2014-05-27 10:45 | カテゴリ:外道無量院(インカレ)
学生セーラーの皆さまお待たせ致しました!学生ヨットレース予想屋!?もとい学連ご意見番の「外道無量院」氏より『春シーズンランキング』が届きました。
外道さんはどのような評価をされたのでしょうか?ご覧下さい。
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【関東春季インカレ470級のレースシーン】
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この春の各水域でのインカレが終了したので、既に済んでいる個別対抗戦の結果を加味して恒例の春シーズン時点での「勝手ランキング」を付けさせて頂く。

◎【470級】

関東春インカレを制した日大。4年生レギュラー選手がいなかった昨シーズンの延長戦上を考えれば、そっくりとメンバーが残って圧勝かとも思えた。しかし3年生スキッパーが一人消えてしまいがっかり。その穴を神谷圭祐(3年・碧南)、新谷つむぎ(2年・横浜創学館)が3番艇のレギュラーの座を争う構図のようだ。
エース・中村睦宏(4年・中村三陽)は、初日のBFDや微・軽風の2日目の2レースを崩したりと決勝に入って今一つであった。玉山千登(2年・中村三陽)が成長し、無難にまとめたのが勝利に貢献した。心配された3番艇は横文字もなく無難にこなしていた。初舞台だったことから及第点をあげても良いだろう。
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【早稲田・小泉、日大・中村エース同士の熾烈なトップ争い!】

決勝初日の第3レースで2艇がブラックに引っ掛かり、結果的にこれが響いて6点差で日大の後塵を拝した早稲田。新人の岡田奎樹(1年・唐津西)は、オールシングルの艇個別での最少失点で走るという期待以上の大活躍だった。エース格の小泉颯作(3年・光)は、先に述べたBFDが痛かったが、日大主力が崩した2日目・微軽風域での2本を共にトップフィニッシュするなど面目を保った。3番艇を任せれたのは(昨年)スナイプから転向の山口優(4年・唐津西)。多くの艇がブラック
でのゼネリコで排除された後のレースでトップを引きながら、これがフィニッシュ後に痛恨のリコールだったのが非常に痛かった。結果、チームで唯一の三桁失点になったのが準優勝と優勝を分けた形となった。

全艇が全レースを横文字なく走り切った明海大は、2日目の1本目を終わった時点で一度はトップにたったものの、最終レースでは3艇が揃って大叩きして3位に終わった。これを教訓に一皮剥けるか?

昨年の全日本インカレで土が付いた日経大。エース格の磯崎哲也(4年・福岡第一)が西日本インカレを圧倒的なスコアでまとめて優勝。しかし、今年は2・3番艇を女子下級生を中心とした形での3~4艇からのレギュラー争いとなりそうである。
あくまでこの春時点の比較で言えば、例年ほどの安定感は無いように感ずる。

この日経大勢に敗れたものの、僅差の健闘を見せた九州大。北詰有人(4年・逗子開成)、田中航輝(3年・清風)という実績のある二人に加え、大村聡信(4年・筑紫丘)が成長してチーム力の大幅な底上げが出来つつあるように思える。ようやく全日本でも入賞圏内の力を付けたか。

同志社ウィーク、メイレガッタ、関関同立定期戦などで圧勝した同志社。昨年の全日本インカレを制した村田俊彦(3年・福岡第一)、準レギュラー格だった徳重樹(4年・中村三陽)に加え、新人の渡辺駿(1年・中村三陽)がデビュー戦から素晴らしい走りを見せ続けている。例年、春先はイマイチでも夏合宿を経て秋になると一変する というのが同志社の印象なのだが、現時点からこの勢いなら、昨年に引き続いての2連覇も充分に可能性がありそうだ。


以上が全日本インカレでクラス優勝の可能性を持ったチームであろう。

それでは勝手に春シーズンランキングを付けさせて頂こう。

1位・・・・同志社
2位・・・・日経大
3位・・・・早稲田
4位・・・・日大
5位・・・・九大
6位・・・・関西学院

以下、入賞に可能性を残す7位~9位には明海大、中央大、慶應義塾。

関東インカレでは日大が優勝したが、現時点では内容的に早稲田の力が上とさせて頂いた。


◎【スナイプ級】
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【井嶋兄弟1・2が決まった瞬間!兄が弟に華をもたせた、美しき兄弟愛!?】

昨年のメンバーがソックリと残った上、さらに新人・井嶋博之(1年・霞ヶ浦)がバックアップに控える形となった日大。予想通りに文句なしの関東王者となった。
主将・伊村仁志(4年・碧南)が、オールシングルのエースらしい完璧な結果を残したのをはじめ、井嶋清芳(4年・霞ヶ浦)、持田由美子(4年・磯辺)も崩したのは1レースづつのみという磐石の体制と見えた。

春の関東インカレで2位と大健闘した中央大、2艇のスキッパーが代わった3位・早稲田、2・3番艇のメンバー固定が出来なかった4位・慶應義塾は、現時点では日大とは大きく水が空いている感がある。

470級同様に、春シーズンの水域内レガッタや対抗戦で隙を見せなかった同志社。垣野雅人(4年・清風)、山田剛士(3年・中村三陽)という昨年来のレギュラースキッパー陣に、中川健太(3年・延暦寺学園)が3番艇のレギュラーの座をガッチリ
とつかみつつあるようだ。

関西水域での常勝チーム・関西学院に関西インカレでは互角の走りを見せた事から、密かに楽しみにしていた関大のスナイプ陣。「関関同立」の4大学対抗戦でも同志社には敗れたものの、久々に関西学院には勝る結果を出した。部活動自粛期間以降、低迷を続けていた感はあったが、復活への兆しが感じられるのは嬉しいものだ。この勢いで頑張ってほしい。
反面、同じく自粛期間があった立命館は低迷が長引いている感がある。こちらも復活が待たれる。
一方で、昨年は両クラスの個選チャンプを生むなど、全日本インカレ直前までは随一の戦力があった関西学院がさえない。エース格の舟木葵(4年・中村三陽)の走りもイマイチなら、2・3番艇はレギュラー格が定まらないのか、とっかえひっかえの起用が続いて混乱気味。同じことはやはり春シーズン不調に終わった関東の慶應義塾にも見られたこの春の共通した戦いぶりであった。

九州王者の鹿屋体育大。部員不足から春シーズンはスナイプ特化の片クラス配艇。そうなると逆にクルーを含めた全選手が高校以前からの経験者という強みが発揮できているようだ。ここ最近の傾向から言うと、サバイバルな状況になった時の鹿屋体大スナイプ勢の強さは出色で、全日本インカレでもそういう状況があれば一気に優勝争いまで割って入ってくる可能性も感じさせる。

部員不足から西日本インカレに両クラスで3艇揃わずに「オープン参加」となった名門・福岡大。それでも、片クラスに選手を寄せたりせず、両クラスにチームを分けてエントリーして来たことに「名門の意地」を感じる。この春は、地元の名門校・中村三陽高での経験者多数を含む多くの新人が入部したと聞く。入学早々からレギュラーとしての出場機会に恵まれるというメリットを生かし、地元開催の11月の全日本インカレ、そして来年以降には「名門復活」を期待したい。

それではスナイプ級の勝手ランク付けを470級同様にさせて頂こう。

1位・・・・日大
2位・・・・同志社
3位・・・・鹿屋体
4位・・・・中央
5位・・・・早稲田
6位・・・・関大

入賞圏の可能性を残す7位~9位候補には慶應義塾、関西学院大、九州大とする。

以上の2クラスの力から、総合のランキングをこれまた勝手にさせて頂く。

◎【総合】

1位・・・・同志社
2位・・・・日大
3位・・・・早稲田

以上が「3強」だろう。

両クラスのバランスから、この「3強」は4位以下を少し引き離していると感ずる。
4位~8位は横一線の争いで、中央、慶應義塾、関西学院、明海、九大といったところか。

以上はあくまで春シーズン時点の評価であり、かつ、個人的にランキングした「勝手」なものである。名前があがらなかったり、不本意な評価だと感ずる者には、「発奮」を期待しての事として前向きに受け取って欲しい。今後の夏合宿や秋の本格的なレースシーズンに向け精進・努力し、この評価を見返して欲しいと思う。

秋に私を驚かしてくれる上昇チームが出現する事を祈念する。


合掌

外道無量院

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