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2018-08-18 19:00 | カテゴリ:インターハイ・FJ・420
420級が採用されてから4度目の今大会は、過去3年とは違い、各校2艇まで出場できることや、出場艇数が増えたことだった。まず男子420はどうだったのか?重要な新種目コンバインドとも併せて簡単に振り返ってみることにする。

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【男子420級スタートシーン】



※【レース推移】

8/13(火) 天気・快晴 気温33℃ 風向240° 風速7~5m/sec
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【後続を大きく突き放す玉山/中田ペア(光)】

今年も女子からレースとなった為、男子は正午から始まる。この日2レースで首位に立ったのは玉山/中田(光)だった。トライアルから3連続トップと好調をアピールし、見事な滑り出しとなる。2-2の4点とまとめた小柳/池田(中村学園三陽)が2位、3-3の6点で大谷/山根(宮古)が3位と三者三様きれいなスコアで初日を終えた。

8/14(水) 天気・快晴 気温33℃ 風向265~300° 風速4~3m/sec
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【2日目2レース連続トップフィニッシュの国見/金光ペア(逗子開成)】

この日も2レースであったが、昨日とはガラリと変わり風速が落ち、振れも激しい難しいコンディションとなる。昨日の暫定1~3位チームはまずまずのレースだったものの、それを上回ったのは国見/金光(逗子開成)だった。2連続トップフィニッシュで逆転し首位に躍り出る。一点差ずつで小柳、玉山が続く。ユースワールド代表の倉橋/河津(中村三陽)は4位とまずまずだが、エンジンがかかりきらない。この日香川勢3艇が好調だったが、既にカット順位を抱えており、明日以降も失敗は許されない状況であり、上位3艇は有利な状況となる。

8/15(木) 天気・くもり 気温31℃ 風向170~190° 風速4~3m/sec
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【第6レースでついに三陽ワンツー、コンバインド優勝が確定的となる】

この日は強風予報であったが、それに反してなかなか風速が上がらない。しかも過去三大会になかった南寄りの風となる。ここでの南風は陸から吹く影響で振れも激しい中で重要な3日目になるのであった。

暫定首位の国見/金光は1-3と絶好調、優勝に王手をかける。小柳/池田は6-2とまとめたが首位と3点差に広がり、玉山は5-9と首位まで10点差となり3位キープも、優勝は大変厳しい状況となる。また暫定4位の倉橋/河津はようやく第6レースでトップをとったものの、優勝戦線から脱落となり、メダルをかけて最終レースに臨むのであった。しかし中村三陽はこの時点で初代コンバインド優勝は濃厚となる。

8/16(木) 天気・くもり時々雨 気温31℃ 風向200° 風速7m/sec
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【国見・小柳によるマッチレース、今大会このようなシーンが多かった】※WSCより

残るは一レース、この日も雷雲の影響により出艇が遅れ、なんとか時間ギリギリで男子は実施される。風速の強弱はあったが、7m前後と絶好のコンディションとなる。

暫定首位の国見/金光は下寄りのトップスタート、小柳は国見の下側と事実上のマッチレース。第①マークは国見-小柳の順で回航。一方、玉山と倉橋の3位争いは玉山が出遅れるも、中盤のコース取りで挽回し、こちらも玉山-倉橋の順で回航。大勢は変わりなく、国見がトップフィニッシュで優勝を飾る。2位は小柳、3位は玉山で決した。

※以上が簡単なレース推移であったが、優勝チームと入賞チーム寸評を簡単ではあるが述べるとしよう。



※得意風域を生かしての栄冠!
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【またしても2年生ペアが優勝!国見/金光ペア(逗子開成)】

男子420級の栄冠を掴んだのは、4回のトップを取った国見/金光の逗子開成2年生コンビであった。初日はやや出遅れたものの、得意風域となった2日目からはまさに神がかかった走りであった。最終レースでも小柳/池田をきっちりマークし、完璧な勝利だったといえるのではないのか?

国見は葉山ジュニアの出身であり、昨年も先輩を押しのけレギュラーになり、1年生ながら9位と健闘。今年の稲毛ウィークでも見事な走りで優勝、そしてインターハイへ向けても調整がうまくいったと加藤 真監督は自信をみせていた。
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【私に「絶対いけますよ~」と自信を見せていた加藤監督、右は吉田真浩コーチ】

逗子開成といえば内田伸一監督が有名だが、彼も就任20年目でようやく栄光を掴んだ。私は彼の苦労を知っている一人であるので胴上げされた時は思わず涙が出てきてしまった。1回勝てたとなれば、来年以降も期待できるのは間違いない。しかも優勝したのは2年生コンビ、今度はコンバインドも是非とも狙って欲しいものである。

※見事なレースであった、34年ぶりの優勝おめでとう!



※強いレースで初代コンバインドチャンピオン!
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【堂々たる準優勝!小柳/池田ペア(中村学園三陽)】

今回優勝候補筆頭は中村三陽勢2艇であった。ユースワールド代表の倉橋/河津とヨーロッパ選手権代表の小柳/池田はそれぞれ4位と準優勝に終わり、420級のタイトルまでは届かなかったが、新種目コンバインドは90点超えでの初代男子チャンピオンに輝いた。

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【4位に終わったが、コンバインド優勝に笑顔を見せるリーダー倉橋直暉(中村学園三陽)】

昨年の葉山全日本FJで初めて彼らの走りを観たが、基本に忠実でしかも速く、あの時から今年のコンバインド優勝を私は確信していた。それを達成し、インターハイ新記録を樹立できたことは本当に素晴らしい。

同校は1995年創部、99年宮古大会でソロ・デュエット完全優勝を皮切りに18勝ということは、ほぼ毎年のように優勝していることになるのだから凄いチームと言うのは皆さんもおわかり頂けるのではないだろうか?しかも2003年から続いてる3位以内の記録も16年連続と更新した。

この強さの要因は北方貴紀監督による指導力の賜物であることは間違いあるまい。今年はデュエット時代と同様にコンバインドで優勝することを考え、それを選手たちに徹底させていたに違いない。それは堅いレース内容をみれば一目瞭然だ。ここ7年私も選手の起用法などに触れてきたが、「チームとして勝つためにはどうしたらよいのか?」を常に考え、それを徹底していることが素晴らしいのだ。

この最多勝記録はおそらく破られることはないだろう。それだけ偉大な記録であり、敬意を表したい。


※新記録達成おめでとう!



※420級4年連続入賞!
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【オープニングより連続トップフィニッシュが決め手となった玉山/内貴ペア(光)】

男子420級で初代チャンピオンを生んだ光(山口)から、今年も3位入賞となったのは、玉山義規/中田侑成・内貴航路朗であった。初日2レースで連続トップフィニッシュと好スタートを見せた。中盤は優勝戦線からは脱落してしまいどうなるのかと思ったが、最終レースもスタートが失敗しピンチとなるも、それを凌いでのメダル獲得であった。一上での中盤のコース取りは、絶妙なタイミングでの切り替えだった。またコンバインド3位にも大きく貢献したのは見事ではなかったのか?

交代でクルーを務めた中田と内貴はまだ2年生であり、内貴はOP時代は好成績を残した逸材だ。この経験は必ず生かされることだろう。是非とも期待したい。



※健闘した香川勢
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【3艇一気にフィニッシュする香川勢】

そして5位・6位となったのが香川勢であった。メダル戦線に最後まで絡んだ鈴木 虹/小松 郁吹(高松工芸)が5位入賞、期待の2年生スキッパーであった長谷川真大/藤村龍也(高松商業)が6位入賞であった。そして2度の失格で12位に終わったが、石川和歩/白坂京輔(高松商業)と併せて高商はコンバインドで三陽に続く準優勝となった。やはり香川勢は難しいコンディションになると上位にくると共に高商は2艇とも2年生スキッパーだ。来年は間違いなく優勝候補になることは間違いないだろう。


※以上見応えのあるレースではあったが、コンバインドについて少々触れておくとしよう。優勝した三陽と準優勝の高商は420級2艇での上位進出、3位光・4位逗子開成・5位清風は420とラジアルとの合計。そして6位の膳所は420級2艇が15・16位での入賞であった。やはり420・2艇は有利であり、2艇揃えたならコンバインドの上位を目指しやすいことも来年へ向けても参考にして欲しい。


※女子420級・コンバインドへ続く~


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