2013-05-05 20:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
千葉・稲毛ヨットハーバーで開催されていた『東日本FJ』は最終日を迎え、軽風のコンディションながら予定の「8レース」を消化し、無事閉幕した。
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【スタートライン風景、関東選抜より確実にスタートがうまくなったチームが多数見られた】

※入賞チームは以下の通りである。

◎井嶋 博之・高橋 舞(HIKセーリング)組が「準パーフェクト優勝」と他を圧倒!
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【最終レースを待たずに優勝を決めた『井嶋 博之・高橋 舞』組。まさに横綱相撲であった】

◎【総合成績】 ※51艇参加・丸数字はカット点数

①井嶋 博之・高橋 舞  (HIKセーリング) 8点(1・③・1・1・1・2・1・1)
②今井 拓也・田中 颯人  (磯辺)     29点(⑬・6・2・4・5・6・2・4)
③山口 元気・田中 宏明  (逗子開成)   33点(7・4・5・2・⑧・5・4・6)
④斎藤 文人・永井 裕太朗 (慶應義塾)   34点(2・1・8・5・2・⑮・11・5)
⑤松本 拓 ・澁谷 直樹  (逗子開成)   40点(11・5・9・3・4・3・5・⑯)
⑥沼崎 圭太・木村 直矢  (霞ヶ浦)    47点(⑩・9・7・7・9・1・7・7)
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⑧橋本 杏奈・齊藤 由莉  (霞ヶ浦)    52点 ※女子チーム最高成績


まるで昨年の「関東大会」を観てるようであった・・・。大本命の「井嶋・高橋」組が期待通りの走りを見せ、他を圧倒し見事栄冠に輝いた。序盤は緊張していたのか、「第②レース」での珍しいコースミスもあったが、2日目からはほぼ完璧な内容であった。特にボートスピードが他チームとまるで違ってた。これでは他は歯が立たないのは致し方あるまい。
さらに「お姉さん」的立場だった美人クルー「高橋 舞」も良く井嶋を引っ張った。スピントリムやセールカーブなども良く、完璧にこなした。さすが学連で鍛えられただけのことはある。
井嶋はこの大会でFJを卒業だが、是非420などでより上を目指してもらいたいものである。君ならできる、おめでとう!


※先日の展望で私は『この大会で関東勢のレベルがわかる重要なレース』と述べたが、残念ながら井嶋を苦しめるチームはなかったと言っていいだろう。入賞チームのレース内容を簡単に振り返ることとする。

◎ようやく調子が出てきたのか?「今井 拓也・田中 颯人」(磯辺)組が準優勝!
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昨年2年生ながら「国体7位」の「今井・田中」組はなかなか調子が上がらずにいたが、最初のレースを除き「オールシングル」にまとめ、準優勝となった。特にスタートが改善されていたのが印象的だった。(現在稲毛で練習している)「井嶋」を目標に練習したのも効果があったのか?関東大会に向けて、良い状態になったのは間違いないだろうと思う。
(おそらく)井嶋はワールド出場については辞退すると思われるので、彼らがワールドに行くことになるのか?それならば是非頑張って頂きたいし、インターハイに向けての更なるレベルアップとなるだろう。

◎確実に成長した「山口 元気・田中 宏明」(逗子開成)組が3位入賞
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「山口・田中」組は関東選抜の成績は芳しくなかったが、全レースオールシングルで「1番艇」の「松本・澁谷」組をも上回る殊勲の3位入賞であった。確かに積極性はあったし、実に堅いレース運びではあった。ビッグフリートでこの成績を残せたのは自信に繋がっただろう。関東大会も楽しみである。

◎スタートのうまさが光った「斎藤 文人・永井 裕太朗」(慶應義塾)組
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今回の「慶應勢」は関東選抜とは艇もペアも変え大会に臨んできた。「斎藤・永井」組は「スタート」において今大会No.1のうまさであった。きっちり狙った位置に「ビタッと」艇を止めていた。前半戦は「これはいけるか?」と思わせたが、残念ながら後半に失速、おそらくコースなどのレース戦略を考えすぎなのか?
しかし2大会で結果は出した。「関東大会」でも優勝候補に名乗りをあげることになるだろう。

◎「松本 拓・澁谷 直樹」(逗子開成)組は安定の5位入賞
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こちらも安定していた「松本・澁谷」組、もうちょっと上位にいけた状況ではあったか?しかし2大会連続入賞は見事である、実力はある証拠である。山口組に負けはしたが、また切磋琢磨してレベルアップしてくるだろう。

◎「関東選抜優勝」の「沼崎 圭太・木村 直矢」(霞ヶ浦)組は惨敗?
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注目の「沼崎・木村」組は、今回精彩がみられず「6位入賞」に留まった。特にスタートが悪かったのが敗因。それでもそこそこの順位にまとめたのは実力はある証拠である。強風域では「NO.1」は間違いないのだから、軽風域だけを何とかすれば関東大会ではまた優勝できるであろう。今年就任した高校・大学時に活躍したスーパーコーチ「西村 裕司」教諭(中村三陽高ー同志社大出身、インターハイ・インカレ個人戦・国体優勝など数々のタイトルを持つ)なら上位に引き上げることができるだろう。あとは本人達の気持ちの問題だけではないのか?


※以上入賞チームを挙げたのだが、今回特に成長が見られたのが「磯辺」「逗子開成」あたりだろうか?勝負の「関東インターハイ予選」まであと1ヶ月だが、最終調整でさらに変わってくるだろう。関東水域のレベル云々はともかく、まずは「インターハイ」の切符を手にしなければ話にならない。是非、良いレースをみせて頂きたい。

私は関東水域の高校生がインターハイで活躍するところをまた観たい、それを願ってこの大会の総括を終わりにすることとする。



※「続きを読む」を押せば「レースダイジェスト」が出てきます。



以上


※最終成績
FJ203東日本



※レースダイジェスト

5/4(土) 天候 晴れ 気温20℃

【第③レース】 9:50スタート 風向270度 風速2m/sec 上下距離800m

この時間から暖かく、穏やかな天候。ラインは下有利、第①マークより「井嶋・高橋」(HIK)、「伊藤・須田」(慶應)、「今井・田中」(磯辺)この3艇の争いとなる。
井嶋艇は堅いレース運びで後続の追随を許さずそのままトップフィニッシュ。2番手は今井艇、3番手は「丹羽・木村」(磯辺)が上がってくる。

【第④レース】 11:12スタート 風向270度 風速3m/sec 上下距離800m

風向は安定しているのだが、時折右海面のブローが強めにはいってくる海況。そのブローを掴んだ女子チーム「北林・宮野」(磯辺)がトップ回航、2番手は好調の「山口・田中」(逗子開成)、3番手は「井嶋・高橋」(HIK)と続く。第③マークまでに井嶋艇はトップに躍り出る、そのままトップフィニッシュ。2番手は山口艇、3番手は松本艇の逗子開成勢が続いた。

【第⑤レース】 13:55スタート 風向250→240度 風速4m/sec 上下距離800m

一旦ハーバーバックした後このレース、午前中より若干風速が上がってきた。風向も左に振る兆候もあった。
第①マークでは連続トップの「井嶋・高橋」(HIK)がまたしてもトップ回航、2・3番手は「太中・出口」「斎藤・永井」の慶應勢、4番手は「松本・澁谷」(逗子開成)が続く。
風向が10度左に振れたので第③マークで「チャーリー」実施。それでも順位はそのまま変わらず。

※このレース成立により得点が「1カット」発生。

【第⑥レース】 15:02スタート 風向240度 風速3m/sec 上下距離1000m

1カット発生したことにより、積極的なレースをしようとするチームが多く、ラインが高い。その中で4艇がリコール、その中には井嶋艇も含まれ、リコール解消してのスタート。
その中で第①マークは関東選抜王者の「沼崎・木村」(霞ヶ浦)がトップ回航、2・3番手「松本・澁谷」「山口・田中」の逗子開成勢が続く。リコール解消した井嶋艇はそれでも7番手回航。
沼崎艇と松本艇の攻防が続くが、辛うじて沼崎艇が逃げ切る。徐々に追い上げてきた井嶋艇は松本艇をも捉え2番手フィニッシュ、3番手は松本艇となる。

※健闘していた「丹羽・木村」(磯辺)、「永島・江頭」(逗子開成)が「OCS」により脱落。


5/5(日) 天候 晴れ  気温22℃

【第⑦レース】 9:51スタート 風向250度 風速3m/sec 上下距離800m

前日よりもさらに暖かいがそこそこの風はある。トップスタートの「井嶋・高橋」(HIK)が余裕のトップ回航、2番手「今井・田中」(磯辺)、3番手「小田切・我満」(青森工業)の順となる。
井嶋は後続をどんどん離し余裕のトップフィニッシュ。最終レースを待たずに「優勝」を決める。

【第⑧レース】 11:00スタート 風向230度 風速3m/sec 上下距離1000m

「井嶋・高橋」(HIK)の優勝は決まったが、このレースも参加。注目は2番手争いとなったこのレース、井嶋はまたしても余裕の第①マークトップ回航、2番手「越川・久保」(慶應)、3番手「植木・玉井」の順に続き、フィニッシュまで変わらず、しかし大きく遅れていた「今井・田中」は2上で大幅に順位を上げ4番手フィニッシュ。「準優勝」となった。


※全8レースを消化し、このシリーズは幕を閉じた。




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