2013-05-13 11:00 | カテゴリ:インカレ
◎早稲田大学が完全優勝!
060_convert_20130513103845.jpg

『春季関東インカレ』の決勝シリーズは5/11~12に開催され、初日は悪天候も相まって1レース・最終日は一転5月らしい陽気となって3レース実施、「計4レース」での決着となり、両クラスで優勝した『早稲田大学』の完全優勝で幕を閉じた。

※結果は以下の通りである。

◎【470級決勝】

①早稲田大学     74点(17・11・34・12)
②慶應義塾大学   142点(21・44・36・41)
③日本大学     147点(40・35・12・62)
④明海大学     211点(69・38・69・35)
⑤明治大学     222点(48・61・37・76)
⑥中央大学     224点(35・35・88・66)
⑦横浜国立大学   251点(35・68・88・61)

※以上が「秋インカレ」のシード権獲得!

※参考・470最優秀チーム
066_convert_20130513102206.jpg
【絶対女王『山口 祥世・谷口 諒介』組(早稲田大)が個人成績トップとなり、如何なく実力を発揮した。女性リーダーなのに見事な牽引力である】

◎【スナイプ級決勝】

①早稲田大学    109点(39・26・15・29)
②日本大学     133点(40・40・41・18)
③明治大学     175点(48・22・39・66)
④法政大学     202点(47・33・71・61)
⑤明海大学     204点(77・42・66・20)
⑥慶應義塾大学   241点(45・49・84・69)
⑦立教大学     242点(58・66・60・67)

※以上が「秋インカレ」のシード権獲得!

※参考・スナイプ級最優秀チーム
071_convert_20130513102245.jpg
【まだ2年生ながら早稲田のリーダー艇に成長した『島本 拓哉・花岡 航』組(早稲田大)が個人成績トップ】

◎【総合】

①早稲田大学    183点
②日本大学     282点
③慶應義塾大学   383点
④明治大学     397点
⑤明海大学     415点
⑥法政大学     472点

※入賞チームの皆様、おめでとうございます!続いてレース総括にまいります。

◎【470級総括】

※『早稲田大』が圧勝!

・蓋を開けてみれば、早稲田が他を圧倒した「470級」。2位「慶應義塾」にほぼダブルスコアの差をつけて大勝。
絶対女王「山口 祥世・谷口 諒介」が個人成績トップとリーダーに相応しい成績、「小泉 颯作・槌谷 祥吾」「山口 優・石原 裕太」の2・3番艇もしっかり続いた。
山口祥、小泉が順当な活躍をみせたのもあったが、スナイプより転向した「山口優」も素晴らしい走りをみせた。まさに「圧勝」であった。

・2位「慶應義塾」、3位「日大」は早稲田とは違い、「走らなくてはならない1番艇」が苦戦していた。そこが勝敗の分かれ目となった様な気がする。しかし慶應は「樋口 舵」「中嶋 颯」のルーキーを積極的に起用し、今後に期待が持てる内容となった。
一方「日大」はリーダー「中村 睦宏」の苦戦が誤算となってしまったか?ルーキー「玉山 千登」も活躍をみせたが、42条ペナルティー2回で失格とレース内容に荒さがあったか?
しかし、実力は間違いなく上位である。今後のレースまでにどう変われるのか?に注目である。

・4位~6位の「明海」「明治」「中央」は僅差の得点となったが、「明治」が、トラブルRETや審問でDSQと2つの英語が非常に残念だった。しかし上位に迫れるような内容ではあった。今後に期待である。
「明海」「中央」においてはやはり「安定性」がキーワードであろう。明海はルーキー「鈴木 裕哉」が健闘したし、中央は序盤戦はリーダー「高木 祐輔」を中心にレースは安定していた。今後の精進に期待したい。

・注目のシード権争いはやはり「横浜国大」が滑り込む。ルーキー「須河内 健太」以上に「風間 光喜」艇が2回のシングルと健闘!秋に向けての「要注目校」に名乗りを上げたのは間違いない。

◎【スナイプ級総括】

※『早稲田大』が逃げ切る。

・戦前の予想では「混戦模様」とお伝えしたスナイプ級だが、「早稲田」がリーダー艇「島本 拓哉・花岡 航」が個人成績トップの安定した活躍や、ルーキー「平川 竜也・三ツ木 駿」も期待通りの活躍、問題の3番艇「桐岡 洋平・櫛田 佳祐」も責任を果たした。それぞれの艇の役割をきっちり理解し、それを実行できたのが勝因だったような気がする。

・準優勝の「日大」だが、各レースにおいて3番目の順位が大きいなどムラが大きい結果となった。ただやはり実力があるのはわかったような気はする。クルーのレベルアップなどを図れば早稲田に迫れることはできるだろう。

・優勝候補筆頭に挙げた「明治」は、ここも3番艇が思いのほか苦戦したのが敗因。しかし主将「横田 貴大」の力はやはり上位である。チーム全体を牽引する統率力も間違いなくある。秋までにはどう変われるかに要注目である、いや必ず脅威となるのはほぼ確実だろう。

・「法政」「明海」「慶應」は現時点では上位校と差があるのは成績をみれば一目瞭然である。今後の奮起に期待したい。

・注目のシード権争いはルーキー「村山 仁美」が活躍した「立教」が滑り込む。もちろん今後の課題は2・3番艇のレベルアップにかかっているだろう。

◎完全優勝した『早稲田大』について

早稲田が完全優勝した要因は、先ほども述べた通り、各艇がキッチリと実力を出せるところにあるのではないか?
しかも各艇の役割も理解し実践する。ミーティングなどでよく話し合われているのが見てなくてもわかる。
さらにレース外でも「ブログ・フェイスブック」の更新も一番早い。明らかにチーム全体の結束力も強く感じた。いくらヨットが速くとも部全体のまとまりがなければ『インカレ』ではまず優勝できない。それは過去の「全日本インカレ優勝校」を振り返れば一目瞭然ではないか?
また、戦力も冷静に分析されている。例をあげれば「山口 優」さんの470コンバートに関して私自身は「???」だったが、スナイプの戦力において戦えるとの判断でこういう結論となったのだろう。
しかし更なるレベルアップをして欲しい。「全日本インカレ」では、強豪チームが目白押しなのだから・・・。


※今回評価すべきこと

レース運営についてはさておき、今年の関東学連はあらたな試みを行った。それは・・・

『着順表を掲示板に発表すると同時にホームページ上でも発表』

するようになったことである。

私が昨年の「全日本インカレ」で提言した内容の一つだった案件なのだが、それを実行できたのは誠に素晴らしい。できることを一つ一つ実行していく、これは社会人になっても必ず役に立つことだろう。これをステップに色々学連レースを改革してもらいたいものである。

しかし、今回の春インカレを観戦してさまざまな問題点があることに気づかされた。これは別案件で提言したいと思います。

また「秋インカレ」に向けて更なるレベルアップできるよう安全に留意していただき精進して頂きたい、選手の皆さん大変お疲れ様でした。


以上

【※予告】

もうすっかりお馴染みとなった『外道無量院』氏による「春季学連勝手ランキング」も掲載予定です。今回は私も加わって対談方式となるのか・・・・?
どうぞご期待ください。


※レースダイジェスト

5/12(日) 天候・晴れ  気温26℃

【470級第②レース】 9:00スタート 風向60度 風速3m/sec 上下距離1200m
085_convert_20130513194742.jpg
【第②レーストップの「鈴木・後藤」組(明海大)。ルーキーながら決勝でのトップフィニッシュは自信につながったことであろう】

潮の影響なのか1回目でスタート、①マーク付近は岸に近いせいなのか振れ幅が大きい。その中で「鈴木・後藤」(明海)がトップ回航。前日首位の早稲田は「小泉・槌谷」「山口祥・谷口諒」が2・3体制、「山口優・石原」も10番手前後と好調。大きく変動することなく「鈴木艇」がトップフィニッシュ。「山口優艇」も最終的に6番手まで上がり、他校を大きく引き離すレースとなった。

【470級第③レース】 10:17スタート 風向80度 風速4m/sec 上下距離1200m
075_convert_20130513194912.jpg
【第③レーストップフィニッシュの「中村・長谷川」組(日本大)若干調子悪いながらもトップを取るところはさすがというしかない】

暖かくなってきた影響ですでに風向が南へ回る兆候がみえたこのレース、日大が意地をみせる。「中村・長谷川」が終始このレースをリード、「平松・橋場」「玉山・清原」もシングルフィニッシュ。首位の早稲田は「山口祥」「山口優」両艇が2・4位と粘るものの、「小泉艇」がなかなか上がってくることができず、若干日大との差が縮まる。

【470級第④レース】 13:14スタート 風向220度 風速4m/sec 上下距離1200m
084_convert_20130513195148.jpg
【第④レーストップフィニッシュの「小泉・槌谷」組(早稲田大)。高校時は国体チャンピオンの小泉はまだ2年生、既に早稲田のエース格として活躍】

時間的にこのレースが最終と各艇が把握する中で、ゼネリコが多発する。設定は220度でありながら240度まで振るためどうしても上に集まりがちだからである。4回目でスタート。首位の早稲田はほぼまとまってスタートをし有利な状況。「小泉・槌谷」が終始トップを守る。「山口祥」「山口優」も4・7フィニッシュで優勝確定。
一方2位日大もまずまずの順位であったが、「玉山艇」が42条違反2回により失格。慶應にも逆転される。


【スナイプ級第②レース】 9:05スタート 
069_convert_20130513200108.jpg
【第②レーストップフィニッシュの「横田・黒沢」組(明治大)、主将横田は予選は470クルーとして出場、必ずや秋インカレは総合優勝争いに加わってくることだろう】

470と同様、1回目でスタート。優勝候補筆頭の明治が好調。リーダー「横田・黒沢」が終始リードしトップフィニッシュ。「多田・藤原」「脇坂・上井」も続き、22点に抑えるが、早稲田も26点と堅実であり、点差はあまり変わらない。一方日大は40点を叩いてしまい、優勝争いからは一歩後退。

【スナイプ級第③レース】 10:22スタート
077_convert_20130513200736.jpg
【第③レーストップフィニッシュの「平川・三ツ木」組(早稲田大)、平川はルーキーながら非常に活躍、今後も期待したくなる逸材である】

1回でスタート。このレース、早稲田のルーキー「平川・三ツ木」が終始リード、リーダー「島本艇」「桐岡艇」もそれに続き15点の最小失点に抑える。日大はどうしても3番艇の順位が悪い、また明治も39点を叩き、早稲田が他を引き離すレースとなった。

【スナイプ級第④レース】 13:33スタート
090_convert_20130513201041.jpg
【第④レーストップフィニッシュの「井嶋・大井」組(日本大)。実力は十分あるが、安定性がキーワード。今後の大会で要注目である】

最終レースとなったこのレース、ようやく日大は意地をみせる。「持田・塩谷」「井嶋・大井」の1・2体制。「伊村・大野」も10番手前半とまずまずの順位。早稲田も安全策に出るものの3艇とも堅実。24点差で逃げ切り「クラス優勝」となる。

関連記事
スポンサーサイト

管理者のみに表示する

トラックバックURL
→http://namachan70.blog.fc2.com/tb.php/135-8183c51e