2015-05-06 03:00 | カテゴリ:インカレ
春の関東インカレメインレース『関東学生ヨット春季選手権大会』は、5/4~5日に団体戦決勝が開催され、470級5レース、スナイプ級6レースを消化し、閉幕を迎えた。
レースは王者早稲田大に対し、積極果敢に挑んだ『慶應義塾大』が3年ぶりの総合優勝に輝いた。
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【今年よりトラペゾイドコースとなり、試行錯誤の状況。その一つがスナイプを470より先にスタートさせる方法を採られたのもその一例か?】



※【470級最終結果】

①慶應義塾大学   101点(15・21・15・17・33)
※慶應義塾大は3年ぶり4回目の470クラス優勝!
②早稲田大学    130点(60・27・21・14・8)
③中央大学     162点(24・24・19・31・64)
④明治大学     207点(32・51・46・48・30)
⑤明海大学     216点(51・35・39・39・59)
⑥日本大学     233点(70・25・66・37・35)
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⑦法政大学     339点(54・101・79・67・31)

※【スナイプ級最終結果】

①慶應義塾大学   107点(17・14・17・12・34・13)
※慶應義塾大は4年ぶり5回目のスナイプクラス優勝!
②早稲田大学    117点(10・7・13・15・35・37)
③日本大学     190点(29・28・40・23・29・41)
④中央大学     197点(42・43・19・40・25・28)
⑤明海大学     281点(47・45・48・53・52・36)
⑥明治大学     309点(42・69・50・43・58・47)
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⑦法政大学     399点(71・65・89・81・54・39)

※各クラス7位までが秋に開催される『第82回関東学生ヨット選手権』の予選が免除(シード校)される。

※【総合成績】

①慶應義塾大学   208点(101+107)
※慶應義塾大は3年ぶり4回目の総合優勝!
②早稲田大学    247点(130+117)
③中央大学     359点(162+197)
④日本大学     423点(233+190)
⑤明海大学     504点(223+281)
⑥明治大学     516点(207+309)



※470級個人成績BEST5
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【昨年の全日本個人戦チャンピオンの小泉/原ペア(早稲田大)、貫禄のトップ成績】

①小泉 颯作/原 海志  (早稲田大)  22点(4.4/1R)
②長堀 友香/鳥羽 裕太 (慶應義塾大) 29点(5.8/1R)
③中嶋 颯 /江頭 英翔 (慶應義塾大) 33点(6.6/1R)
④岡田 奎樹/岩井 俊樹 (早稲田大)  34点(6.8/1R)
⑤樋口 舵 /成川 健一 (慶應義塾大) 39点(7.8/1R)
⑤向野 航平/宮口 悠大 (中央大)   39点(7.8/1R)

※スナイプ級個人成績BEST5
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【一年次から安定した成績を残している佐藤/松下ペア(慶應義塾大)がトップ成績】

①佐藤 帆海/松下 航也 (慶應義塾大) 26点(4.0/1R)
②増田 健吾/大山 誠人 (慶應義塾大) 27点(4.5/1R)
③平川 竜也/服部 勇大 (早稲田大)  33点(5.5/1R)
④島本 拓哉/清原 駿  (早稲田大)  39点(6.5/1R)
⑤永松 礼 /花岡 航  (早稲田大)  45点(7.5/1R)




※【レース回顧】

5/4(月) 天気・晴れ 最高気温27℃ 

この日の予報では、レース実施ができないほど吹くとのことだったが、200度・7~8m/secの安定した絶好のコンディションとなり、④レースを消化。

470級では、早稲田が岡田艇のトップを始め、市川艇・小泉艇が7・10とまずまずの滑り出しと思いきや、慶應も4・5・6フィニッシュと早稲田を僅かに上回るスタート。
第二レースでも慶應は5・7・9と見事なレースに対し、早稲田はエース小泉艇がトップフィニッシュ、市川艇が4位だったものの、第①レーストップの岡田艇がまさかの22位と叩いてしまい、慶應に離されていくまさかの展開。
第③・④レースでも慶應は長堀艇の連続トップフィニッシュや2・3番艇も続き、王者の早稲田でさえもなかなか点差を縮められない。しかも第①レースのフィニッシュ直前の長堀艇と市川艇のケースで市川艇が失格となってしまう。(7着-7点が49点に)残りレースやレース状況を考えてみれば、早稲田の逆転は苦しい状況となった。

一方スナイプでは、王者・早稲田がハイレベルな走りを披露し、全④レースオールシングルと驚異的なスコアでリード。しかしながら慶應も増田艇が2回・佐藤艇が1回のトップフィニッシュがあったなど、早稲田へ喰らいつく頑張り。
④レース終わった時点で総合点差は僅か1点と痺れる展開。既に早慶以外は蚊帳の外の状態であり、優勝争いは早慶のマッチレースとなった。

※上記の審問の結果、慶應が40点リードで最終日を迎えるのであった。

5/5(火) 天気・曇りのち晴れ 最高気温22℃

朝より東よりの風で良いコンディションなものの、ブローの強弱が激しく、スタート予定時刻になると沈艇も続出し、一度ハーバーバックとなる。その直後から風は治まり、再度出艇となった。

4~6mのコンディションで始まった第⑤レース、追いかける展開となった早稲田は、470級で1・2・5の8点とさすがと思わせる完璧な走りで大幅に点差を縮めたものの、スナイプで3点離されてしまう。そしてスナイプ級最終レースでは、慶應が見事な1・2・10の走りに対し、早稲田は不覚をとってしまう。僅差で粘っていた慶應スナイプが見事逆転優勝となった。

この決勝ではスナイプ-470の順にスタートと変則だったため、470級は時間切れとなり、慶應の470優勝が確定。しかしスナイプでも早稲田VS慶應の審問があったものの、慶應が失格したとしても2点早稲田を上回る状況となり、慶應の総合優勝は確定。審問も打ち切りとなってしまい、慶應の完全優勝が確定した。

各クラス7位までのシード争いは、昨年の全日本出場校で占め、中堅校とは力的に差があることを証明した結果だったのではないか?



※【総括】

関東春季インカレは慶應の完全優勝で幕を閉じたが、昨年の全日本完全優勝の早稲田を破ったのだから価値ある一勝だといえる。今年の慶應はかなりの練習を積み、昨年までの雰囲気とまるで違うのが明らかであった。
確かに力は早稲田の方が上回っていたが、チームレースはそれだけではない要素が多分にあることを教えてくれたのではないか?
ここでポイントとなった3つのペアを紹介しておこう。

※長堀友香/鳥羽裕太(慶應義塾大)
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女子スキッパーでは不利とされる強風域のレースながら、2回のトップフィニッシュを飾ったこのペア。しかも審問で勝利し同校の総合優勝に大きく貢献。

※市川夏未/永松瀬羅(早稲田大)
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女子インカレ優勝ペア。失格はしてしまったものの、オールラウンドで勝負できることをアピールしてくれたのは、早稲田470にとって大きな収穫であったといえるだろう。クルー永松もうまく市川をリードしているのも成長の要因か?

※増田健吾/大山誠人(慶應義塾大)
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急成長した増田は、決勝でも3回のトップフィニッシュとまさに絶好調。早稲田スナイプを上回ったのはこのペアがここでも実力を発揮できたからであろう。慶應スナイプにとってはまさに大幅戦力アップとなったことだろう。

※個人成績をみても早慶独占となり、明らかに力の差があることをみせてくれた同大会。6月末には関東個人戦が開催される。ここでも早慶勢独占となってしまうのか?それとも他大学の巻き返しはあるのか?その点を注目して頂きたいと思う。

選手の皆さん、大変お疲れ様でした!

以上




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