2012-08-28 21:30 | カテゴリ:外道無量院(インカレ)
2012年全日本学生ヨット個人選手権 展望と解説  by外道無量院&なまちゃん
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・夏も終わりに近づき、学連界も全日本インカレに向けて動き出した。まず第一弾として「全日本インカレ個選」が8/30~9/1までの3日間、愛知・海陽ヨットハーバーで開催される。全日本インカレの覇権を占う意味で、重要な一戦と言えるだろう。

そこで・・・

学生の皆様お待たせ致しました。外道無量院氏が沈黙を破り、ようやく動いて頂きました(笑)今回は私も展望に加わり、対談形式とさせて頂きます。(なまちゃん)

【470級】

生「今年は『春季勝手ランキング』の発表も無く、沈黙を守っていた外道無量院さん、今週末に迫った全日本個選の展望は如何でしょうか?」

外「いや~、それを発表しようとした矢先に猿田クン(辻堂加工)が突然に亡くなったりして、実は喪に服してました。」

生「石川のIHでは、開会式で発表され追悼されていました。ご冥福をお祈りしたいと思います。」

外「御意、南無阿弥陀仏。」

生「それでは、気を取り直して『展望』の方を宜しくお願い致します。」

外「昨年は台風の影響でたったの1日、それも長く待機した後、多くが中止かと思った時間ギリギリになってから大慌てでやった3レースのみでした。とはいえ、土居一斗(福岡第一・3年)を筆頭に上位独占を果たした日経大勢の力が抜きん出ていたことは誰が見ても明らか。
 今年も、土居/津留(福岡水産・2年)組を筆頭に、チャンピオン・クルーの磯崎哲也(福岡第一・2年)が乗り込む岩下(長崎鶴洋・3年)/磯崎組、さらには主将の外薗(鹿児島商・4年)が乗り込む今村(羽咋工・4年)/外薗組という日経大勢が中心になるのは仕方ないでしょう。」

生「昨年は台風でしたのであのような結果になりましたが、この時期の蒲郡は吹くとは限りませんよね。そうなると、仮に微・軽風シリーズになった時には、昨年の江の島インカレのように日経大勢にも隙が生じ、特に微風でもレースをやってしまう事では評判の関東勢の出番はありませんかね?」

外「確かに負けるとしたら、そのようなケースに限られるでしょう。それでも、470に「日経時代」が来てからここ数年の全日本個選で、「日経大勢を破って優勝」したという選手は、市野直毅(中村三陽~関西学院大)と河合龍太郎(慶應義塾高~慶應義塾大)のみ。どちらもその大学チームにとっての「絶対的エース」という存在だった。他の大学から日経大勢を倒すには、そういった「絶対的エース」しかないと考えるが、今のところ今年は残念ながらそういった存在が見当たらないなあ・・・・。」

生「そうは言っても、やはり日大勢ははずせないでしょう?関東個選優勝の植木剛志(4年・磯辺)は諸事情により欠場、となると中村睦宏(2年・中村三陽)しかいなくなるが、彼も名門中村三陽でインターハイ・全日本FJなど実績は土居君に引けを取りませんし、この辺で破っておかないと・・・・っていう気持ちもあるかと思います。あと昨年、全日本インカレで団体獲った、関西学院の西尾君も気になります。というのが私の意見です。では外道さん、『展望』を、シルシと寸評にまとめていただけますか?」

外「シルシと寸評は以下の通り」

◎・・・・土居/津留(日経大)
〇・・・・岩下/磯崎(日経大)
▲・・・・今村/外薗(日経大)
△・・・・西尾/溝上(関西学院大)
△・・・・市川/谷口(早稲田大)
△・・・・奈良/北川(同志社大)
△・・・・中村/長谷川(日大)
△・・・・飯野/成川(慶應義塾大)
△・・・・高木/金谷(中央大)
△・・・・牟田口/福田(法政大)

※外道無量院の寸評

今年はついに九州個選で1~7位(6位まで本戦出場)を日経大勢が独占するということが起きた。昨年の本戦でも上位を独占した日経大勢が変らずにその力を見せ付けるか。その強力布陣で6艇が出場してくる日経大勢に対し、各校のエース艇が挑む、という構図に誰も異論はあるまい。予選順位とは異なるが、本命はやはり、昨年の個選チャンプ、エース・スキッパーの土居が乗る土居/津留組。対抗は昨年まで土居とペアを組んだ磯崎が乗る岩下/磯崎組、単穴も日経大の今村/外薗組とした。2年連続での表彰台独占なるか。

これに、昨年の江の島インカレでクラス優勝した関西学院大のエース・西尾(関学高等部・3年)/溝上(中村三陽・4年)組、復活成った名門日大の若きエース・中村(中村三陽・2年)/長谷川(海津明誠・1年)組、同志社のエース・奈良(別府青山・3年)/北川(土佐塾・3年)組、慶應義塾のエース飯野(慶應義塾・4年)/成川(逗子開成・1年)組、中央大のエース・高木(中村三陽・3年)/金谷(?・1年)組、法政大のエース牟田口(唐津西・4年)/福田(公文国際学園・3年)組などが何処まで戦えるか?

外「生ちゃんのシルシもほぼ異論はないと思うが、あえて穴予想といきましょう。」

生「そうですね、そうさせて頂きます(笑)」

◎中村/長谷川(日大)
○土居/津留(日経大)
▲西尾/溝上(関西学院)
あとは外道さんが挙げている候補ですね~。

※なまちゃんの寸評

・先ほど挙げた通り、土居君に対抗できるのは、日経大以外では中村君しかいないと考えている。高校時代のライバル校であり、ある意味エリート対決と思っている。プライドをかけた戦いとなるであろう。


【スナイプ級】

生「昨年は、大本命の同志社・西村秀(中村三陽・4年)が、まさかの敗戦。鹿屋体大の鈴木章央(碧南・3年)/久保風太(鎌倉学園・3年)が優勝してビックリしましたね。」

外「たったの3レース実施なのに1レースカット、という何とも変則的なカウントルールが影響しましたね。特に鈴木/久保組のカットレースはDNFですから。西村にとっては何とも不運でした。1年の時はともかく、2年以降は常に優勝候補に名前があがりながら未だにこのタイトルを取れていない。今年も、彼の最大の『敵』は、誰が相手というよりは、その『運』。スタート前に蒲郡のレース海面を見下ろす弘法大師像を良~く拝んでおくことだな。」

生「ははは、今年は全8レース予定で3レース完了でシリーズ成立。カットは6レース成立以降のようですね。」

外「この数年に限っても、カットレースがあったり無かったり、得点方式もボーナスだったり低得点だったり。昨年なんか、カットレース無しでやった時の「反動」なのか、何でオカシナことにしたんでしょうかね?どちらにしても、このレースの「権威」を保つ意味でも「ルール」は、はっきりとして固定して欲しいものだ。」

生「確かに、いつも蒲郡開催なのにおかしいですね。おそらく団体戦と個人戦がごっちゃになってる幹部がいるのですかね~?
しかし今年はまぁ~(システムとしては)妥当ですがね。ところでレースの方は、西村君が大本命なのは当然ですが、日大も黙ってはいないでしょう?
また、長崎総科大の古賀君も九州では圧倒的な強さ、かなり気になります。最後に、470と同様にシルシと寸評をお願いします。」

外「シルシと寸評は以下の通り」

◎・・・・西村/中川(同志社大)
〇・・・・鈴木/薄田(鹿屋体大)
▲・・・・若竹/末繁(関西学院大)
△・・・・柳沢/岡本(立命館大)
△・・・・加藤/三ツ木(早稲田大)
△・・・・古賀/森本(長崎総科大)
△・・・・江藤/境 (福岡大)
△・・・・井嶋/塩谷(日大)
△・・・・横田/船橋(明治大)
△・・・・西宮/町田(日大)

※外道無量院の寸評

昨年、「大本命」視されながら不可解なカウントルールに泣いた西村秀がいよいよ最後のチャンス。このまま「無冠」では卒業出来まい。
迷わずに西村/中川(延暦寺学園・1年)組を本命とする。対抗はその西村を昨年の強風下で破ったディフェンディングチャンピオン・スキッパー・鈴木章央に敬意を払って鈴木/薄田(新潟高志・3年)組に重いシルシを打った。今年はスキッパーに転向した久保風太の代わりに女子の薄田成美と組んで2連覇に挑戦する。昨年の優勝がフロックでなかった事を証明出来るか。

単穴は、「無し」にする事も含めて悩んだ。しかし、熟慮の結果、関関同立戦や水域大会での成績から、若竹(別府青山・4年)/末繁(別府青山・3年)組とした。

以下はほとんど差が無く各校のエース艇が上位争いを展開してくれるだろう。特に、ここに全てをかける長崎総科大の古賀(長崎工・2年)/森本(?・1年)組(古賀スキッパーの父は、長崎県連やスナイプ級協会の重鎮)や、既に終った水域インカレ団体で470が落選し、名門福大の期待を一身に背負って登場してくる江藤(嘉穂・4年)/境(龍谷・1年)組の走りに注目したい。関東勢は、470から転向した日大の井嶋(霞ヶ浦・2年)があっさりと水域個選で優勝するように、既成勢力が今ひとつ伸び悩みなのか?早稲田の加藤(海津明誠・4年)や明治の横田(藤沢西・3年)など、経験と実績のあるスナイパーの復活・活躍に注目したい。

生「先ほどと同様、私は穴予想で・・・」

◎井嶋/塩谷(日大)
○西村/中川(同志社大)
▲古賀/森本(長崎総科大)
注西宮/町田(日大)

※あとはほぼ同意見です。

・なまちゃんの寸評

※西村君を破るとしたら、3チームだと思っている。

井嶋艇・・・470から転向したが、いきなり関東個選では優勝。実力ある所をみせた。弟は高校でブレイクしている所もあり、良いところを見せたいと思っているだろう。優勝は可能である。

古賀艇・・・先日の九州インカレで個人成績1位と圧倒的な強さを見せている。これは外せない。

西宮艇・・・もともとうまいのだが、クルー次第という欠点がある。しかし、町田(1年・大島海洋国際)と乗り始めた所、関東個選準優勝、また町田は、先日の関東女子インカレで持田由美子(2年・磯辺)のクルーとして優勝と、何かを持ってるような気がする。

私の予想はまだまだ甘いが参考にして頂きたい。


生「外道さん、今回は対談に加えて頂いてありがとうございました。」


外「こちらこそ、有難う。私の予想より貴殿の予想が結果に近ければ私は目出度く引退だな・・・・。何よりも後継者が出来て嬉しい限り。」


合掌



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