2014-05-13 00:00 | カテゴリ:インカレ
※【スナイプ級レース総括】

470級同様、スナイプ級のレース内容を振り返ることにしよう。

スナイプ級では「日大」が圧倒!と展望ではお伝えしたがどうだったのであろう?

5/10(土)
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【オープニングレーストップのルーキー「永松 礼/櫛田 佳佑」(早稲田大)】

強風下の第①レースでは、早稲田のルーキー「永松/櫛田」、好調の「平川/花岡」が見事①・②フィニッシュ、エース艇「島本/服部」は16位だったものの、首位発進と好調な滑り出しを見せる。
2番手は6・7・12と無難にまとめた慶應、3番手は3・9・19とまずまずの日大、4番手は中央の順に続く。

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【第②レーストップフィニッシュの「伊村 仁志/安藤 立」(日本大)】

しかし第②レースでは、日大が大爆発!1・2・4の8点と完璧なレースをみせ首位に立つ。一方早稲田は永松艇の失敗が大きく響き、3位へ後退。慶應はこのレースも3・5・15の23点と堅いレース運びで2番手キープ。4番手中央はそのままキープ。

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【第③レーストップフィニッシュの「増井 健人/古坂 信悟」(明海大)】

第③レースでは470のBFDの件もあったかどうか定かでないが、各艇、慎重になっている様子がスタートから表れていた。
その中で、慶應と中央がそれぞれ33点の最少失点で慶應が8点差の首位に立つ。2番手は2・22・27の51点を叩いてしまった日大、早稲田も大きく叩き、中央に逆転されてしまう。

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【第④レーストップフィニッシュのルーキー「井嶋 博之/塩谷 涼」(日本大)】

初日最終となった第④レース、日大は持田に代え、ルーキー「井嶋 博之」が登場。兄「清芳」のサポートもあり、早稲田島本を追い出す作戦が成功、見事兄弟①・②を決める。10番手以降だった伊村は、最終的に6番手フィニッシュし、わずか9点に抑え再度首位に立った。ライバル早稲田も負けじと3・4・5の14点と2位浮上。ここまで堅実だった慶應は、3番艇の失敗もあり49点と3位へ後退、中央はこのレースも33点と堅いレースで4位ながらもほとんど差のない状況となった。

※初日第④レースまでの暫定順位

①日本大      98点
②早稲田大    124点
③慶應義塾大   130点
④中央大     143点

※日大が抜け出しつつある状況だが、そこまで差があるわけではない。

5/11(日)

2日目に入り、第⑤レースでは、首位日大は4・6・7のオールシングルで他を大きく引き離す。一方、早稲田は51点、慶應37点、中央31点と優勝へは苦しい状況となる。

最終第⑥レースでも首位日大は王者らしい攻めのレースを続ける。2・3・7の12点と文句なしの優勝。準優勝には最終レースでも26点に抑えた中央が逆転、3位早稲田、4位慶應の順で終了した。


※以上がレース推移であったが、上位校毎に寸評を述べることにしよう。


※今年の日大スナイプは一味違う優勝?
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【相変わらず好調!女王「持田 由美子/塩谷 涼」(日本大)】

「勝って当たり前」であり、どのような勝ち方をするか?が焦点であったが、オールシングルが⑥レース中④レースと圧倒。文句なしの勝利だったといえるだろう。特に良かったと思うところが主将「伊村 仁志」艇の役割ではなかったのか?
他2艇が良ければ、自分が3番艇の役割を果たしたことや、2艇がピンチならその逆と、チームバランス的にも完璧だったといえることだろう。
また、第④レースでの最終マーク付近でチームレースを展開し、井嶋兄弟①・②の結果も素晴らしい攻防であった。ようやくチームレースとは何か?が理解できるようになってきたのか?

チーム力も上がってきた日大スナイプ、全日本制覇へ向けよいスタートを切ったと言えるのではないだろうか?今年は大いに期待したい。

『文句なしの優勝おめでとう!』


※大きく飛躍した『中央大』!
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【個人成績5位の「金谷 俊輝/寺崎 匠」(中央大)】

ここ1・2年は苦しい戦いを強いられていた「中央スナイプ」。昨年はわずかの差で全日本を逃してしまう始末。しかし今年は一味違う所をみせてくれたシリーズであった。しかも準優勝である。

個人成績5位の「金谷 俊輝/寺崎 匠」ペアを始め、「福士 倖也/岡田 祐樹」もほぼ同じ点数、ルーキーの「青野 鷹哉/舘山 廉」もこれからさらに伸びる要素がある逸材であり、秋へ向けて上位戦線に名乗りを挙げたといっても過言でない。


※こんなはずじゃなかった!?『早稲田大』
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【リーダー艇「島本 拓哉/服部 勇大」(早稲田大)】

今回、戦力的にも日大に引けを取らない布陣で臨んだ「早稲田」だったが、3位に終わった。エース艇「島本/服部」が個人成績2位と悪くはなかったはずだが、平川、永松両者が順位を大きく叩いてしまうシーンがあったのが大誤算だったか?
しかし第④レースでは3・4・5の爆発力あるレースは見せてくれた。力は十分にあるのだからあとは作戦のみであろう。是非日大に迫ってもらいたいものである。


※どうしたの?『慶應義塾』!
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【慶應のエース「佐藤 帆海/樋口 瑛一」(慶應義塾大)】

決勝でもメンバーチェンジを頻繁に行っていたのが印象的だった「慶應」だが、風域によりメンバーを変更する作戦だったのか?それとも今後へ向けてのテストだったのか?
途中までは、うまく機能していたものの、後半戦は大きな数字が目立つようになる。

しかしエース「佐藤 帆海」だけは変更せず、個人成績4位に入ったのだから、あとは2・3番艇の問題だけだ。選手層も厚いし、秋へ向け優勝戦線に絡んでくることを期待しよう。


※明治・明海・法政がシード権を獲得したが、上位4校とは大きく離されていた。是非秋までにレベルアップすることを期待したい。


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※8年ぶりに総合優勝した『日本大』について

日大が平成18年の完全優勝以来、8年ぶりの総合優勝(完全優勝)に輝いた訳だが、あまりにも遠ざかっていたのが意外だったと思う読者の方も多いだろう。
近年では特に「早稲田」に押されっぱなしだったのだが、ようやく戦力も復活し、優勝できる体制になったということではないのか?

最近ではレギュラー争いも激しく、470では、神谷 圭介、新谷 つむぎも出場したように意識的にチャンスを与えていることが選手達のモチベーションを上げる要因にもなっており、プラスに働いているようにみえた。

もちろん今年の全日本インカレ優勝候補筆頭であることを意識しながら、取り組んでもらいたいものである。


※全体を観てて反省すべきこと


※レースを見てていくつか感じたことを挙げてみよう。

強風下の第①レースで、①マーク回航後、470ではあまりにも『スピンアップ』しない艇が多すぎではなかったのか?
確かにブローで10m/secはあったが、そんなサバイバルな状況ではなかった。しかも上位回航でスピンアップしない艇がみられたのは非常に残念だった。


また、大量の失格が出た470級第③レースのスタートである。P旗・I旗の時ならまだしも「黒色旗規則」で最初からラインが高いのは何故なのか?あの回答旗は選手達への温情だというのがわからないのか?さすがにレース委員会側は怒り、計23艇と約半分もの失格となった訳だ。

昨年もこのようなことがあったが、「黒色旗規則」は読まれたら失格なのである。そこの所をもう一度再認識し、選手諸君は猛省すべきである。
特にインカレでは英語は致命的なミスにつながることが多い。そこの所を良く考えて頂きたいものである。


ようやく春インカレも終わり、来月から全日本関連の予選が始まろうとしている。時間はあるわけではないが、練習できる時には良く考え、レベルアップし、関東から全日本優勝校を出せるよう頑張って頂きたいものである。



以上








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