2012-06-11 00:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
平成24年6月9・10日で行われた関東大会、この時期にしては​珍しい「強風シリーズ」の中、全6レースを消化し、閉幕した。ま​さにインターハイ予選にふさわしい大会となった。

まずは成績から。

男子FJソロ (全29艇) ※カッコ内はカット点数

優勝  霞ヶ浦 (井嶋・木村)    5点(30)
2位  逗子開成(須河内・芦澤)   13点(4)  
3位  逗子開成(平田・蜂谷)    19点(6)
4位  逗子開成(行則・片山)    32点(14)
5位  土浦日大(冨田・仲澤)    32点(13)
6位  磯辺  (武井・近藤)    33点(11)
7位  慶応義塾(佐藤・鳥羽)    35点(14)
8位  土浦日大(大井・直井)    36点(14)
9位  慶応義塾(樋口・藤田)    36点(10)
10位  霞ヶ浦 (沼崎・柴沼)   37点(13)

以上がインターハイ出場権獲得

女子FJ級ソロ(全9艇)

優勝 磯辺    (根本・木村)    9点(4)
        (今村・櫻井) 
2位  磯辺   (紺野・石川)    10点(3)
3位  磯辺   (高橋・池田)    12点(4)
4位  霞ヶ浦  (橋本・大宮)    14点(4)

以上がインターハイ出場権獲得となった。続いて総括。

◎男子FJ級

※【井嶋・木村組(霞ヶ浦)が見事オールトップで完勝!】

今回予想通り、井嶋組が連勝中だった須河内・芦澤(逗子開成)を​ついに破った。
スタート・ボートスピード・コースなど文句のつけようがない完璧​な内容。
(リコールはしましたけどね・・・) 久々に全国で通用するスタ​ーが現れたと言っていいだろう。しかもまだ2年生であり、ヨット​を始めてまだ1年たらずなのである。だからなおさら価値のある優​勝だったと云えるでしょう。
彼らの今後の課題としては、序盤に遅れた場合の対処となるだろう​。またリコールなどつまらないミスをなくすことも心がけなければ​ならないだろう。

※【須河内・芦澤組(逗子開成)3連勝ならず】

今回負けはしたが、カットなしなら須河内組が優勝だったことから​やはり強い。スタートでも真ん中でジャストスタートと、実に固い​レース運びなのである。オールラウンドで速いというのも証明され​た。インターハイでも「井嶋VS須河内」の戦いは続くだろう。

※【平田組・行則組(逗子開成)も大健闘】

平田組も最大失点が「6」と須河内組に引けをとらないレース内容​。行則組も井嶋組以外では、唯一のトップフォーン経験者、それだ​け春より成長してるし、インターハイでも内田伸一監督の悲願でも​ある「デュエット優勝」も狙えるのではないか?

※【土浦日大は2艇通過】

関東選抜や東日本FJをみる限り、とてもじゃないが通過困難と思​われていたが、某OBが檄をいれ、本人達も欠点を解消し、見事イ​ンターハイの切符を2枚も手にした。冨田・大井両者とも課題のス​タートが良く、序盤の展開は合格点だろう。井嶋君達を目標にでき​るのも強みだったといえるだろう。

※【慶応義塾は3艇通過ならず】

前回までの大会で穴がないと思われていた慶応義塾、強風シリーズ​となった今回、明らかに練習不足と思えるような内容だった。それ​でも2艇通過した。やはり土日練習しかできないのが弱みか。
しかしながら、堤 智章コーチ(同志社OB・470ワールドチャ​ンピオン)の下、インターハイまでには修正してくるだろう。七尾​インターハイは軽風の可能性が高い。そうなった場合、上位進出も​可能となるだろう。期待したい。

※【磯辺は1艇通過】

磯辺は通過困難と思われていたが、かろうじて武井組が通過。強風​では多少得意としてるようであるが、やはりスタートが良くない。​が、これからの練習で改善を期待したい。

※【霞ヶ浦の2番艇はギリギリ通過】

沼崎組も辛うじて通過、走りには問題ないが、やはり課題はコース​戦略か?沼崎君も2年生、まだまだ伸びる要素はある。霞ヶ浦高の​デュエットは彼にかかっている。

◎女子FJ級

※【磯辺3艇が意地をみせる】

前回までのレースで、橋本・大宮(霞ヶ浦)が有利だと思われてい​たが、強風シリーズとなった今回、磯辺3艇が3年の意地を見せ、​橋本組を撃破した。

しかしながらスタートがお話にならない。あの長いラインで・・・

橋本組は課題の強風レースで弱点を露呈してしまった。このチーム​も2年生であり、練習次第で変わるだろう。

【総評】

大混戦となった今回のシリーズ、キーポイントは『練習量の差』だ​ろう。
10mの風でもスピンを張れなかったりするチームが何艇も見受け​られた。こんなことでは全国では通用しない。それぞれの学校の事​情もあるかと思うが、改善するよう努力しなければいけないのでは​ないか?

※1つの例を紹介しておきます。

今回、霞ヶ浦高はほとんど2年生、しかも高校から始めて1年ちょっと、見事男子2艇、女子1艇がインターハイの切符を手にした。

今、間違いなく日本一練習してるだろう。朝も登校前にヨットに乗​り、夕方も日没後もハーバーからライトを照らし、練習してるので​ある。これを始めたのが、2年前に就任した伊勢崎監督である。

伊勢崎監督はレスリング部のコーチとして長年指導、霞ヶ浦高レス​リング部を名門に育てた熱血漢である。その情熱には凄いものがあ​る。

コーチ陣も中村孝宏(現・教諭・鹿屋体育大卒、2008年西宮全​日本インカレスナイプ団体優勝)
中西 崇(福岡大卒、1991年淡輪インカレスナイプ団体優勝)
矢口昌之(福岡大卒、1993年蒲郡インカレ団体総合優勝)
井嶋浩文(優勝した博之の父)(日大卒1986年小戸インカレスナイプ団体優​勝)

と、錚々たるメンバー。現在低迷している関東勢が優勝できる日も​近いと思う。

やはり、すべては練習なのである。それを肝に銘じて頑張って頂き​たいです。

最後に関東大会を通過したチームの皆様、本当におめでとうござい​ます。インターハイでも健闘をお祈りいたします。

今回のレースは観戦してる側も見ごたえがありました。本当にあり​がとう!


以上

※最終成績表

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