2014-05-05 20:40 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
GW期間真っ只中の5/3~5の日程で開催されていた『東日本FJ』は、天候にも恵まれ、様々な風域の中、予定の全8レースを消化し、幕を閉じた。
全55艇が出場した中で、安定したスコアでまとめた「入江 裕太/長塚 正一郎」(逗子開成)ペアが見事優勝した。
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【フリーレグでの攻防】

※【入賞チーム一覧】

①入江 裕太/長塚 正一郎  (逗子開成)  33点
(3・2・5・8・6・(14)・3・6)
②植木 武成/岩井 裕樹   (磯辺)    36点
(4・17・4・2・4・(41)・4・1)
③宇田川 真乃/齋藤 由莉  (霞ヶ浦)   36点 ※女子ペア最高成績
(5・(21)・3・4・2・11・6・5)
④柳内 航平/松世 拓也   (慶應義塾)  40点
((15)・6・9・5・3・4・11・2)
⑤野田 直希/小泉 一裕   (慶應義塾)  48点
(2・3・8・(24)・5・18・2・10)
⑥村瀬 志綱/石和 正浩   (慶應義塾)  56点
(18・5・1・(29)・1・15・8・8)

※以上、入賞された皆さんおめでとうございます。続いてレース総括にまいります。

※【レース総括】

(初日・5/3)

午前中に開会式が行われた後、午後から2レース実施された初日であったが、南より4~7mの風のコンディションだったが、トップに立ったのは、「野田/小泉」(慶應義塾)・「入江/長塚」(逗子開成)の神奈川勢が同点の首位と好調な滑り出し。3位には地元の「佐藤/玉井」(磯辺)、4位には「土橋/宮脇」(逗子開成)とトップフィニッシュを飾った2チームが続く。

しかし優勝候補筆頭「村瀬/石和」(慶應義塾)は最初のレースで失敗と10位、話題の女子チーム「宇田川/齋藤」(霞ヶ浦)も第②レースで、3番手で推移していたのにも関わらず、最終マーク直前で沈してしまい、13位スタートと出遅れてしまう。

(2日目・5/4)

この日は、ある程度風速はあるものの、風向が定まらない難しいコンディションとなる。さらには潮の流れもかなり速く、何が起こるか分からない状況の2日目でった。

その中で、優勝候補筆頭の「村瀬/石和」(慶應義塾)が意地をみせ、第③・⑤レースでトップフィニッシュとなるものの、第④・⑥レースでは大きな順位を叩き、優勝戦線からは完全に脱落。
一方首位の「入江/長塚」(逗子開成)は第⑥レースでカットレースの順位となるものの、安定したスコアで首位をキープ、しかし、第⑤レースが成立しカット後、1点差の2位まで上がってきたのは、3・4・2・11でまとめた「宇田川・齋藤」ペアの女子チームが一気に浮上。
さらには初日8位の「柳内/松世」(慶應義塾)はオールシングルでまとめ、こちらも一気に3位へ浮上する。また初日7位スタートの「植木/岩井」(磯辺)は第⑥レースでは失敗したものの、4位まで順位を上げてくる。

※第⑥レースまでの暫定順位

①入江/長塚  (逗子開成) 24点(14)
②宇田川/齋藤 (霞ヶ浦)  25点(21)
③柳内/松世  (慶應義塾) 27点(15)
④植木/岩井  (磯辺)   31点(41)

※残り2レースでどのチームも大きな順位を叩いており、予断は許さない状況である。実質、得点的に優勝争いはこの4チームに絞られた。

(最終日・5/5)

前日とはうって変わって曇り空ながら、なんとか風向が安定してきた最終日、風速も5~7mと決着をつけるのに相応しいコンディションとなる。
第⑦レースでは、首位の「入江/長塚」(逗子開成)は徐々に順位を上げ3番手フィニッシュ、「宇田川/齋藤」(霞ヶ浦)は順位を上げはしたものの6番手フィニッシュと4点差に広がる。また4位の「植木/岩井」(磯辺)は4番手フィニッシュと優勝へ望みをつなぐ。
しかしながら前日3位の「柳内/松世」(慶應義塾)は11番手フィニッシュと優勝へは苦しい状況となる。

※第⑦レースまでの暫定順位

①入江/長塚  (逗子開成) 27点(14)
②宇田川/齋藤 (霞ヶ浦)  31点(21)
③植木/岩井  (磯辺)   35点(41)

※実質3艇の優勝争いとなった。

※最終第⑧レースダイジェスト 10:55スタート 風向140° 風速5m/sec 上下距離1000m

1回目でスタート、上よりのトップスタートを切った「植木/岩井」(磯辺)が、終始レースを支配する。後続を突き放し、会心のトップフィニッシュとなる。結果は入江、宇田川の動向次第となる。
優勝争いの2艇は、①ー③マークまでに順位を上げてくるものの入江は8番手、宇田川は10番手と若干苦しい状況。しかし2上で両艇ともしっかり上がってくる。最終的には宇田川は5番手フィニッシュ、入江は宇田川にフィニッシュ直前で抜かれたものの6番手フィニッシュと優勝を決めた。
しかし宇田川、植木は同点となり、タイを解いた結果、植木が準優勝、宇田川は3位となる。


※以上がレース総括であったが、入賞チームの顔ぶれと寸評を述べてみることにしよう~。


※安定度No.1!「入江 裕太/長塚 正一郎」(逗子開成)
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優勝した「入江/長塚」ペアは、昨年の関東選抜・クリスマスカップで上位入賞を果たした実力者。スキッパーの入江は2年生、長塚は3年生であるのだが、好成績の要因として、おそらくクルーの長塚が入江をしっかりリードしているからではないのか?その証拠にほどんどのレースで順位を上げてきており、よく見てなくてはこのような状況にならないだろう。
しかしながらスキッパーの入江も浅い経験ながら着実に成長し、優勝したのは立派だ。江の島インターハイへ向けてますます精進してもらいたいものである。

『優勝おめでとう!』


※実力十分!「植木 武成/岩井 裕樹」(磯辺)
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準優勝の「植木/岩井」ペアは、大きな順位を叩くシーンがあったものの、地元の意地をみせ準優勝となった。
昨年、植木は2年生唯一のレギュラースキッパーであったが、関東大会を通過できず涙をのんだ。しかしシーホッパーSRで出場した東京国体では7位入賞するなど、セーリングセンスは十分なのである。
スタートも積極的であり、今後はレース展開を冷静に読めるかが成長の鍵だと私は感じた。

※ニューヒロイン誕生なのか?「宇田川 真乃/齋藤 由莉」(霞ヶ浦)
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今シリーズ、まさに注目の的だったのはこのチームだろう。ほとんどのレースでトップスタートを決め、①マークでは必ず上位回航と他チームを圧倒していたといえるだろう。
たらればは禁物だが、第②レースの「沈」がなければ優勝は彼女たちだったのである。いくらジュニア出身とはいえ1年生である。それでここまでの成績は、なかなか出せるものではないだろう。今後の成長を期待せざるを得ない逸材といえるのではないだろうか?
従って今年の関東女子リーダーになることは間違いないだろうし、インターハイへ向け、果敢にチャレンジして欲しいと私は願っている。

それにしても凄い選手が出てきたものだ!


※慶應勢は見事3艇入賞!
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今回、慶應勢は4艇出場し、「柳内/松世」が4位、「野田/小泉」が5位、「村瀬/石和」が6位と見事3艇の入賞を果たした。

昨年の関東選抜・今年のびわこウィークで優勝した「村瀬・石和」ペアは今回優勝とはならなかったものの、2回のトップフィニッシュは見事であり、苦戦しながらも入賞まで上がってきたのは実力がある証拠ではないのだろうか?関東大会でも優勝候補の一角であることには変わりがないだろう。

「野田・小泉」ペアも前半戦は優勝争いに絡んでいたが、コース短縮となった第④・⑥レースで大きな順位を叩いてしまったのがある意味不運であり、誤算となってしまったが、十分実力あるところはみせてくれた。
関東大会ではまた良いレースをみせてくれることだろう。

「柳内/松世」ペアは今回大健闘であり、レギュラー候補に名乗りを上げたといえることだろう。柳内はジュニア出身セーラーであり、ようやくダブルハンドを乗り慣れてきたという所か?

今回420で唐津遠征している「高宮 豪太」を含め、関東大会へ向けレギュラー争いも熾烈となることであろう。その相乗効果、さらにレベルアップすることは間違いないだろう。



以上だが、これからインターハイへ向け、予選が始まろうとしているが、体調には気をつけ万全な体制で大会に臨まれることを切に願い、締めの言葉とする。

選手の皆さん、大変お疲れ様でした~!


以上

※最終成績表
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※東日本FJ特設サイト(千葉県セーリング連盟)


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