2017-08-17 06:00 | カテゴリ:インカレ
個人戦が独立してからは、初めて夏真っ只中に開催された全日本学生ヨット個人選手権大会は、蒲郡で実施され、軽風のコンディションで、470級⑦レース・スナイプ級⑤レース成立し決着。

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【470級熱戦の様子】 ※中部学連より

470級では並みいる強豪が集結した中で、関西学院大の有岡 翼/大野将寿が、最終日に逆転優勝。スナイプ級では初日から絶好調、早稲田大の永松 礼/川上健太が制覇と共に、最優秀選手賞にも輝き、閉幕した。

※各クラスの入賞チームは以下の通りである。



※【470級最終結果】  (53艇)
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【価値ある優勝!有岡/大野ペア(関西学院大)】 ※Manzo Magazineより

①有岡 翼 /大野 将寿  (関西学院大) 22点(8-3-7-(30)-1-2-1)
②岡田 奎樹/秦 和也   (早稲田大)  30点(4-7-4-3-7-5-(18))
③楠瀬 和旺/玉井 瑛士  (明海大)   32点(9-9-2-2-3-(21)-7)
④矢野 航志/原田 勇毅  (同志社大)  40点(18-2-3-5-9-3-(35))
⑤平野 匠 /高柳 彬   (日本経済大) 42点(5-(12)-1-8-6-12-10)
⑥中山 由紀美/工藤 彩乃 (日本大)   51点(1-8-5-1-17-(23)-19)


※初日から田中美紗樹/岩井俊樹(早稲田大)、そして中山由紀美/工藤彩乃(日本大)の女子スキッパー陣が活躍し、ワンツー発進と周囲を驚かせるも、優勝候補筆頭・岡田/秦(早稲田大)や関東個人戦優勝の楠瀬/玉井(明海大)も順当に続く。

2日目は③レース実施され、首位の田中/岩井は2度の二桁順位で脱落。代わって同点首位に立ったのは、オールシングルの岡田/秦と楠瀬/玉井となり、最終日を迎える。

ところがカットが入る第⑥レースで2位フィニッシュとなった有岡/大野(関西学院大)が第④レースをカットできたことにより一気に首位に立ち、さらには矢野/原田(同志社大)も同様に上がってくる。

最終決戦となった第⑦レースでは首位に立った有岡/大野がトップフィニッシュで締め、470級優勝に輝く。2位は岡田/秦、3位は楠瀬/玉井となりレースは終了した。

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【470級入賞チーム】 ※広島のMさんより



※【スナイプ級級最終結果】 (53艇)
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【最優秀選手に輝いた永松(右)/川上ペア(早稲田大)】※広島のMさんより

①永松 礼 /川上 健太  (早稲田大)  11点(1-1-2-4-3)
②松尾 虎太郎/坂上 宗輝 (早稲田大)  17点(9-3-3-1-1)
③池田 紅葉/林 佳奈   (日本大)   26点(2-17-1-2-4)
④杉山 航一朗/三輪 虹輝 (同志社大)  51点(7-13-9-16-6)
⑤太中 賢 /関口 舜一  (慶應義塾大) 62点(3-5-4-11-39)
⑥津島 範之/尾川 翔   (甲南大)   62点(21-4-8-14-15)


※初日1-1と圧巻のレースをみせたのは、優勝候補筆頭の永松/川上(早稲田大)であった。関東個人戦優勝の太中/関口(慶應義塾大)がこれに続く。

しかし470級とは違い、2日目は1レースのみの成立に留まり、失敗は許されない状況に追い込まれるも、上位は崩さずそのままキープし、これに続いたのはルーキー松尾/坂上(早稲田大)と、女子インカレ覇者の池田/林(日本大)が続き、優勝争いは事実上この4チームに絞られた。

最終日、ここまでスナイプ級は3レース成立とカットが入る第⑥レースまで実施されるか微妙な状況となり、優勝するためには失敗は許されない状況下の中で、首位の永松/川上は4-3と無難にまとめ悲願の初制覇、そして松尾/坂上がこの日1-1と活躍し、早稲田ワンツーフィニッシュ。3位には女子ペア池田/林が入り、レースは終了した。

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【スナイプ級入賞チーム】 ※広島のMさんより



※スキッパー転向間もない個人戦制覇

470級の結末に彼を知っている方なら、誰もが驚いたことだろう。スキッパーの有岡は山口・光高時代は、クルーとして東京国体SS級で優勝。大学に入ってからもしばらくはクルーであったが、スキッパーに転向し今年の関西個人戦では優勝と躍進するも、岡田を始め、並みいる強豪を破っての優勝は、素晴らしいとしか言いようがない。

各校、高校時代クルー出身の選手はなかなかスキッパーに転向させるのは非常に難しい状況であるが、努力すればここまでになれることを教えてくれたのではないだろうか?誰もが拍手を送りたいと思わせる素晴らしい優勝であった。

またスナイプ級で優勝した永松は1年次から団体戦で活躍し、個人戦でも入賞経験ありながらも、昨年はチーム事情により辞退と歯がゆい思いをしてきたが、最後のチャンスで爆発させたのは見事であった。学生№1に相応しい優勝だったのでは?さらにはルーキー松尾も準優勝と団体戦総合4連覇へ向けても、弾みがついたのではないだろうか?

さらには女子スキッパーも活躍。両クラス共に女子スキッパーが制覇した事例があるが、それを期待させた470級の中山/工藤は、4年ぶりの女子スキッパー入賞。そしてスナイプ級の池田/林は3年ぶりと日大女子の強さが際立っていたことは間違いないだろう。同校女子インカレ連覇達成へ向け、他校にプレッシャーをかけることができたのではないのだろうか?


※来年の個人戦は、史上初の東京開催となり、東京国体が開催された若洲海浜公園ヨット訓練所で実施予定である。相模湾で活動が中心の関東学連にとって、東京での開催は悲願なのではないだろうか?今から非常に楽しみである。


以上



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