2014-04-21 07:15 | カテゴリ:インカレ
2014関東春インカレのオープニングを飾る『関東学生女子ヨット春季選手権大会』は、4/19~20に開催され、さまざまなコンディションの中、予定の「8レース」を実施して無事終了した。
大激戦の中、注目の総合優勝争いは、クラス優勝とはならなかったものの、安定したスコアでまとめた『早稲田大学』が優勝旗を獲得した。
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【女子インカレ470級スタートシーン】

※選手の写真は、「羽田 誠」氏(法政大OB)撮影

◎【470級最終成績】 ※16艇エントリー
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【激戦を制した「又村あすか/又村 彩」ペア(明海大)】

①又村 あすか/又村 彩 (明海大)  25点(4・1・3・1・1・6・5・4)
②林 優季/木村 沙耶佳 (明海大)  26点(2・3・5・2・4・1・4・5)
③山口 優/永松 瀬羅  (早稲田大) 28点(1・5・1・3・3・2・7・6)
④又村 優/澤田 しおり (明海大)  40点(5・2・9・5・5・4・2・8)
⑤長堀 友香/武井 裕子  (慶應義塾大) 41点(3・4・2・11・7・7・6・1)
⑥中山 由佳/新谷 つむぎ (日本大)   48点(8・6・7・10・6・8・1・2)
 ※7・8レースは新谷/中山

◎【スナイプ級最終成績】 ※13艇エントリー
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【さすが女王!優勝した「持田 由美子/上田 育美」ペア(日本大)】

①持田 由美子/上田 育美  (日本大)  17点(4・2・1・1・2・2・1・4)
②阿部 七海/玉田 玲奈   (慶應義塾大)23点(1・1・2・3・5・1・8・2)
      /窪田 明莉
③高橋 友海/溝口 芽   (早稲田大)  28点(2・3・5・5・1・3・3・6)
④根本 彩加/石川 紗葉子  (法政大)  37点(5・8・4・4・6・7・2・1)
⑤橋本 杏奈/千葉 真由子  (明海大)  42点(3・6・7・2・8・5・4・7)
⑥國見 彩乃/岩井 友香   (法政大)  49点(6・4・9・7・7・4・7・5)

◎【総合成績】
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【470級3位の「山口 優/永松 瀬羅」ペア(早稲田大)】
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【スナイプ級3位の「高橋 友海/溝口 芽」ペア(早稲田大)】

①早稲田大学    56点(28+28)
②慶應義塾大学   64点(41+23)
③日本大学     65点(48+17)

※以上入賞チームの皆さまおめでとうございます、続いて総括です。

◎【470級総括】

戦前の予想通り、実力伯仲だった470級。さまざまな風域のコンディションもあり、最後の最後まで分からない展開となる。初日、強風域の4レースで首位に立ったのは「又村 あすか/又村 彩」の明海大コンビであった。1点差で2回のトップフィニッシュを飾った「山口 優/永松 瀬羅」(早稲田大)、さらに2点差で「林 優季/木村 沙耶佳」(明海大)が続く。この3チームに共通する点は、コンビネーションがあっていたことか?

ところが2日目に入ると、レース毎に風速が落ちてくる難しいコンディションとなる。首位の又村コンビは、第⑤レースでトップフィニッシュし、突き放すかにみえたが、風速が落ちた第⑥・⑦レースで6・5と突き放すことができない。
一方「山口/永松」は、3・2と第⑥レースで又村を逆転するが、次の第⑦レースで7位と最終レースを残し1点差の3位となる。

しかしこの2艇がもたついている間に初日3位の「林/木村」が4・1・4にまとめ、又村ペアと同点に追いつく。
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【最終レース、スタートの失敗が悔やまれる「林 優季/木村 沙耶佳」(明海大)】

※第⑦レースまでの暫定順位

①又村(明海)  21点
②林 (明海)  21点
③山口(早稲田) 22点

となり、優勝争いは3チームに絞られ、最終レース次第となった。

※最終レースダイジェスト 15:00スタート 風向80度 風速3~2m/sec

第⑦レースまではある程度順調に消化したものの、風速が落ち、風向も定まらない待ちの状態が続く。リミット時刻ギリギリにスタート。80度を軸に40度の大きな振れ幅があり、非常に難しいコンディションの中、①マークをトップで回航したのは、第⑦レースでトップフィニッシュした「新谷/中山」(日本大)だった。2番手は「長堀/武井」(慶應)、3番手は首位の「又村あすか・又村 彩」(明海大)が続く。林艇、山口艇は若干遅れる。

ところが③マークに達する頃には風速が落ち、2上コース短縮となりそうな情勢となる。その中で「長堀/武井」がうまくアプローチのブローを掴み「新谷/中山」を逆転する。

優勝争いは、又村コンビが苦しい展開ながらも追いすがる林、山口をなんとか振り切り優勝となる。

以上がレースの流れであったが、この3艇はほぼ同じ力であったような気がする。しかしながら順風域以下になった時が今後の課題か?
また今回、ルーキーの「又村 優/澤田 しおり」が4位と大健闘。明海勢は1・2・4位と出場した全艇が入賞を果たした、見事である。

470については次の「全日本女子予選」も熾烈を極めそうである。さてどうなっていくのか?非常に楽しみである。

◎【スナイプ級総括】
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【トップフィニッシュ3回と奮闘した「阿部 七海/玉田 玲奈」(慶應義塾大)】

混戦の470級とは違い、女王「持田由美子」(日本大)の存在が大きいスナイプ級だったが、強風域の初日に「阿部 七海/玉田 玲奈」ペアが女王持田を上回る。しかし2日目の第⑤レースでフィニッシュマークタッチで大きく順位を落とし、第⑦レースでも8番手フィニッシュと突き放されてしまったのが残念だった。

一方、女王「持田」も会心のレースではなかったものの、順風域で抜群のスピードをみせたのはさすがというしかない。あとはコンビネーションの問題だけである。その課題をクリアできれば、全日本女子連覇もみえてくるのではないか?そう感じさせるレースであった。

3位の「高橋 友海/溝口 芽」(早稲田大)は持田、阿部には突き放されたものの、トップフィニッシュがあったなど昨年よりも大きな成長が見られ、総合優勝に大きく貢献したといえるのではないか?

注目のルーキー勢は「橋本 杏奈/千葉 真由子」(明海大)が5位、「國見 彩乃/岩井 友香」(法政大)が6位とまだ乗りなれていない中で十分健闘したといえるだろう。今後が非常に楽しみである。

※総合優勝した「早稲田大」について

クラス優勝はなく総合優勝した「早稲田大」。女子インカレではかなり珍しいケースなのかもしれない。それだけ大混戦だったことを物語っているといえるのではないか?
その中で470級の「山口/永松」が僅差の3位、スナイプ級の「高橋/溝口」も3位と健闘したのが非常に大きかった。昨年までは山口祥世の力が大きく、今年はどうなるかと思われたが、このような結果が出て本人たちも自信になったのではないか?全日本へ向け非常に楽しみである。


※今回、大変見所が多く、良いレースだったと私は感じた。
次の女子大会は6月に開催される「全日本女子インカレ予選」だ。そう時間はないが、精進しまた良いレースを期待している。
選手の皆さん大変お疲れ様でした~。


以上


※関東学生ヨット連盟HP


 

※【470級最終成績】
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※【スナイプ級最終成績】
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※【総合最終成績】
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