2016-05-02 12:30 | カテゴリ:インカレ
※慶應義塾大が総合連覇達成!
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【海でも陸でも勝負強さを発揮!春インカレ総合優勝の慶應義塾大】

学生ヨットにおける今年度最初の注目シリーズ、関東学生ヨット春季選手権大会は決勝シリーズが実施され、470級5レース・スナイプ級4レースを消化し、決着。注目の総合は、慶應義塾大が、昨年に続いて連覇を達成し、閉幕した。

※入賞校(6位まで)・シード権(7位まで)獲得校は、以下の通りである。



※【470級最終結果】(15校)
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【2回のトップフィニッシュとリーダーの意地を見せた・玉山/小松ペア(日本大)】

①日本大学       103点(17-30-8-36-12)
※日本大は2年ぶり12度目の470級優勝!
②慶應義塾大学     109点(22-10-15-29-33)
③明海大学       187点(48-33-27-35-37)
④中央大学       195点(22-31-41-26-25)
⑤早稲田大学      204点(28-23-55-37-57)
⑥法政大学       244点(58-39-40-38-56)
⑦東京大学       313点(73-70-54-86-30)

※以上が第83回関東学生ヨット選手権大会の予選シリーズを免除(シード校)

※【470級個人成績BEST5】(スキッパー交代は対象外)
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【日大の準エースとしては合格の成績・今井/市川ペア(日本大)】

①今井 拓也/市川 一帆  (日本大)   29点(2-3-3-12-7)
②多々羅 友貴/江頭 英翔 (慶應義塾大) 30点(13-5-6-3-3)
      /石和 正浩
      /皆川 綾奈
③玉山 千登/濱野 舜斗  (日本大)   38点(6-19-1-11-1)
      /小松 日向
      /長谷川 貴哉
③奥村 将文/木村 直矢  (日本大)   38点(9-8-4-13-4)
⑤樋口 舵 /出口 廣智  (慶應義塾大) 46点(5-4-2-17-18)



※【スナイプ級最終結果】(14校)
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【まさに勝負を分けた早慶スナイプの攻防】

①慶應義塾大学      99点(17-28-22-32)
※慶應義塾大は2年連続6度目のスナイプ級優勝!
②日本大学       111点(16-33-24-36)
③早稲田大学      142点(15-22-61-23)
④明海大学       154点(38-62-34-20)
⑤中央大学       175点(37-47-37-54)
⑥法政大学       201点(53-48-59-40)
⑦明治大学       250点(65-47-48-61)

※以上が第83回関東学生ヨット選手権大会の予選シリーズを免除(シード校)

※【スナイプ級個人成績BEST5】(スキッパー交代は対象外)

①大井 航平/村上 義龍  (日本大)   29点(9-7-9-4)
①杉浦 良介/古坂 信悟  (明海大)   29点(8-2-8-11)
①福士 倖也/山内 健史  (中央大)   29点(5-5-3-16)
④直井 滉耀/増田 喜一  (明治大)   31点(12-3-15-1)
⑤平川 竜也/三宅 功輔  (早稲田大)  33点(3-11-7-12)



※【総合成績】

①慶應義塾大学      208点
※慶應義塾大は2年連続5度目の総合優勝!
②日本大学        214点
③明海大学        341点
④早稲田大学       346点
⑤中央大学        370点
⑥法政大学        445点

※引き続いてレース総括とまいりましょう。



※【レース総括】

各校新体制となり、どのようなメンバーでレースに臨むのか?に私は注目していたが、レース当日の朝、エントリーメンバーを見た所、2つの重要なポイントを発見することになる。それは・・・

①早稲田470級のスキッパーが、全て女子であること

予想された通り、スーパーエース・岡田奎樹は大事をとって欠場し、市川夏未・元津志緒・田中美紗樹で勝負。女子とはいえ、力のあるメンバーである。この布陣で優勝すれば、史上初の快挙だったのだが・・・。

②慶應スナイプが下級生中心のメンバー構成だったこと

初日・慶應の470級はベストメンバーなのに対し、スナイプ級では実績ある佐藤帆海・増田健吾は出場せず、下級生中心のメンバーでレースへ臨むことになった。慶應は伝統的に春インカレでは、多くの部員にレース経験を積ませる方針を採っているのだが、今年からシード制になったことからそれをやらないと思っていたが、まさか決勝でやるとは。それほど自信があるのか・・・・?

そして、決勝シリーズが開幕することになる。


※4/30(土) 天候・晴れ時々曇り  最高気温23度

朝から南風となり、まずは穏やかな風速で第①レースが始まることになる。

470級ではいきなり早稲田・慶應・日大の熾烈な争いとなる。早稲田は市川艇のトップフィニッシュを始め、7-20の28点とまずまずの滑り出し、慶應は中嶋・樋口の2トップが4-5と走り、多々羅艇も13位と22点。しかしそれを上回ったのは、今井艇の2位を筆頭に、6-9のオールシングルでまとめた日大が首位に立つ。

スナイプ級でも3強の争いとなる。早稲田は永松艇のトップフィニッシュを始め、3-14と続き、18点スタートとまずまずの滑り出しだったものの、慶應は4-6-7のオールシングルで、17点スタートと首位に立つ。また日大も中山艇の2位を始め、9-11の22点と3位スタートとなった。

総合では、慶應と日大が同点首位でオープニングレースから激しい争いとなるのであった。

第②レースでは7m/secと絶好のコンディションとなり、力の差が出始める。470級では2位スタートの慶應が、リーダー中嶋艇のトップフィニッシュを始め、4-5と続き、僅か10点と大爆発し、首位に立つ。一方、日大は玉山艇が不本意なレースとなり30点。早稲田はスーパールーキー田中が2位フィニッシュと健闘したものの、23点と僅かではあるが、離され始める。

スナイプでは、早稲田の永松艇が連続トップフィニッシュと勢いがついたものの26点。慶應・日大もそれぞれ28点・25点とほぼ横一線。トータルでは、早稲田が僅か1点差の首位に立つ。

総合は470級で爆発した慶應が抜け出し始める。

第③レースはさらに吹き上がり、平均10m/secのコンディションと沈艇も続出する中、470級ではなんとかレース成立する。その中で日大が1-3-4の8点と大爆発。しかし首位の慶應も2-6-7の15点とこちらも完璧なレースとなり、8点差で首位をキープした。
ところが3位の早稲田は、市川艇・田中艇が沈してしまうなど、痛恨のレース。65点を叩いてしまい優勝争いからは脱落。

スナイプ級では早稲田がパーフェクトの勢いで推移していたものの、あえなくノーレース。早稲田にとってはツキにも恵まれず、総合優勝争いからも脱落することになってしまった。


※5/1(日) 天気・快晴 最高気温26度

この日も吹き上がる予報であったが、午前中はなかなか風が上がってこない。タイムリミットは13時であり、2レース成立できるかどうか?のコンディションであった。

470級の第④レースでは、首位慶應がリーダー中嶋から村瀬にメンバー変更する余裕ぶり。慶應・日大共に決定力に欠けるも、15点差に広がる。

スナイプ級では早稲田が首位も、慶應とはわずか1点差。慶應は満を持して、佐藤・増田の2トップが登場。その第③レースは好調の早稲田・永松に対し、増田・佐藤が襲いかかる展開となる。結果、増田-永松-佐藤となり、暫定では慶應が早稲田を上回るレースとなるも、増田艇と永松艇の間でプロテストが発生する。

時間的に最終レースとなった470級第⑤レース。慶應と日大の差は15点であり、圧倒的に慶應優勢であったが、日大はまたしても完璧なレースを見せる。リーダー玉山が2回目のトップフィニッシュを始め、4-7の12点に抑える。一方慶應は、3-12-18の33点と不本意なレースとなり逆転され、日大のクラス優勝となった。

スナイプ級第④レースでは、早稲田が意地をみせるも、慶應も粘り、得点では僅かに慶應が早稲田を上回ることが確定したものの、先ほど第③レースでのプロテスト結果次第では、総合への影響もでることから、最も重要な局面となるのであった。

結果、慶應・増田艇が勝利し、スナイプ級クラス優勝・総合2連覇が確定した瞬間であった。日大は僅か6点差の総合準優勝。早稲田はこの失格が大きく響き4位。3位には後半まずまずのレースを見せた明海大が入った。

注目のシード権争いは、スナイプ級ではシード校を脅かすチームは出てこなかったが、470級で見事なレースをみせた東京大が7位に入り、シード権を奪取した。

※以上がレース推移であったが、今インカレの率直な感想を述べてみるとしよう。

470級では日大が優勝し、復活の一筋が見えたことは喜ばしい限りであった。昨年もそこそこ戦える状況だったこともあり、期待はしていた。しかも強風域でも微風域でも勝負強いレースを見せられたのは、意思疎通もうまくいっている証拠だろう。仮に慶應・早稲田がベストメンバーだったとしても、今シリーズの勝利は揺るぎなかっただろうと私は感じた。

スナイプ級では昨年に続き、慶應・早稲田のレベルが突出してるのが現れていた。特に強風域では明らかにボートスピードが違う。日大は十分健闘したものの、例年通り強風域でのレースが課題となるだろう。今後どう変わるのかに期待したい。

※総合力の勝利!
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【佐藤帆海主将がミーティングで指示を与えているシーン】

しかし総合優勝した慶應チームの戦いぶりには、正直驚かされた。自信はあったとはいえ、一歩間違えると過信とも思えるメンバー構成で優勝したのだから立派だ。選手層の厚さを他に知らしめただけでなく、今年度の主導権を握ったのは間違いあるまい。

特に今年の4年生は、高校生時代(塾高)に470級ワールドチャンピオン・堤 智章氏の指導を仰ぎ、インターハイでも同高初のデュエット入賞を果たした面々だ。大学に入学後もレベルアップし、ようやくここまできたのだ。今回のシリーズを通して、悲願の全日本総合優勝も現実になるときが来たのかもしれないと私は思うのであった。

ただ、早稲田・日大もこのまま黙っていないだろう。必ず巻き返してくるのは間違いあるまい。まさに熾烈な争いとなるシーズンであることは間違いなさそうだ。


※今シリーズは優勝争いだけでなく、470級で東大がシード権を獲得したり、決勝進出校には、駒澤・青山学院が470級で、電気通信大がスナイプ級で久しぶりに決勝進出したことや、強風レースでも各校健闘していたのが印象に残った。

次の関東シリーズは6月に行われる「関東個人選手権」だが、ここからが本当の勝負であることから目が離せないだろう。今から楽しみである。


以上



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