2014-10-05 18:00 | カテゴリ:インカレ
小戸全日本インカレ出場権を懸けた関東予選でもある『第81回関東学生ヨット選手権大会』は、台風18号の影響が心配されたが、予定の決勝10レースを実施し決着した。
470級では最終レースで逆転した「早稲田大学」、スナイプは「日本大学」、また注目の総合優勝争いは『早稲田大学』が2年ぶり10回目の制覇となった。
尚、各クラス上位7校は、小戸全日本インカレの進出となった。



※【470級決勝最終成績】(出場16校)
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【会心の1・2・3!勢いづく早稲田大470チーム】 ※写真は羽田氏より

①早稲田大学    284点  
※早稲田大は3年ぶり8度目の470級クラス優勝!
(15・59・17・28・65・6・22・36・27・9)
②明海大学     296点
(22・34・18・17・23・32・53・36・28・33)
③慶應義塾大学   325点
(19・18・71・30・18・27・17・68・27・30)
④日本大学     385点
(25・41・22・22・17・85・29・39・55・50)
⑤中央大学     401点
(51・29・31・36・52・60・44・37・36・25)
⑥明治大学     593点
(68・77・55・49・46・71・66・44・51・66)
---------------------------------
⑦法政大学     642点
(67・109・64・89・82・40・40・52・45・54)
※以上が全日本進出!
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※(参考)470級個人成績トップ5(スキッパーの交代は対象外)
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【個人成績トップの「中村 睦宏/木村 直矢」ペア(日本大)】

①中村 睦宏/木村 直矢  (日本大)   40点
②又村 あすか/小林 心  (明海大)   61点
       /澤田 しおり
③樋口 舵 /成川 健一  (慶應義塾大) 78点
④榊原 隆太郎/岡田 拓巳 (中央大)   81点
⑤山口 優 /永松 瀬羅  (早稲田大)  91点


※【スナイプ級決勝最終成績】

①日本大学     245点
※日本大学は2年連続23度目のスナイプ級クラス優勝!
(25・29・27・17・10・19・32・36・34・26)
②早稲田大学    292点
(10・9・46・8・17・42・27・53・36・44)
③慶應義塾大学   320点
(18・30・15・22・26・34・50・25・59・41)
④明治大学     479点
(46・37・55・90・40・34・48・36・54・39)
⑤明海大学     524点
(50・37・66・42・50・72・57・62・52・36)
⑥中央大学     558点
(53・75・39・62・59・52・91・28・46・54)
---------------------------------
⑦法政大学     625点
(95・55・64・77・88・36・41・85・29・55)

※以上が全日本進出!
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※(参考)スナイプ級級個人成績トップ5(スキッパーの交代は対象外)
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【オールラウンドで圧倒した「井嶋 清芳/大井 航平」ペア(日本大)】

①井嶋 清芳/大井 航平  (日本大)   38点
②島本 拓哉/清原 駿   (早稲田大)  68点
③佐藤 帆海/小野木 一憲 (慶應義塾大) 97点
      /窪田 明莉
④金谷 俊輝/寺崎 匠   (中央大)  107点
⑤脇坂 尊 /増田 善一  (明治大)  110点



※【総合成績】

①早稲田大学    576点
※早稲田大は2年ぶり10度目の総合優勝!
②日本大学     630点
③慶應義塾大学   645点
④明海大学     820点
⑤中央大学     959点
⑥明治大学    1072点


※【470級レース回顧】

10/3(金)/天候・晴れ/最高気温27℃

台風18号の影響が懸念される中、朝からシーブリーズの強風域で、5レースを消化。その中で首位に立ったのは、「明海大」であった。上位校が英語を叩く中、堅実なレースを心がけたのがその要因であった。

2位の13点差には「日本大」が続く。エース中村、2番艇玉山の活躍が顕著に現れたものの、懸念されていた3番艇が思いのほか苦戦する状況となった。

3位は序盤から好発進の「慶應」であったが、1回のリコールでこの位置。一方、優勝候補筆頭の「早稲田」は、学生チャンプ小泉のリコールや、ルーキー岡田のブームトラブルでRETとなり、首位とは70点差の4位と苦しいスタートとなった。

中央5位・明治6位と得点的に見ても、全日本進出は安全圏の堅実な走り、また注目のボーダーラインは、千葉大7位・立教大8位、シード校の法政大が全く良い所がなく9位と、苦しい状況となる。

10/4(土)/天候・晴れ/最高気温27℃

レース日程は10/5までだったのだが、台風の影響を考慮し、残り5レースをなるべく実施する方向で決定。しかし前日の強風域からうって変わって、陸風の軽風域の中で実施。

4位スタートの早稲田は、いきなり第⑥レースで「1・2・3」のパーフェクトを達成、これがチームに勢いがつく。
3位の慶應はこの日もレース内容は抜群だったものの、中嶋艇が2回目のリコールで優勝戦線からは脱落。また2位発進の日大も3番艇がなかなか機能しない。しかもプロテストに2回のペナルティーでRETとこちらも脱落。
優勝争いはこの日も堅実の「明海大」と13点差まで追い上げた「早稲田」の一騎打ちとなり、最終第⑩レースを迎えることになった。

一方、注目のボーダー争いは、初日9位の法政大が、シード校の意地をみせ、この日素晴らしい走りをみせ、安全圏内となる。

最終レースは第①マークから、早稲田が2・3・4と真っ赤なスピンが展開され、一気にヒートアップ。一方首位の明海もシングル2艇だったものの、3番艇が10番台後半と苦しい展開となる。
短めのコース設定だったせいもあってか、なかなか順位は変動しない。早稲田は1・3・5の9点、明海は7・8・15の30点と12点差をひっくり返した「早稲田大」が470クラス優勝となった。

※【スナイプ級レース回顧】

10/3(金)/天候・晴れ/最高気温27℃

強風域の初日で圧倒したのは、早稲田大であった。着順だけで見れば2位の日大とダブルスコアとなる磐石の構えかと思われたが、パーフェクトを達成したかと思われた第③レースにおいて、平川艇がマークタッチの案件でプロテスト委員会から抗議されてしまう。その結果失格、それでも2位日大とは8点差と強いレースをみせた初日であった。
2位日大、3位慶應も決して悪くはなかったものの、まだまだ優勝を狙える位置。その証拠に4位以下は100点以上も離れてしまったことから、明らかにこの3校が抜けていると言えるのではないだろうか?

4位明海、5位明治、6位中央と続き、ボーダー争いは学習院が7位と好発進、立教8位、シード校の法政は470と同様9位発進と苦しい状況となった。

10/4(土)/天候・晴れ/最高気温27℃

軽風域となった2日目は、得意風域を生かした日大が、各レース必ず上位に2艇がいる安定したレースを展開し、ジリジリ点差が離れていく。
早稲田は第⑧レース、慶應は第⑨レースで3艇とも大きな順位を叩き、勝負あり。日大が優勝となった。

この日、2回のトップがあった明治は4位浮上、明海5位、中央6位となったが、470同様注目はボーダー争いだった。
大健闘だった7位学習院、8位立教は完全に自滅パターン、一方9位法政は、堅くまとまり始める。7位まで上がり、レースは終了した。

※総合は、両クラス強いレースを見せた早稲田が獲得。また、全日本進出は7校が両クラスとも進出する結果となった。

※【全日本進出各校の総括】

全日本へ向けて、各校、率直な感想を(総合上位順に)簡単に述べることにする。

①早稲田大
英語2つの厳しい展開ながら逆転優勝した470チームは、非常に強い印象を受けた。スナイプも強風域では日大より上。但し軽風域が課題。作戦面においても、3艇揃って出るリスクが高い戦法は少々考える必要があるか?
しかしながら明らかに力は上位であり、全日本で総合を狙える体制になったのは間違いない。

②日本大
両クラス共に個人成績トップの艇がありながら、総合優勝をを逃した日大。470クラスは明らかに3番艇が問題、作戦面においてももう少し考える必要あり。スナイプは優勝したものの、強風域での走りをどうするのかがポイントだろう。
ただ、元々力はあることははっきりしたので、あとは起用メンバー・作戦面をきっちりすれば、全日本での総合優勝は可能ではないか?

③慶應義塾大
春インカレ時点では「どうしたの?」という感じだったが、470クラスでは英語が無ければ優勝と、良いレースはみせてくれたと思う。スナイプクラスも強風域では大健闘と成長がみられたものの、軽風域では苦戦。これをどうするのか?
しかしながら明らかにレベルアップし、うまくいけば総合に絡める所までいけるのではないだろうか?

④明海大
470級では風域によってクルーを入れ替え、うまく機能しているのが印象に残った。しかも春インカレ同様、英語なしと相当意識しているのが窺える。これは立派だ。力的には若干劣るのかもしれないが、このようなレースに徹していれば昨年のスナイプ優勝のような結果もあり得る事だろう。しかしスナイプクラスはかなり厳しい。

⑤中央大
470クラスは、ルーキー榊原艇の走りが光っていた。3艇をみても明らかにレベルアップしてることだろう。またスナイプでは金谷艇が活躍したものの、問題は2・3番艇。
しかしながら2年連続片クラス出場となってしまった昨年よりの危機的状況はひとまず脱出したといえるだろう。

⑥明治大
昨年は470クラスで思わぬ予選落ち、今年は通過したものの、数段のレベルアップは必要。一方、スナイプでは脇坂、鈴木両艇がトップフィニッシュを飾るなど、見所は十分にあった。3番艇がもう少し走れば、全日本でも入賞は狙えると思うのだが・・・・。

⑦法政大
初日のレースを見た限りでは、両クラス予選落ちもあり得る最悪の状況だったが、2日目はシード校の意地をみせたといえるだろう。その点は評価したいが、全日本ではどうなることか?


※以上ではあるが、全日本に出場される各校の皆さんは、念入りに準備し、健闘されることをお祈りしている。

※【最後に】

今回、関東学連はフェイスブックを用い、全レースフィニッシュ着順速報を実施したことは、非常に良かったのではないのか?この点は評価したい。但し、何を伝えれば良いのか?については不満はあるが、来年の江の島全日本インカレへ向けて是非改善してもらいたい。わからなければ遠慮なく私に言って頂きたい。最大限の協力はしたいと思う。

やはりインカレレースの注目度は高いことから学生諸君はこのことを意識して大会を盛り上げて頂きたいと思う。

選手の皆さん、学連の皆さん、お疲れ様でした!


以上








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