2013-08-23 23:30 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
※【男子デュエット総括】
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男子ソロ総括と同様にデュエットの状況を振り返っていくとしよう。

大会展望では、「地元・唐津西のデュエット連覇なるか?」に対し、別府青山、福岡第一・光がどこまで迫れるのか?とお伝えしたが、実際はどうだったのであろうか?ソロ結果と合わせて振り返ることとする。

初日、第①・②レースで首位に立ったのは「磯辺」(千葉)だった。今井艇の好調な滑り出し(1・2)と共に、丹羽艇も(4・19)にまとめた。連覇を狙う地元「唐津西」(佐賀)は岡田艇・榊原艇共に同スコアで2位と好位置につける。(※実際は福岡第一が2位だったのだが、岩城艇がこの時点では失格となっていた為(後に復活)、このように表記させて頂いた)3位には別府青山がつける。

※第②レースまでの暫定成績

①磯辺   (千葉)  26点
②唐津西  (佐賀)  42点
③別府青山 (大分)  48点

2日目、第③・④レースで、永松・矢野両艇共に好調な「別府青山」が2位とは50点差の首位に立つ。2位はエース小泉艇を擁する「光」、一方、前日首位の「磯辺」(千葉)は、丹羽艇のOCSにより3位に後退、さらに連覇を狙う「唐津西」(佐賀)は岡田艇のRET・榊原艇の2度の二桁順位により6位まで後退してしまう。

※第④レースまでの暫定成績

①別府青山 (大分)  78点
②光    (山口) 128点
③磯辺   (千葉) 130点

第⑤レースが成立すると1カットが発生する為、まだまだ分からない状況。

3日目に入っても首位の「別府青山」は堅調だが、2位には失格から復活した岩城艇・またオールシングルとまとめた鈴木艇を擁する「福岡第一」が上がってくる。前日6位に後退した地元「唐津西」は、岡田・榊原両艇が意地をみせ首位と6点差の3位まで上がり、連覇へ望みをつなぐ。前日3位の「磯辺」は丹羽艇の調子が上がらない、それでも3位と15点差の4位とメダル圏内にとどまる。

※第⑤・⑥レースまでの暫定成績

①別府青山 (大分)  78点
②福岡第一 (福岡)  81点
③唐津西  (佐賀)  84点
④磯辺   (千葉)  99点

※ご覧のとおりの大接戦、優勝・メダル争いは最終レースの結果次第ということになった

※最終日第⑦レースダイジェスト

ブラック掲揚のスタートでゼネラルリコール、18艇のレース排除となった最終レース。4位の「磯辺」は丹羽艇のBFDにより脱落。さらに首位の「別府青山」も永松艇のBFD→DNEにより脱落となり、事実上「唐津西」「福岡第一」の一騎打ちとなる。

第①マークでは「福岡第一」は岩城艇が2番手・鈴木が10番手回航、一方「唐津西」は岡田艇が6番手・榊原艇は14番手回航と福岡第一が優勢。
岩城艇は2番手を守り続けるが、岡田艇・榊原艇はマーク毎に順位を上げてくる。しかし第一の鈴木艇は2上までに順位を落としてしまう。
フィニッシュでは岩城3位、岡田4位、榊原9位、鈴木16位となり地元「唐津西」が大逆転のデュエット連覇となった。

※以上が男子のデュエット推移であったが、入賞校を個別に見ていくこととしよう。


※地元開催のプレッシャーにも負けず、連覇達成!『唐津西』(佐賀)
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昨年の七尾インターハイで2年生ながら優勝した同校、今年は当然ながら連覇の期待がかかったシリーズとなったが、最後の最後まで苦しんだ。超高校級セーラー「岡田・宮口」組は序盤苦しみ、「榊原・楠瀬」組も2日目に大きな順位を叩くなど、なかなか2艇が噛み合わない。しかし最終レースの両艇は冷静だった。第①マークではまだ負けてはいたが、徐々に順位を上げ逆転。2艇がフィニッシュ後、歓声が上がったことから、レース中もしっかり計算していたのだろう。非常にクレーバーなレースであり、見事な連覇であった。

『連覇達成おめでとう!』


※惜しくも優勝はならなかった『福岡第一』(福岡)
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最終レースで逆転され、惜しくも準優勝となった同校。本人達は非常に悔しいだろうが、昨年までのチーム状況(部員数減少)を考えればこの準優勝は立派だ。鈴木・岩城スキッパー両者共に、経験の浅いクルーと組み、時間がない中でよく頑張ったと私は思う。
2011年の2位以来2年ぶりのメダル獲得となった。

※最終日に痛恨のミスも、男子初のメダルを獲得した『別府青山』(大分)
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今回、2艇とも安定した順位で、序盤戦シリーズリーダーだった同校だったが、終盤戦、矢野艇が失速、永松艇が最終レースでDNEとメダルを獲得したものの、非常に悔いの残る結果となってしまった。
しかし、男子では初のメダル獲得は賞賛に値する。どちらかといえば女子が強いイメージだったのだが、新たな歴史の一ページに刻み込まれたといえるだろう。永松は卒業だが、矢野は2年生であり来年も期待される。部員も非常に多く、レギュラー争いも熾烈な同校の今後にも期待である。


※惜しくもメダル獲得とはならなかった『磯辺』(千葉)
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ソロでは「今井・田中」組が見事準優勝となり、デュエットでもメダル獲得が現実的だった同校だが、関東大会優勝の「丹羽・木村」組の調子が上がらず、4位入賞にとどまった。
男子については、長い間低迷が続いており、試行錯誤の日々が続いたが、ソロでメダルを獲得できたことから、今後も期待できることだろう。比較的に狙いやすいデュエットもチャンスは訪れるものと思われる。


※小泉 維吹を擁する『光』(山口)は5位入賞!
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明らかにデュエットを意識したチーム編成でインターハイに臨んだ同校だったが、小泉艇が苦戦、さらには2番艇の「加藤・有岡」組の調子も上がらず5位入賞にとどまった。
デュエットを狙いたい気持ちは十分理解できるが、時期尚早だったように私は思う。
中心の小泉はまだ2年生。来年はソロ・デュエットW優勝も狙える状況となるはずである。非常に楽しみである。


※2年連続デュエット入賞を果たした『慶應義塾』(神奈川)
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関東大会ではデュエット初優勝を果たし、インターハイでもメダル獲得を目標にしていた同校だったが、ソロでは「伊藤・久保」組が10位、「越川・永井」組が15位と若干地味ながら6位入賞を果たした。
正直、昨年のメンバーよりは力が劣っていたのは事実ではあったが、本人達の地道な努力により、2年連続の入賞が達成できたのだと私は思う。
来年以降もこの良き伝統を継続し、メダル獲得を目指してもらいたいものである。

※以上入賞チームの皆さんおめでとうございます。引き続き、女子デュエットの総括にまいります。


※【女子デュエット総括】

大会展望では男子同様、九州勢が優勢とお伝えしたが果たしてどうだったのか?早速振り返ることとしよう。

2日目までに4レースを消化したが、「宮古」「宮古商業」がリードする。3位は元津 志緒を擁する「長崎工業」4位は山下 万理を擁する「高松商業」が続く。

3日目の第⑤・⑥レースで「宮古」は「千葉・中島」組が連続トップフィニッシュを飾り、さらには「伊藤・佐々木」組も9位と堅調であり、優勝をほぼ手中にする。2位~4位は大接戦。

ほぼ、宮古の優勝が決まった中で、焦点はメダル争いの行方となる。2位に宮古商業は「上田・越田」がカットレースの順位となるも、2年生「妙川・後川」組が2位フィニッシュし準優勝。3位は2番艇が上回った「高松商業」が3位となった。

※以上が女子のデュエット推移であったが、入賞校を個別に見ていくこととしよう。


※涙の優勝・準優勝!『宮古』・『宮古商業』(岩手)
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【1・2を決めた岩手県勢!涙の表彰式に感動!写真はバルクヘッドマガジンより】

震災より復活!見事デュエット優勝を飾ったのは宮古であった。ソロ3位となった「千葉・中島」組はもちろん、昨年七尾インターハイで13位の「伊藤・佐々木」組も8位と健闘し、他を圧倒した。
震災時3年生だった同校OG佐藤 早紀さんのドキュメント番組を以前私はみて思わず涙してしまったが、あの惨状からよく復活したと思う。彼女達はその時入学した。そのような状況の中で入部したのも驚きだが、ここまでくるには大変な努力があったに違いない。
今回も新艇で挑み、まさに必勝体制だったのだろうと改めて私は感じた次第である。表彰式での涙はこのようなことを感じさせるのである。

「真の復活優勝おめでとう!」

同水域で活動している「宮古商業」も準優勝に輝いた。唯一の3年生チーム「上田・越田」組が入賞したのを始め、2年生チーム「妙川・後川」組も健闘。印象としては常にまとまってスタートしているように私は思えた。
力的には宮古勢には及ばなかったが、現時点で彼女達の力を十分発揮できた準優勝だったといえるだろう。

今回の両校の活躍は2016年に予定されている「岩手国体」に向けて弾みがついたと共に、非常に明るい話題となったことだろう。


※デュエットでもメダル獲得!『高松商業』(香川)
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ソロ準優勝に輝いた「山下・島本」組のアドバンテージはもちろん、2番艇の「中桐・堀」組の頑張りもあり、見事メダルを獲得!樋上聡史監督によると、このメダルは「中桐艇」の成長が大きいと答えてくれた。
私がびっくりしたのは、艇も非常に古く、そのような中でもメダルを獲得できたことは立派だ。


※デュエット上位常連の『長崎工業』(長崎)は4位入賞!
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2006年から昨年まで女子デュエット優勝2回・準優勝4回と抜群の実績を誇る同校だったが、元津艇のソロ優勝があったものの、デュエットでのメダル獲得とはならなった。「倉永・濱本」組の調子がなかなか上がらなかったのが誤算だったか?
しかし、元津は2年生で来年も期待される。デュエットでも優勝を狙える状況になることだろう、非常に楽しみである。


※3艇出場した『海津明誠』(岐阜)は5位入賞!
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3艇出場でデュエットも有利と思われていたが、2年生チーム山下・伊藤組は健闘したものの、東海大会2位の野津・今西組の調子が上がらず5位入賞にとどまった。しかし来年は野津艇以外の2艇は残る。来年は優勝戦線に必ずや絡んでくることだろう。


※2年生チームで入賞を果たした『別府青山』(大分)
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2年生主体ながら九州大会で準優勝し、上位進出が期待された同校だったが、6位入賞を果たした。「足立・小松」組は11位、「小泉・三重野」組は24位とまずまず健闘したといえるだろう。
この経験を生かし、来年はメダル獲得を目標に精進してもらいたいものである。


※以上、男女デュエットの総括でした。最終回は全体総括となります。


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※インターハイヨット動画サイト
http://2013soutai-sagamovie.jp/yacht/

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