2013-07-11 00:30 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
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【意外や意外!?31回の歴史で初めての江の島開催となった「全日本FJ」】

先日、関東地方でも梅雨明けとなり、本格的な夏がやってきた。高校生セーラーにとっての全国大会戦線第一弾といえば?この『全日本FJ』だろう。大会は7/19~21の日程で、来年(2014年)のインターハイ開催地である「神奈川県江の島ヨットハーバー沖」で実施される。今回、神奈川県セーリング連盟は全面バックアップすることから、「プレインターハイ」としての側面を持つ大会となる。

また、この大会はさまざまな要素を持っている重要な大会ともいえる。それをいくつか挙げてみると?

①インターハイ本番に向けての調整

多数のチームは、インターハイ本番に向けての調整もさることだが、自分自身の実力を測る重要なレースでもある。しかも今年はインターハイ本番までの間隔が約1ヶ月もあり、(ここで不本意な成績だったとしても)修正できる期間も適当であるといえる。

②誰でも出場することができる

高体連主催の大会ではないので、高校生以外も出場できるのはもちろんだが、インターハイなどでは各校最大「3艇」までしか出場できない。したがって、部員が多い学校はレギュラー落ちしてしまう選手がどうしても出てきてしまう。
3年生なら「総括的」レースの意味合い、また下級生なら自分自身をアピールでき、来年のインターハイへ向けてもこの海面でレース経験できることから、重要なレースとなることであろう。

③ここで活躍したチームはインターハイで上位進出できる可能性が高い

昨年の展望でも述べたが、ここで活躍したチームはインターハイでも活躍する可能性が高いのはデーターから見ても明らかである(詳しくは省略)

※55艇出場予定・全8レースでの実施となる(5レース成立以上1カット)


さて、本題の展望に入ることとしよう。


◎【展望と解説】

※戦歴豊富な「鈴木 颯太・二神 敏夫」組(福岡第一)が今シリーズの中心
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【昨年の七尾インターハイで2年生ながらソロ5位入賞を果たした「鈴木 颯太」艇】

エントリーメンバーの中で実績最上位なのが「鈴木 颯太・二神 敏夫」組(福岡第一)である。鈴木は1年時から全国戦線で活躍している逸材、インターハイでは1年時デュエット準優勝に貢献、2年時はソロ5位、全日本FJでも1年時から5位・4位と入賞を果たしている実力者である。
しかし昨年のレースを拝見した限りでは、勝負ポイントでのミスが目立った。最終学年となった今年はどうだろうか?元々鈴木は神奈川県出身であり、この相模湾はジュニア時代慣れ親しんだ海面、従って気合いも入る。そのような総合的な意味でも優勝候補筆頭であろう。

同じ福岡第一からは「岩城 拓海・高橋 敦史」組もエントリー、岩城は昨年までは鈴木のクルーとしての実績があり、レース経験は豊富である。スキッパーとしても上位戦線に顔を出していることから、有力候補であるのは間違いないだろう。まずはインターハイ前のこのレースでどのような活躍をみせるかが非常に楽しみである。

※ライバル関係にある「中村学園三陽」勢も気合い十分!

先日、インターハイ予選の記事でもお知らせしたとおり、通過したのは「一艇」と不本意な結果となってしまった「中村学園三陽」。しかしながら実力は決して劣っている訳ではなかった。実際、九州選抜・唐津JOC・福岡県大会、この3大会をみても上位進出を果たしているのはもちろん、福岡第一勢と力的には遜色ない。

特に実力がありながらインターハイ通過を果たせなかった「菅野 翔・緒方 怜音」組、「渡辺 駿・永田 季哉」組この両艇は特に気合いが入るのはもちろんだが、唯一予選突破した「梶野 智弘・陰山 雅大」組、また昨年のこの大会で中学生ながら健闘した「藤野 流星・副島 俵太」組と充実の布陣。果たしてどうなるか?

※今年の関東勢は全国戦線で通用するのか?
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【昨年の経験値からみれば「沼崎・木村」組(霞ヶ浦)が最上位なはずだが・・・】

江の島開催である為、必然とエントリー数が多くなる「関東勢」。昨年とは違い、傑出したチームがないのが事実であろう。実際、関東選抜・東日本FJ・関東インターハイ予選3大会を振り返れば、上位の顔ぶれが毎回変わっていた、そういった意味では横一線である。その関東勢が果たして今年は通用するのか?正直言ってかなり厳しいだろう。根拠を挙げてみると、東日本FJで関東勢は、昨年2年生ながら活躍した井嶋 博之君に完敗している。その彼を基準に考えるなら、昨年の実績からみると鈴木 颯太艇がそれにあたるだろう。こういう比較の仕方で大変申し訳ないが、現状では苦しいのは否めないか?

しかし強風域なら、関東選抜優勝の「沼崎 圭太・木村 直矢」組(霞ヶ浦)、軽・順風域なら関東大会優勝の「丹羽 巧・木村 隆」組(磯辺)、「山口 元気・田中 宏明」組(逗子開成)、そして関東大会デュエット優勝の「慶應義塾勢」が有力候補ではある。

※中部勢・東北勢・近畿勢の有力チームもエントリ-

中部勢は有力校「海津明誠」(岐阜)が多数エントリ-、その中で、中部FJ優勝・東海大会準優勝の「伊藤 翔哉 ・近藤 惠大」組が有力チームの筆頭だろう。

東北勢からは「宮古商業」「塩釜」「仙台第二」3校からエントリーされているが、いずれもほぼ2年生中心のメンバーであり、この大会はインタ-ハイへ向けてのレース経験の目的が主であろう。しかしながら震災により活動もままならなかったこの3校には拍手を送りたいし、是非頑張って欲しいものである。

近畿勢からは「星林」が参戦。インターハイへは2艇通過しているが、果たしてどこまでの実力か?

※女子の有力チームは?
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【女子の中では実績上位、「橋本・齋藤」組(霞ヶ浦)男子相手に入賞できるのか?】

昨年の東京大会では、「仲山 好・仲山 景」組(光)が女子チーム最上位の5位入賞を果たし、その後のインターハイでも準優勝と活躍したように、女子チームにとっては自分達の力を試す最重要な大会といってよいだろう。またインターハイへ向けてのアピ-ルポイントともなり、活躍を期待できるのはほぼ間違いない。その中で昨年・今年の実績をみれば、関東大会優勝の「橋本 杏奈・齋藤 由莉」組(霞ヶ浦)が入賞有力候補である。また東海大会準優勝「野津 さくら・今西 芳枝」組(海津明誠)も期待がかかる。
また九州大会では2つの英語を叩き涙を呑んだ「土屋 百茄・梅野 美月」組(福岡第一)だが、トップフィニッシュもあったなど、実力があるのは確かである。是非ここで雪辱を晴らしてもらいたいものである。

◎【結論】

※九州勢が圧倒か?

◎鈴木 颯太・二神 敏夫  (福岡第一)
○渡辺 駿 ・永田 季哉  (中村学園三陽)
▲菅野 翔 ・緒方 怜音  (中村学園三陽)
▲岩城 拓海・高橋 敦史  (福岡第一)
▲沼崎 圭太・木村 直矢  (霞ヶ浦)
▲陰山 雅大・梶野 智弘  (中村学園三陽)
△斎藤 文人・須田 壮   (慶應義塾)
△丹羽 巧 ・木村 隆   (磯辺)
△山口 元気・田中 宏明  (逗子開成)
△伊藤 翔哉・近藤 惠大  (海津明誠)
△藤野 流星・副島 俵太  (中村学園三陽)
×伊藤 優希・久保 雄器  (慶應義塾)
×松本 拓 ・澁谷 直樹  (逗子開成)
×今井 拓也・田中 颯人  (磯辺)
注橋本 杏奈・齋藤 由莉  (霞ヶ浦)
注土屋 百茄・梅野 美月  (福岡第一)
注野津 さくら・今西 芳枝 (海津明誠)

※展望で述べた通り、九州勢が圧倒するのは間違いないだろう。その中で実績上位の「鈴木・二神」組を優勝候補筆頭にしたが、「中村三陽勢」も実力的には遜色なく、熱い戦いとなることであろう。それに対し、他水域勢はどこまで対抗できるのか?強風域になれば「沼崎・木村」「橋本・齋藤」の霞ヶ浦勢、順風域以下なら「丹羽・木村」「今井・田中」の磯辺勢、「山口・田中」「松本・澁谷」の逗子開成勢、「斎藤・須田」「伊藤・久保」の慶應勢が上位進出可能か?また、「伊藤・近藤」(海津明誠)も風域によっては上位を狙えるか?


※何故か今まで高校生中心の大会が江の島で開催されることがなかったが、このヨットのメッカといえる地で選手の皆さんは、思い切ったレースをして頂き、良いレースとなるよう頑張って頂きたい。

選手皆さんの安全と健闘をお祈りする。


以上


※第31回全日本FJ級ヨット選手権大会特設サイト

http://2013alljpnfj.jimdo.com/


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