2012-08-17 22:48 | カテゴリ:高校ヨット部探訪記
当ブログで『高校ヨット部探訪記』を連載していこうと思っている。今回、全日本FJ・インターハイなどで様々な方とお話しさせて頂きました。その中で「高校ヨット部の現状を知らない」という声が多かったのです。

そこで各高校を訪問し、色々な方々に知ってもらえばってことで企画致しました。まず第1回は筆者の身近な『茨城・霞ヶ浦水域』より名門「霞ヶ浦高等学校」から紹介致しましょう。

インターハイでの海上練習の霞ヶ浦勢

①歴史

霞ヶ浦高ヨット部は1961年(昭和36年)に創部。恵まれた環境の中、数々の好成績を治めてきた『名門』である。

1968年広島インターハイでスナイプ級初優勝。以下の実績がある。

・1974年(福岡) 男子FJ級優勝
・1980年(大津) 男子スナイプ級優勝
・1982年(藤沢) 男子スナイプ級3位・男子FJ級準優勝
・1984年(本荘) 男子FJ級準優勝
・1985年(穴水) 男子FJ級準優勝
・1987年(江差) 男子スナイプ級3位・男子FJ級準優勝
・1990年(七ヶ浜)男子スナイプ級優勝
・1993年(土浦) 男子FJ級ソロ3位・男子デュエット優勝
・2002年(土浦) 男子デュエット3位
・2003年(長与) 男子デュエット3位
・2014年(江の島)女子デュエット3位
・2015年(和歌山)女子420級・FJ級優勝(女子完全制覇)
・2016年(和歌山)女子420級優勝・FJ級準優勝

※以前は男子校であったが、2004年より男女共学となり、現在では女子部員も在籍している。その女子種目についても、2014年江の島インターハイで初のメダルを獲得、さらには2015年和歌山インターハイでは420級・FJ級完全制覇を成し遂げ、新たな時代の幕開けとなった。

②オリンピック選手輩出数全国NO.1?

オリンピック代表を輩出した人数は恐らく全国で一番だろう。紹介すると?

・田村 孝 (1988ソウル五輪トルネード級代表)
・中村 健次(1988ソウル・1996アトランタ470級・2000シドニー・2004アテネ49er級代表)
・宮井 佑治(2000シドニー五輪470級代表)
・轟 賢二郎(2004アテネ五輪470級銅メダリスト)

それだけ基礎を霞ヶ浦の恵まれた環境でで鍛えられたからこそ、これだけの選手を輩出できるのであろう。

③現監督・コーチ

・監督 伊勢崎 和仁(教諭)
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2009年、長年監督だった根本 茂喜監督の退官により、伊勢崎教諭を抜擢。同教諭は元レスリング部のコーチとして名門に育て上げた実績があり、熱血漢である。「勝つためには?」をテーマに様々な視点からヨット部を改革している。

・コーチ 西村 祐司(教諭) 中村学園三陽高-同志社大卒
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2013年度より社会科教諭として採用された。
琵琶湖Jrでヨットを始め、中村三陽高-同志社大と名門ヨット部を渡り歩いた実力者。インターハイ優勝・全日本インカレ個人戦・国体優勝など実績も抜群、このような優秀な人材が茨城に来てくれたのは非常に頼もしい限りである。
現在低迷している同校や茨城県勢を間違いなく立て直してくれることであろう。

※その他にも時間があれば、熱心なOBがサポートにあたっている。


③練習環境・練習日・練習時間

・霞ヶ浦ラクスマリーナ(土浦駅より徒歩約10分・学校より自転車で約15分)
・基本的に毎日練習(テスト期間・正月・お盆は休み)
・当マリーナは出艇禁止など存在しないので、安全が許す限り原則出艇。
・朝練も実施(学校登校時のみ・最近は厳しい陸上トレーニングを実施)

④その他論評

・私立でありながら、前監督の方針によりJrセーラーの勧誘・獲得に積極的ではなかった。これでは現在のJr全盛時代に太刀打ちできる訳がない。実際FJ一本化(1993年~)となってからは。男子デュエットで初代チャンピオンになったのみで、長らく優勝からは遠ざかっていたが、様々な案件を実施した結果、2015年和歌山大会で女子420級・FJ級完全制覇を達成した。

・練習環境が良いのはもちろんだが、練習も充実している抜群な環境である。やる気がある生徒ならまずヨットはうまくなることであろう。

・女子優勝により新たな時代を迎えつつある同校は、好環境を武器にますます発展していくことであろう。



以上


注:2016年用に編集させて頂きました(Ver.3.2)

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