2013-06-24 08:00 | カテゴリ:インカレ
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【今回から関東学連でも準備信号に「U旗」を使用した】※写真は羽田 誠氏より

早くも「全日本インカレシリーズ」の出場権を懸ける大会が始まった。まずは『全日本学生ヨット個人選手権』(9/5~8開催、愛知・海陽ヨットハーバー)への出場切符を争う「関東学生ヨット個人選手権大会」が今週は470級が「江の島ヨットハーバー沖」で開催された。

この個人戦エントリーは団体戦とは違い、各校何艇でも出場させることができる。まさに個人での戦いであると同時にチームメイトはライバルという側面を持っているのがこの大会である。

関東からは「14」艇が全日本に出場する権利を得る。

8レース予定の中、順風域以上での良いコンディションとなり、7レースを消化した

※結果は以下の通りである。

◎【470級最終結果】

※絶対女王『山口 祥世・石原 裕太』組(早稲田大)が個人戦でも優勝!
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【この「山口 祥世」スキッパーは、過去に関東学連で活躍した女性の中で3本の指に数えられる優秀な選手であることは間違いないだろう】

◎最終成績 ※参加77艇・8位まで入賞

①山口 祥世・石原 裕太  (早稲田大)  14点(1・2・4・1・⑧・5・1)
②小泉 颯作・槌谷 祥吾  (早稲田大)  16点(3・1・1・⑬・1・7・3)
③樫本 真徳・成川 健一  (慶應義塾大) 24点(7・3・5・⑧・5・2・2)
④樋口 舵 ・森 健悟   (慶應義塾大) 39点(14・12・⑯・5・3・1・4)
⑤中嶋 颯 ・冨田 弘之  (慶應義塾大) 46点(2・5・7・21・16・10・6)
⑥玉山 千登・本吉 剛士  (日本大)   47点(⑱・7・10・11・6・3・10)           
⑦若林 友世・橋場 一輝  (日本大)   55点(5・6・20・6・(25)・4・14)
⑧山口 優 ・谷口 諒介  (早稲田大)  62点(⑰・13・12・10・10・6・11)
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⑨成田 有沙・大下 酬人  (明治大)   67点
⑩高木 祐輔・岡田 拓巳  (中央大)   67点
⑪平原みちる・市川 拓海  (中央大)   74点
⑫長堀 友香・鳥羽 雄太  (慶應義塾大) 74点
⑬森 雄馬 ・福永 和裕  (明治大)   80点
⑭波田地由佳・太田 貴弘  (明海大)   84点
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※以上14艇が全日本進出

※【470級総括】

前回の関東インカレよりちょうど1ヵ月後の開催となった「関東個人戦」だったが、普通に考えればこの短い期間ではそうは変化がないとの見方が普通だろう。では簡単ではあるが総括することにする。

※実質、「山口祥」「小泉」・早稲田同士2艇でのマッチレース!?

優勝した「山口 祥世・石原 裕太」組は、おそらく470級で女性スキッパーとしての勝利はおそらく初めてではないのだろうか?(スナイプでは「稲垣 奈巳」(日本大)が達成している)しかも今回はほぼ強風域でのコンディションであり、本来圧倒的不利なはずだろう。しかしそれを乗り越えたのは本当に素晴らしいと私は思う。

あともう1点はやはり勝負強いのが彼女の特徴だろう。必ず成績をきっちりまとめることができ、我々観客側の期待にも応えることができる。その集中力は特筆に価する。全日本でも是非頑張って頂きたい。

『優勝おめでとう!』

惜しくも準優勝の「小泉 颯作・槌谷 祥吾」組は、同点で迎えた最終レースで山口祥を抜くことができなかったが、関東勢の中では抜けた存在なのは、誰が見ても明らかな事実であろう。しかし今回私は、この2艇をずっと注視していたのだが、まずレースの組み立てがキッチリできているのがハッキリとわかった。必ずスタートは有利サイドから確実に出てるし、読みは間違っていなかった。今年の早稲田470は、今後の大会でも間違いなく期待ができると確信させてくれたシリーズではあった。

尚、早稲田は「山口 優・谷口 諒介」組も8位入賞となり、3艇全日本進出を果たした。

※4艇通過した「慶應義塾」

※今回躍進したのは間違いなく慶應勢である、団体戦では準優勝だったものの、正直存在感はなかったといえるだろう。その中で「樫本 真徳・成川 健一」組が今回大きく成長をみせ「3位」となる。有望な1年生が多数入学した同校は、上級生は危機感を感じたことであろう。その中でこのチームは結果を出した。やはり上級生が活躍しなければチームも締まらない、間違いなく秋に向けての注目校となったのは間違いないだろう。

1年生スキッパー「樋口 舵 ・森 健悟」組・「中嶋 颯 ・冨田 弘之」組がそれぞれ4・5位入賞となり、こちらも大きく躍進した。ようやく学生レースの雰囲気にも慣れ、本格化していくのか?そんなことを大いに感じさせてくれたレースだった。

尚「長堀 友香・鳥羽 雄太」組も12位で通過を果たし、慶應勢は最多の「4艇」全日本進出を決めた。

※エースが不在の「日大」は辛うじて2艇通過

日大のエース・中村 睦宏は470ジュニアワールド出場のさまざまな兼ね合いもあって、今回不出場だったが、こちらも1年生スキッパーの「玉山 千登・本吉 剛士」組が6位入賞と唯一気を吐いた。また「若林 友世・橋場 一輝」組は7位入賞し2艇の通過に留まったが、なんとなく元気がなかったのも事実か。これからのレースでどう立て直していくのか?が日大の大きな課題であろう。

※ここまで入賞したチームを主に紹介したが、「中央」は2艇、「明治」も2艇、「明海」は1艇の全日本進出となった。

レース結果は、以上のようになったが、今回のレースはかなりの問題があったので苦言を呈したいと思います。

※準備信号「U旗」の件について

今回2日目の「第5レース」はようやく「8回目」でスタートと実に1時間近くものロスが出てしまったのは非常に残念であった(最後の8回目は結局「黒色旗」を適用)。これにより全レース消化できなかったのは、紛れもない事実である。

なぜこのようになってしまったのか?は「レース委員会」側と「選手」側両面から見ていくことにしましょう。

※「レース委員会」側の問題

※この事例に際して、まずラインの設定などは合っていたことをつけ加えておく。その中で「I旗」や「U旗」を使用しても全く変わらないのなら勇気をだして「黒色旗」を使用すべきではないのか?
確かに「JSAFの運営指針」などで「黒色旗」は極力使用すべきではないとの見解があるのは十分承知しているのだが、80艇の大フリートでは限界がある。それを臨機応変に対応するのがレース委員会側の力量だろう。

ある意味この件に関してやさしい対応をしてしまった「レース委員会」側だったが、選手も大いに問題がある。


※「U旗」を軽視しすぎな選手側

この「U旗」は黒色旗と内容がほぼ同様であるのだが、ゼネリコ時に排除されるかされないかだけの厳しい規則なのは変わりがないのである。この「第5レース」では何故か最初からラインが高いのである(多少潮の影響もあったが・・・)実際2回目のスタートで5艇以外は全てラインから出ていた。私が(もし)レース委員長なら間違いなく5艇以外全て「失格」としてレースをスタートをさせただろう。本来それが当たり前なのであり、「公正・公平なレース」だからなのである。

※今回、選手側の力量の問題は明らかであった。そういう意味でもレース委員会は選手に対して情けをかける必要は全くないのである、あくまでもこの大会は『全日本予選』なのだから・・・

6/29~30は「個人戦スナイプ級」が開催される。どのチームが活躍するのかが非常に楽しみである。


以上



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