2015-07-11 03:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
インターハイ本番まで約一ヶ月余りとなったが、高校生セイラーの皆さんは練習に励んでいることだろう。
少し遅くなってしまったが、各水域のインターハイ予選はどうだったのか?が、インターハイ出場各チーム関係者の皆さんは気になるところだろう。今年は新たに420級導入初年度であることから、レギュレーションも各水域で違ったようだ。その点も踏まえて、関東水域を除く8水域を一気に解説することに致しましょう。
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【今年から10年間インターハイヨット競技の会場となった「和歌山セーリングセンター」】



①【北海道水域】 ※5/28~31 江差港マリーナ

(男子420級)           (女子420級)
小樽海上技術(北海道) ①     小樽水産  (北海道) ①
(男子FJ級)
小樽水産  (北海道) ①

毎年最初にインターハイ出場が決定する北海道水域であるが、420級は各校1艇ずつ、FJ級は各校2艇ずつで⑥レース実施された中で、男子は小樽海上技術と小樽水産がそれぞれ分け合う形で、女子では昨年も出場した小樽水産がインターハイ出場を決めた。尚、女子FJ級は枠なしであったので、エントリーがなかったことを付け加えておく。



②【東北水域】  ※6/19~21 リアスハーバー宮古

※宮古商業(岩手)が全種目完全制覇!
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【東北大会・420級のレースシーン。来年の国体は宮古で開催!】

(男子420級)※5校         (女子420級)※3校
青森工業  (青森) ②       宮古商業  (岩手) ①・③
大湊    (青森) ③       塩釜    (宮城) ②・④
宮古    (岩手) ⑥       本荘    (秋田) ⑤
宮古商業  (岩手) ①・④    
仙台第一  (宮城) ⑤
※男子は宮古商業が5位以内に2艇となった為、宮古まで進出。女子は宮古商業が3位以内に2艇となった為、本荘まで進出。

(男子FJ級)※4校          (女子FJ級)※3校
青森工業  (青森) ②       大湊    (青森) ④
大湊    (青森) ⑤       宮古商業  (岩手) ①・②
宮古    (岩手) ④       塩釜    (宮城) ③
宮古商業  (岩手) ①・③ 
※男子では宮古商業が4位以内に2艇となった為、大湊まで進出。女子でも宮古商業が3位以内に2艇となった為、大湊まで進出。   
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【今年は宮古商業の出番なのか?女子FJ級優勝の小成/鈴木ペア(宮古商業)】

震災以来ようやく昨年にリニューアルオープンし復活した「リアスハーバー宮古」で開催された東北大会。420級・FJ級共に各校2艇ずつのエントリーで実施され、「宮古商業」が全種目完全制覇の快挙を達成!これはそう簡単に達成することの出来ない素晴らしい記録だ。
特に男子420級では2年生コンビでありながら⑥レースオールトップで優勝した「加藤 卓/向口瑠袈」ペアや、女子FJ級ではこちらもオールトップで快勝した3年生コンビ「小成海舞/鈴木風香」ペア辺りが要注目チームであろう。

男子では青森工業・大湊・宮古、女子では塩釜がそれぞれ両クラス通過、また女子420級では本荘が3年ぶりのインターハイ進出、そして男子420級では伝統校でもある仙台第一は接戦の末、1999年宮古インターハイ以来実に16年ぶりのインターハイ進出となった。
しかし残念だったのが、昨年・一昨年とインターハイ戦線を沸かせた宮古女子が両クラスで敗退するなど、ある意味波乱だったと言えるだろう。



④【北信越水域】 ※6/20~21 滝港マリーナ

※羽咋工業(石川)が15年連続インターハイ種目全制覇!
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【420・FJ同時スタートで実施された北信越大会のシーン】※風の旅人様より

(男子420級) ※2校        (女子420級) ※2校
新湊    (富山) ②      新湊    (富山) ②
羽咋工業  (石川) ①      羽咋工業  (石川) ①

(男子FJ級)  ※1校        (女子FJ級)  ※1校
羽咋工業  (石川) ①      羽咋工業  (石川) ①

1991年(平成3)の石川国体の会場となった「滝港マリーナ」で開催された北信越大会。エントリーは無制限・⑥レースの決着となった中で、北信越のリーダー校・羽咋工業がインターハイ種目15年連続完全制覇と記録を伸ばした。

男子420級では昨年のインターハイを経験した「北原勝祥/小道大輔」ペアがカットレースを除きオールトップ。女子420級では唐津ワールド出場予定の「中谷梓乃/岡本 澪」ペアがこちらもオールトップ。男子FJ級では「松村知哉/高 弘行」ペアもオールトップ。女子FJ級では昨年のインターハイをクルーで経験した「吉田梨沙/佐藤 舞」がペアを組み、こちらもオールトップと全種目オールトップと貫禄を示した。
昨年も女子では気迫溢れるレースをみせてくれたことから、今年も上位進出を目指して頑張って頂きたいものである。

男女420級の2番手は両種目共に新湊となり、インターハイ進出となった。

羽咋工業の強さが目立った北信越だが、2018年国体が開催される福井県勢も強化を開始しており、来年以降は熾烈な争いとなることだろう。



⑤【東海水域】 ※6/20~21 三ケ日青年の家(浜名湖)

※半田(愛知)が全種目通過!
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【東海大会・出艇風景のシーン】

(男子420級) ※4校        (女子420級) ※4校
海津明誠  (岐阜) ②      海津明誠  (岐阜) ①      
碧南    (愛知) ③      相良    (静岡) ②
碧南工業  (愛知) ①      碧南    (愛知) ③
半田    (愛知) ④      半田    (愛知) ④ 

(男子FJ級)  ※3校        (女子FJ級)  ※3校
海津明誠  (岐阜) ③      相良    (静岡) ③           
碧南工業  (愛知) ②      碧南    (愛知) ①      
半田    (愛知) ①      半田    (愛知) ②
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【男子FJ級で優勝した「石川遥都/椿 淳至」ペア(半田)】

1991年(平成3年)のインターハイ会場となった「三ケ日青年の家(浜名湖)」で開催された東海大会。全4種目・各校1艇のみエントリーだったのだが、420級はFJ級を使用して実施されるなど、かなりの特殊な形態でのレースとなった。各校、選手のエントリー配置でも随分変化があったようだ。
その中で半田が420級のエントリーが少ないと見て、FJ級に有力選手を配置した見事な采配で全種目通過を果たす。碧南・海津明誠は3種目、碧南工業は男子2種目、相良は女子2種目の通過となった。
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【女子FJ級で優勝した「川邉朱里/柿元麻衣」ペア(碧南)】



⑥【近畿水域】 ※6/12~14 和歌山セーリングセンター

※ハイレベルな争い!
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(男子420級) ※4校        (女子420級) ※2校
関西学院  (兵庫) ④      関西大第一 (大阪) ①
星林    (和歌山)①      芦屋    (兵庫) ②
向陽    (和歌山)②
和歌山工業 (和歌山)③
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【男子420級優勝の高山/中野ペア(星林)間違いなく優勝候補筆頭!】

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【女子420級優勝の田中/高野ペア(関西大第一)。先日某キー局で2人のドキュメントが放送された】

(男子FJ級)  ※3校          (女子FJ級)  ※2校
清風    (大阪) ④      啓明学院  (兵庫) ①     
関西学院  (兵庫) ①・②    芦屋    (兵庫) ②
芦屋    (兵庫) ③
星林    (和歌山)⑤※
※関西学院が2艇3位以内となった為、清風まで進出。尚、星林は地元開催枠で出場予定。
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【男子FJ級優勝の「平野祐樹/皆川晃輝」ペア(関西学院)】

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【女子FJ級優勝の「安藤 碧/尾井恵子」ペア(啓明学院)】

今年の和歌山インターハイ開催水域でもある近畿大会は「和歌山セーリングセンター」で本番さながら実施され、各校エントリーは無制限で実施され決着した。男子420級では昨年のインターハイソロ準優勝の「高山大智/中野翔太」ペア(星林)が貫禄の優勝。2位には「藤木一誓/藤木海舟」(向陽)の兄弟ペア、3位には昨年の長崎国体シーホッパーSR級チャンピオンであり、ユース界のマルチセーラーの呼び声が高い「矢野伸一郎/山本晟也」(和歌山工業)が入るなど、ほぼ3艇でのマッチレースとなったことから、あまりの強さに他校の関係者は唖然としてしまう状況だったようだ。
ちなみに向陽・和歌山工業は高体連登録し、新たに参加してきたことを付け加えておく。4位には辛うじて「上野 航/藤井洸輔」(関西学院)が滑り込んだ。

女子420級では、昨年のインターハイソロ準優勝、現在女子ユース界トップでもある「田中美紗樹/高野芹奈」ペア(関西大第一)がもちろん優勝。2位には「南野華菜/工藤彩乃」(芦屋)が入り、それぞれインターハイ進出を決めた。

男子FJ級では関西学院が1・2と圧倒、女子FJ級では昨年涙を呑んだ「安藤 碧/尾井恵子」(啓明学院)が優勝し、KGセーリング勢の活躍が目立った。

今年の近畿勢は特に男女420級で優勝候補筆頭のチームが存在し強力である。果たしてどうなるのだろうか?



⑦【中国水域】 ※6/19~21 境港公共マリーナ

※山口・鳥取勢が圧倒!
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(男子420級) ※4校        (女子420級) ※2校
米子工業高専(鳥取) ②      境     (鳥取) ②
境港総合技術(鳥取) ③      光     (山口) ①   
光     (山口) ①   
大島商船高専(山口) ④

(男子FJ級)  ※3校        (女子FJ級)  ※1校
光     (山口) ②      邑久    (岡山) ①
聖光    (山口) ①
大島商船高専(山口) ③

「鳥取・境港公共マリーナ」で開催された中国大会。各種目・各校一艇のみのエントリーで実施された中で、男子420級では、昨年のユースワールドをクルーで銅メダルを獲得した「松尾虎太郎/山野 航」(光)が優勝。松尾は5月のJOCでは星林の高山を破っており、間違いなく優勝候補に挙がることだろう。
女子420級では「中村遥香/森戸 環」ペア(光)が優勝し、見事男女アベック優勝を果たした。

男子FJ級では昨年のインターハイ最終レースで魅せてくれた「西田智輝/重本章吾」ペア(聖光)が、女子FJ級では「入江美帆/堀口詩織」ペア(邑久)がそれぞれ優勝を飾った。

その他では、勢いある山口県勢からは大島商船高専が男子両クラス通過、またインターハイ予選自体も5年ぶりとなった鳥取県勢は3校それぞれが3種目でインターハイ進出となり、大きく躍進した。少子化に悩む同県勢は、420級の導入が決定してから県連が中心となり強化してきた成果がようやく表れたといえるだろう。



⑧【四国水域】 ※6/20~21 高松市立ヨット競技場
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【高松おなじみの微風レースシーン】

※高松商業が3種目制覇!高松工芸は全種目通過!

(男子420級) ※2校        (女子420級) ※2校
高松商業  (香川) ①       高松商業  (香川) ①
高松工芸  (香川) ②       高松工芸  (香川) ② 
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【今年の注目株!女子FJ級優勝の「佐藤まやの/滝下美月」ペア(高松商業)】

(男子FJ級)  ※2校        (女子FJ級)  ※2校
高松    (香川) ①       高松商業  (香川) ①
高松工芸  (香川) ②       高松工芸  (香川) ②

毎年「高松市立ヨット競技場」で開催される四国大会は、全種目・各校1艇のエントリーで実施され、高松商業が3種目で優勝。高松工芸が全種目通過の結果となった。
この中で注目されるのは、5月JOCで後半4レースをオールトップと活躍した女子FJ級の「佐藤まやの/滝下美月」ペア(高松商業)だろう。この大会でもオールトップであり、間違いなく本番でも優勝候補となることだろう。また420級女子でも唐津ワールド出場予定の「松本桃果/多田彩乃」ペア(高松商業)もオールトップで優勝しており、期待しても良いのではないだろうか?




⑨【九州水域】 ※6/12~14 佐賀県ヨットハーバー

※男子は中村三陽・女子は別府青山が完全優勝!

(男子420級) ※7校        (女子420級) ※4校
中村学園三陽(福岡) ①       西南学院  (福岡) ④
福岡第一  (福岡) ③       唐津西   (佐賀) ②     
唐津西   (佐賀) ②       別府青山  (大分) ①
長崎総科大附(長崎) ④       首里    (沖縄) ③
長崎鶴洋  (長崎) ⑥
別府青山  (大分) ⑤
日南振徳  (宮崎) ⑦

(男子FJ級)  ※7校         (女子FJ級) ※4校
中村学園三陽(福岡) ①・③     西南学院  (福岡) ⑤
修猷館   (福岡) ⑦       別府青山  (大分) ①・②           
唐津西   (佐賀) ②       宮崎海洋  (宮崎) ③
宇土    (熊本) ⑨       日南振徳  (宮崎) ④
別府青山  (大分) ⑤・⑥
宮崎海洋  (宮崎) ⑧
鹿児島商業 (鹿児島)④

唐津市にある「佐賀県ヨットハーバー」で開催された九州大会は、関東と同様、420級は各校一艇・FJ級は各校二艇エントリーで実施。男子では昨年のデュエット優勝・九州のリーダー校である中村三陽が両クラス制覇を果たす。男子420級では、昨年のインターハイでソロメダルが目前でありながら最終レースを失敗し、悔しい思いをした「藤野流星/柴田桂祐」ペアが420級に挑戦し見事優勝。男子FJ級では「末次秀光/木下雅崇」ペアが優勝、JOCで優勝した「玉山郁人/原 北斗」ペアが3位と今年も優勝戦線に絡んでくるのは間違いないだろう。

女子では昨年のデュエット優勝・別府青山が両クラス完全制覇を果たす。女子420級では、昨年ソロ7位・デュエット優勝に大きく貢献した「赤嶺華歩/丸山南美」ペアが順当に優勝を飾る。唐津420ワールドにも出場予定であり、インターハイ本番でも期待がかかる。
女子FJ級では「秋吉安恵/帶刀彩衣」ペアが圧勝、「上村真利亜/清原摩耶」ペアが2位と昨年の勢いは続いているようだ。
その他では、唐津西が3種目、西南学院が女子2種目、宮崎海洋は男女FJで2種目、日南振徳は男子420・女子FJで2種目の通過となった。また新たな話題としては女子420級3位に国体シーホッパーSR級の出場経験もある「大城さくら/ 奥永咲恵」ペア(首里)がダブルハンドにも挑戦し、見事同校初のインターハイ進出を決めたのが新しい話題か?

今年の九州勢はFJ級においては優勝候補に名乗りを挙げるチームが多数存在するが、420級でどこまで全国戦線で通用するのか?がポイントだろう。



※簡単ではありましたが、インターハイ各水域予選の結果を解説させて頂いた。この後420ワールドや、FJワールドで果たしてどうなっていくのかが見所であろう。インターハイまで残り一ヶ月、一生懸命練習し、本番に臨んで頂きたい。


以上






                   
                
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