2015-06-17 22:00 | カテゴリ:インカレ
関東春季インカレシリーズが終了し、僅か一ヶ月余り、学生セイラーにとってはここからが本番だ。
ますは、9/3~6に愛知・豊田自動織機海陽ヨットハーバーで開催される『全日本学生ヨット個人選手権大会』への出場権を懸けた『関東学生ヨット個人選手権大会』が6/20~21日は470級、6/27~28日はスナイプ級が、それぞれ江の島ヨットハーバーを舞台に実施される。
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【もう既に全日本へ向けての戦いは始まっているのである】

昔からインカレと言えば団体戦が伝統であり、個人戦はおまけ程度の感じではあったが、現在では完全に独立した大会となってからは、チャンピオンシップとして相応しい大会となっている。

今年の関東チャンピオンはどのチームに輝くのか?早速、まずは470級から解説するとしよう。



※参考・過去5年の関東個人戦優勝チーム一覧
関東学生ヨット個人選手権過去5年の優勝チーム一覧
※過去の優勝チームを振り返れば、やはり団体戦でも活躍した各校のエース級が連ねている。今年はどうなるのか?



※【470級展望と解説】 (87艇エントリー・14艇全日本進出)

この大会は、春インカレから一ヶ月余りしか経っていないので、基本的には春インカレの続きと言っても良いだろう。従って優勝した「慶應義塾」、準優勝の「早稲田」から見ていかねばならないだろう。

※春インカレは負けてしまったが・・・『早稲田大』
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【昨年の全日本学生チャンピオンの小泉艇(早稲田大)】

昨年の全日本インカレで優勝した早稲田大だが、ほぼ戦力が変わらない中で迎えた春インカレでは、失格などにより慶應に負けてしまったが、随所に強いレースを見せ、実力的には最上位であることは紛れもない事実である。
5艇エントリーした中で、昨年の関東は準優勝だったものの、全日本では見事タイトルに輝き、名実共に現在学生№1の「小泉颯作/深田龍介」(4年・光/2年・早大学院)が今回の優勝候補筆頭であろう。
春インカレでも個人成績トップと安定感も抜群であり、ここは勝たなければならない一戦となるのではないだろうか?
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【まずは関東チャンピオンに挑戦!岡田/岩井ペア(早稲田大)】

続くのは、昨年はルーキーイヤーで最も注目されたのはやはり「岡田奎樹/岩井俊樹」(2年・唐津西/2年・早大学院)となるだろう。全日本では前半戦の調子がいまひとつで7位と入賞を逃してしまったものの、長崎国体では最年少で470級制覇とやはり一味違うことを再認識させてくれたと言っても良いだろう。十分優勝候補であり、小泉を上回れるかに注目だ。

さらには春女子インカレで優勝し、春インカレでは失格してしまったものの、レギュラーの座を安泰にしたと言っても良い「市川夏未/永松瀬羅」(3年・早大本庄/3年・別府青山)だが、その後も関東470フリートレースでも学生女子最高位と引き続き好調だ。さすがに小泉・岡田に対抗するのは難しいと言わざるを得ないが、女子スキッパーの中では最上位となるのは濃厚であろう。

残りルーキースキッパー2艇については後述する。

※何艇通過できるのか?『慶應義塾大』
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【強風域の走りには定評がある中嶋艇(慶應義塾大)】

春インカレでは、王者早稲田を破った慶應義塾は本当に見事であったし、今年のインカレ戦線において要注目の大学であることを認識させてくれたと言っても良いだろう。
昨年を上回る9艇エントリー。団体戦のレギュラーチームを含め、何艇通過できるのか?

昨年の全日本女子インカレでは惜しくも準優勝、今シーズンに入ってからは、関東女子インカレも準優勝であったが、同校女子インカレ総合初優勝へ貢献。団体戦でも小泉に続く個人成績2位と関東女子トップクラスの「長堀友香/鳥羽雄大」(4年・青山学院/3年・塾高)は通過はほぼ間違いないと思われるが、早稲田勢いや特に強力なライバルとなった早稲田・市川との勝負もどうなるのか?が非常に気になるところだ。

団体戦で個人成績3位の「中嶋 颯/武井裕子」(3年・塾高/4年・慶應女子)や同5位の「樋口 舵/成川健一」(3年・塾高/4年・逗子開成)も安定してきており、優勝を狙える位置まで来てると言えるだろう。

団体戦レギュラー3艇の全日本通過は当然と言うべきだろうが、「多々羅友貴/江頭英翔」(3年・塾高/2年・逗子開成)や「齊藤文人/田中浩三郎」(2年・塾高/4年・桐蔭学園中教)の勢力も十分狙えるであろう。

※この大会はアピールできる大きなチャンスか?『中央大』
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【上位進出となるのか?向野/宮口ペア(中央大)】

春インカレ団体戦3位でありながら、早慶対決があまりにも熾烈だったため、影に隠れてしまった感がある中央大だが、点数的にみれば、あと一歩の所にいる状況だったのだ。団体戦個人成績5位タイの「向野航平/宮口悠大」(4年・逗子開成/2年・唐津西)を筆頭に、昨年ルーキーイヤーながら全日本6位と健闘した「榊原隆太郎/飯塚悠樹」(2年・唐津西/2年・都立国際)、またルーキーでレギュラー出場している「菅野 翔/岡田拓己」(1年・中村学園三陽/4年・中大附属)、昨年も全日本進出している「平原みちる/山崎史也」(3年・別府青山/2年・海城)も含め、4艇全日本進出も可能だろう。

※平均的ではあるのだが・・・『明治大』
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【この2年生ペアが頑張ると同校も大きく変わるのか?鈴木/林ペア(明治大)】

団体戦4位の明治大は、点数的にみても上位とは大きく離されてはいるものの、3艇10番台とある意味堅いレース運びとなっていた。インターハイメダリストコンビ「鈴木颯太/林 宏卓」(2年・福岡第一/2年・別府青山)や昨年も出場した「坂 隼輔/檜垣和希」(4年・逗子開成/2年・逗子開成)、「角野貴哉/林 拓郎」(3年・逗子開成/4年・逗子開成)以上エントリーした3艇はそれぞれ力はあり、上位を脅かせる存在となれるのか?

※もっと力はあるはずなのだが・・・『明海大』
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【明海大のエースは成績も安定している、鈴木/太田ペア(明海大)】

春インカレでは団体戦5位の明海大であったが、戦力は昨年と比較してもそう変化はないはずなのだが、各レース大きく叩いてしまったのが敗因だったか?
昨年も全日本進出した「鈴木祐哉/太田貴弘」(3年・海津明誠/3年・大島海洋国際)を筆頭に、女子インカレでは上位クラスの「林 優季/木村沙耶佳」(3年・羽咋工業/3年・磯辺)や「又村 優/小林 心」(2年・大湊/3年・大島海洋国際)、また一昨年インターハイデュエット優勝のルーキー「楠瀬和旺/玉井瑛士」(1年・唐津西/1年・磯辺)の4艇ではあるが、同校は何故かこの大会と相性が悪いのが気になる所だが、そのジンクスを破り、複数艇が全日本進出となるのか?

※春インカレは惨敗も・・・?『日本大』
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【このペアの潜在能力は抜群なのだが・・・?今井/木村ペア(日本大)】

昨年に比べれば戦力大幅ダウンは避けられないと思われた日本大は団体戦6位と惨敗に見えるが、2回のDSQが原因でここまでの順位となってしまった。しかしながら女子スキッパー「新谷つむぎ/小松日向」(3年・横浜創学館/1年・別府青山)は個人成績7位と地味ながら健闘。昨年の関東チャンピオンクルーチーム「今井拓也/木村直矢」(2年・磯辺/2年・霞ヶ浦)も木村が今井を牽引できれば上位のチャンス。また主将チーム「神谷圭祐/長谷川貴哉」(4年・碧南/3年・霞ヶ浦)や昨年のエース級であり今季復帰緒戦の「玉山千登/市川一帆」(3年・中村学園三陽/3年・平塚学園)も正念場となるだろう。
6艇エントリーした中で何艇通過できるのか?

※期待のルーキー勢はどうなのか?

今シリーズでは各校の期待されるルーキーも多数参戦する。今年は、春インカレの展望で紹介してなかったので、被ってしまう箇所もあるが、まずは470のみ紹介してみよう。

※早稲田大学
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【2013年の唐津インターハイチャンピオン・元津志緒(早稲田大)】

・元津志緒/中島捷人(1年・長崎工業/3年・逗子開成)
・岩月大空/須賀偉大(1年・碧南工業/2年・高槻)

元津は一昨年のインターハイを2年生で制覇。2連覇は逃したものの、順風域までの走りは他と一線を画していた。また岩月はインターハイ6位もそれまでの各種大会では複数回優勝。高校からヨットを始めてこの成績は立派。今後も伸びる要素が十分にあるのではないだろうか?

※中央大学
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【既にレギュラーとして春インカレも出場!菅野/岡田ペア(中央大)】

・菅野 翔/岡田拓己(1年・中村学園三陽/4年・中大附属)

元々神奈川出身の菅野は、高校は九州へ行き、昨年のインターハイではソロ3位・デュエット優勝に貢献。今年度、大学ヨット部に入学した男子の中で、実績は彼が筆頭だろう。

※日本大学
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【今年の日大女子ルーキーは実力者揃い!写真は中山/宮野ペア】

・赤木恒平/本吉剛士(1年・中村学園三陽/4年・中村学園三陽)
・中山由紀美/宮野菜々(1年・唐津西/1年・磯辺)
・新谷つむぎ/小松日向(3年・横浜創学館/1年・別府青山)

先に挙げた菅野の別チームであった赤木は、高校からヨットを始め、インターハイソロ7位・デュエット優勝へ大きく貢献。今シリーズは、高校の先輩・本吉とのコンビで全日本進出を狙う。
また中山由紀美は、姉・由佳がインターハイ2連覇なのに対し、国体SS級2連覇の実績、また宮野はクルーではあるが、2年次の東京国体で準優勝、インターハイソロ6位の実績である。
また新谷とペアを組む小松は、インターハイデュエット優勝の実績であり、クルー不足の日大としては期待されているルーキーの一人だろう。

※法政大学
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【既にレギュラー!今後に期待、足立茉莉花】

・足立茉莉花/田中颯人(1年・別府青山/2年・磯辺)

昨年のインターハイでデュエット優勝に貢献した足立は、春インカレでも予選ではあったが、トップフィニッシュをするなど期待の一人である。

※青山学院大学

・長谷川 碧/小沢昇太郎(1年・宮古/2年・新城)

昨年の強風シリーズのインターハイで見事ソロ優勝を飾った長谷川は青山学院に進学。470に乗り始めて間もないので、今回は勝負にならないかもしれないが、あの素晴らしい走りや、高校時に厳しく鍛えられたことなどから、すぐに頭角を現して来ることだろう。

以上ルーキー勢の活躍は如何に???



※【結論】

※早稲田上位独占か?

◎小泉 颯作/深田 龍介   (早稲田大)
○岡田 奎樹/岩井 俊樹   (早稲田大)
▲中嶋 颯 /武井 裕子   (慶應義塾大)
△長堀 友香/鳥羽 雄大   (慶應義塾大)
△向野 航平/宮口 悠大   (中央大)
△榊原 隆太郎/飯塚 悠樹  (中央大)
△樋口 舵 /成川 健一   (慶應義塾大)
△鈴木 祐哉/太田 貴弘   (明海大)
△今井 拓也/木村 直矢   (日本大)
注玉山 千登/市川 一帆   (日本大)
特注市川 夏未/永松 瀬羅  (早稲田大)

※実力・実績からも早稲田勢が優位なのは当然と言えるだろう。春インカレの雪辱に燃えているなら1・2・3の快挙も狙えるのは同校のみかもしれない。また慶應勢は春インカレに続き、早稲田勢を上回ることができるのだろうか?
また、中央勢・日大勢もここで早慶に迫っておきたいところだろう。果たしてどうなるか?


以上






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