2013-04-16 13:00 | カテゴリ:インカレ
◎【470級展望と解説】

※昨年の「470関東勢」を簡単に振り返ってみると、「慶應」「早稲田」「日大」の現3強が抜け出ており、他大学の付け入る余地はなかったと言ってよいだろう。「全日本インカレ」では「慶應」が準優勝、「日大」が6位入賞、「早稲田」が8位の結果となり、関東勢とって厳しい結果となったのは紛れもない事実だろう。

各校、どのような布陣で臨んでくるのか?昨年の「全日本インカレ」の上位よりスキッパーを中心に簡単ではあるが解説することとする。

◎『慶應義塾』の戦力は大幅ダウンに見えるが・・・?※昨年準優勝

昨年の全日本インカレでは準優勝と健闘した「慶應470」だったが、エース艇「飯野 啓太」「西内 翔」が抜け、
「長堀 由香」(2年・青山学院)のみとなり、戦力は大幅ダウンしたようにみえる。実際、先日の「五大戦」では早稲田・日大に破れ3位。「東京六大学戦」でも早稲田に圧倒されるなど、かなり苦しい状況となっている。長堀はそのまま起用するだろうが、2・3番艇にはどのスキッパーを起用するのか?が重要となってくるだろう。定期戦では「森 健悟」(4年・渋谷教育学園渋谷)・「樫本 真徳」(3年・塾高)で挑んだが、そのままでいくのか?それとも期待のルーキー「樋口 舵」「中嶋 颯」(共に1年・塾高)を思い切って起用するのか?
おそらく予選の状況で判断すると思われるが、いずれにせよ現時点では優勝争いに絡むのは難しいのかもしれない。

◎『日本大』の戦力は昨年と同じだが・・・?※昨年6位
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【昨年もリーダーとしてチームを牽引した「中村 睦宏」、今年も期待して良いだろう。】

昨年6位の「日大470」は1・2年生の若い布陣ながら、かなり健闘したといえるだろう。今年も「中村 睦宏」(3年・中村学園三陽)を中心に「平松 良洋」(3年・碧南)、「若林 友世」(2年・藤嶺学園鵠沼)の布陣と思われるが、新体制よりスキッパーとなった「神谷 圭祐」(2年・碧南)、期待のルーキー「玉山 千登」(1年・中村学園三陽)両者共に、先日の「スプリングレガッタ」で健闘するなど、レギュラー争いが熾烈となりそうで、チームとしては良い方向に向かってるといえるのではないか?「スプリングレガッタ」や「五大戦」を見る限り、(負けはしたものの)「早稲田470」と戦力的にはほぼ五分の力だろう。
あとは今年よりコーチに就任している2人のオリンピアン「関 一人」「吉田 愛」の指導・作戦如何にかかってくるのではなかろうか?と私は感じている。
まさに優勝候補の筆頭であろう。

◎『早稲田大』は「絶対女王」がチームを牽引する!※昨年8位
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【頼れる女性リーダーの「山口 祥世」だが、今までとは立場が違う。チームをどのように牽引していくのか?】

昨年の「全日本インカレ」では、上位入賞は間違いない戦力ながら、琵琶湖の風に翻弄され8位と不本意な成績となってしまった「早稲田470」だが、戦力としては昨年度主将の「市川 航平」が抜けたのみである。絶対女王「山口 祥世」(4年・長崎工業)、「小泉 颯作」(2年・光)、そしてpart4でも述べた通り、スナイプから転向した「山口 優」(3年・唐津西)が加わる。「スプリングレガッタ」を参考にすると、全艇調子が良い状態ではある。
さらに「東京六大学戦」「五大戦」でもクラス優勝と春の段階としては申し分ない状況である。実力的には「日大」との激戦になるのは間違いないだろう。

◎三強を脅かすことができるのか?『明治大』※昨年10位

現在の関東勢で三強に続く勢力としては「明治」が筆頭であるのだが、470に於いて戦力的には三強との差があるのは一目瞭然である。昨年度主将である「間宮 正貴」が抜けたのみだが、団体戦では女子としては健闘した「成田 有沙」(4年・捜真女学)、470リーダーの「森 雄馬」(4年・高松商業)を中心に、新スキッパーの「坂 隼輔」(2年・逗子開成)この布陣で臨むのは間違いないだろうが、「スプリングレガッタ」の成績を見る限り、苦しいのは否めない状況ではある。

◎今年の『中央大』も若干苦しいか・・・?※昨年12位

昨年の「全日本インカレ」では、大量「DNF」がでたレースで全艇フィニッシュし見せ場は作ったものの、結果は12位だった「中央大470」。ということは、若干力不足なのは否めない。人材的にはまずまずの戦力だと思うのだが・・・。
今年のスキッパーは「髙木 祐輔」(4年・中村学園三陽)を中心に、「向野 航平」(2年・逗子開成)ルーキー「平原 みちる」(1年・別府青山)この3人か?また昨年レギュラーの「松本 遙香」(2年・唐津西)を起用する選択肢もあるだろう。

◎レギュラースキッパー全てが女子となってしまうのか?『明海大』※昨年15位

女子インカレの展望でも若干触れたが、3艇全てのスキッパーが「女性」の可能性が高い「明海大470」。昨年の春インカレでは殊勲ともいえる「準優勝」と期待させる予感だったが、関東個人戦では全滅、秋インカレは4位、全日本では15位と振るわず、まさに息切れという感じとなってしまった。
明海の問題点としては男性陣が女性陣に勝てないことではないのか?さらに団体戦での戦い方を勉強する必要があるように思える。ただ戦力的には昨年と同等かやや上でもあるので三強を崩せる候補であるのは間違いないだろう。

◎若い布陣で挑む『法政大』は躍進するのか?※昨年16位

昨年関東インカレでも、ギリギリの予選通過。全日本でも関東勢としては最下位と振るわなかった「法政470」。
エース「牟田口 駿」が抜けた影響はかなり大きいのかもしれない。昨年レギュラーの「徳田 修一」(2年・逗子開成)、「加瀬澤千帆里」(2年・磯辺)、ルーキー「國米 創」(1年・福岡第一)この3艇で臨む可能性が高いか?ただ若い布陣だからこそ思いっきった作戦がとれるメリットもあるのではないか?とは思う。しかし「東京六大学戦」を見る限り、現状ではかなり苦しいのは否めない。

※シード権を獲得できる可能性があるチームは?

ここまで昨年の全日本インカレ出場校をピックアップしてきたが、春インカレもこの「7校」がシード権を獲得する可能性が高いだろう。一方、これに続くチームはあるのかが気になるところである。簡単に紹介することにする。

※立教大・・・先日の「東京六大学戦」では3位と健闘。定期戦とはいえ明治・法政を上回ったのは好材料。シード権を獲得できる可能性は十分にある。

※横浜国立大・・・新勢力で紹介したが、「須河内 健太」(1年・逗子開成)の加入でチームがどのように変わるか?春の段階でシードは難しいだろうが、須河内がどのような走りを見せるかに注目してみたい。


◎【結論】

※『早稲田』『日大』の首位争いか?

◎早稲田大
○日本大
▲慶應義塾大
△明海大
×明治大
注中央大

・戦力的にみて「早稲田」「日大」の優勝争いになるのはほぼ確実だが、若干「早稲田」が優勢か?逆転候補は「日大」だが、安定性がキーワード。メンバー交代するような状況だと早稲田に勝利することはできないだろう。
3番手は慶應だが、起用の仕方を見誤ると明海に逆転される可能性がある。ただ3番手以降は、混戦になる可能性が高い。


※part6では「スナイプ・総合」へと続きます。


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