2013-08-01 23:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
◎【女子ソロ競技の展望と解説】 ※全28校「41」艇出場予定

引き続きpart②では、女子ソロ競技の展望と解説に入ります。
12007唐津
【2007年に開催された唐津インターハイの様子】

男子の展望と同様、昨年の七尾インターハイを振り返ってみると、優勝~6位入賞まで全て3年生スキッパーであり、下級生のチームは残念ながら上位進出とはならなかった。ソロ連覇を果たした「中山 由佳・眞鍋 智佳」組(唐津西)を始め、強豪揃いだったといえるだろう。では今年はどうか?早速、解説に入ることにする。

※今年の女子は混戦模様なのか?

冒頭でも述べたとおり、現在のインターハイで下級生が活躍しなかったのは珍しいといえるだろう(ジュニア出身のセーラーが多い為)、それだけ3年生が頑張った結果であったとも言えるのだが、このような時の翌年は概して混戦になる可能性が高い。それを踏まえて有力チームを挙げることとする。

※昨年のインターハイ上位チームは?
元津2
【昨年の七尾インターハイで下級生の中なら最上位!「元津 志緒」艇(長崎工業)】

昨年の七尾インターハイで1年生ながらソロ8位、デュエット準優勝に貢献した「元津 志緒」(長崎工業・2年)昨年の下級生スキッパーの中では最上位であり、今年はさらなる上位進出を狙う。九州大会でもきっちり優勝し、先日の420ワールドにも出場。順調に成長しているといえるのではないか?しかしどちらかというと昨年見た限りでは微・軽風に強い印象がある。この風域なら圧倒する可能性が高いのではないか?ただ問題は強風域である。
420ワールドでは強風シリーズに苦戦してしまったのをみると、そこが不安材料ではある。
しかし実績上位であることからシリーズの中心となるのは間違いない。クルーは「後 可奈」(1年)が務める。

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【オールラウンドの風域に対応できる「橋本 杏奈・齋藤 由莉」組(霞ヶ浦)】

元津に続いていたのはソロ10位の「橋本 杏奈」(3年・霞ヶ浦)はどうか?昨年のインターハイでは中盤まで入賞圏内にいながら脱落、国体でも同じく脱落してしまった。しかし実力は上位であるのは間違いないだろう。その証拠に関東選抜では総合3位、先日の全日本FJでも7位と男子相手に好成績を残している。昨年はどちらかというと軽風域に強い印象だったが、強風域も克服している。問題は集中力が最後までもつかどうか?が鍵であろう。クルーは「齋藤 由莉」(1年)が務める。

ベスト10に入ったのはわずか2艇だったのだが、引き続き有力チームを見ていくとしよう。

※インターハイ予選をオールトップで優勝したチームは?
宮古・千葉
【昨年のインターハイも出場している「千葉 百華」艇(宮古)】

東北大会をオールトップで優勝した「千葉 百華・中島 奈津美」組(宮古・3年)だが、スキッパーの千葉は昨年もインターハイへの出場経験はあるが、オールトップの成績を残せたことから、上位を狙える力はあるとみて間違いない。東北大会で男女共に宮古勢が圧倒したところからみても、練習をかなり積んできたと判断できるだろう。ただ、各種大会で遠征していないのが若干の不安材料か?レース慣れというのも非常に重要だからである。しかし震災の時に入学し、ヨットを続けてきたことに対し敬意を表し、是非頑張ってもらいたいものである。

四国大会をオールトップで優勝した「山下 万理・島本 明季」組(高松商業・3年)は昨年のインターハイでの出場はなかったものの、5月のJOC大会では強豪揃いなFJ級の中で女子最上位の成績を残している(総合10位)。従って上位進出となる可能性が高いだろう。だがこのチームはやはり微・軽風に強い印象か?強風域になった場合にどのような走りをみせるかがポイントになるだろう。

※ニューヒロイン誕生の予感?

関西大会で1年生ながらいきなり優勝した「田中 美紗樹・高野 芹奈」組(関西大第一・1年)には少々驚いた方も多いとは思うが、OP時代の実績をみれば活躍しても全く不思議ではない。田中はジュニア時代、2012ドミニカOPワールドの日本代表選手なのであり、現在は主に420で活動しているが、先日の420ワールドにも出場している。レース経験等も豊富であり、いきなり優勝してしまう可能性は大いにありうる。しかし問題はFJの乗り込みが若干不足している可能性はある。その辺りがポイントとなるだろう。

※男子同様、九州勢は有力チームが目白押し!

宇土・吉田
【軽風域までなら上位進出が濃厚な「吉田 美奈留・須藤 奏子」組(宇土)】

まずは3月の九州選抜をオールトップで優勝、九州大会でも準優勝の「吉田 美奈留・須藤 奏子」組(宇土・3年)は有力候補に挙げなくてはならないだろう。昨年のインターハイもこのコンビで出場しており、大いに期待できることであろう。ただ、このチームも微・軽風域に強い傾向がある。ただ、あまり風が吹かず、潮も強い印象がある宇土で練習していることから、難解な状況には対応できると思われる。

別府青山勢からは「小泉 志織・三重野 友紀」組「足立 茉莉花・小松 日向」組の2艇は全員2年生の若いチームだが、各種大会の成績を見る限りでは、上位進出とまではいかないものの、2年生としては高いレベルにあるとみてよいだろう。問題はビッグレースで思い切ったセーリングができるかどうかが鍵だろう。

※ソロ3連覇がかかる地元勢!

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【先日の420ワールドにも出場!地元期待の「中山 由紀美・池内 仁美」組(唐津西)】

九州大会は3位となった「中山 由紀美・池内 仁美」組(唐津西・2年/3年)が同校ソロ3連覇へ向けて大会に挑む。中山は昨年インターハイソロ連覇を果たした中山 由佳の妹、池内は昨年は姉・友香とペアを組み、デュエット3位に貢献している。昨年の段階ではレベルアップが必要な状態ではあったのだが、420ワールドにも出場しており成長していることだろう。微風よりどちらかといえば強風が得意なようだ。地元開催ということでも期待がかかるとは思うが、プレッシャーに負けず是非頑張ってもらいたいものである。

多田1
【国体連覇中の「多田 緑」(唐津西)がダブルハンドにも挑戦!】

実は地元推薦枠で、同校の強力な隠し玉が存在する。主にシングルハンダーで活動し、少年女子国体シーホッパーSR級2連覇中の「多田 緑」(唐津西・3年)が満を持して登場!ダブルハンドは初の体験だが、レース経験に関しては申し分ないことから、クルーとのコンビネーションが合えば優勝を狙える状況となるのは間違いないだろう。要注目である。クルーは「熊丸 遥」(2年)が務める。

※その他の勢力は如何に?

中部FJでは女子最上位、東海大会で優勝した「田中 彩水・内藤 風香」組(碧南・3年/2年)や、5月の鳥取選抜で女子最上位の5位、近畿大会で準優勝の「大瀧 茉衣子・歌野 真子」組(啓明学院・3年/2年)も上位進出を狙える力はあるとみて良いだろう。

◎【女子ソロ競技結論】

※総合力上位の「橋本 杏奈・齋藤 由莉」(霞ヶ浦)に期待!

◎橋本 杏奈・齋藤 由莉   (霞ヶ浦)
○元津 志緒・後 可奈    (長崎工業)
▲山下 万理・島本 明季   (高松商業)
▲吉田 美奈留・須藤 奏子  (宇土)
▲中山 由紀美・池内 仁美  (唐津西)
△田中 美紗樹・高野 芹奈  (関西大第一)
△千葉 百華・中島 奈津美  (宮古)
△田中 彩水・内藤 風香   (碧南)
×小泉 志織・三重野 友紀   (別府青山)
×足立 茉莉花・小松 日向   (別府青山)
×大瀧 茉衣子・歌野 真子   (啓明学院)
特注:多田 緑・熊丸 遥   (唐津西)

※正直、この印をつける上で1ヶ月も悩んだ(笑)それだけ混戦の様相であり、上記に挙げたチームならどこが勝ってもおかしくない状況である。その中でオールラウンドな風域で走れる「橋本 杏奈」艇を最上位とみなし本命に推す。
逆転の筆頭はやはり「元津 志緒」艇だ。このチームはやはり外せない。軽風域ならナンバー1とみて良いだろう。
その他の勢力は、ほぼ力が同等だと思って良いのかも知れない。
一番の要注意は、シングルハンドでは抜群の実績を誇る「多田 緑」艇だ。コンビネーションが合えばあっさり優勝してしまう可能性は大だろう。

今年の女子は混戦の様相である上に、各チーム話題性に富んでおり、色々な意味で非常に楽しみである。

全選手の健闘を祈る!


以上


※続いてpart③では男女デュエット展望となります。

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