2012-09-13 18:00 | カテゴリ:高校ヨット部はどこへ行く?
前回は、ヨットは特殊な競技であるからして、色々な運営形態があることをお伝えした。では高校ヨット部のメリット・デメリットとは何なのだろうか?

①メリット

(1)お金がさほどかからない。

最大のメリットは経済的な面だろう。当然、学校教育の一環から、比較的安価でヨット競技を楽しむことができる。(部費や遠征費は多少かかるだろうが・・・)

(2)身近に達成できそうな目標がある。

高校ヨット部に所属していれば、ほとんどの生徒は『インターハイ』を意識するだろう。しかしユースセーラーは出場したくてもできないのである。世界を目標にしてる気持ちが前向きな子なら良いが、そうでない子は目標を見誤る可能性がある。

(3)部活を通しての人間性の育成

各高校、人数は多少あるにせよ、さまざまなレベルの子がいる。その中で連帯感・責任感を養う効果がある。インターハイでもデュエット競技があるように、教育としての意義がそこにあるのである。

②デメリット

(1)顧問の問題

これはヨットに限ったことではないが、顧問の問題が最大のデメリットだろう。公立高校では異動で変わることもしばしば、さらに必ずしも顧問の先生がヨットの経験者とは限らない。経験者の先生なら正しい方向に生徒を導けるものと思うが、未経験者の先生では、色々考え方も違ってくるだろう。生徒側がやる気があっても指導者側がやる気がなければ、どうにもならないであろう。
実際、東京都の公立高校全般では、専門のコーチを招聘し、教師の負担を減らすような動きになっているらしい。ヨットにおいても今後の最大の課題なのである。

(2)大会出場の可否

問題は、人数が多いと大会に出れなくなってしまう子が出てくるデメリットはある。スポーツには競争という宿命があるから仕方がないのだが、ヨット人口が少ないのだからなんとかできないものか?と思ったりもするのである(教育として厳しさを教えるという良い面もあるが・・・)

(3)経済的な問題

少子化によって、公立高校は合併が相次いだり、私立高校は倒産する時代である。そんな中でお金がかかる「ヨット競技」に学校関係者は理解を示すだろうか?野球のように宣伝能力があれば別だが、ヨットにはそれがない。特に私立高校は廃部の方向性となってしまうだろう。


※高校ヨット部にもメリットはある。どの県にも最低限のジュニアの受け皿は作るべきである。そうすれば高校から始めた子と合わせて良い効果は期待できる可能性がある。また様々な理由で全員がユースクラブでできる訳ではない。その辺りをもう一度大人たちが真剣に考える必要があるのではないか?と思うのである。


つづく

※追記で実際、高校でヨット競技をやるなら自費でどれくらいかかるか勝手に計算してあります。(1艇だけ)


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①初期費用

・国際FJ級新艇費用(マスト・セール・船台・オーニングなどを含む) 200万円

②毎年の費用

ハーバーに置く費用(月2万円で計算)                24万円
JSAF協会・国際FJ協会に払う費用(2名分)              2万円

③遠征の費用(全部遠征と仮定・例は関東水域)

関東高校選抜大会 エントリー・宿泊代(選手2名・監督・代表保護者・運送代)10万円と計算(安くてw)
東日本FJ
関東大会県予選
インターハイ関東予選
国体県予選
全日本FJ
インターハイ
国体(これは県からでるのでオミット)

※以上の大会に出れば、予備費を含めてざっと100万円はかかる。

④予備の費用

各種整備代・予備のセール・などなど    50万円位か?

合計 約400万円はかかる計算になる。

こうみるとやはり高いですねぇ~~・・・・
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