2015-08-11 12:00 | カテゴリ:インカレ
学生3大全日本といえば、各種目3艇ずつのチームレースで争われる伝統の「全日本インカレ」や、個人で争われる「全日本インカレ個人戦」、そして『全日本女子インカレ』だ。
その全日本女子インカレの出場権を懸けた『関東学生女子ヨット秋季選手権大会』が、お盆真っ只中の8/15~16に葉山港を舞台に開催される。
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【春インカレ470級より】 ※この記事全ての写真は羽田氏より

※関東女子インカレ史上最大のエントリー

以前、私はこの女子インカレについて苦言を申し上げてきたが、今年は秋季インカレと全日本女子予選を一本化した結果、史上最大のエントリー数となり、全日本女子並のエントリー数となったことは誠に喜ばしいことではないか?

470級は27艇、スナイプ級は25艇のエントリーであり、各種目とも70%の470級19チーム、スナイプ級18チームが無条件で全日本進出となる。

早速、簡単ではあるが、展望してみるとしよう。

※【470級展望】
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【まずは連覇に挑戦!市川夏未/永松瀬羅ペア(早稲田大)】

今シーズンの最初に春女子インが開催され、優勝したのは早稲田大の市川夏未/永松瀬羅(3年・早大本庄/3年・別府青山)であった。オールラウンドの風域で上位クラスなのはもちろん、正レギュラーでもこのペアで出場しているのも圧倒的に優勢だろう。
文句なしに今回も優勝候補筆頭である。

※市川/永松に続く勢力を挙げていこう。

昨年、全日本女子では惜しくも準優勝、春インは3位であった慶應義塾大の長堀友香/武井裕子(4年・青山学院/4年・慶應女子)は、対抗勢力の筆頭だろう。クルーの武井は関東個人戦で優勝し、レベルアップしていることから、長堀にとってもタイトルを獲れる絶好のチャンスだと言える。まずは関東を勝って、勢いに乗りたいところだろう。

春では準優勝と健闘した法政大の加瀬澤千帆里/國見彩乃(4年・磯辺/2年・聖心女子学院)は、元々力のある選手ではあるのだが、なかなか上位に絡めずにいたが、見事躍進。今回も力を出し切ることが出来るだろうか?

昨年の秋インでは初タイトルに輝いた明海大の林 優季/木村沙耶佳(3年・羽咋工業/3年・磯辺)は春では4位と若干よくなかったものの、2年連続ジュニアワールド代表と充実しているチームだ。得意風域を生かせたなら優勝も可能だろう。

同じ明海大からは、昨年の全日本女子でルーキースキッパー最高位の4位と健闘した又村 優/澤田しおり(2年・大湊/4年・大島海洋国際)もおり、全日本へ向けどのようなレースを見せてくれるだろうか?

そして春インカレ5位、日本大の新谷つむぎ/小松日向(3年・横浜創学館/1年・別府青山)は若干良くはなかったが、ルーキーとのコンビネーションでは時間が足りなかったか?しかしながら今回は上位進出してくれることだろう。

しばらく中央大470級は出場がなく、総合戦線に絡めなかったが、主将の松本遥香/横山南泉(4年・唐津西/1年・桐蔭学園)にも注目だが、クルーは経験が浅く、まずは全日本へ向けての調整との感じだろうか?

※既存勢力に対し、春女子インではほとんど出場していなかった(できなかった)ルーキー勢にも注目である。

まずは昨年の江の島インターハイではソロ10位だったものの、別府青山デュエット優勝に貢献した法政大の足立茉莉花/馬渡凪沙(1年・別府青山/2年・七里ヶ浜)は、関東個人戦でルーキースキッパー最高位の5位と大健闘。ここでも上位進出できる可能性は十分にあり、クルーを馬渡にしたのも首脳陣の期待が足立に注がれていることも十分に覗えるだろう。

そして一昨年の唐津インターハイでソロ優勝を飾った早稲田大の元津志緒/岡田香桜(1年・長崎工業/1年・湘南)も注目してみたいチームだ。元津も関東個人戦では見事全日本権利を獲得、順当に活躍しているといえるだろう。
しかしながらクルーはヨット経験者ではなく、これからのチームではあるが、どうなることだろうか?

さらには国体少年女子SS級で連覇した日本大の中山由紀美/宮野菜々(1年・唐津西/1年・磯辺)はデビュー戦は7位ではあったが、420級ワールドでもこのコンビで出場しており、上位を狙える存在になっていることは間違いないだろう。

最後に昨年の江の島インターハイでソロ優勝した青山学院大の長谷川 碧/上杉なつみ(1年・宮古/1年・駒込学園)も挙げておかなければならないだろう。但しこのチームは始動間もないことから少し割り引いて評価しなければならないが、あの強風インターハイでの彼女の走りは今でも脳裏に浮かぶほどインパクトがあった。今後に期待したいチームである。



※【スナイプ級展望】

※混戦必至!
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【春女子インカレ・スナイプ級のレースシーン】

春女子インでは、慶應義塾大の阿部七海/窪田明莉(4年・酒田西/4年・横浜国際)が初タイトルに輝いたが、新たな勢力が台頭しており、470とは違い、すんなりとはいかないレースとなりそうなのは間違いない。

まずは春・準優勝、中央大の岸 祐花/伊藤未波(1年・相模原中等教育/2年・宮古)だが、スキッパーの岸は全日本個人戦進出も決めており、ノリに乗っているチームだと言える。

さらに春・3位、こちらもルーキー、日本大の池田紅葉/稲垣美穂(1年・横浜創学館/4年・海津明誠)も優勝候補である。
池田と前出の岸は高校時代ライバル関係でもあるが、今年は岸の方が上回っており、池田としてもこのまま黙っている訳にはいかないだろう。
同じ日大からは、春はトラブルRETになってしまったものの、明らかに上位の走りをしていた中山由佳/上田育美(3年・唐津西/2年・宮古商業)も間違いなく優勝候補である。
昨年までの日大勢は女王・持田由美子が女子インカレ界を席巻していたが、彼女のクルーとして一昨年優勝した稲垣、そして昨年優勝の上田と経験値を生かせるのが日大の強みである。

総合優勝を狙うためには重要なチームを挙げていけば、昨年の全日本女子3位、早稲田大の高橋友海/松岡嶺実(4年・桐蔭学園/1年・國學院久我山)や、法政大の根本彩加/石川紗葉子(3年・磯辺/3年・磯辺)、明海大の橋本杏奈/仁杉衣里(2年・霞ヶ浦/1年・熱海)この3チームは、優勝を狙えるだけでなく、総合優勝へのキーポイントなのかもしれない。



※【総合展望】

両クラス共に解説したが、総合優勝はどこに輝くのか?を考えると大激戦必至である。春インカレ優勝の慶應・早稲田・日大・法政・明海・中央の争いとなるだろう。470級で圧倒しそうな早稲田が若干有利だが、慶應が春に続き連覇なのか?日大・法政・明海の台頭はあるのか?その辺りを注目して頂きたい。

※全日本女子に向けて非常に重要なレースとなることは間違いないことから、各チーム全力を尽くし頑張って頂きたい。


以上





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