2017-09-18 05:00 | カテゴリ:インカレ
※日本大が2度目の総合二連覇&最多勝更新!
日大
【昨年とほぼ同じ勝ち方であった総合7勝目の日本大女子チーム 左から工藤彩乃・中山由紀美・宮野菜々・池田紅葉・林佳奈】※羽田氏より

神奈川・葉山港で開催されていた女子学生セイラーの祭典、日建・レンタコムカップ、第26回全日本学生女子ヨット選手権大会は、台風18号の影響が心配されたが、両クラス共に7レース成立し決着。

470級では初日圧巻の3連続トップフィニッシュの走りをみせた慶應義塾大の村瀬海里/皆川綾菜が同点ながらも同校470級初制覇。

スナイプ級ではディフェンディングチャンピオン日本大の池田紅葉/林 佳奈が圧巻の走りを見せ、同級3人目の二連覇達成並びに、同一コンビとしては同級初の連覇となった。

注目の総合優勝争いは、日本大が2度目の連覇並びに、7度目の栄冠に輝いた。


※入賞チームは以下の通りである。



※【470級最終成績】  (34艇)
第26回全日本女子インカレ 510
【1・2年次は振るわず、3年次は人数不足で出場できなかったが、最後のチャンスでタイトルを掴んだ村瀬/皆川ペア(慶應義塾大)】

①村瀬 海里/皆川 綾菜  (慶應義塾大) 19点(1-1-1-6-(13)-3-7)
※慶應義塾大は470級初優勝
②山下 万理/本田 有咲  (関西学院大) 19点(2-3-(5)-3-1-5-5)
③花井 静亜/三橋 琹奈  (明海大)   22点(3-6-2-(19)-6-2-3)
④中山 由紀美/工藤 彩乃 (日本大)   25点((10)-4-10-1-5-1-4)
⑤赤嶺 華歩/馬渡 凪沙  (法政大)   28点(4-9-4-(DSQ)-2-8-1)
⑥足立 茉莉花/盛田 冬華 (法政大)   29点((8)-5-3-7-8-4-2)

第26回全日本女子インカレ 311
【同点準優勝となった山下/本田ペア(関西学院大)4年生の意地をみせた!】

※初日3連続発進の村瀬/皆川(慶應義塾大)に対し、山下/本田(関西学院大)が追いかける展開と4年生スキッパーが意地をみせる。さらには2年/1年コンビの花井/三橋(明海大)も大健闘の3位と続いた。ところが優勝候補筆頭の中山/工藤(日本大)は出入りが激しく、4位入賞。また赤嶺/馬渡(法政大)は失格が響き5位入賞。同じく足立/盛田(法政大)は6位入賞も両者共に初入賞となった。

優勝した村瀬は広島セーリングスクール出身。高校時代にも国体に出場し、同校の門を叩く。彼女の入学当時の同校は全日本女子インカレを優勝できるような勢いであったが(2015年に悲願の総合初優勝を飾る)、女子部員が入らず総合も狙えない状況となってしまったが、ここ1年は皆川と努力し、一気に頂点の座についたのは見事であった。また皆川は大学からヨットを始め、ここまでの選手になったのは本当に素晴らしい。2年前の武井裕子同様、記憶に残る選手となったのは間違いないだろう。



※【スナイプ級最終成績】 (34艇)
第26回全日本女子インカレ 474
【文句なしの連覇!池田/林ペア(日本大)】

①池田 紅葉/林 佳奈   (日本大)    7点((3)-1-2-1-1-1-1)
※日本大は2年連続8度目のスナイプ級優勝
②岸 祐花 /荒木 陽菜  (中央大)   15点(1-(9)-3-2-2-4-3)  
③花本 菜美/仁杉 衣里  (明海大)   15点((10)-3-1-4-3-2-2)
④池田 樹理/冨岡 美佐子 (明治大)   22点(2-2-4-6-(12)-3-5)
⑤北林 妙恵子/伊藤 七瑠 (法政大)   33点(5-5-10-3-6-(12)-4)
⑥石川 満里奈/尾井 恵子 (関西学院大) 43点(9-6-12-5-4-(20)-7)

第26回全日本女子インカレ 433
【敗れはしたが、3年連続入賞は立派!岸/荒木ペア(中央大) 来年に期待!】

※序盤から池田紅/林(日本大)、岸/荒木(中央大)の二強に加え、ルーキー池田樹/冨岡(明治大)も健闘も2日目に入り、池田/林が4連続トップで決着。全く危なげない勝ち方であった。準優勝となった岸/荒木は3年連続の入賞、同点3位は花本/仁杉が2年連続の入賞と関東インカレを再現するかのレース結果となった。

優勝した池田は同級史上3人目の連覇達成となり、来年は女子インカレでは未だ達成されていない同一クラス3連覇に挑戦する。(※注・近藤愛はスナイプ-470-470で3連覇、スナイプ最多勝の増川美帆は3勝ではあるが、3連覇ではない)

クルーの林は本来スキッパーもできるマルチプレイヤーであり、どちらもこなせる運動能力は抜群!是非とも記録に挑戦して頂きたいと思う。



※【総合成績】
第26回全日本女子インカレ 452
【完全優勝は逃したが、総合優勝に貢献!中山/工藤ペア(日本大)】

①日本大学        32点(25+7)
※日本大は2年連続7度目の総合優勝
②明海大学        37点(22+15)
③法政大学        61点(28+33)
④関西学院大学      62点(19+43)
⑤九州大学       124点(54+70)
⑥大阪大学       142点(92+50)

※昨年と同様の展開で日本大が連覇達成。昨年も惜敗した明海は今年も僅かな差で届かなかった。注目の5・6位争いは九州大・大阪大と国公立勢の初入賞も光った。



※【最優秀選手賞】
第26回全日本女子インカレ 485
【特に2日目の3連続シングルは見事!中村/阿部ペア(大阪大)】

毎年申し上げている通り、現在この賞はスポンサーの意向により、敢闘賞的な位置づけとなっている。今大会は大阪大中村 葵選手(3年)が選出された。理由としては、大学からヨットを始めた彼女は、入賞まであと一歩のスナイプ級7位と健闘。しかも経験浅い1年生クルーとのコンビでこの成績は立派だろう。しかも同校の女子部員は少なく、この女子インカレ出場も昨年大会からであり、今年は両クラス出場と女子部員が増えてきたのも彼女の功績なのではないだろうか?と想像できる。しかも総合6位入賞!是非とも来年も頑張って欲しい。


第26回大会は日本大の総合優勝に終わり、幕を閉じた。今年は全水域からの参加があり、そのような意味では全日本タイトルに相応しい大会となったことは喜ばしいことであった。ただ数人の選手に聞くと、ペアが組めなく参加できなかった大学も数多くあると聞いている。是非とも各校部員を増やし、より多くの女子学生が参加されることを願っている。


※尚、来年・再来年の27・28回大会は五輪の影響により、愛知・海陽ヨットハーバーで開催される。是非とも女子学生はこの大会を目標に精進して頂きたい。

いよいよ今週末は、全日本インカレの予選が多水域で開催され、関東以外で出場校が決まる。是非とも頑張ってほしい。


以上