2016-08-27 23:00 | カテゴリ:インカレ
まだまだ残暑は続いておりますが、夏が終わりに近づくと、大学ヨット界は「3大全日本大会」の時期を迎える。

その第一弾は、全日本学生ヨット個人選手権大会だ。この大会は団体戦のような学校対抗でなく、文字通り個人戦であり、優勝すれば学生ヨット日本一の称号を得られると共に、各校の最終目標である全日本学生ヨット選手権大会(団体戦)への第一歩としても重要な大会である。

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【全日本個人戦開催は実に15年ぶり!関西学連重要拠点の新西宮ヨットハーバー】

個人戦は例年「蒲郡」で開催されるのが通例となってはいるが、今年は第81回全日本インカレが開催される為、新西宮ヨットハーバーに舞台を移して開催されようとしている。(レースは9/2~4・最大9レース制)

各水域の予選を勝ち抜いた470・スナイプ各47チームが出場し、頂点を目指す。

尚、今年は西宮開催ではあるが、シングルハンドレガッタも開催される。

※簡単ではあるが、早速解説してみることにしよう。(エントリーは公式に発表されたが、スキッパーのみの発表だった為、文中上のクルーはあくまでも予想であることをご容赦頂きたい)



※【470級展望と解説】(47艇エントリー)

※金メダリストが登場!

昨年の470級を振り返ってみれば、3大全日本を全て関西学院大が制し、見事な三冠達成であったが、今年はどうなるのか?ではあるが、あのビッグニュースを知っていれば、誰もがこのチームを優勝候補筆頭に挙げることだろう。

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【学生大会初制覇は目前!岡田/岩井ペア(早稲田大)】※羽田氏より

470級ジュニアワールドで日本人初の優勝を飾った早稲田大の岡田奎樹/岩井俊樹(3年・唐津西/3年・早大学院)から語らなければならない。岡田は私が言うまでもなく、ジュニア・ユース時代は、様々な各種大会の記録を持つまさしくスーパースターである。大学入学後も、国体成年男子470級最年少制覇や、今回のジュニアワールドとレコードを作り、申し分ない活躍を見せているものの、学生レースとなるとこの個人戦においては、1・2年次の成績は7-3位であり、未勝利である。ただ今年は関東個人戦も初制覇を果たした。まさしく今年は優勝を狙わなくてはならないだろう。学生全日本初制覇となるのか?


※果たして岡田に対抗できるチームは存在するのか?


まずは岡田ペアが筆頭の関東勢だが、当ブログでも結果をお知らせした通り、2レースしか成立せず、しかも大量BFDで上位校の主力級がこぞって脱落。通過メンバーや実力を見る限り、とてもじゃないが優勝なんて程遠いと言わざるを得ない。

上位進出できる唯一のチームをあえて挙げれば、岡田のクルーで金メダリストとなった日本大の木村直矢(3年・霞ヶ浦)をクルーにする奥村将文(3年・高松工芸)くらいか?

近畿北陸からは、順当に同志社大が1.2.3と占め、昨年6位入賞の渡辺 駿/三好 雅(3年・中村学園三陽/4年・同志社香里)や、矢野航志/寺内孝明(2年・別府青山/4年・緑丘)が上位候補。

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【九州では敵なし!平野/高柳ペア(日本経済大)】※Ff4500様より

九州勢からは決して忘れてはならない日本経済大からは、平野 匠/高柳 彬(2年・長崎鶴洋/2年・羽咋工業)が圧倒的な強さであり、上位候補となるだろう。

そして最後に地元関西水域だ。ここも予選では若干の波乱はあったものの、昨年団体戦で優勝した関西学院大からは、優勝を経験した山本一徹/甲斐晋平(4年・安芸南/4年・別府青山)がエースとなり、それに相応しい活躍を見せている。

また2週後に開催される全日本女子インカレの前哨戦として、女子スキッパーチームにも注目だ。昨年は女子スキッパーの入賞はならなかったが、惜しくも7位だった早稲田大の市川夏未/深田龍介(4年・早大本庄/3年・早大学院)や、関東女子インカレ3勝・明海大の林 優季/木村沙耶佳(4年・羽咋工業/4年・磯辺)、同志社大の平野若菜/山際晋平(4年・長崎工業/4年・同志社)、鹿屋体育大の仲山 好/三谷和也(4年・光/3年・高松工芸)この4チームが入賞候補なのか?

※【470級結論】

結論は既に出ている。岡田を中心にレースは展開されるのは当然だが、関東勢主力級の多くが脱落したのもあり、対抗できる勢力は限られる。総合力を見れば、岡田の初制覇は濃厚であろう。対抗できる勢力は、関学の山本、日経大の平野、また同志社の渡辺・矢野までとなるだろう。



※【スナイプ級展望と解説】(47艇エントリー)

※慶應が実力上位か?

昨年を振り返ってみれば、入賞をほぼ関東勢が占めた中で優勝したのは、同志社大の山田剛士/北原 洋ペアであったが、早稲田・慶應の強さが際立っていたのも事実だった。

今年はどうなるのか?順を追ってみていくとしよう。

その関東勢からみてみると、関東個人戦優勝の平川竜也・昨年5位入賞の永松 礼2チームを擁する早稲田大は、チーム事情により辞退(※あくまでも前向きな辞退)となり、必然的にライバル慶應義塾大が脚光を浴びることになるだろう。

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【優勝候補筆頭!佐藤/関口ペア(慶應義塾大)】 ※羽田氏より

上位校の中でも、昨年とメンバー(スキッパー)が変わらないのは同校だけで、5艇が進出。昨年の実績から見ても3位入賞の増田健吾/片山拓哉(4年・塾高/3年・逗子開成)や、5位入賞の佐藤帆海/関口舜一(4年・塾高/3年・慶應藤沢)は、間違いなく優勝候補筆頭となる。さらに細沼豪太/畠 広樹(4年・塾高/3年・慶應藤沢)を含め、春インカレ・関東個人戦では、ベストメンバーではなかった為、ここでは優勝を狙えるクルー起用で、上位独占を狙い、団体戦へ弾みをつけたい所だろう。

続くのは、関東個人戦で同点準優勝となった明海大の杉浦良介/古坂信悟(4年・碧南工業/4年・磯辺)は、今季好調であり、上位進出できる力はある。同校個人戦初タイトルを目指す。

未知数なのは4艇進出した日本大となるだろう。主将艇・大井航平/村上義龍(4年・土浦日大/2年・宇土)を始め、女子インカレでも上位であり、2連勝中の池田紅葉/安藤 立(2年・横浜創学館/4年・別府青山)や、予選3位通過の中山由佳/青木祐哉(4年・唐津西/3年・土浦日大)が、上位進出を狙う。ただ上位を目指すには、風域が限られるのも事実か?

近北からは、やはり同志社大となるだろう。昨年10位の杉山航一朗/三輪虹輝(3年・清水東/3年・清林館)や、予選では杉山を上回り優勝した岡村俊祐/渥美涼介(4年・西南/3年・大冠)にも注目である。

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【今年の九大スナイプは要注目!高山/加崎ペア(九州大)】 ※Ff4500様より

飛んで九州からは、4艇進出した九州大に注目だ。昨年は二度の英語で脱落したものの、間違いなく実力上位の髙山達矢/加﨑健太朗(3年・上野丘/3年・別府鶴見丘)や、牧野碧依/八並克憲(4年・福岡/2年・筑紫丘)は、団体戦へ向けてもアピールしておきたいところだろう。十分入賞候補である。既に全日本インカレの予選は終了しており、堂々の優勝。気分良くこの大会に臨めることだろう。

そして最後に地元関西勢だ。水域リーダーの関西学院大からは、慶應と同数の5艇進出。その中で一昨年準優勝の西原成駿/誉田智史(4年・関学高等部/4年・芦屋)や、喜田将史/柴田和輝(4年・高松工芸/3年・関学高等部)のツートップで優勝を狙う。

470同様、女子スキッパーの上位候補といえば、前述の池田紅葉・中山由佳(日本大)を始め、中央大の岸 祐花/千葉将貴(2年・相模原中等教育/3年・中大杉並)、一昨年ブレイクした和歌山大の笹川莉奈/田中智史(4年・新湊/4年・富田林)、唯一の女子ペアである鹿屋体育大の仲山 景/此上友唯(4年・光/2年・星林)の動向が気になるところである。

※【スナイプ級結論】

早稲田勢の不出場により、レース経験豊富な慶應の力が抜けているのは事実である。佐藤・増田による優勝争いが中心。九州大のツートップや、そして関学のツートップも決して侮れないが、どこまで迫れるのか?


※選手皆さんの健闘をお祈り致します。


以上




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