2014-05-12 06:45 | カテゴリ:インカレ
関東春インカレは「日大」の完全優勝で幕を閉じた訳だが、全体のレース内容はどうだったのだろう?各クラス毎に振り返ってみることにしよう。
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※【470級レース総括】

戦力では他を明らかに上回る「早稲田」「日大」が優勝争いの中心とお伝えしたが、それがいきなり強風の第①レースから顕著に表れる。
早稲田のエース「小泉/江畑」、日大のエース「中村/木村」のマッチレースとなる。両校とも2・3番艇がしっかり続き、日大は2・3・6の11点で首位発進、早稲田は1・4・10の15点2位発進と明らかに力の違いを魅せつけた。
さらに明海・中央と続く。

第②レースでは、スーパールーキー「岡田/原」がダントツのトップフィニッシュとなるものの、小泉、山口艇が続かない。一方日大は6・9・11と無難にまとめ首位をキープ、2位早稲田、3位はルーキー榊原隆太郎の活躍が光る中央が上がってくる。ところが次の第③レースで思わぬことが起きてしまうのである。

その問題の第③レースでは、2回のゼネリコ後、ブラック旗が上がる。しかしあまりにもラインから出る艇が続出し、回答旗が上がりリセットされたが、4回目のスタートでまたしてもゼネラルリコール、ここで15艇の失格となり、レース排除となる。首位の日大はエース中村艇が排除、3位の中央は2艇の失格となってしまう。
ようやく5回目でスタートするのだが、ここでも8艇の失格艇ありでスタートすることになってしまったのであった。

「山口/槌谷」(早稲田)がトップでフィニッシングラインを通過するもののホーンは鳴らない。2番手の「又村/小林」(明海)がトップフィニッシュとなる。明海は全艇セーフ、このレース最少失点で首位に立つ。

一方、早稲田はエース小泉艇までもBFDとなり、苦しい戦いとなってしまう。さらに日大は1艇だけの失格にとどまり、明海とは7点差の2位とふんばる。

初日最後の第④レースは、日大がトップフィニッシュの「玉山/清原」を筆頭にオールシングルと爆発、再度明海を逆転。明海は4・11・17の32点に抑え2位、2艇のBFDで苦しくなった早稲田は日大同様にオールシングルでまとめ
逆転に望みを繋いだ。

※初日第④レースまでの得点

①日本大     109点
②明海大     127点
③早稲田大    152点

※残り2レースを残し優勝争いはこの3校に絞られたといって良いだろう。

第⑤レースでは、2位明海、3位早稲田が22点となったものの、日大は明らかなスタート位置の読み違いで、57点もの得点を叩いて首位陥落。そして最終レースを迎えることになる。

※第⑤レースまでの得点

①明海大    149点
②日本大    166点
③早稲田大   174点

最終レースでは、早稲田が意地を見せ小泉艇のトップフィニッシュを始めとする1・6・7の14点にまとめる会心のレースとなる。しかし、首位の明海は大きな作戦ミスにより①マークでは後方に3艇と大ピンチ、しかも3番艇がなかなか上がってこれず、65点と自滅し早稲田に逆転され3位転落。

一方、日大は、「玉山/清原」が3位、「新谷/本吉」が4位フィニッシュとなるが、エース「中村/木村」が大ピンチ!、しかしながら最終的に19位と早稲田を6点差で逃げ切り、クラス優勝となった。


※以上がレース推移であったのだが、いくつか寸評を述べてみよう。


※日大は優勝したものの・・・?
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【エース艇「中村 睦宏/木村 直矢」コンビ(日本大)】

日大は優勝したものの、第⑤レースでの明らかなスタート位置の読み違いが私には不可解であった。ライン自体も明らかに下有利であり、この辺りがまだまだ甘いのではないかと感じでしまうのであった。
しかしながら第④レースでは見事なチームレースを展開し①・②を決めるなど昨年より大きく成長した点は評価できるだろう。

「優勝おめでとう!」


※早稲田は追い上げたものの・・・?
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【これぞエース!「小泉 颯作/江畑 陽太」ペア(早稲田大)】

私が思っていた通り、力的には早稲田が日大を上回っていたと強く感じされられるシリーズではあった。トップフィニッシュ3回の小泉、個人成績トップの岡田、紅一点・3番艇の働きが十分だった山口優。やはり2艇BFDが痛かった・・・。
あの時、そもそも3艇スタートすることができたのだから、もう少し冷静な判断が欲しかったと思うことが非常に残念であり、早稲田らしくなかったか?その時、ライバル日大は既に1艇排除されていたのだから・・・。

しかしスーパールーキー「岡田 奎樹」はセーリング技術もさることながら、黒色旗スタートの時も無理せず冷静に対応していたのが印象的であり、今後のレースでも脅威になるのは間違いない選手だということを再認識させてくれたと言っても良いだろう。


※優勝目前だったのに・・・「明海大」
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【女子インカレでも優勝した「又村 あすか/又村 彩」ペア(明海大)】

日大・早稲田のミスにより、最終レースを残しトップに立った「明海」だったが、これも明らかなコースの読み違いでの首位陥落であった。得点的には安全圏内だったわけだから、無理する必要はなかったはずである。その証拠にスタート時、日大・早稲田の近くに誰もマークしていなかったのだから・・・

しかしながら女子インカレ優勝の「又村あすか」の成長が団体戦でも発揮され、今後のレースも期待できるだろうと感じさせるシリーズであったことは間違いないだろう。

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【ルーキーながら孤軍奮闘!「榊原 隆太郎/岡田 拓己」ペア(中央大)】

この3校の他にも予選・決勝シリーズを通して大活躍だったルーキー「榊原 隆太郎」(中央大)は挙げておかねばならないだろう。新戦力でも紹介したが、早稲田の岡田と共に昨年唐津インターハイでデュエット優勝した逸材。
岡田に勝てなかったのが相当悔しかったみたいだが、中央大チームにとって大きな戦力を得たことは間違いないだろう。



※スナイプ・総合へ続く
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