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2018-10-03 04:00 | カテゴリ:インカレ
今年の蒲郡全日本インカレ戦線を占う重要シリーズ第85回関東学生ヨット選手権大会は、既に予選シリーズは終了し、いよいよ決勝シリーズが開幕する(10/6~8開催、最大10レース制)

各クラス15校出場の内、両クラス出場は13校であり、それぞれ上位8校が晴れの全日本インカレの舞台へと進出する。

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【蒲郡全日本に進出するのは??全日本個人戦より470級スタート】※この記事の写真は羽田氏より

※決勝進出校は以下表の通りである。




※【決勝進出校】
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※今年の関東チャンピオンはどの大学になるのか?また全日本進出はどうなるのか?簡単ではあるが解説していきたいと思う。




※【第85回関東インカレ展望】

※参考・各大会各校上位3艇の得点データ
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今年度新体制となってからの春季選手権では早稲田大が総合優勝を飾り、今年も関東のリーダーの中心であることを認識させられたシリーズであった。昨年まで中心を担っていた岡田奎樹や永松 礼が卒業しても戦力ダウンすることなく、好スタートを切った。

上記データは春インカレやその後の大会での各校得点データである。単純に各校3艇の得点で計算してある為、厳密なデータとはいえないのだが(※個人戦では4艇以上出場しているチームもある為)、多少は参考になるはずである。

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【全日本個人戦3位の田中/嶋田ペア(早稲田大)】

まず470級から見ていくと、優勝争いはデータを見ればお判りの通り、早稲田大明海大日本大慶應義塾大、以上春インカレ上位4校の争いとなる。その中でも早稲田は、続く関東個人戦-全日本個人戦の上位3艇を合計した得点でも他校を上回るトップの成績であり、優勝候補の筆頭であることは間違いない。

女子でありながら強力リーダーの田中美紗樹/嶋田篤哉(3年・関西大第一/3年・鎌倉学園)を筆頭に、元津志緒/古橋捷太(4年・長崎工業/4年・早大学院)、ルーキー西村宗至朗/秦 和也(1年・清風/3年・早大学院)とレギュラー陣は春と一緒か?

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【もう一度勝負!リーダー楠瀬/玉井ペア(明海大)】

春インカレ第①レースでパーフェクトを達成した明海大は、両個人戦での得点データは良くなかったものの、順風域までなら優勝できる実力があることは間違いなく、エース楠瀬和旺/玉井瑛士(4年・唐津西・4年・磯辺)を筆頭に、鍋岡 薫/青木美優(4年・羽咋工業/2年・磯辺)、花井静亜/鈴木真人(3年・海津明誠/3年・磯辺)とこちらも春と変化無く、再度早稲田へ挑戦し、関東初優勝を狙う。

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【関東個人戦チャンピオンの赤木/佐藤ペア(日本大)】

春インカレで3位だった日本大は、関東個人戦で優勝チームを輩出するなど、まずまずの状況であるが、優勝するためには劇的なレースがないと苦しいだろう。関東個人戦優勝の赤木恒平/佐藤海志(4年・中村学園三陽/2年・大島海洋国際)を筆頭に、女子上位の中山由紀美/中村大陽(4年・唐津西/2年・磯辺)、各大会で健闘している宮野菜々/服部勇輝(4年・磯辺/3年・土浦日大)とこちらも安定したメンバーで早稲田を逆転することができるのか?

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【全日本個人戦4位入賞の村瀬/樫本ペア(慶應義塾大)】

昨年、全日本クラス制覇の慶應義塾大は、戦力が大幅に変化した訳ではなかったが、春は4位と不本意な結果となってしまった。しかし徐々に調子が上がってきているのは、両個人戦をみても明らかである。全日本個人戦で4位入賞の村瀬志綱/樫本達真(4年・塾高/3年・塾高)、6位入賞の高宮豪太/久保田空(2年・塾高/3年・塾高)、3番艇は柳内航平/武内元彦(3年・塾高/4年・塾高)なのか?それとも吉村彰人(3年・塾高)を出場させるのか?クルーも流動的なのでどうメンバーを組むのかは不明だが、優勝まで期待できる布陣である。


※以上4校を紹介したが、これに続くのは春インカレ5―6位の法政大中央大となるだろう。
女子スキッパー3艇で挑む法政はかなり面白い存在であり、4強に割って入ることができるのか?中央は菅野 翔(4年・中村学園三陽)・榊原健人(3年・唐津西)が期待できるものの、3番艇が少々不安。しかしながらこの2校は全日本進出圏内なのは明らかだろう。

そしてここからは全日本ボーダー争いの話となり、今年も熾烈な争いだ。春インカレ7位の千葉大・8位の明治大、そして予選トップの東京大・2位の学習院大以上4校の争いが現実的か?

春時点では、シード校と予選回りとでは実力の差があったが、関東個人戦では千葉・明治ともに苦戦、今大会予選で抜けていた東大・学習院が逆転する可能性は十分にあり得る。千葉・明治共にエースは存在するが、2・3番艇次第というところか?東大は3艇ともに上位を走れる力は持っており、この中では有利なのか?また春より大きく成長したのが学習院である。江の島ジュニアからの経験者である田中智也(4年・学習院高等科)が他を牽引しているのがその要因、ライバルが英語などのミスがあると全日本も見えてくるだろう。


※高レベルの4校
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【全日本個人戦スナイプスタートシーン】

スナイプ級の優勝争いは春インカレでパーフェクトを達成し優勝した日本大、関東・全日本両個人戦で優勝チームを輩出した早稲田大、全日本個人戦で躍進した慶應義塾大、そして優勝も狙える中央大以上4校の力は圧倒的に抜けている。

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【全日本個人戦優勝の松尾/海老原ペア(早稲田大)】

どのチームも3艇揃って強く、また470の優勝候補と同様春インカレと同じ布陣のように思えるが、早慶は若干違う。早稲田は全日本個人戦チャンピオン松尾虎太郎/海老原崇(2年・光/3年・川越東)がスナイプに戻っていること、慶應は全日本スナイプ3位・全日本個人戦準優勝の加藤 卓(2年・宮古商業)が成長したことではないのか?早稲田は関東個人戦でワンツーを決めた岩月大空/三宅功輔(4年・碧南工業/4年・早大学院)や入江裕太/原潤太郎(3年・逗子開成/3年・早大本庄)と万全の体制。

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【全日本2位と躍進した加藤 卓/曽我駿亮ペア(慶應義塾大)】

慶應は上記の加藤 卓/斎藤洋童(2年・宮古商業/4年・九州学院)に加え、全日本4位の松世拓也/小野山裕也(4年・塾高/3年・塾高)、そして全日本7位の岡 豪太/曽我駿亮(4年・公文国際/3年・塾高)のメンバーでいく事だろう。

実際全日本個人戦では慶應が一番上位、そして日大はこの中では一番下の成績と逆転現象が起きている。ただ実力は拮抗しており、どこが優勝するかは本当に予測がつかないが、松尾が戻った早稲田が有利なのか?いずれにせよ各校の作戦次第であり、好レースが期待できることだろう。


圧倒的上位の4校に対し、5番手以降はどうなのか?実力が顕著に出たのは、強風域だった関東個人戦である。シード校をみれば明海大の全日本進出は安泰だが、データから見ても法政大明治大東京大は春の段階で予選組とは470以上に大きな差があったが、油断できない状況ではある。予選組からは関東学院大がトップ通過を果たしたが、シード校を逆転できる唯一の存在であろう。11年ぶりの全日本進出なるか?

但し、成蹊大東京海洋大学習院大も予選では良いレースを見せており、決勝で英語がなく、力を出し切れたなら夢の全日本も見えてくることだろう。


※総合優勝争いは早稲田・慶應・日大の争いなのは間違いなく、早稲田が一歩リード、慶応・日大が喰らいつけるか?中央は470次第、明海はスナイプ次第となることだろう。


※他水域も注目している関東インカレであるが、またしても台風の影響が出そうである。10レースの消化は難しいのかもしれない。果たしてどうなるのか?好レースを期待している。


以上

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