2014-04-10 22:00 | カテゴリ:インカレ
まずは『女子インカレ』から展望に入るとしよう。(4/19~20開催)

近年では各校、女子の台頭が著しく、団体戦のレギュラーとして活躍している選手も珍しくなくなってきている。しかも各校、セレクション入学する女子選手が多くなったのは誠に喜ばしい限りだろう。

昨年を振り返って見ると、「関東個人戦470級」で山口 祥世(早稲田大)が優勝の快挙や、「全日本女子インカレスナイプ級」で持田 由美子/稲垣 美穂ペア(日本大)がタイトルを獲得し総合優勝に貢献と、関東勢女子の活躍が際立った結果となった。今シーズンはどうなっていくのだろうか?

(※この記事の写真は「羽田 誠」氏撮影)

※関東学生女子ヨット春季選手権過去5年の優勝チーム
関東学生女子ヨット春季選手権大会の記録 - 21~25年
※女子インカレは、各校何艇でもエントリー可能だが、総合成績は各クラス最上位の得点がカウントされ決定される。過去5年は、早稲田大の強さが際立っていた。

◎【女子インカレ470級展望と解説】

※混戦必至の470級!!

上記にも述べた通り、昨年までは、山口祥世が「絶対女王」の称号に相応しい活躍で関東勢を牽引してきたわけだが、彼女が卒業した後のシーズンでどのチームが優勝するのか?が非常に興味深い。有力チームをスキッパー中心に見ていくとしよう。


※昨年の経験を生かし、さらなる躍進に期待の『明海大』!!
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【従姉妹コンビの「又村 あすか/又村 彩」(明海大) チームワークも抜群!】

昨年の団体戦では、6名全員女性で挑んだ「明海大」。しかも全日本ではクラス4位と、これは大健闘と言っても良いだろう。今シーズンは、リーダー波田地 由佳が卒業したものの、残り2チームが残り、有力候補である。「又村 あすか/又村 彩」(両者とも4年・大湊)の従姉妹コンビや、昨年の全日本470でジュニアワールドの権利を獲得した「林 優季/木村 沙耶佳」(2年・羽咋工業/2年・磯辺)に期待である。昨年の素晴らしい経験を引き続き生かせるか?がポイントだろう。
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【ジュニアワールドへ向けてさらにパワーアップ?「林 優季/木村 沙耶佳」(明海大)】

※実力では最上位の『長堀 友香』(慶應義塾大)
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【関東勢女子のニューリーダーとなれるのか?「長堀 友香」(慶應義塾大)】

1年生時より団体戦レギュラーメンバーの「長堀 友香」(3年・青山学院)。昨年の全日本女子インカレ予選では山口祥に負けはしたものの、内容のある準優勝と実力的には最上位と見てよいだろう。しかしながら本番の全日本女子インカレでは惨敗、今シーズンは勝負の年となるだろう。クルーは「武井 裕子」(3年・慶應女子)が務める。
持っている力を出し切れるのか?がポイントになるだろう。

※470転向後、初の女子インカレ『山口 優』(早稲田大)
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【ジュニア時代からレース経験は非常に多い「山口 優」(早稲田大)】

昨年の春女子インカレ(スナイプで)出場後は、470に専念する目的?ですべて不出場だった「山口 優」(4年・唐津西)だが、本来なら彼女も実力的には上位であり、優勝しても不思議ではない。(※スナイプで優勝経験あり)
しかしながら、昨年の団体戦ではスタートで苦戦している場面が多く、その課題が克服しているかどうか?がポイントであろう。
クルーは、卒業した山口 祥世とオリンピックキャンペーンを展開することになった「永松 瀬羅」(2年・別府青山)と組み、必勝体制なのはもちろん、団体戦への弾みをつけたい所だろう。

※そろそろ本格化するか?『中山 由佳』(日本大)
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【実力はこんなものじゃない!?「中山 由佳」(日本大)】

インターハイソロ2連覇の実績を持つ「中山 由佳」(2年・唐津西)だが、昨年は女子インカレすべてのレースで実力を発揮することができなかった。練習不足などの要因もあったことだろう。今年は団体戦でのレギュラー候補として新艇を与えられるなど、彼女への期待が窺える状況となっている。果たしてその期待に応えることができるだろうか?クルーは「新谷 つむぎ」(2年・横浜創学館)が務める。

※チームワークは抜群?『平原 みちる/松本 遥香』(中央大)
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【コンビネーションも合ってきてタイトルを狙えるか?「平原 みちる/松本 遥香」(中央大)】

昨年、ルーキーイヤーながらまずまずの活躍をみせた「平原 みちる」(2年・別府青山)。昨年は全日本女子を除きすべて入賞と今年の活躍にも期待がかかる。クルー「松本 遥香」(3年・別府青山)とのコンビも抜群であることから、優勝できるチャンスは十分にあることだろう。ただし、強風域になった時がどうなるか?

※今年は絶好のチャンス?『加瀬澤千帆里』(法政大)
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【上位候補である「加瀬澤千帆里」(法政大)】

昨年の女子春インカレで準優勝、全日本女子インカレ予選5位と活躍し、実力上位なのをみせつけた「加瀬澤千帆里」(3年・磯辺)だが、秋以降は失速と残念な結果となってしまった。
今年のクルーはルーキー「馬渡 凪沙」(1年・七里ヶ浜)であり、飛躍のきっかけとなるだろうか?

※その他の勢力は?

昨年の春インカレでスナイプ級準優勝した立教大の「村山 仁美」(2年・東海大高輪台)が470に転向し出場や、一昨年の山内みなみや昨年の田寺香織などの団体戦で活躍する人材が出てくる学習院大からは「山口 麗奈」(4年・学習院女子)辺りも上位進出を狙う。

※【結論】

※コンビネーションなど総合的に「山口 優」に期待!

◎山口 優/永松 瀬羅    (早稲田大)
○長堀 友香/武井 裕子   (慶應義塾大)
▲平原 みちる/松本 遥香  (中央大)
△林 優季 /木村 沙耶佳  (明海大)
△中山 由佳/新谷 つむぎ  (日本大)
△又村 あすか/又村 彩   (明海大) 
注加瀬澤千帆里/馬渡 凪沙  (法政大)

※実力的に飛び抜けたチームがなく、大激戦となることだろう、(上記に挙げたチームなら)どのチームが優勝しても不思議ではない。その中で総合的にみたら山口優が優勝候補の筆頭であろう。実力はほぼ互角の長堀、安定感のある平原の順につけさせて頂いた。

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◎【女子インカレスナイプ級の展望と解説】

※スナイプ女王『持田 由美子』(日本大)の独壇場か?
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【追われる立場となった「持田 由美子」(日本大)、全日本連覇が目標!】

混戦模様の470級に対し、スナイプ級では昨年大活躍の「持田 由美子」(4年・磯辺)が今年も引き続き登場、昨年のタイトルを挙げてみると?

・関東春女子インカレ
・全日本女子関東水域予選
・東日本スナイプ
・全日本女子スナイプ
・関東秋女子インカレ
・全日本女子インカレ

以上学生女子大会タイトル総なめ、まさに横綱級の活躍!これに加え、関東個人戦でも3位・国体でも準優勝・全日本インカレ団体戦でも上位で安定していたなど、まさに覚醒のシーズンとなった。特に東日本スナイプでの優勝は自信になったのではないか?
ここまでの実績をみれば、今シーズンも関東勢、いや全日本女子連覇へ向けて牽引していくのは疑いようがない「大本命」なのである。
クルーはルーキー「上田 育美」(1年・宮古商業)を起用、このコンビでどのようなレースをするか注目してみよう。

※持田に対抗できるチームがあるのかどうか?を引き続き見ていくことにしよう。

※逆転候補筆頭の『阿部 七海』(慶應義塾大)
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【持田に迫れることができるだろうか?「阿部 七海」(慶應義塾大)】

昨年の全日本インカレ8位の「阿部 七海」(3年・酒田西)、3レースしか実施できなかった不運もあり、この成績となったが、団体戦ではレギュラースキッパーとして活躍しており、逆転候補筆頭であろう。
昨年、混戦時のコースミスが多かったのは気になったが、今年はどうだろうか?
クルーは昨年に引き続き「窪田 明莉」(3年・横浜国際)か「玉田 玲奈」(4年・慶應湘南藤沢)となるだろう。

※磯辺OGコンビが今年は開花するか?『法政大』
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【磯辺OGコンビの「根本 彩加/石川 紗葉子」(法政大)】

昨年の全日本女子インカレで5位入賞を果たした「根本 彩加/石川 紗葉子」(両者2年・磯辺)だが、大健闘だったといえるだろう。2年目に突入の今シーズンは、高校時代の先輩(持田)を打ち負かすことができるのだろうか?強風域になったら、持田に迫れる可能性が十分にある。

※明海大ルーキー「橋本 杏奈」の実力は如何に?
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【インターハイメダルまであと一歩だった「橋本 杏奈」(明海大)、悔しさを晴らせるか?】

新戦力でも述べたように、スナイプチームレギュラー全員卒業してしまったことから、苦戦が予想される「明海大」。期待のルーキー「橋本 杏奈」(1年・霞ヶ浦)は、スナイプで登場。もちろん現時点では未知数だが、実力的には上位にきてもおかしくない状況ではある。昨年全日本女子インカレ準優勝クルー「千葉 真由子」(3年・気仙沼)が、橋本を引っ張り、持田に迫れるかどうか注目だろう。

※今年は上位進出となるか?「高橋 友海」(早稲田大)
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【潜在能力は十分にある「高橋 友海/溝口 芽(早稲田大)】

昨年の春女子インカレ以降、早稲田女子スナイプの中心選手となった「高橋 友海」(3年・桐蔭)、元々ジュニア・ユース経験者であり、上位に来てもおかしくない選手。昨年の成績もまずまずなのだが、上位と差がある印象は否めなかった。クルーは昨年に引き続き「溝口 芽」(4年・Paul Laurence Dunber)であり、勝負をかける。

※ルーキー勢の戦いにも注目!

新戦力でも紹介したが、橋本以外にも法政大ルーキー「國見 綾乃」(1年・聖心女子学園)、中央大ルーキー「伊藤 未波」(1年・宮古)のデビュー戦にも注目だが、両者共にスナイプに乗り慣れたかどうか?がポイントになるだろう。

※【結論】

※持田の首位は揺るがない!

◎持田 由美子/上田 育美   (日本大)
○阿部 七海/窪田 明莉    (慶應義塾大)
▲橋本 杏奈/千葉 真由子   (明海大)
△根本 彩加/石川 紗葉子   (法政大)
△高橋 友海/溝口 芽     (早稲田大)
注國見 綾乃(法政大)、伊藤 未波(中央大)のルーキー勢

※力的にみても持田が抜けている。逆転候補は阿部、未知数の橋本はどこまで持田に迫れるのか?に注目だろう。

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◎【総合・結論】
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【現在は女子インカレも総合優勝旗が存在する】

※日本大が優勢も・・・?

◎日本大
○慶應義塾大
▲早稲田大
△明海大
△中央大
注法政大

※スナイプのアドバンテージが大きくなりそうな「日大」が優勢も、両クラス安定の「慶應」が逆転候補の筆頭であろう。「早稲田」「明海」「中央」はスナイプ次第、「法政」は両クラス共に上位の可能性があり、レース内容次第といえることだろう。

今シリーズも激戦の様相であり、非常に楽しみである。各チームの安全と健闘をお祈りする。


以上



※関東学生ヨット連盟HP


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