2013-10-07 06:30 | カテゴリ:インカレ
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【80回記念大会となった「関東インカレ」を制するのはどこなのか?(春インカレより)※撮影は羽田 誠氏】

西宮全日本インカレへの道、最終章となる『第80回関東学生ヨット選手権大会』は、10/5~6にシード校を除き予選が実施され、決勝進出校が出揃った。また、全日本インカレより歴史が古い「関東インカレ」は80周年記念大会ということで、関係各位にお喜びを申し上げる次第である。
10/12~14に開催される決勝シリーズで、各クラス7位までが、10/31~11/4の日程で開催される『西宮全日本インカレ』への出場権を獲得する。(※最大10レース実施)
やはり、春インカレから各校どのように変化してるか?が興味深いところだろう。そこで全日本へ向けても重要である「関東インカレ」、徹底解説をすることとしよう。
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※決勝進出校

【470級】              【スナイプ級】
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◎《シード校》※春季インカレ決勝上位順

①早稲田大学              ①早稲田大学
②慶應義塾大学             ②日本大学
③日本大学               ③明治大学
④明海大学               ④法政大学
⑤明治大学               ⑤明海大学
⑥中央大学               ⑥慶應義塾大学
⑦横浜国立大学
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◎《予選通過校》※予選上位順

①学習院大学              ①横浜国立大学
②千葉大学               ②東海大学
③東京大学               ③中央大学
④東京海洋大学             ④学習院大学
⑤法政大学               ⑤首都大学東京
⑥芝浦工業大学             ⑥東京海洋大学
⑦防衛大学               ⑦成蹊大学
⑧東京経済大学
⑨専修大学

※以上470級「16校」・スナイプ級「13校」、即ち総合優勝を争うのは「10校」となる。

◎【470級展望】
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【関東個人戦で見事優勝の「山口 祥世・石原 裕太」組(早稲田大)】

春インカレでは、「早稲田大」が2位以下をほぼダブルスコアの差で圧勝、リーダー山口 祥世(長崎工・4年)を始め、小泉 颯作(光・2年)・山口 優(唐津西・3年)のスキッパー陣は変わらないだろう。山口祥は関東個人戦で女性スキッパーとしては快挙となる優勝、全日本個人戦では入賞とはならなかったものの2度のトップフィニッシュを飾るなど、素晴らしい実績を残している。
2番艇の小泉は、全日本個人戦では最終日を迎えるまでは首位に立つなど、引き続き好調を維持している。まだ高校生である小泉の弟・維吹が国体で圧勝したのを観ており、「弟には負けてられない」と決意を新たにしていることだろう。
3番艇の山口優は、江の島オリンピックウィークでは、強豪揃いの中13位と健闘、春インカレでも3番艇の役割をしっかり果たした所をみれば、今シリーズも早稲田が優勝争いの中心となるのは、ほぼ間違いないだろう。

早稲田に続くのは、春インカレ準優勝だった「慶應義塾大」だろう。春インカレ時点では正直目立たない存在であったが、関東個人戦では山口祥、小泉には及ばなかったものの、樫本 真徳(3年・塾高)が3位、ルーキーの樋口 舵(塾高・1年)が4位、中嶋 颯(塾高・1年)が5位と健闘したが、全日本個人戦では中嶋の11位が最高であり、早稲田勢とは力的に若干の差があるか?
また、昨年1年生ながらレギュラーを努めた長堀 友香(青山学院・2年)もおり、どのスキッパーを起用するかは非常に迷うところだろう。

春インカレ3位の「日本大」はエース中村 睦宏(中村学園三陽・3年)、若林 友世(藤嶺学園鵠沼・2年)、ルーキー玉山 千登(中村学園三陽・1年)、平松 良洋(碧南工・3年)の4名のスキッパーがいるが、エース中村以外の2艇は誰を起用するかが、非常に難しいところだろう。個人戦の成績から見れば、若林、玉山の起用が濃厚か?
戦力は整っているとは思うのだが、優勝する為には大胆な作戦も必要か?少なくともエース中村の走りについていく作戦は必要だろう。

先日の関東秋季女子インカレで初の総合優勝を果たした、「明海大」(春インカレ4位)だが、この団体戦ではどのような布陣で挑むのか?波田地由佳(碧南・4年)、鈴木 祐哉(海津明誠・1年)、又村あすか(大湊・3年)、林 優季(羽咋工・1年)この4人が候補と思われるが、春インカレでは鈴木が健闘したものの、関東個人戦では波田地のみが全日本進出と苦戦、先日の全日本女子インカレでも3艇エントリーしながらも、力を発揮することができなかったなど、上位進出はさすがに苦しいか?しかし風域によっては、3強を脅かせる存在なのは間違いないだろう。

春インカレ5位の「明治大」は、その後どうだったか?森 雄馬(高松商・4年)、成田 有沙(捜真女学・4年)、坂 隼輔(逗子開成・2年)の布陣だと思われる。リーダー森は全日本個人戦15位、江の島オリンピックウィークは14位とまずまずの成績を残している、坂もオリンピックウィークでは15位であり、成田の活躍次第では3強の一角を崩せる可能性はあるかもしれない。

春インカレ6位の「中央大」はエース高木 祐輔(中村学園三陽・4年)を中心に、向野 航平(逗子開成・2年)、ルーキー平原みちる(別府青山・1年)のスキッパー陣は間違いない。高木、平原は全日本個人戦に出場しており、予選通過はほぼ間違いないだろうが、上位進出する為にはリーダー高木の作戦次第というところか?

全日本通過ボーダーラインは春インカレ7位の「横浜国立大」、8位の「法政大」、9位の「学習院大」の争いか?しかし予選では学習院が圧倒した所から、横浜国大との争いとなるだろう。法政はかなり苦しい状況である。
となると学習院と横浜国大の争いとなるわけだが、実力では、春インカレで活躍した風間光喜(町田・4年)・スーパールーキー須河内健太(逗子開成・1年)を擁する横浜国大、勢いでは学習院なのか?いずれにせよ、大接戦になるのは間違いないだろう。

※【結論】

※早稲田が優勢か?

◎早稲田大学
○日本大学
▲慶應義塾大学
△明海大学
△明治大学
△中央大学
△横浜国立大学
注学習院大学

総合力からみて早稲田の本命は揺るがない。あえて問題があるとすれば3番艇か?しかしこれはチーム力でカバーできるレベルである。対抗は日大、中村がしっかりリーダーシップを発揮できるようだと逆転もありうる。慶應は3艇まとまって上位に走れるレースをすると早稲田を脅かせる存在となりうる。明海、明治、中央までが全日本通過は間違いないか?横浜国大は春インカレ後、レースへ積極的に出場していないのが唯一の不安材料か?予選の勢いから見ると学習院がシード校を引きずり落とせる可能性のある筆頭だろう。

◎【スナイプ級】
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【スナイプジュニアワールドで準優勝と大活躍の「島本 拓哉・花岡 航」組(早稲田大)】

春インカレで優勝した「早稲田大」だが、島本 拓哉(磯辺・2年)・ルーキー平川 竜也(逗子開成・1年)の活躍が非常に目立った。しかし関東個人戦では、桐岡 洋平(早大学院・4年)が意地を見せ下級生を上回る5位入賞と健闘。逆に島本、平川が調子を落とす状態ではあったが、ブラジルで開催されたジュニアスナイプワールドでは島本が準優勝と活躍、平川が15位と健闘、さらには江の島オリンピックウィークでは桐岡が準優勝と全日本へ向けても好材料が揃ったと言えるだろう。

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【今季、まさに覚醒状態の「持田由美子」(日本大)、団体戦でも力を発揮できるのか?】

春インカレでは準優勝の「日本大」だが、この時はレース毎に3番艇が入れ替わるような乱調で早稲田に惜敗したが、その後の関東個人戦では、スナイプ女王・持田由美子(磯辺・3年)が3位、伊村仁志(碧南・3年)が4位、井嶋 清芳(霞ヶ浦・3年)が6位と改めて実力があるのをみせつけた。特に持田の成長が大きいだろう、全日本女子インカレを含む女子大会では全て優勝、また東日本スナイプでも強豪社会人多数参加の中、女性コンビで優勝の快挙を成し遂げ、まさに破竹の勢いである。しかし、全日本個人戦では伊村が入賞圏内にいながらも終盤失速したことや、昨年ある意味日大スナイプを牽引していた井嶋が(悪くはないものの)一息な状態なのが、若干気になる材料である。とはいうものの早稲田に対抗できる筆頭であろう。

春インカレ3位だった「明治大」は関東チャンピオン横田 貴大(藤沢西・4年)が絶対的リーダーとして君臨するものの、日大同様3番艇の順位がまとまらず3位に甘んじた。その後の関東個人戦では横田が優勝したものの、全日本通過は1艇と不安な状況となってしまった。その後、脇坂 尊(逗子開成・2年)は東日本スナイプ15位、江の島オリンピックウィークでは5位とまずまずな成績だったが、多田 真帆(八千代松蔭・4年)の調子がいま一つという感じか?
横田がどこまでチームを引っ張れるかにかかっているが、優勝となると若干苦しいのは否めないだろう。

春インカレ4位の「法政大」は香原 大樹(中村学園三陽・3年)・角野 吉宜(目黒学院・4年)・ルーキー根本 彩加(磯辺・1年)の布陣と思われるが、上位3校との差があるのは否めないか?ただ、3艇がまとまって勝負するようなレースができれば、上位を崩せる可能性を秘めているのは間違いないだろう。

春インカレ5位の「明海大」は伊東 雄基(別府青山・4年)・川戸 志織(碧南・4年)・田上 歩(東海大二・4年)この布陣だと思って間違いないだろう。エース伊東は東日本スナイプが9位など、その他のレースでもまずまずの成績、全日本女子インカレで同点準優勝と健闘した川戸も決して悪くない、むしろ気分を良くしていることだろう。また田上も全日本女子インカレでは4位と健闘、団体戦でもキーマンになることだろう。3艇が平均的な順位をキープできたなら上位進出は可能だろう。

春インカレでは6位と不本意な成績となった「慶應義塾大」だが、関東個人戦では、ルーキー佐藤 帆海(塾高・1年)が準優勝と大健闘したのを始め、加藤 賢人(塾高・4年)が9位、阿部 七海(酒田西・2年)が10位と健闘、春インカレから大きくレベルアップした状況となった。さらには全日本個人戦でも加藤が優勝争いをし準優勝、佐藤が5位、阿部が13位と躍進し、今回優勝争いが十分できるような状況となっている。

全日本インカレ進出最後の1枚は大激戦となるだろう。昨年全日本初出場を果たした「東海大」や、予選トップだった「横浜国立大」「中央」「学習院」の争いか?経験値からみれば東海が優勢か?

※【結論】

※早稲田と日大の争いか?

◎日本大学
○早稲田大学
▲慶應義塾大学
△明治大学
△明海大学
△法政大学
注東海大学

大混戦の様相、日大・早稲田・慶應・明治の優勝争いとなるのはほぼ間違いないが、いずれも3番艇がポイントになると思われる。この印は3番艇を基準にしてつけさせて頂いた。それを考えるとやはり日大、早稲田が上位とみるべきだろう。一番怖いのは慶應だろう。全日本個人戦の勢いが持続できているなら優勝の可能性まであるだろう。明治はエース横田が牽引するものの、優勝まではさすがに苦しいか?
注目の全日本争いだが、東海は昨年とほぼ同じ布陣であるので優勢、これに対し、予選トップ通過の横浜国大がどこまで迫れるか?シード校も決して油断はできないことだろう。

◎【総合】

◎早稲田大学
○日本大学
▲慶應義塾大学
△明治大学
△明海大学
△法政大学
注横浜国立大学

現関東3強対決となるだろう。スナイプが混戦模様であるからして、ポイントは470の差なのである。それを考えるとやはり早稲田が優勢と言わざるを得ない。対抗は日本大、470が健闘した際に逆転が可能だろう。慶應はスナイプがレベルアップしたことで優勝争いができることだろう。以下はほぼ横一線である。


この関東インカレは全日本を占う意味でも全国各校が注目している。良いレースを見せて頂きたい。

選手全員の健闘をお祈りしたいと思います。


以上





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