2013-10-15 10:30 | カテゴリ:インカレ
※日本大学が完全優勝!
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全日本インカレへの道最終章となる『第80回関東学生ヨット選手権大会』は、この3連休中に開催されたが、初日は強風による中止に見舞われたものの、2日目以降、軽風のコンディションながら「6レース」を消化し(予定は10レース)、閉幕した。

レースの方は、470・スナイプ共に優勝した『日本大学』の完全優勝となり、決着した。各クラス「7位」でまでが、西宮全日本への進出となる。

◎【470級最終成績】

①日本大学        190点(25・55・52・26・9・23)
②早稲田大学       196点(34・13・30・36・67・16)
③慶應義塾大学      212点(25・36・46・22・41・43)
④明海大学        304点(64・35・47・54・34・71)
⑤横浜国立大学      314点(55・71・59・44・43・42)
⑥法政大学        315点(46・39・25・69・86・50)
⑦中央大学        323点(30・28・50・73・65・78)

※以上が全日本インカレ進出!

※参考・470級個人成績BEST5
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【2年生ながら早稲田のエース格のスキッパーに成長した「小泉 颯作・槌谷 祥悟」組(早稲田大)、今回も如何なく実力を発揮し、2回のトップフィニッシュを飾った。】

①小泉 颯作・槌谷 祥悟 (早稲田大)  26点
②樋口 舵 ・森 健悟  (慶應義塾大) 30点
③若林 友世・清原 遼  (日本大)   38点
④山口 祥世・谷口 柚香 (早稲田大)  43点
⑤中村 睦宏・本吉 剛士 (日本大)   47点

◎【スナイプ級最終成績】

①日本大学        132点(25・34・16・10・33・14)
②明海大学        189点(33・19・25・44・15・53)
③慶應義塾大学      238点(50・55・46・41・33・23)
④明治大学        281点(24・35・51・45・81・47)
⑤早稲田大学       319点(21・47・36・64・62・69)
⑥横浜国立大学      346点(74・80・42・24・73・53)
⑦法政大学        380点(82・88・45・60・49・58)

※以上が全日本インカレ進出

※参考・スナイプ級個人成績BEST5
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【スナイプ級個人成績トップとなった「井嶋 清芳・大井 航平」組(日本大)。元々井嶋は、昨年の関東個人戦でも優勝した実力派、今年はチームの中でも様々な状況にも対応できる非常に重要なポジションである】

①井嶋 清芳・大井 航平 (日本大)   37点
②佐藤 帆海・目黒 剛志 (慶應義塾大) 39点
③田上 歩 ・有銘 一子 (明海大)   41点
④伊村 仁志・大野 雅貴 (日本大)   45点
⑤持田 由美子・塩谷 涼 (日本大)   50点
       ・稲垣 美穂

※【総合】

①日本大学       322点(190+132)
②慶應義塾大学     450点(212+238)
③明海大学       493点(304+189)
④早稲田大学      575点(196+319)
⑤明治大学       611点(330+281)
⑥横浜国立大学     660点(314+346)


※【470級総括】

初日は強風の為、全てのレースがキャンセルされたが、2日目は穏やかな秋風の中、レースが開始された。3レースの実施となったが、山口祥・小泉の2トップを擁する「早稲田」が、非常に難しいコンディションながら、小泉が2回、山口祥が1回それぞれトップフィニッシュを飾り、首位に立つ。

30点差の同点2位には、ルーキー樋口 舵の安定した活躍もあった「慶應義塾大」、リーダー高木 祐輔の好リードが光った「中央大」が続く。

しかし優勝を狙う「日本大」は、リーダー中村 睦宏の調子が上がらず、早稲田とは55点差の5位発進と非常に苦しい状況となる初日であった。

ところが翌日になると、レース運営側がなるべく多くのレースを実施するべく、ゼネラルリコール後のスタート準備信号は「黒色旗」を積極的に使用したことで、数々のドラマが展開されることになる。

まずは初日5位と出遅れた「日本大」は前日の反省を生かし大爆発、第④レースでは(2・7・17)の26点に続き、大量BFDが発生した第⑤レースでは(1・3・5)の9点と、BFDを出してしまった早稲田を逆転。最終レースとなった第⑥レースでは早稲田は(2・3・11)の16点にまとめたものの、日大も中村睦の連続トップフィニッシュなどで23点に押さえ、6点差で日大に軍配が上がる。

慶應は、3番艇の不調もあり日大・早稲田に迫ることができなかったが、英語を叩かなかったなど、いつもの堅実なレースにより3位となった。

しかしながら、4~8位の得点が拮抗していたことから、全日本進出争いが熾烈な状況となる。最終レースが終了した時点での暫定順位は以下の通りであった。

④法政
⑤中央・横浜国立
⑦明治
⑧明海

の順であった。しかしここで思わぬ事が起きる。まずは「横浜国立大」の須河内艇がスタート時におけるアウターの旗の間違いにより不利益をこうむったことにより救済が認められ、法政・中央を僅差で上回る。さらには暫定8位の「明海大」が第⑤レースにおける波田地艇のBFDの件に関し、救済要求を出したのだ。脇永コーチが写真を撮ってたこともあり、事実が認定され、BFDが取り消しとなった。従って4位まで浮上となる。
しかしこの救済が認められたことにより7位だった「明治大」が8位に転落することになり、再度救済の要求をするなど、緊迫した状況となってしまう。しかしプロテストは却下、全日本進出を逃す結末となり、レースは終了した。


※【スナイプ級総括】

今年の関東スナイプ勢は、混戦状態なのは展望でお伝えしたが、果たしてどうだったのであろう?
初日3レースでトップに立ったのは「日本大」であった。しかし田上艇が好調な「明海大」がわずか2点差の2位につける。3位にはエース横田を擁する「明治大」がまずまずの滑り出し。
しかし優勝を狙う「早稲田大」は、第①レースで島本・桐岡艇の1・2と絶好の滑り出しだったものの、ルーキー平川が苦戦したこともあり、4位発進となる。以下、慶應・中央・横浜国立の順となる。しかし得点的には大きな差はない。

2日目に入ると第④レースで「日本大」が(1・2・7)の10点と爆発、他を引き離したものの、第⑤レースでは「明海大」が(4・5・6)の15点と再度日大に迫るが、最終第⑥レースで日大がまたしてもオールシングルと完璧なレース内容となり、優勝を決めた。2位には日大に最後まで喰らいついた「明海大」となる。

3位にはルーキー佐藤 帆海の活躍や、各レース平均的な順位で推移した「慶応義塾大」が入る。4位はエース横田が万全な走りとはいえない状況だった「明治大」。優勝候補の「早稲田大」は島本艇の42条違反RETなど、全体的に良いところが見られず5位に終わった。

注目のシード権だったが、予選トップ通過の「横浜国立大」が、横山艇の活躍や2・3番艇もシード校並の得点と健闘、堂々たる6位入賞となった。最後の全日本切符は、角野艇の活躍もあった「法政大」がわずか2点差で中央大を上回った。

※以上がレース推移であったが、勝負のポイントだった点を少々振り返ることとしよう。

①470級に於ける「日大」「早稲田」の攻防
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【負けはしたが、やはり「山口祥」「小泉」は強い。全日本でも「早稲田470」は脅威になるのは間違いない】

初日を観ていた限り、実力的には明らかに「早稲田」が上回っていた。正直、山口優艇のBFDがなければ優勝だっただろう。しかしながら、負けた要因はそれだけではない。毎レース、山口祥・小泉両艇は一緒にスタートしていたのに、何故か山口優艇がこの2艇の近くにいなかったことが多かったのが私には不可解に思えた。レース結果から見れば、山口祥・小泉は2回ずつのトップフィニッシュと大活躍しているのだから、ついていくレースをすれば、余裕で優勝だったのではないだろうか?
一方「日大」は3レースまででは5位発進だったものの、最終日は見事なレース展開で逆転。英語を出さなかったのも逆転できた要因か?

※やはりカットレースがない団体戦ではいかに英語を出さないか?が勝利への近道であるのはお判り頂けることであろう。

②スナイプはやはり3番艇がポイントだった?
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【スナイプ女王「持田 由美子」の成長は日大勢にとって非常に大きいだろう。この団体戦でも彼女自身の役割を十分に果たした】

優勝した「日大」は、今シリーズにおいては危なげない走りで見事勝利した。実際、個人成績を見てもトップ5に3艇入ったのをみれば明らかであろう。さらにコース取りなどでもチームレースを意識した場面がいくつもみられたのも成長の証であり、コミュニケーションも取れてきたと言う所だろう。3番艇にも穴がなかったなど、見事な勝利であった。全日本でも大いに期待できるのではないか?私はそう感じた。


※引き続き、最終総括となります。



※第80回関東学生ヨット選手権大会最終成績表

◎【470級】
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◎【スナイプ級】
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◎【総合】
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