパーにおいては、両クラス共に優勝すれば初優勝ということになる(※今大会参加選手の中で優勝クルーは存在する。470の関 友里恵とスナイプの上田育美である)

※まずは470級からみていくことにする。



※【470級展望と解説】

※混戦模様なのか?

上記で述べたとおり、リセット状態になったと思われる470級は、今年はどうなっていくのか?やはり参考になるのは、先日の個人戦の動向や、昨年の上位チームから見ていくのが当然だろう。

※実力最上位も・・・!?
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【同校3年ぶりの470級制覇となるのか?市川/永松ペア(早稲田大)】

昨年はどの大会でも上位進出し、まさにブレイク状態であった早稲田大の市川夏未/永松瀬羅(4年・早大本庄/4年・別府青山)は、一気に優勝かと思われたが、序盤の出遅れやミスなどもあり、惜しくも3位入賞に留まるも、優勝した松浦に対抗できたのはこのチームのみであり、当然ながら今年は優勝候補筆頭に挙げねばなるまい。

ただ今年は昨年ほどの勢いはなく、成績をみても本調子ではなかったが、全日本個人戦では上昇の兆しがあり、チャンスは巡ってきたといっても過言ではないだろう。果たしてどうなるのか?

※3度目の正直なるか?
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【レース経験も豊富である林/木村ペア(明海大)】

今年の関東では2連勝(通算3勝)と好調である明海大の林 優季/木村沙耶佳(4年・羽咋工業/4年・磯辺)も十分優勝候補だ。一年次からずっとコンビを組んでおり、ジュニアワールド2年連続出場や、この大会も2年連続で入賞、そして先日の個人戦では女子最高位と優勝の手が届く所まできているのは間違いないだろう。三度目の正直で同校にとっても初制覇となるのか?

※十分チャンスはあるのか?
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【順風域なら優勝へ大きく近づくのか?新谷/小松ペア(日本大)】

この大会では昨年4位入賞であり、予選でも準優勝だった日本大の新谷つむぎ/小松日向(4年・横浜創学館/2年・別府青山)は、個人戦でもトップフィニッシュがあるレースがあるなど、元々レースセンスはある選手である。
予選でも明海とは僅かの差であり、チャンスは十分あるとみて間違いないだろう。

日大はもう一艇上位に絡める可能性大の中山由紀美/工藤彩乃(2年・唐津西/1年・芦屋)もおり、昨年は惜しくも7位と入賞とはならなかったが、全日本個人戦も出場しているなど、下級生ならではの思い切ったレースをみせると優勝の可能性まで秘めているチームである。

日大・中山同様、上位に絡める可能性がある下級生といえば法政大の足立茉莉花/馬渡凪沙(2年・別府青山/3年・七里ガ浜)となるだろう。ルーキーイヤーから団体戦でも見所あるレースも多く、要注目であろう。

※虎視眈々と狙う!
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【全日本個人戦でも10位と健闘!平野/黒木ペア(同志社大)】

近畿北陸からは、4年連続出場となった同志社大の平野若菜/黒木彩花(4年・長崎工業/3年・宮崎第一)は、一昨年5位入賞の実績があり、先日の個人戦でも明海・林に続く10位と健闘しており、十分優勝は狙えることだろう。同校初の女子インカレ制覇となるのか?

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【1・2年次は苦戦も、そろそろ開眼となるのか?山下/本田ペア(関西学院大)】

そして関西からは、松浦の後を継ぎ、クラス3連覇がかかる関西学院大からは、予選トップ通過の山下万理/本田有咲(3年・高松商業/2年・新湊)と、石川満里奈/関 友里恵(1年・広島なぎさ/4年・高松商業)の2艇で上位進出を狙う。関は史上2人目のクルー3連覇の記録がかかるも、両艇ともに優勝となると若干苦しいか?

※九州勢も強力!

女子インカレでもやはり日本経済大の存在を忘れてはならないだろう。昨年の出場はなかったが、1・2年次連続入賞の山本佑莉/牟田琴美(4年・邑久/4年・唐津西)はやはり侮れない。

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【今年は上位を狙う仲山(好)/伊藤ペア(鹿屋体育大)】

しかしながら山本を九州個人戦で上回った鹿屋体育大の仲山 好/伊藤愛梨(4年・光/2年・海津明誠)や、昨年ルーキーながら9位であった九州大の鄭 愛梨/後藤明希子(2年・芦屋国際/4年・広島大付)も上位進出を狙う。

※【470級結論】

※コンビネーションが鍵を握る!?

ここまで上位候補を多数挙げてきたが、ここ数年は必ずいた大本命が存在せず、判断に迷うが、コンビネーションやクルーレベルという観点からみれば、市川(早稲田)・林(明海)・新谷(日大)・山本(日経大)・仲山(鹿屋体育)この5チームの争いとなるのではないだろうか?

波乱があるとしたら下級生スキッパーの動向次第となるだろう。中山(日大)・足立(法政)・山下(関学)・鄭(九大)が上級生を脅かすことができるのか?にも注目だろう。



※【スナイプ級の展望と解説】

混戦模様となりそうな470級に比べ、スナイプはどうなるのだろうか?順を追ってみていくとしよう。

※強力な布陣!
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【昨年は悔しい準優勝、リベンジなるか?中山/上田ペア(日本大)】

昨年この大会では惜しくも準優勝であった日本大の中山由佳/上田育美(4年・唐津西/3年・宮古商業)は、レース内容も他を圧倒しており、優勝候補筆頭であることは間違いないのだが、今年は後輩ペアに連勝されるなど、少々苦しいのも事実か?
しかし総合優勝のことを考えるならば、後述する後輩ペアもおり、気楽に臨めるのもプラスポイントになるのではないだろうか?

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【一気に頂点なのか?池田/林ペア(日本大)】

日大からはもう一艇、昨年6位入賞・今年は関東2連勝と好調の池田紅葉/林 佳奈(2年・横浜創学館/1年・日本工業大駒場)も優勝候補に挙げられる。池田はルーキーイヤーから入賞と実力派であり、今年のクルー林は、シングルハンドや国体SS級でも連続入賞している実力派。クルー経験は浅いのだが、思いのほかうまくいっているのも驚きだ。この調子なら、一気に頂点へ登りつめる可能性は高いのではないだろうか?

※昨年の最優秀選手チームは?
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【流れに乗ったら一気に優勝か?岸/伊藤ペア】

昨年はルーキーイヤーながら3位入賞ならびに最優秀選手賞を受賞した中央大の岸 祐花/伊藤未波(2年・相模原中等教育/3年・宮古)にも期待だ。関東ではライバル・池田には勝てなかったものの、全日本個人戦では女子スキッパー最高位であり、失格さえなければ入賞だったことを考えると、上位であることをアピールしたといえるのではないだろうか?

同校初のタイトルホルダーとなるのか?

※久しぶりのチャンスなのか?
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【コンビネーションも抜群!根本/石川ペア(法政大)】

昨年は4位入賞であり、この女子インカレでは1年次からコンビを組んでいる法政大の根本彩加/石川紗葉子(4年・磯辺/4年・磯辺)も全日本では2回の入賞、関東でも優勝経験のあるチームであり、ラストイヤーで有終の美を飾りたい所だろう。同校では470・総合優勝は経験しているが、スナイプ級優勝はない。彼女達が最初の制覇となるのか?

※一昨年の準優勝チームは?
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【実力は上位!花島/浅田ペア(関西大)】

昨年は不出場だったものの、一昨年は女王・持田由美子を最後まで追い詰め、惜しくも準優勝だった関西大の花島瑞紀/浅田静香(4年・羽咋工業/4年・膳所)も優勝候補となるのは間違いないのだが、一昨年と比べ対戦メンバーもガラリと変化しており、この点がどのように影響するのか?

※その他の入賞候補チームは?

優勝となると若干厳しいが、総合優勝争いに影響しそうな入賞候補チームを挙げてみよう。明海大の花本菜美/仁杉衣里(2年・聖光/2年・熱海)や、女子イン限定でスナイプへ出場する早稲田大の元津志緒/松岡嶺実(2年・長崎工業/2年・國學院久我山)や、昨年8位・鹿屋体育大の仲山 景/此上友唯(4年・光/2年・星林)までとなるだろう。

※【スナイプ級結論】

中山・池田の日大勢が強力なものの、岸(中央)・根本(法政)・花島(関大)の力も上位であり、この中から優勝チームが出る可能性は非常に高い。



※【総合結論】

※最多勝更新となるのか?

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【女子インカレ3本の優勝旗と最優秀選手賞旗!今年はどのチームが獲得するのか?】

各校・両クラス上位一艇ずつの得点合計で争われる総合優勝は、どの大学に輝くのか?ではあるが、過去総合5勝の最多勝・両クラス2艇ずつで出場の日本大が、4艇とも優勝の可能性があるなど、圧倒的優位であることは間違いない。6度目の栄冠となるのか?

逆転候補を挙げてみると、法政・明海・鹿屋体育・早稲田・中央・関大辺りになりそうだが、法政・明海・鹿屋体育は両クラス共上位入賞すれば逆転の可能性あり、早稲田はスナイプ次第、中央・関大は470次第となるだろう。


※今年も見応え十分の大会になりそうなのは間違いない。女子学生セイラーの健闘をお祈りする!


以上