2017-08-17 06:00 | カテゴリ:インカレ
個人戦が独立してからは、初めて夏真っ只中に開催された全日本学生ヨット個人選手権大会は、蒲郡で実施され、軽風のコンディションで、470級⑦レース・スナイプ級⑤レース成立し決着。

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【470級熱戦の様子】 ※中部学連より

470級では並みいる強豪が集結した中で、関西学院大の有岡 翼/大野将寿が、最終日に逆転優勝。スナイプ級では初日から絶好調、早稲田大の永松 礼/川上健太が制覇と共に、最優秀選手賞にも輝き、閉幕した。

※各クラスの入賞チームは以下の通りである。



※【470級最終結果】  (53艇)
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【価値ある優勝!有岡/大野ペア(関西学院大)】 ※Manzo Magazineより

①有岡 翼 /大野 将寿  (関西学院大) 22点(8-3-7-(30)-1-2-1)
②岡田 奎樹/秦 和也   (早稲田大)  30点(4-7-4-3-7-5-(18))
③楠瀬 和旺/玉井 瑛士  (明海大)   32点(9-9-2-2-3-(21)-7)
④矢野 航志/原田 勇毅  (同志社大)  40点(18-2-3-5-9-3-(35))
⑤平野 匠 /高柳 彬   (日本経済大) 42点(5-(12)-1-8-6-12-10)
⑥中山 由紀美/工藤 彩乃 (日本大)   51点(1-8-5-1-17-(23)-19)


※初日から田中美紗樹/岩井俊樹(早稲田大)、そして中山由紀美/工藤彩乃(日本大)の女子スキッパー陣が活躍し、ワンツー発進と周囲を驚かせるも、優勝候補筆頭・岡田/秦(早稲田大)や関東個人戦優勝の楠瀬/玉井(明海大)も順当に続く。

2日目は③レース実施され、首位の田中/岩井は2度の二桁順位で脱落。代わって同点首位に立ったのは、オールシングルの岡田/秦と楠瀬/玉井となり、最終日を迎える。

ところがカットが入る第⑥レースで2位フィニッシュとなった有岡/大野(関西学院大)が第④レースをカットできたことにより一気に首位に立ち、さらには矢野/原田(同志社大)も同様に上がってくる。

最終決戦となった第⑦レースでは首位に立った有岡/大野がトップフィニッシュで締め、470級優勝に輝く。2位は岡田/秦、3位は楠瀬/玉井となりレースは終了した。

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【470級入賞チーム】 ※広島のMさんより



※【スナイプ級級最終結果】 (53艇)
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【最優秀選手に輝いた永松(右)/川上ペア(早稲田大)】※広島のMさんより

①永松 礼 /川上 健太  (早稲田大)  11点(1-1-2-4-3)
②松尾 虎太郎/坂上 宗輝 (早稲田大)  17点(9-3-3-1-1)
③池田 紅葉/林 佳奈   (日本大)   26点(2-17-1-2-4)
④杉山 航一朗/三輪 虹輝 (同志社大)  51点(7-13-9-16-6)
⑤太中 賢 /関口 舜一  (慶應義塾大) 62点(3-5-4-11-39)
⑥津島 範之/尾川 翔   (甲南大)   62点(21-4-8-14-15)


※初日1-1と圧巻のレースをみせたのは、優勝候補筆頭の永松/川上(早稲田大)であった。関東個人戦優勝の太中/関口(慶應義塾大)がこれに続く。

しかし470級とは違い、2日目は1レースのみの成立に留まり、失敗は許されない状況に追い込まれるも、上位は崩さずそのままキープし、これに続いたのはルーキー松尾/坂上(早稲田大)と、女子インカレ覇者の池田/林(日本大)が続き、優勝争いは事実上この4チームに絞られた。

最終日、ここまでスナイプ級は3レース成立とカットが入る第⑥レースまで実施されるか微妙な状況となり、優勝するためには失敗は許されない状況下の中で、首位の永松/川上は4-3と無難にまとめ悲願の初制覇、そして松尾/坂上がこの日1-1と活躍し、早稲田ワンツーフィニッシュ。3位には女子ペア池田/林が入り、レースは終了した。

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【スナイプ級入賞チーム】 ※広島のMさんより



※スキッパー転向間もない個人戦制覇

470級の結末に彼を知っている方なら、誰もが驚いたことだろう。スキッパーの有岡は山口・光高時代は、クルーとして東京国体SS級で優勝。大学に入ってからもしばらくはクルーであったが、スキッパーに転向し今年の関西個人戦では優勝と躍進するも、岡田を始め、並みいる強豪を破っての優勝は、素晴らしいとしか言いようがない。

各校、高校時代クルー出身の選手はなかなかスキッパーに転向させるのは非常に難しい状況であるが、努力すればここまでになれることを教えてくれたのではないだろうか?誰もが拍手を送りたいと思わせる素晴らしい優勝であった。

またスナイプ級で優勝した永松は1年次から団体戦で活躍し、個人戦でも入賞経験ありながらも、昨年はチーム事情により辞退と歯がゆい思いをしてきたが、最後のチャンスで爆発させたのは見事であった。学生№1に相応しい優勝だったのでは?さらにはルーキー松尾も準優勝と団体戦総合4連覇へ向けても、弾みがついたのではないだろうか?

さらには女子スキッパーも活躍。両クラス共に女子スキッパーが制覇した事例があるが、それを期待させた470級の中山/工藤は、4年ぶりの女子スキッパー入賞。そしてスナイプ級の池田/林は3年ぶりと日大女子の強さが際立っていたことは間違いないだろう。同校女子インカレ連覇達成へ向け、他校にプレッシャーをかけることができたのではないのだろうか?


※来年の個人戦は、史上初の東京開催となり、東京国体が開催された若洲海浜公園ヨット訓練所で実施予定である。相模湾で活動が中心の関東学連にとって、東京での開催は悲願なのではないだろうか?今から非常に楽しみである。


以上



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2017-08-10 05:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
7月下旬より南東北高校総体(インターハイ)が開催され、各競技で熱戦が展開されているが、ヨット競技もいよいよ幕が開けようとしている。第58回全国高等学校ヨット選手権大会は、和歌山セーリングセンターで実施される。(8/12・開会式その後トライアルレース、8/13~16の7レース制)
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【インターハイヨットの聖地・和歌山セーリングセンター】

和歌山固定開催3年目となった今年は、1968年より半世紀続いてきたFJ級が見納めとなる大会である。採用3年目となった420級と併せ、今大会も熱戦が期待される。

※当ブログの記事、インターハイ予選の結果と考察で有力校はお伝えしたので、まとめのつもりで、簡単に展望してみたいと思う。



※【今年の男子概要】

420級が導入されたことにより、大きく変わったことと言えば、高校生も世界を目指せる道筋がはっきりしたことではないだろうか?その証拠に各種420級の大会では、各校積極的に参加し盛況となっている。ランキングも存在し、上位の顔ぶれをみてみるとジュニア時代のOPワールド経験者が占め、昨年2年生で制覇した西村宗至朗を始め、特に今年の3年生のレベルは高く、激戦になるのは間違いない。

しかし選手が多いチームでは、FJに回らざるを得ない上位選手もおり、どちらにせよハイレベルの戦い必至である。



※【男子420級展望】 (34校)

※男子420級初の連覇なるのか?
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【男子420級初の連覇となるのか?西村/蔵田ペア(清風)】 ※若洲全日本より

昨年420級で大本命・松尾虎太郎(光)の連覇を阻み、見事優勝した西村宗至朗/平井徳輝(大阪・清風)は、その後国体では失敗したものの、年末の若洲全日本ではクルーを蔵田翔也に変更し、二冠を達成。今年も連覇を懸けて今大会に臨むのだが、今年のグランプリ級の大会となった唐津JOCでは、ライバル達に敗れており、この大会でも簡単には勝たせてくれないだろう。

ただレース展開がうまいことや、ほぼ地元であるからして彼らにとっては有利に働くことは間違いない。男子420級初の連覇達成となるのか?

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【連覇を阻止できるのか?蜂須賀/狩野ペア(霞ヶ浦)】 ※唐津JOCより

その唐津JOCで優勝し、名実共に№1となった蜂須賀晋之介/狩野弁慶(茨城・霞ヶ浦)が逆転候補の筆頭である。昨年インターハイ4位・国体準優勝・若洲全日本準優勝と着実に結果を出している。西村とは2013年OPワールドで一緒に出場した最大のライバルであり、連覇を阻止したい所であろう。

※実績からみれば二強が中心となるだろう。これに続くのは2014年OPワールド組となる。

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【実力は十分!尾道/三浦ペア(光)】 ※若洲全日本より

1・2年次はFJで挑戦したが、悔しい結果となった尾道佳諭/三浦 匠(山口・光)だが、各種大会で上位にはくるものの、優勝はなしと若干決め手に欠けるのも事実なのか?しかし今年は松尾虎太郎とペアを組んでた三浦(2015優勝・16準優勝、国体二連覇)と乗り、一気に頂点を目指す。

そしてもう一チームは、昨年FJ級で準優勝した小木曽涼/兼子 烈(神奈川・慶應義塾)となる。関東では蜂須賀に対抗できる唯一の存在であり、関東選抜では蜂須賀に勝利している。順風域までなら優勝できる可能性は十分にあり、同校インターハイ初優勝を狙う。

※ここまではOPワールド経験者を挙げてきたが、まだまだ有力チームは存在する。

OPワールドに出場はできなかったが、アジア選手権の出場経験がある昨年5位の本多佑基/上田健登(福岡・中村学園三陽)は、レギュラー争いが熾烈だが、先日の全日本FJで優勝したことにより、420級で勝負することになるだろう。全日本を勝った事で良いイメージで臨むことができるのではないだろうか?同校初の420級優勝を狙う。

さらには若洲全日本で西村―蜂須賀に続く3位入賞と躍進した谷口龍帆/伊藤百矢(三重・津工業)や、各大会上位の杉浦涼斗/山田大夢(碧南)、唐津JOCでワールドの権利を獲得した河崎 聖/永田 魁(石川・羽咋工業)が上位候補であろう。



※【男子FJ級展望】 (29校)

※インターハイ単独最多勝へ向け・・・?
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【インターハイでは420の西村と完全優勝を目指す!藤原/平井ペア(清風)】 ※若洲全日本より

冒頭で述べた通り、有力校の中には420からFJに回らざるを得ないチームが存在し、当然ながら上位進出の可能性が高いと見るべきである。

まずは420級ランキングトップの藤原達人/平井徳輝(大阪・清風)である。藤原は2014年OPワールド組であり、実績からしたら№1に推したい所であるが、近畿大会では女子ペアに敗れており、FJに乗り慣れていない若干の不安要素があるも、きっちり修正はしてくることだろう。尚、クルーの平井は昨年の420優勝であり、FJでも優勝を狙う。

清風と同様なのが、29erでユースワールド出場が決定している小泉凱皇/河村 諒(山口・光)だ。唐津JOCでも420級3位入賞と躍進しており、どの艇種でも対応できることから期待できる。2014年江の島大会で圧勝した兄・維吹に続けるのか?

そしてFJ級といえば中村学園三陽(福岡)を忘れてはならない。先日の葉山全日本FJでも出場4チーム優勝を含む全て入賞と力の違いをみせつけた。ただ同校は420級との兼ね合いを含めて、誰を出場させるのか?が非常に悩ましい所だろう。九州大会では小柳倫太郎/倉地絋平が出場したが、今大会では全日本準優勝だった石川 航に優勝クルーの倉地絋平で勝負するとみた。どちらにせよ強力なのは間違いないところであり、優勝を目指すのみである。420級と完全優勝を達成すれば、インターハイ単独最多勝(18勝)の大記録もかかる。

松本
【今回のレースのキーマンはこのチーム!松本/森江ペア(高松工芸)】

この3校を脅かす存在として名乗りを挙げたのは、唐津JOC・FJ級で圧勝した松本 諒/森江勇哉(香川・高松工芸)である。このチームは昨年は420級で6位入賞と大健闘。どのような経緯でFJに転向したのかは不明であるが、少なくとも最後のFJ級優勝を目指していることは間違いないだろう。

また入賞候補を挙げてみると、先日の葉山全日本で4位入賞の松本飛龍/岡田和也(茨城・霞ヶ浦)や、九州大会優勝の深江哲平/中村海一(宮崎・日南振徳)、関東大会優勝の八鍬佑樹/大久保拓海(神奈川・逗子開成)、東北大会優勝の佐々木祐哉/千田直人(岩手・宮古商業)辺りか?


※男子種目の連覇は非常に難しい。ソロ・デュエット時代のソロ種目では一度もない。またこれも非常に難しいが、清風・中村学園三陽・光・霞ヶ浦この4校が両クラス制覇の可能性がある所も注目してみたい。



※【今年の女子概要】

女子でも圧倒的に九州勢が強かった2014年までのソロ・デュエット時代だったが、420が導入され、勢力図が一変した。56回大会では霞ヶ浦(茨城)の完全優勝。昨年の57回大会では420級は霞ヶ浦の連覇、FJ級は高松(香川)が54年ぶりの制覇となった。そして今年はどうなるのか?



※【女子420級展望】 (23校)

※混戦模様なのか?

過去2大会では、2015年唐津ワールドで日本人初のメダルを獲得した田中美紗樹(関西大第一)や、いきなり新種目二連覇を果たした宇田川真乃(霞ヶ浦)の圧倒的な選手が存在したが、この2名は、男子をも脅かす存在であったのが特徴であった。しかし昨年の国体後、各種大会が多く開催されてきたが、目立つチームは今の所見当たらない。つまりどのチームが勝っても不思議でないのが特徴であり、混戦模様である。

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【順当なら優勝!長岡/森ペア(高松商業)】 ※昨年大会より

実績上位から挙げてみると、昨年インターハイ5位・国体8位の長岡叶子/森 七海(香川・高松商業)である。昨年と同じコンビであり、経験値から見れば優勝候補筆頭なのは間違いないだろう。

続くのは昨年10位の田中真琴/加藤美久(岩手・宮古)であるが、若洲全日本では振るわなかったが、東北大会ではパーフェクト優勝であり、レベルは上がっていると見る。同校2013・14年に続く制覇となるのか?

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【十分優勝候補!杉浦/稲吉ペア(碧南)】 ※昨年大会より

さらには昨年13位ではあったが、江の島東日本420でワールド権利を獲得した杉浦春香/稲吉風生(愛知・碧南)も実力上位であり、同校7年ぶりの優勝を目指す。

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【地元優勝を狙う丹生/山田ペア(星林)】※昨年大会より

そして今年のインターハイ予選で最も目立ったのが近畿勢だ。優勝の河上愛弓/岡村保乃加(兵庫・芦屋)や準優勝である地元期待の丹生彩雲/山田志保美(和歌山・星林)は同等の力があり、上位候補。

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【姉・由佳(2011~12優勝)に続き、制覇となるのか?中山/鶴田ペア(唐津西)】

最後に昨年は1年生でインターハイ・国体戦線で見所あるレースをみせ、今年はユースワールド代表となった中山由菜/鶴田希生(佐賀・唐津西)が九州復権を懸け、女子5年ぶりの優勝を狙う。




※【女子FJ級展望】 (19校)

※激戦必至!

過去2年間では、霞ヶ浦VS香川勢の図式となったこのクラス。各大会でも420級とは違い、好レースをしたチームが目立つのも今年の特徴か?

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【最後の女子FJ級優勝となるのか?蓮/鈴木ペア(霞ヶ浦)】※葉山全日本より

昨年連覇を逃した霞ヶ浦(茨城)だったが、仲 美南は卒業し、蓮 千鶴/鈴木せいらの体制となっても快進撃は続いている。若洲全日本FJでは3位入賞、関東大会では男女合わせても優勝、そして先日の葉山全日本でも強風域ながら5位入賞と実力的には最上位だろう。

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【目指すは優勝!工藤/三浦ペア(宮古商業)】※昨年大会より

しかしながらFJ級では多数のライバルが存在する。昨年7位と下級生最高位となった工藤紗弥/三浦ありさ(岩手・宮古商業)は、入賞は逃したもののトップフィニッシュもあり、さらに今年は稲毛ウィークで総合優勝の快挙を達成し、ここでも優勝を狙う。

ところが東北大会では昨年13位の長澤侑里/若狭郁実(岩手・宮古)が優勝と岩手勢の活躍はほぼ間違いあるまい。同校は九州勢が強かった時代でも健闘してきた実力校であり、2013デュエット、2014年ソロに続く3年ぶりの優勝を狙う。

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【初メダルなるのか?秋岡/松家ペア(芦屋)】 ※葉山全日本より

他水域に目を向けると、近畿大会では男子を上回り優勝、葉山全日本でも健闘した秋岡なおみ/松家瑞歩(兵庫・芦屋)が同校初のメダルを目指す。

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【もう準優勝はいらない!村川/米崎ペア(高松商業)】※TAK様より

さらにはJOCでも二度の英語がありながら入賞した村川麻耶/米崎莉花(香川・高松商業)も実力十分であり、香川勢の連覇を目指す。同校は2013・15と準優勝を飾っており、目指すは優勝のみだろう。

さらに不気味な存在なのは、中国大会優勝の小林愛実/黒瀬南海(岡山・倉敷鷲羽)や、東海大会パーフェクト優勝の加治木まなつ/堀田瑠央(岐阜・海津明誠)までが上位候補となるだろう。


※簡単に展望させて頂いたが、気になるのはレースコンディションである。台風5号も通過し、昨年同様の穏やかな状況となりそうである。またFJ級が最後であることからより記憶に残る大会となるのではないだろうか?

選手諸君の健闘を祈る!


以上




※【参考リンク】

※インハイTV 実況動画

※スマホでヨットレース(速報・トラッキング)

※各水域インターハイ予選と考察(出場校一覧表)


2017-08-06 18:00 | カテゴリ:インカレ
学生ヨット2017年シーズンは、いよいよ全日本戦線の幕が開けようとしている。その第一弾は全日本学生ヨット個人選手権大会となる。今年は個人戦の聖地、豊田自動織機・海陽ヨットハーバーに戻り、開催される。(8/11~14開催・8レース制)
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【昨年の西宮全日本個人戦470級スタートシーン】※関西学連より

タイトル通り個人での戦いであり、学生ヨット日本一の称号を得られることから、団体戦同様、価値ある大会であることは間違いない。また各校、団体戦へ向けても重要なファクターとなることだろう。

※早速展望に入ることにする。



※【全日本学生個人戦470級展望】(53艇エントリー)

昨年の西宮大会を振り返って見ると、入賞チームのほとんどが下級生スキッパーであり、昨年の続きと思いきや、チャンピオン・渡辺 駿(同志社大4年・中村学園三陽)が予選で敗れる大波乱。従ってリセット状態になった今年は、まずこのチームから取り上げなければならないだろう。

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【個人タイトルはラストチャンス!岡田/秦ペア(早稲田大)】※羽田氏より

もう皆さんもご存知の通り、現在学生で№1なのは早稲田大の岡田奎樹/秦 和也(4年・唐津西/2年・早大学院)となるだろう。昨年のジュニアワールド日本人初制覇を始め、国体でも学生にして二度の優勝、そして同校の全日本インカレ総合三連覇にも大きく貢献していることは間違いない所である。しかしながらこの学生個人戦となると、昨年の関東個人戦を制覇したのみであり、全日本では一年次から7-3-7位と何故か未勝利。今年は格の違いをみせつけて有終の美を飾りたいところだろう。もちろん優勝候補筆頭である。

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【逆転候補筆頭!平野/高柳ペア(日本経済大)】※関西学連より

岡田に対抗できるのは、昨年惜しくも準優勝であった日本経済大の平野 匠/高柳 彬(3年・長崎鶴洋/3年・羽咋工業)であろう。平野は同校のエースに成長、五輪を狙うクルー高柳も海外遠征などでパワーアップし、脅威の存在となることだろう。

そして昨年4位入賞で今年も期待したいのは同志社大の矢野航志/原田勇毅(3年・別府青山/4年・花園)となるだろう。矢野は団体戦でも安定した走りをみせており、昨年の渡辺に続く連覇を達成することができるのか?

昨年は関東勢唯一の5位と入賞となった日本大の奥村将文/服部勇輝(4年・高松工芸/2年・土浦日大)は、昨年は木村直矢(4年・霞ヶ浦)のリードによる印象が大きかったが、今年はリーダーとしても連続入賞しておきたいところだ。

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【もうフロックではない!好調の楠瀬/玉井ペア(明海大)】※羽田氏より

ここまでは昨年の入賞チームをみてきたが、さらに注目すべきチームが存在する。関東春インカレ個人成績トップ・関東個人戦優勝、明海大の楠瀬和旺/玉井瑛士(3年・唐津西/3年・磯辺)だ。両大会共に他を寄せ付けない強さであったことから、現在一番勢いのあるチームである。同校初の個人戦タイトルホルダーになれるのか?

さらには1年次に5位入賞、しかしながら2・3年では出場できなかったが、調子が戻りつつある中央大の榊原隆太郎/岩田慧吾(4年・唐津西/1年・霞ヶ浦)や、関東個人戦では準優勝・慶應義塾大の斎藤文人/江頭英翔(4年・塾高/4年・逗子開成)も上位進出を狙う。

関西からは関西学院大の有岡 翼/大野 将寿(4年・光/2年・別府青山)が筆頭であるが、有岡はクルーの印象が強かったが、関西個人戦を優勝するまでになったことから注目したいところである。

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【安定度抜群!田中/岩井ペア(早稲田大)】※羽田氏より

そして女子スキッパーはどうなのか?その筆頭なのが早稲田大の田中美紗樹/岩井俊樹(2年・関西大第一/4年・早大学院)である。田中は高校時代に420ワールドで日本人初の女子メダリストとなり、大学入学後もその実力を如何なく発揮している。先日の470ワールドでも日本女子では唯一ゴールドフリートに残り、ここでも期待したい。

また女子ペアである日本大の中山由紀美/工藤彩乃(3年・唐津西/2年・芦屋)や、今季好調・明海大の鍋岡 薫/戸井 瀬亜(3年・羽咋工業/3年・相良)も女子インカレの前哨戦としても注目したいものである。


※【470級結論】

実績最上位の岡田/秦(早稲田)の優勝候補筆頭であるのは間違いないが、平野/高柳(日経大)や勢いのある楠瀬/玉井(明海大)もおり、簡単には勝たせてくれそうにない。また混戦になれば、女子スキッパーの田中/岩井(早稲田)も浮上してくるのでは?



※【全日本学生個人戦スナイプ級展望】(53艇エントリー)

昨年のスナイプ級を振り返ってみると、本命視されていた早稲田勢が辞退し、最大のライバルである慶應義塾大の活躍が目立つシリーズとなった。入賞した下級生スキッパーは九州大の高山達矢/内藤大敬(4年・上野丘/3年・豊中)のみと今年はどうなるのか?

上記に挙げた高山/内藤(九州大)は昨年惜しくも準優勝であり、今年は優勝を狙うのみである。しかしながらライバルも多数存在するのも事実である。やはり現在トップクラスである慶應勢早稲田勢の強さが際立っていることは間違いあるまい。

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【今年も慶應勢の優勝となるのか?太中/関口ペア(慶應義塾大)】※羽田氏より

まず慶應勢は予選とは違い、一部を除き春インカレと同様の布陣で昨年に続く制覇を目指す。関東優勝の太中 賢/関口舜一(4年・塾高/4年・慶應藤沢)を筆頭に、小澤 駿/斎藤洋童(4年・逗子開成/3年・町田)、越川智博/小川 昭人(4年・塾高・3年・塾高)が上位候補。

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【慶應の優勝を阻止できるのか?永松/川上ペア(早稲田大)】※羽田氏より

そして早稲田は1年次から上位で活躍してきた永松 礼/川上健太(4年・別府青山/4年・早大学院)を筆頭に、スーパールーキー松尾虎太郎/坂上宗輝(1年・光/4年・早大学院)も楽しみだ。

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【昨年と同じペアで勝負!杉山/三輪ペア(同志社大)】※関西学連より

近北からは昨年8位・同志社大の杉山航一朗/三輪虹輝(4年・清水東/4年・清林館)も上位進出を狙う。尚、杉山の父・武靖氏は個人戦連覇(1987~88)を果たしており、親子二代での制覇を達成できるのか?
さらにはその杉山を予選で上回った奥晴志朗/大川在一(4年・清風/4年・明星)もどのようなレースをみせてくれるのか?

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【上位進出は間違いないか?今年も好調の岸/清田ペア(中央大)】※羽田氏より

女子スキッパーでは関東二強の強さが際立っており、両者共に入賞候補である。まずは女子インカレ優勝、日本大の池田紅葉/村瀬奏斗(3年・横浜創学館/2年・碧南)と昨年この大会女子スキッパー最上位、中央大の岸 祐花/清田 司(3年・相模原/3年・鎌倉学園)は要注目である。


※【スナイプ級結論】

昨年も混戦模様であり、今年も上位陣ならどのチームも優勝のチャンスはあるように見える。実績からみれば永松/川上(早稲田)、高山/内藤(九州大)が中心も、慶應勢3艇やルーキー松尾/坂上(早稲田)、そして杉山/三輪(同志社)までか?

そして女子二強は侮れない。調子に乗れば優勝の可能性がある脅威の布陣となるであろう。


※非常に暑い中での大会であることから、体調に留意し、是非とも頑張って頂きたい。


以上





※2017年度 全日本学生ヨット個人選手権大会デジタルパンフレット