2016-04-12 14:00 | カテゴリ:インカレ
※いよいよ大学ヨット界も2016年シーズンへ突入!
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【今年も女子学生セイラーの争いは熾烈を極めそうである】※全日本女子インカレより、この記事の写真は全て羽田氏より

気温の変動が激しかった冬も終わりを告げ、今年の大学ヨット界も2016年シーズンを迎えようとしている。
入学式・そして新入生勧誘が一段落した所で「関東学生ヨット春季選手権シリーズ」が開幕する。(4/16~17開会式・女子インカレ、23~24団体戦予選シリーズ、30~5/1決勝シリーズ)

まずここでは「女子インカレ」の展望をご覧頂くとしよう。

昨年もご説明した通り、現在の学生ヨット界では団体戦などで、男子相手に活躍する女子学生セイラーが台頭しているのは事実である。従ってこの女子インカレは団体戦へ向け重要なファクターとなるのである。

昨年の女子インカレ戦線を振り返ってみると、慶應義塾大が、春・秋(全日本女子予選)そして全日本女子インカレ全てにおいて総合優勝となり、女子インカレの歴史に新たなページに刻まれたのは記憶に新しい。さて、今年はどうなっていくのか?まずは470級からみていくことにする。



※【女子インカレ470級展望】(21艇エントリー)
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【実力・実績共に最上位!市川/永松ペア(早稲田大)】

昨年の470戦線において、春は早稲田大の市川夏未/永松瀬羅(4年・早大本庄/4年・別府青山)が、秋は慶應義塾大の長堀友香/武井裕子(卒業)がそれぞれ優勝。さらには全日本女子では市川は3位、長堀が準優勝と関東ではこの2艇の実力が際立っていた。その2強の一角であった長堀/武井は卒業し、実績から見れば市川/永松が優勝候補の筆頭であることは間違いあるまい。従って市川/永松に迫れるチームは存在するのか?を中心に見ていくことにする。
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【コンビネーション次第か?元津/岡田ペア(早稲田大)】

同じ早稲田からは、元津志緒/岡田香桜(2年・長崎工業/2年・湘南)もエントリー。インターハイチャンピオンである元津は、昨年の女子インでは振るわなかったものの、個人戦では全日本出場を果たしており、実力は上位である。団体戦でも3番艇候補であることから要注目である。

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【タイトル奪取となるのか?新谷/宮野ペア(日本大)】

昨年の全日本女子では市川に続き、4位入賞となった日本大の新谷つむぎ/宮野菜々(4年・横浜創学館/2年・磯辺)は、当然ながら逆転候補となる。順風域までなら逆転の可能性はあるだろう。

同じ日大からは、昨年ルーキーイヤーで全日本女子7位となった中山由紀美/小松日向(2年・唐津西/2年・別府青山)にも期待がかかる。昨年と違うところは、両艇のクルーを入れ替えた所だ。さらには今冬、同校はあらゆるOBが駆けつけ、相当量の練習はこなしている筈である。その成果に期待してみたい。

また高校時代は420級で活動し、昨年のユースワールド代表の伊神麻衣/工藤彩乃(1年・三浦学苑/1年・芦屋)も参戦し、3艇で上位進出を狙う。

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【このコンビも4年目。優勝を狙う・林/木村ペア(明海大)】

全日本女子2年連続入賞した明海大の林 優季/木村沙耶佳(4年・羽咋工業/4年・磯辺)は、1年次からコンビを組んでおり、ジュニアワールドにも2年連続出場している実力者である。2年前の秋インでは優勝しており、持っている実力を出し切れれば優勝へ大きく近づくだろう。

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【今年は上位進出も可能か?足立/馬渡ペア(法政大)】

女子インカレといえば法政大を挙げなければならないだろう。ルーキーイヤーながら個人戦で全日本進出、団体戦でも見せ場を作った足立茉莉花/馬渡凪沙(2年・別府青山/3年・七里ヶ浜)が中心。後述するスナイプと合わせ、総合も狙える戦力である。

また高校時代足立の後輩であり、一昨年インターハイデュエット優勝に大きく貢献、昨年はインターハイ・国体5位入賞の赤嶺華歩/佐藤春菜(1年・別府青山/1年・七里ヶ浜)もどこまで戦えるのか?にも注目してみたい。

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【復活なるか?平原/横山ペア(中央大)】

法政同様・総合を狙えるという意味では、中央大も注目である。昨シーズンは腰痛によりレース出場がなかった平原みちる/横山南泉(4年・別府青山/2年・桐蔭学園)もどこまで復調しているのか?にも注目だ。

※【470級結論】

前述した通り、実績上位の市川/永松(早稲田大)が優勝に最も近いものの、優勝経験がある林/木村(明海大)や新谷/宮野(日本大)が逆転候補となるだろう。また下級生からは中山/小松(日本大)・元津/岡田(早稲田大)・足立/馬渡(法政大)この3チームが上級生を脅かすことができるのか?がポイントだろう。



※【女子インカレスナイプ級展望】(14艇エントリー)

昨年のスナイプ級を振り返ってみると、春は慶應義塾大の阿部七海/窪田明莉(卒業)、秋は法政大の根本彩加/石川紗葉子(4年・磯辺/4年・磯辺)がそれぞれ優勝。そして全日本女子では、阿部/窪田が同校初のタイトルに輝き、総合初優勝へ大きく貢献した。
またルーキー勢の活躍も目立ち、今年も470級同様激戦となるのは間違いないだろう。早速優勝候補を挙げていくこととする。

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【悲願のタイトル奪取なるのか?中山/上田ペア(日本大)】

昨年上記の3大会において全て準優勝と涙を呑んだものの、実力を大いにみせつけた日本大の中山由佳/上田育美(4年・唐津西/3年・宮古商業)は総合力では最上位となるだろう。昨年の悔しさを晴らし、今年は爆発させることができるのか?

また同校からは、昨年ルーキーイヤーながら全日本6位入賞の池田紅葉/山下美紅(2年・横浜創学館/1年・日南振徳)も十分優勝を狙える。さらには団体戦でも中山・池田はレギュラー濃厚なことから、欲をいえばワンツーを狙い、アピールしておきたいところだろう。

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【コンビネーションも抜群!新艇で2回目の優勝を狙う!根本/石川ペア(法政大)】

もちろん前述した法政大の根本/石川も優勝候補となる。昨年の秋イン優勝・全日本女子4位と実績十分である。新艇でのレース参加も気合いが入ることだろう。

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【今年の活躍にも期待!岸/伊藤ペア(中央大)】

さらには昨年の全日本女子でルーキーながら3位入賞し、最優秀選手賞にも輝いた中央大の岸 祐花/伊藤未波(2年・相模原中等教育/3年・宮古)も十分優勝候補であり、一気に頂上へ上り詰めたい所だ。

そして総合を狙える意味でも明海大の花本菜美/仁杉衣里(2年・聖光/2年・熱海)は注目である。昨年の全日本女子でも9位と健闘。今年は上位進出も狙いたい所である。

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【今年入学した女子の中で文句なしの№1!田中美紗樹(早稲田大)】

とここまでが優勝候補と思いきや、大型新人がこのクラスにエントリーしていることが判明し、要注目なのだ。
昨年の420ワールド女子部門で銅メダルに輝いた早稲田大の田中美紗樹/松岡嶺実(1年・関西大第一/2年・國學院久我山)である。
もちろん彼女は470ではあるが、おそらく女子イン限定でスナイプで出場するものと思われる。先日の定期戦でも470級でオープン参加ながら健闘したことから、スナイプでも十分通用するはずだが、果たしてどうなるのか?初出場・初優勝を狙う。

※【スナイプ級結論】

実績からは中山/上田が最上位なものの、実力伯仲でありレースをしてみないとどうなるのかわからないのが正直な感想だ。さらにはルーキー田中が加わったことで、興味深いシリーズとなるのではないのか?



※【総合結論】

各校・両クラス上位1艇ずつで争われる注目の総合。この争いも稀にみる激戦となるのは、間違いあるまい。優勝候補としては、早稲田・日大・法政・明海・中央以上5校となる。両クラスの安定度からみれば日大が最有力。続くのは未知数ながらスーパールーキー田中美紗樹がスナイプに出場する早稲田。そして両クラス上位可能な法政・明海・中央となるだろう。


今年の女子インカレも話題性十分であり、好レースが期待できるのは間違いない。出場される選手皆さんの健闘をお祈り致します。


以上

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