2012-10-23 00:00 | カテゴリ:外道無量院(インカレ)
※皆さん、大変お待たせ致しました。全日本インカレの「展望と解説」でございます。前回の女子インと同様、「某料理店」で対談しております。さて、私と外道さんは、どのような結論になったでしょうか?(なまちゃん)

びわこ6

ロンドン五輪開催に沸いた2012年シーズンも、学生ヨットは全日本インカレを残すのみとなった。
2008~2010年の早稲田大学の総合3連覇、2009~2010年のスナイプクラス2連覇、及び日本経済大の2008~2010年の470クラス3連覇が、昨年、2011年江の島大会では全ての連覇が途絶え、日大がスナイプクラスと総合の2冠、関西学院大が470クラス優勝に輝いた。

あれから1年、今年はどのようなドラマが待ち構えているのか?

今年は近畿北陸水域担当の年ではあるが、昨年の江の島大会前の評判では、「羽咋でやる、西宮でやる」との噂も出ていた。

しかし、従来どおりの琵琶湖・柳ケ崎YH開催で決着をみたようだ。

大会期間は10月31日~11月4日。レースは11月1日から始まる。


全国9水域の各インカレを勝ち抜いて「全国」の舞台に駒を進めた参加校は、

【470クラス】

北海道:北海道大
東北:東北大
関東:慶應義塾大、早稲田大、日本大、明海大、明治大、中央大、法政大
中部:愛知学院大、愛知大
近北:同志社大、金沢大、立命館大、京都大
関西:関西学院大、関西大、和歌山大
中国:広島大、岡山大
四国:徳島大
九州:日本経済大、九州大、鹿屋体育大

【スナイプクラス】

北海道:小樽商科大
東北:東北大
関東:早稲田大、慶應義塾大、日本大、明治大、法政大、明海大、東海大
中部:名古屋工業大、三重大
近北:同志社大、立命館大、京都産業大、金沢大
関西:関西学院大、関西大、甲南大
中国:広島大、岡山大
四国:香川大
九州:福岡大、九州大、鹿屋体育大

となり、両クラス揃っての出場、すなわち「総合優勝」を争うのは、16校である。

それでは、クラス毎の有力チームの戦力を解説しながら、優勝争いを展望する。


女子インに続いて、今回も「なまちゃん」に登場して頂き、議論することとした。


※470クラス

外道

9月初旬の全日本個選で1~4位&6位とほぼ表彰台を独占した日本経済大勢の力が、今年も個々では抜きん出ている事は誰もが認める。
個選2連覇を果たしたスキッパー・土居一斗(福岡第一・3年)/石井佑典(邑久・3年)は、国体でも五輪代表やNT勢を一蹴して優勝した。この艇を筆頭に、今村亮(羽咋工・4年)/外薗潤平(鹿児島商・4年)、岩下哲也(3年・長崎鶴洋)/磯崎哲也(2年・福岡第一)のほとんど昨年と変らないレギュラー陣に、個選4位の山本孝俊(邑久・3年)、同・6位の波多江慶(福岡第一・4年)らのスキッパー陣が控える強力な布陣は例年通り。

今年も、まともな開催場所なら「鉄板」の本命だろう。

しかしながら、舞台は琵琶湖である。

昨年の江の島大会や今年の全日本女子インでの微・軽風下での彼らの無様な変り様を見ると、そう簡単に今年は?と思うのは私だけではあるまい。

しかし、「課題」ははっきりとしているので、琵琶湖対策を確りと施されていれば、あっさりと優勝するかも知れない。2003年に第一経済大としてインカレにデビュー以来、2005年・2012年の江の島大会と2007年のこの琵琶湖大会以外は全てクラス優勝を果たしているが、果たして、江の島に次ぐ「鬼門」となってしまうのか?

しかし、また、何故、琵琶湖でやるのかね?


なまちゃん

そうですよね~。
今年のIH会場だった「和倉温泉」で開催すればいいのに・・・。
夏なのに良いレースができた。今の時期ならなおのこと良いと思うんですよね。
5年前の琵琶湖インカレもたったの4レースでしょう?しかも微風ですからね。
そろそろ考えた方が良いかと・・・。彦根などの北湖側でもいいですよ?
あ、あまり変わらないかも・・・(笑)

注目の日経大はというと、8月の個人戦で圧倒的な走りをみせ、あれを見たら負ける要素なんかないと誰もが思いますがね。

「明らかに他とはレベルが違う。」

それは土居・外薗組が国体で優勝したのがそれを物語っている。

しかし昨年の江の島大会のような微風下でのあの苦戦ぶりを観てしまうと、「???」となってしまう。

また前回の琵琶湖大会では、走りが悪かったわけではなく、英語で自滅。そこまで相性が悪いようには見えませんけどね。
しかし、琵琶湖では、チームレース力が試されると思います。3艇がそれにに徹することができたなら、ダントツで優勝だろう。

どのような作戦でレースに臨むのか?非常に楽しみですよね。

外道

「地元絶対有利」と過去のデータが物語る琵琶湖大会。

迎え撃つその地元勢の筆頭格は、名門完全復活をかける同志社大。

2006年福岡大会のスナイプクラス優勝(この時も470クラスは水域大会落ち)からながらく低迷が続いたが、今年は水域大会で完全優勝、全日本個選にも470・5艇、スナイプ3艇を送り込み、両クラスに入賞、スナイプでは優勝艇を出して、地元開催に向けて完全復活の雰囲気が漂う。

470クラスは、若いスキッパー陣に先輩クルー、という布陣が中心。

日経大勢の全個・表彰台独占を阻んだ村田俊彦(福岡第一・1年)/東野竜弥(大阪国際大和高田・4年)。この強力なルーキースキッパーに加え、奈良大樹(別府青山・3年)、豊田華世(別府青山・3年)という1年生時からのレギュラー・スキッパー陣を、このところ力を付けた徳重樹(中村三陽・2年)が脅かしている。
クルーも大学に入ってから始めた一般入学組とはいえ、共に長身の立石和也(高松西・4年)と北川英幸(土佐塾・3年)に加え、西野裕太朗(清風・2年)までが激しいポジション争いを展開する環境となり、昨年までに無
かった「競争」という作用が働いているのが復活の原動力だろう。

なまちゃん

地元での完全復活にかける同志社だが、若いスキッパー陣なのが若干気になるんですよね。
また優勝からもしばらく遠ざかってるのもマイナス要素だと私は思います。
優勝するには、いかに上級生クルーがリードできるかにかかっているだろう。

余談だが、1992年に完全優勝した際、「堤 伸浩」氏がクルーなのにもかかわらず、自艇だけでなく、チームメイトに対しても、常に声をかけ続けていたのが今でも印象に残っているんです。「実力+チームレース」で圧倒
的な勝利でした。

そういうレースができたなら完全優勝まであるのではないか?と思います。


外道

最近でも、2006年の福岡大会では水域大会で敗退した470チームから主将の今井信行をスナイプのクルーに乗せ、クラス優勝をしたのは印象的だった。しかし、あれからもう6年か経ったか。

さて、昨年の470クラス優勝の関西学院大。

当時の優勝メンバー6名から抜けたのは1名のみ。その穴を、部員50名以上の激しい競争の中から、新西宮YH界隈にあふれる女子部員の間では「ジャニーズ系イケメン」との評判が高い、ルーキー・神木聖(県芦屋・1年)が埋める。昨年と比べても戦力ダウンとは見えない。

現実に、同志社大と琵琶湖で直接対決した関関同立定期戦(同時に関西学院・同志社の2大学間の対抗戦・「同関戦」を兼ねる)では、総合では1点差で敗れたものの、470クラスとしては勝利している。

エース艇の西尾駿作(関学高等部・3年)、女子エース・スキッパーの松下結(長崎工・4年)に加え、昨年の優勝メンバーのクルー陣は俣江広敬(関学高等部・3年)、溝上遣斗(中村三陽・4年)、疋田大晟(別府青山・2年)と、全員揃って残るのも強みだ。

6年前の琵琶湖大会では、現在の半分にも満たない部員数ではあったが、現在、全日本選手権2連覇中の市野直毅の活躍に加え、スナイプのエーススキッパーの途中乗せ換え等の「奇策」を用い、誰もが驚いたクラス初優勝を果たしている。プラス、弟分・関学高等部がインターハイ・ソロ優勝や、女子インカレでは総合3連覇達成と、チームとして「勢い」がある点も好材料。

以上が、「3強」を形成して展開していくとみた。


なまちゃん

私もやはり昨年優勝の関西学院大ははずせないですよね。

470に関して言うと、2007年優勝、2008年準優勝、2009年準優勝、2010年5位、そして2010年優勝ですから、前回の琵琶湖大会以降は、ほとんど日経大と遜色ないような結果を出してる。

これは、日経大の影に隠れて目立ちませんが、立派ですよね。

それにしても、葉山女子インの時の「美人のみなみちゃん」発言に続き、今回は、「イケメン・ルーキー」ですか!?

またまた、余裕こいてますね~。

まあしかし、昨年と戦力もほぼ変わらず、また日経大が参戦してからは、日大(1回)と関西学院(2回)しかクラス優勝がない。その点も重要視したいです。

うまく戦略がはまれば2連覇まであるのではないか?とは思っていますよ。

昨年も72回大会でも英語を叩かずの優勝。そういう意味でも好印象でしょうね。


外道

前回の2007年琵琶湖大会でクラス優勝した後、続く2008・2009年は、どちらも最終レースでの逆転劇。その最終レースは両方とも変なレースだったし、少し運が向けば3連覇していたかも知れないが、それよりも昨年の優勝には驚いたな。


さて、次に「3強」に続く勢力をみてみよう。

関東で優勝した慶應義塾大。主将の飯野啓太(慶應義塾・4年)/成川健一(慶應義塾・1年)はエース艇に相応しい戦い振りで、前半は懸念された3番艇の長堀友香(1年・青山学院)/小野正人(4年・山手学院)を快走に導き、後半は自らチーム艇を引っ張り、9本中8本をシングルでまとめて見事に早稲田の追撃を振り切り逃げ切った。

2番艇の西内翔(4年・慶應義塾)も、エースクルーの小川晋平(4年・慶應義塾)を乗せながら、中盤まで今ひとつ不調だったものの、早稲田に追い詰められた最終日の2本をともにシングルでまとめて、土壇場で底力を見せた。

なまちゃん

関東インカレで早稲田を破った慶應義塾であるが、ある意味ここが一番不気味な存在でしょうね。


それは、「堤(旧姓・佐竹) 美都子」コーチの采配である。

関東インカレでは470は早稲田の方が上だと私は思っておりました。しかし初日から一度も首位を明け渡すことなく見事優勝。

これは選手の力だけでなく、コーチ力によるものも大きいと私は感じました。

さらに、コーチ自身も選手時代は、琵琶湖での絶対的な自信をもっている。

選手がどこまで吸収できるかにもかかっているが、470陣はエース・飯野艇がいるし、また作戦を実行できる力があると思う。

あっと驚く結果になるかもしれない。


外道

三田会(OB会)が現役支援に熱心なのには感心する。関東インカレでも、早稲田の応援艇が1艇のみだったのに、慶應は4~5艇出ていた。

その早稲田大は、関東では最有力視されながら、結局は慶應義塾大を最後まで捉えきれずに終って準優勝。エース艇・市川航平(早大学院・4年)/石原裕太(早大学院・3年)、女子インカレ・チャンプの山口祥世(長崎工・3年)/谷口諒介(桐朋・3年)、そして3番艇のルーキー・小泉颯作(光・1年)/石橋賢人(早大学院・4年)は昨年の国体で少年SS級を制したチャンプ。

今年の国体でも並み居るメンバーを相手に成年男子470級で入賞と健闘した。国体開催県として公費が注ぎ込まれてジュニア・ユース期に強化された典型的な「国体男」だが、早稲田入学を機に「インカレ男」に変身できれば、将来を含めて面白い存在となろう。


なまちゃん

後のシルシではっきりしますが、私の早稲田への評価は高いですよ。

ルーキー・小泉颯作は国体で名だたる社会人メンバー相手に大健闘して入賞したし、女子インチャンプの山口祥世も琵琶湖の軽風で一段と戦力アップにつながるのでは?

あとは、主将の市川航平が復調すれば、首位争いだって可能な布陣と思うナァ・・・。


外道

2008年西宮大会で、早稲田大・53年振りの総合優勝を果たし、その後の総合3連覇につないだインカレの戦い方に「新機軸」を生み出した関口功志・神谷航路の両コーチ(W・KOJI)が、何があったのかモチベーションを落としているらしい。今年は現地に帯同しないという話を聞いて、私は逆に評価を割り引いた。

そういえば、関東インカレでもコーチボート上に両者の姿は見えなかった。

代わって、2009年牛窓大会で総合2連覇・スナイプクラス初優勝を達成した時の主将、鈴木恵詞が「代理指揮官」として帯同とのこと。

どこまで、「3連覇時代の遺産」を引き継ぎ、指示を徹底できるか?

しかし、前回の琵琶湖大会(2007年)時、小松一憲コーチ(当時)が、470に原田龍之介、村山航、新郷雅史、スナイプに梅野任司、神谷航路、古谷信玄というスキッパー陣を揃え、畠山監督共々、

「創部史上最強のチーム、完全優勝!!」

と、勇んで乗り込んできたが、総合どころか、クラス優勝も無し。

当時のメンバーと比較すると、どうしても重いシルシは?


なまちゃん

琵琶湖とは非常に相性が悪い『日大』だが、全艇が1・2年生という若い布陣。

中村睦宏(2年・中村三陽)が復調の兆し、その他2艇も徹底的に中村艇についていくレースができたなら、波乱をおこせるかもしれない。

実際、関東インカレでも、そのようなレースを意識して実践してたように見えた。

ルーキー若林友世も間違いなく風域は琵琶湖向き、面白い存在となるだろう。しかし問題は2番艇の平松がどこまで復調できるか?にかかってるといえる。


外道

昨年準優勝の日大では、2年生ながら名門のエースを張る中村睦宏(中村三陽・2年)が中心的存在。秋インカレからクルーを清原遼(2年・中村三陽)に変えて復調気味も、スコアのバラツキが気になった。琵琶湖への適性もどうか?不調だった平松良弘(碧南工・2年)も復調すればソコソコには走れるだろうし、三番艇の若林友世(藤
嶺学園鵠沼・1年)は、持ち前の意外性とともに、琵琶湖向きとも思えるので、案外、面白い存在だ。

彼女なんか、「チームとして縛って走らせる」よりは、逆に「放し飼い」にして自由に走らせると「大化け」するタイプなんじゃないか?オリンピックウィークでも、時々、びっくりするような良い走りをする事があったな。


なまちゃん

外道さん、全日本インカレでそれは無いよ。特に琵琶湖ではね・・・

後で説明しますが、それぞれがバラバラで戦って通用するほど今年の日大は力が無いって。昔の黄金時代じゃあるまいし・・・。

ところで、その他のチームに関してはどうですかね?


外道

過去のデータからは、地元勢に注目しなければならないのだが、立命館大は、水域大会で金沢大に負けているようでは入賞までが精一杯か?

穴として面白いのは関西大。両クラスで各2艇以上が女子スキッパーという構成も、今年は琵琶湖開催という事で、逆にプラスに働くことも考えられる。昨年不出場の無念を晴らすのには、絶好の開催場所といえる。

九州大会で日経大に続き準優勝した九州大には、IHで複数年の上位入賞実績がある田中航輝(1年・清風)が、一浪の末に初志貫徹して難関入試を突破して入部しており、どこまで戦えるか楽しみだ。

関東4位の明海大も、脇永達也コーチの指導を受け、念願の両クラス揃っての全日本出場を果たして意気上がる。


なまちゃん

ほとんど誰も気がついてないでしょうが、関東勢では珍しく明海大の国府田監督が、長くやった磯辺高監督時代には琵琶湖と相性が良いのも面白いですよね。

初の両クラス出場となり、しかもその舞台が琵琶湖。なんとなく縁がありそうな感じですよね。

ひょっとすると!?(笑)

最近のインカレでは、「チームレース」でなく、個人戦の延長的な戦いとなっているような気がする。いわば「線と線」の戦いでなく、「点と点」というべきか?

日経大のように圧倒的な実力をもつチームなら「点と点」の戦い方でも十分通用すると思われるが、昨年のように惨敗というケースもある。

「ある意味、エースはいらないのである。」

従って、風に恵まれそうにもない琵琶湖では3艇の中で指揮・指示系統が出来ているチームがあるかどうか?が優勝へのポイントになってくるだろう。

その辺りを踏まえての予想にしたいと思います。

◎・・・・・早稲田大
○・・・・・日本経済大
▲・・・・・関西学院大
△・・・・・同志社大
△・・・・・慶應義塾大
△・・・・・日本大
△・・・・・関西大

昨年、総合4連覇を逃した『早稲田』だったが、昨年もそうだったが、今年の布陣を見ても、実力はある。

あとはどこまでチームレースに徹することができるか?
3連覇もできたのだから、それなりのノウハウは残ってるはずである。
強力なエースは存在しないが、高いレベルだと私は考えてます。

日経大は72回大会では決して悪いわけではなかったようですけどね。やはり英語で自滅している。その辺りを全艇が意識できるかどうかですよね~。

さすがに2年連続で同じ失敗は繰り返さないとみて、対抗にしてみました。


外道

「微・軽風」を予想して、意外にもお互いに「一番人気」確実の日経大を本命に推さない穴狙いのシルシとなった。
パンパンの良馬場なら「鉄板の本命馬」が、「重馬場」苦手で馬場が渋るとカラッキシダメ、という事か?「競馬に例えるな」との非難を承知で敢えて言えば、本来、名馬は条件を問わずに走るものだ。

名セーラーだってそうではないか?

もう少し分かりやすく野球に例えて言えば、直球にはメッポウ強いが変化球はカラキシ打てないとか、どんなに難しい大飛球でも取るが単純なゴロは苦手では、名打者・名手とは言えないのと同じだ。

それでは、私も印にまとめてみる。

◎・・・・・関西学院大
〇・・・・・同志社大
▲・・・・・日本経済大
△・・・・・慶應義塾大
△・・・・・早稲田大
△・・・・・関西大
△・・・・・日本大
△・・・・・九州大
△・・・・・明海大

日経大の位置付けに悩んだが、一歩踏み込んで、「O旗掲揚」未満の微・軽風になると、特にこのチームに対し、「第三の敵」の目が光る事も折り込んだ。
良い風が吹いた場合は圧勝だろうが、この時期の琵琶湖ではそれも期待薄。但し、昨年の江の島のような事はあるまい。事前に分かった条件に「対応策」を用意していないとは思えないからだ。
反面、普段やりなれないスタイルで戦うと、リズムが狂って却って上手く行かなくなるケースもありえるが・・・・。

「勝てばあっさり」、と言うことを含んで、敢えて単穴とさせて 頂いた。

結論は昨年の江の島大会優勝と今年の琵琶湖での定期戦で同志社を破っている実績を重視し、本命・関西学院、対抗・同志社。

4番手には関東を制した慶應義塾大。堤(旧姓・佐竹)美都子コーチは、2004年アテネ五輪女子470級代表で、同志社OGのオリンピアン。京都ユース時代からの琵琶湖育ち。

また、弟分・慶應義塾高の堤智章コーチも1989年・津開催の470級世界選手権チャンプ(堤兄弟・兄)で、同じく同志社大OB(親子2代)・元同大監督というだけでなく、びわこジュニア~膳所高という生粋の「琵琶湖育ち」だ。夫婦で琵琶湖対策を上手く注入出来れば確かに面白い存在だ。

実力者揃いのスキッパー陣を揃える早稲田大は、選手個々の比較では誰が見ても慶應を上回るのは間違いないが、関東インカレの結果というより、前述した理由により評価を割り引いた。また、みなみちゃんの一件でも許せん話を聞いたし・・・・。


なまちゃん

みなみちゃんの一件?ナンですかそれ!?
早稲田大には関係無いでしょうよ?あはは。


※スナイプクラス

外道

近畿北陸水域で、圧倒的な完全優勝を飾った同志社大。

念願の全日本個選タイトルをようやく奪取したエース艇・西村秀樹(4年・中村三陽)/中川健太(1年・延暦寺学園)を中心に、2番艇の野瀬康晃(4年・滝川)/杉原亮太(3年・清風)3番艇の垣野雅人(2年・清風)/柳林俊(3年・洛南)が、全日本個選では5位、7位とオールシングルの順位にまとめ、確実に実力を付けている様子。

控えスキッパーにも、昨年のIHチャンプのルーキー・山田剛士(1年・中村三陽)がいる強力な布陣だ。


名門・同志社大が、久々に全国レベルでも抜きん出た存在か?

琵琶湖では、蒲郡個選ほどの良い条件の再現は有り得ないだろうが、そうは言っても地元中の地元の名門だ。対応は身に染み付いているだろう。


なまちゃん

「絶対本命」西村 秀樹(4年・中村三陽)を擁する同志社が大本命なのは仕方がないですね。

2・3番艇も計算がたつ。が、問題はプレッシャーに勝てるかどうか?でしょうね。
地元特有の重圧により、負けたケースはいくらでもある。いずれにせよ、それだけの実力を有するチームであるといえると思います。


外道

今年の早稲田・同志社の定期戦では、特にスナイプに関して徹底的に同志社の圧勝だった。

その早稲田が関東では「英語」がありながら比較的楽にクラス優勝。ゆえに、今年のスナイプに関して、関東勢は苦しそうだ。

関西インカレを、両クラスで圧倒的な強さを見せて完全優勝した関西学院大を関東勢より上位に評価した。

主将となった若竹翔平(4年・別府青山)/末繁まゆ(3年・別府青山)は、全日本個選でも4位と進歩を見せ、チームを牽引する存在となった。1年生時からレギュラーとして活躍している2番艇の小栗康弘(3年・中村三陽)/山本千紗(4年・追手門)は、強風域は得意とするが、微・軽風域に弱く、琵琶湖でどうかの不安が付きまとう。
3番艇の舟木葵(2年・中村三陽)/太田亮(4年・赤穂)が全風域でソコソコには走るので、2番艇の出来がカギになる。また、同志社に劣らず、こちらも全日本女子インカレのチャンプ・スキッパー、樫原梨乃(3年・啓明学院)が4番手に控える贅沢な布陣だ。


なまちゃん

今、総合を取ってない大学の中では「関西学院」が筆頭ですよね。

しかし、470が勝った時はいずれもスナイプが失敗というケースとなっている。

同志社と遜色ないことから実力はあるが、どこまでチームレースに徹することができるか?
また自信をもって臨めるかであろうと思う。


外道

ここのスナイプは、いつも「英語」が出るからね。反面、470は「英語」が無い年には優勝している。就任3年目を迎えた網野監督だって、いい加減に徹底することだろう。

後述するが、しかしこの点は慶應とは対照的だ。

さて、このクラスでポイントとなるのは関東インカレ優勝の早稲田大の出来だ。個選で同志社・西村艇と最終レースまで優勝を争ったエース艇・加藤文弥(4年・海津明誠)/江口龍馬(4年・幕張総合)を中心に、2番艇・山口優(2年・唐津西)/三ツ木駿(3年・明治学院)、3番艇・島本拓哉(1年・磯辺)/櫛田佳佑(2年・早大学院)という布陣。

エース艇が存分に力を発揮し、インカレ初舞台となる2、3番艇のスキッパーがリラックスして走れるような状況を作り出せれば、関東インカレの再現も可能か?


なまちゃん

春先、調子が悪かった早稲田だが、先日見事クラス優勝した。よく復活したと思う。
エースの加藤艇を中心にまとまって走る伝統はどうやら残ってるようである。
山口優さんの前回の走りは好印象。意思の疎通も出来ている印象です。島本君も1年生の割には頑張っていました。

ポイントとしては全日本でも関東と同じ作戦を実行できるか?にかかってますよね。


外道

私には、関東では優勝・準優勝した早・慶よりも一番力があるように個別には見えた日本大。

安藤嶺(4年・別府青山)/塩谷涼(2年・高松工芸)、西宮敬宏(4年・霞ヶ浦)/大野雅貴(1年・別府青山)、井嶋清芳(2年・霞ヶ浦)/伊村仁志(2年・碧南)と揃える布陣は、力では早稲田に勝るともとも劣らないかと見えた。

関東インカレでは不調の平松に代わって一時的に470スキッパーに使った持田由美子(2年・磯辺)を、琵琶湖ならスナイプでスキッパーに起用する手だって有るんじゃないかな。

とにかく、昨年に取り戻したかに見えた自信が甦れば大逆転も?


なまちゃん

関東インカレで思わぬ負け方をした日大だが、各艇ともトップフィニッシュがあるなど、実力は関東№1だが、チームレースのノウハウが多少欠けている。

しかし、黄金時代の某OBが緊急ミーティングを開き、どうやら叩き込まれたらしいですよ?

そのようなレースが出来れば、同志社をも逆転できる要素はあります。

先日の関東インカレで負けたのが不思議なくらいですから・・・。


外道

その日大に競り勝って関東準優勝の慶應義塾はどうか?

エース艇の畑中翔太郎(4年・慶應義塾)/栗林広行(4年・慶應義塾)の不調を、2番艇・船越慧(4年・慶應義塾)/松垣諭(3年・世田谷学園)、と3番艇には不調の加藤賢人に代わって起用されたルーキー阿部七海(1年・
酒田西)/宮島宏斗(4年・慶應義塾)が予想以上に善戦して頑張った。

全国レベルでは如何にも手薄に思える布陣だが、何処まで戦えるか?

しかし、私が感ずる慶應の特筆すべき点は、今年の関東インカレでも両クラスを通せば早稲田、日大に「英語」があったのに比べ、このところ数年間の主要インカレでは、「英語」には無縁という事だ。今回もそれが無かった。出場艇が増える全日本ではより影響が大きいのは当然。

公認会計士の鳥羽監督が、そのあたりは確りと計算済みなんだろうな。


なまちゃん

慶應スナイプは関東インカレを見ても実力的にはこの位置、優勝争いとなると少々苦しいのは否めない。

しかしエースがいなくても優勝した例はいくらでもある。

「計算高いレース」ができるかどうかが鍵。

へぇ~、慶應の監督さんって、公認会計士なんですか。さすがですね。

それでは、その他の水域含めて、上位に来そうなところをあげてください。


外道

九州インカレで470が落選し、何十年か振りの片クラス出場となった名門・福岡大。部員が減ったことも影響しているのだろうが、今回は470に乗っていた選手もスナイプに乗せ換え、「全部一丸」となって雪辱の構えだ。九州インカレは8月に終っているので、470->スナイプのコンバート等の準備期間としては充分に思える。
2008年西宮大会のように、最後まで優勝に絡んでくるような奇跡を起こせるか?
同志社に続く地元勢の名門・立命館大、個選3位のエース・横田貴大(3年・藤沢西)を擁する明治大、軽量女子スキッパー陣が琵琶湖向き、の関西大あたりも上位進出を狙っている。


なまちゃん

私は関東勢に期待したいですね。

復調したエース横田を擁する明治だが、やはり2番艇、3番艇の動きがポイント。横田君がきっちりリードし、自分をも犠牲にするようなレースをするとわからないが、優勝争いとなると???

福岡大の片クラスはちょっと寂しいですよね。しかしスナイプの一時代を築いた名門校として、プライド溢れる走りは観たいものですね。

それでは、私の予想をまとめます。

◎・・・・・・同志社大
〇・・・・・・日本大
▲・・・・・・早稲田大
△・・・・・・関西学院大
△・・・・・・慶應義塾大
△・・・・・・明治大
△・・・・・・福岡大


外道

こちらは、お互いに同じ本命で、ひねりようがないな。

対抗以下の順番が違うことくらい。生ちゃんが言うように、地元開催が逆にプレッシャーになる自滅パターンしか、負ける要素が無い。

◎・・・・・同志社大
〇・・・・・関西学院大
▲・・・・・日本大
△・・・・・早稲田大
△・・・・・慶應義塾大
△・・・・・福岡大
△・・・・・明治大
△・・・・・立命館大
△・・・・・関西大

地力に加えて地元開催。同志社大の本命は揺るがない。

対抗は、その同志社大との定期戦で唯一、ほぼ互角の走りをした関西学院大。この両チームをまとめて負かすとすれば、本領を発揮できた場合の日本大とした。

関東優勝の早稲田大、準優勝の慶應義塾大が4、5番手。6位入賞を争う順番としては、福岡大、明治大、立命館大、関西大とした。

前述したように、それぞれに見所はあるが、私は特に「全力スナイプ」で望む福岡大と、「全日本スナイプ優勝請負クルー」・上田真聖(福岡大OB)がコーチに就任した関西大に注目したい。



※総合

なまちゃん

あえて穴狙いで、早稲田の総合優勝に期待してみました。

何故なら、今、一番全日本インカレの勝ち方を知ってるチームだからである。もしかしたらクラス優勝がなく総合優勝となるかも・・・?

3連覇当時とは戦力は違うだろうが、「チームレース」という観点からは同志社より上とみた。


普通に考えるなら同志社を優勝候補筆頭に挙げるのが当然だが、総合もかなりの期間遠ざかっているし、その辺りが不安要素。


関西学院も力はつけたが、総合優勝までたどりついてないのが気になる。前回の「雑賀 秀夫」元ヘッドコーチのような優勝経験者の方が指導者だとまた違うと思うんですがね。

◎・・・・・・早稲田大
〇・・・・・・同志社大
▲・・・・・・関西学院大
△・・・・・・日本大
△・・・・・・慶應義塾大
△・・・・・・関西大

どのチームにも言えることだが、まずは英語をつけないこと。特に、びわ湖では『DNF』も警戒しなくてはならない。そこがポイントになると思われますよ?


外道

以前からあったが、「スナイプを制すもの、総合を制す」という事が、日経大の470片クラス参入以降、益々その傾向を強めていないか?しかし、これを逆手に取れれば、470で優勝し、日経大を間に挟めればスナイプで負けても、という計算も立つ。

結論は「同志社大と関西学院大の一騎打ち」。

◎・・・・・同志社大
〇・・・・・関西学院大
▲・・・・・早稲田大
△・・・・・日本大
△・・・・・慶應義塾大
△・・・・・明治大
△・・・・・関西大
△・・・・・立命館大

本命・同志社大、対抗・関西学院大とした。

関西学院大が同志社大に逆転出来る条件は、470での勝利。出来れば日経大を同志社大との間に挟めれば言うことなしだ。但し、強力なスナイプ陣に加え、力を付けた470陣も揃える同志社大が一歩リードと見た。

しかし、不安が無いわけではない。

現在の現役選手達が、誰一人として「インカレの優勝争い」を経験していないという事だ。初日から抜け出せば、「完全」までありえる圧勝劇も有るだろうし、逆に終盤まで接戦にもつれ込んだ場合には、地元開催がプレッシャーとなっての自滅も有り、と言うことだ。

そういった事で、この2校に隙が生じた場合にまとめて負かせる存在としては早稲田大。

どのシリーズでも言える事だが、特に琵琶湖では、「第1レースの入り方」をはじめとする「前半戦」が重要と考える。


「先手必勝」


前半苦しんだ関東インカレでも、終って見ればスナイプ/総合の2冠を達成して地力が有ることを見せた。これを、第1レースから良い入り方をし、同志社や関西学院と互角か差が少なくに前半を終える事が出来ればチャンス到来か?しかし、関東でも470では慶應を最後まで捉え切れなかった点に、「3連覇時代」に比較すると、どうしても
「チーム力」としての衰えが気にはなる。


同志社・関西学院の2校に、前半戦からまともに走られたのではかなり分が悪いか?

同様に、日本大、慶應義塾大の関東勢上位校も、同・関・早の各校に「英語」が飛び交うような荒れた展開になれば優勝争いにまで絡んでくるだろう。

如何に波乱の琵琶湖開催とはいえ、この「5強」の中から総合の優勝校が出るのは間違いない。


残る入賞の「6位争い」としては、明治大、関西大、立命館大あたりが有力だが、関東の新興勢力、明海大も絡んでくれればさらに面白くなりそうだ。


以上


出場選手の健闘と幸運を祈る。


合掌


外道無量院/なまちゃん 共作




































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