2015-09-06 01:30 | カテゴリ:国体
国民的スポーツ祭典とも言えば『国民体育大会』だが、このビッグイベントもついに70回記念大会を迎え、セーリング競技は和歌山市にある「和歌山セーリングセンター」を舞台に9/9~9/13の日程で開催される。(※9/9は開会式・トライアルレース)
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【インターハイ・国体の同一年連続開催は史上初!「和歌山セーリングセンター」が舞台の和歌山国体セーリング競技】

セーリング競技は成年・少年種別を合計して10種目あるが、今大会より、インターハイ同様・6種目において艇種変更となり、新時代の幕開けとなる。この艇種変更はJSAFが5年前の千葉国体で監督・選手などに対しアンケートを行い、その結果を基に検討され、今大会から実施される運びになった。
成年・少年合わせて全10種目・各6レースで熱戦が展開される(※今年より4レース成立以上1カット)。多種目であるので、簡単に展望させて頂くことにする。

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【和歌山国体イメージキャラクターの「きいちゃん」 紀州犬をモチーフとし、名前は旧国名「紀伊国」が由来】



①【成年男子470級】

※今年も大激戦か?
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【毎年ハイレベルな戦いであることから、地元開催でも優勝は難しいとされる470級で制覇となるのか?市野/大矢ペア(和歌山)】※東京国体より

オリンピック種目であり、同国体の花形種目でもある「470級」であるからして、毎年強豪揃いなのが特徴ではあるが、既にリオ五輪代表は決定し、今大会は次回の東京五輪へ向けての主導権争いといったところか?

昨年このクラスでスキッパー最年少優勝の大記録を達成した「岡田奎樹/吉田雄悟」(佐賀)の連覇となるのか?に注目が集まりそうだが、地元期待の実力者「市野直毅/大矢勇輝」(和歌山)が千葉国体以来の優勝となるのか?
また一昨年東京国体で優勝の「飯束潮吹/八山慎司」(東京)など挙げればキリが無いほど社会人・学生共に有力チームが目白押しである。今年も大激戦となるだろう。

◎市野 直毅/大矢 勇輝  (和歌山)
○岡田 奎樹/吉田 雄悟  (佐賀)
▲磯崎 哲也/中川 大河  (福岡)
△飯束 潮吹/八山 慎司  (東京)
△河合 龍太郎/小川 晋平 (神奈川)
△高橋 洸志/杉浦 博之  (愛知)  
△近藤 康史/木村 俊介  (茨城)
△小泉 颯作/山近 宏   (山口)
△中村 睦宏/清原 遼   (千葉)



②【成年男子レーザー級】

※初代チャンピオン及び、3連覇となるのか?
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【少年時代には3連覇を達成している南里 研二(三重)は成年でも3連覇を狙う】 ※東京国体より

今年からシングルハンドクラスにおいてはついにオリンピック種目である「レーザー級」に統一される(成年女子・少年男女はレーザーラジアル)
昨年、圧倒的な力で連覇を果たした「南里 研二」が初代チャンピオン&3連覇を懸け、満を持して登場。対抗できるのは3年前岐阜国体チャンピオンの永井久規や地元期待の谷口斉謙までだろう。
またユース界でトップレベルだった樋口 碧や北村勇一郎などの若い世代も登場し、どこまで通用するのかにも注目だ。

◎南里 研二  (三重)
○永井 久規  (愛知)
▲谷口 斉謙  (和歌山)
△樋口 碧   (神奈川)
△北村 勇一朗 (静岡)
△榮樂 洋光  (鹿児島)
△前田 博志  (広島)
△齋藤 大輔  (秋田) 



③【成年男子国体ウインドサーフィン級】

※五輪代表が最多優勝記録更新濃厚!
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【既に7回の優勝は国体セーリング競技史上最高記録!リオ五輪代表の富澤 慎(新潟)】※東京国体より

既にリオ五輪出場が内定している「富澤 慎」が2度目の3連覇&国体8度目の優勝となるのか?に注目ではあるが、私が言うまでもなく、達成するのは間違いないだろう。
果たして富澤を脅かす選手が出るのかどうか?にも注目してみよう。

◎富澤 慎   (新潟)
○板庇 雄馬  (滋賀)
▲尾川 潤   (和歌山)
△倉持 大也  (東京)
△黒石 勇次  (大分)
△福村 拓也  (愛知)
△廣津 秀治  (鹿児島)
△山﨑 大輔  (神奈川)
△市川 和典  (静岡)



④【成年女子セーリングスピリッツ級】

※同級初の3連覇達成となるのか?
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【成女SS級で3連覇を達成すれば史上初!宮川 惠子/栗栖 佐和(和歌山)】 ※東京国体より

SS級だけは成年女子で残ったこのクラスでは、目下2連覇中の「宮川 惠子/栗栖 佐和」(和歌山)が最大の目標としていた地元国体で3連覇の偉業に挑戦する。
一昨年東京国体準優勝・大学の後輩でもある「持田由美子/高橋 舞」(千葉)が先輩を負かすことができるのか?またアテネ五輪代表であり、このクラスのスペシャリストであった「河合由香/松原なぎさ」(大阪)も再登場し、3連覇を阻止できるのか?が見所である。

◎宮川 惠子/栗栖 佐和  (和歌山)
○持田 由美子/高橋 舞  (千葉)
▲河合 由香/松原 なぎさ (大阪)
△平岡 沙希/西尾 知美  (鳥取)
△内冨 明渚/内冨 佳恵  (山口)
△後藤 沙季/岩下 沙織  (大分)
△松下 結 /児島 瑠依  (長崎)
△高橋 友海/北村 好江  (静岡)
△矢田 友美/田中 佑果梨 (石川)
△山本 佑莉/安田 真世  (福岡)



⑤【成年女子レーザーラジアル級】

※姉妹1・2もあるのか?
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【地元国体で力を発揮できるのか?実績抜群の多田 桃子(和歌山)】 ※BHMより

少女SR級では圧倒的な力で2連覇した経験を持つ地元期待の「多田桃子」(和歌山)が優勝となるのか?にまず注目だろう。また妹であり、こちらも少女SR級2連覇の実績である「多田 緑」(佐賀)と共に夢の姉妹1・2なんてこともあるのか?

昨年3連覇はならなかったが、岐阜・東京連覇の「冨部柚三子」(東京)や、昨年準優勝の「蛭田香名子」(愛知)、2度の五輪代表「佐藤麻衣子」(福岡)辺りまでが優勝候補となるだろう。
昨年少年女子で優勝した「池田紅葉」(神奈川)が成年でどこまで通用するのかにも注目である。

◎多田 桃子   (和歌山)
○多田 緑    (佐賀)
▲冨部 柚三子  (東京)
△蛭田 香名子  (愛知)
△佐藤 麻衣子  (福岡)
△池田 紅葉   (神奈川)
△徳重 エリカ  (鹿児島)
△岡 美江    (兵庫)



⑥【成年女子国体ウインドサーフィン級】

※3強の対決か?
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【現在、ウインド女子第一人者の須長 由季(東京)連覇達成となるのか?】 ※東京国体より

昨年・一昨年もそうだったが、五輪代表経験者のレベルは全く違っており、昨年優勝の「須長由季」(東京)と一昨年・東京国体では地元須長の優勝を許さなかった「小菅 寧子」(新潟)の対決や、千葉・山口・岐阜と3連覇を達成した「小嶺恵美」(愛媛)の3強が優勝争いの中心だが、2大会連続の五輪を狙う須長は、さすがに負けられないだろう。これに対し地元・小島真理子(和歌山)、若手期待の伊勢田愛(滋賀)がどこまで迫れるのか?がポイント。

◎須長 由季   (東京)
○小菅 寧子   (新潟)
▲小嶺 恵美   (愛媛)
△小島 真理子  (和歌山)
△伊勢田 愛   (滋賀)
△堀川 智江   (神奈川)
△須賀 愛実   (鹿児島)
△山辺 美希   (福岡)



⑦【少年男子420級】

※超高校級セイラー同士の戦い!
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【地元開催ではさすがに連敗は許されない?ワールドチャンピオン高山/中野ペア(和歌山)】 ※Manzo magazineより

ついに少年部門でも、インターハイと国体で採用艇種が統一され、これで高校生の混乱もなくなるだろう。従って今国体からはある意味インターハイの続きとなる。
レースは420ワールド優勝の「高山大智/中野翔太」(和歌山)とインターハイ優勝の「松尾虎太郎/三浦 匠」(山口)の力が圧倒的に抜けており、どちらが優勝するのかに注目である。この2チームをまとめて破るとすれば、インターハイ準優勝「藤野 流星/柴田 桂佑」(福岡)となるだろう。

◎高山 大智/中野 翔太   (和歌山・星林)
○松尾 虎太郎/三浦 匠   (山口・光)
▲藤野 流星/柴田 桂佑   (福岡・中村学園三陽)
△高宮 豪太/樫本 達真   (神奈川・慶應義塾)
△吉永 風人/三角 光    (滋賀・大津商業/東山)
△加藤 卓 /向口 瑠袈   (岩手・宮古商業)
△榊原 健人/坂本 大成   (佐賀・唐津西)
△北原 勝祥/小道 大輔   (石川・羽咋工業)
△谷川 隆治/柏谷 大樹   (千葉・稲毛)



⑧【少年男子レーザーラジアル級】

※連覇達成となるのか?
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【インターハイでは420級で出場、ユース界のマルチセイラー矢野 伸一郎(和歌山)】 ※長崎国体より

少年のシングルハンドにおいても、レーザーラジアル級が導入され、インターハイでも平成30年度からこの種目を採用することが既に決定している。今までは高体連に属していないユース組が強かったが、今後は多少変化があるのかもしれない。

レースは昨年優勝の「矢野伸一郎」(和歌山)が中心。連覇&初代チャンピオンとなるのか?また昨年、中学生で準優勝を飾った蜂須賀晋之介(茨城)などが逆転候補となるだろうが、混戦模様である。誰が優勝してもおかしくない。

◎矢野 伸一郎  (和歌山・和歌山工業)
○下石 煕    (福岡・西南学院)
▲蜂須賀 晋之介 (茨城・霞ヶ浦)
△高山 颯太   (神奈川・金井)
△杉浦 涼斗   (愛知・碧南)
△岩城 海都   (鹿児島・開陽)
△宮崎 祐次郎  (佐賀・唐津西)
△吉木 伊吹   (長崎・長崎鶴洋)
△花田 義弘   (山口・上関町立上関中)
△山内 健史   (千葉・磯辺)



⑨【少年女子420級】

※二強対決の続きも・・・?
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【国体での初代420級チャンピオンは私達だ!と気合いがはいる田中/高野ペア(和歌山)】 ※Manzo magazineより

男子同様、女子でも唐津ワールドで女子銅メダルを獲得した地元期待の「田中美紗樹/高野芹奈」(和歌山)が中心も、インターハイで田中を破り優勝した「宇田川真乃/齊藤由莉」(茨城)この2強の力が抜けているのは事実だろう。

ただインターハイでも他チームが奮闘したように、またしても軽風域の戦いなら大混戦になるのは間違いないだろう。

◎田中 美紗樹/高野 芹奈 (和歌山・関西大第一)
○宇田川 真乃/齊藤 由莉 (茨城・霞ヶ浦)
▲中村 遥香/森戸 環   (山口・光)
△花井 静亜/水谷 遥香  (岐阜・海津明誠)
△赤嶺 華歩/丸山 南美  (大分・別府青山)
△松本 桃果/多田 彩乃  (香川・高松商業)
△伊神 麻衣/桑野 絵里佳 (神奈川・三浦学苑/横浜英和女学院)
△石井 茜 /盛田 冬華  (千葉・磯辺)



⑩【少年女子レーザーラジアル級】

※ワールド組が優勢か?
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【先日のオランダ4.7ワールド日本代表でもある池田 樹理(東京)】

昨年、初の中学生制覇となるのか?と大いに沸かせた準優勝の「菅沼汐音」(千葉)、3位の「池田樹理」(東京)との優勝争いになるのは濃厚だが、実績からすると池田の方が若干優勢か?

しかし下記に挙げた選手はいずれも実力伯仲であり、誰が優勝してもおかしくはない。

◎池田 樹理  (東京・東海大高輪台)
○菅沼 汐音  (千葉・渋谷教育学園幕張)
▲赤松 里彩  (和歌山・桐蔭)
△佐藤 春菜  (神奈川・七里ヶ浜)
△荒木 陽菜  (佐賀・唐津東)
△長岡 叶子  (香川・高松商業)
△仲 美南   (茨城・霞ヶ浦)
△新田 そら  (三重・高田学苑高田)
△景山 優生  (鳥取・米子工業高専)
△松尾 華   (広島・広島市立古田中)



※天皇杯・皇后杯の行方は?

※以上簡単ではあるが展望させて頂いた。尚・国体では天皇杯・皇后杯の行方が注目されるが、やはり昨年初の栄冠に輝いた「和歌山県」の連覇が濃厚だろう。特に3倍の得点となるダブルハンド全種目において優勝候補筆頭チームが存在するなど、他は太刀打ちできる要素は0に等しいのではないだろうか?


リニューアルされた国体における選手皆さんの健闘をお祈りしております。


以上


※和歌山国体セーリング競技選手一覧表

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