2017-10-10 06:00 | カテゴリ:インカレ
※早稲田大が完全優勝!

全日本インカレ最後の出場校が決まる第84回関東学生ヨット選手権大会は、軽風域のコンディションながらも470級9レース・スナイプ級8レースを消化し、決着した。

他水域も注目していた優勝争いは、全日本総合3連覇中の早稲田大学がチームレースの王道とも言うべきレースを展開し、両クラスで圧倒!見事2年ぶり4度目の完全優勝を達成した。

※入賞校(6位まで)及び、全日本出場校(各クラス8位まで)は以下の通りである。

早稲田
【力で他をねじ伏せ、完全優勝を果たした早稲田大チームの皆さん】※同校FBページより



※【470級最終結果】  (15校)
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【今年は全日本470を学生にして史上最年少の優勝記録を樹立!岡田奎樹主将と秦クルー】※羽田氏より

①早稲田大     264点(28-28-20-30-25-10-16-14-95)
※早稲田大は4年連続12度目の470級優勝
②慶應義塾大    303点(26-39-23-60-33-33-41-28-20)
③中央大      373点(41-44-54-70-44-37-28-27-28)
④日本大      381点(34-27-33-51-75-62-27-36-36)
⑤明海大      447点(46-48-30-62-43-62-36-41-78)
⑥法政大      516点(42-56-60-41-32-34-81-91-79)
⑦千葉大      562点(50-69-89-70-68-40-88-58-29)
⑧東京大      578点(93-62-65-31-79-53-81-63-61) 

※【参考】470級個人成績トップ6
田中/岩井
【岡田は最終レース交代した為、個人成績トップは田中/岩井ペア。実に安定(早稲田大)】

①田中 美紗樹/岩井 俊樹  (早稲田大)   44点
②村瀬 志綱/樫本 達真   (慶應義塾大)  80点
③榊原 隆太郎/岩田 慧吾  (中央大)    90点
④中山 由紀美/工藤 彩乃  (日本大)   101点
⑤斎藤 文人/出口 廣智   (慶應義塾大) 103点
       江頭 英翔
⑥楠瀬 和旺/玉井 瑛士   (明海大)   111点



※【スナイプ級最終結果】 (14校)
第84回関東インカレ 197
【圧勝!最終レースは1-2-4で締めた早稲田大スナイプチーム】

①早稲田大     162点(25-14-40-9-48-10-5-9-7)
※早稲田大は2年ぶり9度目のスナイプ級優勝
②中央大      248点(40-39-19-25-27-25-30-43)
③慶應義塾大    300点(24-28-49-40-44-49-51-27)
④日本大      341点(39-41-60-37-36-22-44-62)
⑤明海大      460点(33-59-42-72-64-83-60-57)
⑥明治大      462点(61-60-96-30-30-51-67-65)
⑦東京大      499点(91-55-59-42-36-51-69-64)
⑧法政大      541点(96-76-43-108-65-58-52-53)

※【参考】スナイプ級個人成績トップ6
第84回関東インカレ 201
【全日本個人戦優勝の力を見せつけた永松/川上ペア(早稲田大)】

①永松 礼 /川上 健太   (早稲田大)   28点
②松尾 虎太郎/坂上 宗輝  (早稲田大)   49点
③花本 菜美/岩井 裕樹   (明海大)    65点
④鈴木 颯太/安藤 駿佑   (明治大)    65点
⑤高山 颯太/千葉 将貴   (中央大)    75点
⑥岸 祐花 /齋藤 健斗   (中央大)    76点



※【総合成績】   (11校対象)

①早稲田大     426点(264+162)
※早稲田大は2年ぶり12度目の総合優勝
②慶應義塾大    603点(303+300)
③中央大      621点(373+248)
④日本大      722点(381+341)
⑤明海大      907点(447+460)
⑥明治大     1046点(584+462)

※全日本進出を決めた各校ならびに関係者のみなさん、誠におめでとうございます。続いて総括。



※【470級総括】
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【3番艇の責任を果たした元津/須賀ペア(早稲田大)】

優勝した早稲田大は、スーパースター岡田/秦が4回、女子スキッパー田中/岩井が2回のトップフィニッシュと1・2番艇は実に安定し、あとは3番艇を引き上げるのみというチームレースの王道とも言うべきレースを展開。その3番艇元津も2日目の最終第⑦レースでトップフィニッシュで2位慶應に100点差をつけ、この時点で優勝は決まり。最後はルーキー佐香将太を出場させ、BFDとなったものの、上位で走れる力を見せられたことはさらなる収穫であったのではないだろうか?

他の上位校は完全に力でねじ伏せられた感じであり、語ることが何もなくなってしまう位早稲田は「強かった」の一言に尽きるのではないのか?

注目の全日本進出8位争いは2日目が終わって時点で7位明治・8位東大・9位千葉の順。明治はまずまずの得点で推移しており、東大と昨年初の470級全日本進出となった千葉との争いとなるかに思われたが、最終日第⑧レースで7位明治は32-33-34の99点とまさかの大叩きしたのに対し、東大は63点、千葉は58点と明治に大きく迫る。時間的に最終レースとなった第⑨レースで明治はまたしても78点と大ピンチに対し、9位千葉は5-8-16の24点と素晴らしいレースを展開し、一気に逆転。7位で2年連続の全日本進出を決め、東大も千葉に逆転されはしたものの、61点に抑え明治を逆転、9年ぶりの全日本進出となった。まさに劇的な幕切れであった。



※【スナイプ級総括】
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【ますます走りに磨きがかかる松尾/坂上ペア(早稲田大)】

春と同様に今シリーズも早慶の争いになるかと思われたが、470級と同様、早稲田が全日本個人戦1・2位の永松/川上、ルーキー松尾/坂上の2艇が文句なしの強さであり、序盤から完全に主導権を握る。

各校とも3番艇が苦戦する中、中央大のみが約30点ペースで早稲田に喰らいつき、2日目終了時点で31点差の2位と健闘。しかしながら早稲田は最終日に大爆発!第⑦レースで1-3-5、第⑧レースで1-2-4とほぼパーフェクトと圧巻のレースをみせ、文句なしの制覇となった。

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【全日本個人戦でも健闘!菅原/多賀谷ペア(東京大)】

スナイプ級でも注目は8位争いであった。シード6校は安泰であったが、残り2枠をめぐって東大・学習院・法政の3校による争いとなる。まずこの中から東大が抜け出す。全日本個人戦出場の菅原/多賀谷が上位校リーダー並の活躍により、2日目終了時点でほぼ全日本進出は確実となる。

残るは法政と学習院の争いであった。特に法政は大苦戦であり、第⑤レースまで、学習院に60点差をつけられる大ピンチ。しかし残り3レースで力の差が出始め、第⑦レースで逆転、辛くも全日本進出を決めた。スナイプ級初出場を狙った学習院は、4年前と同様の対決で次点となるも大健闘ではなかったのか?


※32年ぶりの両クラス全日本進出!

早稲田の完全優勝で幕を閉じたが、全日本総合4連覇へ向け、順調に推移しており、力的には濃厚と申し上げておくことにしよう。
残念ながら他上位チームは中央スナイプの見所があった位で、完全に霞んでしまった。そこで視点を変えてみることにする。

やはり今大会は東京大が両クラスで全日本出場を決めたことではないのか?同校が両クラス出場となるのは1985年江の島大会以来実に32年ぶりなのである。昨年も470はあと一歩の所で全日本を逃したが、今年は堂々の両クラス進出は見事であった。

数年前から学生自身ががレジェンド小松一憲氏(1976年モントリオール五輪470級代表など)にコーチを依頼し、OB会もバックアップし、見事開花。同氏は早稲田のコーチでもあるために、日本一のチームと合同練習もできる環境となる。その中で自分達のレベルも正確に把握できるのが大きな強みであり、今回の両クラス進出となったのではないだろうか?

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【シングルも取り、最終日も2度の十番台でまとめた小野/角出ペア(東京大) 小野は高校時代インターハイには出場できず悔しい思いをしている。一浪し最高学府に入学、ヨットを続けたのは嬉しいことではないのか?】

さらには470級では塚本将史(2年・逗子開成)や小野万優子(2年・西南学院)などのヨット経験者や、スナイプ級では「本当に大学から始めたの?」と思わせる位上位校と遜色ない活躍をみせる関東学連委員長・菅原雅史(4年・開成)は、まさに小松氏がコーチした成果なのであろう。久々の全日本だが、総合上位を目指し是非とも頑張って頂きたい。

※これで全日本出場校は出揃った。是非とも全日本本番では頑張って欲しい。


以上

※【第82回全日本学生ヨット選手権大会出場校一覧】
第82回全日本学生ヨット選手権大会出場校
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