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2019-05-21 14:00 | カテゴリ:インカレ
※大フリートレース!
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【100艇ともなると状況判断が要求される】 ※この記事の写真は全て羽田氏より

春季インカレが終わったのも束の間、関東学連では早くも今年度前半戦の山場を迎えることになった。全日本学生ヨット個人選手権(蒲郡、9/5~8開催)の予選を兼ねた関東学生ヨット個人選手権大会が江の島で開催されようとしている。(5/25~26・470級、6/8~9・スナイプ級、8レース制)

※今年は通常通り、上位18チームが全日本進出となる。(※女子インカレ予選も併催だが、こちらは省略させて頂く)

まず前半戦は、先日2024年パリ五輪でMIX種目ながら正式採用されることになった470級から見ていく事にしよう。




※【470級展望と解説】 (95艇エントリー)

例年なら6月末に開催される個人戦だが、五輪関連の影響により1か月前倒しな為、春季インカレの続きであることは明らかである。しかし各校エントリー数が無制限な為、今年も100艇に迫る95艇がエントリー。これだけの大フリートだと実力があっても、何が起きるかはわからないのが同大会の特徴でもある。また有力校においては、団体戦に出場できなかった選手が、レギュラーアピールで活躍するケースや、中堅校からも伏兵が出現することもある。この点を含めて、優勝争い・全日本進出争いを占ってみたいと思う。




※470級史上2人目の快挙なるか?
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【学生タイトル総なめも可能!田中/新井ペア(早稲田大)】

優勝争いを占うには、やはり先日の関東春季インカレを参考にしなければならないだろう。圧倒的な力で個人成績トップだったのは、学生女子№1・早稲田大の田中美紗樹/新井健伸(4年・関西大第一/2年・筑波大附属)であった。全レース5位以内と非常に安定しての成績、昨年の若洲全日本も3位と男子と対等に戦えていることは、本当に凄いことだ。

女子インカレでも圧倒だったのはもちろん、最終学年となった彼女は、全てのタイトルを総なめにし、卒業したいに違いない。470級では山口祥世(2013年)以来、二人目女子スキッパー制覇の快挙となるのか?

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【ルーキーながら十分健闘!倉橋/吉村ペア(早稲田大)】

その早稲田からは田中ペアを含め5艇がエントリーしており、西村宗至朗/松本健汰(2年・清風/2年・早大学院)、ルーキー倉橋直暉/吉村 大(1年・中村学園三陽/4年・浦和)のレギュラー陣の上位進出はもちろんのこと、昨年全日本に出場した小泉凱皇/嶋田篤也(2年・光/4年・鎌倉学園)、そして今年こそ全日本進出したい佐香将太/上園田明真海(3年・宮古/2年・別府翔青)と今後の団体戦レギュラー争いの為にも、全艇通過したいところだ。




※打倒・早稲田!
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【関東470予選で学生トップ成績、小木曽/樫本ペア(慶應義塾大)】

春インカレで実に強いレースをみせ快勝した慶應義塾大からは6艇エントリー。いつもなら大量通過を目指すチーム編成にするのだが、今年は団体戦レギュラー陣を全く変更せず、そのまま挑むようだ。全日本5位・春個人成績2位の高宮豪太/久保田空(3年・塾高/4年・塾高)を始め、同3位の小木曽涼/樫本達真(2年・塾高/4年・塾高)、そして柳内航平/兼子 烈(4年・塾高/2年・塾高)3艇の通過は間違いない所だが、団体戦とチーム編成を変更しなかった所を見ると、この中から必ず優勝者を出し、早稲田勢に勝たせたくない強い気持ちの表れではないのか?

また同校期待のルーキー・インターハイ3位の玉山義規/出本稜太(1年・光/3年・慶應志木)も初登場、通過できるのかにも注目である。




※3艇通過できるか?
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【好調!エース認定、本多/中村ペア(日本大)】

春インカレでは3位となった日本大だが、スキッパー総入れ替えとなった割には、十分健闘したと言えるであろう。8艇エントリー中、団体戦初登場ながら個人成績4位の本多佑基/中村大陽(2年・中村学園三陽/3年・磯辺)は、堂々たる成績であり、もはやエース格だ。そして新谷惟斗/服部勇輝(3年・横浜創英/4年・土浦日大)この2艇は順当にいけば通過は間違いない所である。

ただ春インカレでも申し上げた通り、敗因はやはり3番艇であった。インターハイ準優勝ルーキー小柳倫太郎/山田開斗(1年・中村学園三陽/2年・高松工芸)や、玉山郁人/狩野弁慶(4年・中村学園三陽/2年・霞ヶ浦)この2チームが通過できるのか?が、今後を占う上での重要な位置づけになることだろう。




※三強以外では?
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【田中には負けたくない!赤嶺/田口ペア(法政大)】

春インカレ4位の法政大は、4艇エントリー。女子インカレ準優勝の赤嶺華歩/田口大雅(4年・別府青山/4年・川越東)や、昨年同校から唯一通過した女子インカレ3位・伊藤七瑠/黒石大陽(3年・磯辺/3年・別府青山)この2艇の通過が現実的か?

そして春インカレ5位の明海大である。エントリー表を見てみると、ここだけ少し違う布陣となっている。決勝ではスキッパーだった鈴木真人(4年・磯辺)が花井静亜(4年・海津明誠)のクルーとなり、ようやくインターハイチャンピオン長岡叶子/青木美優(2年・高松商業/3年・磯辺)がここで初登場。おそらくチーム編成の見直しを行ったのだろう。通過確実なのは花井/鈴木のみか?

そして春インカレ6位の明治大からは、エース小倉晴太/横井 駿(4年・磯辺/4年・桐蔭学園)や、同7位中央大のエース・榊原健人/岩田慧吾(4年・唐津西/3年・霞ヶ浦)この2艇は十分通過レベルだろう。


※ここまで18チームを挙げてきたが、順当ならここで話が終わってしまう。春インカレを見た中で全日本進出できるレベルなのは東京大の塚本将史/齋藤 崇(4年・逗子開成/2年・六甲学院)や、学習院大の宮本博勝/松田喜臣(4年・本郷/3年・追浜)だろう。果たして食い込んでいけるのか?




※【結論】

上記に述べた通り、田中/新井(早稲田大)の女子スキッパーによる制覇に期待する。このチームを破るとしたら慶應3艇や、日大2艇となるだろう。選挙の政党獲得議席予測風で申し訳ないが、各校通過数の予測も記しておこう。

早稲田大  4~5
慶應義塾大 3~4
日本大   2~3
法政大   2
明海大   1~2
中央大   1
明治大   1
東京大   0~1
学習院大  0~1

こんな感じだろうか?

※全日本インカレ艇数を上回るビッグフリートのレースは、近年では少なくなっている。是非とも全日本出場を目指して頑張って頂きたい。


以上